JP2557932B2 - エレベータの駆動装置 - Google Patents

エレベータの駆動装置

Info

Publication number
JP2557932B2
JP2557932B2 JP63027607A JP2760788A JP2557932B2 JP 2557932 B2 JP2557932 B2 JP 2557932B2 JP 63027607 A JP63027607 A JP 63027607A JP 2760788 A JP2760788 A JP 2760788A JP 2557932 B2 JP2557932 B2 JP 2557932B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
linear motor
mover
motor
linear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63027607A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01203182A (ja
Inventor
英雄 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP63027607A priority Critical patent/JP2557932B2/ja
Publication of JPH01203182A publication Critical patent/JPH01203182A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2557932B2 publication Critical patent/JP2557932B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Elevator Control (AREA)
  • Control Of Linear Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はエレベータの乗りかごの駆動装置としてリニ
アモータを使用したものに関する。
(従来の技術) エレベータは昇降路の頂部に電動機、シーブ、ブレー
キ等からなる巻上機を設置し、乗りかごとカウンターウ
ェイトをロープでつなぎ、これをシーブに巻き掛けて電
動機によりシーブを駆動して乗りかごを上下動させるロ
ープ式駆動や、昇降路に油圧シリンダ、プランジャを設
置し、プランジャに油圧をかけて、乗りかごを動かす油
圧式駆動等がある。
第7図において、油圧エレベータはかご1,ガイドレー
ル2、ガイドシュウ3,油圧シリンダ19,プランジャ20,ポ
ンプ21などからなり、更に据付けや修理の際に閉めるゲ
ートバルブ22ポンプを駆動するモータ24,ポンプからの
油をタンク26に戻すアップバルブ25、チェックバルブ2
7,ダウン・バルブ28,29などが付属する。このような構
成において、上昇指令によりポンプ21からタンク26、チ
ェックバルブ27を通って、シリンダ19に油を送りかごを
上昇させる。減速はバルブ25を開き、全開にて停止とな
る。かごの下降は2つのバルブ28,29を開け、シリンダ1
9より油を抜くことにより行なう。
(発明が解決しようとする課題) 通常、ロープ式は昇降路頂部に巻上機を設置する為、
建物の構造を強くしなければならない。しかも、巻上機
を収める機械室が必要で、このため建物を高くしなけれ
ばならない。
これに対し、近年は機械室を建物の上部に必要としな
い油圧エレベータの需要が延びているが油圧式には次の
ような問題がある。
油圧エレベータでは各バルブの開閉量により油の流量
を変化させ、かご速度を制御する。しかし油の流量は弁
の特性や油の粘性に大きく影響を受けるため電気的な制
御だけでは流量制御が難しい。このため、ロープ式エレ
ベータにくらべて乗り心地や着床精度は良い結果を得る
ことができないのが一般的である。さらに、油の粘性は
油温に影響されるため、油温が上がる場合は冷却,下が
る場合は空運転させ油温を高めるという機能を必要とし
ている。
また、油を多量に使用している為に火気に対しては注
意が必要である。
本発明はこのような問題点を解消するためになされた
もので、乗りかごの駆動にリニアモータを使い制御性、
構成の簡素化などを狙ったものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 油圧エレベータのシリダの代わりにリニアモータの可
動子をかご下に設け、この可動子に対向してリニアモー
タの固定子を昇降路底に設ける。かごには上下にガイド
シュウ兼用の電磁ブレーキを付けておく。
(作用) 走行指令により電磁ブレーキが開き、リニアモータに
より垂直方向の駆動推進力を得て、かごを上下に移動さ
せる。停止はブレーキを閉じてかご位置を保持する。
(実施例) 第1図、第2図において、かご1の底部に昇降行程相
当の長さを有するロッド5を取り付ける。このロッドの
先端にリニアモータ可動子6を取り付ける。かご1の上
下四箇所にガイドレールに嵌合するガイドシュウを兼ね
た電磁ブレーキ3を設ける。更に負荷軽減の必要があれ
ば通常のカウンターウエイトをかごに取り付けておく。
可動子6にはリニア誘導モータを用いる。この可動子6
に対し昇降路底に固定子7を設ける。固定子の構造は溝
を打ち抜き、各溝には3相のコイル10を巻き込む。商用
3相電源8は整流素子11により整流され、コンデンサ12
により平滑して直流電圧源となし、スイッチング素子13
により再び3相電源としてリニアモータに供給する。ス
イッチング素子13は速度制御部(図示せず)により演算
されたドライブ信号により素子の開閉を行いコイル10の
電圧,周波数を制御する。
リニアモータはコイル10に電流が流れると、図の左右
の方向に磁束が発生し、この磁束の変化により可動子6
にうず電流が起る。可動子6の垂直方向に流れるうず電
流とコイル10に発生する左右方向の磁束により上下方向
の駆動推進力を得る(フレミングの左手の法則)ことが
でき、かご1は上下に移動できる。またかごの速度はス
イッチング素子13を制御することにより、リニアモータ
にかかる電圧と周波数を変え速度制御を行う。このよう
に電気的な制御によりかごを駆動させることが可能とな
る。第3図にリニア誘導モータの推力とすべりの関係を
示すグラフを示す。ここで、すべりSは、 V:速度 Vs:同期速度、 である。
第3図において、リニア誘導モータはS=1付近で推
力が大きく、すべりが小さくなるに従って推力も減少す
る。つまり、始動推力が大きく速度が大きくなるに従
い、推力が低くなるため制御がしやすいことになる。
このように、従来の油圧エレベータに較べて、油温や
弁の特性を考慮した制御を行わなくてもよく、また推力
−速度特性からも制御しやすい装置を得ることが可能と
なる。
上記例ではリニア誘導モータを用いたが、他の実施例
として第4図に示すリニア直流モータや、第5図に示す
リニアパルスモータを用いることもできる。
第4図の場合は、コイル14とこれを囲む永久磁石15な
どからなり、コイル14に直流電流を流すと、永久磁石15
の磁束により垂直方向に推力(フレミングの左手の法
則)を得ることができる。又、第5図では固定子7には
溝をほり、歯となる部分にコイルを巻き、可動子として
は永久磁石16を設ける。そして固定子7のコイルの一つ
一つにパルス状に正,負の電流を流すことによりN極ま
たはS極となり永久磁石16との間にて磁気力が発生し推
力を得る。
また第6図のように、リニアモータの可動子6をかご
1の側面に取り付け、可動子6に対向してリニアモータ
の固定子を設置する方法をとってもよい。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、昇降路頂部に機械室を
設けることなく電気的に制御しやすい駆動装置を得るこ
とができ、又、油温や弁の特性に影響されることがない
ため、乗りごこちや着床精度は安定した結果を得ること
が可能となる。また、油圧式の場合に比べて火気等の心
配も減少することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるエレーベータの概略構成図であ
り、第2図は第1図の要部詳細図でリニア誘導モータと
その回路図、第3図はリニア誘導モータの推力−速度特
性図、第4図は本発明の他の実施例でリニア直流モータ
を用いたエレベータの概略図、第5図は更に他の実施例
でリニアパルスモータを用いたエレベータの概略図、第
6図も本発明の実施例図、第7図は従来の油圧エレベー
タの概略構成図である。 1……かご、3……電磁ブレーキ 5……ロッド、6……リニアモータ可動子 7……リニアモータ固定子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗りかごの底部に昇降行程長さ相当のロッ
    ドを設け、その先端にリニアモータ可動子を取り付ける
    と共に、前記ロッド相当の長さを有し昇降路底に固定し
    たリニアモータ固定子を前記ロッドの可動子と対にした
    リニアモータよりなることを特徴とするエレベータの駆
    動装置。
JP63027607A 1988-02-10 1988-02-10 エレベータの駆動装置 Expired - Lifetime JP2557932B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63027607A JP2557932B2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10 エレベータの駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63027607A JP2557932B2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10 エレベータの駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01203182A JPH01203182A (ja) 1989-08-15
JP2557932B2 true JP2557932B2 (ja) 1996-11-27

Family

ID=12225614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63027607A Expired - Lifetime JP2557932B2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10 エレベータの駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2557932B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017216862A1 (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 三菱電機株式会社 油圧エレベータの改修方法およびエレベータ装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2607700B2 (ja) * 1989-10-26 1997-05-07 動力炉・核燃料開発事業団 垂直搬送装置
JP2512336B2 (ja) * 1990-01-23 1996-07-03 三菱電機株式会社 リニアモ―タ式エレベ―タの制御装置
AP135A (en) * 1990-03-14 1991-07-30 Eda Company Ltd Mine shaft conveyance system.
EP1919813A1 (en) * 2005-07-09 2008-05-14 Anthony Cuthbert Traction arrangements

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017216862A1 (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 三菱電機株式会社 油圧エレベータの改修方法およびエレベータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01203182A (ja) 1989-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1061383A (zh) 无钢索直线电动机电梯
KR960015738B1 (ko) 리니어모터 구동방식 엘리베이터장치
US4094385A (en) Levelling apparatus for AC elevator
US20030000778A1 (en) Drive system for multiple elevator cars in a single shaft
CN1024521C (zh) 油压电梯驱动控制装置
JP2557932B2 (ja) エレベータの駆動装置
JP4322518B2 (ja) エレベータの安全装置
JPH0780644B2 (ja) 油圧エレベーター
CN106892321B (zh) 无绳电梯制动安全装置
JP2001002346A (ja) ロープ式エレベータ及びロープ式エレベータシステム
KR860001444B1 (ko) 교류엘레베이터의 제어장치
JPH11322210A (ja) エレベータ装置
JPS59163275A (ja) 交流エレベ−タ−の制御装置
CN107697772A (zh) 电梯
Al-Sharif et al. Variable speed drives in lift systems
JP2562976B2 (ja) 流体圧エレベータ装置
JPS6238272B2 (ja)
KR870000562B1 (ko) 에레베이터의 구동장치
JP2915650B2 (ja) リニアモータを使用した油圧式エレベーター
So Motor Drive and Control
JP2502188B2 (ja) リニアモ―タ駆動方式エレベ―タの制御装置
KR870001020Y1 (ko) 교류엘리베이터 제어장치
JP2616574B2 (ja) エレベーター装置
JP2872820B2 (ja) 油圧エレベータ制御装置
JPH06336384A (ja) リニアモータ利用の油圧式エレベーター