JP2562774Y2 - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JP2562774Y2
JP2562774Y2 JP1989112425U JP11242589U JP2562774Y2 JP 2562774 Y2 JP2562774 Y2 JP 2562774Y2 JP 1989112425 U JP1989112425 U JP 1989112425U JP 11242589 U JP11242589 U JP 11242589U JP 2562774 Y2 JP2562774 Y2 JP 2562774Y2
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transformer
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dimming
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JP1989112425U
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裕二 中林
徳雄 辛島
成乃亮 小原
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、出力を調整可能なインバータ装置に関する
ものである。
[従来の技術] 従来より出力を調整可能なインバータ装置としては種
々のものが提案されており、例えば第5図に示す放電灯
lを負荷として放電灯点灯装置がある。この放電等点灯
装置では、自励式ハーフブリッジインバータ回路を用い
て構成してある。さらに具体的に説明すると、この放電
灯点灯装置では、直流電源Eの両端にダイオードD1,D2
が逆並列に接続されたトランジスタQ1,Q2を直列接続す
ると共に、トランジスタQ1の両端に転流用コンデンサ
0を介して放電灯la、チョークコイルL1、及び駆動ト
ランスT1の1次巻線l1を接続してあり、駆動トランス
1の2次巻線l2,l3に夫々誘起される電圧をベース抵
抗RB1,RB2を介してトランジスタQ1,Q2のベースに印加
し、トランジスタQ1,Q2を交互にオン,オフして直流電
源Eから供給される直流電力を高周波電力に変換して放
電灯laに供給するようにしてある。なお、放電灯laと並
列に接続されたコンデンサC1はチョークコイルL1と共
に直列共振回路を構成するものであり、転流用コンデン
サC0はこのコンデンサC1に比べて容量を大きくしてあ
り、共振には寄与しないようにしてある。
この放電灯点灯装置による放電灯laの調光制御は、ト
ランジスタQ2のベース・エミッタ間に接続されたトラ
ンジスタQ3と制御回路1とで行うようにしてあり、外
部から入力される調光信号Vdを制御回路1で直流電圧に
変換し、この変換電圧でトランジスタQ3のオン,オフ
を制御して、トランジスタQ1,Q2のオン,オフ比をアン
バランスにすることにより、出力を調整して、放電灯la
を調光点灯するようにしてある。なお、この調光方式は
特願昭60-113716号等で用いられている。
このような調光方式であると、調光点灯時にランプ電
圧が高くなることにより、コンデンサC1に流れる電流
C1が増加して、このためにチョークコイルL1に流れ
る電流IL1も大きくなり、よって駆動トランスT1の2
次巻線l2,l3に誘起される電流も増加することになる。
ところで、従来では駆動トランスT1として可飽和のト
ロイダルコイルを用いていた。このようなトロイダルコ
イルを用いた放電灯点灯装置では、上述のように駆動ト
ランスT1の1次巻線l1に流れる電流LL1が増加した場
合には飽和が早まり、トランジスタQ1,Q2のスイッチン
グ周波数が高くなることにより、1次巻線l1に流れる
電流が減少して、2次巻線l2,l3に誘起される電流が調
光していない時に比べて大きくならないようになってい
る。
しかしながら、このようなトロイダルコイルを用いた
場合、トロイダルコイルの材質及び大きさのばらつきに
よる飽和点や2次巻線l2,l3に誘起される電流のばらつ
きが大きいため、放電灯点灯装置相互間での放電灯laに
流れるランプ電流がばらつくという問題があった。この
問題が生じないようにするためには、調光時でも飽和が
生じないような大きなトロイダルコイルを用いる必要が
ある。
その他のこの種の放電灯点灯装置では、駆動トランス
1としてエアギャップを設けて磁束密度を低くしたト
ランスを用い、電流IL1が増加した場合にも飽和が生じ
ないようにしたものがある。この放電灯点灯装置では、
トランジスタQ1,Q2のスイッチング周波数がチョークコ
イルL1とコンデンサC1とで構成された直列共振回路の
固有共振周波数となり、調光した場合のスイッチング周
波数の変化は、上述のトロイダルコイルを用いたものよ
り小さくなる。しかし、反面この駆動トランスT1では
飽和がないため、2次巻線l2,l3に誘起される電流が大
きくなる。
上記駆動トランスT1を用いた放電灯点灯装置の電流
L1を第6図に示す。ここで、第6図(a)は調光して
いない全点灯時の電流IL1、同図(b)は調光時の電流
L1を示し、夫々の図中に記入したIQ1,IQ2は夫々トラ
ンジスタQ1,Q2に流れるコレクタ電流であり、ID1,ID2
はダイオードD1,D2に流れる電流である。
[考案が解決しようとする課題] ところが、このエアギャップを設けた駆動トランスT
1を用いた放電灯点灯装置では、トランジスタQ2のオフ
時の電流は、全点灯時に比べて大きくなり、このため調
光時に駆動トランスT1の2次巻線l2に誘起される電流
が大きくなる。しかも、調光時にはトランジスタQ2
スイッチング損失が大きくなって、トランジスタQ2
温度が全点灯時に比べて高くなるので、トランスの性質
によりトランジスタQ2の直流増幅率hFEが大きくな
る。このように、調光時に駆動トランスT1の2次巻線
2に流れる電流が大きくなり、且つトランジスタQ2
直流増幅率が大きくなるということは、調光時の電流I
L1が徐々に増加することになり、所望の調光状態を得に
くいことになる。
本考案は上述の点に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、ランプ電流のばらつきが少なく、
且つ所望の出力調整状態が安定して得られるインバータ
装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は駆動トランスと
してエアギャップを設けたトランスを用い、駆動トラン
スの2次巻線からスイッチング素子に供給される駆動電
流を出力制限時にバイパスして、スイッチング素子に供
給される駆動電流を減少させるバイパス手段を設けてあ
る。
[作用] 本考案は、上述のようにエアギャップを設けたトラン
スを駆動トランスとして用いることにより、駆動トラン
スの飽和によるインバータ装置相互間でのランプ電流の
ばらつきが起きることがないようにし、且つ駆動トラン
スの2次巻線からスイッチング素子に供給される駆動電
流を出力減少時にバイパスして、スイッチング素子に供
給される駆動電流を減少させるバイパス手段を設けるこ
とにより、エアギャップを設けたトランスを駆動トラン
スとして用いた場合の問題点である出力制限時の駆動ト
ランスの2次巻線からスイッチング素子に供給される駆
動電流の増加を防止するようにして、所望の出力制限状
態を安定に得ることができるようにしたものである。
[実施例1] 第1図に本考案の一実施例を示す。本実施例では全点
灯状態と調光状態との2段階に放電灯laの点灯状態が切
り換えられる放電灯点灯装置に本考案を適用したもの
で、駆動トランスT1としてエアギャップを設けたトラ
ンスを用い、このトランスT1の2次巻線l2に並列にス
イッチS2とコイルL2との直列回路を接続し、上記スイ
ッチS2を調光スイッチS1のオン時に閉じるようにした
ものである。なお、上記スイッチS1はリレーRyの接点
で構成してある。
本実施例では調光時にスイッチS2が閉じて、駆動ト
ランスT1の2次巻線l2に並列にコイルL2を接続する
ことにより、調光時の2次巻線l2に誘起される電流の
増加分をこのコイルL2でバイパスし、トランジスタQ2
に安定なベース電流を供給するようにしてある。このた
め、調光時のトランジスタQ2に流れる電流の増加を防
止することができ、所望の調光状態を安定に得ることが
できる。また、本実施例ではエアギャップを設けたトラ
ンスを駆動トランスT1として用いてあるので、放電灯
点灯装置相互間での駆動トランスT1の飽和のばらつき
によるランプ電流のばらつきが起きることがない。従っ
て、全点灯時にダブルスポットにして高い出力を得る放
電灯点灯装置で調光機能を備えたもののように、広い調
光範囲を有するものでは、特に顕著な効果を期待でき
る。
[実施例2] 第2図は本考案の他の実施例であり、上述のスイッチ
2とコイルL2との直列回路の代わりに、可飽和チョー
クコイルL3を用いたものである。なお、本実施例の調
光信号Vdは第5図回路と同様に交流信号となっている。
本実施例では駆動トランスT1の2次巻線l2に誘起さ
れる電流が増加した際に、可飽和リアクトルL3が飽和
を開始し、これにより上述の第1の実施例と同様にして
調光時に2次巻線l2からトランジスタQ2に供給される
電流をバイパスするようにしてある。なお、全点灯時に
は可飽和リアクトルL3は十分なインダクタンスを持
ち、ベース電流には殆ど影響を与えない。
[実施例3] 第3図は更に他の実施例であり、本実施例では調光す
るにつれてインダクタンス値が小さくなるトランスT2
を用い、調光信号Vdを1次巻線l4に印加し、調光信号V
dの電圧が上昇した際に駆動トランスT1の2次巻線l2
に並列に接続された2次巻線l5を介して駆動トランス
1の2次巻線l2からトランジスタQ2に供給されるベ
ース電流をバイパスするようにしてある。なお、本実施
例では調光信号Vdとして直流電圧を制御回路1に入力す
るようにしてあり、直流電圧は調光度に応じて連続的に
可変される。そして、逆に、調光度が高くなったとき
に、トランスT2の飽和度を小さくなることにより、バ
イパス電流が増加してトランジスタQ2に供給されるベ
ース電流が小さくなる。よって、本実施例の場合にも上
述の各実施例と同様の効果が得られる。
[実施例4] 第4図はさらに他の実施例であり、この実施例では夫
々逆方向に直列接続したツエナダイオードZD1,ZD2を駆
動トランスT1の2次巻線l2に並列接続したもので、2
次巻線l2に誘起される電流が増加し、2次巻線l2の両
端電圧が所定電圧(ツエナ電圧)以上に上昇したとき、
2次巻線l2からトランジスタQ2に供給されるベース電
流をバイパスするようにしたものである。
ところで、上述の説明においては2次巻線l2に並列
にトランジスタQ2のベース電流を抑えるバイパス手段
を接続するようにしていたが、駆動トランスT1の各巻
線l1〜l3は同一磁気回路であるため、2次巻線l2
限らず、他の巻線l1,l3によってもベース電流を抑える
ことができる。また、負荷は1灯の放電灯lに限らず、
多灯の場合にも本考案を適用でき、さらに負荷は放電灯
に限定されず、インバータ装置の出力を減少させると、
スイッチング素子の駆動電流が増加するものであれば、
同様に本発明を適用することができる。
[考案の効果] 本考案は上述のように、エアギャップを設けたトラン
スを駆動トランスとして用いてあるので、駆動トランス
の飽和によるインバータ装置相互間でのランプ電流のば
らつきが起きず、また駆動トランスの2次巻線からスイ
ッチング素子に供給される駆動電流を出力減少時にバイ
パスして、スイッチング素子に供給される駆動電流を減
少させるバイパス手段を設けてあるので、エアギャップ
を設けたトランスを駆動トランスとして用いた場合の問
題点である出力制限時の駆動トランスの2次巻線からス
イッチング素子に供給される駆動電流の増加を防止する
ことができ、このため安定した所望の出力制限状態を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の回路図、第2図は第2
の実施例の回路図、第3図は第3の実施例の回路図、第
4図は第4の実施例の回路図、第5図は従来例の回路
図、第6図(a),(b)は他の従来例の全点灯時と調
光時との動作波形図である。 1は制御回路、Q1,Q2はトランジスタ、T1は駆動トラ
ンス、l1は1次巻線、l2,l3は2次巻線、laは放電
灯、L2はコイル、S2はスイッチ、L3は可飽和リアク
トル、T2はトランス、ZD1,ZD2はツエナダイオードであ
る。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源の両端に一対のスイッチング素子
    を直列接続すると共に、一方のスイッチング素子の両端
    に負荷と共振回路とからなる負荷回路を接続し、上記負
    荷回路に1次巻線が直列接続された駆動トランスの2次
    巻線に誘起される電流によって夫々のスイッチング素子
    を交互にオン,オフする駆動電流を供給して、直流電源
    から供給される直流電力を交流電力に変換して負荷に供
    給し、出力調整信号に応じて一方のスイッチング素子の
    スイッチングを制御して出力を調整可能なインバータ装
    置において、上記駆動トランスとしてエアギャップを設
    けたトランスを用い、駆動トランスの2次巻線からスイ
    ッチング素子に供給される駆動電流を出力制限時にバイ
    パスして、スイッチング素子に供給される駆動電流を減
    少させるバイパス手段を設けたインバータ装置。
JP1989112425U 1989-09-26 1989-09-26 インバータ装置 Expired - Lifetime JP2562774Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822970A (ja) * 1981-08-03 1983-02-10 Midori Anzen Kk 3ct方式による高感度零相電流検出法
JPS63110962A (ja) * 1986-10-27 1988-05-16 Matsushita Electric Works Ltd インバ−タ装置
JPH01186791A (ja) * 1988-01-19 1989-07-26 Tokyo Electric Co Ltd 放電灯点灯装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822970A (ja) * 1981-08-03 1983-02-10 Midori Anzen Kk 3ct方式による高感度零相電流検出法
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JPH01186791A (ja) * 1988-01-19 1989-07-26 Tokyo Electric Co Ltd 放電灯点灯装置

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