JP2562708Y2 - 転圧ローラ機械用散水ノズル保持具 - Google Patents

転圧ローラ機械用散水ノズル保持具

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JP2562708Y2
JP2562708Y2 JP1992089184U JP8918492U JP2562708Y2 JP 2562708 Y2 JP2562708 Y2 JP 2562708Y2 JP 1992089184 U JP1992089184 U JP 1992089184U JP 8918492 U JP8918492 U JP 8918492U JP 2562708 Y2 JP2562708 Y2 JP 2562708Y2
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nozzle
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watering
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毅 平山
和史 中川
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、舗装工事等においてア
スファルト等を押し固めるための転圧ローラ機械に装着
された散水ノズルの保持具に関し、更に詳しくは素手で
容易に取外せる散水ノズル保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、舗装工事等においてアスファ
ルト等を押し固める時には、ローラ自重により押し固め
る転圧ローラ機械が用いられている。この転圧ローラ機
械は、例えば、アスファルトを押し固める場合、加熱し
たアスファルトを押圧するため、アスファルトがローラ
あるいはタイヤに付着してしまう。そこで、従来よりロ
ーラ及びタイヤに散水しながら押し固めることにより、
上記付着を防止している。
【0003】この散水は、図5に示す転圧ローラ機械R
の概略側面図及び図6に示す概略平面図に示すように、
運転席後部に配設した水タンク21と、ローラ22及び
タイヤ23上部に設けた給水用配管24とを管路25に
より連通させ、ポンプ26を駆動して水タンク21から
ストレーナ27を介して前後の給水用配管24に給水す
ることにより、給水用配管24に設けられた複数の散水
ノズルNからローラ22及びタイヤ23表面に散水する
ように構成されている。
【0004】この散水ノズルNは、図7の側断面図に示
すように、上記給水用配管24に設けられたT型管継手
28のネジ部28aに散水ノズルN基部に形成したネジ
部Naを螺合することにより固定されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、水タンク2
1内の水にはタンク内で発生する錆等の鉄粉が多数存在
している。従って、この水タンク21から上記散水ノズ
ルNに供給される水に含まれる錆等の異物を除去するた
めにストレーナ27を介して供給している。しかし、こ
のストレーナ27では大きな錆等は除去できるが、小さ
な錆等は通過してしまう。
【0006】一方、散水ノズルNには、供給された水を
所定の角度あるいは幅で散布できるようにスリットNb
が形成されると共に、このスリットNbの内側に異物が
詰まらないようにノズル用ストレーナNcが設けられて
いる。しかし、このノズル用ストレーナNcでも水中に
存在する小さな錆等を完全に除去することができず、上
記スリットNbの内側を詰まらせてしまうことが頻繁に
ある。
【0007】このような場合、上記散水ノズルNにあっ
ては、スパナ等の工具を用いて散水ノズルN基部を回し
て給水用配管24のT型管継手28から散水ノズルNを
取外した後、この散水ノズルNからノズル用ストレーナ
Ncを取外して、スリットNb内側に詰まった異物を除
去していた。そして、上記取外しの手順と逆の手順によ
り再び散水ノズルNをT型管継手28に取付けていた。
また、取付け時にはネジ部Naを密閉するためにシール
テープ等を用いて取付ける必要がある。
【0008】従って、従来の散水ノズルNにあっては、
目詰まりする度に工具を用いて上記取外し作業を行って
異物を除去しているので、散水ノズルN内の異物除去作
業に多くの時間と労力を要していた。また、散水ノズル
N内の異物を除去する間、転圧ローラ機械は停止してい
るので、工事の流れに悪影響を及ぼすこともある。
【0009】更に、転圧ローラ機械は、一般的に環境の
悪い作業現場で使用されるので、散水ノズルNの外部に
泥等が付着して散水ノズルN本来の機能を発揮できなく
なってしまう場合が多い。このような場合には散水ノズ
ルNを交換することとなるが、この場合にも、上記異物
除去作業と同様に工具を用いて取外すと共に、新しい散
水ノズルNを取付ける作業となり、多くの時間を必要と
する。
【0010】なお、この種の従来技術として、特開昭5
9−26166号公報記載の発明があるが、この公報記
載の発明は噴射ノズル装置のみではなくパイプ連結装置
を備えた流体移送機構に関するものであるため、分解時
にはキャップあるいはノズル等が全て単一部品となって
分解されてしまうような構造である。従って、本考案の
対象とする転圧ローラ機械の散水ノズルとして用いた場
合には、煩雑な作業現場における迅速な異物除去作業に
対応することが極めて難しい。また、この発明を採用す
る場合には、従来から多くの転圧ローラ機械に使用され
ている散水ノズルを全て廃棄して新たに設けることとな
り、非常に高価な散水ノズルとなってしまう。
【0011】本考案は上記課題に鑑みて、散水ノズルを
素手で容易に取外すことができる転圧ローラ機械用散水
ノズル保持具を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における転圧ローラ機械用散水ノズル保持具
は、転圧ローラ機械のローラ及びタイヤの幅方向に設け
給水用配管に取付ける散水ノズルを保持するための
圧ローラ機械用散水ノズル保持具であって、上記給水用
配管の散水位置に設けたネジ部に固定する固定部材と、
上記散水ノズルのネジ部を螺合させて該散水ノズルを給
水用配管から突出させて保持する保持部材と、該保持部
材と上記固定部材との間に設けてこれらの部材間を密閉
する環状のシール部材とを設け、上記固定部材と保持部
材との間に、素手で互い係合させ突出部と溝部と
構成した係合手段を設け、該係合手段の溝部の終端に、
該突出部を係止する散水ノズル軸方向の凹部を反給水用
配管側に向けて形成したことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記構成によって、給水用配管の散水位置に設
けたネジ部にノズル保持具の一方を構成する固定部材を
固定し、ノズル保持具のもう一方を構成する保持部材
ネジ部に散水ノズルを保持し、該保持部材と上記固定部
材との間にシール部材を挿入すると共に、上記散水ノズ
ルと一体的になった保持部材を、該保持部材と上記固定
部材とに設けた互いに係合する突出部と溝部とからなる
係合手段を素手で係合させることにより、この係合手段
両部材を一体的に結合することができるそして、溝
部の終端に形成した凹部で突出部を確実に係止できる。
【0014】また、保持部材と固定部材との係合を素手
で解除することにより、保持部材と共に散水ノズルを給
水用配管から容易に取外すことができる。従って、散水
ノズルの異物除去作業が容易に行える。
【0015】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案に係る散水ノズル保持具を示す分解
斜視図であり、図示するように、散水ノズル保持具H
は、給水用配管側に螺合するためのネジ部1aを有する
固定部材1と、散水ノズルを保持するためのネジ部2a
を有する保持部材2と、これら両部材間を水密するため
のシール部材たるOリング3から構成されている。そし
て、上記固定部材1と保持部材2とには、両部材が互い
に係合するような凹凸部で構成した係合手段が設けられ
ており、この実施例では固定部材1の内側に、対峙する
2個の突出部4を設け、保持部材2の外側に該突出部4
が係合した状態で周方向に移動可能な溝部5を設けるこ
とにより係合手段が構成されている。
【0016】また、上記溝部5の終端部には凹部5aが
形成されており、この凹部5aは、保持部材2の内側に
水圧が作用した時、保持部材2が外方へ押されて固定部
材1の突出部4と凹部5aとが確実に嵌合することによ
り、突出部4を溝部5に係止させるようにロックし、突
出部4の抜け止め防止を確実にするためのものである。
【0017】更に、上記実施例では保持部材2が素手で
容易に取外せるように、鍔部2bの周囲に複数の平面部
2cが形成されており、この平面部2cを素手で回動さ
せることにより容易に取外すことができる。なお、この
鍔部2bは、周囲を多角形に形成しても、あるいは表面
にローレット加工を施してもよく、素手で持ち易い形態
に適宜形成すればよい。
【0018】なお、上記実施例では係合手段を構成する
突出部4を固定部材1側に、溝部5を保持部材2側にそ
れぞれ設けているが、これらの構成を設ける部材はどち
ら側でもよい。
【0019】ところで、上記溝部5は、本考案が対象と
する転圧ローラ機械において使用される水圧が、例え
ば、1kg/cm 〜 2kg/cm 程度の低圧であるため、図2の
(a),(b) に示す溝部5の例のように、保持部材2の軸心
方向から円周方向に向けて僅かに傾斜させるように形成
しても、軸心とほぼ直角方向となるように形成しても同
等の効果を得ることができる。
【0020】上記構成による本考案の散水ノズル保持具
Hを、転圧ローラ機械の給水用配管に装着する状態を図
3に示す側断面図に基づいて以下に説明する。先ず、給
水用配管6に設けられたT型管継手7に、固定部材1の
ネジ部1aを螺合することにより固定し、保持部材2の
ネジ部2aに、従来から使用されている散水ノズルNの
ネジ部Naを螺合することにより、保持部材2に散水ノ
ズルNを取付ける。そして、固定部材1と保持部材2と
の間にOリング3を挿入すると共に、固定部材1の突出
部4に沿って保持部材2の溝部5を係合させながら回動
させることにより、固定部材1の突出部4が保持部材2
の溝部5と係合し、突出部4が溝部5の終端部に形成し
た凹部5aに達した時に確実に固定される。
【0021】以上のように構成した本考案によれば、通
常、給水用配管6から供給される水はノズル用ストレー
ナーNcにより異物が除去され、スリットNbからロー
ラ22及びタイヤ23に散水される(図5)。
【0022】そして、ノズル用ストレーナーNcでも除
去できなかった異物が散水ノズルNのスリットNb内側
に詰まった場合には、図4に示す側面図のように、散水
ノズルNを保持する保持部材2を素手で多少押圧しなが
ら所定方向へ回すと、保持部材2と固定部材1との係合
が解除されるので、保持部材2と散水ノズルNとが一体
的に取外せる。この時の力は、保持部材2と固定部材1
とを水密シールするOリング3を僅かに押圧するだけの
力であるので、素手でも容易に取外すことができる。
【0023】更に、散水ノズルNと保持部材2とは一体
的に取外すことができるので、各部品を分解することな
く保持部材2を持った状態で散水ノズルNのノズル用ス
トレーナーNcのみを容易に取外すことができ、煩雑な
作業現場においても迅速な異物除去作業が可能となる。
【0024】ところで、従来から多くの転圧ローラ機械
が舗装工事現場等で稼働しているが、これらの機械にお
いてはいずれも上述した問題を生じている。そこで、こ
れらの稼働している転圧ローラ機械においても、従来か
ら装着されている散水ノズルNを本考案の散水ノズル保
持具Hを介装して給水用配管に設けることにより、素手
で容易に取外せる散水ノズルNとすることができる。従
って、既設の転圧ローラ機械においても同一の効果を得
ることが容易に実現できる。
【0025】
【考案の効果】本考案によれば、固定部材から保持部材
を素手で取外すことにより、保持部材と共に散水ノズル
を容易に配管から取外すことができるので、散水ノズル
の目詰まり除去等が極めて容易に行える。これにより、
散水ノズル内の異物除去に要する時間と労力が大幅に削
減できる。
【0026】また、従来の転圧ローラ機械において使用
されている散水ノズルに本考案の散水ノズル保持具を設
けることにより、従来から使用されている転圧ローラ機
械においても素手で容易に取外せる散水ノズルの実現が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る散水ノズル保持具を示す分解斜視
図である。
【図2】(a) (b) は、保持具に設ける係合溝の例を示す
側面図である。
【図3】本考案に係る散水ノズル保持具を装着した状態
を示す側断面図である。
【図4】本考案の散水ノズル保持具から保持部材を取外
した状態を示す側面図である。
【図5】従来から使用されている転圧ローラ機械全体の
概略側面図である。
【図6】従来から使用されている転圧ローラ機械全体の
概略平面図である。
【図7】従来から使用されている散水ノズルを示す側断
面図である。
【符号の説明】
1…固定部材 2…保持部材 3…Oリング(シール部材) 4…突出部(係合手段) 5…溝部(係合手段) 6…給水用配管 H…散水ノズル保持具 N…散水ノズル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転圧ローラ機械のローラ及びタイヤの幅
    方向に設けた給水用配管に取付ける散水ノズルを保持す
    るための転圧ローラ機械用散水ノズル保持具であって、 上記給水用配管の散水位置に設けたネジ部に固定する固
    定部材と、上記散水ノズルのネジ部を螺合させて該散水
    ノズルを給水用配管から突出させて保持する保持部材
    と、該保持部材と上記固定部材との間に設けてこれらの
    部材間を密閉する環状のシール部材とを設け、上記固定
    部材と保持部材との間に、素手で互い係合させ突出
    部と溝部とで構成した係合手段を設け、該係合手段の溝
    部の終端に、該突出部を係止する散水ノズル軸方向の凹
    部を反給水用配管側に向けて形成したことを特徴とする
    転圧ローラ機械用散水ノズル保持具。
JP1992089184U 1992-12-28 1992-12-28 転圧ローラ機械用散水ノズル保持具 Expired - Lifetime JP2562708Y2 (ja)

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AU2017372935B2 (en) * 2016-12-06 2020-04-16 3M Innovative Properties Company Spray gun air cap with retention means
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