JP2562676Y2 - トルク検出器の位相合せ構造 - Google Patents

トルク検出器の位相合せ構造

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JP2562676Y2
JP2562676Y2 JP5661192U JP5661192U JP2562676Y2 JP 2562676 Y2 JP2562676 Y2 JP 2562676Y2 JP 5661192 U JP5661192 U JP 5661192U JP 5661192 U JP5661192 U JP 5661192U JP 2562676 Y2 JP2562676 Y2 JP 2562676Y2
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秀樹 高崎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両等に用いられる軸ト
ルクを検出するトルク検出器の位相合せ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトルク検出器として、図3に示す
ようなものがある。このトルク検出器はシャフト101
の外周面に、所定の間隔をおいて、一対の外歯歯車10
2をテーパカラー103、フランジ104及び止めねじ
105でシャフト101に固定した外歯歯車受け106
にそれぞれ固定している。一方、この外歯歯車受け10
6をベアリング107及び非磁性体のスペーサ108を
介して支持するハウジング110内周面に、前記一対の
外歯歯車102の外周面に対向する一対の内歯歯車11
1を固定している。
【0003】そして、ハウジング110内周面には一対
の内歯歯車111に当接するマグネット112を固定
し、このマグネット112の内周側に検出コイル113
をハウジング110に固定したリテーナ114に保持し
て配設している。また、ハウジング110は固定設置用
ボルト115にて図示しないベースに固定している。
【0004】このトルク検出器にあっては、シャフト1
01が回転するとテーパカラー103及び外歯歯車受け
106とともに一対の外歯歯車102が回転することに
より、この一対の外歯歯車102にマグネット112が
当接する一対の内歯歯車111を対向させているので、
検出コイル114から正弦波状の交流電圧(電気信号)
が出力される。
【0005】このとき、シャフト101にトルクが発生
すると、同図で左側のテーパカラー103と右側のテー
パカラー103間にシャフト101のねじれが発生する
ので、左側の外歯歯車102及び内歯歯車111で発生
する電気信号と右側の外歯歯車102及び内歯歯車11
1で発生する電気信号との間に位相差が発生する。そこ
で、これら2つの電気信号の位相差によりシャフト10
1のねじれを算出して、負荷されるトルクを検出するこ
とができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のトルク検出器にあっては、シャフト101のねじれ
によって発生する2つの電気信号の位相差によってトル
クを検出するため、トルクが発生していないときの2組
の外歯歯車102と内歯歯車111が発生する電気信号
の位相差を零にする位相合せを行わなければならない。
【0007】そこで、上述のトルク検出器では、テーパ
カラー103によって外歯歯車受け106をシャフト1
01に仮に固定した状態でシャフト101を回転させて
出力される2つの電気信号を確認しながら、外歯歯車受
け106を回転させて外歯歯車102を回転させること
により、2つの電気信号の位相合せを行った後、止めね
じ105を締め付けてフランジ104でテーパカラー1
03と外歯歯車受け106を固定するようにしているた
め、位相合せ作業が複雑で作業性が悪い。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
考案は、一対の内歯歯車のうちの一方の内歯歯車はハウ
ジングに対して回転可能に嵌装し、この一方の内歯歯車
の外周に突起部を形成し、この内歯歯車の突起部をスプ
リングで付勢したプッシュロッドと進退自在に配置した
スライドボルトにて挟持した。
【0009】
【作用】スプリングで付勢したプッシュロッドで回転方
向に押される内歯歯車をスライドボルトを進退させるこ
とにより回転させることができるので、位相合せ作業が
簡単になる。
【0010】
【実施例】以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本考案に係る位相合せ構造を
適用したトルク検出器の断面図、図2は図1のA−A線
に沿う断面図である。
【0011】本考案に係るトルク検出器は、シャフト1
外周面に所定の間隔をおいて一対の外歯歯車2L,2R
をシャフト1外周面に係止リング3で係止したスリーブ
4に固定している。一方スリーブ4をベアリング5及び
ベアリングスペーサ6を介して回転自在に支持する図示
しないベースに固定されたハウジング7内周面には、一
対の外歯歯車2L,2R外周に対向する一対の内歯歯車
8L,8Rを設けている。
【0012】ここで、図2に示すように一方の内歯歯車
8Rはハウジング7内周面に例えば数枚の歯数分回転可
能に嵌装し、他方の内歯歯車8Lはハウジング7に固定
している。
【0013】そして、内歯歯車8Rの外周部には突起部
8aを形成し、ハウジング7内には、内歯歯車8Rの突
起部8aを軸方向と直交する方向に挟んで、一方の側に
ハウジング7に螺着したセットボルト10で後端部を係
止されたスプリング11で付勢されて内歯歯車8Rを回
転方向に押圧するプッシュロッド12を設け、他方の側
にハウジング7に進退自在に螺着したスライドボルト1
3を設けて、これらのプッシュロッド12とスライドボ
ルト13とによって突起部8aを挟持して内歯歯車8R
を固定している。
【0014】また、ハウジング7内周面には内歯歯車8
L,8Rに当接するマグネット15を取付け、このマグ
ネット15の内側に検出コイル16をハウジング7に取
付けたリテーナ17に保持して配設し、このリテーナ1
7にはプロテクター18を設けている。更に、各検出コ
イル16から引き出したリード線19はインナカラー2
0及びグロメット21を介して外部に引き出されてい
る。
【0015】以上のように構成したトルク検出器におい
ては、シャフト1が回転してトルクが発生することによ
りねじれが生じるので、外歯歯車2L及び内歯歯車8L
で発生する正弦波状の電気信号と外歯歯車2R及び内歯
歯車8Rで発生する正弦波状の電気信号との間に位相差
が発生するので、これら2つの電気信号の位相差に基づ
いてトルクを検出することができる。
【0016】ここで、シャフト1にトルクが発生してい
ない状態で2つの電気信号の位相差を零にする位相合せ
を行うには、図2に示すようにハウジング7の外側から
スライドボルト13背面の六角穴13aに六角レンチ2
3を差込み、スライドボルト13を回転させる。
【0017】ここで、スライドボルト13を進入させる
ことにより内歯歯車8Rはプッシュロッド12の押圧力
に抗して回転し、スライドボルト13を退出させること
により内歯歯車8Rはプッシュロッド12の押圧力で逆
方向に回転するので、内歯歯車8Rの歯先と外歯歯車2
Rの歯先との位置関係を調整することができる。
【0018】このようにして内歯歯車8Rを回転させて
外歯歯車2R及び内歯歯車8Rで発生する電気信号の位
相を調整することによって、外歯歯車2L及び内歯歯車
8Lで発生する電気信号と外歯歯車2R及び内歯歯車8
Rで発生する電気信号との位相差を零に調整することが
できる。このとき、内歯歯車8Rの突起部8aは他方か
らプッシュロッド12で押圧されているので、位相合せ
調整により内歯歯車8Rの位置が決まるとともに、内歯
歯車8Rは固定される。
【0019】この場合、プッシュロッド12を付勢する
スプリング11の反力設定によっては、セットボルト1
0を締め込むことによって強力に内歯歯車8Rを固定す
ることもできる。
【0020】
【考案の効果】以上に説明したように本考案によれば、
一対の内歯歯車のうちの一方の内歯歯車をハウジングに
対して回転可能に嵌装し、この一方の内歯歯車の外周に
突起部を形成して、この内歯歯車の突起部をスプリング
で付勢したプッシュロッドと進退自在に配置したスライ
ドボルトにて挟持したので、スライドボルトを進退させ
ることにより内歯歯車を回転させることができ、簡単に
位相合せ作業を行うことができるとともに、位相合せと
同時に内歯歯車を固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る位相合せ構造を適用したトルク検
出器の断面図
【図2】図1のA−A線に沿う断面図
【図3】従来のトルク検出器の断面図
【符号の説明】
1…シャフト、2L,2R…外歯歯車、4…スリーブ、
7…ハウジング、8L,8R…内歯歯車、8a…突起
部、10…セットボルト、11…スプリング、12…プ
ッシュロッド、13…スライドボルト。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の外歯歯車を軸に所定の間隔をおい
    て固定し、これらの外歯歯車の外周に一対の内歯歯車を
    前記外歯歯車に対向させた状態で、ハウジングに固定
    し、それぞれの内歯・外歯歯車の一方に磁界発生器と他
    方に磁界の変化を検出し電気信号に変換するセンサとを
    設け、2つの電気信号の位相差に基づいてトルクを検出
    するトルク検出器において、前記一対の内歯歯車のうち
    の一方の内歯歯車はハウジングに対して回転可能に嵌装
    し、この一方の内歯歯車の外周に突起部を形成し、この
    内歯歯車の突起部をスプリングで付勢したプッシュロッ
    ドと進退自在に配置したスライドボルトにて挟持したこ
    とを特徴とするトルク検出器の位相合せ構造。
JP5661192U 1992-07-20 1992-07-20 トルク検出器の位相合せ構造 Expired - Lifetime JP2562676Y2 (ja)

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JPH0612935U JPH0612935U (ja) 1994-02-18
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