JP2562659B2 - Adpcm信号の復号装置 - Google Patents

Adpcm信号の復号装置

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JP2562659B2 JP63097321A JP9732188A JP2562659B2 JP 2562659 B2 JP2562659 B2 JP 2562659B2 JP 63097321 A JP63097321 A JP 63097321A JP 9732188 A JP9732188 A JP 9732188A JP 2562659 B2 JP2562659 B2 JP 2562659B2
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Description

【発明の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本発明は、ADPCM(適応差分PCM)信号の復号装置に関
するものであり、特に予測係数の誤りに対処し得る復号
装置に関する。
ロ 従来の技術 音声・音楽等のアナログ信号を帯域圧縮して符号化す
る技術としてADPCM方式が知られている(例えば、東海
大学出版会発行「デイジタル音声処理」第105、106頁参
照)。即ち、実際のサンプリング値(真値)と、このサ
ンプリングデータ以前の数サンプルデータの値から線形
予測した予測値との差を量子化すると共に、周波数スペ
クトルの変化に対応すべく所定期間毎に予測方法を変化
させる(予測係数を変化させる)方式である。このADPC
M方式では、圧縮・量子化された差分データと予測係数
でADPCM信号が構成されることになる。
ところで、このADPCM方式では、予測係数が誤つて伝
送されると、所定期間の間、誤つた予測係数が継続使用
されることとなる為、再生信号の品質が大きく劣化す
る。そこで、予測係数を所定期間、複数回伝送すること
が行なわれるが、それでも伝送される複数個の予測係数
が全て誤りとなる可能性もある。予測係数に誤りがあつ
てこれを使用できない場合、従来に於いては復号データ
をミユーテイングすることが行われていた。
ハ 発明が解決しようとする課題 誤り検出符号等により予測係数に誤りが検出された場
合に復号データをミユーテイングすると、ある値の復号
データが突然0レベルに変化する為、変化点で急激な波
形変化が発生し、DA変換された後のアナログ信号に高い
周波数信号が重畳されることになり、聴覚上、耳障りな
ノイズとなる。そこで、本発明は、予測係数に誤りが生
じた場合には復号データの値を徐々に減少させることに
より誤り発生時点での高調波の発生を緩和し、結果的に
再生アナログ信号に重畳されるノイズを抑えんとするも
のがある。
ニ 課題を解決する為の手段 そこで本発明に於いては、入力される予測係数に誤り
が検出された場合、入力される差分データを無効(零)
にすると共に本来利用すべき予測係数に替えて“1"より
小さい予測係数を利用する構成としたものである。
ホ 作用 本発明に依れば、予測係数に誤りが検出された場合、
差分データが“0"となり、且つ予測係数が“1"より小さ
い値に設定されるので、復号データは前の復号データよ
り必ず小さくなり、復号データを徐々に減少させること
ができる。
ヘ 実施例 図は本発明に係るADPCM信号の復号装置を示してい
る。この復号装置は、m+1(m0)個のサンプルデ
ータに於いて線形予測を行う予測器(1)を有してい
る。従つて、この復号装置には、差分データ(△n)、
m+1個の予測係数データ(K0、K1、……、Km)及び予
測係数誤りフラグが入力されている。
差分データ(△n)はサンプリング時間毎に1データ
づつ入力されるが、予測係数データ(K0、K1、……Km
は所定サンプル数に対して同一の予測係数データが入力
される。即ち、所定期間の間の差分データ(△n)に対
して同一の予測係数データが利用される。従つて、この
所定期間の間に複数回、同一予測係数データを伝送する
ことにより、誤りなく伝送された予測係数データを利用
し得る。複数回伝送された予測係数データが全て誤りで
あることが検出された場合は、予測係数誤りフラグが
“1"となる。斯かる誤り検出の為に、少なくとも予測係
数データに対して誤り検出符号を付加して伝送される構
成とする。もちろん、差分データ及び予測係数データに
対して誤り検出符号を付加しても良い。更に予測係数デ
ータ(K0、K1、……Km)は入力アナログ信号のスペクト
ルに基いて決定されるのであるが、予め規定された複数
パターンの予測係数データ以外の予測係数データパター
ンが伝送されたとき、誤りと判定しても良い。予測係数
データはデータ(K0、K1、……Km)自身を伝送しても良
いし、データ自身は伝送せずにどのパターンの予測係数
データかという情報を伝送しても良い。斯かる情報を伝
送する場合には、少なくともこの情報に対する誤り検出
符号を付加する。
先づ、予測係数に誤りがない場合の復号について説明
する。入力差分データ(△n)はゲート(G)を経て加
算器(2)に印加される。出力データ(Xn)は1サンプ
ル遅延回路(3)により遅延され、更に予測係数乗算器
(4)にて所定の予測係数が乗算された後、差分入力デ
ータ(△n)に加算される。即ち、1サンプル遅延回路
(3)はm+1個縦続接続されており、現再生出力デー
タ(Xn)に対して1サンプル前の再生出力データ
(Xn-1)、2サンプル前の再生出力データ(Xn-2)、…
…、(m+1)サンプル前の再生出力データ(Xn−(m
+1))を得ることができる。各前再出力データ
(Xn-1、Xn-2、……)に対して夫々対応する予測係数乗
算器(4)により対応する予測係数(K0、K1、……Km
が乗算された後、加算器(2)により入力差分データ
(△n)に加算される。予測器(1)は上述した如き構
成を有しており、入力差分データ(△n)に対する予測
値nが計算される。即ち、 n=K0・Xn-1+K1・Xn-2+……+Km・Xn-(m+1)が計
算される。入力差分データ(△n)に予測値nを加算
したものが再出力データXnとなる。即ち、 となる。以上が予測係数に誤りがない場合の、復号の基
本動作である。
ところで、予測係数に誤りがある場合には予測係数誤
りフラグが“1"(ハイレベル)となる。すると、ゲート
(G)が閉成され、入力差分データは等価的に“0"とな
る。更にゲート(G0〜Gm)が閉成されて予測係数(K0
Km)が等価的に“0"となる。逆にゲート(G′)が開
放され、予測係数K′<K′)を有する乗
算器(4)の出力がオアゲート(5)を経て加算器
(1)に印加される。
それ故、再生出力データXnは Xn=K′・Xn-1 となる。従つて、漸化式から Xn-1>Xn>Xn+1>Xn+2…… となり、再生出力データは0に漸近して行くことにな
る。
以上の実施例に於いては乗算器(4)の出力を切換え
る若しくは閉成する構成であつたが、予測係数(K1
Km)の値それ自身を“0"に設定すると共に予測係数
(K0)の値をK′(0<K′<1)に設定する構成
としても良いことは勿論である。
ト 発明の効果 以上述べた本発明に依れば、予測係数に誤りがあつた
場合にも、復号データを徐々に零に近づけることがで
き、再生アナログ信号に重畳されるノイズを抑圧するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明に係るADPCM信号の復号装置を示すブロツク
ダイヤグラムである。 (1)……予測器、(2)……加算器、(3)……1サ
ンプル遅延回路、(4)……乗算器、(G)……ゲート
(零設定手段)、(G′〜Gm)及び(5)……ゲート
(予測係数変更手段)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンプリングデータと該サンプリングデー
    タ以前に生じた前サンプリングデータに基いて予測され
    た予測データとの差分データと、前記予測データを得る
    為に前記前サンプリングデータに対して定められる予測
    係数とが入力され、前記差分データ及び予測係数に基い
    て巡回的に演算を行い、元のサンプリングデータを得る
    構成としたADPCM信号の復号装置であって、 前記予測係数の誤りが検出されたとき、前記予測係数を
    “1"より小さい所定値に変更する予測係数変更手段及び
    前記差分データを“0"とする零設定手段を設けたことを
    特徴とするADPCM信号の復号装置。
  2. 【請求項2】サンプリングデータと該サンプリングデー
    タ以前に生じた複数の前サンプリングデータに基いて予
    測された予測データとの差分データと、前記予測データ
    を得る為に前記複数の前サンプリングデータに対して夫
    々定められる予測係数とが入力され、前記差分データ及
    び予測係数に基いて巡回的に演算を行い、元のサンプリ
    ングデータを得る構成としたADPCM信号の復号装置であ
    って、 前記予測係数の誤りが検出されたとき、前記予測係数の
    うち、当該サンプリングデータの直前の前サンプリング
    データに対する予測係数を“1"より小さい所定値とし、
    それ以外の予測係数を全て“0"に変更する予測係数変更
    手段と、前記差分データを“0"と零設定手段を設けたこ
    とを特徴とするADPCM信号の復号装置。
JP63097321A 1988-04-20 1988-04-20 Adpcm信号の復号装置 Expired - Lifetime JP2562659B2 (ja)

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