JP2562596Y2 - 電子機器における電源装置 - Google Patents

電子機器における電源装置

Info

Publication number
JP2562596Y2
JP2562596Y2 JP1991061936U JP6193691U JP2562596Y2 JP 2562596 Y2 JP2562596 Y2 JP 2562596Y2 JP 1991061936 U JP1991061936 U JP 1991061936U JP 6193691 U JP6193691 U JP 6193691U JP 2562596 Y2 JP2562596 Y2 JP 2562596Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
abnormality
self
holding
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991061936U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0515639U (ja
Inventor
茂伸 泉
弘一 大橋
順一 広瀬
直人 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP1991061936U priority Critical patent/JP2562596Y2/ja
Publication of JPH0515639U publication Critical patent/JPH0515639U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2562596Y2 publication Critical patent/JP2562596Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Protection Of Static Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は電子機器における電源
装置に関し、さらに詳細にいえば、正常時には電子機器
に対して所定の電源電圧を印加し、温度異常等の異常が
発生したことに応答して強制的に電源電圧の印加を遮断
する電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電子機器は性能向上に伴なって
筐体内部に収容するプリント配線基板の数の増加、各プ
リント配線基板上に搭載される電子部品の数、密度の向
上が顕著となり、全体として発熱量の増加が著しいの
で、冷却ファン等を筐体に設けて放熱効率を高め、筐体
内部の電子部品の異常昇温を防止することが一般化して
いる。
【0003】また、このような構成を採用した場合であ
っても、エア吸入口、排出口等のつまり、冷却ファンの
故障等が発生すれば、所期の放熱効率を達成できず、そ
のまま電子機器の運転を継続すれば電子部品が異常昇温
して熱破壊されてしまうことになるので、冷却効率の低
下の影響を受け易い電子部品、例えば発熱量が多い電子
部品等に近接させて温度センサ等の温度検出器を配置
し、温度検出器による検出温度が予め設定されている所
定温度(電子部品等の熱破壊が発生する可能性が生じる
所定温度)に達したことに応答してサーキット・ブレー
カをトリップさせ、電子機器に対する電源電圧の印加を
強制的に遮断するようにしている。即ち、図2に示すよ
うに、通常の電源スイッチ21と直列にサーキット・ブ
レーカ22を接続している。
【0004】この構成を採用すれば、エア吸入口、排出
口等のつまり、冷却ファンの故障等が発生してサーキッ
ト・ブレーカにより電源電圧の印加が強制的に遮断され
た場合に、単に電源スイッチを操作しても電子機器に対
する電源電圧の印加を確実に遮断し続けるので、上記異
常が解消されていない状態で電子機器が動作されるとい
う不都合を確実に防止できる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記構成の電源装置を
採用した場合には、かなり大きな空間を占有するサーキ
ット・ブレーカが必須になるのであるから、電子部品を
実装可能な面積が少なくなってしまい、電子機器内部に
おける電子部品の高密度化を損なうことになるのみなら
ず、サーキット・ブレーカはかなり高価であるから電子
機器全体としてコストが嵩むことになるという不都合が
ある。
【0006】
【考案の目的】この考案は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、サーキット・ブレーカを省略でき、しか
もサーキット・ブレーカが装着されている場合と同様の
機能を達成できる、電子機器における電源装置を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、請求項1の電子機器における電源装置は、電子機
器の異常発生を検出してリレー接点の自己保持を解除す
る異常発生検出手段と、異常発生検出手段による電子機
器の異常検出が行なわれたことに応答して異常検出情報
を保持する不揮発性の情報保持手段と、電源ONスイッ
チのON操作に応答して情報保持手段に異常検出情報が
保持されているか否かを判別し、異常検出情報が保持さ
れていないと判別されたことに応答してリレー接点の自
己保持を行なわせ、または特定のモードでの電源ONス
イッチのON操作に応答して情報保持手段に異常検出情
報が保持されているにも拘らずリレー接点の自己保持を
行なわせる自已保持制御手段とを含んでいる。
【0008】
【0009】
【作用】請求項1の電子機器における電源装置であれ
ば、電源ONスイッチのON操作によりリレー接点が自
己保持され、リレー接点を介して電子機器に所定の電源
電圧が印加されている通常の動作状態において、冷却フ
ァンの故障等の異常が発生すれば、異常発生検出手段が
電子機器の異常発生を検出してリレー接点の自己保持を
解除するので、電源電圧の印加を継続することに伴なう
熱破壊等を未然に防止できる。そして、異常発生検出手
段による電子機器の異常検出が行なわれたことに応答し
て異常検出情報を不揮発性の情報保持手段に保持する。
【0010】したがって、その後、電源ONスイッチの
ON操作を行なった場合に、自己保持制御手段により、
情報保持手段に異常検出情報が保持されていると判別し
てリレー接点の自己保持を禁止することによりサーキッ
ト・ブレーカと同様の機能を達成できる。また、電源O
FFスイッチのOFF操作に伴なって電源電圧の印加が
遮断されている場合には、不揮発性の情報保持手段に異
常検出情報が保持されていないのであるから、電源ON
スイッチのON操作を行なった場合には、自己保持制御
手段によりリレー接点の自己保持を許容することにより
電源電圧の印加を達成できる。
【0011】また、特定のモードでの電源ONスイッチ
のON操作を行なうことにより情報保持手段に異常検出
情報が保持されているにも拘らず自已保持制御手段によ
ってリレー接点の自己保持を行なわせることができ、電
源電圧が印加された状態において不揮発性の情報保持手
段に保持されている異常検出情報のクリア等を行なうこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図1はこの発明の電源装置の一実施例を示す
電気回路図であり、電子機器1と電源2との間にON操
作用の手動操作スイッチ3aおよびリレーコイル4bを
直列接続しているとともに、手動操作スイッチ3aの端
子間にOFF操作用の手動操作スイッチ3bおよびリレ
ー接点4aを直列接続している。そして、電子機器1の
所定位置に設けた異常検出部1aからの異常信号に基づ
いて異常検出情報の書込みが行なわれる、EEPROM
等からなる書込み可能な不揮発性メモリ5を有している
とともに、手動操作スイッチ3aのON操作に応答して
不揮発性メモリ5に異常検出情報が書込まれているか否
かを判別し、異常検出情報が書込まれていることに応答
してリレー接点4aの自己保持を禁止し、異常検出情報
が書込まれていないことに応答してリレー接点4aの自
己保持を許容する自己保持制御部6を有している。ま
た、自己保持制御部6により開閉状態が制御されるスイ
ッチ7をリレー接点4aと直列に接続している。
【0013】尚、上記異常検出部1aは、例えば、電子
機器1の筐体内部所定位置における温度を検出して所定
の限界温度に達したか否かに基づいて電源電圧の強制的
遮断が必要な異常が発生しているか否かを判別し、異常
が発生していることに応答してリレー接点4aへの通電
を強制的に遮断するものであり、複数種類の異常を検出
できるようにした場合には、異常が発生したことを示す
信号および異常の種類を示す信号を出力することが好ま
しい。上記手動操作スイッチ3a,3bは操作状態を保
持し続ける必要がないのでモーメンタリー・スイッチを
採用できる。上記不揮発性メモリ5は異常検出部1aに
より異常が検出されたことに応答して異常が発生したこ
とを示す信号および該当する場合には異常の種類を示す
信号を保持するものである。上記自己保持制御部6は、
手動操作スイッチ3aの操作に応答して動作し、不揮発
性メモリ5の内容を読出して異常が発生したことを示す
信号が保持されているか否かを判別し、判別結果に対応
して例えばスイッチ7の開動作によりリレー接点4aへ
の通電を禁止し、またはスイッチ7の閉動作により許容
するものである。さらに、自己保持制御部6は、例え
ば、自己診断モード等のように電子機器1に予め設定さ
れている特定のモードが選択されたことに応答してリレ
ー接点4aへの通電を許容することが好ましく、異常が
検出された場合であっても、必要な対処が行なわれた後
における電子機器1への電源電圧の印加を可能にでき
る。そして、この場合には、図示しないキーボード等か
らの入力に基づいて不揮発性メモリ5の内容をクリアで
きることが好ましい。
【0014】上記の構成の電子機器における電源装置の
作用は次のとおりである。オペレータが手動操作スイッ
チ3bをOFF操作して電子機器1に対する電源電圧の
印加を遮断した場合には、異常検出部1aは何ら異常を
検出していないのであるから、不揮発性メモリ5には異
常が発生したことを示す信号は書込まれない。したがっ
て、その後、手動操作スイッチ3aをON操作した場合
には、自己保持制御部6において不揮発性メモリ5の内
容に基づいて異常発生に起因する電源電圧の遮断ではな
いと判別し、リレー接点4aへの通電を許容するので、
リレー接点4aが自己保持され、電子機器1に対する電
源電圧の印加を達成できる。
【0015】逆に、異常検出部1aが電子機器1の異常
を検出したことに伴なって電源電圧の印加を遮断した場
合には、異常検出部1aが異常を検出しているのである
から、不揮発性メモリ5に異常が発生したことを示す信
号が書込まれる。したがって、その後、手動操作スイッ
チ3aをON操作した場合にも、自己保持制御部6にお
いて不揮発性メモリ5の内容に基づいて異常発生に起因
する電源電圧の遮断であると判別し、リレー接点4aへ
の通電を禁止するので、リレー接点4aが自己保持され
ることはなく、サーキット・ブレーカと同様の機能を達
成できる。
【0016】また、電子機器の点検、修理等を行なって
異常発生の原因を除去できた場合には、自己診断モード
等の特定のモードを選択することにより自己保持制御部
6をリレー接点4aの自己保持を許容する状態に制御す
るのであるから、電子機器1を正常に立上げることがで
き、この状態において図示しないキーボード等からの入
力に基づいて不揮発性メモリ5の内容をクリアすれば、
その後は、手動操作スイッチ3aのON操作のみにより
電子機器1に対して電源電圧を印加して立上げることが
できる。
【0017】以上の説明から明らかなように、不揮発性
メモリ5の容量は十分に小さくでき、しかもリレー接点
4aを用いた自己保持回路および自己保持制御部6を簡
単に、かつコンパクトに構成できるのであるから、サー
キット・ブレーカと比較して実装面積を小さくできると
ともに、コストダウンを達成でき、しかもサーキット・
ブレーカと同様の機能を達成できる。また、複数種類の
異常に応答して電源電圧を強制的に遮断できるようにす
る場合には、異常の種類を示すデータをも不揮発性メモ
リ5に保持させることができ、この場合には、異常発生
箇所の解析を容易にできる。
【0018】
【考案の効果】以上のように請求項1の考案は、サーキ
ット・ブレーカを用いることなく、異常発生時に電子機
器に対する電源電圧を強制的に遮断できるとともに、そ
の後の手動操作スイッチのON操作に拘らず電源電圧遮
断状態を維持でき、しかも実装面積の削減およびコスト
ダウンを達成でき、さらに異常発生に伴なう電源電圧の
強制的遮断が行なわれ、その後継続されている場合であ
っても、電子機器の立上げを行なうことができるという
特有の実用的効果を奏する。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電源装置の一実施例を示す電気回路
図である。
【図2】従来の電源装置を示す電気回路図である。
【符号の説明】
1 電子機器 1a 異常検出部 3a 手動操作
スイッチ 4a リレー接点 5 不揮発性メモリ 6 自己
保持制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 川瀬 直人 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社 滋賀製作所内 (56)参考文献 特開 昭63−43518(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源ONスイッチ(3a)のON操作によ
    り自己保持されるリレー接点(4a)を介して電子機器
    (1)に所定の電源電圧を印加する電源装置であって、
    電子機器(1)の異常発生を検出してリレー接点(4
    a)の自己保持を解除する異常発生検出手段(1a)
    と、異常発生検出手段(1a)による電子機器(1)の
    異常検出が行なわれたことに応答して異常検出情報を保
    持する不揮発性の情報保持手段(5)と、電源ONスイ
    ッチ(3a)のON操作に応答して情報保持手段(5)
    に異常検出情報が保持されているか否かを判別し、異常
    検出情報が保持されていないと判別されたことに応答し
    リレー接点(4a)の自己保持を行なわせ、または特
    定のモードでの電源ONスイッチ(3a)のON操作に
    応答して情報保持手段(5)に異常検出情報が保持され
    ているにも拘らずリレー接点(4a)の自已保持を行な
    わせる自己保持制御手段(6)とを含むことを特徴とす
    電子機器における電源装置。
JP1991061936U 1991-08-06 1991-08-06 電子機器における電源装置 Expired - Lifetime JP2562596Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991061936U JP2562596Y2 (ja) 1991-08-06 1991-08-06 電子機器における電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991061936U JP2562596Y2 (ja) 1991-08-06 1991-08-06 電子機器における電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0515639U JPH0515639U (ja) 1993-02-26
JP2562596Y2 true JP2562596Y2 (ja) 1998-02-10

Family

ID=13185568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991061936U Expired - Lifetime JP2562596Y2 (ja) 1991-08-06 1991-08-06 電子機器における電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2562596Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5319246B2 (ja) * 2008-11-14 2013-10-16 株式会社日立製作所 スイッチング電源保護システム及び計算機

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5755722A (en) * 1980-09-17 1982-04-02 Tokyo Shibaura Electric Co Circuit breaker
JPS6343518A (ja) * 1986-08-08 1988-02-24 松下電器産業株式会社 異常対応装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0515639U (ja) 1993-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4154639B2 (ja) モータスタータの温度保護制御方法及び装置
KR19980075693A (ko) 써미스터를 이용한 멀티가습기의 진동자 보호방법
JP2562596Y2 (ja) 電子機器における電源装置
JPH03262001A (ja) 車両用制御装置
JP3269377B2 (ja) インバータ装置
JPH11144590A (ja) 負荷制御回路
JP3419751B2 (ja) 燃焼器具の制御装置
JP3004937B2 (ja) バルブ用ポジショナー
JP3317924B2 (ja) ファン制御装置
JP3599861B2 (ja) 空気調和装置の保護装置
JPH10132356A (ja) 空気調和機の運転制御装置
JP3165001B2 (ja) マルチプロセッサー型電子装置
JP2606901Y2 (ja) 温度異常シャットダウン装置
KR100713823B1 (ko) 과열 방지를 위한 압축기 구동 제어 방법
JP3367619B2 (ja) 空気調和機の制御装置
KR960018166A (ko) 차량의 냉각 작용 제어 장치 및 그 방법
JP3867919B2 (ja) ファンモータ制御装置
JP2629305B2 (ja) 燃焼機器の安全装置
JP3544176B2 (ja) 電動アクチュエータの制御装置
KR100792521B1 (ko) 시스템 에어컨의 운전장치 및 그 제어방법
JP2005341777A (ja) 電動圧縮機用インバータ制御装置
JPH0960856A (ja) 排煙装置
JP3433865B2 (ja) 空気調和機
JP2564370B2 (ja) 冷却装置の運転制御装置
JPH11287196A (ja) 故障警報付送風機

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term