JP2562549Y2 - 導体接続部の絶縁構造 - Google Patents
導体接続部の絶縁構造Info
- Publication number
- JP2562549Y2 JP2562549Y2 JP7615992U JP7615992U JP2562549Y2 JP 2562549 Y2 JP2562549 Y2 JP 2562549Y2 JP 7615992 U JP7615992 U JP 7615992U JP 7615992 U JP7615992 U JP 7615992U JP 2562549 Y2 JP2562549 Y2 JP 2562549Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulator
- conductor connection
- protruding piece
- connection portion
- conductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Insulators (AREA)
- Installation Of Bus-Bars (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、導体接続部の絶縁構造
の改良に関する。
の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】Ｔ形状の導体接続部の一例を図４に示
す。導体１１，１２，１３の先端には圧着端子２１，２
２，２３が取り付けられ、これら圧着端子２１，２２，
２３をボルト・ナット類３により締付けてＴ形状の導体
接続部を形成している。
す。導体１１，１２，１３の先端には圧着端子２１，２
２，２３が取り付けられ、これら圧着端子２１，２２，
２３をボルト・ナット類３により締付けてＴ形状の導体
接続部を形成している。
【０００３】このＴ形状の導体接続部は、圧着端子２
１，２２，２３と締付ボルト・ナット類３が裸電極とな
るので、この部分と対向する他相回路や接地電極に対し
絶縁寸法を縮小する為、この部分を絶縁物４１で覆って
いる。
１，２２，２３と締付ボルト・ナット類３が裸電極とな
るので、この部分と対向する他相回路や接地電極に対し
絶縁寸法を縮小する為、この部分を絶縁物４１で覆って
いる。
【０００４】絶縁物４１は、図５に示すようにＴ形状を
なし、可撓性の合成樹脂又はゴム製の成形品を用いてい
る。このＴ形状の絶縁物４１は一方向に延びる部分を筒
部４１１とし、この筒部４１１に対して略直角方向に延
びる部分は１か所が開口された略円形の断面形状を有す
るとともにその開口端縁より延び固定ピン用孔４１４を
形成した一対の突出片部４１３を有する開閉自在な筒部
４１２としたものである。
なし、可撓性の合成樹脂又はゴム製の成形品を用いてい
る。このＴ形状の絶縁物４１は一方向に延びる部分を筒
部４１１とし、この筒部４１１に対して略直角方向に延
びる部分は１か所が開口された略円形の断面形状を有す
るとともにその開口端縁より延び固定ピン用孔４１４を
形成した一対の突出片部４１３を有する開閉自在な筒部
４１２としたものである。
【０００５】この絶縁物４１をＴ形状の導体接続部に取
付けた状態を図６に示す。導体１３に絶縁物４１の筒部
４１１を通し、絶縁物４１全体を一旦下方向に下げて、
導体１１，１２，１３の圧着端子２１，２２，２３を締
付ボルト・ナット類３で接続する。その後、絶縁物４１
を上方向に上げて、絶縁物４１の開閉自在な筒部４１２
内に導体１１，１２を収納して、一対の突出片部４１３
の孔４１４を用いて絶縁物製固定ピン５１を差し込み絶
縁物４１を固定する。
付けた状態を図６に示す。導体１３に絶縁物４１の筒部
４１１を通し、絶縁物４１全体を一旦下方向に下げて、
導体１１，１２，１３の圧着端子２１，２２，２３を締
付ボルト・ナット類３で接続する。その後、絶縁物４１
を上方向に上げて、絶縁物４１の開閉自在な筒部４１２
内に導体１１，１２を収納して、一対の突出片部４１３
の孔４１４を用いて絶縁物製固定ピン５１を差し込み絶
縁物４１を固定する。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】この様に構成された絶
縁物４１は可撓性材料を用いているため、図６に示す様
に、絶縁物４１の突出片部４１３が長手方向中間部で開
口する欠点がある。この部分が開口すると、導体１１，
１２，１３の接続部が裸電極であり、上方向に対しての
絶縁が無くなり、機器の大形化となる。従って絶縁物４
１を取り付けた効果が横方向に対する絶縁性向上だけと
なる。本考案は上記欠点をなくし横方向及び上方向共に
絶縁性能の優れた導体接続部の絶縁構造を得ることを目
的とする。
縁物４１は可撓性材料を用いているため、図６に示す様
に、絶縁物４１の突出片部４１３が長手方向中間部で開
口する欠点がある。この部分が開口すると、導体１１，
１２，１３の接続部が裸電極であり、上方向に対しての
絶縁が無くなり、機器の大形化となる。従って絶縁物４
１を取り付けた効果が横方向に対する絶縁性向上だけと
なる。本考案は上記欠点をなくし横方向及び上方向共に
絶縁性能の優れた導体接続部の絶縁構造を得ることを目
的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本考案は、導体がＴ形状
に配置された導体接続部にあって、そのＴ形状の導体接
続部をＴ形状の絶縁物で覆った導体接続部の絶縁構造に
おいて、Ｔ形状の絶縁物は、一方向に延びる第１の筒部
と、この第１の筒部に対して略直角方向に延びる開閉自
在な第２の筒部とからなり、第２の筒部は１か所が開口
された略円形の断面形状を有するとともにその開口端縁
よりそれぞれ延びて長さの異なる突出片部を有し、長さ
の長い突出片部を長さの短い突出片部の外側に折り曲げ
て長さの短い突出片部に絶縁物製固定ピンで固定したこ
とを特徴とする。
に配置された導体接続部にあって、そのＴ形状の導体接
続部をＴ形状の絶縁物で覆った導体接続部の絶縁構造に
おいて、Ｔ形状の絶縁物は、一方向に延びる第１の筒部
と、この第１の筒部に対して略直角方向に延びる開閉自
在な第２の筒部とからなり、第２の筒部は１か所が開口
された略円形の断面形状を有するとともにその開口端縁
よりそれぞれ延びて長さの異なる突出片部を有し、長さ
の長い突出片部を長さの短い突出片部の外側に折り曲げ
て長さの短い突出片部に絶縁物製固定ピンで固定したこ
とを特徴とする。
【０００８】
【作用】Ｔ形状の絶縁物は第２の筒部の開口部を折り曲
げた長さの長い突出片部で覆っているので、内部に配置
される導体接続部の絶縁性が向上する。
げた長さの長い突出片部で覆っているので、内部に配置
される導体接続部の絶縁性が向上する。
【０００９】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。図１は本考案の一実施例によるＴ形状の絶縁物４
を取り付けた導体接続部の絶縁構造を示す。Ｔ形状の絶
縁物４は可撓性の合成樹脂又はゴム製の成形品であり、
この絶縁物４は図２に示すように一方向に延びる部分を
第１の筒部４ａとし、この第１の筒部４ａに対し略直角
方向に延びる部分を開閉可能な筒部４ｂとしているが、
この第２の筒部４ｂは１か所を開口した断面略円形状
で、その開口端縁よりそれぞれ延びる突出片部４ｃ，４
ｄを有している。このうち突出片部４ｄは突出片部４ｃ
より長く伸ばし、突出片部４ｃ端で折り曲げた際、突出
片部４ｃと重なり合う様な長さに設定してある。また突
出片部４ｃ，４ｄには固定ピン用孔４ｅ，４ｆ，４ｇが
形成されている。これらの孔４ｅ，４ｆ，４ｇの位置関
係は次の通りである。突出片部４ｃに形成された固定ピ
ン用孔４ｅと対向する突出片部４ｄに固定ピン用孔４ｆ
があり、更に突出片部４ｄを折り曲げた際に固定ピン用
孔４ｅと４ｆに対向して位置する様に孔４ｇが形成され
ている。
する。図１は本考案の一実施例によるＴ形状の絶縁物４
を取り付けた導体接続部の絶縁構造を示す。Ｔ形状の絶
縁物４は可撓性の合成樹脂又はゴム製の成形品であり、
この絶縁物４は図２に示すように一方向に延びる部分を
第１の筒部４ａとし、この第１の筒部４ａに対し略直角
方向に延びる部分を開閉可能な筒部４ｂとしているが、
この第２の筒部４ｂは１か所を開口した断面略円形状
で、その開口端縁よりそれぞれ延びる突出片部４ｃ，４
ｄを有している。このうち突出片部４ｄは突出片部４ｃ
より長く伸ばし、突出片部４ｃ端で折り曲げた際、突出
片部４ｃと重なり合う様な長さに設定してある。また突
出片部４ｃ，４ｄには固定ピン用孔４ｅ，４ｆ，４ｇが
形成されている。これらの孔４ｅ，４ｆ，４ｇの位置関
係は次の通りである。突出片部４ｃに形成された固定ピ
ン用孔４ｅと対向する突出片部４ｄに固定ピン用孔４ｆ
があり、更に突出片部４ｄを折り曲げた際に固定ピン用
孔４ｅと４ｆに対向して位置する様に孔４ｇが形成され
ている。
【００１０】そしてこの絶縁物４を図１に示す様に長さ
の長い突出片部４ｄを長さの短い突出片部４ｃの外側に
折り曲げて長さの短い突出片部４ｃに絶縁製固定ピン５
で固定する。この絶縁物４の取付は次の様にして行う。
の長い突出片部４ｄを長さの短い突出片部４ｃの外側に
折り曲げて長さの短い突出片部４ｃに絶縁製固定ピン５
で固定する。この絶縁物４の取付は次の様にして行う。
【００１１】導体１３に絶縁物４の筒部４ｃを通し、絶
縁物４全体を一旦下方向に下げて、各導体の圧着端子を
締付ボルト・ナット類で接続した後、絶縁物４を上方向
に上げて、絶縁物４の筒部４ｂ内に導体１１，１２を収
納する。そして図３（ａ）乃至（ｃ）に示すように突出
片部４ｃの外側へ突出片部４ｄの端部を折り曲げ、固定
ピン用孔４ｆ，４ｅ，４ｇが同一軸となる様に定位置を
そろえ、ここに絶縁物製固定ピン５を差し込み絶縁物４
を固定する。
縁物４全体を一旦下方向に下げて、各導体の圧着端子を
締付ボルト・ナット類で接続した後、絶縁物４を上方向
に上げて、絶縁物４の筒部４ｂ内に導体１１，１２を収
納する。そして図３（ａ）乃至（ｃ）に示すように突出
片部４ｃの外側へ突出片部４ｄの端部を折り曲げ、固定
ピン用孔４ｆ，４ｅ，４ｇが同一軸となる様に定位置を
そろえ、ここに絶縁物製固定ピン５を差し込み絶縁物４
を固定する。
【００１２】従って図１に示す様にＴ形状の導体接続部
の絶縁構造において、導体１１，１２，１３の接続部は
絶縁物４により全面が覆われるため、接続部の横方向に
対しては絶縁物４の筒部４ｂにより絶縁され、接続部の
上方向に対しては絶縁物４の突出片部４ｄの折り曲げ部
分により絶縁されることになる。
の絶縁構造において、導体１１，１２，１３の接続部は
絶縁物４により全面が覆われるため、接続部の横方向に
対しては絶縁物４の筒部４ｂにより絶縁され、接続部の
上方向に対しては絶縁物４の突出片部４ｄの折り曲げ部
分により絶縁されることになる。
【００１３】
【考案の効果】この様に本考案によれば、導体接続部が
全面にわたって絶縁物により覆われるので、他相回路や
接地電極に対し絶縁性能が向上し、この間の絶縁寸法の
縮小化ができ、機器の小形・軽量化が図れる効果があ
る。
全面にわたって絶縁物により覆われるので、他相回路や
接地電極に対し絶縁性能が向上し、この間の絶縁寸法の
縮小化ができ、機器の小形・軽量化が図れる効果があ
る。
【図１】本考案の一実施例による導体接続部の絶縁構造
を示す斜視図
を示す斜視図
【図２】本考案の一実施例で用いた絶縁物を示す斜視図
【図３】（ａ）乃至（ｃ）は絶縁物を固定する際の状態
を示す側面図
を示す側面図
【図４】Ｔ形状の導体接続部を示す斜視図
【図５】従来の導体接続部の絶縁構造を示す斜視図
【図６】図５に示す導体接続部の絶縁物が変形した状態
を示す斜視図
を示す斜視図
１１，１２，１３は導体、３はボルト・ナット類、４は
絶縁カバー、４ａ，４ｂは筒部、４ｃ，４ｄは平面部、
４ｄ，４ｅ，４ｆは固定ピン用孔、５は固定ピンを示
す。
絶縁カバー、４ａ，４ｂは筒部、４ｃ，４ｄは平面部、
４ｄ，４ｅ，４ｆは固定ピン用孔、５は固定ピンを示
す。
Claims (1)
- 【請求項１】 導体がＴ形状に配置された導体接続部に
あって、そのＴ形状の導体接続部をＴ形状の絶縁物で覆
った導体接続部の絶縁構造において、Ｔ形状の絶縁物
は、一方向に延びる第１の筒部と、この第１の筒部に対
して略直角方向に延びる開閉自在な第２の筒部とからな
り、第２の筒部は１か所が開口された略円形の断面形状
を有するとともにその開口端縁より延び長さの異なる突
出片部を有し、長さの長い突出片部を長さの短い突出片
部の外側に折り曲げて長さの短い突出片部に絶縁物製固
定ピンで固定したことを特徴とする導体接続部の絶縁構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7615992U JP2562549Y2 (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 導体接続部の絶縁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7615992U JP2562549Y2 (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 導体接続部の絶縁構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0641061U JPH0641061U (ja) | 1994-05-31 |
| JP2562549Y2 true JP2562549Y2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=13597280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7615992U Expired - Lifetime JP2562549Y2 (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 導体接続部の絶縁構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2562549Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-05 JP JP7615992U patent/JP2562549Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0641061U (ja) | 1994-05-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |