JP2562426Y2 - ドアミラー回動部の取付構造 - Google Patents
ドアミラー回動部の取付構造Info
- Publication number
- JP2562426Y2 JP2562426Y2 JP1991004170U JP417091U JP2562426Y2 JP 2562426 Y2 JP2562426 Y2 JP 2562426Y2 JP 1991004170 U JP1991004170 U JP 1991004170U JP 417091 U JP417091 U JP 417091U JP 2562426 Y2 JP2562426 Y2 JP 2562426Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- mirror
- gear
- drive motor
- mirror body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、車両に装着するバック
ミラーに関し、特に格納及び中立復帰時に衝撃音の少な
い格納式バックミラーに関する。
ミラーに関し、特に格納及び中立復帰時に衝撃音の少な
い格納式バックミラーに関する。
【０００２】
【従来技術】手動によりミラーボデーを正常使用位置か
ら後倒できるターンオーバー式ドアミラーや、ミラーボ
デー内に電動機及び減速機構を設けた電動格納式のドア
ミラーは、いづれもベースの張り出し部の根元部分と、
シャフトに挿合するフレームの回動部分との間に圧縮バ
ネで付勢されたスチールボールと凹所とによる節度機構
がもうけられている。電動格納式ドアミラーの場合には
強度的な問題によりストッパプレートが設けられ、ター
ンオーバー式ドアミラーの場合にはストッパプレートに
変えてフレームに凹部がもうけられ、ミラーが中立の場
合には節度感をだすために、ボールは凹部に収納されて
いる。また前記位置から可倒させようとするとボールは
穴または凹部を乗り越え回動方向に移動する。
ら後倒できるターンオーバー式ドアミラーや、ミラーボ
デー内に電動機及び減速機構を設けた電動格納式のドア
ミラーは、いづれもベースの張り出し部の根元部分と、
シャフトに挿合するフレームの回動部分との間に圧縮バ
ネで付勢されたスチールボールと凹所とによる節度機構
がもうけられている。電動格納式ドアミラーの場合には
強度的な問題によりストッパプレートが設けられ、ター
ンオーバー式ドアミラーの場合にはストッパプレートに
変えてフレームに凹部がもうけられ、ミラーが中立の場
合には節度感をだすために、ボールは凹部に収納されて
いる。また前記位置から可倒させようとするとボールは
穴または凹部を乗り越え回動方向に移動する。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところで近年風による
ミラーのビビリ防止、ミラーの安定感を出すために、一
種の方法としてフレームを押さえるスプリングの荷重を
アップさせたりしているが、スプリング荷重をアップさ
せると、スチールボールによりフレームが上下動するた
め、格納、可倒復帰させた場合ボールが穴また凹部に入
る瞬間、衝撃音が生じ、静粛性に欠け商品価値を低下さ
せるおそれがある。
ミラーのビビリ防止、ミラーの安定感を出すために、一
種の方法としてフレームを押さえるスプリングの荷重を
アップさせたりしているが、スプリング荷重をアップさ
せると、スチールボールによりフレームが上下動するた
め、格納、可倒復帰させた場合ボールが穴また凹部に入
る瞬間、衝撃音が生じ、静粛性に欠け商品価値を低下さ
せるおそれがある。
【０００４】本考案は前記従来形の難点を排除するため
になされたもので、その目的とするところはビビリがな
く、格納、復帰時のスチールボールの衝撃音のないドア
ミラー回動部の取付構造を提供することにある。
になされたもので、その目的とするところはビビリがな
く、格納、復帰時のスチールボールの衝撃音のないドア
ミラー回動部の取付構造を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願考案は、車両本体側に取り付けられる取り付け
ベースに立設されたシャフトを、ミラーボデーに固定し
たフレームに穿設されたボスに挿通し、ミラーボデー側
に搭載された駆動モータを回動させることにより、前記
ミラーボデーをシャフトを軸として回転させるドアミラ
ー回動部の取り付け構造において、前記ボスを貫通した
シャフトに挿通され、前記駆動モータと係合して回転駆
動するギヤと、該ギヤの上側に配置され、通常時にはシ
ャフトとギヤとを回転係合させ、ミラーボデーに外力が
加えられた際にシャフトとギヤとの係合を切り離すクラ
ッチ機構と、前記クラッチ機構を下方向に押圧するよう
に付勢するスプリングと、前記シャフトの適所に形成さ
れた溝部に係合されて軸方向の移動が阻止され、前記ス
プリングを係止して下方向へ付勢させる固定プレート
と、この固定プレートの上側に配置され、前記シャフト
に対して回転が阻止され、周囲部に１または複数の弾性
力を有する突起が形成された弾性部材と、該弾性部材の
上側に配設され、前記突起と嵌合し得る凹部または透孔
が形成され、且つ、前記駆動モータを固定するアウター
プレートと、を有し、ドアミラー回転操作時には前記弾
性部材の付勢力に抗してシャフトを中心として駆動モー
タが公転し、ドアミラーに外力が加えられた際にはスプ
リングの付勢力に抗してクラッチ機構の係合を切り離す
ことが特徴である。
め、本願考案は、車両本体側に取り付けられる取り付け
ベースに立設されたシャフトを、ミラーボデーに固定し
たフレームに穿設されたボスに挿通し、ミラーボデー側
に搭載された駆動モータを回動させることにより、前記
ミラーボデーをシャフトを軸として回転させるドアミラ
ー回動部の取り付け構造において、前記ボスを貫通した
シャフトに挿通され、前記駆動モータと係合して回転駆
動するギヤと、該ギヤの上側に配置され、通常時にはシ
ャフトとギヤとを回転係合させ、ミラーボデーに外力が
加えられた際にシャフトとギヤとの係合を切り離すクラ
ッチ機構と、前記クラッチ機構を下方向に押圧するよう
に付勢するスプリングと、前記シャフトの適所に形成さ
れた溝部に係合されて軸方向の移動が阻止され、前記ス
プリングを係止して下方向へ付勢させる固定プレート
と、この固定プレートの上側に配置され、前記シャフト
に対して回転が阻止され、周囲部に１または複数の弾性
力を有する突起が形成された弾性部材と、該弾性部材の
上側に配設され、前記突起と嵌合し得る凹部または透孔
が形成され、且つ、前記駆動モータを固定するアウター
プレートと、を有し、ドアミラー回転操作時には前記弾
性部材の付勢力に抗してシャフトを中心として駆動モー
タが公転し、ドアミラーに外力が加えられた際にはスプ
リングの付勢力に抗してクラッチ機構の係合を切り離す
ことが特徴である。
【０００６】本考案の取付構造によれば、電動格納時弾
性部材が変位するので、フレームの上下動がなく、可
倒、中立位置復帰の際に衝撃音が発生しない。
性部材が変位するので、フレームの上下動がなく、可
倒、中立位置復帰の際に衝撃音が発生しない。
【０００７】
【実施例】以下図示の実施例に基づき本考案を具体的に
説明する。図１は本考案の一実施例による取付構造を適
用した電動格納ミラーを示す一部破断した正面図、図２
は要部の断面図であって、図中符号１０が電動格納ミラ
ーであって、ベース１１の張り出し部１２に立てたシャ
フト１３、シャフト１３に回動自在に支持されたフレー
ム１４と、フレーム１４に固着されたミラーボデー１５
及びシャフト１３の根元付近に配置した電動格納用のモ
ータＭを主要部材とする。
説明する。図１は本考案の一実施例による取付構造を適
用した電動格納ミラーを示す一部破断した正面図、図２
は要部の断面図であって、図中符号１０が電動格納ミラ
ーであって、ベース１１の張り出し部１２に立てたシャ
フト１３、シャフト１３に回動自在に支持されたフレー
ム１４と、フレーム１４に固着されたミラーボデー１５
及びシャフト１３の根元付近に配置した電動格納用のモ
ータＭを主要部材とする。
【０００８】フレーム１４のシャフトへの支持部分に
は、図３に示すように上方及び前方を開放させ、かつ前
方からカバー１６を被せたボックス１７を形成する。こ
のボックス１７の底部１８にはボス１９を開けてシャフ
ト１３を挿通する。シャフト１３の長手方向には面取り
２０が施され、勝つ前記面取りがなされていない周面に
は後述するＵ字プレート（固定プレート）２１を係合さ
せるための左右一対の溝２２が形成されている。ボス１
９を通して立設したシャフト１３には衝撃回避機構２３
を構成するワッシャ２４、ウォームホィール２５、クラ
ッチガイド２６、クラッチ爪２７を有するクラッチプレ
ート２８、コイルスプリング２９及びワッシャ３０を順
次挿入し、ワッシャ３０の上面位置に前記Ｕ字プレート
２１を差し込んでシャフト１３の溝２２に係合させる。
は、図３に示すように上方及び前方を開放させ、かつ前
方からカバー１６を被せたボックス１７を形成する。こ
のボックス１７の底部１８にはボス１９を開けてシャフ
ト１３を挿通する。シャフト１３の長手方向には面取り
２０が施され、勝つ前記面取りがなされていない周面に
は後述するＵ字プレート（固定プレート）２１を係合さ
せるための左右一対の溝２２が形成されている。ボス１
９を通して立設したシャフト１３には衝撃回避機構２３
を構成するワッシャ２４、ウォームホィール２５、クラ
ッチガイド２６、クラッチ爪２７を有するクラッチプレ
ート２８、コイルスプリング２９及びワッシャ３０を順
次挿入し、ワッシャ３０の上面位置に前記Ｕ字プレート
２１を差し込んでシャフト１３の溝２２に係合させる。
【０００９】前記シャフト１３に挿通したウォームホィ
ール２５、クラッチプレート２８、ワッシャ３０の中央
部に設けた各透孔２５ａ、２８ａ、３０ａはシャフト１
３よりわずかに大径でこれらはシャフト１３に対し回動
可能に遊嵌され、一方クラッチガイド２６に設けた透孔
２６ａは面取り孔であって回動を阻止されている。また
前記ウォームホィール２５は上部周縁数箇所に溝２５ｂ
を有しており、クラッチプレート２８に設けたクラッチ
爪２７が前記溝２５ｂに係合したときクラッチが作動状
態となり、爪２７先端が溝２５ｂから外れたときクラッ
チ非作動状態となる。さらに前記ウォームホィール２５
とクラッチプレート２８の間に介在させたクラッチガイ
ド２６の周壁にはクラッチプレート２８の爪２７をガイ
ドする縦溝２６ｂが形成されている。
ール２５、クラッチプレート２８、ワッシャ３０の中央
部に設けた各透孔２５ａ、２８ａ、３０ａはシャフト１
３よりわずかに大径でこれらはシャフト１３に対し回動
可能に遊嵌され、一方クラッチガイド２６に設けた透孔
２６ａは面取り孔であって回動を阻止されている。また
前記ウォームホィール２５は上部周縁数箇所に溝２５ｂ
を有しており、クラッチプレート２８に設けたクラッチ
爪２７が前記溝２５ｂに係合したときクラッチが作動状
態となり、爪２７先端が溝２５ｂから外れたときクラッ
チ非作動状態となる。さらに前記ウォームホィール２５
とクラッチプレート２８の間に介在させたクラッチガイ
ド２６の周壁にはクラッチプレート２８の爪２７をガイ
ドする縦溝２６ｂが形成されている。
【００１０】さらに前記Ｕ字プレート２１の上面には図
３に示すような円盤状で周縁２か所にほぼＬ字形の突起
３１が形成された板バネ製の弾性部材３２を配置し、こ
の突起３１はミラーボデー１５が中立位置にあるときシ
ャフト１３の上端部に配置したアウタープレート３３に
設けた透孔３４に嵌合させている。前記アウタープレー
ト３３は断面クランク形状で上段水平片３５の中央部に
はシャフト１３の上端部を挿入して支持するボス３６が
形成されると共に、前記上段水平片３５には弾性部材３
２の突起３１が嵌合する透孔３４がボス３６と同心円上
に複数個形成されており、また水平片３５の上面には回
動位置検出のための位置検出器が配設されている。一方
アウタープレート３３の下段水平片３７にはモータＭを
配置し、モータの出力軸に固着したウォーム３８を水平
片３７の中央に設けた透孔３９を通して下方に突出さ
せ、ボックス１７内に配置したツインギヤ４０に噛合さ
せ、かつ前記ツインギヤ４０はシャフト１３に取り付け
たウォームホィール２５に噛合させている。なお前記ア
ウタープレート３３はビス４１を用いてフレーム１４の
ボックス２１の上縁４２及び側壁４３に固定されてい
る。
３に示すような円盤状で周縁２か所にほぼＬ字形の突起
３１が形成された板バネ製の弾性部材３２を配置し、こ
の突起３１はミラーボデー１５が中立位置にあるときシ
ャフト１３の上端部に配置したアウタープレート３３に
設けた透孔３４に嵌合させている。前記アウタープレー
ト３３は断面クランク形状で上段水平片３５の中央部に
はシャフト１３の上端部を挿入して支持するボス３６が
形成されると共に、前記上段水平片３５には弾性部材３
２の突起３１が嵌合する透孔３４がボス３６と同心円上
に複数個形成されており、また水平片３５の上面には回
動位置検出のための位置検出器が配設されている。一方
アウタープレート３３の下段水平片３７にはモータＭを
配置し、モータの出力軸に固着したウォーム３８を水平
片３７の中央に設けた透孔３９を通して下方に突出さ
せ、ボックス１７内に配置したツインギヤ４０に噛合さ
せ、かつ前記ツインギヤ４０はシャフト１３に取り付け
たウォームホィール２５に噛合させている。なお前記ア
ウタープレート３３はビス４１を用いてフレーム１４の
ボックス２１の上縁４２及び側壁４３に固定されてい
る。
【００１１】
【作用】前記構成の取付構造を組み込んだ電動格納ミラ
ーの作用について説明する。ミラーボデー１５が中立状
態にあるときは、スプリング２９の弾力により、クラッ
チプレート２８の爪２７は下向きに押圧され、回り止め
されたクラッチガイド２６の溝２６ｂにガイドされて、
その先端はウォームホィール２５の溝２５ｂに係合して
クラッチ作動状態となっている。一方弾性部材３２の突
起３１はアウタープレート３３の透孔３４に嵌合してい
る。この状態でモータＭを正転させると、このこの回転
力はウォーム３８、ツインギヤ４０を経てウオームホィ
ール２５側に伝達されるが、クラッチＯＮでシャフト１
３と固定状態となっているウォームホィール２５は回転
せず、ツインギヤ４０の推転に伴い、フレーム１４及び
ミラーボデー１５がシャフト１３を中心として公転す
る。公転の初めにおいて弾性部材３２の突起３１は変形
してアウタープレート３３の透孔３４から抜け出しアウ
タープレート３３下面側を滑動する。所定角度ミラーボ
デー１５が公転するとアウタープレート３３上の検出器
（図示せず）が作動し回動位置検出信号によりモータＭ
が停止してミラーボデー１５は後倒位置で静止する。ま
た前記状態からモータＭを逆転させるとツインギヤ４０
が逆転するためフレーム１４及びミラーボデー１５は反
時計方向に回動して中立位置に復帰する。
ーの作用について説明する。ミラーボデー１５が中立状
態にあるときは、スプリング２９の弾力により、クラッ
チプレート２８の爪２７は下向きに押圧され、回り止め
されたクラッチガイド２６の溝２６ｂにガイドされて、
その先端はウォームホィール２５の溝２５ｂに係合して
クラッチ作動状態となっている。一方弾性部材３２の突
起３１はアウタープレート３３の透孔３４に嵌合してい
る。この状態でモータＭを正転させると、このこの回転
力はウォーム３８、ツインギヤ４０を経てウオームホィ
ール２５側に伝達されるが、クラッチＯＮでシャフト１
３と固定状態となっているウォームホィール２５は回転
せず、ツインギヤ４０の推転に伴い、フレーム１４及び
ミラーボデー１５がシャフト１３を中心として公転す
る。公転の初めにおいて弾性部材３２の突起３１は変形
してアウタープレート３３の透孔３４から抜け出しアウ
タープレート３３下面側を滑動する。所定角度ミラーボ
デー１５が公転するとアウタープレート３３上の検出器
（図示せず）が作動し回動位置検出信号によりモータＭ
が停止してミラーボデー１５は後倒位置で静止する。ま
た前記状態からモータＭを逆転させるとツインギヤ４０
が逆転するためフレーム１４及びミラーボデー１５は反
時計方向に回動して中立位置に復帰する。
【００１２】つぎにミラーボデー１５に前、後方から外
力を受けた場合について説明する。すなわちウォームホ
ィール２５はクラッチが噛み合っている間はシャフト１
３に対し回転不可能となっているが、外力によって強制
的にフレーム１４を回動させるとウォームホィール２５
の溝２５ｂに係合しているクラッチプレート２８の爪２
７にスラスト方向の力を生じさせる。このスラスト力に
よりスプリング２９の弾力に抗してシャフト１３に沿っ
てクラッチプレート２８を上方にスライドさせることに
より、クラッチが解除される。その結果ウォームホィー
ル２５は上下動を起こすことなくシャフト１３に対して
空転し、回動駆動部分に無理な力を伝達しない。
力を受けた場合について説明する。すなわちウォームホ
ィール２５はクラッチが噛み合っている間はシャフト１
３に対し回転不可能となっているが、外力によって強制
的にフレーム１４を回動させるとウォームホィール２５
の溝２５ｂに係合しているクラッチプレート２８の爪２
７にスラスト方向の力を生じさせる。このスラスト力に
よりスプリング２９の弾力に抗してシャフト１３に沿っ
てクラッチプレート２８を上方にスライドさせることに
より、クラッチが解除される。その結果ウォームホィー
ル２５は上下動を起こすことなくシャフト１３に対して
空転し、回動駆動部分に無理な力を伝達しない。
【００１３】なお前記実施例においては弾性部材３２と
して板バネ性の円盤状板バネを用いたが、図４に示すよ
うなものでもよい。この弾性部材５０は合成樹脂製の円
盤状の本体５１の上面複数箇所に筒状体５２を形成し、
前記筒状体５２内にスプリング５３を配置しこのスプリ
ング５２上面にスプリングの弾力で突出傾向を付与され
たボール５４を配設したもので、シャフト１３のワッシ
ャ３０上面に回り止めして固定されている。そしてミラ
ーボデー１５が中立位置にある時は、アウタープレート
３３に設けた凹部５５にボール５４を嵌合させておくも
のである。そしてミラーボデーが電動により回動すると
その回動の初めに、ボール５４は凹部から抜け出し、ア
ウタープレート３３の下面を滑動する。
して板バネ性の円盤状板バネを用いたが、図４に示すよ
うなものでもよい。この弾性部材５０は合成樹脂製の円
盤状の本体５１の上面複数箇所に筒状体５２を形成し、
前記筒状体５２内にスプリング５３を配置しこのスプリ
ング５２上面にスプリングの弾力で突出傾向を付与され
たボール５４を配設したもので、シャフト１３のワッシ
ャ３０上面に回り止めして固定されている。そしてミラ
ーボデー１５が中立位置にある時は、アウタープレート
３３に設けた凹部５５にボール５４を嵌合させておくも
のである。そしてミラーボデーが電動により回動すると
その回動の初めに、ボール５４は凹部から抜け出し、ア
ウタープレート３３の下面を滑動する。
【００１４】
【考案の効果】本考案は前記の構成であるから、電動格
納、中立復帰時に弾性部材が変位し、これによってフレ
ームが上下動しないので衝撃音が出にくく、ドアミラー
の品質を高める効果がある。
納、中立復帰時に弾性部材が変位し、これによってフレ
ームが上下動しないので衝撃音が出にくく、ドアミラー
の品質を高める効果がある。
【図１】本考案の一実施例による取付構造を適用した電
動格納ミラーの一部破断した正面図である。
動格納ミラーの一部破断した正面図である。
【図２】本考案の取付構造の要部の拡大断面図である。
【図３】本考案の要部の分解斜視図である。。
【図４】弾性部材の変形例を示す断面図である。
【図５】 弾性部材の変形例を用いた電動格納ミラーの
要部の断面図である。
要部の断面図である。
１０ 電動格納ミラー １１ ベース １２ 張り出し部 １３ シャフト １４ フレーム １５ ミラーボデー １６ カバー １７ ボックス １８ 底部 １９，３６ ボス ２０ 面取り部 ２１ Ｕ字プレート ２２，２５ｂ 溝 ２３ 衝撃回避機構 ２４，３０ ワッシャ ２５ ウォームホィール ２５ａ，２６ａ，２８ａ，３０ａ 透孔 ２６ クラッチガイド ２６ｂ 縦溝 ２７ クラッチ爪 ２８ クラッチプレート ２９ コイルスプリング ３１ 突起 ３２，５０ 弾性部材 ３３ アウタープレート ３４，３９ 透孔 ３５ 上段水平片 ３７ 下段水平片 ３８ ウォーム ４０ ツインギヤ ４１ ビス ４２ 上縁 ４３ 側壁 ５１ 円盤状本体 ５２ 筒状体 ５３ スプリング ５４ ボール ５５ 凹部
Claims (2)
- 【請求項１】 車両本体側に取り付けられる取り付けベ
ースに立設されたシャフトを、ミラーボデーに固定した
フレームに穿設されたボスに挿通し、ミラーボデー側に
搭載された駆動モータを回動させることにより、前記ミ
ラーボデーをシャフトを軸として回転させるドアミラー
回動部の取付構造において、 前記ボスを貫通したシャフトに挿通され、前記駆動モー
タと係合して回転駆動するギヤと、 該ギヤの上側に配置され、通常時にはシャフトとギヤと
を回転係合させ、ミラーボデーに外力が加えられた際に
シャフトとギヤとの係合を切り離すクラッチ機構と、 前記クラッチ機構を下方向に押圧するように付勢するス
プリングと、 前記シャフトの適所に形成された溝部に係合されて軸方
向の移動が阻止され、前記スプリングを係止して下方向
へ付勢させる固定プレートと、 この固定プレートの上側に配置され、前記シャフトに対
して回転が阻止され、周囲部に１または複数の弾性力を
有する突起が形成された弾性部材と、 該弾性部材の上側に配設され、前記突起と嵌合し得る凹
部または透孔が形成され、且つ、前記駆動モータを固定
するアウタープレートと、 を有し、ドアーミラー回転操作時には前記弾性部材の付勢力に抗
してシャーフトを中心として駆動モータが公転し、ドア
ミラーに外力が加えられた際にはスプリングの付勢力に
抗してクラッチ機構の係合を切り離す ことを特徴とする
ドアミラー回動部の取付構造。 - 【請求項２】 車両本体側に取り付けられる取り付けベ
ースに立設されたシャフトを、ミラーボデーに固定した
フレームに穿設されたボスに挿通し、ミラーボデー側に
搭載された駆動モータを回動させることにより、前記ミ
ラーボデーをシャフトを軸として回転させるドアミラー
回動部の取付構造において、 前記ボスを貫通したシャフトに挿通され、前記駆動モー
タと係合して回転駆動するギヤと、 該ギヤの上側に配置され、通常時にはシャフトとギヤと
を回転係合させ、ミラーボデーに外力が加えられた際に
シャフトとギヤとの係合を切り離すクラッチ機構と、 前記クラッチ機構を下方向に押圧するように付勢するス
プリングと、 前記シャフトの適所に形成された溝部に係合されて軸方
向の移動が阻止され、前記スプリングを係止して下方向
へ付勢させる固定プレートと、 この固定プレートの上側に配置され、前記シャフトに対
して回転が阻止され、周囲部に１または複数のスプリン
グ部材により上方向に付勢されるボールが配置された弾
性部材と、 該弾性部材の上側に配設され、前記ボールと嵌合し得る
凹部が形成され、且つ、前記駆動モータを固定するアウ
タープレートと、 を有し、ドアミラー回転操作時には前記弾性部材の付勢力に抗し
てシャフトを中心として駆動モータが公転し、ドアミラ
ーに外力が加えられた際にはスプリングの付勢力に抗し
てクラッチ機構の係合を切り離す ことを特徴とするドア
ミラー回動部の取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991004170U JP2562426Y2 (ja) | 1991-01-16 | 1991-01-16 | ドアミラー回動部の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991004170U JP2562426Y2 (ja) | 1991-01-16 | 1991-01-16 | ドアミラー回動部の取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0495540U JPH0495540U (ja) | 1992-08-19 |
| JP2562426Y2 true JP2562426Y2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=31733732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991004170U Expired - Lifetime JP2562426Y2 (ja) | 1991-01-16 | 1991-01-16 | ドアミラー回動部の取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2562426Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6604733B2 (ja) * | 2015-03-31 | 2019-11-13 | 株式会社村上開明堂 | 車両用電動格納式視認装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0417391Y2 (ja) * | 1985-04-23 | 1992-04-17 | ||
| JPS62144743U (ja) * | 1986-03-10 | 1987-09-12 | ||
| JPS62161055U (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-13 |
-
1991
- 1991-01-16 JP JP1991004170U patent/JP2562426Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0495540U (ja) | 1992-08-19 |
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