JP2562419Y2 - 電気掃除機用吸込み口 - Google Patents

電気掃除機用吸込み口

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JP2562419Y2
JP2562419Y2 JP1990059959U JP5995990U JP2562419Y2 JP 2562419 Y2 JP2562419 Y2 JP 2562419Y2 JP 1990059959 U JP1990059959 U JP 1990059959U JP 5995990 U JP5995990 U JP 5995990U JP 2562419 Y2 JP2562419 Y2 JP 2562419Y2
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suction port
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宗之 植田
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Nippon Seal Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は電気掃除機用吸込み口に関し、主として、
高級家具、ピアノ、AV機器などの清掃に用いられる。
〔従来の技術〕
従来の電気掃除機用吸込み口においては、吸込み口本
体の底面側に空気吸込み口が設けられ、この空気吸込み
口を取り囲む周辺部にかたい立毛束が適当な間隔をおい
て植毛されたものが使用されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
空気吸込み口の周辺部に立毛束が設けられている従来
の吸込み口では、除塵は主として空気の吸込み力に依存
し、吸込み口の底面側に立毛を面状に密集して植毛して
いなかったので、微細なホコリの清掃が十分ではなかっ
た。また、植毛されている立毛が割合かたくて被清掃面
を傷付けるおそれがあるため、高級家具、ピアノ、AV機
器などの清掃に使用することができなかった。
その上、空気吸込み口の周辺部を取り囲む立毛に繊維
状のごみなどがからみつくと、立毛束の外側から内側の
空気吸込み口の方に吸引される空気量が少なくなり、空
気吸込み口の負圧が大きくなるため、電気掃除機の使用
時における操作抵抗が大きくなって、電気掃除機が取り
扱いにくくなり、塵埃の取り残しが起こるとともに、塵
埃を能率良く除去することができなくなる。
この考案は、これらの事情に鑑みてなされたもので、
吸込み口本体の底面側に柔かい立毛を密集して面状に設
けることができ、清掃時に塵埃の取り残しが起こらず、
使用に際しては操作抵抗が少なくて塵埃を能率良く除去
することができる電気掃除機用吸込み口の提供を目的と
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案は、掃除機本体
に連結される本体カバーの先端側に、被掃除面と接触す
る接触部材が取り付けられてなる電気掃除機用吸込み口
であって、前記本体カバーは、基端側が管状に形成され
て掃除機との接続部となっている一方、先端側には矩形
状の開口部が形成されており、前記接触部材は、前記開
口部に対応した形状の周縁を有して前記本体カバーの先
端側に固定される底面と、この底面に密集して面状に設
けられる柔らかい立毛とを備えており、前記底面には、
その周縁の対面する一方から他方にかけて、略平行四辺
形の吸入口が設けられることにより、前記立毛が複数の
部分に分割されており、前記吸入口の対向する短辺は、
互いに重合しない状態で対向している。
本考案において、互いに重合しない状態で対向すると
は、略平行四辺形の吸入口が、例えば、第2図の状態に
あることを言い、本体カバーを幅方向に移動させた場合
に、立毛と接触しない被清掃面が生じない状態を言う。
〔作用〕
本考案では、吸入口の対向する短辺は、互いに重合し
ない状態で対向しているので、吸込み口を移動させたと
き、底面に密集して面状に設けられた柔らかい立毛は、
被清掃面の塵埃を取り残しなく払拭する。
また、略平行四辺形の吸入口は、底面の周縁の対面す
る一方から他方にかけて設けられている。つまり、吸入
口は、立毛に妨げられることなく外部と通じているた
め、密集した面状の立毛に捕捉される塵埃の量の多少に
かかわらず、吸着力を若干弱くして吸込み口の被清掃面
に沿った移動を容易にする。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
図において、吸込み口本体1は、空気吸込み用の開口
部4に備えた底面2と、この底面2の上側に弾性嵌合さ
れる一端に管状の接続部3aが形成された本体カバー3と
からなる。
吸込み口本体1の底面2には、Yで示す幅方向全体に
傾斜する開口部4が設けられている。この開口部4の傾
斜角度は、底面2の幅方向両端部における開口部4の長
さL1とL2とが、吸込み口本体1のXで示す長さ方向に重
合しないように決められる(第2図参照)。
開口部4によって分離された2つの底面2a,2aは、そ
れらの周辺部をそれぞれ突出縁2b,2bによって取り囲ま
れるとともに、それらの底面2a,2aの全体に、長さ割合
長くて柔かい立毛5,5が密集して面状に設けられてい
る。
この立毛5としては、ポリエステルやナイロンなどの
合成繊維の太さ、10〜30d、長さ、5〜20mm、のものが
用途に合わして適当な密度(例えば、10,000〜50,000本
/平方付)で設けられて、高級家具やピアノ、AV機器な
どの清掃に適した電気掃除機用の吸込み口とされている
が、吸込み口の使用する用途によっては、その他の条件
としてもよいことは勿論である。なお、立毛5は、パイ
ルが前記条件を備えたパイル織物や、前記条件を満足す
るように立毛5が植毛された台座などを、両面接着テー
プや接着剤6などにより、各底面2a,2aに固定される。
底面2は、開口部4の両側の突出縁2b,2bの一部によ
って形成された外周縁に、ゴムまたはエラストマーによ
って作られた衝撃緩和用のクッション部材7が、突出縁
2b,2bの基端部の底面2から外側に突出する係止フラン
ジ2cと当接するように弾性嵌合されている。
本体カバー3は、底面2と対向する部分に形成された
長方形の開口部が底面2の周辺部より少し内側に突出さ
れた長方形の上向き嵌合部2dと弾性嵌合されている。本
体カバー3の先端側立上り部には、その幅方向に吸気用
開口8が設けられている。この吸気用開口8は、清掃時
において、被清掃面から空気中に舞い上った軽いホコリ
やごみを本体カバー3内に吸い取りたいときや、吸込み
口本体1が被清掃面を必要以上に強く吸着しないように
するときに設けられるもので、開口部4の大きさ、およ
びその傾斜角度の決め方次第によっては、必ずしも設け
る必要はない。また、先端側の立上り部に設けられてい
る吸気用開口8は、この位置に限定されるものではな
く、本体カバー3の幅方向両側の立上り部や上面側の長
さ方向に設けるようにしてもよい。
次に、この実施例の吸込み口を用いた場合の清掃作用
について説明する。
電気掃除機の本体側に接続された吸込み口を、吸込み
口本体1の幅方向に往復移動させると、底面2と対向す
る被清掃面は、傾斜した開口部4によって分離された一
方の底面2aに面状に設けられた立毛5によって、長さM1
の領域がふっしょくされ、他方の底面2aに面状に設けら
れた立毛5によって、長さM2の領域がふっしょくされ
る。しかも、底面2の幅方向両端部において、開口部4
の長さL1とL2とが吸込み口本体1の長さ方向に重合せ
ず、2つの長さL1とL2との間には、開口部4の両側の立
毛5,5が吸込み口本体1の長さ方向に重合した形で設け
られていて、ふしょくされる前記2つの長さM1.M2は、
開口部4側で一部重合するから、吸込み口を往復移動さ
せたときの底面2と対向する被清掃面全体は、傾斜する
開口部4の両側の立毛5,5によって確実にふっしょくさ
れる。
このため、被清掃面上の塵埃は、開口部4の両側の面
状に設けられた立毛5,5によって捕捉されるか、開口部
4に吸引されるので、吸込み口は被清掃面上の塵埃を取
り残しなく除去する。
また、吸込み口本体1の開口部4は、周囲を立毛5に
よって取り囲まれていないため、開口部4によって分離
された2つの底面2a,2aに設けられた立毛5,5が被清掃面
上の塵埃を十分に捕捉した状態においても、吸込み口本
体1が被清掃面を必要以上に強く吸着しないで円滑に移
動できるようにし、清掃時における操作性を良くするこ
とができる。
しかも、2つの底面2a,2aに面状に設けられる立毛5,5
は、柔かくて密集している上に、基端部を底面2a,2aの
周辺部を取り囲む突出縁2b,2bによって垂直状態に保持
されているため、高級家具やピアノ、AV機器などの表面
に付着している塵埃を、これらの表面を少しも傷付ける
ことなく、傾斜した開口部4から能率良く除去すること
ができる。
その上、本体カバー3に設けられた吸気用開口8は、
清掃時において、被清掃面から空気中に舞い上がる軽く
て小さいホコリやごみを、電気掃除機の吸引作用を利用
して本体カバー3内に吸い込むため、軽くて小さいホコ
リやごみが清掃後の被清掃面に落下するのを防止して、
被清掃面をきれいな状態に保つことができる。
第4図はこの考案の他の実施例を示したもので、吸込
み口本体1の底面2に、吸込み口本体1の幅方向に傾斜
する2つの開口部4A,4Bを、それらの両端部における開
口長さLA1とLA2、およびLB1とLB2とが、吸込み口本体1
の長さ方向にそれぞれ重合しないように設けた場合であ
る。
この実施例のように、2つの開口部4A,4Bを吸込み口
本体1の底面2に設けた場合には、吸込み口本体1を幅
方向に移動させた清掃時において、被清掃面に及ぼし得
る吸気作用の領域は、開口部4AによるSAと、開口部4Bに
よるSBとを、吸込み口本体1の長さ方向中央部で一部重
複した領域Sに拡げることができるため、前記実施例の
作用効果に加えて、吸込み口本体1の1回の往復移動に
より、被清掃面の広い面積から塵埃を能率良く除去する
ことができる。
なお、吸込み口本体の底面に設けられる開口部は1つ
2つの場合に限定されるものではなく、底面の大きさや
開口部の大きさを考慮して3個以上の複数個としてもよ
いことは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案は上述の通り構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
略平行四辺形の吸入口の対向する短辺は、互いに重合
しない状態で対向しているので、吸込み口を上下または
左右に往復移動させることにより、被清掃面上の塵埃を
確実に払拭することができ、取り残しが起こらないよう
能率良く除去できる。
また、清掃時においては、外部と通じている吸入口の
両端から常時ほぼ一定の空気量が吸込まれているので、
複数個の立毛群によって捕捉されている塵埃量の多少に
かかわらず、吸込み口本体が被清掃面を必要以上に強く
吸着するのを妨げることができ、被清掃面に沿った吸込
み口本体の移動を円滑にして、電気掃除機の操作性を向
上することができる。
その上、接触部材には、柔かい立毛が密集して面状に
設けられているため、高級家具やピアノ、AV機器などの
表面に付着している塵埃を、これらの表面を傷付けるこ
となく払拭して、吸入口から能率良く吸引除去すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断正面図、第2図
は同底面図、第3図は第1実施例についての平面図、第
4図はこの考案の他の実施例の底面図である。 1……吸込み口本体、2,2a……底面 4,4A,4B……開口部、5……立毛

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】掃除機本体に連結される本体カバーの先端
    側に、被掃除面と接触する接触部材が取り付けられてな
    る電気掃除機用吸込み口であって、 前記本体カバーは、基端側が管状に形成されて掃除機と
    の接続部となっている一方、先端側には矩形状の開口部
    が形成されており、 前記接触部材は、前記開口部に対応した形状の周縁を有
    して前記本体カバーの先端側に固定される底面と、この
    底面に密集して面状に設けられる柔らかい立毛とを備え
    ており、 前記底面には、その周縁の対面する一方から他方にかけ
    て、略平行四辺形の吸入口が設けられることにより、前
    記立毛が複数の部分に分割されており、 前記吸入口の対向する短辺は、互いに重合しない状態で
    対向している ことを特徴とする電気掃除機用吸込み口。
JP1990059959U 1990-06-05 1990-06-05 電気掃除機用吸込み口 Expired - Lifetime JP2562419Y2 (ja)

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JPH03264026A (ja) * 1990-03-14 1991-11-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機用吸込具
JPH03264024A (ja) * 1990-03-14 1991-11-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機用吸込具及びその起毛布取付装置並びに起毛布製造方法

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