JP2561767Y2 - シリコーンゴムスイッチの電極取付け構造 - Google Patents
シリコーンゴムスイッチの電極取付け構造Info
- Publication number
- JP2561767Y2 JP2561767Y2 JP10579791U JP10579791U JP2561767Y2 JP 2561767 Y2 JP2561767 Y2 JP 2561767Y2 JP 10579791 U JP10579791 U JP 10579791U JP 10579791 U JP10579791 U JP 10579791U JP 2561767 Y2 JP2561767 Y2 JP 2561767Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicone rubber
- rubber switch
- switch
- mounting structure
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Manufacture Of Switches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はシリコーンゴムからなる
スイッチの電極取付け構造に関するものである。
スイッチの電極取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、断面が中空状の絶縁ゴムの内側に
導電ゴム層を間隙を設けて2層が相対するように構成し
てなるゴムスイッチが一般に使用されている。これはシ
ャッターや扉の端面に設置され障害物に触れるとゴムス
イッチが圧縮され導電ゴム層が接触し電気信号を発する
仕組みになっている。また、ゴムスイッチ部材に耐候性
に優れているシリコーンゴムが多用されてきている。
導電ゴム層を間隙を設けて2層が相対するように構成し
てなるゴムスイッチが一般に使用されている。これはシ
ャッターや扉の端面に設置され障害物に触れるとゴムス
イッチが圧縮され導電ゴム層が接触し電気信号を発する
仕組みになっている。また、ゴムスイッチ部材に耐候性
に優れているシリコーンゴムが多用されてきている。
【0003】ゴムスイッチの電極の取付け構造は、従来
リード線の先端にピン端子をカシメて導電ゴム層の端部
に差し込んだ後、予め所望の形状にプレス成形加工され
たゴムキャップを接着し封止してなるものとか、上下に
金属層を設けたプリント基盤にリード線をハンダ付けし
た電極を導電ゴム層内に差し込んだ後、前記ゴムキャッ
プを接着してなる構成のものであった。
リード線の先端にピン端子をカシメて導電ゴム層の端部
に差し込んだ後、予め所望の形状にプレス成形加工され
たゴムキャップを接着し封止してなるものとか、上下に
金属層を設けたプリント基盤にリード線をハンダ付けし
た電極を導電ゴム層内に差し込んだ後、前記ゴムキャッ
プを接着してなる構成のものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ピン端
子をカシメたものにあっては、ピン端子のコストが高
く、ピン端子を導電ゴム層に差し込んで取付ける際に、
カシメた部分でリード線が切れてしまいやすいなどの不
具合がある。さらにゴムキャップをとりつけたものはス
イッチ断面の形状に合わせて設計した金型を個別に必要
とするため、金型コストも高いものになり、従ってそれ
を用いたゴムスイッチも高価なものとなっている。また
プリント基盤にリード線をハンダ付けして得た電極を取
付けたものにあってはプリント基盤のコストが高いうえ
導電ゴム層の間隙のバラツキに追従できず、スキ間を生
じて接触不良が発生しやすいものであった。
子をカシメたものにあっては、ピン端子のコストが高
く、ピン端子を導電ゴム層に差し込んで取付ける際に、
カシメた部分でリード線が切れてしまいやすいなどの不
具合がある。さらにゴムキャップをとりつけたものはス
イッチ断面の形状に合わせて設計した金型を個別に必要
とするため、金型コストも高いものになり、従ってそれ
を用いたゴムスイッチも高価なものとなっている。また
プリント基盤にリード線をハンダ付けして得た電極を取
付けたものにあってはプリント基盤のコストが高いうえ
導電ゴム層の間隙のバラツキに追従できず、スキ間を生
じて接触不良が発生しやすいものであった。
【0005】これにかんがみ、本考案はゴムスイッチの
電極取付け構造について、部品数、工程数を減らし、か
つ信頼性、生産性をいちじるしく向上させることを課題
とする。
電極取付け構造について、部品数、工程数を減らし、か
つ信頼性、生産性をいちじるしく向上させることを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
になされた本考案は、導電性シリコーンゴム部材と絶縁
性シリコーンゴム部材からなるシリコーンゴムスイッチ
の導電性部材端部に、リード線の心線先端部をハンダ処
理して得た電極を差し込んだ後、液状の絶縁性シリコー
ンゴムで封止してなることを要旨とするものである。
になされた本考案は、導電性シリコーンゴム部材と絶縁
性シリコーンゴム部材からなるシリコーンゴムスイッチ
の導電性部材端部に、リード線の心線先端部をハンダ処
理して得た電極を差し込んだ後、液状の絶縁性シリコー
ンゴムで封止してなることを要旨とするものである。
【0007】以下、本考案を図についてさらに詳しく説
明する。図1(a)、(b)、(c)、(d)に示すよ
うに、本考案のシリコーンゴムスイッチの電極取付け構
造は、基本的に絶縁性シリコーンゴム部材(以下絶縁性
部材という)1と導電性シリコーンゴム部材(以下導電
性部材という)2とが、中空をはさんで相対向するもの
で、導電性部材2の端部には、リード線3の心線先端部
をハンダで補強した電極4が差し込まれ、さらにこの端
部は常温硬化性シリコーンゴムRTV5で封止される。
明する。図1(a)、(b)、(c)、(d)に示すよ
うに、本考案のシリコーンゴムスイッチの電極取付け構
造は、基本的に絶縁性シリコーンゴム部材(以下絶縁性
部材という)1と導電性シリコーンゴム部材(以下導電
性部材という)2とが、中空をはさんで相対向するもの
で、導電性部材2の端部には、リード線3の心線先端部
をハンダで補強した電極4が差し込まれ、さらにこの端
部は常温硬化性シリコーンゴムRTV5で封止される。
【0008】シリコーンゴムスイッチの電極としては、
1〜20mmストリップした絶縁被覆のリード線の露出した
心線にハンダ処理を行って強度を付与した電極を、ゴム
スイッチ片端面の2つの導電性部材に各々差し込むもの
であり、このとき電極部分が1mm以下では導電性部材か
ら抜け落ちる心配があり、また20mm以上では差し込む際
の作業性が低下してしまう。また導電性部材にピンを差
し込んだ後、シリコーンゴムスイッチの端部を液状シリ
コーンゴム(RTV)で封止し、常温硬化させればよ
い。また、耐熱性のリード線を使用する場合は、熱硬化
タイプの液状シリコーンゴム(LTV)で封止してもよ
い。また、シリコーンゴムスイッチ部材は従来公知の導
電材及び絶縁材を用いればよく、加工方法も従来公知の
押し出し成形方法で作られればよい。考案の構成ならび
に作用効果は以下にあげる実施例から明らかである。
1〜20mmストリップした絶縁被覆のリード線の露出した
心線にハンダ処理を行って強度を付与した電極を、ゴム
スイッチ片端面の2つの導電性部材に各々差し込むもの
であり、このとき電極部分が1mm以下では導電性部材か
ら抜け落ちる心配があり、また20mm以上では差し込む際
の作業性が低下してしまう。また導電性部材にピンを差
し込んだ後、シリコーンゴムスイッチの端部を液状シリ
コーンゴム(RTV)で封止し、常温硬化させればよ
い。また、耐熱性のリード線を使用する場合は、熱硬化
タイプの液状シリコーンゴム(LTV)で封止してもよ
い。また、シリコーンゴムスイッチ部材は従来公知の導
電材及び絶縁材を用いればよく、加工方法も従来公知の
押し出し成形方法で作られればよい。考案の構成ならび
に作用効果は以下にあげる実施例から明らかである。
【0009】
【実施例】2本一対になった被覆撚線よりなるリード線
先端部を各々10mm程ストリップし、次いで先端部を軽く
よじり、ハンダ浴槽中でディッピング処理し先端部を強
固な電極とした。次いで予め成形加工されたシリコーン
ゴムスイッチの片端面の一方の導電性部材に1本目の電
極を、またもう一方の導電性部材に2本目の電極を差し
込んだ。次いで、シリコーンゴムスイッチの端部こ絶縁
性の液状シリコーンゴム(信越化学製:KE-45RTV)を5
g 注入し、常温で24時間硬化させて封止し、電極取付け
シリコーンゴムスイッチを得た。
先端部を各々10mm程ストリップし、次いで先端部を軽く
よじり、ハンダ浴槽中でディッピング処理し先端部を強
固な電極とした。次いで予め成形加工されたシリコーン
ゴムスイッチの片端面の一方の導電性部材に1本目の電
極を、またもう一方の導電性部材に2本目の電極を差し
込んだ。次いで、シリコーンゴムスイッチの端部こ絶縁
性の液状シリコーンゴム(信越化学製:KE-45RTV)を5
g 注入し、常温で24時間硬化させて封止し、電極取付け
シリコーンゴムスイッチを得た。
【0010】
【考案の効果】本考案で得られた電極取付け構造は、部
品点数の削減により工程数も少なくなり、生産性が向上
したばかりでなく金型を使用しないため、取付けが簡単
であり、コスト的にも安くでき、かつ多種類にわたるス
イッチゴム断面形状にも何ら制限を受けずに容易に変更
することができるという効果が得られる。なお、実施例
で得られたゴムスイッチの抵抗値を測定した結果、従来
のものと比較し差異は認められなかった。
品点数の削減により工程数も少なくなり、生産性が向上
したばかりでなく金型を使用しないため、取付けが簡単
であり、コスト的にも安くでき、かつ多種類にわたるス
イッチゴム断面形状にも何ら制限を受けずに容易に変更
することができるという効果が得られる。なお、実施例
で得られたゴムスイッチの抵抗値を測定した結果、従来
のものと比較し差異は認められなかった。
【図1】(a)は本考案のシリコーンゴムスイッチの正
面図、(b)は側面図、(c)は(b)のA−A線に沿
う断面図、(d)は(a)のB−B線に沿う断面図であ
る。
面図、(b)は側面図、(c)は(b)のA−A線に沿
う断面図、(d)は(a)のB−B線に沿う断面図であ
る。
1 ・・・・ 絶縁性部材 2 ・・・・ 導電性部材 3 ・・・・ リード線 4 ・・・・ 電極 5 ・・・・ 絶縁性RTVシリコーンゴム
Claims (1)
- 【請求項1】 導電性シリコーンゴム部材と絶縁性シリ
コーンゴム部材からなるシリコーンゴムスイッチの導電
性部材端部に、リード線の心線先端部をハンダ処理して
得た電極を差し込んだ後、液状の絶縁性シリコーンゴム
で封止してなることを特徴とするシリコーンゴムスイッ
チの電極取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10579791U JP2561767Y2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | シリコーンゴムスイッチの電極取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10579791U JP2561767Y2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | シリコーンゴムスイッチの電極取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548155U JPH0548155U (ja) | 1993-06-25 |
JP2561767Y2 true JP2561767Y2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=14417117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10579791U Expired - Lifetime JP2561767Y2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | シリコーンゴムスイッチの電極取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561767Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP10579791U patent/JP2561767Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0548155U (ja) | 1993-06-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |