JP2561709B2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2561709B2
JP2561709B2 JP63204024A JP20402488A JP2561709B2 JP 2561709 B2 JP2561709 B2 JP 2561709B2 JP 63204024 A JP63204024 A JP 63204024A JP 20402488 A JP20402488 A JP 20402488A JP 2561709 B2 JP2561709 B2 JP 2561709B2
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敏行 石保
重幸 伊藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
JFE Pipe Fitting Mfg Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
Nippon Kokan Pipe Fitting Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は水道管,ガス管等の配管に使用される管継手
に関する。
(従来の技術) 水道管などの配管に使用さる管継手として,近時,接
続すべき管を挿入するだけで,該接続管を固定し得る差
し込み式の管継手が開発されている。このような差し込
みの管継手は,接続管の端部を容易に挿入することがで
き,しかも,挿入された接続管の端部が容易に抜けない
ことが必要である。このため,差し込み式の管継手で
は,通常,実開昭55−80586号公報に開示されているよ
うに,内周面にテーパ面を有する筒状の継手本体内に接
続管を固定するための割りリングが設けられている。該
割りリングは,周方向の一部にスリットが形成されて分
割された状態となっており,縮径及び拡径が可能であ
る。該割りリングは,接続管の端部に外嵌されていない
状態では,接続管よりも若干小径となっており,接続管
が継手本体内に挿入される際に,該割りリングが拡径さ
れて該割りリング内に接続管が挿入される。
該割りリングは接続管外周面に外嵌され,接続管が継
手本体内から抜けようとする場合には,割りリングは継
手本体内周面におけるテーパ面に当接して縮径され,接
続管に係止される。これにより,接続管は割りリングに
拘束され,継手本体から抜け止めされる。
(発明が解決しようとする課題) このような従来の管継手では,割りリング内に挿入さ
れた接続管には,該割りリングからは,径方向に,全周
にわたってほぼ均一な力が加わっている。そして,接続
管に継手本体から抜ける方向へ力が加わり,割りリング
が継手本体内周面のテーパ面に当接して縮径した場合に
は,例えば接続管が塩化ビニル管の場合であれば,割り
リングの縮径により割りリングの係止部が該塩化ビニル
管の全周にわたって喰い込む。さらに接続管に作用する
継手本体から抜ける方向への力が大きくなると,該塩化
ビニル管が縮径変形して該塩化ビニル外周面に該割りリ
ング内面の係止部が食い込み,塩化ビニル管外周面に該
割りリングは強固に外嵌される。
該割りリングは,継手本体のテーパ面に当接して縮径
する場合には,周方向の一部が分割された状態であるた
め,そのスリット近傍部が相互に接近するように,周方
向に引張力が作用する。このとき,スリット近傍部はそ
の引張力により比較的容易に縮径するが,該スリットよ
り離れるに連れて,該引張力の作用が弱まり,その縮径
率が小さくなる。割りリングの縮径率は,該スリットの
対向部では最小になる。従って,割りリングは周方向に
おいて,縮径率が異なった状態になる。
割りリング内面に設けられた鋸歯状の係止部は通常,
周方向全周にわたって切込み量が一定となっており,全
周にわたって一定の形状になっている。割りリングは,
前述のように,縮径率が周方向で異なっているため,該
割りリングのスリット近傍部の係止部は,接続管の縮径
変形により接続管に強固に係止するが,スリットと対向
する部分では接続管の変形が小さいため係止力が小さく
なる。その結果,接続管のスリットと対向する部分では
接続管が割りリングから抜けようとする力が作用し,割
りリングのスリット対向部における係止部と接続管外周
面との係止がはずれるおそれがある。このような状態に
なると,割りリングには接続管に対して傾倒するように
力が働き,接続管は割りリングのスリットを広げる方
向,すなわち割りリングを拡径する方向へ力が働く。そ
して,その力が大きくなれば,接続管は割りリングから
抜けてしまう。
また,係止部の切込み量を大きくすれば,接続管は割
りリングから抜けることはなくなるが,その切込み量を
大きくすれば,割りリングの縮径により,スリット近傍
部における接続管への喰込み量が大きくなり,接続管が
破損してしまう。
本発明は,上記従来の問題を解決するものであり,そ
の目的は,接続管の継手本体からの抜け止め効果の大き
い管継手を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は,接続管に継手本体から抜
ける方向に高圧が加わった場合にも該接続管を破損する
ことなく,確実に接続管を拘束し得る管継手を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の管継手は,接続管の端部が一端の開口部から
挿入される筒状であって,その内周側部分には,該開口
部側になるに連れて徐々に縮径する円錐状のテーパ部を
有する継手本体と,該継手本体内に配設されており,該
継手本体内に挿入される接続管に外嵌し得るように周方
向の一部にてスリットが形成されて分割された環状であ
って,その内周側部分全周に鋸歯状の係止部を有する抜
け止め部材と,を具備し,該係止部の切込み量が,該ス
リット近傍部が小さく,該スリットより離れるに連れて
大きくなっていることを特徴としてなり,そのことによ
り上記目的が達成される。
(実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。
本発明の管継手は,第1図に示すように,例えば塩化
ビニル製の接続管40の端部に外嵌される筒状の継手本体
10と,該継手本体10内に配設されたシール材20と,同じ
く該継手本体10内に配設された抜け止め部材30とを有す
る。
本発明の管継手における継手本体10は,一端部に,接
続管40が挿入される開口部11を有し,該開口部11の近傍
部内周面には,環状のシール材用凹溝12が設けられてい
る。該シール材用凹溝12は,開口部11側部分が深く,内
奥側部分が浅い構造となっており,該シール材用凹溝12
内には,例えばゴム製のシール材20が嵌入されて固定さ
れている。該シール材20は,継手本体10内に挿入される
接続管40の端部外周面に密着し,該接続管40外周面と継
手本体10内周面とを液密にシールする。
継手本体10における該シール材用凹溝12よりも継手本
体10の軸方向内奥側の内周面には,抜け止め部材用凹溝
13が設けられている。該抜け止め部材用凹溝13内には,
環状の抜け止め部材30が嵌入されている。
該抜け止め部材30は第2図に示すように,例えば径が
一定の断面円形状をした金属線材を環状に形成したもの
であり,周方向の一部が分割されるように,スリット31
が形成されている。該抜け止め部材30は,継手本体10内
に挿入される接続管40の外径より若干小径であり,該抜
け止め部材30内に接続管40が挿入される際には,該抜け
止め部材30は,スリット31が広がるように拡径する。そ
して,該抜け止め部材30内に接続管40が挿入されると,
該抜け止め部材30に働く縮径により,接続管40外周面に
係止される。
該抜け止め部材30の内周側部分には,鋸歯状の係止部
32が形成されている。該係止部32は,例えば,第3図お
よび第4図に示すように,環状の抜け止めリング30の径
方向に沿った第1平坦面32a,該第1平坦面32aの継手本
体10内奥側に連設された該第1平坦面32aと直交する第
1内周面32b,該第1内周面32bに直交する第2平坦面32
c,および該第2平坦面32cの継手本体10内奥側に連設さ
れた第2内周面32dおよび抜け止めリング30の周面によ
り鋸歯状に形成されている。該抜け止めリング30の鋸歯
状の該係止部32における切込み量は,スリット31近傍部
では小さく,該スリット31から離れるに連れて徐々に大
きくなっており,該スリット31対向部では最も大きくな
っている。すなわち,第4図に示すスリット31対向部に
おける第1平坦面32aの切込み深さH1が,第3図におけ
る第1平坦面32aの切込み深さH2よりも,大きくなって
いる。このような抜け止め部材30は,例えば,金属線材
を環状に成形した後に,その金属線材を,中心位置がス
リット対向部側に若干ずらせた状態で切剤加工すること
により容易に製造し得る。
抜け止め部材30が嵌入された抜け止め部材用凹溝13
は,継手本体10の内奥側部分に,抜け止め部材30より若
干大きい空間部を有する。抜け止め部材用凹溝13におけ
る継手本体10内奥側の側面13bは,継手本体10の軸心に
対して略直交状態となっている。抜け止めリング用凹溝
13は,継手本体10の開口部11側に,該開口部11側になる
に連れて徐々に縮径した円錐状テーパ部13aを有する。
このような構成の管継手は,継手本体10の抜け止め部
材用凹溝13内に,環状の抜け止め部材30が嵌入されてお
り,また,シール材用凹溝12内にシール材20が嵌入され
て固定されている。そして,該継手本体10の開口部11か
ら接続管40が挿入されると,該接続管40の先端部は,抜
け止め部材30を押圧し,該抜け止め部材30を凹溝13の内
奥側面13bに突き当てる。このような状態でさらに接続
管40が継手本体10内に押込まれると,抜け止め部材用凹
溝13の内奥側面13bに当接した抜け止め部材30を拡径し
て,接続管40が挿入される。
このような接合状態で,例えば上水が,継手本10およ
び接続管40内に通流されると,接続管40には,継手本体
10から抜けようとする方向に力が加わり,接続管40は,
継手本体10から抜ける方向へ移動する。この移動に伴
い,継手本体10内の接続管40に外嵌された抜け止め部材
30は,該接続管40と一体的に平行移動する。そして,抜
け止め部材30の外周面が,第5図に示すように,抜け止
め部材用凹溝13の円錐状テーパ部13aに当接する。
このような状態で,接続管40がさらに継手本体10から
抜ける方向へ移動すると,抜け止め部材30には,第5図
に示すように,抜け止め部材用凹溝13の円錐状テーパ部
13aからの反力が加わり,該テーパ部13aに沿った力が加
わる。これにより,抜け止め部材30には第5図に矢印A
で示す方向へのねじれ力が作用しながら,最小径の係止
部32が接続管40外周面に喰い込む。さらに,大きな引抜
け力が加わると,該抜け止め部材30はねじられて,第6
図に示すようにして,該抜け止め部材30の係止部32が接
続管40外周面に食い込んで係止される。
このとき,抜け止め部材30の鋸歯状の係止部32は,ス
リット31近傍部の切込み量が小さく,スリット31から離
れるに連れて徐々に大きくなっている。その結果,該係
止部32は,スリット31から離れるに連れて,接続管40外
周面への喰い込み量が増加し,スリット31と対向する部
分ではその喰い込み量が最大になる。これに対し,抜け
止め部材30は,スリット31近傍部では,縮径量が大きく
なるため,該スリット近傍部での係止部32の喰い込み量
が比較的小さいにもかかわらず,接続管40外周面への係
止力は大きくなり,結局,抜け止め部材30は,接続管40
外周面を周方向全周にわたってほぼ均一な係止力にて拘
束する。
抜け止め部材30における鋸歯状の係止部32の切込み量
は,接続管40の材質や形状,あるいは抜け止め部材30を
構成する金属線材の径等により異なるが,例えば,接続
管40が外径216mm,肉厚11mmの塩化ビニル管であり,抜け
止め部材30を構成する金属線材の外径が9mmの場合に
は,該抜け止め部材30の係止部32におけるスリット近傍
部の第1平担面32の切り込み深さH1は0.7mm程度,スリ
ット対向部の第1平坦面の切込み深さH2は1.0〜1.1mm程
度とされる。
なお,上記実施例では,抜け止め部材として,金属線
材を環状に成形したものについて説明したが,本発明は
このようなものに限定されるものではなく,例えば,抜
け止め部材としては,円筒状であって,その内周面に複
数の鋸歯状の係止部が形成され,その係止部の切込み量
がスリット近傍部では小さく,スリットより離れるにつ
れて大きくなっているものであってよい。
(発明の効果) 本発明の管継手は,このように,スリットを有する抜
け止め部材の内周側部分に形成された鋸歯状の係止部に
おける切込み量が,スリット近傍部では小さく,スリッ
トより離れるた連れて大きくなっているため,縮径率の
小さいスリット対向部では,該係止部の接続管外周面へ
の喰い込み量が大きくなり,反対に縮径率の大きいスリ
ット近傍部では,該係止部の接続管外周面への喰い込み
量が小さくなって,該抜け止め部材は,全周面にわたっ
てほぼ均一な係止力にて接続管を拘束する。その結果,
継手本体内に挿入された接続管の端部に局所的に力が作
用して該接続管を破損するおそれがない。また,抜け止
め部材が均一な係止力にて接続管を拘束しているため,
接続管に対して抜け止め部材が傾倒し,接続管が抜け止
め部材から抜けるおそれもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の管継手の一例を示す断面図,第2図は
抜け止め部材の一例を示す正面図,第3図は第2図のII
I−III線における断面図,第4図は第2図のIV−IV線に
おける断面図,第5図および第6図はそれぞれ本発明の
管継手の動作説明のための要部断面図である。 10……継手本体,11……開口部,30……抜け止め部材 31……スリット,32……係止部,40……接続管。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続管の端部が一端の開口部から挿入され
    る筒状であって,その内周側部分には,該開口部側にな
    るに連れて徐々に縮径する円錐状のテーパ部を有する継
    手本体と, 該継手本体内に配設されており,該継手本体内に挿入さ
    れる接続管に外嵌し得るように周方向の一部にてスリッ
    トが形成されて分割された環状であって,その内周側部
    分全周に鋸歯状の係止部を有する抜け止め部材と,を具
    備し, 該係止部切込み量が,該スリット近傍部が小さく,該ス
    リットより離れるに連れて大きくなっていることを特徴
    とする管継手。
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