JP2561680Y2 - 改質器 - Google Patents

改質器

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JP2561680Y2
JP2561680Y2 JP2440892U JP2440892U JP2561680Y2 JP 2561680 Y2 JP2561680 Y2 JP 2561680Y2 JP 2440892 U JP2440892 U JP 2440892U JP 2440892 U JP2440892 U JP 2440892U JP 2561680 Y2 JP2561680 Y2 JP 2561680Y2
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孝雄 野本
和典 小林
宏吉 上松
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石川島播磨重工業株式会社
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  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、改質器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、水素ガス等の燃料を生成する改質
器として、図3に示す構造のものが一般に知られてい
る。この改質器1は、耐火材よりなる本体容器2と、該
本体容器2の下部に取り付けられ本体容器2内の温度を
上昇させるバーナ3と、該バーナ3の周囲に配置される
改質管4とを具備しており、全体としてシェルアンドチ
ューブ方式となっている。
【0003】このような改質器1に使用される改質管4
としては、二重管状に配置された外筒4aと内筒4bと
の間の筒状空間に触媒を充填して反応流路5を形成した
ものが知られている。そして、該改質管4にメタンガス
と水蒸気との混合気体を送り込み(図3に示す実線の矢
印)、該混合気体を反応流路5に挿通させる間に、バー
ナ3によって加熱することにより、触媒による反応を活
発化させて、水素ガスを生成するもの(図3に示す破線
の矢印)であり、その構造上、耐圧性に優れるという利
点を有している。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】しかしながら、この
ような改質管4であると、その構造上の制限から、伝熱
面積を大きくとることができないという欠点がある。し
たがって、所望の伝熱性能を得るために、その改質管4
を使用した改質器1自体もその寸法を大きくせざるを得
ず、省スペースの要求を満たすことができないという問
題点があった。この問題点を解決する改質器として、プ
レート式のものが提案されているが、耐圧性の点におい
て劣っており、省スペースおよび耐圧性を両立させた改
質器の開発が望まれている。
【0005】本考案は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、プレートフィン方式を採用することによ
り、伝熱面積の拡大、耐圧性の向上等を図ることを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、平行間隔を空けて配される複数の隔離板
とその間に配される波形状フィンとを積層状態として、
高温流体を挿通する高温流路と、粒状の触媒を充填して
なる反応流路とを積層方向に交互に配設してなり、該反
応流路の途中位置に、波形状フィンによって仕切られた
複数の小流路を相互に連通する流路連通部が設けられて
いる改質器を提案している。
【0007】
【作用】本考案に係る改質器によれば、反応流路に原料
を挿通させ、かつ、高温流路に高温流体を挿通させるこ
とにより、高温流体から反応流路に充填された触媒を加
熱して、触媒と原料との反応を活発化させる。反応流路
に進入した原料となる流体は、波形状フィンによって仕
切られた各小流路を挿通するが、小流路を連通する流路
連通部において合流され、再び各小流路に分配されるこ
とになる。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係る改質器の一実施例につい
て、図1および図2を参照して説明する。これら各図に
おいて、符号10は改質器、11は隔離板、12は波形
状フィン、13は反応流路、14は高温流路、15は反
応流路入口ヘッダ、16は反応流路出口ヘッダ、17は
触媒、18はサポート、19は小流路、20は流路連通
部、21は高温流路入口ヘッダ、22は高温流路出口ヘ
ッダである。
【0009】本実施例の改質器10は、複数の隔離板1
1と複数の波形状フィン12とを交互に積層状態として
複数並列に形成された流路を有している。この流路は、
原料となる流体を挿通させて燃料となる水素を生成する
反応流路13と、高温流体を挿通させる高温流路14と
を具備しており、該反応流路13と高温流路14とは、
交互に積層状態に配されている。
【0010】反応流路13は、図1に示すように、直線
状に形成されており、その両端に、反応流路入口ヘッダ
15および反応流路出口ヘッダ16が配設されている。
そして、該反応流路入口ヘッダ15によって、原料とな
る流体(例えば、メタンガスと水蒸気の混合気体)が並
列状態の各反応流路13に分配され、該反応流路13を
図中に実線で示す方向に挿通させられた後に反応流路出
口ヘッダ16において合流させられて外部に排出される
ようになっている。
【0011】この反応流路13には、原料となる流体を
燃料となる水素に改質する触媒17が充填されている。
この触媒17は、例えばニッケルの粉末をセラミックで
粒状に固めて平均粒径が約3mmとなるように成形され
たものである。そして、反応流路13と反応流路入口ヘ
ッダ15および反応流路出口ヘッダ16との間には、流
体を挿通させ、かつ、反応流路13内部に充填された触
媒17が反応流路入口ヘッダ15および反応流路出口ヘ
ッダ16にこぼれないように保持する金網状のサポート
18が設けられている。
【0012】また、各反応流路13は、隔離板11の間
に配される波形状フィン12によって、それぞれ複数の
小流路19に区画されているが、この反応流路13にお
ける波形状フィン12は、反応流路13の全長を複数に
分割した長さを有していて、反応流路13の長手方向に
間隔をおいて複数配置されており、該間隔位置に、前記
小流路19を連通する流路連通部20が形成されてい
る。
【0013】一方、高温流路14は、前記反応流路出口
ヘッダ16の側方に配設される高温流路入口ヘッダ21
と、前記反応流路入口ヘッダ15の側方に配置される高
温流体出口ヘッダ22とを連通状態とする流路であっ
て、高温流体入口ヘッダ21に進入した高温流体を前記
反応流路13と直交する方向から進入させ、図1に破線
で示すように、途中位置にて流通方向を直角に変えて反
応流路13の長手方向に沿って流通させる。この反応流
路13の長手方向に沿う部分の高温流路14において反
応流路13の触媒17が主に加熱させられることになる
のであるが、この部分において高温流体と原料となる流
体との流通方向は互いに逆行する方向になっており、挿
通の間に加熱させられる原料となる流体と、挿通の間に
冷却させられる高温流体との温度差を均一化して、改質
器10各部における伝熱特性の均一化が図られている。
そして、高温流体は、その後に、反応流路13の終端付
近で再度流通方向を直角に変更されて高温流体出口ヘッ
ダ22に合流させられるようになっている。
【0014】このように構成された改質器10を使用し
て水素ガスを生成するには、高温流路入口ヘッダ21か
ら高温流体(例えば700℃から800℃)を注入して
高温流路14内部を挿通させると同時に、反応流路入口
ヘッダ15から原料となる流体を流入させて反応流路1
3内部を挿通させることにより、高温流体によって触媒
17を加熱して原料との反応を促進させる。
【0015】ここで、反応流路13を流通する原料とな
る流体は、反応流路13内に配された触媒17の周囲を
挿通させられることになるが、該反応流路13には、途
中位置に、小流路19を連通状態とする流路連通部20
が設けられているので、各小流路19を挿通させられた
流体は、該流体連通部20において、一旦合流させら
れ、再度各小流路19に振り分けられることになる。こ
れによって、粒状の触媒17と波形状フィン12との間
に、ある定まった流体の通り道(リークパス)が形成さ
れることが防止され、原料となる流体は、触媒17の周
囲に均一に挿通させられることになる。
【0016】〈他の実施態様〉 なお、本考案に係る改質器10にあっては、次の技術を
採用することができる。 反応流路13に間隔をおいて配置される波形状フィ
ン12の間隔位置に形成される流体連通部20に代え
て、波形状フィン12を反応流路13の長手方向に渡っ
て配し、その途中位置に各小流路19を連通する貫通穴
を設けること。 金網状のサポート18に代えて、触媒17の粒径よ
り小さい径の貫通穴を複数設けたグレーティング等を使
用すること。 ニッケルをセラミックで固めて粒状とした触媒17
に代えて他の任意の触媒を使用すること。 任意の高温流体および原料となる流体を使用するこ
と。
【0017】
【考案の効果】以上、説明したように、本考案に係る改
質器は、複数の隔離板と複数の波形状フィンとを積層状
態として、高温流体を挿通する高温流路と、粒状の触媒
を充填してなる反応流路とを積層方向に交互に配設して
なり、該反応流路の途中位置に、波形状フィンによって
仕切られた複数の小流路を相互に連通する流路連通部が
設けられているので、以下の効果を奏する。 (1) 隔離板と波形状フィンとを積層するプレートフ
ィン方式とすることによって各流路を挿通する流体の圧
力に対する耐圧性を向上し、かつ、積層構造および波形
状フィンによって伝熱効率を向上してコンパクトな改質
器を構成することができる。 (2) 反応流路の途中位置に設けられた流路連通部に
よって流体が偏って流通させられる現象、いわゆるリー
クパスの発生が回避され、原料となる流体が触媒の周囲
に均一に挿通させられるので、反応効率の低下を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る改質器の一実施例を示す一部を破
断した正面図である。
【図2】図1の改質器の内部構造を示す斜視図である。
【図3】従来の改質器を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 改質器 2 本体容器 3 バーナ 4 改質管 4a 外筒 4b 内筒 5 反応流路 10 改質器 11 隔離板 12 波形状フィン 13 反応流路 14 高温流路 15 反応流路入口ヘッダ 16 反応流路出口ヘッダ 17 触媒 18 サポート 19 小流路 20 流路連通部 21 高温流路入口ヘッダ 22 高温流路出口ヘッダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 上松 宏吉 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (56)参考文献 特開 平3−6953(JP,A) 特開 平2−116604(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行間隔を空けて配される複数の隔離板
    とその間に配される波形状フィンとを積層状態として、
    高温流体を挿通する高温流路と、粒状の触媒を充填して
    なる反応流路とを積層方向に交互に配設してなり、該反
    応流路の途中位置に、波形状フィンによって仕切られた
    複数の小流路を相互に連通する流路連通部が設けられて
    いることを特徴とする改質器。
JP2440892U 1992-04-16 1992-04-16 改質器 Expired - Fee Related JP2561680Y2 (ja)

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