JP2561610Y2 - 作業機械における燃料タンクへの燃料補給装置 - Google Patents

作業機械における燃料タンクへの燃料補給装置

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JP2561610Y2
JP2561610Y2 JP4754893U JP4754893U JP2561610Y2 JP 2561610 Y2 JP2561610 Y2 JP 2561610Y2 JP 4754893 U JP4754893 U JP 4754893U JP 4754893 U JP4754893 U JP 4754893U JP 2561610 Y2 JP2561610 Y2 JP 2561610Y2
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fuel
refueling
pump
fuel tank
fuel supply
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伸行 小林
雄一 早田
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新キャタピラー三菱株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧シヨベル等の作業
機械における燃料タンクへの燃料補給装置に関するもの
である。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】一般に、
この種作業機械のなかには、搭載する燃料タンクへの燃
料補給を、燃料補給ポンプを用いて行うようにしたもの
が有る。そしてこの様に、燃料補給ポンプを用いたもの
では、図4に示すように、燃料タンク内の燃料が満量に
なつたことを検知する満量検知スイツチ8を燃料補給ポ
ンプ6の電源回路に接続し、操作スイツチ9をON操作
した燃料補給状態で、満量検知スイツチ8が満量検知す
ることに伴い燃料補給ポンプへの電源供給を断ち、これ
によつて燃料が燃料タンクから溢れないよう配慮してい
る。
【0003】ところがこのものは、操作スイツチ9と満
量検知スイツチ8とが直列接続して燃料補給ポンプの電
源回路を構成していたから、操作スイツチが自動的に開
成状態に復帰する形式のものを採用したときには、該ス
イツチを人為的に押し続けなければならなず、面倒かつ
煩雑になるという問題がある。
【0004】さらには、前記自動復帰型の操作スイツチ
を用いたものであるとき、ドラムカン等の燃料補給タン
ク側が空になつたことに気付かず、操作スイツチをON
操作し続けたり、また操作スイツチがON−OFF切換
え式のものであるとき、燃料補給タンク側が空になつて
もONに切換えたままにした場合に、燃料補給ポンプは
駆動し続けることになつて無駄なバツテリ消耗をする許
りでなく、燃料補給ポンプは、補給燃料のない状態で駆
動(空転)し続けることになつて燃料補給ポンプが焼き
付く等、ポンプ故障を誘発する要因の一つになつてい
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる作業機械
における燃料タンクへの燃料補給装置を提供することを
目的として創案されたものであつて、作業機械に搭載す
る燃料タンクに燃料補給をするための燃料補給装置であ
つて、該燃料補給装置は、燃料補給ポンプと、燃料タン
クの上部に設けられ、燃料補給ポンプによつて補給され
る燃料を一時的に溜める燃料補給室と、該燃料補給室に
溜められた補給燃料の検知をする補給燃料検知手段とを
備えると共に、前記補給燃料検知手段を、燃料補給室に
補給燃料の溜めがなくなつたことの検知に基づいて燃料
補給ポンプの駆動停止を行うよう燃料補給ポンプの電源
回路に接続したことを特徴とするものである。また、作
業機械に搭載する燃料タンクに燃料補給をするための燃
料補給装置であつて、該燃料補給装置は、燃料補給ポン
プと、燃料タンクの上部に設けられ、燃料補給ポンプに
よつて補給される燃料を一時的に溜める燃料補給室と、
該燃料補給室に溜められた補給燃料の検知で閉成する補
給燃料検知スイツチと、燃料タンク内の燃料が満量にな
つたことの検知で開成する満量検知スイツチと、開成状
態に自動復帰する始動スイツチと、閉成状態に自動復帰
する停止スイツチとを備え、前記燃料補給ポンプの電源
回路は、始動スイツチ、停止スイツチおよび燃料補給ポ
ンプとが直列接続される一方、始動スイツチに対し、補
給燃料検知スイツチおよび満量検知スイツチが直列接続
されたものを並列接続して構成したことを特徴とするも
のである。
【0006】そして本考案は、この構成によつて、補給
燃料がなくなつたときには、燃料補給ポンプを自動的に
停止するようにしたものである。
【0007】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は作業機械に搭載される燃料
タンクであつて、該燃料タンク1の上部には、燃料補給
室2が形成されている。この燃料補給室2は、上下両側
方に流路X、Yがそれぞれ形成された仕切り壁2aを介
して、上下両側が連通する状態で一半室部2Aと他半室
部2Bとに二分割されているが、一半室部2Aは、底面
部が燃料タンク1の上面によつて塞がれていると共に、
側面部には供給管5の一端部が止着される供給口2bが
形成されている。一方、他半室部2Bは、底面部が開口
していて燃料タンク1と連通している。そして、ドラム
カン等の補給タンク(図示せず)内の燃料が、燃料補給
ポンプ6の駆動に基づいて供給管5を通つて供給口2b
から供給された場合に、該供給された燃料は、一半室部
2Aから仕切り壁2aの下側流路Yを通つて一部が他半
室部2Bに流れるが、該下側流路Yを通つて流れる流量
は、燃料補給ポンプ6によつて補給される燃料の量より
も小さく設定されており、これによつて、一半室部2A
に該補給された燃料が貯溜する設定になつている。そし
て、該貯溜した燃料が一半室部2Aに充満すると、上側
流路Xから溢れ出て他半室部2Bに流れ、ここから燃料
タンク1に供給されるようになつている。さらに、7は
一半室部2Aに設けられるフロート式の補給燃料検知ス
イツチ(本考案の補給燃料検知手段に相当する)であつ
て、該補給燃料検知スイツチ7は、前述したように燃料
が一半室部2Aに充満して所定量以上になると、これを
検知して閉成するように設定されている。
【0008】一方、8は燃料タンク1に設けられるフロ
ート式の満量検知スイツチであつて、該満量検知スイツ
チ8は、燃料タンク1内の燃料が満量になつたことの検
知で開成するように設定されている。また、9は燃料補
給ポンプ始動用の始動操作スイツチであつて、該始動操
作スイツチ9は、オペレータが操作しやすい適宜位置に
設けられるものであるが、操作しているときのみ閉成状
態となり、操作していないときは開成状態に自動復帰す
るように設定されている。さらに、10は燃料補給ポン
プ停止用の停止操作スイツチであつて、該停止操作スイ
ツチ10は、操作しているときのみ開成状態となり、操
作していないときは閉成状態に自動復帰するように設定
されている。
【0009】そして、前記各スイツチ7、8、9、10
は燃料補給ポンプ6の電源回路に接続されるが、この場
合に、図2に示す如く、燃料補給ポンプ6、停止操作ス
イツチ10および始動操作スイツチ9とが直列接続され
る一方、始動操作スイツチ9に対し、補給燃料検知スイ
ツチ7および満量検知スイツチ10が直列接続されたも
のが並列接続されている。
【0010】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、燃料タンク1が満量となつておらず、かつ始動、
停止操作スイツチ9、10を操作していない状態では、
始動操作スイツチ9および補給燃料検知スイツチ7は開
成しており、一方、停止操作スイツチ10および満量検
知スイツチ8は閉成している。このものにおいて、燃料
タンク1に燃料を補給すべく始動操作スイツチ9を操作
すると、該操作によつて始動操作スイツチ9が閉成し、
これによつて電源から始動操作スイツチ9、停止操作ス
イツチ10を経て燃料補給ポンプ6に至る回路が閉成状
態となつて、燃料補給ポンプ6が始動することになる。
そして燃料補給ポンプ6が始動すると、前述したよう
に、燃料はまず燃料補給室2の一半室部2Aに供給さ
れ、ここに充満した状態となつて燃料タンク1側に流れ
ることになるが、この場合に、燃料が一半室部2Aに充
満すると、これを検知して補給燃料検知スイツチ7が閉
成し、これに基づいて電源から満量検知スイツチ8、補
給燃料検知スイツチ7、停止操作スイツチ10を経て燃
料補給ポンプ6に至る回路が閉成状態となり、これによ
つて電源から燃料補給ポンプ6に至る回路が自己保持さ
れた状態となつて、前記始動操作スイツチ9の操作を止
めても、燃料補給ポンプ6は駆動し続け、燃料タンク1
に燃料が補給されることになる。一方、燃料タンク1が
満量となつた場合には、これを検知して満量検知スイツ
チ8が開成し、これによつて前記電源から燃料補給ポン
プ6に至る電源回路が断たれて、燃料補給ポンプ6は自
動的に停止することになる。また、満量になる以前に燃
料補給ポンプ6を停止させたい場合には、停止操作スイ
ツチ10を操作すれば、前記燃料補給ポンプ6の電源回
路が断たれることになつて、燃料補給ポンプ6は停止す
ることになる。
【0011】さらに、燃料タンク1が満量になる以前に
補給タンクが空となつた場合には、燃料補給室2の一半
室部2Aへの燃料補給が断たれ、これによつて、一半室
部2A内の燃料は下側流路Yを介して他半室部2Bに流
れ落ちて所定量以下となり、これに基づいて補給燃料検
知スイツチ7が開成することになつて前記燃料補給ポン
プ6の電源回路が断たれ、燃料補給ポンプ6は自動的に
停止することになる。
【0012】この様に、本考案が実施されたものにあつ
ては、燃料タンク1に燃料を補給するにあたり、始動操
作スイツチ9を、燃料補給室2に燃料が充満するあいだ
だけ操作すれば、あとは自動的に補給燃料ポンプ6が駆
動し続け、そして燃料タンク1が満量になつた場合には
自動的に停止することになり、燃料補給作業を極めて容
易に行えることになる。しかも、燃料補給中に補給タン
クが空になつた場合には、これを燃料補給室2に設けた
補給燃料検知スイツチ7が検知して燃料補給ポンプ6の
自動的な停止がなされることになり、従来のように補給
タンクが空になつても燃料補給ポンプ6が駆動し続けて
バツテリが無駄に消耗されたりポンプ故障を起こしたり
する不具合を確実に回避できて、信頼性の高いものとす
ることができる。
【0013】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、燃料タンクに燃料を補給するにあ
たり、燃料補給ポンプによつて補給される燃料は、燃料
タンクの上部に設けられた燃料補給室に一時的に溜めら
れ、ここから燃料タンクに供給されることになるが、こ
の燃料補給中に、ドラムカン等の補給タンク側が空にな
つて燃料補給室に補給燃料の溜めがなくなつた場合に
は、これを補給燃料検知手段が検知し、該検知に基づい
て燃料補給ポンプの駆動停止が行われることになる。こ
の結果、燃料補給中に補給タンクが空になつた場合に
は、燃料補給ポンプが自動的に停止することになつて、
従来のように補給タンクが空になつても駆動し続けてバ
ツテリが無駄に消耗されたりポンプ故障を起こしたりす
る不具合を確実に回避でき、信頼性の高いものとするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料補給装置の一部断面側面図である。
【図2】燃料補給装置の電気回路図である。
【図3】従来の燃料補給装置の一部断面側面図である。
【図4】従来の燃料補給装置の電気回路図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 燃料補給室 6 燃料補給ポンプ 7 補給燃料検知スイツチ 8 満量検知スイツチ 9 始動操作スイツチ 10 停止操作スイツチ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機械に搭載する燃料タンクに燃料補
    給をするための燃料補給装置であつて、該燃料補給装置
    は、燃料補給ポンプと、燃料タンクの上部に設けられ、
    燃料補給ポンプによつて補給される燃料を一時的に溜め
    る燃料補給室と、該燃料補給室に溜められた補給燃料の
    検知をする補給燃料検知手段とを備えると共に、前記補
    給燃料検知手段を、燃料補給室に補給燃料の溜めがなく
    なつたことの検知に基づいて燃料補給ポンプの駆動停止
    を行うよう燃料補給ポンプの電源回路に接続したことを
    特徴とする作業機械における燃料タンクへの燃料補給装
    置。
  2. 【請求項2】 作業機械に搭載する燃料タンクに燃料補
    給をするための燃料補給装置であつて、該燃料補給装置
    は、燃料補給ポンプと、燃料タンクの上部に設けられ、
    燃料補給ポンプによつて補給される燃料を一時的に溜め
    る燃料補給室と、該燃料補給室に溜められた補給燃料の
    検知で閉成する補給燃料検知スイツチと、燃料タンク内
    の燃料が満量になつたことの検知で開成する満量検知ス
    イツチと、開成状態に自動復帰する始動スイツチと、閉
    成状態に自動復帰する停止スイツチとを備え、前記燃料
    補給ポンプの電源回路は、始動スイツチ、停止スイツチ
    および燃料補給ポンプとが直列接続される一方、始動ス
    イツチに対し、補給燃料検知スイツチおよび満量検知ス
    イツチが直列接続されたものを並列接続して構成したこ
    とを特徴とする作業機械における燃料タンクへの燃料補
    給装置。
JP4754893U 1993-08-09 1993-08-09 作業機械における燃料タンクへの燃料補給装置 Expired - Lifetime JP2561610Y2 (ja)

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JPH0713549U JPH0713549U (ja) 1995-03-07
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JP6534955B2 (ja) * 2016-03-16 2019-06-26 ヤンマー株式会社 作業車

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