JP2561582B2 - ブロ−成形機におけるパリソン射出ダイスおよび樹脂替え方法 - Google Patents

ブロ−成形機におけるパリソン射出ダイスおよび樹脂替え方法

Info

Publication number
JP2561582B2
JP2561582B2 JP24710791A JP24710791A JP2561582B2 JP 2561582 B2 JP2561582 B2 JP 2561582B2 JP 24710791 A JP24710791 A JP 24710791A JP 24710791 A JP24710791 A JP 24710791A JP 2561582 B2 JP2561582 B2 JP 2561582B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
die
housing
parison
core metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP24710791A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05447A (ja
Inventor
博章 古屋
幸徳 小濱
克俊 深野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP24710791A priority Critical patent/JP2561582B2/ja
Publication of JPH05447A publication Critical patent/JPH05447A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2561582B2 publication Critical patent/JP2561582B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ブロー成形機における
パリソン射出ダイスおよび樹脂替え方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来,ブロー成形機のダイス内の樹脂替
えは次のような方法によって行なわれていた。すなわ
ち,ダイスを樹脂(即ち,材質,色などを替えるこ
と)毎の専用にし,樹脂変化毎にダイスを交換する方
法,1つのダイスで全ての樹脂に対応可能に供し,樹
脂変化毎にダイスを解体,掃除後,再度組立てて再使用
する方法,1つのダイスで全ての樹脂に対応可能に供
し,ダイスの解体を行なわずに,多量の新しい樹脂を供
給して残留する旧樹脂を吐き出させて樹脂通路を掃除す
る方法等によって行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし,の方法で
は,ダイスを複数製作するため費用がかかり,保管や管
理が大変であるとともに,ダイスの交換作業に約半日か
ら1日間かかる。また,の方法では,ダイスの解体・
取付作業に多大な時間(約1〜3日間)がかかる。さら
に,の方法では,旧樹脂と新樹脂が完全に入れ替わる
のに多大な樹脂と時間(約1日)が必要となるなどの問
題があった。
【0004】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなした
もので,ダイスハウジングに内挿された芯金とマンドレ
ルを新規な装置により付着樹脂の掃除が簡易に行なえ
て,樹脂替えを円滑に行なえるブロー成形機におけるパ
リソン射出ダイスを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に,本発明に係るブロー成形機のパリソン射出ダイス
は,ダイスハウジングに芯金を内挿して筒状通路を形成
するとともに,芯金先端部に筒状樹脂吐出口の開口幅を
規制可能なマンドレルを取り付けてなるブロー成形機の
パリソン射出ダイスにおいて,前記芯金とマンドレルの
ユニットをダイスハウジングに対して摺動移動可能に取
り付け,芯金外周の筒状通路形成部をハウジング外部に
露出可能とした構成にした。
【0006】さらに,本発明に係るブロー成形機におけ
るパリソン射出ダイスの樹脂替え方法においては,パリ
ソン射出ダイスの樹脂替え方法において,ダイスハウジ
ングの射出開口から芯金およびマンドレルを一体化した
ユニット状にして突出移動させることにより芯金の筒状
通路形成エッジによってダイスハウジング内面から付着
樹脂を掻き取るとともに,露出ユニットの表面部の付着
樹脂を除去した後,前記ユニットをハウジング内に戻し
て樹脂替えをなすようにした。
【0007】
【作用】樹脂替えに際し,ロックシリンダの先端部に固
着した固定ブロックと芯金との嵌合状態を解除し,次い
で,多連結シリンダに係合したロッドを伸張させてユニ
ットをストローク下限に降下させ,露出ユニットの表面
部の付着樹脂を除去する。除去後は,ロッドを縮退させ
てユニットを上昇させ,固定ブロックと芯金を嵌合させ
て樹脂替えを完了する。このため,樹脂替えに要する時
間が短縮され,かつ旧樹脂の除去が容易に行なえる。
【0008】
【実施例】本発明に係るブロー成形機におけるパリソン
射出ダイスおよび樹脂替え方法の具体的実施例を図面を
参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施例に係る
パリソン射出ダイスの縦断面図である。
【0009】ダイス30は,ダイスハウジング32が上
部ハウジング材34と下部ハウジング材36とによって
構成してあり,これらのハウジング材34,36が,下
部ハウジング材36の下方から挿入したボルト38によ
って,容易に着脱,交換できるように締結してある。そ
して,ダイスハウジング32は,外径が矩形状に形成さ
れているとともに,中央部が長円形にくりぬかれ,横断
面が長円形状の芯金40が配置してある。この芯金40
は上部ハウジング材34との間で,成形材である溶融樹
脂41が流れる樹脂流路42を形成している。
【0010】芯金40の下部には,下部ハウジング36
中に挿入したマンドレル44が配置してある。マンドレ
ル44は,下部がスカート状に広がっており,下部ハウ
ジング材36の内周面と協同して扁平ループ状の樹脂吐
出口46を形成し,樹脂流路42の樹脂を吐出して,横
断面が長円形状(扁平)のパリソンを形成できるように
してある。
【0011】一方,ダイス30の上部には,ブラケット
48を介してパリソンコントロールシリンダ50が固定
してある。パリソンコントロールシリンダ50には,カ
ップリング52が取り付けてあり,このカップリング5
2に複数のパリソンコントロールロッド54の上端部が
図示しないロックナット58によってマンドレル44
が,容易に取り外し,交換できるように固着してある。
そして,パリソンコントロールシリンダ50を作動させ
ることにより,パリソンコントロールロッド54を介し
てマンドレル44を上下動させ,樹脂吐出口46の開口
度(開口面積)を変えることができるようにしてある。
【0012】上部ハウジング材34の上部には,芯金4
0とマンドレル44の両側に,樹脂流路42と連通した
流入口68が形成してある。この流入口68には図示し
ない管路が接続してあり,これらの管路を介して射出装
置が接続され,射出装置が射出した溶融樹脂41を樹脂
流路42に供給できるようにしてある。
【0013】また,図示しない射出装置はアキュムレー
タと,アキュムレータの後方に接続した射出シリンダと
からなり,アキュムレータがシャットオフバルブを設け
た管路を介してダイス30に接続してある。さらに,射
出装置はアキュムレータの押出機に接続してあり,押出
機が吐出した溶融樹脂41をアキュムレータに一時的に
蓄えるとともに,この蓄えた樹脂41を射出シリングに
よってダイス30に射出して供給するようになってい
る。そして,ダイス30は,射出装置から受けた溶融樹
脂41を樹脂吐出口46から射出し,横断面が扁平なパ
リソン88を形成する。
【0014】パリソンコントロールシリンダ50の上部
には,ブラケット61を介して多連結シリンダ60が固
定してある。多連結シリンダ60はロッド60aが伸縮
可能に多筒接手のものが用いられている。また,ロッド
60aの先端部に前記芯金40とマンドレル44のユニ
ット100が固着してあり,多連結シリンダ60に圧油
を供給するとロッド60aが伸びて芯金40とマンドレ
ル44のユニット100が一体となって,ダイスハウジ
ング32に対して上下に摺動しつつ,移動可能に取り付
けてある。ロッド60aが伸張を完了すると,図2に示
すように,芯金40外周の筒状通路形成部43をダイス
ハウジング32の外部に露出した状態下におかれ,筒状
通路形成部43に付着した付着樹脂41を取り除くこと
が可能となる。露出したユニット100の表面部に付着
した付着樹脂41を除去した後は,多連結シリンダ60
を作動してユニット100をダイスハウジング32内に
戻して樹脂替えを完了する。
【0015】また,ダイスハウジング32の上端部に敷
板65が固設され,敷板65上にロックシリンダ66が
複数個配設してある。ロックシリンダ66のロッド67
の先端部に横断面が円筒状または角状に形成された固定
ブロック78が固着され,ロックシリンダ66への圧油
の給排に伴って芯金40の外周部に刻設された窪部69
と嵌合可能に設けられている。固定ブロック78と窪部
69が嵌合すると芯金40とマンドレル44からなるユ
ニット100は自重による自然降下の防止および成形時
の芯金の固定ができるようになっている。本発明ではロ
ックシリンダ66を対向して2個配したが,ダイス30
が大きくなるに連れて増やしてもよい。
【0016】このように構成された上記実施例の動作を
説明する。今,旧樹脂41によるパリソン88の形成が
完了し,新樹脂41によりパリソン88をを形成する前
の状態にある。まず,ロックシリンダ66の先端に固着
された固定ブロック78と,芯金40の外周面に刻設さ
れた窪部69との嵌合状態を解除するため,ロックシリ
ンダ66のピストンロッド側に圧油を供給し固定ブロッ
ク78を後退させる。固定ブロック78は後退限近傍で
窪部69から解除されると,多連結シリンダ60に圧油
を給排しロッド60aを伸張させる。芯金40とマンド
レル44から成るユニット100はダイスハウジング3
2に対して摺動しつつ,降下移動を開始する。
【0017】ユニット100は多連結シリンダ60のロ
ッド60aのストローク下限において,筒状通路形成部
43が完全に外部へ露出した状態となり,例えば,銅ヘ
ラなどを用いて筒状通路形成部43に残留する旧樹脂4
1の除去を完了する。
【0018】多連結シリンダ60に圧油を給排して,ロ
ッド60aを縮退させユニット100を最初の状態に戻
す。次いで,ロックシリンダ66のピストンヘッド側に
圧油を供給して固定ブロック78を前進させ芯金40の
窪部69に嵌合させる。こうして新樹脂41によるパリ
ソン88の形成が可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように,
本発明によれば,ダイスハウジングに芯金を内挿して筒
状通路を形成するとともに,芯金先端部に筒状樹脂吐出
口の開口幅を規制可能なマンドレルを取り付けてなるブ
ロー成形機のパリソン射出ダイスにおいて,前記芯金と
マンドレルのユニッ卜をダイスハウジングに対して摺動
移動可能に取り付け,芯金外周の筒状通路形成部をハウ
ジング外部に露出可能とした構成とし,ダイスハウジン
グの射出開口から芯金およびマンドレルを一体化したユ
ニット状にして突出移動させることにより芯金の筒状通
路形成エッジによってダイスハウジング内面から付着樹
脂を掻き取るとともに,露出ユニットの表面部の付着樹
脂を除去した後,前記ユニットをハウジング内に戻して
樹脂替えをなす方法としたので,旧樹脂の除去も極めて
容易で,新しい樹脂との交換が短時間に行なうことがで
きるため,作業性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る樹脂替え前のパリソン射出ダイス
の縦断面図である。
【図2】実施例に係る露出ユニットの表面部の付着樹脂
の除去可能なパリソン射出ダイスの縦断面図である。
【符号の説明】
30 ダイス 32 ダイスハウジング 40 芯金 41 溶融樹脂 42 樹脂流路 43 筒状通路形成部 44 マンドレル 46 樹脂吐出口 50 パリソンコントロールシリンダ 60 多連結シリング 66 ロックシリンダ 68 流入口 69 窪部 78 固定ブロック 88 パリソン 100 ユニット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイスハウジングに芯金を内挿して筒状
    通路を形成するとともに,芯金先端部に筒状樹脂吐出口
    の開口幅を規制可能なマンドレルを取り付けてなるブロ
    ー成形機のパリソン射出ダイスにおいて,前記芯金とマ
    ンドレルのユニットをダイスハウジングに対して摺動移
    動可能に取り付け,芯金外周の筒状通路形成部をハウジ
    ング外部に露出可能としたことを特徴とするブロー成形
    機のパリソン射出ダイス。
  2. 【請求項2】 パリソン射出ダイスの樹脂替え方法にお
    いて,ダイスハウジングの射出開口から芯金およびマン
    ドレルを一体化したユニット状にして突出移動させるこ
    とにより芯金の筒状通路形成エッジによってダイスハウ
    ジング内面から付着樹脂を掻き取るとともに,露出ユニ
    ットの表面部の付着樹脂を除去した後,前記ユニットを
    ハウジング内に戻して樹脂替えをなすようにしたことを
    特徴とするブロー成形機におけるパリソン射出ダイスの
    樹脂替え方法。
JP24710791A 1991-06-21 1991-06-21 ブロ−成形機におけるパリソン射出ダイスおよび樹脂替え方法 Expired - Lifetime JP2561582B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24710791A JP2561582B2 (ja) 1991-06-21 1991-06-21 ブロ−成形機におけるパリソン射出ダイスおよび樹脂替え方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24710791A JP2561582B2 (ja) 1991-06-21 1991-06-21 ブロ−成形機におけるパリソン射出ダイスおよび樹脂替え方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05447A JPH05447A (ja) 1993-01-08
JP2561582B2 true JP2561582B2 (ja) 1996-12-11

Family

ID=17158539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24710791A Expired - Lifetime JP2561582B2 (ja) 1991-06-21 1991-06-21 ブロ−成形機におけるパリソン射出ダイスおよび樹脂替え方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2561582B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9559038B2 (en) 2015-04-30 2017-01-31 Deere & Company Package for a semiconductor device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05447A (ja) 1993-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE3913109C2 (ja)
DE69911262T2 (de) Selbstschmierender und -reinigender giesskolben für kaltkammerdruckgiessmaschine
JP2004255386A (ja) 成形機および成形方法
JP2561582B2 (ja) ブロ−成形機におけるパリソン射出ダイスおよび樹脂替え方法
DE1479381A1 (de) Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen von Hohlkoerpern aus thermoplastischem Material
US5464342A (en) Pin in barrel injection molding nozzle using short pin
JP2665475B2 (ja) ブロー成形機における材料替え方法
JP3783201B2 (ja) 異材質樹脂による複合製品の射出成形方法及び金型装置
CN219151504U (zh) 一种可快速脱模的阀门铸造模具结构
JP2583695Y2 (ja) ダイ内部アキュムレータ式ブロー成形用ダイス
JP2720367B2 (ja) ブロー成形機のダイス
JPH084903B2 (ja) 竪型鋳込装置
JP2704717B2 (ja) ダイ内アキュームレータ式ブロー成形機におけるブロー成形方法及びその材料替え方法
DE102009023212A1 (de) Steuerbare, insbesondere pneumatisch steuerbare Kunststoffspritzgussdüse
JPH0642830Y2 (ja) ダイ内部アキュームレータ式ブロー成形用ダイヘッド
JPH0760824A (ja) ブロー成形用ダイス
JPH03120025A (ja) ブロー成形機における材料替え方法及びこれに使用されるブロー成形用ダイ・ヘッド
US20030080470A1 (en) Plunger-type injection molding unit with improved flushing feature, and method for operating the plunger-type injection molding unit
JPH04111956A (ja) 射出成形装置の押湯ロツド装置
JP3468128B2 (ja) ブロー成形用ダイス
JP3244295B2 (ja) ブロー成形装置
JPH0760827A (ja) ブロー成形用ダイス
JPH0415462Y2 (ja)
JPH0732457A (ja) ブロー成形用ダイス
JPH0788941A (ja) ブロー成形におけるダイス交換装置