JP2561311B2 - 樹脂の製造方法 - Google Patents
樹脂の製造方法Info
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- JP2561311B2 JP2561311B2 JP63078911A JP7891188A JP2561311B2 JP 2561311 B2 JP2561311 B2 JP 2561311B2 JP 63078911 A JP63078911 A JP 63078911A JP 7891188 A JP7891188 A JP 7891188A JP 2561311 B2 JP2561311 B2 JP 2561311B2
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- oligomer
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F18/00—Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an acyloxy radical of a saturated carboxylic acid, of carbonic acid or of a haloformic acid
- C08F18/14—Esters of polycarboxylic acids
- C08F18/16—Esters of polycarboxylic acids with alcohols containing three or more carbon atoms
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、樹脂の製造方法に関し、特に硬化された樹
脂成形体の製造方法に関する。
脂成形体の製造方法に関する。
さらに詳しくは、ビスアリル系化合物および/または
(メタ)アクリル系化合物を必須成分として含むモノマ
ーまたはオリゴマーまたはこれらの混合物を含む重合可
能な液状物を重合するに際し、歪の少ない成型物を得る
ことができる硬化された樹脂成形体の製造方法に関す
る。
(メタ)アクリル系化合物を必須成分として含むモノマ
ーまたはオリゴマーまたはこれらの混合物を含む重合可
能な液状物を重合するに際し、歪の少ない成型物を得る
ことができる硬化された樹脂成形体の製造方法に関す
る。
<従来の技術> 従来、ジエチレングリコールビスアリルカーボネー
ト、メチルメタアクリレート等のモノマー、オリゴマー
をモールドに注入して注型重合する場合、重合時に体積
が収縮するので、この体積収縮にモールドの形状を追従
させながら重合を行なわなかればならない。
ト、メチルメタアクリレート等のモノマー、オリゴマー
をモールドに注入して注型重合する場合、重合時に体積
が収縮するので、この体積収縮にモールドの形状を追従
させながら重合を行なわなかればならない。
このため、通常このようなモノマー等の重合を行なう
際には、特開昭57−207026号公報に開示されるように、
弾性のガスケットや弾性のシート等を用いて、モールド
に圧力を加えることにより、モールドの形状を重合によ
る体積収縮に追従させながら重合を行なう。
際には、特開昭57−207026号公報に開示されるように、
弾性のガスケットや弾性のシート等を用いて、モールド
に圧力を加えることにより、モールドの形状を重合によ
る体積収縮に追従させながら重合を行なう。
ところが、この方法によりモノマー等の重合を行なう
と、弾性のガスケットや弾性のシート等の外部より重合
中の樹脂に応力が加わり、形成された樹脂に歪が残る原
因となる。
と、弾性のガスケットや弾性のシート等の外部より重合
中の樹脂に応力が加わり、形成された樹脂に歪が残る原
因となる。
また、通常のモールドを用いて樹脂を成型する場合、
成型終了後にモールドより成型した樹脂を取り出す際
に、賭し出しが困難なことが多く、作業性が悪く問題と
なっている。
成型終了後にモールドより成型した樹脂を取り出す際
に、賭し出しが困難なことが多く、作業性が悪く問題と
なっている。
<発明が解決しようとする課題> 本発明は、前記従来技術の問題点を解決し、ビスアリ
ル系化合物および/または(メタ)アクリル系化合物を
必須成分として含むモノマーまたはオリゴマーまたはこ
れらの混合物を含む重合可能な液状物を重合し、硬化さ
れた樹脂成型体を得るに際し、歪が少ない成型物を得る
ことができ、しかも、作業性も良好な樹脂の製造方法を
提供することを目的とする。
ル系化合物および/または(メタ)アクリル系化合物を
必須成分として含むモノマーまたはオリゴマーまたはこ
れらの混合物を含む重合可能な液状物を重合し、硬化さ
れた樹脂成型体を得るに際し、歪が少ない成型物を得る
ことができ、しかも、作業性も良好な樹脂の製造方法を
提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明は、ビスアリル系化合物および/または(メ
タ)アクリル系化合物を必須成分として含むモノマーま
たはオリゴマーまたはこれらの混合物[A]を含む重合
可能な液状物を、前記モノマーまたはオリゴマーまたは
これらの混合物[A]を含む重合可能な液状物との溶解
性が小さく、かつ前記モノマーまたはオリゴマーまたは
これらの混合物[A]を含む重合可能な液状物の密度よ
り大きな密度を有する液状物[B]の上に存在させて、
前記モノマーまたはオリゴマーまたはこれらの混合物
[A]を含む重合可能な液状物を重合することを特徴と
する樹脂の製造方法を提供する。
タ)アクリル系化合物を必須成分として含むモノマーま
たはオリゴマーまたはこれらの混合物[A]を含む重合
可能な液状物を、前記モノマーまたはオリゴマーまたは
これらの混合物[A]を含む重合可能な液状物との溶解
性が小さく、かつ前記モノマーまたはオリゴマーまたは
これらの混合物[A]を含む重合可能な液状物の密度よ
り大きな密度を有する液状物[B]の上に存在させて、
前記モノマーまたはオリゴマーまたはこれらの混合物
[A]を含む重合可能な液状物を重合することを特徴と
する樹脂の製造方法を提供する。
また、前記モノマーまたはオリゴマーまたはこれらの
混合物[A]が、下記式(a) 式(a) (式中Rは二価アルコールの残基であり、nの値または
nの平均値は1ないし10、好ましくは2ないし10であ
る。)で表わされる脂肪族、脂環式または芳香族二価ア
ルコールのビス(アリルカーボネート)のモノマーまた
はオリゴマーまたはこれらの混合物を含むものであるこ
とが好ましい。
混合物[A]が、下記式(a) 式(a) (式中Rは二価アルコールの残基であり、nの値または
nの平均値は1ないし10、好ましくは2ないし10であ
る。)で表わされる脂肪族、脂環式または芳香族二価ア
ルコールのビス(アリルカーボネート)のモノマーまた
はオリゴマーまたはこれらの混合物を含むものであるこ
とが好ましい。
なお、本発明においてビスアリル系化合物および/ま
たは(メタ)アクリル系化合物を必須成分として含むモ
ノマーまたはオリゴマーまたはこれらの混合物とは、モ
ノマー単独、オリゴマー単独、モノマーとオリゴマーと
の混合物、モノマー2種以上の混合物、オリゴマー2種
以上の混合物またはモノマー1種または2種以上とオリ
ゴマー1種または2種以上の混合物を含むものである。
たは(メタ)アクリル系化合物を必須成分として含むモ
ノマーまたはオリゴマーまたはこれらの混合物とは、モ
ノマー単独、オリゴマー単独、モノマーとオリゴマーと
の混合物、モノマー2種以上の混合物、オリゴマー2種
以上の混合物またはモノマー1種または2種以上とオリ
ゴマー1種または2種以上の混合物を含むものである。
また、本発明において重合体とは、単独重合体であっ
も、共重合体であってもよい。
も、共重合体であってもよい。
<発明の構成> 以下、本発明を詳細に説明する。
第1図に本発明の樹脂の製造方法の好適な一実施例が
示される。
示される。
本発明の樹脂の製造方法は、ビスアリル系化合物およ
び/または(メタ)アクリル系化合物を必須成分として
含むモノマーまたはオリゴマーまたはこれらの混合物
[A](以下、[A]とする)を含む重合可能な液状物
の重合方法であり、第1図に示されるように、この
[A]を含む重合可能な液状物を、[A]を含む重合可
能な液状物との溶解性が小さく、かつ[A]を含む重合
可能な液状物の密度より大きな密度を有する液状物
[B]の上に存在させて[A]を含む重合可能な液状物
を重合する。
び/または(メタ)アクリル系化合物を必須成分として
含むモノマーまたはオリゴマーまたはこれらの混合物
[A](以下、[A]とする)を含む重合可能な液状物
の重合方法であり、第1図に示されるように、この
[A]を含む重合可能な液状物を、[A]を含む重合可
能な液状物との溶解性が小さく、かつ[A]を含む重合
可能な液状物の密度より大きな密度を有する液状物
[B]の上に存在させて[A]を含む重合可能な液状物
を重合する。
本発明の重合方法(硬化方法)で重合される[A]
は、ビスアリル系化合物および/または(メタ)アクリ
ル系化合物を必須成分として含むモノマーまたはオリゴ
マーたはこれらの混合物である。
は、ビスアリル系化合物および/または(メタ)アクリ
ル系化合物を必須成分として含むモノマーまたはオリゴ
マーたはこれらの混合物である。
このような[A]に用いられるビスアリル系化合物と
しては、ビスアリル系化合物であれば特に制限はなく、
これらの例としては特開昭59−45312号記載の、核ハロ
ゲン置換ベンゼンジカルボン酸のジアリレングリコール
ジアリルカーボネートとの共重合性組成物[I]、 特開昭59−8709号記載の、核ハロゲン置換ベンゼンジ
カルボン酸のエステル類(例えば2,4−ジクロロテレフ
タル酸ビスアリルエステル等)の1種以上と、単独重合
体としての屈折率が1.55以上であるラジカル重合可能で
芳香環含有の単官能性単量体(例えばフェニルメタクリ
レート等)の1種以上との共重合性組成物[II]、 特開昭59−8710号記載の、特定のビスアリルカーボネ
ートまたはビスβ−メチルアリルカーボネート[例え
ば、1,4−ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンビスア
リルカーボネート等]の1種以上と、単独重合体として
の屈折率が1.55以上であるラジカル重合可能で芳香環含
有の単官能性単量体(例えばフェニルメタクリレート
等)の1種以上との共重合性組成物[III]、 特開昭59−96109号記載の、モノオール(例えば4−
ベンジル−フェノール)と、不飽和カルボン酸(クロラ
イド)[例えばアクリル酸(クロライド)]とを反応さ
せたモノマーと、単独重合体の屈折率が1.55以上である
ラジカル重合可能なモノマー(例えばスチレン)との共
重合性組成物[IV]、 特開昭59−96113号記載の、クロロ安息香酸のアリル
エステル(例えば2,3−ジクロロ安息香酸ジアリルエス
テル)と、2官能性単量体(例えばテトラブロモフタル
酸のジアリルエステル)との、共重合性組成物[V] 特開昭59−184210号記載の共重合性組成物[VI]、 ジエチレングリコールビスアリルカーボネート[VI
I]、および 一般式 (式中Rは二価アルコールの残基であり、nの値または
nの平均値は1ないし10、好ましくは2ないし10であ
る。)で表わされる脂肪族、脂環式または芳香族二価ア
ルコールのビス(アリルカーボネート)のモノマーまた
はオリゴマーまたはこれらの混合物(a)を含有する組
成物[VIII]が挙げられる。
しては、ビスアリル系化合物であれば特に制限はなく、
これらの例としては特開昭59−45312号記載の、核ハロ
ゲン置換ベンゼンジカルボン酸のジアリレングリコール
ジアリルカーボネートとの共重合性組成物[I]、 特開昭59−8709号記載の、核ハロゲン置換ベンゼンジ
カルボン酸のエステル類(例えば2,4−ジクロロテレフ
タル酸ビスアリルエステル等)の1種以上と、単独重合
体としての屈折率が1.55以上であるラジカル重合可能で
芳香環含有の単官能性単量体(例えばフェニルメタクリ
レート等)の1種以上との共重合性組成物[II]、 特開昭59−8710号記載の、特定のビスアリルカーボネ
ートまたはビスβ−メチルアリルカーボネート[例え
ば、1,4−ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンビスア
リルカーボネート等]の1種以上と、単独重合体として
の屈折率が1.55以上であるラジカル重合可能で芳香環含
有の単官能性単量体(例えばフェニルメタクリレート
等)の1種以上との共重合性組成物[III]、 特開昭59−96109号記載の、モノオール(例えば4−
ベンジル−フェノール)と、不飽和カルボン酸(クロラ
イド)[例えばアクリル酸(クロライド)]とを反応さ
せたモノマーと、単独重合体の屈折率が1.55以上である
ラジカル重合可能なモノマー(例えばスチレン)との共
重合性組成物[IV]、 特開昭59−96113号記載の、クロロ安息香酸のアリル
エステル(例えば2,3−ジクロロ安息香酸ジアリルエス
テル)と、2官能性単量体(例えばテトラブロモフタル
酸のジアリルエステル)との、共重合性組成物[V] 特開昭59−184210号記載の共重合性組成物[VI]、 ジエチレングリコールビスアリルカーボネート[VI
I]、および 一般式 (式中Rは二価アルコールの残基であり、nの値または
nの平均値は1ないし10、好ましくは2ないし10であ
る。)で表わされる脂肪族、脂環式または芳香族二価ア
ルコールのビス(アリルカーボネート)のモノマーまた
はオリゴマーまたはこれらの混合物(a)を含有する組
成物[VIII]が挙げられる。
この[VIII]の場合、成分(a)は好ましくは、ジア
リルカーボネートと二価アルコールとのモル比4:1以
下、より好ましくは、モル比2:1における反応生成物で
あるのが良い。
リルカーボネートと二価アルコールとのモル比4:1以
下、より好ましくは、モル比2:1における反応生成物で
あるのが良い。
二価アルコールとしては、好ましくは、エチレングリ
コール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、
ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、プ
ロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメ
チルペンタンジオール、シクロヘキサンジメタノール、
ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロデカン、2,7−ノ
ルボルナンジオール、α,α′−キシレンジオール、1,
4−ビス(ヒドロキシエトキシベンゼン)および2,2−ビ
ス〔4−(ヒドロキシエトキシ)フエニル〕プロパンの
1種または2種以上を用いることが好ましい。
コール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、
ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、プ
ロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメ
チルペンタンジオール、シクロヘキサンジメタノール、
ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロデカン、2,7−ノ
ルボルナンジオール、α,α′−キシレンジオール、1,
4−ビス(ヒドロキシエトキシベンゼン)および2,2−ビ
ス〔4−(ヒドロキシエトキシ)フエニル〕プロパンの
1種または2種以上を用いることが好ましい。
また、本発明においてはこのようなビスアリル系化合
物としては、下記に示す成分(a′)、(b)および
(c)を含有するビス(アリルカーボネート)の液状組
成物[VIII′]がより好適に用いられ、特開昭59−1402
14号公報の記載を引用して、本明細書中に包含する。
物としては、下記に示す成分(a′)、(b)および
(c)を含有するビス(アリルカーボネート)の液状組
成物[VIII′]がより好適に用いられ、特開昭59−1402
14号公報の記載を引用して、本明細書中に包含する。
成分(a′)は、一般式、 (式中、Rは二価アルコールの残基であり、nの値また
はnの平均値は2ないし10である)で表わされる脂肪
族、脂環式または芳香族二価アルコールのビス(アリル
カーボネート)のオリゴマーまたはオリゴマー混合物
(ただし、前記式において該オリゴマー中に任意に含有
される二価アルコールのビス(アリルカーボネート)単
量体は50重量%以下である)10ないし90重量%、 成分(b)は、一般式 (式中、R′は二価または三価アルコールの残基であ
り、n′は2または3である)表わされる脂肪族、脂環
式または芳香族二価アルコールまたは三価アルコールの
ビスまたはトリ(アリルカーボネート)単量体または混
合物(該単量体または混合物中に任意に含有される二価
または三価アルコールのビス(アリルカーボネート)オ
リゴマーまたはポリ(アリルカーボネート)は30重量%
以下である)、一般式 (式中、R″はジカルボン酸またはトリカルボン酸の残
基であり、n″は2または3である)で表わされる脂肪
族または芳香族ジカルボン酸またはトリカルボン酸のア
リルエステル、およびシアヌル酸トリアリルおよびイソ
シアヌル酸トリアリルの中から選ばれる化合物0ないし
90重量%、 成分(c)は、アクリル系単量体またはビニル系単量
体0ないし30重量%からなり、前記化合物(b)および
(c)の合計が0より大である。
はnの平均値は2ないし10である)で表わされる脂肪
族、脂環式または芳香族二価アルコールのビス(アリル
カーボネート)のオリゴマーまたはオリゴマー混合物
(ただし、前記式において該オリゴマー中に任意に含有
される二価アルコールのビス(アリルカーボネート)単
量体は50重量%以下である)10ないし90重量%、 成分(b)は、一般式 (式中、R′は二価または三価アルコールの残基であ
り、n′は2または3である)表わされる脂肪族、脂環
式または芳香族二価アルコールまたは三価アルコールの
ビスまたはトリ(アリルカーボネート)単量体または混
合物(該単量体または混合物中に任意に含有される二価
または三価アルコールのビス(アリルカーボネート)オ
リゴマーまたはポリ(アリルカーボネート)は30重量%
以下である)、一般式 (式中、R″はジカルボン酸またはトリカルボン酸の残
基であり、n″は2または3である)で表わされる脂肪
族または芳香族ジカルボン酸またはトリカルボン酸のア
リルエステル、およびシアヌル酸トリアリルおよびイソ
シアヌル酸トリアリルの中から選ばれる化合物0ないし
90重量%、 成分(c)は、アクリル系単量体またはビニル系単量
体0ないし30重量%からなり、前記化合物(b)および
(c)の合計が0より大である。
成分(a′)は、ジアリルカーボネートと二価アルコ
ールとのモル比4:1以下、好ましくは2:1における反応の
生成物であるのが好ましく、二価アルコールがエチレン
グリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、
トリメチルペンタンジオール、シクロヘキサンジメタノ
ール、ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロデカン、2,
7−ノルボルナンジオール、α,α′−キシレンジオー
ル、1,4−ビス(ヒドロキシエトキシベンゼン)、およ
び2,2−ビス〔4−(ヒドロキシエトキシ)フエニル〕
プロパンの中から選ばれるのが好ましい。
ールとのモル比4:1以下、好ましくは2:1における反応の
生成物であるのが好ましく、二価アルコールがエチレン
グリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、
トリメチルペンタンジオール、シクロヘキサンジメタノ
ール、ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロデカン、2,
7−ノルボルナンジオール、α,α′−キシレンジオー
ル、1,4−ビス(ヒドロキシエトキシベンゼン)、およ
び2,2−ビス〔4−(ヒドロキシエトキシ)フエニル〕
プロパンの中から選ばれるのが好ましい。
成分(b)は、ジアリルカーボネートと二価または三
価アルコールとのモル比6:1以上、好ましくは12:1にお
ける反応の生成物であるのが好ましく、二価または三価
アルコールがエチレングリコール、1,3−プロパンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、プロピレングリコール、ネオペン
テルグリコール、トリメチルペンタンジオール、シクロ
ヘキサンジメタノール、ビス(ヒドロキシメチル)トリ
シクロデカン、2,7−ノルボルナンンジオール、α,
α′−キシレンジオール、1,4−ビス(ヒドロキシエト
キシベンゼン)、2,2−ビス〔4−(ヒドロキシエトキ
シ)フェニル〕プロパン、トリメチルオールプロパンお
よびイソシアヌル酸トリ(ヒドロキシエチル)の1種ま
たは2種以上であることが好ましい。
価アルコールとのモル比6:1以上、好ましくは12:1にお
ける反応の生成物であるのが好ましく、二価または三価
アルコールがエチレングリコール、1,3−プロパンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、プロピレングリコール、ネオペン
テルグリコール、トリメチルペンタンジオール、シクロ
ヘキサンジメタノール、ビス(ヒドロキシメチル)トリ
シクロデカン、2,7−ノルボルナンンジオール、α,
α′−キシレンジオール、1,4−ビス(ヒドロキシエト
キシベンゼン)、2,2−ビス〔4−(ヒドロキシエトキ
シ)フェニル〕プロパン、トリメチルオールプロパンお
よびイソシアヌル酸トリ(ヒドロキシエチル)の1種ま
たは2種以上であることが好ましい。
また、成分(b)は、フタル酸ジアリル、コハク酸ジ
アリル、アジピン酸ジアリル、ジアリルクロレンデー
ト、ジアリルグリコレート、ジアリルナフタレンジカル
ボキシレートおよびトリアリルメリテートであるのも良
い。
アリル、アジピン酸ジアリル、ジアリルクロレンデー
ト、ジアリルグリコレート、ジアリルナフタレンジカル
ボキシレートおよびトリアリルメリテートであるのも良
い。
また、成分(c)としては、酢酸ビニル、安息香酸ビ
ニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸フェニル、ア
クリル酸メチル、マレイン酸メチル、無水マレイン酸、
および塩化ビニリデンの1種または2種以上が好まし
い。
ニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸フェニル、ア
クリル酸メチル、マレイン酸メチル、無水マレイン酸、
および塩化ビニリデンの1種または2種以上が好まし
い。
このような[A]を含む重合可能な液状物としては、
好ましくは、ジエチレングリコールビスアリルカーボネ
ート、1,4ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンビスア
リルカーボネート、2,4−ジクロロテレフタル酸ビスア
リルエステル等のビスアリル化合物とフェニルメタクリ
レート、ベンジルメタクリレート等の芳香環を有するビ
ニルモノマーの共重合組成物を挙げることができる。
好ましくは、ジエチレングリコールビスアリルカーボネ
ート、1,4ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンビスア
リルカーボネート、2,4−ジクロロテレフタル酸ビスア
リルエステル等のビスアリル化合物とフェニルメタクリ
レート、ベンジルメタクリレート等の芳香環を有するビ
ニルモノマーの共重合組成物を挙げることができる。
また、[A]として用いられる(メタ)アクリル系化
合物としては、特に制限はないが、下記の構造式で示さ
れるモノ(メタ)アクリレート、ジ(メタ)アクリレー
トは好適に用いられるが、特にジ(メタ)アクリレート
が好ましい。
合物としては、特に制限はないが、下記の構造式で示さ
れるモノ(メタ)アクリレート、ジ(メタ)アクリレー
トは好適に用いられるが、特にジ(メタ)アクリレート
が好ましい。
CH2=CH−CO−(OCH2−CH2)n−COH3 n=3〜9 CH2=CH−COOCH2CH2OCOCH2CH2−OCCH CH2=CHCO−(OCH2CH2)2−O−(CH2)3−CH3 CH2=CH−CO−O(CH2−CH2O)nCO−CH=CH2 n=4〜14 CH2=CH−COO−(CH2)6OOC−CH=CH2 このような[A]を含む重合可能な液状物は、重合開
始剤を含有してもよい。
始剤を含有してもよい。
本発明において[A]を含む重合可能な液状物を重合
する際、用いられる重合開始剤としては、形成する樹脂
の透明度、色、その他の特性に悪影響を与えないもので
あれば特に制限はなく、光重合開始剤、熱重合開始剤、
光・熱併用重合開始剤等いかなるものを用いてもよい。
する際、用いられる重合開始剤としては、形成する樹脂
の透明度、色、その他の特性に悪影響を与えないもので
あれば特に制限はなく、光重合開始剤、熱重合開始剤、
光・熱併用重合開始剤等いかなるものを用いてもよい。
光重合開始剤には、光重合開始剤の他、電子線、放射
線重合開始剤等がある。
線重合開始剤等がある。
光重合開始剤としては、例えば2−ヒドロキシ−2−
メチル−1−フェニル−プロパン−1−オンが挙げられ
る。
メチル−1−フェニル−プロパン−1−オンが挙げられ
る。
熱重合開始剤としては、ジイソプロピルパーオキシジ
カーボネート、ジセカンダリブチルパーオキシジカーボ
ネート、ジシクロヘキシルパーオキシカーボネート、過
安息香酸第3ブチル等のパーオキシカーボネート類、ベ
ンゾイルパーオキシド、アセチルパーオキシド、t−ブ
チルヒドロペルオキシド、クメンピドロペルオキシド、
ジ−t−ブチルペルオキシド、ペルオキシ安息香酸−t
−ブチル−過酸化ラウロイル、ジイソプロピルペルオキ
シジカーボネート、メチルエチルケトンペルオコシド、
ジアシルパーオコシド類等の有機過酸化物、無機過酸化
物及び、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスメチル
イソバレロニトリル等のラジカル開始剤が挙げられる。
カーボネート、ジセカンダリブチルパーオキシジカーボ
ネート、ジシクロヘキシルパーオキシカーボネート、過
安息香酸第3ブチル等のパーオキシカーボネート類、ベ
ンゾイルパーオキシド、アセチルパーオキシド、t−ブ
チルヒドロペルオキシド、クメンピドロペルオキシド、
ジ−t−ブチルペルオキシド、ペルオキシ安息香酸−t
−ブチル−過酸化ラウロイル、ジイソプロピルペルオキ
シジカーボネート、メチルエチルケトンペルオコシド、
ジアシルパーオコシド類等の有機過酸化物、無機過酸化
物及び、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスメチル
イソバレロニトリル等のラジカル開始剤が挙げられる。
光・熱併用重合開始剤としては、例えば下記式、 の化合物が挙げられる。
重合開始剤の使用量は、[A]を含む重合可能な液状
物に対して、0.1〜10wt%、好ましくは1〜6wt%とす
る。
物に対して、0.1〜10wt%、好ましくは1〜6wt%とす
る。
また、[A]を含む重合可能な液状物には生成重合体
の物性を損なわない程度に他のモノマー、他野の充填剤
を加えることができる。
の物性を損なわない程度に他のモノマー、他野の充填剤
を加えることができる。
例えば、無水マレイン酸等の不飽和カルボン酸、また
は10重量%までの割合でビニルトリエトキシシランのよ
うなシランカップリング剤を加えることもできる。
は10重量%までの割合でビニルトリエトキシシランのよ
うなシランカップリング剤を加えることもできる。
[A]を含む重合可能な液状物の密度は特に限定はな
いが、通常0.9〜1.2g/cm2程度である。
いが、通常0.9〜1.2g/cm2程度である。
なお、このような[A]を含む重合可能な液状物とし
ては、上記のものを重合開始剤等を用いて、流動性を保
持する程度まで予備重合したプレポリマーも好適に用い
られる。
ては、上記のものを重合開始剤等を用いて、流動性を保
持する程度まで予備重合したプレポリマーも好適に用い
られる。
本発明の重合方法においては、このような[A]を含
む重合可能な液状物を、第1図に示されるように、
[A]を含む重合可能な液状物との溶解性が小さく、か
つ[A]を含む重合可能な液状物の密度より大きな密度
を有する液状物[B]の上に存在させて、好ましくは重
合開始剤の存在下に[A]を含む重合可能な液状物を重
合する。
む重合可能な液状物を、第1図に示されるように、
[A]を含む重合可能な液状物との溶解性が小さく、か
つ[A]を含む重合可能な液状物の密度より大きな密度
を有する液状物[B]の上に存在させて、好ましくは重
合開始剤の存在下に[A]を含む重合可能な液状物を重
合する。
液状物[B]は、[A]を含む重合可能な液状物との
溶解性が小さく、かつ[A]を含む重合可能な液状物の
密度より大きな密度を有する液状物であれば特に制限は
ない。
溶解性が小さく、かつ[A]を含む重合可能な液状物の
密度より大きな密度を有する液状物であれば特に制限は
ない。
この場合、液状物[B]の[A]への含む重合可能な
液状物とお溶解性は、形成する樹脂の透明性、耐候性、
表面性等に悪影響を及ばさない程度に小さくしておく必
要があり、例えば、溶解度で表わした場合には通常5%
以下、好ましくは3%以下であることが好ましい。
液状物とお溶解性は、形成する樹脂の透明性、耐候性、
表面性等に悪影響を及ばさない程度に小さくしておく必
要があり、例えば、溶解度で表わした場合には通常5%
以下、好ましくは3%以下であることが好ましい。
溶解度がこのような場合、特に樹脂表面の硬度の点で
好ましい結果を得る。
好ましい結果を得る。
また、液状物[B]の密度は特に制限はないが、通常
1.1以上、好ましくは1.1〜1.5程度である。
1.1以上、好ましくは1.1〜1.5程度である。
このような液状物[B]の好ましい例としては、金属
のハロゲン化塩、硫酸塩、硝酸塩等の水溶液で、密度が
使用する上記の[A]を含む重合可能な液状物よりも大
きくなるように無機塩の濃度を調整したもの、あるい
は、水銀等の常温で液体の金属等を挙げることができ
る。
のハロゲン化塩、硫酸塩、硝酸塩等の水溶液で、密度が
使用する上記の[A]を含む重合可能な液状物よりも大
きくなるように無機塩の濃度を調整したもの、あるい
は、水銀等の常温で液体の金属等を挙げることができ
る。
本発明の重合方法は、前記[A]を含む重合可能な液
状物を、[A]を含む重合可能な液状物との溶解性が小
さく、かつ[A]を含む重合可能な液状物の密度より大
きな密度を有する液状物[B]の上に存在させて重合す
る重合方法である。
状物を、[A]を含む重合可能な液状物との溶解性が小
さく、かつ[A]を含む重合可能な液状物の密度より大
きな密度を有する液状物[B]の上に存在させて重合す
る重合方法である。
[A]を含む重合可能な液状物を、液状物[B]の上
に存在させる方法はいかなる方法を用いてもよいが、通
常は、液状物[B]が入ったモールド10に、重合開始剤
を含む前記の[A]を含む重合可能な液状物を注入す
る。
に存在させる方法はいかなる方法を用いてもよいが、通
常は、液状物[B]が入ったモールド10に、重合開始剤
を含む前記の[A]を含む重合可能な液状物を注入す
る。
このようにして得られた、第1図に示されるような
[B]−[A]を含む重合可能な液状物2層からなる系
の状態で、[A]を含む重合可能な液状物を重合する。
[B]−[A]を含む重合可能な液状物2層からなる系
の状態で、[A]を含む重合可能な液状物を重合する。
各液体の添加順序は上記のように密度の大きなものか
ら順に注入するのが好ましいが、[A]を含む重合可能
な液状物を先にモールド10に注入した後、液間の懸濁に
注意して、液状物[B]を注入して、液状物[B]の上
に、[A]を含む重合可能な液状物層を形成させてもよ
い。
ら順に注入するのが好ましいが、[A]を含む重合可能
な液状物を先にモールド10に注入した後、液間の懸濁に
注意して、液状物[B]を注入して、液状物[B]の上
に、[A]を含む重合可能な液状物層を形成させてもよ
い。
本発明の重合方法に用いるモールド10としては、ガラ
ス、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂、ポリ4−メチル−1−ペンテン樹脂等の通常用
いられるものはいずれも使用可能である。
ス、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂、ポリ4−メチル−1−ペンテン樹脂等の通常用
いられるものはいずれも使用可能である。
また、モールド10の形状は、形成する目的物の形状に
応じて適宜選択すればよい。
応じて適宜選択すればよい。
重合は、[A]を含む重合可能な液状物の組成や、含
有する重合開始剤に応じて、種々の条件で重合させるこ
とができる。
有する重合開始剤に応じて、種々の条件で重合させるこ
とができる。
熱重合では、形状、大きさによって異なるが、例えば
加熱槽に入れて30〜150℃、好ましくは40〜120℃、0.5
〜72時間、好ましくは1〜4時間、加熱するのが良い。
加熱槽に入れて30〜150℃、好ましくは40〜120℃、0.5
〜72時間、好ましくは1〜4時間、加熱するのが良い。
光重合では、例えば60W/cm〜150W/cmの高圧水銀灯下
で1〜2時間、好ましくは3〜30分、40〜120℃、好ま
しくは60〜100℃の条件で重合するのが良い。
で1〜2時間、好ましくは3〜30分、40〜120℃、好ま
しくは60〜100℃の条件で重合するのが良い。
本発明の重合法で得られる樹脂は、光学歪がなく、光
学用レンズ、透明板、棒状透明体等に広く使用すること
ができる。
学用レンズ、透明板、棒状透明体等に広く使用すること
ができる。
また、モールドからの取りはずしも容易で、作業性も
良好である。
良好である。
<実施例> 以下に実施例により本発明を具体的に説明する。
(実施例1) 内径15cmのビーカーに、液状物[B]として密度1.30
に調整した塩化マグネシウム水溶液を深さ3cmまで入
れ、さらに、[A]を含む重合可能な液状物として下記
のものを層厚4cmまで注入した。
に調整した塩化マグネシウム水溶液を深さ3cmまで入
れ、さらに、[A]を含む重合可能な液状物として下記
のものを層厚4cmまで注入した。
[A]を含む重合可能な液状物−1 ジアリルカーボネートとジエチレングリコールを、モル
比2:1でナトリウムエトキサイドの存在下に特開昭56−1
33246号に記載された条件で反応させ調製したもの(30w
t%は、ジエチレングリコールビスアリルカーボネー
ト、70wt%はオリゴカーボネート、n=3〜7)……55
重量% ジアリルカーボネートとイソシアヌル酸トリス(ビドロ
キシエチル)とをモル比12:1で反応させることにより調
製したイソシアヌル酸トリス(ヒドロキシエチル)のト
リス(アリルカーボネート) ……12.4重量% ジエチレングリコールビスアリルカーボネート ……27.5重量% 過酸ビニル ……5 重量% ジイソプロピルパーオキシジカーボネート ……2.5重量
% このようにして得られた二層を含むビーカーを、エア
ーオーブンに入れ、30℃より90℃まで7日間で段階的に
昇温し、[A]を含む重合可能な液状物−1の重合を終
了させた。
比2:1でナトリウムエトキサイドの存在下に特開昭56−1
33246号に記載された条件で反応させ調製したもの(30w
t%は、ジエチレングリコールビスアリルカーボネー
ト、70wt%はオリゴカーボネート、n=3〜7)……55
重量% ジアリルカーボネートとイソシアヌル酸トリス(ビドロ
キシエチル)とをモル比12:1で反応させることにより調
製したイソシアヌル酸トリス(ヒドロキシエチル)のト
リス(アリルカーボネート) ……12.4重量% ジエチレングリコールビスアリルカーボネート ……27.5重量% 過酸ビニル ……5 重量% ジイソプロピルパーオキシジカーボネート ……2.5重量
% このようにして得られた二層を含むビーカーを、エア
ーオーブンに入れ、30℃より90℃まで7日間で段階的に
昇温し、[A]を含む重合可能な液状物−1の重合を終
了させた。
このものの鉛筆硬度は3H、密度は1.336で十分に重合
していた。また、ポーラリスコープで観察したところ光
学歪が極めて少なかった。さらにビーカーよりの取出し
も容易で、作業性が良好であった。
していた。また、ポーラリスコープで観察したところ光
学歪が極めて少なかった。さらにビーカーよりの取出し
も容易で、作業性が良好であった。
(実施例2) 内径5cmのビーカーに、液状物[B]として密度1.29
に調製した塩化亜鉛水溶液を深さ約3cmまで入れ、さら
に、[A]を含む重合可能な液状物として下記のものを
層厚4mcまで注入した。
に調製した塩化亜鉛水溶液を深さ約3cmまで入れ、さら
に、[A]を含む重合可能な液状物として下記のものを
層厚4mcまで注入した。
[A]を含む重合可能な液状物−2 ジアリルカーボネートとジエチレングリコールを、モル
比2:1で、ナトリウムエトキサイドの存在下に特開昭56
−133246号に記載された条件で反応させ調製したもの
(30wt%は、ジエチレングリコール、ビスアリルカーボ
ネート、70wt%はオリゴカーボネート、n=3〜7)…
…58 重量% ジアリルカーボネートとイソシアヌル酸トリス(ヒドロ
キシエチル)とをモル比12:1で反応させることにより調
製したイソシアヌル酸トリス(ヒドロキシエチル)のト
リス(アリルカーボネート) ……13 重量% ジエチレングリコールビスアリルカーボネート……29
重量% ジイソプロピルパーオキシジカーボネート ……2.7重量
% このようにして得られた二層を含むイーカーを、エア
ーオーブンに入れ、40℃より80℃まで5時間段階的に昇
温し、[A]を含む重合可能な液状物−2の重合を終了
させた。
比2:1で、ナトリウムエトキサイドの存在下に特開昭56
−133246号に記載された条件で反応させ調製したもの
(30wt%は、ジエチレングリコール、ビスアリルカーボ
ネート、70wt%はオリゴカーボネート、n=3〜7)…
…58 重量% ジアリルカーボネートとイソシアヌル酸トリス(ヒドロ
キシエチル)とをモル比12:1で反応させることにより調
製したイソシアヌル酸トリス(ヒドロキシエチル)のト
リス(アリルカーボネート) ……13 重量% ジエチレングリコールビスアリルカーボネート……29
重量% ジイソプロピルパーオキシジカーボネート ……2.7重量
% このようにして得られた二層を含むイーカーを、エア
ーオーブンに入れ、40℃より80℃まで5時間段階的に昇
温し、[A]を含む重合可能な液状物−2の重合を終了
させた。
このものの鉛筆硬度は3H、密度は1.340で十分に重合
していた。また、ポーラリスコープで観察したところ光
学歪が極めて少なかった。さらにビーカーよりの取出し
も容易で、作業性が良好であった。
していた。また、ポーラリスコープで観察したところ光
学歪が極めて少なかった。さらにビーカーよりの取出し
も容易で、作業性が良好であった。
(実施例3) 内径5cmの50mlのビーカーい、液状物[B]として密
度1.28に調整した塩化マグネシウム水溶液を深さ約5mm
まで入れ、さらに、[A]を含む重合可能な液状物とし
て下記のものを層厚4cmまで注入した。
度1.28に調整した塩化マグネシウム水溶液を深さ約5mm
まで入れ、さらに、[A]を含む重合可能な液状物とし
て下記のものを層厚4cmまで注入した。
[A]を含む重合可能な液状物−3 で示される、粘度14cps/25℃、ケン化価340、臭素化93
のモノマー ……99.5 ベゾイルパーオキサイド ……0.5重量% このものの密度は1.08であった。
のモノマー ……99.5 ベゾイルパーオキサイド ……0.5重量% このものの密度は1.08であった。
このようにして得られた二層を含むビーカーを、エア
ーオーブンに入れ、85℃で5時間加熱した。
ーオーブンに入れ、85℃で5時間加熱した。
得られた樹脂は、鉛筆硬度上面および下面共に3H、密
度は1.255であった。また、ポーラリスコープで観察し
たところ光学歪が極めて少なかった。さらにビーカーよ
りの取出しも容易で、作業性が良好であった。
度は1.255であった。また、ポーラリスコープで観察し
たところ光学歪が極めて少なかった。さらにビーカーよ
りの取出しも容易で、作業性が良好であった。
以上の結果より、本発明の効果は明らかである。
<発明の効果> 本発明の樹脂の製造方法によれば、ビスアリル系化合
物および/または(メタ)アクリル系化合物を必須成分
として含むモノマーまたはオリゴマーまたはこれらの混
合物を重合するに際し、重合時に外部より応力を加えず
に均等に重合収縮が進むため、得られる樹脂の内部歪が
極めて少なくなる。
物および/または(メタ)アクリル系化合物を必須成分
として含むモノマーまたはオリゴマーまたはこれらの混
合物を重合するに際し、重合時に外部より応力を加えず
に均等に重合収縮が進むため、得られる樹脂の内部歪が
極めて少なくなる。
また、重合が終了した樹脂をモールドから取りはずす
際に取りはずしが容易で、作業性が良好である。
際に取りはずしが容易で、作業性が良好である。
第1図は、本発明の重合方法の一実施例を示す模式図で
ある。 符号の説明 10……モールド
ある。 符号の説明 10……モールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 20/26 MML C08F 20/26 MML
Claims (2)
- 【請求項1】ビスアリル系化合物および/または(メ
タ)アクリル系化合物を必須成分として含むモノマーま
たはオリゴマーまたはこれらの混合物[A]を含む重合
可能な液状物を、前記モノマーまたはオリゴマーまたは
これらの混合物[A]を含む重合可能な液状物との溶解
性が小さく、かつ前記モノマーまたはオリゴマーまたは
これらの混合物[A]を含む重合可能な液状物の密度よ
り大きな密度を有する液状物[B]の上に存在させて、
前記モノマーまたはオリゴマーまたはこれらの混合物
[A]を含む重合可能な液状物を重合することを特徴と
する樹脂の製造方法。 - 【請求項2】前記モノマーまたはオリゴマーまたはこれ
らの混合物[A]が、下記式(a) 式(a) (式中Rは二価アルコールの残基であり、nの値または
nの平均値は1ないし10、好ましくは2ないし10であ
る。)で表わされる脂肪族、脂環式または芳香族二価ア
ルコールのビス(アリルカーボネート)のモノマーまた
はオリゴマーまたはこれらの混合物を含むものである請
求項1に記載の樹脂の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63078911A JP2561311B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 樹脂の製造方法 |
KR1019890004218A KR890014595A (ko) | 1988-03-31 | 1989-03-31 | 수지의 제조방법 |
CN 89101988 CN1036583A (zh) | 1988-03-31 | 1989-03-31 | 树脂制备方法 |
AU32345/89A AU617447B2 (en) | 1988-03-31 | 1989-03-31 | Process for preparing resins |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63078911A JP2561311B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 樹脂の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01249802A JPH01249802A (ja) | 1989-10-05 |
JP2561311B2 true JP2561311B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=13675028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63078911A Expired - Lifetime JP2561311B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561311B2 (ja) |
-
1988
- 1988-03-31 JP JP63078911A patent/JP2561311B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01249802A (ja) | 1989-10-05 |
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