JP2561052Y2 - 車両用ランプ - Google Patents
車両用ランプInfo
- Publication number
- JP2561052Y2 JP2561052Y2 JP8800191U JP8800191U JP2561052Y2 JP 2561052 Y2 JP2561052 Y2 JP 2561052Y2 JP 8800191 U JP8800191 U JP 8800191U JP 8800191 U JP8800191 U JP 8800191U JP 2561052 Y2 JP2561052 Y2 JP 2561052Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bumper
- lens
- peripheral portion
- lamp
- space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バンパの空間部内へ取
付けられる車両用ランプに関するものである。
付けられる車両用ランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、バンパコーナ部分におけるこの
種の従来のランプ構造(図4のAーA線に相当する部
分)を示す。ランプは、空間部1a内に収納されて奥行
方向のバンパ空間壁面1bで包囲されている。その前面
レンズ14の周辺部から背後に突出したフランジ部14
aは、ランプハウジング11の周縁部に形成された凹部
12に挿入されてホットメルト13により接合されてい
る。
種の従来のランプ構造(図4のAーA線に相当する部
分)を示す。ランプは、空間部1a内に収納されて奥行
方向のバンパ空間壁面1bで包囲されている。その前面
レンズ14の周辺部から背後に突出したフランジ部14
aは、ランプハウジング11の周縁部に形成された凹部
12に挿入されてホットメルト13により接合されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって、前面レン
ズ14の周辺部の領域aにおいて凹部12やホットメル
ト13が見えて外観を損なう問題がある。従来、この対
策としては領域aのレンズ部分を黒塗装したり、凹凸面
を形成して不透明にしている。本考案は、このような点
に鑑みて、特別の塗装処理を行うことなく、レンズ周辺
部の見栄えを向上させ得る冒頭の述べた類の車両用ラン
プを提供することを目的とする。
ズ14の周辺部の領域aにおいて凹部12やホットメル
ト13が見えて外観を損なう問題がある。従来、この対
策としては領域aのレンズ部分を黒塗装したり、凹凸面
を形成して不透明にしている。本考案は、このような点
に鑑みて、特別の塗装処理を行うことなく、レンズ周辺
部の見栄えを向上させ得る冒頭の述べた類の車両用ラン
プを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、バンパの奥行
方向の空間部内へ取付けられ、かつ前面レンズの周辺か
ら背後に突出したフランジ部がランプハウジング周縁部
の凹部内へ接合されている車両用ランプにおいて、前述
の目的を達成するために、前面レンズにおける凹部に対
面するレンズ周辺部が、後方へ傾斜して形成されると共
に、この傾斜角が、レンズ周辺部を包囲するバンパ空間
壁面からの入射光を前方へ反射するように、バンパ空間
壁面に対して臨界角を越えるように設定されていること
を特徴とする。
方向の空間部内へ取付けられ、かつ前面レンズの周辺か
ら背後に突出したフランジ部がランプハウジング周縁部
の凹部内へ接合されている車両用ランプにおいて、前述
の目的を達成するために、前面レンズにおける凹部に対
面するレンズ周辺部が、後方へ傾斜して形成されると共
に、この傾斜角が、レンズ周辺部を包囲するバンパ空間
壁面からの入射光を前方へ反射するように、バンパ空間
壁面に対して臨界角を越えるように設定されていること
を特徴とする。
【0005】
【作用】車両用ランプがバンパの空間部内へ取付けられ
た状態で、バンパ空間壁面からの入射光は、臨界角を越
えた傾斜角のレンズ周辺部で前方へ全反射される。これ
により、背後に位置したランプハウジング周縁部の凹部
はバンパの着色光で隠される。
た状態で、バンパ空間壁面からの入射光は、臨界角を越
えた傾斜角のレンズ周辺部で前方へ全反射される。これ
により、背後に位置したランプハウジング周縁部の凹部
はバンパの着色光で隠される。
【0006】
【実施例】本考案を図4に示すバンパ1における凹部3
に対して両側のコーナ部分のランプ2に適用した場合の
実施例について図1及び図2を基に説明する。ランプ2
は、ターンシグナルランプ、フォグランプ、クリアラン
スランプ等にすることができる。図3の部分と同一もし
くは同等部分は同一符号で説明する。ランプ2の前面レ
ンズ24はほぼ垂直面として形成されると共に、凹部1
2に対面するレンズ周辺部24aは後方へ傾斜して形成
されている。レンズ周辺部24aは、ランプハウジング
11と共に、白色のバンパ1のバンパ空間部1aにおけ
る垂直面に対して直交する奥行方向のバンパ空間壁面1
bで包囲されている。このバンパ空間壁面に対する傾斜
角θは、バンパ空間壁面1bからの入射光をレンズ周辺
部24aの内面24cで前方へ反射するように、臨界角
を越える角度、例えば45°に設定されている。レンズ
周辺部24aの中間部の背後には、フランジ部24bが
形成されてホットメルト13により凹部12に接合され
ている。また、レンズ周辺部24aの幅Aは、フランジ
部24bを中心に内側及び外側で凹部12に対する対面
位置よりも広めに設定されている。
に対して両側のコーナ部分のランプ2に適用した場合の
実施例について図1及び図2を基に説明する。ランプ2
は、ターンシグナルランプ、フォグランプ、クリアラン
スランプ等にすることができる。図3の部分と同一もし
くは同等部分は同一符号で説明する。ランプ2の前面レ
ンズ24はほぼ垂直面として形成されると共に、凹部1
2に対面するレンズ周辺部24aは後方へ傾斜して形成
されている。レンズ周辺部24aは、ランプハウジング
11と共に、白色のバンパ1のバンパ空間部1aにおけ
る垂直面に対して直交する奥行方向のバンパ空間壁面1
bで包囲されている。このバンパ空間壁面に対する傾斜
角θは、バンパ空間壁面1bからの入射光をレンズ周辺
部24aの内面24cで前方へ反射するように、臨界角
を越える角度、例えば45°に設定されている。レンズ
周辺部24aの中間部の背後には、フランジ部24bが
形成されてホットメルト13により凹部12に接合され
ている。また、レンズ周辺部24aの幅Aは、フランジ
部24bを中心に内側及び外側で凹部12に対する対面
位置よりも広めに設定されている。
【0007】バンパ空間壁面1bから前面レンズ24に
沿う方向へ入射した光は、点線で示すように、レンズ周
辺部24aを透光し、屈折率の低い空気への境界面にな
るレンズ内面24cでは、臨界角を越えていることによ
り前方へ全反射する。これにより、レンズ周辺部24a
は、バンパ1の白色を前方へ反射させて、背後のランプ
ハウジング11の周縁部の凹部12を隠す。したがっ
て、遠目には黒塗装部分がスキに見えることにより、ス
キ部分が広く見えると云う従来の問題が解消される。ま
た、遠目にはレンズ周辺部24aがバンパに見えること
により、前面レンズ24が細く見える意匠的な効果も得
られる。尚、本考案は、バンパ色が黒色等の場合にも適
用可能である。
沿う方向へ入射した光は、点線で示すように、レンズ周
辺部24aを透光し、屈折率の低い空気への境界面にな
るレンズ内面24cでは、臨界角を越えていることによ
り前方へ全反射する。これにより、レンズ周辺部24a
は、バンパ1の白色を前方へ反射させて、背後のランプ
ハウジング11の周縁部の凹部12を隠す。したがっ
て、遠目には黒塗装部分がスキに見えることにより、ス
キ部分が広く見えると云う従来の問題が解消される。ま
た、遠目にはレンズ周辺部24aがバンパに見えること
により、前面レンズ24が細く見える意匠的な効果も得
られる。尚、本考案は、バンパ色が黒色等の場合にも適
用可能である。
【0008】
【考案の効果】以上、本考案によれば、別途の塗装を要
することなく、レンズ周辺の内部構造が透けて見えるの
をバンパ色で隠すことができる。したがって、コスト的
に有利であると共に、遠目にはランプを細く見せて意匠
的な価値も高められる。
することなく、レンズ周辺の内部構造が透けて見えるの
をバンパ色で隠すことができる。したがって、コスト的
に有利であると共に、遠目にはランプを細く見せて意匠
的な価値も高められる。
【図1】本考案の一実施例による図2に示す車両用ラン
プの要部の拡大断面図である。
プの要部の拡大断面図である。
【図2】同車両用ランプの図4におけるA−A線断面図
である。
である。
【図3】従来の車両用ランプのA−A線に相当する部分
の断面図である。
の断面図である。
【図4】本考案が適用されるバンパに収納された車両用
ランプを示す斜視図である。
ランプを示す斜視図である。
1 バンパ 1a バンパ空間部 1b バンパ空間壁面 2 ランプ 11 ランプハウジング 12 凹部 24 前面レンズ 24a レンズ周辺部 24b フランジ部
Claims (1)
- 【請求項1】 バンパの奥行方向の空間部内へ取付けら
れ、かつ前面レンズの周辺から背後に突出したフランジ
部がランプハウジング周縁部の凹部内へ接合されている
車両用ランプにおいて、 前面レンズにおける前記凹部に対面するレンズ周辺部
が、後方へ傾斜して形成されると共に、この傾斜角が、
前記レンズ周辺部を包囲するバンパ空間壁面からの入射
光を前方へ反射するように、前記バンパ空間壁面に対し
て臨界角を越えるように設定されていることを特徴とす
る車両用ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8800191U JP2561052Y2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 車両用ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8800191U JP2561052Y2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 車両用ランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0532116U JPH0532116U (ja) | 1993-04-27 |
JP2561052Y2 true JP2561052Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=13930549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8800191U Expired - Lifetime JP2561052Y2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 車両用ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561052Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-01 JP JP8800191U patent/JP2561052Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0532116U (ja) | 1993-04-27 |
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