JP2561003Y2 - カム制御式スイッチ - Google Patents
カム制御式スイッチInfo
- Publication number
- JP2561003Y2 JP2561003Y2 JP1991110640U JP11064091U JP2561003Y2 JP 2561003 Y2 JP2561003 Y2 JP 2561003Y2 JP 1991110640 U JP1991110640 U JP 1991110640U JP 11064091 U JP11064091 U JP 11064091U JP 2561003 Y2 JP2561003 Y2 JP 2561003Y2
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- Japan
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- switch
- switches
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- Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、１つのカムの回転によ
って、２つのスイッチを所定のモードで切り換えるため
のスイッチの構造に関する。
って、２つのスイッチを所定のモードで切り換えるため
のスイッチの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】弁の開閉運動などのように、操作対象に
往復運動をさせるものにおいて、複数のマイクロスイッ
チとクランクと一体となったカム部材との組み合わせに
よる機構、またはカム部材とレバー部材、スイッチとの
組み合わせによる機構が知られている。いずれの機構で
も、往復運動の両移動終端で間接または直接的に駆動源
のモータを停止させ、操作対象の位置決めを行ってい
る。
往復運動をさせるものにおいて、複数のマイクロスイッ
チとクランクと一体となったカム部材との組み合わせに
よる機構、またはカム部材とレバー部材、スイッチとの
組み合わせによる機構が知られている。いずれの機構で
も、往復運動の両移動終端で間接または直接的に駆動源
のモータを停止させ、操作対象の位置決めを行ってい
る。
【０００３】マイクロスイッチを用いた構造のもので
は、複数のマイクロスイッチが必要となるため、その価
格が割高となり、またマイクロスイッチの動作点のばら
つきのために、停止位置の精度もあまりよくない。また
レバー部材とスイッチを用いた構造では、スイッチの動
作点に影響する部品が多いので、停止位置のばらつきが
大きく、また部品数が多いことから、製造工程が繁雑と
なり、経済性に劣り、またスイッチが緩慢なオンオフ動
作となるため、信頼性に欠ける。
は、複数のマイクロスイッチが必要となるため、その価
格が割高となり、またマイクロスイッチの動作点のばら
つきのために、停止位置の精度もあまりよくない。また
レバー部材とスイッチを用いた構造では、スイッチの動
作点に影響する部品が多いので、停止位置のばらつきが
大きく、また部品数が多いことから、製造工程が繁雑と
なり、経済性に劣り、またスイッチが緩慢なオンオフ動
作となるため、信頼性に欠ける。
【０００４】また実開昭５６−８５３２８号公報は、１
つのカムによって２つのスイッチ（３枚の接片）を必要
なモードでオンオフさせる構成を示している。しかし、
それによると、２つのカムが回転しはじめる段階で、２
つのスイッチがいずれもオフの状態になっているため、
カムの軸を外部から駆動して、そのいずれかのスイッチ
をオンの状態に設定しなければ、必要な動作を得ること
ができない。したがって、簡単なスイッチ動作によって
動作を継続させることはできない。
つのカムによって２つのスイッチ（３枚の接片）を必要
なモードでオンオフさせる構成を示している。しかし、
それによると、２つのカムが回転しはじめる段階で、２
つのスイッチがいずれもオフの状態になっているため、
カムの軸を外部から駆動して、そのいずれかのスイッチ
をオンの状態に設定しなければ、必要な動作を得ること
ができない。したがって、簡単なスイッチ動作によって
動作を継続させることはできない。
【０００５】
【考案の目的】本考案の目的は、上記の欠点を除去する
ものであり、特殊な形状の１つのカムと３つの接片から
なる２つのスイッチとの組み合わせによって、２つのス
イッチに３つのオンオフモードを与えながら、スイッチ
を切り換えられるようにすることである。
ものであり、特殊な形状の１つのカムと３つの接片から
なる２つのスイッチとの組み合わせによって、２つのス
イッチに３つのオンオフモードを与えながら、スイッチ
を切り換えられるようにすることである。
【０００６】
【考案の解決手段】上記目的の下に、本考案は、互いに
向き合う３つの接片（５、６、７）のうち、２つの接片
（５、６）によりスイッチ（３）を、また２つの接片
（６、７）によりスイッチ（４）をそれぞれ構成し、こ
れらの２つのスイッチ（３、４）のオンオフ切り換えを
カム（２）の外周の２つのカム段部（２１、２２）で行
うカム制御式スイッチ（１）に於いて、一方のカム段部
（２１）を高い面から低い面への段差形状とし、他方の
カム段部（２２）を高い面から低い面への段差形状と
し、カム段部（２２）の高い部分の一部を切り欠き部
（２３）により切り欠いた形状とし、３つの接片（５、
６、７）をカム（２）の方向へ付勢してカム外周に当接
させるとともに、３つの接片（５、６、７）のうち中間
の接片（６）の先端カム摺接部を切り欠き部（２３）よ
り小幅とし、中間の接片（６）の先端カム摺接部の長さ
を、接片（７）がカム段部（２３）の高い面から低い面
へ落下する前に、接片（６）が高い面から低い面へ落下
する寸法とし、中間の接片（６）とカム（２）との間の
接片（５）を他の２つの接片（６、７）より短くし、さ
らにこれらのスイッチ（３、４）を切り換えスイッチ
（１２）の接点（ａ、ｂ）とともに並列の状態で接続
し、これらのスイッチ（３、４）、切り換えスイッチ
（１２）およびカム（２）の回転駆動用のモータ（８）
を電源回路に接続して構成する。
向き合う３つの接片（５、６、７）のうち、２つの接片
（５、６）によりスイッチ（３）を、また２つの接片
（６、７）によりスイッチ（４）をそれぞれ構成し、こ
れらの２つのスイッチ（３、４）のオンオフ切り換えを
カム（２）の外周の２つのカム段部（２１、２２）で行
うカム制御式スイッチ（１）に於いて、一方のカム段部
（２１）を高い面から低い面への段差形状とし、他方の
カム段部（２２）を高い面から低い面への段差形状と
し、カム段部（２２）の高い部分の一部を切り欠き部
（２３）により切り欠いた形状とし、３つの接片（５、
６、７）をカム（２）の方向へ付勢してカム外周に当接
させるとともに、３つの接片（５、６、７）のうち中間
の接片（６）の先端カム摺接部を切り欠き部（２３）よ
り小幅とし、中間の接片（６）の先端カム摺接部の長さ
を、接片（７）がカム段部（２３）の高い面から低い面
へ落下する前に、接片（６）が高い面から低い面へ落下
する寸法とし、中間の接片（６）とカム（２）との間の
接片（５）を他の２つの接片（６、７）より短くし、さ
らにこれらのスイッチ（３、４）を切り換えスイッチ
（１２）の接点（ａ、ｂ）とともに並列の状態で接続
し、これらのスイッチ（３、４）、切り換えスイッチ
（１２）およびカム（２）の回転駆動用のモータ（８）
を電源回路に接続して構成する。
【０００７】切り換えスイッチ（１２）の切り換え操作
により２つのスイッチ（３、４）のうちいずれか閉じて
いるものによって電源回路を閉じ、モータ（８）でカム
（２）を回転させ、３つの接片（５、６、７）がカム段
部（２１、２２）の高い位置から低い位置に落下するこ
とにより２つのスイッチ（３、４）について通電中の一
方をオフ、他方をオンのままとし、また３つの接片
（５、６、７）が２つのカム段部（２１、２２）以外の
カム外周に接しているとき、２つのスイッチ（３、４）
の両方をオンとするモード切り換えを行うようにしてい
る。
により２つのスイッチ（３、４）のうちいずれか閉じて
いるものによって電源回路を閉じ、モータ（８）でカム
（２）を回転させ、３つの接片（５、６、７）がカム段
部（２１、２２）の高い位置から低い位置に落下するこ
とにより２つのスイッチ（３、４）について通電中の一
方をオフ、他方をオンのままとし、また３つの接片
（５、６、７）が２つのカム段部（２１、２２）以外の
カム外周に接しているとき、２つのスイッチ（３、４）
の両方をオンとするモード切り換えを行うようにしてい
る。
【０００８】
【実施例】図１は、本考案のカム制御式スイッチ１を示
している。カム制御式スイッチ１は、１つのカム２およ
びこのカム２によって制御される２つのスイッチ３、
４、モータ８、および図５に示す切り換えスイッチ１２
によって構成されている。
している。カム制御式スイッチ１は、１つのカム２およ
びこのカム２によって制御される２つのスイッチ３、
４、モータ８、および図５に示す切り換えスイッチ１２
によって構成されている。
【０００９】カム２は、図１のほか、図２および図３に
示すように、外周部分で２つのカム段部２１、２２を有
しており、一方のカム段部２１は、全幅で高い面から低
い面へと段差を形成しており、また他方のカム段部２２
は、小幅の切り欠き部２３によって、側面から見て２つ
の段を形成しながら高い面から低い面へと段差を形成し
ている。
示すように、外周部分で２つのカム段部２１、２２を有
しており、一方のカム段部２１は、全幅で高い面から低
い面へと段差を形成しており、また他方のカム段部２２
は、小幅の切り欠き部２３によって、側面から見て２つ
の段を形成しながら高い面から低い面へと段差を形成し
ている。
【００１０】そして、このカム２は、ケーシング１０の
側面に取り付けられた減速ギヤ付のモータ８の出力軸９
に固定されている。なお、図示しないが、この出力軸９
は、操作対象のクランク軸などを駆動することによっ
て、そのクランク軸をカム段部２１、２２と対応させな
がら上死点または下死点で停止させる。
側面に取り付けられた減速ギヤ付のモータ８の出力軸９
に固定されている。なお、図示しないが、この出力軸９
は、操作対象のクランク軸などを駆動することによっ
て、そのクランク軸をカム段部２１、２２と対応させな
がら上死点または下死点で停止させる。
【００１１】また、上記２つのスイッチ３、４は、図１
および図４に示すように、互いに向き合うカム側の接片
５、中間の接片６および外側の接片７によって構成され
ており、これらは、ケーシング１０の部分に取り付けら
れた端子台１１に対して固定されている。これらの接片
５、６、７の先端部分は、カム２の外周面と摺接する部
分であり、接片５は、他の接片６、７よりも短く、また
中間の接片６は、接片７と同じ長さであるが、先端の切
り欠きによって、切り欠き部２３に落ち込む小さな幅と
して形成されている。そして、中間の接片６の先端カム
摺接部の長さは、接片７がカム段部２３の高い面から低
い面へ落下する前に、接片６がカム段部２３の高い面か
ら低い面へ落下する寸法となっている。
および図４に示すように、互いに向き合うカム側の接片
５、中間の接片６および外側の接片７によって構成され
ており、これらは、ケーシング１０の部分に取り付けら
れた端子台１１に対して固定されている。これらの接片
５、６、７の先端部分は、カム２の外周面と摺接する部
分であり、接片５は、他の接片６、７よりも短く、また
中間の接片６は、接片７と同じ長さであるが、先端の切
り欠きによって、切り欠き部２３に落ち込む小さな幅と
して形成されている。そして、中間の接片６の先端カム
摺接部の長さは、接片７がカム段部２３の高い面から低
い面へ落下する前に、接片６がカム段部２３の高い面か
ら低い面へ落下する寸法となっている。
【００１２】つぎに、図５は、スイッチ３、４および減
速ギヤ付のモータ８の接続状態を示している。スイッチ
３、４は、切り換えスイッチ１２の接点ａ、ｂとともに
並列の状態で接続されている。これらのスイッチ３、
４、切り換えスイッチ１２およ びカム２の回転駆動用の
モータ８は、直列の状態で、電源１３を含む電源回路に
接続されている。
速ギヤ付のモータ８の接続状態を示している。スイッチ
３、４は、切り換えスイッチ１２の接点ａ、ｂとともに
並列の状態で接続されている。これらのスイッチ３、
４、切り換えスイッチ１２およ びカム２の回転駆動用の
モータ８は、直列の状態で、電源１３を含む電源回路に
接続されている。
【００１３】図６は、カム２の摺接範囲Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ
との関係で、スイッチ３、４のオンオフ状態を示してい
る。切り換えスイッチ１２が接点ａに切り換えられてお
り、接片５が摺接範囲Ａでカム２に接しているとき、ス
イッチ３、４は、共にオンの状態となっている。このと
き、スイッチ３によってモータ８の電源回路が閉じるた
め、カム２は、モータ８によって駆動され、時計方向に
回転している。
との関係で、スイッチ３、４のオンオフ状態を示してい
る。切り換えスイッチ１２が接点ａに切り換えられてお
り、接片５が摺接範囲Ａでカム２に接しているとき、ス
イッチ３、４は、共にオンの状態となっている。このと
き、スイッチ３によってモータ８の電源回路が閉じるた
め、カム２は、モータ８によって駆動され、時計方向に
回転している。
【００１４】接片５、６、７が摺接範囲Ｂすなわちカム
段部２１と対応する位置にくると、短い接片５は、カム
段部２１から落下するが、接片６、７は、接片５よりも
長いため、カム段部２１から落下しない。このため、通
電中のスイッチ３は、オフの状態に設定されるが、スイ
ッチ４は、オンのままの状態となっている。これによっ
て、モータ８への電流が強制的に遮断されるため、カム
２は、摺接範囲Ｂの位置で停止する。
段部２１と対応する位置にくると、短い接片５は、カム
段部２１から落下するが、接片６、７は、接片５よりも
長いため、カム段部２１から落下しない。このため、通
電中のスイッチ３は、オフの状態に設定されるが、スイ
ッチ４は、オンのままの状態となっている。これによっ
て、モータ８への電流が強制的に遮断されるため、カム
２は、摺接範囲Ｂの位置で停止する。
【００１５】つぎに、切り換えスイッチ１２を接点ａか
ら接点ｂに切り換えると、スイッチ４がオンの状態に設
定されているため、モータ８は、通電状態となってカム
２を時計方向に回転させる。まもなく接片６、７がカム
段部２１でカム２の高い位置から低い位置へと落ちるた
め、３つの接片５、６、７が互いに接し合って、スイッ
チ３、４はオンの状態に設定される。この状態は、摺接
範囲Ｃの範囲で継続する。
ら接点ｂに切り換えると、スイッチ４がオンの状態に設
定されているため、モータ８は、通電状態となってカム
２を時計方向に回転させる。まもなく接片６、７がカム
段部２１でカム２の高い位置から低い位置へと落ちるた
め、３つの接片５、６、７が互いに接し合って、スイッ
チ３、４はオンの状態に設定される。この状態は、摺接
範囲Ｃの範囲で継続する。
【００１６】やがて、接片５、６、７の先端の摺接部分
が摺接範囲Ｄすなわちカム段部２２の位置に達すると、
接片５、６がカム段部２２の高い位置から低い位置へと
同時に落下するが、接片７が高い位置に残ったままとな
っているため、スイッチ３はオンの状態のままである
が、通電中のスイッチ４はオフの状態に設定される。こ
れによって、モータ８への電流が強制的に遮断されるた
め、カム２は、接片５、６、７に対して摺接範囲Ｄに接
した状態で停止する。
が摺接範囲Ｄすなわちカム段部２２の位置に達すると、
接片５、６がカム段部２２の高い位置から低い位置へと
同時に落下するが、接片７が高い位置に残ったままとな
っているため、スイッチ３はオンの状態のままである
が、通電中のスイッチ４はオフの状態に設定される。こ
れによって、モータ８への電流が強制的に遮断されるた
め、カム２は、接片５、６、７に対して摺接範囲Ｄに接
した状態で停止する。
【００１７】このように、カム２は、カム段部２１、２
２の位置で自動的に停止する。この停止位置は、操作対
象の往復運動の上死点や下死点と対応している。そし
て、それぞれの停止状態で、モータ８は、切り換えスイ
ッチ１２の切り換え操作を待って起動することになる。
このようにして、２つのスイッチ３、４は、カム２の１
回転中に、両方ともオンの状態、一方でオンの状態、他
方でオンの状態の３つのモードとして設定される。
２の位置で自動的に停止する。この停止位置は、操作対
象の往復運動の上死点や下死点と対応している。そし
て、それぞれの停止状態で、モータ８は、切り換えスイ
ッチ１２の切り換え操作を待って起動することになる。
このようにして、２つのスイッチ３、４は、カム２の１
回転中に、両方ともオンの状態、一方でオンの状態、他
方でオンの状態の３つのモードとして設定される。
【００１８】さらに、電源１３に対する切り換えスイッ
チ１２を接点ｂから接点ａに切り換えると、スイッチ３
は、オンの状態となっているため、モータ８は、通電状
態となって回転し、前記と同様に、摺接範囲Ａで接片
５、６、７の接触状態を維持しながら摺接範囲Ｂへと移
行する。
チ１２を接点ｂから接点ａに切り換えると、スイッチ３
は、オンの状態となっているため、モータ８は、通電状
態となって回転し、前記と同様に、摺接範囲Ａで接片
５、６、７の接触状態を維持しながら摺接範囲Ｂへと移
行する。
【００１９】このようにして、カム段部２１、２２の部
分でカム２が停止したとき、このカム２と同期状態で回
転するクランク軸などは、操作対象例えば開閉弁、サニ
タリーノズル駆動ユニット、ドア開閉ユニットなどを往
復移動させ、２つの位置で停止させる。
分でカム２が停止したとき、このカム２と同期状態で回
転するクランク軸などは、操作対象例えば開閉弁、サニ
タリーノズル駆動ユニット、ドア開閉ユニットなどを往
復移動させ、２つの位置で停止させる。
【００２０】
【考案の効果】本考案では、カム段部の段差によりスイ
ッチの切り換わりが早いため、オンオフ操作の信頼性が
高くなり、また２つのスイッチ構成用の３つの接片の長
さやカム形状によって、スイッチのオンオフタイミング
が決定され、３つのモードが簡単に設定できるため、オ
ンオフ状態の位置決め精度が高く、また２つのカムで２
つのスイッチを別々に駆動する方式のものに比較して、
カムが１つでよく、また３つの接片で２つのスイッチが
構成できるため、部品数が少なく、またそれらのオンオ
フ状態の同期設定も容易となる。
ッチの切り換わりが早いため、オンオフ操作の信頼性が
高くなり、また２つのスイッチ構成用の３つの接片の長
さやカム形状によって、スイッチのオンオフタイミング
が決定され、３つのモードが簡単に設定できるため、オ
ンオフ状態の位置決め精度が高く、また２つのカムで２
つのスイッチを別々に駆動する方式のものに比較して、
カムが１つでよく、また３つの接片で２つのスイッチが
構成できるため、部品数が少なく、またそれらのオンオ
フ状態の同期設定も容易となる。
【００２１】特に、本考案では、３つのカム接片がカム
段部の高い位置から低い位置に落下したとき、２つのス
イッチについて通電中の一方のスイッチが強制的にオフ
の状 態に設定され、ここで、モータがいったん停止する
が、この状態でも他方のスイッチがオンの状態に設定さ
れているため、切り換えスイッチの切り換え操作によっ
て、その時点でオンになっているスイッチにより、モー
タが起動できる状態にある。このため、切り換えスイッ
チの切り換え動作により、カムを１回転中の２つの停止
位置（カム段部）の位置でモータの起動停止を連続的に
繰り返すことができる。
段部の高い位置から低い位置に落下したとき、２つのス
イッチについて通電中の一方のスイッチが強制的にオフ
の状 態に設定され、ここで、モータがいったん停止する
が、この状態でも他方のスイッチがオンの状態に設定さ
れているため、切り換えスイッチの切り換え操作によっ
て、その時点でオンになっているスイッチにより、モー
タが起動できる状態にある。このため、切り換えスイッ
チの切り換え動作により、カムを１回転中の２つの停止
位置（カム段部）の位置でモータの起動停止を連続的に
繰り返すことができる。
【図１】本考案のカム制御式スイッチの正面図である。
【図２】一方のカム段部の斜面図である。
【図３】他方のカム段部の斜面図である。
【図４】２つのスイッチを構成する３つの接片の先端部
分の斜面図である。
分の斜面図である。
【図５】２つのスイッチ、モータ、切り換えスイッチお
よび電源の接続回路図である。
よび電源の接続回路図である。
【図６】カムの摺接範囲に対する２つのスイッチのオン
オフ状態の説明図である。
オフ状態の説明図である。
１ カム制御式スイッチ ２ カム ３ スイッチ ４ スイッチ ５ 接片 ６ 接片 ７ 接片 ８ 減速ギヤ付のモータ ９ 出力軸 １２ 切り換えスイッチ ２１ カム段部 ２２ カム段部 ２３ 切り欠き部
Claims (1)
- 【請求項１】 互いに向き合う３つの接片（５、６、
７）のうち、２つの接片（５、６）によりスイッチ
（３）を、また２つの接片（６、７）によりスイッチ
（４）をそれぞれ構成し、これらの２つのスイッチ
（３、４）のオンオフ切り換えをカム（２）の外周の２
つのカム段部（２１、２２）で行うカム制御式スイッチ
（１）に於いて、 一方のカム段部（２１）を高い面から低い面への段差形
状とし、他方のカム段部（２２）を高い面から低い面へ
の段差形状とし、カム段部（２２）の高い部分の一部を
切り欠き部（２３）により切り欠いた形状とし、３つの
接片（５、６、７）をカム（２）の方向へ付勢してカム
外周に当接させるとともに、３つの接片（５、６、７）
のうち中間の接片（６）の先端カム摺接部を切り欠き部
（２３）より小幅とし、中間の接片（６）の先端カム摺
接部の長さを、接片（７）がカム段部（２３）の高い面
から低い面へ落下する前に、接片（６）が高い面から低
い面へ落下する寸法とし、中間の接片（６）とカム
（２）との間の接片（５）を他の２つの接片（６、７）
より短くし、さらにこれらのスイッチ（３、４）を切り
換えスイッチ（１２）の接点（ａ、ｂ）とともに並列の
状態で接続し、これらのスイッチ（３、４）、切り換え
スイッチ（１２）およびカム（２）の回転駆動用のモー
タ（８）を電源回路に接続してなり、 切り換えスイッチ（１２）の切り換え操作により２つの
スイッチ（３、４）のうちいずれか閉じているものによ
って電源回路を閉じ、モータ（８）でカム（２）を回転
させ、３つの接片（５、６、７）がカム段部（２１、２
２）の高い位置から低い位置に落下することにより２つ
のスイッチ（３、４）について通電中の一方をオフ、他
方をオンのままとし、また３つの接片（５、６、７）が
２つのカム段部（２１、２２）以外のカム外周に接して
いるとき、２つのスイッチ（３、４）の両方をオンとす
る モード切り換えを行うようにしたことを特徴とするカ
ム制御式スイッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991110640U JP2561003Y2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | カム制御式スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991110640U JP2561003Y2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | カム制御式スイッチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0545872U JPH0545872U (ja) | 1993-06-18 |
| JP2561003Y2 true JP2561003Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=14540843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991110640U Expired - Fee Related JP2561003Y2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | カム制御式スイッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2561003Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001112213A (ja) * | 1999-10-07 | 2001-04-20 | Sankyo Seiki Mfg Co Ltd | モータアクチュエータ |
| JP4299011B2 (ja) * | 2003-01-20 | 2009-07-22 | 日立アプライアンス株式会社 | クラッチ切換機能付排水バルブ駆動ユニット |
-
1991
- 1991-11-14 JP JP1991110640U patent/JP2561003Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0545872U (ja) | 1993-06-18 |
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| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
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