JP2560947Y2 - ワーク搬送装置 - Google Patents

ワーク搬送装置

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JP2560947Y2
JP2560947Y2 JP2650792U JP2650792U JP2560947Y2 JP 2560947 Y2 JP2560947 Y2 JP 2560947Y2 JP 2650792 U JP2650792 U JP 2650792U JP 2650792 U JP2650792 U JP 2650792U JP 2560947 Y2 JP2560947 Y2 JP 2560947Y2
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JP
Japan
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hook
work
chain
transfer device
arm
Prior art date
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JP2650792U
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English (en)
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JPH0577115U (ja
Inventor
博治 川崎
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Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は軸部の一端に拡径部が連
設されたワークを搬送するのに好適なワーク搬送装置、
特に無端回走するチェーンに止着され、ワークを支持し
て搬送するフックの形状に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、エンジンバルブのような軸部の
一端に拡径部が連設された棒状のワークを大量に生産す
る場合において、ある前工程を終えて排出されるワーク
は、次の工程の所要の位置に連続的に搬送させる必要が
あり、図4はその従来のワーク搬送装置(1)を示して
いる。
【0003】(2)は無端状のチェーンで、適宜の駆動
手段(図示略)により、複数のスプロケット(3)〜
(7)にガイドされて、矢印方向に回走させられるよう
になっている。
【0004】(8)は、その進行方向(矢印)に対し
て、前側が短く、後側が長い前後1対の腕部(8a)(8
b)を有するワーク搬送用のフックであって、やや厚み
のある帯板材をU字状に折曲して形成され、チェーン
(2)の側方に直交状に突出するようにして、かつチェ
ーン(2)の長手方向に所定間隔を置いて固着されてい
る。
【0005】搬送装置(1)におけるチェーン(2)の
水平回走部分の一部の上方には、ワーク供給ライン(図
示せず)から送られてきた軸部(9a)の一端に傘状の
拡径部(9b)が連設されたエンジンバルブ、すなわち
ワーク(9)を供給する供給シュート(10)が設けられ
ている。
【0006】供給シュート(10)は先端側から横向き傾
斜部(11a)水平直線部(11b)および下向き傾斜部
(11c)が順次連設された1対の互いに平行な案内杆
(11)より構成されている。
【0007】水平直線部(11b)は、その間に形成され
る案内路(12)が、チェーン(2)と平行をなし、フッ
ク(8)における短い方の腕部(8a)の外側でかつ、
長い方の腕部(8b)の先端部の回走軌跡の直上に位置
するようにしてある。
【0008】横向き傾斜部(11a)は、水平直線部(11
b)の前端側を水平を保ちながら、チェーン(2)の進
行方向に向かって漸次チェーン(2)に接近するように
横向き傾斜し、供給シュート(10)の出口端に前端が開
口する短寸の水平部(11d)が延出するように折曲され
ている。
【0009】水平部(11d)は、フック(8)における
短い方の腕部(8a)の走行軌跡の上方に位置するとと
もに、その開口部の寸法は短い方の腕部(8a)の長さ
と同等か若干小となるようにしてある。
【0010】チェーン(2)が回走すると待機中のワー
ク(9)は、その拡径部(9b)の下面がフック(8)
の長い方の腕部(8b)の前面と当接して後押しされ、
水平直線部(11b)上を前方に移動する。
【0011】横向き傾斜部(11a)に達したワーク
(9)は拡径部(9b)の下面が横向き傾斜部(11a)
の案内杆(11)を摺動しながらチェーン(2)に向かっ
て側方移動し、図3に想像線で示す両腕部(8a)(8
b)の中央形成される係合孔(8c)内に軸部(9a)
が位置し、かつ拡径部(9b)が両腕部(8a)(8b)
により支持される。
【0012】この後、供給シュート(10)における出口
端、すなわち水平部(11d)より外れたワーク(9)
は、フック(8)上にわずかに落下し、拡径部(9b)
がフック(8)に完全に支持された状態でほぼ垂直の上
向き走行部(2a)に入り、さらに水平走行部(2b)
を経て次工程の機械加工ラインに送られる。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のフック(8)にあっては、やや厚みのある帯板材を折
曲して形成してあるため、フック(8)が上向き走行部
(2a)に位置した場合に、図4に示す左右方向の厚さ
T1が大きいので、ワーク(9)の垂直搬送時における
垂直軸(L)に対するワーク(9)の吊下げ角(θ1
が大きくすなわち水平に近い状態となり、特に拡径部
(9b)の外径が大きい場合には、重心が拡径部(9
b)側に移行するためにワーク(9)がフック(8)か
ら脱落するおそれが大きいという問題点があった。
【0014】本考案は上記問題点を解消すべくなされた
ものであって、上向き搬送時に、ワークがフックから脱
落するのを防止し、ワークを安定して搬送しうるように
したワーク搬送装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、一部に上向き走行部を有する回走軌跡に沿
って無端回走するようにしたチェーンに、該チェーンの
側方に延出し、かつ進行方向に対して前側が短く、後側
が長い二又状の腕部を有するフックを止着し、軸部の一
端に拡径部が連設されたワークを、前記拡径部を上方と
し、かつ前記軸部をフックの両腕部間に形成された係合
孔に係合させることによりフックに支持させて、前記回
走軌跡に沿って搬送するようにしたワーク搬送装置にお
いて、前記フックの少なくとも両腕部を、板面がチェー
ンと平行をなす肉薄の平板により形成したことを特徴と
したものである。
【0016】
【作用】ワークが上向き走行部に沿って搬送されると
き、係合孔を挟んで、フックの短い方の腕部の一側面に
ワークの拡径部が、また長い方の腕部の他側面の係合孔
下縁部にワークの軸部が係止される。しかし、フック
は、両腕部がチェーンと平行な板面を有する肉薄の平板
により形成されているので、垂直軸に対するワークの吊
下げ角は小、すなわち垂直に近い角度となるので、ワー
クはフックから脱落することなく、安定してフックに支
持されて搬送される。
【0017】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図1および図2に
基づいて説明する。なお、従来例に示した部材と同一の
部材には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0018】図中(20)は搬送用のフックを示し、取付
部(21)および搬送部(22)より構成されている。取付
部(21)は断面L字形の金属製薄板であってチェーン止
着片(21a)および搬送部止着片(21b)よりなり、チ
ェーン止着片(21a)が2つの有頭軸(23)をもってチ
ェーン(2)に止着されている。
【0019】搬送部(22)は、前記搬送部(21)の止着
片(21b)に固着され、かつ肉薄の平面視U字形状の板
面がチェーン(2)とほぼ平行をなしてチェーン(2)
の側方に延出する金属製板材により形成されている。
【0020】ワーク搬送部(22)には、チェーン(2)
の進行方向に対して前側が短く、後側が長い1対の腕部
(22a)(22b)が形成され、両腕部(22a)(22b)は同
程度の幅及び厚さ(T2)としてある。
【0021】両腕部(22a)(22b)の間には、U字状の
係合孔(24)が形成され、この係合孔(24)にワーク
(9)の頸部(9c)のわずかに下方を係合させてワー
ク(9)を支持し、図2に示すように上向き走行部(2
a)に沿ってワーク(9)を上方へ搬送するようにして
ある。次に前記のものの作用につき説明する。
【0022】ワーク(9)が上向き走行部(2a)に沿
って搬送されるとき、ワーク(9)は、拡径部(9b)
の一部が短い方の腕部(22a)の一側面に当接し、拡径
部(9b)寄りの頸部(9c)のやや下方が、係合孔
(24)の下端であって、長い方の腕部(22b)における
前記腕部(22a)の当接点と反対側の側面の上縁部(22
c)に当接して係止され、ワーク(9)の軸部(9a)
が斜め下方を向いてフック(20)に吊支される。
【0023】この吊支状態において、搬送部(22)の両
腕部(22a)の厚さ(T2)は薄いので、垂直軸(L)
に対するワーク(9)の吊下げ角(θ2)は小、すなわ
ち垂直に近い角度となり、ワーク(9)はフック(20)
から脱落することなく安定してフック(20)によって支
持されて搬送することができる。
【0024】
【考案の効果】本考案によると、フックの少なくとも両
腕部を、板面がチェーンと平行をなす肉薄の平板により
形成したことにより、両腕部間にワークの拡径部のすぐ
下の軸部を嵌合して、上向きに搬送する際のワークの吊
下げ姿勢を、可及的に垂直に近づけることができ、ワー
クをフックから脱落することなく、安定して支持するこ
とができる。また、フックを、板金のプレス加工だけで
簡単に製造できるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の概略斜視図である。
【図2】同じくワークの上向き搬送時の支持状態を示す
要部の拡大縦断面図である。
【図3】従来のワーク搬送装置の一例を示す概略斜視図
である。
【図4】同じくワークの上向き搬送時の支持状態を示す
要部の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
(1)ワーク搬送装置 (2)
チェーン (2a)上向き走行部 (2
b)水平走行部 (3)〜(7)スプロケット (8)
フック (8a)(8b)腕部 (9)
ワーク (9a)軸部 (9
b)拡径部 (9c)頸部 (10)
供給シュート (11)案内杆 (11
a)横向き傾斜部 (11b)水平直線部 (11
c)下向き傾斜部 (12)案内路 (20)
フック (21)取付部 (21
a)チェーン止着片 (21b)搬送部止着片 (22)
搬送部 (22a)(22b)腕部 (22
c)上縁部 (23)有頭軸 (24)
係合孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部に上向き走行部を有する回走軌跡に
    沿って無端回走するようにしたチェーンに、該チェーン
    の側方に延出し、かつ進行方向に対して前側が短く、後
    側が長い二又状の腕部を有するフックを止着し、軸部の
    一端に拡径部が連設されたワークを、前記拡径部を上方
    とし、かつ前記軸部をフックの両腕部間に形成された係
    合孔に係合させることによりフックに支持させて、前記
    回走軌跡に沿って搬送するようにしたワーク搬送装置に
    おいて、 前記フックの少なくとも両腕部を、板面がチェーンと平
    行をなす肉薄の平板により形成したことを特徴とするワ
    ーク搬送装置。
JP2650792U 1992-03-31 1992-03-31 ワーク搬送装置 Expired - Lifetime JP2560947Y2 (ja)

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JP2650792U JP2560947Y2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 ワーク搬送装置

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JPH0577115U JPH0577115U (ja) 1993-10-19
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CN108856133A (zh) * 2018-05-25 2018-11-23 张家港市科宇信超声有限公司 用于超声波清洗装置的上料机构

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