JP2560885Y2 - 可動性防護柵 - Google Patents

可動性防護柵

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JP2560885Y2
JP2560885Y2 JP740592U JP740592U JP2560885Y2 JP 2560885 Y2 JP2560885 Y2 JP 2560885Y2 JP 740592 U JP740592 U JP 740592U JP 740592 U JP740592 U JP 740592U JP 2560885 Y2 JP2560885 Y2 JP 2560885Y2
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豊 毛利
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Fencing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、海岸の防波堤や河
川、池等の堤防に設置される安全のための防護柵に関す
るものであり、特に強風時に波や流木等の衝突による衝
撃を受ける可能性のある場所に設置するのに適したエネ
ルギー吸収性のある可動性防護柵に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な防護柵は、剛体構造であ
るが、上記のような衝撃を受ける場所に設置すると破損
しやすい。このため適当な間隔で植立される支柱をゴム
様弾性体を介して植立し、その支柱の間を鋼製のチエン
で連結した構成のものが提案された。その傾動可能な支
柱支持構造としては、実願昭63−32739号、実願
昭63−94127号等がある。これらはいずれも支柱
の下端部がゴム様弾性体を介して支持され、衝撃が加わ
ったときに傾動してその衝撃エネルギーを吸収するため
に一般的な剛体構造のものよりも破損しにくい。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のような傾動可能
な支柱を用いた防護柵は、支柱間を結ぶ柵体として殆ど
の場合チエンが用いられている。これは支柱が傾動可能
であるから、支柱間を順次連結する柵体が剛体であると
部分的に衝撃力が作用した場合に、たとえば一部の支柱
が傾くような力を受けた場合に柵体が捩じり力を受けて
破損しやすくなり、これを避けるために柵体に可撓性を
必要とするからである。防護柵の柵体をチエンのような
可撓性のものとした場合は、人が柵体の部分を通り抜け
られるから柵外に簡単に出られるため、危険であるとい
う問題がある。
【0004】この考案は、簡単には柵外に出られないよ
うな衝撃吸収性のある可動性防護柵を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の可動性防護柵
は、下端部にゴム様弾性体を介して傾動可能に植立され
それぞれが間隔を隔てて設けられた複数本の支柱と、そ
の支柱間に配置された柵体と、その柵体と支柱の間を連
結している連結体とからなり、その連結体がゴム様弾性
体内に弛緩状態で抗張体を埋設された構成のものである
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】柵体と支柱の間を連結している連結体が可撓性
を有するものであるから、柵体を鋼管等の剛体構造とし
て人が通り抜けられないようにしても、柵体と柵体を支
持している支柱との間でたわむことができて、支柱や柵
体に流木等が衝突して防護柵が部分的に傾くような作用
力を受けた場合に、柵体が受ける捩じり変形を連結体が
許容し、柵体の変形や破損が防止される。また衝突の際
の衝撃エネルギーを連結体のゴム様弾性体および支柱下
端部のゴム様弾性体が弾性変形して吸収するから、防護
柵の破損が防止される。
【0007】
【実施例】この考案の第1実施例を図1〜図3を用いて
説明する。この防護柵は、支柱1、柵体2、連結体3で
構成されている。図示を省略してあるが、支柱1および
柵体2は最終的には外表面をゴムライニングされたもの
である。
【0008】支柱1は、鋼管で形成され、上端部と下方
の適所とに柵体2を取り付けるための連結体結合部10
を有し、柵体2の水平方向長さに対応する間隔で植立さ
れ、その植立状態は図3に示すようにゴム様弾性体(ウ
レタンゴム)11を介して傾動可能に植立されている。
同図における12は鋼製のカップであり、ゴム様弾性体
11とともに支柱1の下端に一体的に結合されており、
このカップがコンクリート中に埋設固定される。連結体
結合部10は、図2に示すように、短管状の部材を支柱
1に溶接したもので柵体2を設ける側に円孔が開口した
状態である。
【0009】柵体2は、鋼管を溶接して形成した構造体
で、上側縁部13、下側縁部14、多数の縦桟15から
なる。上側縁部13と下側縁部14の両端は鋼管の内孔
が開口しており、それぞれが連結体結合部16を形成し
ている。
【0010】連結体3は、上記連結体結合部10、16
の内孔に嵌入する外径を有し一端が閉じられた鋼製短管
状部材からなる結合部17、18を、同軸上に閉じられ
た側を対向させて配置し、その対向面に鋼棒をU字型に
屈曲させた部材を互いに係合させて夫々の端部を溶接し
て抗張体19とし、その抗張体19を弛緩状態として結
合部17、18の間に設けられるゴム様弾性体(ウレタ
ンゴム)20内に埋設したものである。この連結体3
は、結合部17、18を支柱1の連結体結合部10、柵
体2の連結体結合部16の内孔に嵌入させて、その部分
を上下方向に貫通するボルト21、22で固定して、支
柱1と柵体2とを連結状態とする。
【0011】このように構成された防護柵は、支柱1ま
たは柵体2に流木等の衝突による荷重が作用した場合
に、連結体3のゴム様弾性体20および支柱1の下部を
包囲しているゴム様弾性体11が変形して、衝撃エネル
ギーを吸収する。仮に支柱1と柵体2とが連結体3を介
さないで直接固定結合されているとすると、その荷重が
支柱1あるいは柵体2が単独で傾くようなものである
と、柵体2に捩じり力が作用することになるが、連結体
3の存在によりその部分で捩じり力による変形を許容す
るから、柵体2に大きな捩じり力が作用することが回避
されて、その破損が防止される。
【0012】図4にこの考案の第2実施例を示す。第1
実施例では、支柱1に連結体結合部10を設けて別個の
形成した連結体3をボルト21で結合する構成とした
が、この実施例は支柱1aに連結体3aを一体に形成し
たものである点が第1実施例と異なる。この連結体3a
は、抗張体19aの一端が支柱1aに溶接されており、
他端が第1実施例のものと同様な結合部18に溶接され
ている。従って柵体2は、第1実施例におけると同様
に、ボルト22よって結合される。抗張体19aは第1
実施例のものよりも環状部材が余分に存在するものであ
るが、可撓性がより大きい点以外は本質的に同様なもの
である。他の構成は第1実施例と同じであるから図示説
明を省略する。この実施例も第1実施例と同様な効果を
奏する。
【0013】支柱に対する連結体の結合は、上記のほか
に、支柱に嵌合する環状体に第1実施例におけるような
連結体結合部10を設けておいて、その環状体を支柱に
嵌合させて固定し、これに柵体2を取り付けるようにし
てもよく、あるいは支柱に嵌合する環状体に第2実施例
におけるような連結体3aを設けておいて、その環状体
を支柱に嵌合させて固定し、これに柵体2を取り付ける
ようにしてもよい。さらに別に、支柱と連結体の間、連
結体と柵体の間は、双方にフランジ状部を設けてフラン
ジ結合するようにしてもよい。
【0014】
【考案の効果】この考案によれば、柵体を鋼管等の剛体
構造として人が通り抜けられないようにしても、柵体と
柵体を支持している支柱との間でたわむことができて、
支柱や柵体に流木等が衝突して防護柵が部分的に傾くよ
うな作用力を受けた場合に、柵体が受ける捩じり変形を
連結体が許容し、柵体の変形や破損が防止され、また衝
突の際の衝撃エネルギーを連結体のゴム様弾性体および
支柱下端部のゴム様弾性体が弾性変形して吸収するか
ら、防護柵の破損が防止される。従って、人が通り抜け
られない剛体構造の柵体としても衝撃力によって破損し
にくい防護柵が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例の概略正面図である。
【図2】図1の部分拡大部分破断図である。
【図3】図1の部分拡大部分破断図である。
【図4】この考案の主要部拡大横断平面図である。
【符号の説明】
1 支柱 1a 支柱 2 柵体 3 連結体 3a 連結体 11 ゴムよう弾性体 19 抗張体 19a 抗張体 20 ゴムよう弾性体 20a ゴムよう弾性体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端部にゴム様弾性体を介して傾動可能
    に植立されそれぞれが間隔を隔てて設けられた複数本の
    支柱と、その支柱間に配置された柵体と、その柵体と支
    柱の間を連結している連結体とからなり、その連結体が
    ゴム様弾性体内に弛緩状態で抗張体を埋設された構成の
    ものであることを特徴とする可動性防護柵。
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