JP2560521Y2 - 釣り竿 - Google Patents
釣り竿Info
- Publication number
- JP2560521Y2 JP2560521Y2 JP3229692U JP3229692U JP2560521Y2 JP 2560521 Y2 JP2560521 Y2 JP 2560521Y2 JP 3229692 U JP3229692 U JP 3229692U JP 3229692 U JP3229692 U JP 3229692U JP 2560521 Y2 JP2560521 Y2 JP 2560521Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- exterior member
- hood
- base
- reel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fishing Rods (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は主として船釣り用として
使用される釣り竿に関する。
使用される釣り竿に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の釣り竿は、仕掛を投入して魚の
当たりを待つあいだは、船縁に設けた竿受けに載置され
ており、その際にリールシートより竿尻側の元部にロッ
ドホルダーを装着されることになる。
当たりを待つあいだは、船縁に設けた竿受けに載置され
ており、その際にリールシートより竿尻側の元部にロッ
ドホルダーを装着されることになる。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】一方、釣り竿の元部に
おいては、竿素材の外周にその竿素材と同様の材料（例
えば強化繊維を含浸させたプリプレグ）を巻回して大径
部を形成していたが、ロッドホルダーが上下二つ割の締
め付け具で元部外周面を締め付けるものであるから、締
め付けすぎると元部に割れや凹み等が生ずることがあっ
た。本考案の目的はロッドホルダーの締め付け力に対応
した元部強度を確保しながら、リール脚部の取り付け強
度を確保できる釣り竿を提供する点にある。
おいては、竿素材の外周にその竿素材と同様の材料（例
えば強化繊維を含浸させたプリプレグ）を巻回して大径
部を形成していたが、ロッドホルダーが上下二つ割の締
め付け具で元部外周面を締め付けるものであるから、締
め付けすぎると元部に割れや凹み等が生ずることがあっ
た。本考案の目的はロッドホルダーの締め付け力に対応
した元部強度を確保しながら、リール脚部の取り付け強
度を確保できる釣り竿を提供する点にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案による特徴構成は
金属製円筒状の外装部材を竿素材に密着状態で外嵌して
リールシートより竿尻側の元部を形成するとともに、前
記外装部材に、リールの脚部を固定するフードを一体形
成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
金属製円筒状の外装部材を竿素材に密着状態で外嵌して
リールシートより竿尻側の元部を形成するとともに、前
記外装部材に、リールの脚部を固定するフードを一体形
成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【０００５】
【作用】つまり、金属製の外装部材を施すことによっ
て、曲げ強度及び面圧強度等の基本的機械的強度を高め
ることができ、締め付け力に十分対抗できる。しかも、
その強度の高い外装部材でフードを形成してあるので、
フード自体も強化でき、リール脚部の取り付け強度を高
めることができる。更に、フードと元部とを外装部材で
一体形成してあるので、その元部を握って竿を煽る際
に、フードと元部との間に段差がなく、握り感覚が良好
であるとともに、一体形成してあるので、繋ぎ目がある
場合のような応力集中がなく、強度が向上する。かつ、
竿素材が傷つくことを防止でき、船縁に設けた孔に竿を
立てる場合にも、傷つきを防止でき、更に、ロッドホル
ダー等でクランプした場合にも、竿の潰れを抑制でき
る。
て、曲げ強度及び面圧強度等の基本的機械的強度を高め
ることができ、締め付け力に十分対抗できる。しかも、
その強度の高い外装部材でフードを形成してあるので、
フード自体も強化でき、リール脚部の取り付け強度を高
めることができる。更に、フードと元部とを外装部材で
一体形成してあるので、その元部を握って竿を煽る際
に、フードと元部との間に段差がなく、握り感覚が良好
であるとともに、一体形成してあるので、繋ぎ目がある
場合のような応力集中がなく、強度が向上する。かつ、
竿素材が傷つくことを防止でき、船縁に設けた孔に竿を
立てる場合にも、傷つきを防止でき、更に、ロッドホル
ダー等でクランプした場合にも、竿の潰れを抑制でき
る。
【０００６】
【考案の効果】したがって、元部の機械的強度を図る為
の金属製外装部材を利用して、フードを一体に形成する
構成をとることによって、元部だけでなくリール脚部の
取り付け強度をも向上させて、リールのガタツキ等を効
果的に抑制できるとともに、元部に対する握り操作も感
触良く行え、有用な釣り竿を提供できるに至った。
の金属製外装部材を利用して、フードを一体に形成する
構成をとることによって、元部だけでなくリール脚部の
取り付け強度をも向上させて、リールのガタツキ等を効
果的に抑制できるとともに、元部に対する握り操作も感
触良く行え、有用な釣り竿を提供できるに至った。
【０００７】
【実施例】図１に示すように、リール脚部２の前端部を
差し込み装着する可動フード３と、リール脚部２の後端
部を差し込み装着する固定フード４と、両フード３，４
の間に位置するシートベース部５とを、有するリールシ
ート６を、元竿１に形成する。シートベース部５を形成
すべく竿素材７に、その竿素材７と同様に炭素繊維に熱
硬化性樹脂を含浸させて形成したシート状プリプレグを
複数層に巻回して大径シートベース部５を形成し、その
シートベース部５に可動フード３を螺進させるネジ部５
Ａを形成する。このシートベース部５より竿尻側に位置
する元部にアルミパイプ製の外装部材８を竿素材７に外
嵌して固着し、竿素材７の外周面を強化するとともに、
外装部材８の竿先部分に前記した固定フード４を一体形
成してある。したがって、固定フード形成部分はそれよ
り竿尻側部分と滑らかに繋がっており、この部分を持っ
て竿尻を持ち上げる際に、段差のない分操作感覚が良好
である。また、竿が大きく屈曲した場合であっても、外
装部材８を施した部分は殆ど曲がらない為、竿を立てや
すく操作し易い。元部における竿尻に、スポンジ等の弾
性材１１を装着して、元部を握る手に沿わせ、金属製の
外装部材８とは異なる握り感触を与えるようにしてもよ
い。外装部材８と大径シートベース部５とは同一径とな
るように設定し、両者のつなぎ目を段差なく繋ぐことに
してある。以上のように構成した釣り竿に電動リール９
を取り付け、図１に示すように、竿受け１０の竿受け部
１０Ａに竿先部分を支持させるとともに、外装部材８の
固定フード４よりも竿尻側元部にロッドホルダー１０Ｂ
を取り付け、竿受け１０に支持した状態で当たりを待
ち、煽りを行う際や取り込む際には、元部を握ってロッ
ドホルダー１０Ｂとともに、竿尻を持ち上げて行うこと
ができる。
差し込み装着する可動フード３と、リール脚部２の後端
部を差し込み装着する固定フード４と、両フード３，４
の間に位置するシートベース部５とを、有するリールシ
ート６を、元竿１に形成する。シートベース部５を形成
すべく竿素材７に、その竿素材７と同様に炭素繊維に熱
硬化性樹脂を含浸させて形成したシート状プリプレグを
複数層に巻回して大径シートベース部５を形成し、その
シートベース部５に可動フード３を螺進させるネジ部５
Ａを形成する。このシートベース部５より竿尻側に位置
する元部にアルミパイプ製の外装部材８を竿素材７に外
嵌して固着し、竿素材７の外周面を強化するとともに、
外装部材８の竿先部分に前記した固定フード４を一体形
成してある。したがって、固定フード形成部分はそれよ
り竿尻側部分と滑らかに繋がっており、この部分を持っ
て竿尻を持ち上げる際に、段差のない分操作感覚が良好
である。また、竿が大きく屈曲した場合であっても、外
装部材８を施した部分は殆ど曲がらない為、竿を立てや
すく操作し易い。元部における竿尻に、スポンジ等の弾
性材１１を装着して、元部を握る手に沿わせ、金属製の
外装部材８とは異なる握り感触を与えるようにしてもよ
い。外装部材８と大径シートベース部５とは同一径とな
るように設定し、両者のつなぎ目を段差なく繋ぐことに
してある。以上のように構成した釣り竿に電動リール９
を取り付け、図１に示すように、竿受け１０の竿受け部
１０Ａに竿先部分を支持させるとともに、外装部材８の
固定フード４よりも竿尻側元部にロッドホルダー１０Ｂ
を取り付け、竿受け１０に支持した状態で当たりを待
ち、煽りを行う際や取り込む際には、元部を握ってロッ
ドホルダー１０Ｂとともに、竿尻を持ち上げて行うこと
ができる。
【０００８】〔別実施例〕 外装部材８としては、アルミ以外の軽量金属も使用
可能であり、重量増が許されるならば、ステンレス等の
材料も使用可能である。 外装部材８としては、完全なパイプではなく、パイ
プの一部にスリットを設けたものでもよく、又は、Ｕ字
形を呈するものでもよく、これら全てを含めて金属製の
外装部材と称する。 外装部材８の表面に、弾性を維持する塗料、又は、
滑り止め塗料、或いは、金属塗料等を塗布してもよい。 フード４はなくてもよい。
可能であり、重量増が許されるならば、ステンレス等の
材料も使用可能である。 外装部材８としては、完全なパイプではなく、パイ
プの一部にスリットを設けたものでもよく、又は、Ｕ字
形を呈するものでもよく、これら全てを含めて金属製の
外装部材と称する。 外装部材８の表面に、弾性を維持する塗料、又は、
滑り止め塗料、或いは、金属塗料等を塗布してもよい。 フード４はなくてもよい。
【０００９】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】竿を竿受けに取り付けた状態を示す一部切欠き
側面図
側面図
２ リール脚部 ４ フード ６ リールシート ７ 竿素材 ８ 外装部材
Claims (1)
- 【請求項１】 金属製の外装部材（８）を竿素材（７）
に密着状態で外嵌してリールシート（６）より竿尻側の
元部を形成するとともに、前記外装部材（８）に、リー
ルの脚部（２）を固定するフード（４）を一体形成して
ある釣り竿。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3229692U JP2560521Y2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 釣り竿 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3229692U JP2560521Y2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 釣り竿 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0591323U JPH0591323U (ja) | 1993-12-14 |
| JP2560521Y2 true JP2560521Y2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=12354997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3229692U Expired - Lifetime JP2560521Y2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 釣り竿 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2560521Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-18 JP JP3229692U patent/JP2560521Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0591323U (ja) | 1993-12-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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