JP2560519B2 - カセット型磁気テープ装置 - Google Patents

カセット型磁気テープ装置

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JP2560519B2
JP2560519B2 JP2163731A JP16373190A JP2560519B2 JP 2560519 B2 JP2560519 B2 JP 2560519B2 JP 2163731 A JP2163731 A JP 2163731A JP 16373190 A JP16373190 A JP 16373190A JP 2560519 B2 JP2560519 B2 JP 2560519B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、情報を記録及び/又は再生するためのカセ
ット型磁気テープ装置に関し、更に詳細には、ディジタ
ル信号の記録及び/又は再生に好適な磁気テープ装置に
関する。
[従来の技術] 磁気テープ装置において、磁気ヘッドと磁気テープと
の相対的位置関係は正確に設定されなければならない。
一般的な磁気テープ装置は、磁気テープカセットを所定
位置に運んだ後に、磁気ヘッドを移行して磁気テープに
接触させて、記録又は再生を開始するように構成されて
いる。つまり、従来の磁気テープ装置は、テープカセッ
トと磁気ヘッドとの両方を移動するように構成されてい
る。従って、磁気ヘッドと磁気テープとの相対的位置関
係を正確に設定しにくいという欠点があった。
この種の欠点を解決するために、磁気ヘッドを実質的
に固定し、テープカセットをこの着脱用開口から磁気ヘ
ッド対向位置(データ変換位置)まで一平面内で移動
し、リール駆動軸をテープカセットのハブに係合させる
ように構成した磁気テープ装置が特開昭60−85454号公
報に開示されている。また、本件出願人は特願平1−11
1051号でテープカセットの装填及び排出を自動化した磁
気テープ装置を提案した。
[発明が解決しようとする課題] しかし、前者の特開昭60−85454号公報に開示されて
いる磁気テープ装置は、テープカセットを磁気テープ装
置に挿入すると、カセットがバネの力でデータ変換位置
に移動され、またリール駆動軸がバネの力によってハブ
に係合され、イジェクト操作子を手動操作すると、リー
ル駆動軸がハブから離間し、且つテープカセットがイジ
ェクトされるように構成されている。従って、機械的構
成が複雑であるばかりでなく、イジェクトの操作性が悪
かった。
この種の問題点は、後者の特願平1−111051号の磁気
テープ装置によって解決することができる。しかし、更
に動作の信頼性の高い磁気テープ装置が要求されてい
る。
そこで、本発明の目的は操作性が良いと共に、信頼性
の高い磁気テープ装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、実施例を示す図
面の符号を参照して説明すると、磁気テープ9とこのテ
ープ9が巻回された一対のハブ10、11と前記テープ9及
び前記一対のハブ10、11を収容するカセットハーフ8と
から成り、前記カセットハーフ8は一対の主面2、3と
前記磁気テープ9を露出させるためのヘッド挿入用開口
17を有する前面4と前記前面4に対向する背面5と一対
の側面6、7とを備えている磁気テープカセット1を使
用して信号を変換するカセット型磁気テープ装置におい
て、前記テープカセット1を挿入するための開口34を有
するケース21と、前記開口34を通る第1の仮想直線35に
沿って前記テープカセット1を手動で前記開口34に挿入
することによって前記ケース21の中の第1の位置に配置
された前記テープカセット1を保持して前記第1の仮想
直線35に直交する第2の仮想直線37に沿ってデータ変換
可能な第2の位置まで移動させるためのカセットキャリ
ッジ42と、前記テープカセット1を前記第1の位置から
前記第2の位置及びこの逆に移動させるためのものであ
って、一端側に前記キャリッジ42に対する連結部43を有
し且つ他端側に第1のカム従動部74を有し且つ前記ケー
ス21に対して回動自在に支持されているカセット移動レ
バー44と、前記カセット移動レバー44の他端側に連結さ
れ且つ前記第2の仮想直線37に平行な方向に移動自在に
配置されているカセット移動用摺動板46と、前記テープ
カセット1を前記第1の位置から前記第2の位置に移動
させる方向の偏倚力を前記カセット移動用摺動板46に与
えるための第1のバネ47と、前記ケース21に対して回動
自在に支持されており、且つ前記テープカセット1が前
記第1の仮想直線35に沿って前記第1の位置まで挿入さ
れたことに応動して前記カセット移動用摺動板46が前記
第2の位置を得るための方向へ移動することを許し、前
記テープカセット1が前記第2の位置から前記第1の位
置まで移動したことに対応する前記カセット移動用摺動
板46の移動に応動して前記テープカセット1を押圧して
前記テープカセット1を前記第1の位置からイジェクト
位置に排出するように前記カセット移動用摺動板46及び
前記テープカセット1に関係付けられた制御回動板48
と、前記制御回動板48に前記テープカセット1を前記第
1の位置からイジェクト位置に移動させるための偏倚力
を与える第2のバネ62と、前記第2の位置に配置された
前記テープカセット1の前記ヘッド挿入用開口17を通し
て前記磁気テープ9に接触するように前記ケース21内に
配置された信号変換用磁気ヘッド23と、前記第2の位置
に置かれた前記テープカセット1の前記ハブ10、11に係
合させるための一対のリール駆動軸29、30を含むテープ
走行装置25と、前記リール駆動軸29、30が延びる方向に
対して直交する方向に移動する直線移動部材83と、前記
直線移動部材83の前記直交する方向の直線運動を前記テ
ープ走行装置25の前記リール駆動軸29、30の軸方向運動
に変換するように前記直線移動部材83と前記テープ走行
装置との間に設けられた運動方向変換手段と、前記直線
移動部材83の直線移動に追従して回動し、逆にこの回動
に追従して前記直線移動部材83が直線移動するように前
記直線移動部材83に連結された一端部を有すると共に第
2のカム従動子109が設けられている他端部を有して前
記ケース21に対して回動自在に支持されているテープ走
行装置移動用レバー84と、前記リール駆動軸29、30を前
記テープカセット1の前記ハブ10、11に係合させるハブ
係合位置に移動させることができる方向の偏倚力を前記
直線移動部材83に与えるためのテープ走行装置移動用バ
ネ手段86と、前記第1のカム従動子74が接触する第1の
カム面69と、前記第2のカム従動子109が接触する第2
のカム面70とを有し、前記第1のカム面69と前記第2の
カム面70が同軸的に配置されており、前記第1のカム69
は前記テープカセット1を前記第2の位置に移動させる
ように前記カセット移動レバー44が回動することを許す
カセット挿入領域69b、69dと前記テープカセット1を前
記第2の位置から前記第1の位置まで移動させるように
前記第1のバネ47に抗して前記カセット移動レバー44を
回動させるためのイジェクト領域69f、69aとを有し、前
記第2のカム面70は前記リール駆動軸29、30を前記ハブ
離間位置に保つように前記テープ走行装置移動用レバー
84の回動を制限するためのハブ離間領域70cと、前記リ
ール駆動軸29、30を前記ハブ離間位置から前記ハブ係合
位置に移動させるように前記テープ走行装置移動用レバ
ー84が回動することを許すローディング領域70aと、前
記リール駆動軸29、30を前記ハブ係合位置から前記ハブ
離間位置に移動させるように前記テープ走行装置移動用
バネ手段86の偏倚力に抗して前記テープ走行装置移動用
レバー84を回動させる領域70bとを有しているカム手段6
7と、前記第1のカム面69及び前記第2のカム面70を回
転させるために前記カム手段67に結合されたカム回転駆
動手段73と、前記第1の従動子74が前記第1のカム面69
におけるイジェクト終了又はこの近傍に対応するカム半
径方向位置にあり且つ前記第2の従動子109が前記第2
のカム面70におけるハブ離間終了又はこの近傍に対応す
るカム半径方向位置にあることを検知するように前記カ
ム手段67の第1の角度位置に設けられた第1の指標77a
と、前記第1の従動子74が前記第1のカム面69における
カセット挿入終了又はこの近傍に対応するカム半径方向
位置にあり且つ前記第2の従動子109が前記第2のカム
面70におけるローディング終了又はこの近傍に対応する
カム半径方向位置にあることを検知するように前記カム
手段67の第2の角度位置に設けられた第2の指標77b
と、前記第1の指標77a及び前記第2の指標77bを検知す
るために前記ケース21に対して固定配置された指標検出
器80と、前記テープカセット1が前記第2の位置に挿入
されたことを前記テープカセット1の変位に基づいて検
出するためのカセット挿入検出器112と、前記リール駆
動軸29、30が前記ハブ係合位置にあることを前記テープ
走行装置と前記ケース21との相対的位置関係に基づいて
検出するハブ係合検出器113と、前記テープカセット1
のイジェクト指令を与えるためのイジェクト指令装置
と、前記カセツト挿入検出器112が送出する前記テープ
カセット1の挿入を示さない信号と前記指標検出器80が
送出する前記第1の指標77aを検出していることを示す
信号とに基づいて前記テープカセット1のイジェクト終
了又はこの近傍を示す信号を出力し、前記ハブ係合検出
器113が送出するハブ係合を示す信号と前記指標検出器8
0が送出する前記第2の指標77bを検出していることを示
す信号とに基づいて前記テープカセット1のローディン
グ終了又はこの近傍を示す信号を出力する信号形成回路
とが設けられていることを特徴とするカセット型磁気テ
ープ装置に係わるものである。
なお、カム回転駆動手段を直流モータ73で構成し、ロ
ーディング状態を示す信号及び/又はイジェクト状態を
示す信号によってモータ73を逆転制御して停止させるこ
とが望ましい。
また、電源オン時に第1及び第2の指標77a、77bが検
出されていない時には、モータ73を回転させ、第1及び
第2の指標77a、77bの相互時間間隔を測定し、これによ
り、第1及び第2の指標77a、77bを識別することができ
る。
また、テープカセット1がサイド検出用凹部18を有す
る場合には、サイド検出器18aをリール駆動軸29、30と
共にこの軸方向に移動するように配置することができ
る。
また、請求項5及び6に示すように更に多くの信号の
組み合せでイジェクト状態又はローディング状態を判定
することができる。
[作 用] 上記の各請求項の発明によれば、第1の指標検出とカ
セット挿入検出との組み合せでイジェクト状態を検出
し、また第2の指標検出とハブ係合検出との組み合せで
ローディング状態を検出するので高精度な検出が可能に
なる。
[実施例] 次に、図面を参照して本発明の実施例に係わるカセッ
ト型磁気テープ装置について述べる。
[テープカセット] この磁気テープ装置で使用するテープカセット1は、
第2図及び第3図に示すように一方の主面(表面)2、
これに対向する他方の主面(裏面)3、前面4、これに
対向する背面5、第1の側面6、及びこれに対向する第
2の側面7を有するカセットハーフ(ケース)8の内
に、磁気テープ9と、第1及び第2のリール即ちハブ1
0、11とを収容したものである。一対のハブ10、11はハ
ーフ8の表面2及び裏面3との間に回転自在に配置さ
れ、且つ表面2及び裏面3には、リール軸挿入孔12、1
3、ガイドピン挿入孔14、15、一般的なテープレコーダ
ではキャプスタンが挿入されるが、本実施例ではこれに
代ってテープ始端(BOT)及びテープ終端(EOT)を検出
するための発光素子が挿入される一対の孔16を有する。
カセットハーフ8の前面4には、5つの開口17即ち窓が
設けられている。また、カセットハーフ8の背面5の中
央から少し下側にずれた位置にカセット1のA面即ち表
面2とB面即ち裏面3とを区別するための凹部18が設け
られている。19は誤消去防止用爪であって、カセットハ
ーフ8の背面5に設けられた凹部(窓)を塞ぐように配
置されている。誤消去防止(記録保護)する時にはこの
爪19を折って凹部(窓)を設ける。
[磁気ヘッド] カセット型磁気テープ装置20は、第1図に示すように
ケース(容器)21の固定基板22上に取付けられた磁気ヘ
ッド23を有する。この磁気ヘッド23はテープカセット1
の磁気テープ9に接触してデータの記録及び再生を行う
ものである。なお、磁気ヘッド23は、この信号変換ギャ
ップ面24に直交する方向には移動不可能であるが、トラ
ック幅方向には図示されていないヘッド移動機構(トラ
ック切換機構)によって移動される。磁気ヘッド23のト
ラック切換機構は特開昭60−85454号公報に開示されて
いるものと同一原理で構成されている。
[テープ走行装置] 磁気テープ装置20は、第9図に示すテープ走行装置25
を有する。このテープ走行装置25は、固定基板22に対し
て平行な支持基板26上に一対のリールモータ27、28、一
対のリール駆動軸29、30及び一対のガイドピン31、32を
配設することにより構成されている。一対のリール駆動
軸29、30は一対のリールモータ27、28に直結され、支持
基板26に対して直交する方向に延びている。一対のガイ
ドピン31、32も支持基板26に対して直交する方向に延び
ている。テープ走行装置25は、ケース21に固定配置され
ておらず、第18図に示すようにリール駆動軸29、30をテ
ープカセット1から離間しているハブ離間位置と第19図
に示すようにリール駆動軸29、30がテープカセット1に
挿入されるハブ係合位置との間で移動するように構成さ
れている。テープ走行装置25の移動機構は後で詳しく説
明する。なお、このテープ走行装置はキャプスタンとピ
ンチローラを含んでいない。このため、テープ速度検出
ローラ(図示せず)でテープ9の速度を検出し、リール
モータ27、28を制御する。
[ケース] 各部を収容及び取り付けるため容器即ちケース21の前
面板33には第4図に示すようにカセット着脱用開口34が
設けられている。このカセット着脱用開口34は、第5図
から明らかなように、一対のハブ10、11を結ぶ直線に一
致する方向性を有してテープカセット1を挿入するよう
に形成されている。即ち、ケース21の主基板22上の一平
面上に第5図に示すように書いた第1の仮想直線35に沿
ってテープカセット1を挿入するようにカセット着脱用
開口34が設けられている。なお、テープカセット1はこ
の表面2及び裏面3が主基板22に平行になるように挿入
され、テープカセット1は第5図で破線36で示す第1の
位置(挿入中間位置)と、第6図に示す第2の位置(デ
ータ変換位置)とをとる。第2の位置は、一平面上の第
1の仮想直線35に直交する第5図に示す第2の仮想直線
37に沿ってテープカセット1を移動した位置(データ変
換位置)である。第5図においては、第1の仮想直線35
と第2の仮想直線37との交点38が第1の位置のテープカ
セット1の実質的中心(リールハブ10、11の中間点)で
あり、第2の位置のテープカセット1の中心は交点38か
ら第2の仮想直線37に沿って左側に僅かに移動した点37
aである。テープカセット1の第2の位置は、第6図か
ら明らかなように磁気ヘッド23がテープカセット1の磁
気テープ9に接触する位置(データ変換位置)である。
テープカセット1が第1の位置及び第2の位置をとる
ことを可能にするため、第1図に示すようにケース21の
主基板22上にストッパ用突出部39、前面位置決め突出部
40、背面ガイド突出部41が設けられている。手によって
テープカセット1を第2図の第1の仮想直線35に沿って
挿入し、テープカセット1の側面6がストッパ用突出部
39の近傍に至った時にテープカセット1は第1の位置を
とる。その後、カセット移動機構によって第2の仮想直
線37に沿うように移動され、第6図に示すように前面4
が前面位置決め突出部40に衝合し、第2の位置をとる。
なお、ストッパ用突出部39は第1の仮想直線35に沿って
テープカセット1が必要以上に挿入されることを阻止す
るために設けられている。
[カセット移動機構] カセット移動機構は、第1図、第7図及び第8図に示
すカセットガイド又はカセットホルダ又はカセット案内
とも呼ぶことができるカセットキャリッジ42と、第1
図、第7図及び第8図等に示すようにキャリッジ42の一
端部に回動自在に連結されたカセット押圧用ピン43と、
第6図、第7図、第8図、第12図及び第13図に示すよう
にピン43が植設されているカセット移動レバー44と、第
1図、第5図、第6図及び第8図等に示すように回動ア
ーム構成のカセット移動レバー44にピン45によって連結
された摺動板46と、この摺動板46に第5図で右方向の偏
倚力を与えているカセット挿入用コイルバネ47と、摺動
板46の動作を制御するための制御回動板48とを含む。
カセット移動機構の各部を更に詳しく説明すると、カ
セット押圧用ピン43には第7図に示すように、逆円錐台
状の押圧部43aと、連結軸部43bとが設けられ、キャリッ
ジ42に設けられた貫通孔49に連結軸部43bが回動自在に
挿入されている。連結軸部43bのネジ孔にはネジ50が螺
合され、ネジ50の頭によってキャリッジ42の抜け止めが
達成されている。
キャリッジ42は第1図及び第7図において左右方向
(第5図の第2の仮想直線37の方向)のみに移動する。
この方向の移動を安定的に達成するためにキャリッジ42
の第1図左端側に2つの突出部51が設けられており、こ
こに第7図に示すようにガイド溝52がそれぞれ形成さ
れ、ガイド溝52にガイドピン53が挿入されている。ピン
53は、第1図に示すように主基板22に固着されたピン支
持体54に支持されている。ガイド溝52は第5図の第2の
仮想直線37に平行に延びているので、キャリッジ42は第
2の仮想直線37の方向に移動する。なお、キャリッジ42
と共にカセット1を右動させるために一対の立下り部42
aが設けられている。
一端にカセット押圧用ピン43を有するカセット移動レ
バー44は第8図に示すように主基板22にネジ55で固定さ
れている副基板56に植設された軸57に回動自在に支持さ
れている。このカセット移動レバー44の他端にはピン45
が植設され、第1図に示すようにこのピン45がカセット
移動用摺動板46の孔46aに挿入されている。ピン45は孔4
6aに余裕を有して挿入されているので、カセット移動レ
バー44の回動は自在である。
主基板22上を摺動するカセット移動用摺動板46には、
第5図に示すように第2の仮想直線37に平行に延びる2
つのガイド用長孔58a、58bが形成され、ここに主基板22
に植設された固定ピン59a、59bが挿入されている。従っ
て、摺動板46は第2の仮想直線37に平行な方向のみに摺
動する。カセット挿入用コイルバネ(第1のバネ)47の
一端は摺動板46に係止され、他端は主基板22に設けられ
たバネ係止突起60に係止されている。従って、摺動板46
はバネ47によって第5図で右方向(カセット1を左動さ
せる方向)に付勢されている。
制御回動板48は固定ピン59aに回動自在に支持されて
いる。この制御回動板48の一端にはカセット係合部61が
設けられ、この他端と係止突起60との間にコイルバネ
(第2のバネ)62が設けられ、制御回動板48には第5図
で時計方向の偏倚力が常に与えられている。制御回動板
48のカム面を有する孔63の中に摺動板46に植設されたピ
ン64が挿入されている。孔63はピン64の右動を阻止する
面65とピン64の右動を許す直線状部分66とを有する。扇
状阻止面65はピン59aを中心とした円弧面であるので、
ここにピン64が当接している間はピン64の右動を阻止す
る。
カセット移動レバー44の駆動及び制御を行うためにカ
ム67が設けられている。このカム67は第1図、第5図及
び第6図等に示すようにカセット移動レバー44の先端部
近傍に配置され、第8図に示すように副基板56に植設さ
れた軸68に回転自在に支持されている。このカム67は一
方の主面(上面)に第20図に示す第1のカム面69を有
し、他方の主面(下面)に第21図に示す第2のカム面70
を有する。カム67の外周面には第14図に示すように回転
駆動用の歯71が設けられ、8個のギヤー72を介してカム
モータ73に結合されている。
第1のカム面69はカセット移動レバー44をカセットイ
ジェクト方向に回動させるものであり、ここにはカセッ
ト移動レバー44から第8図及び第12図に示すように下方
に突出する第1のカム従動子としての第1のカム係合ピ
ン74が接触する。第20図に示す1のカム面69の中でカム
67の中心からの半径が徐々に変化するインジェクト領域
69aはカセット移動レバー44をイジェクト方向に変位さ
せる領域である。この領域69aとこれよりもカム中心か
ら半径の大きい領域69cとの間の段差におけるカセット
挿入領域69bはカセット移動レバー44の第1図で時計方
向への回動を許すために設けられている。領域69cでは
半径が変化していないので、カセット移動レバー44の時
計方向への回動が中断され、カセット1は第6図で左右
方向に幾らか自由に動き得る。従ってリール駆動軸29、
30が上昇してハブ10、11に係合する際の動作が円滑にな
る。
カム面69の半径が僅かに変化した領域69dは、最終的
にカセット移動レバー44が少し移動することを許す領域
である。ピン75はリール駆動軸29、30が上昇してハブ1
0、11に係合した後に領域69dを移動し、最も半径の大き
い最終挿入領域69eに近づく。なお、領域69eに対しては
ピン74が非接触であり、カセット移動レバー44がカム面
69によって制限されていない。従って、ピン74が領域69
eに対向している時には、カセット1がバネ47の力で第
6図の完全挿入位置に保たれる。即ち、バネ47によって
レバー44に対して時計方向の偏倚力が与えられ、これに
より、カセット1が第6図で左方向に押圧されて最終挿
入位置に保たれる。
カム面69の領域69gは領域69cとほぼ同一の半径を有す
る面であり、イジェクト中断領域として働く。即ち、ピ
ン74がP2aで示す位置で小さい段差領域69fを乗り上って
領域69gに接すると、この領域69gによってピン74の半径
方向の位置変化が制限される。ピン74がこの領域69gに
ある時は、カセット1が僅かに第2の位置から第1の位
置に向って移動している。カセット1はこの僅かな移動
範囲において第2の仮想直線37の方向に移動自在であ
る。従って、この期間にリール駆動軸29、30をハブ10、
11から離間させると、離間動作が円滑になる。
第20図のP1〜P5はカム67とカセット移動レバー44のカ
ム係合ピン74との相対的位置関係を示す。カム係合ピン
74は第1図で左右方向に変位するのみであるが、第20図
ではカム係合ピン74があたかもカム面69を移動するよう
に示されている。カム係合ピン74が第1のカム面69の第
1の位置P1にある時はテープカセット1の挿入に応答し
てカセット移動機構が動作可能である。
カム67の下面には第21図に示すように第1の指標とし
てのイジェクト検出用反射面77aと第2の指標としての
ローディング検出用反射面77bとが設けられている。各
反射面77a、77bは反射可能金属箔を貼り付けたものから
成る。イジェクト検出用反射面77a及びローディング検
出用反射面77bを検出するために、第22図に示すように
発光素子78と受光素子79から成る光学指標検出器80が設
けられている。この指標検出器80は第26図に示すように
マイクロコンピュータから成る制御回路76に接続されて
いる。
次に、カセット移動機構の動作を説明する。今、カセ
ット1がイジェクトされ、第1のカム係合ピン74が第20
図の第1の位置P1に位置している状態において、テープ
カセット1を第1の仮想直線35に沿って挿入すると、テ
ープカセット1の側面6が制御回動板48のカセット係合
部61を押圧する。テープカセット1を更に挿入すると、
イジェクト用コイルバネ62に抗して制御回動板48が第5
図で反時計方向に回動する。テープカセット1の挿入に
よって制御回動板48の回動が進むと、ピン64が阻止面65
の端を通り過ぎ、ピン64の制御回動板48による阻止が解
除され、ピン64の右動が自在になり、摺動板46はカセッ
ト挿入用コイルバネ47の力で第6図に示すように右に移
動する。これにより、カセット移動レバー44のピン45が
摺動板46で押圧され、第6図に示すように軸57を中心に
して時計方向に回動し、カセット押圧用ピン43の押圧部
43aがテープカセット1の背面5を押圧し、テープカセ
ット1を第2の仮想直線37に沿って左方向に移動させ
る。この時、第1のカム係合ピン74は第20図のP1の位置
からP1aの位置に移動し、その後、カセット挿入検出器1
12によるカセット挿入検出信号に応答してカムモータ73
が回転すると、第20図のP1aからP2に向かって進む。P1a
からP2までのカム面69の領域69Cは、カセット移動レバ
ー44の移動を阻止している。この時、テープカセット1
は挿入完了直前の位置にあるので、リール駆動軸29、30
をハブ10、11に係合させることができる。カムモータ73
が更に回転すると、第1のカム係合ピン74は第20図のP2
の位置に至り、カセット移動レバー44の時計方向への回
動を許す。この結果、テープカセット1は第6図に示す
第2の位置に装填され、磁気テープ9に磁気ヘッド23が
接触する。また、テープカセット1の前面4に位置決め
突出部40が接触し、第2の仮想直線37の方向の位置決め
が達成される。テープカセット1は2つのカセット押え
バネ82の下に入り込み、主基板22上に保持される。な
お、キャリッジ42はカセット移動レバー44に連結されて
いるので、第2の仮想直線37に沿ってテープカセット1
と共に移動する。
記録又は再生が終了した後に、ケース21の前面に設け
られているイジェクトスイッチ81を押圧すると、カムモ
ータ73の回転が開始し、係合ピン74は第20図に示す第2
の位置P2から第3、第4及び第5の位置P3、P4、P5を経
て第1の位置P1に戻る。第2の位置P2から第4の位置P4
まではカム67がカム係合ピン74を実質的に押圧しないた
めにカセット移動レバー44は回動しないが、徐々に半径
が小さくなる第4の位置P4から第1の位置P1の区間のイ
ジェクト領域69aではカム係合ピン74が第6図で左方向
に押圧され、カセット移動レバー44はバネ47による偏倚
力に抗して反時計方向に回動し、カセット1をキャリッ
ジ42と共に第6図で右方向に移動させる。カセット移動
レバー44の反時計方向への回動が終了すると、摺動板46
のピン64が制御回動板48の直線状部分66から抜け出すた
めに、第5図に示すように制御回動板48がバネ62の力で
回動し、これにより、カセット1が押圧され、カセット
1の一部が開口34から突出する。
[テープ走行装置移動機構] テープ走行装置25をリール駆動軸29、30の延びる方向
に移動するためのテープ走行装置移動手段は、第8図、
第9図、第15図〜第19図に示すように、テープ走行装置
移動部材83と、テープ走行装置移動用レバー84と、上昇
用レバー85と、上昇用バネ86と、前述したカム67の第2
のカム面70を有するカム67と、カムモータ73とから成
る。これ等の中でカムモータ73以外は、カムモータ73の
回動運動をリール駆動軸29、30の軸方向運動(直線運
動)に変換するための回転−直線変換機構である。
テープ走行装置移動部材83は、第15図に示すように、
第8図の固定された主基板22に対して平行な部分87と、
この部分87に対して直角に折り曲げられている一対の側
面部88、89と、この一対の側面部88、89から直角に折り
曲げられていると共に部分87と平行に配置されている3
個のガイド部90と、部分87から直角に折り曲げられた部
分91と、この部分91とほぼ中央に配設された連結部92と
から成り、第2の仮想直線37に沿って直線的に移動する
部材である。
移動部材83の側面部88、89には傾斜部96bとこれに連
続する上下の水平部96a、96cとをそれぞれ有する3つの
溝96が設けられている。なお、一方の側面部88に2つの
溝96が配設され、他方の側面部89に1つの溝96が配設さ
れている。又、ガイド部90、91には、第5図で示した第
2の仮想直線37と平行に延びる長孔97がそれぞれ設けら
れている。長孔97には第9図に示すように主基板22に植
設されたピン98が挿入されている。従って、移動部材83
は、第5図に示す第2の仮想直線37の方向のみに移動自
在である。
移動部材83をテープ走行装置25の支持基板26に関連付
けるために、支持基板26は、第9図に示すように第8図
に示されている固定の主基板22に対して平行な部分99
と、この部分99から直角に折り曲げられていると共に移
動部材83の側面部88、89に平行に配置されている一対の
側面部100、101とから成る。支持基板26の部分99には2
つの孔102が形成され、ここには固定の主基板22に植設
されてここから下方に延びるガイドピン103が挿入され
ている。従って、一対のリール駆動軸29、30及び一対の
リールモータ27、28を支持している支持基板26は、リー
ル駆動軸29、30が延びる方向(主基板22に直角な方向)
のみに移動する。支持基板26と移動部材83とを係合させ
て運動方向を変換するために、支持基板26の一方の側面
部100に2本のピン104が植設され、他方の側面部101に
1本のピン104が植設されている。各ピン104は側面部10
0、101から外方向に直角に突出し、移動部材83の溝96に
挿入されている。移動部材83の溝96はカム面として機能
し、移動部材83の第5図の仮想直線37の方向の運動を支
持基板26のこれに直角な方向の運動に変換する。
テープ走行装置25の支持基板26を上昇させるための上
昇用レバー85は第16図及び第17図に示すように長孔105
に挿入されたピン106によって移動部材83の連結部92に
連結されている。なお、この上昇用レバー85は第9図に
は示されていないが、第16図及び第17図に示すように下
降用レバー84の上側に配置される。この上昇用レバー85
は、第8図に示すように副基板56に植設されたピン107
に回動自在に支持されている。上昇用レバー85の先端と
副基板56との間に配設された上昇用コイルバネ86は第16
図及び第17図で上昇用レバー85を常に時計方向に偏倚し
ている。即ち、上昇用レバー85は移動部材83を左方向
(ヘッドに近づく方向)に常に押圧している。第9図に
示すように下降用レバー84の一端は長孔180に挿入され
たピン106によって移動部材83の連結部92に連結され他
端はここに植設された第2のカム従動子としての第2の
ピン109によってカム67の下側の第2のカム面70に係合
している。なお、下降用レバー84は第8図に示すように
副基板56に植設されたピン110に回動自在に支持されて
いる。
カム67の2のカム面70は、第21図に示すように第1の
位置P1から第2の位置P2までのカム中心からの半径が徐
々に大きくなる第1の領域70aと、第2の位置P2から第
3の位置P3までの前記の半径が徐々に小さくなる第2の
領域70bと、第3の位置P3から第1の位置P1までの半径
が最も小さい第3の領域70cとから成る。第21図ではカ
ム従動ピン109の位置の変化がP1〜P5で示されている。
この各位置は第20図に示す各位置P1〜P5に対応してい
る。即ち、第20図と第21図で同一符号で示す位置はカム
67の同一角度位置を示す。
イジェクト完了状態においては、カム従動ピン109が
第21図に示す第1の位置P1に位置決めされている。第2
のカム面70におけるカム中心から第1の位置P1までの半
径は小さいので、ピン109は第9図でカム67の中心寄り
にある。このため、移動用レバー84の第9図での下端側
はヘッド23から離れている位置(右寄り)にあり、移動
部材83も第9図及び第17図に示すように右寄りにあり、
昇降用保持基板26は第18図に示すように低い位置にあ
る。従って、リール駆動軸29、30はハブ10、11から離間
している。
その後、カム67が第21図で時計方向(第20図では反時
計方向)に回転を開始すると、カム面70のカム中心から
の半径が徐々に大きくなるために、カム従動ピン109の
第9図及び第17図での右動即ちレバー84の時計方向の回
動が可能になり、上昇用レバー85の時計方向の回動も可
能になる。この結果、バネ86が上昇用レバー85を時計方
向に回動させ、移動部材83を第17図で左方向に押して第
16図に示す位置に至らしめる。この結果、溝96の水平部
96aからピン104が抜け出て、ピン104は溝96の傾斜部96b
によって押圧される。傾斜部96bは第18図で右下りに形
成されているので、ピン104が傾斜部96bで押圧される
と、ピン104に押し上げる成分が与えられ、ピン104に一
体化されている支持基板26が垂直ガイドピン103にガイ
ドされて上昇する。しかる後に、第19図に示す如く溝96
の上側の水平部96cにピン104が入り込み、支持基板26の
上昇が停止する。支持基板26のピン104が第19図の高さ
に移動すると、支持基板26に支持されているモータ27、
28、リール駆動軸29、30、ガイドピン31、32も上昇し、
リール駆動軸29、30は主基板22に形成された第1図の貫
通孔111を介してテープカセット1のハブ10、11に係合
し、ガイドピン31、32は主基板22の貫通孔(図示せず)
を介してテープカセット1の貫通孔14、15に入り込む。
これにより、テープ9を走行させることが可能な状態に
なる。
カセット1のハブ10、11からリール駆動軸29、30を離
脱させる時にはカム係合ピン109が第21図で第2の位置P
2から第3の位置P3に移動するようにカム67を回す。カ
ム面70の領域70bでは半径が徐々に小さくなっているの
で、カム従動ピン109がカム67によって第16図で徐々に
左方向に押圧され、下降用レバー84が反時計方向に回
り、移動部材83が第16図で右方向に摺動し、テープ走行
装置の支持基板26は第19図の上昇位置から第18図の下降
位置に戻る。
この実施例では既に第20図によって説明したように、
テープカセット1が第2の位置(最終的挿入位置)に固
定される時点よりも少し前からテープ走行装置25の上昇
が開始するように第2のカム面70が形成されている。即
ち、第1のカム面69の領域69cに第1のピン74が位置し
ている時にリール駆動軸29、30が上昇してカセット1の
ハブ10、11に係合する。また、カセット1が第2の位置
から第1の位置に向って僅かに移動した後にリール駆動
軸29、30がハブ10、11から離間される。即ち、第1のピ
ン74が第1のカム面69の領域69gに位置している時に第
2のカム面70はリール駆動軸29、30をハブ10、11から離
間させる。
[カセット挿入検出機構] カセット挿入検出器112は、ホトカプラから成り、第
1図で一部のみを示し、第23図で全部を示すカセット挿
入検出用摺動板103の先端の通過領域に配置されてい
る。摺動板103の先端がカセット挿入検出器112の発光素
子112aと受光素子112bとの間に入り込んだ時にカセット
挿入検出を示す信号が得られる。摺動板103は第5図に
示す第2の仮想直線37に平行な長孔106を有し、この長
孔106にピン59a、59bが挿入され、第1図に示す別の摺
動板46に重ねて配置されている。
カセット挿入検出用摺動板103とカセット移動レバー4
4とを関係付けるために第23図に示すようにカセット挿
入用検出レバー105aが設けられている。このレバー105a
は基板22に植設された軸107に回動自在に支持され、こ
の先端のU字溝によって摺動板103のピン104に係合され
ている。
レバー105は第8図から明らかなように、全体として
コの字状に形成され、上部105aと下部105bとを有し、下
部105bがカセット移動レバー44に植設されたピン108に
係合している。検出用レバー105とカセット移動レバー4
4のピン108との係合関係を安定的に成立させるために、
検出用摺動板103がバネ109によって第23図で左方向に偏
倚されている。このバネ109がカセット移動レバー44に
及ぼす力はバネ47の力よりも勿論小さい。
第23図はカセット1が挿入されていない状態を示し、
カセット挿入検出器112に検出用摺動板103の先端が達し
ていない。
カセット1を挿入すると、カセット移動レバー44が
第1図で時計方向に回動し、ピン108が左方向に移動す
るために検出レバー105も追従して第23図で反時計方向
に回動し、検出用摺動板103が第24図に示すように左動
し、この先端がカセット挿入検出器112の発光素子112a
と受光素子112bとの間に入り込み、カセット挿入を示す
信号が得られる。
なお、カセット挿入検出用摺動板103は誤消去防止
(記録保護)の爪19の有無の検出に兼用されており、第
25図に示すように第1の部分103aに直交する第2の部分
103bを有し、第2の部分103bに検出用突起103cを有す
る。爪19が窓(凹部)を塞いでいる時には、突起103cが
窓に入り込まないので、誤消去防止検出センサ110aに摺
動板103の先端が至らないが、爪19が無い時には突起103
cが窓(凹部)に入り込むためにセンサ110aに摺動板103
の先端が至り、誤消去防止が検出される。
[ハブ係合検出器] リール駆動軸29、30のハブ10、11に対する係合、非係
合(リール駆動軸上昇、非上昇)を検出すためのハブ係
合検出器113は、第9図に示すように、発光素子113aと
受光素子113bとから成るホトカプラであり、リール駆動
軸29、30やリールモータ27、28と共に上下動する上下方
向移動部材83に一体に設けられた遮弊体即ちインタラプ
タ113cを検出するように基板22の下側に固定されてい
る。
[カセット検出器] カセット1が第1の主面2を上にして挿入されている
か、第2の主面3を上にして挿入されているか否かを検
出するためのカセットサイド検出器18aは、マイクロス
イッチ(プッシュ型スイッチ)から成り、リール駆動軸
29、30と共に移動する上下方向移動部材83に固定されて
いる。このカセットサイド検出器18aは、カセット1の
第2図に示す凹部18に対応するように配置され、且つカ
セット1の裏面3の高さ位置よりもスイッチ押圧部(作
動部)が突出するように配置されている。従って、第1
の主面2が上になるようにカセット1が正常に挿入され
た時には、サイド検出スイッチ18aは作動せず、第1の
主面2を示す高レベル出力を発生する。一方、第2の主
面3を上にしてカセット1が挿入された時には、サイド
検出スイッチ18aが作動し、低レベル出力を発生する。
この実施例ではカセット1の第1の主面2を上にした挿
入のみを正常挿入とみなし、第2の主面3を上にした挿
入及びこれによる記録再生を禁止しているので、第2の
主面3の挿入が検出された時には、イジェクト指令が発
生する。
[ヘッド清掃用カセット] この磁気テープ装置には第28図に示すヘッド清掃用カ
セット150を挿入してヘッド23を清掃することができ
る。このヘッド清掃用カセット150の外形及び寸法はテ
ープカセット1とほぼ同一である。更に詳しく述べる
と、この清掃用カセット150はリール駆動軸29、30を挿
入するための孔を一方の主面151及び他方の主面152に有
していない。ヘッド挿入用開口153はカセット1と同様
に有し、カセット1の背面7に対応する背面154に清掃
棒(図示せず)をヘッド挿入開口153に向って挿入する
ための開口155が設けられている。またカセット1と同
様に第1と主面側挿入と第2の主面側挿入とを区別する
ための凹部156が凹部18と同一位置に設けられている。
なお、この清掃用カセット150は米国特許第4,748,526号
に開示されているものと同一である。
[制御回路] 第26図に示す制御回路76はマイクロコンピュータ(マ
イコン)によって構成されている。この制御回路76に
は、指標検出器80、カセット挿入検出器112、ハブ係合
検出器113、カセットサイド検出器18a、電源オン検出器
75及びイジェクトスイッチ81がそれぞれ接続されてい
る。
制御回路76は、指標検出器80の出力、カセット挿入検
出器112の出力、ハブ係合検出器113の出力、カセットサ
イド検出器18aの出力に基づいて少なくとも第1、第
2、第3、第4及び第5の状態A、B、C、D、Eの成
立又は不成立を判定する。
第1の状態Aは、指標検出器80の出力Q1が指標77a、7
7bのいずれも検出していないことを示す低レベル
(L)、カセット挿入検出器112の出力Q2がテープカセ
ット1又は清掃用カセット150の非挿入を検出している
ことを示す低レベル(L)、ハブ係合検出器113の出力Q
3がリール駆動軸29、30のハブ10、11に対する非係合を
示す低レベル(L)、カセットサイド検出器18aの出力Q
4がテープカセット1又は清掃用カセット150の第1の主
面側挿入を示す高レベル(H)の状態である。なお、こ
の第1の状態Aを[Q1、Q2、Q3、Q4]に対応させた2値
のディジタル信号[0001]で示すことができる。
第2の状態Bは、指標検出器80の出力が指標76a、76b
のいずれも検出していないとを示す低レベル(L)、カ
セット挿入検出器112の出力がテープカセット1又は清
掃用カセット150の挿入を検出していることを示す高レ
ベル(H)、ハブ係合検出器113の出力がリール駆動軸2
9、30のハブ10、11に対する非係合を示す低レベル
(L)、カセットサイド検出器18aの出力がテープカセ
ット1又は清掃用カセット150の第1の主面側挿入を示
す高レベル(H)の状態である。なお、この第2の状態
Bを2値のディジタル信号[0101]で表わすことができ
る。
第3の状態Cは、指標検出器80の出力が指標76a、76b
のいずれかを検出していることを示す高レベル(H)、
カセット挿入検出器112の出力がテープカセット1又は
清掃用カセット150を検出していないことを示す低レベ
ル(L)、ハブ係合検出器113の出力がリール駆動軸2
9、30のハブ10、11に対する非係合を示す低レベル
(L)、カセットサイド検出器18aの出力がテープカセ
ット1又は清掃用カセット150の第1の主面側挿入を示
す高レベル(H)の状態である。なお、この第3の状態
Cを2値のディジタル信号[1001]で表わすことができ
る。
第4の状態Dは、指標検出器80の出力が指標76a、76b
のいずれかを検出していることを示す高レベル(H)、
カセット挿入検出器112の出力がテープカセット1又は
清掃用カセット150の挿入を検出していることを示す高
レベル(H)、ハブ係合検出器113の出力がリール駆動
軸29、30のハブ10、11に対する非係合を示す低レベル
(L)、カセットサイド検出器18aの出力がテープカセ
ット1又は清掃用カセット150の第1の主面側挿入を示
す高レベル(H)の状態である。なお、この第4の状態
Dを2値のディジタル信号[1101]で表わすことができ
る。
第5の状態Eは、指標検出器80の出力が指標76a、76b
のいずれをも検出していることを示す高レベル(H)、
カセット挿入検出器112の出力がテープカセット1又は
清掃用カセット150の挿入を検出していることを示す高
レベル(H)、ハブ係合検出器113の出力がリール駆動
軸29、30のハブ10、11に対する係合を示す高レベル
(H)、カセットサイド検出器18aの出力がテープカセ
ット1又は清掃用カセット150の第1の主面側挿入を示
す高レベル(H)の状態である。なお、この第5の状態
Eを2値のディジタル信号[1111]で表わすことができ
る。
制御回路76はカムモータ73を制御するための出力ライ
ン160と161を有し、更にリールモータ27、28を制御する
ための出力ライン162を有する。
カムモータ73は逆転可能な直流モータから成り、第1
の電圧(+5V)を印加する第1の電源端子163とグラン
ドとの間に第1のスイッチ164を介して接続されてい
る。また、モータ73と第1のスイッチ164との接続点は
抵抗165と第2のスイッチ166とを介して第1の電圧より
も高い第2の電圧(+12V)の第2の電源端子167に接続
されている。第1のスイッチ164はライン161の信号に制
御され、カムモータ73を回す時にオンになり、カムモー
タ73を停止する時にオフになる。第2のスイッチ166は
カムモータ73に制動を加えるためのものであり、ライン
160から与えられる一定時間T1のパルスの期間のみオン
になる。この第2のスイッチ166がオンになり、第1の
スイッチ164がオフになると、カムモータ73に逆向きの
電圧が印加され、カムモータ73が逆転付勢されて急激に
停止する。なお、一定時間T1は短時間であるので、カム
モータ73が実質的に逆転はしない。カムモータ73は第1
又は第2の指標77a、77bが検出された時に停止制御され
る。第1及び第2の指標77a、77bはカム67の円周方向に
幅を有するので、指標検出器80が第1又は第2の指標77
a、77bに対向している状態を保つようにカム67の回転を
停止させることができる。なお、指標検出器80が第1又
は第2の指標77a、77bに対向する範囲内でカムモータ73
及びカム67が停止制御で僅かに逆転しても差支えない。
第1のスイッチ164は、カセット1を挿入してからカ
セット1のローディングが完了するまでの期間、ローデ
ィング状態でイジェクト指令を与えた時点からイジェク
トが終了するまでの期間、電源投入時に第1及び第2の
指標77a、77bが検出されなかった場合において第1又は
第2の指標77a、77bが検出されるまでの期間、テープカ
セット1の第2の主面(B面)3を上にしてテープカセ
ット1を挿入した時のイジェクト期間においてそれぞれ
オン操作される。
第2のスイッチ166は、イジェクト終了時点及びロー
ディング終了時点から一定時間T1だけオン制御される。
なお、第1のスイッチ164と第2のスイッチ166とが同
時にオンになることを防ぐために、第1のスイッチ164
のオフ終了時点から僅かに遅延させて第2のスイッチ16
6をオン制御する。
[動 作] 第27図は各部の動作を示す。t1時点の少し前でカセッ
ト1をケース20の開口34から挿入し、t1時点で第5図で
破線36で示す第1の位置に至ると、制御回動板48による
ピン64の制限が解除されるために、カセット移動レバー
44はバネ47の力で急速に回動し、t2時点で第1のカム係
合ピン74が第20図に示すように第1のカム面69の半径の
大きい領域69cに移動する。この移動後の位置は第1の
位置P1と同一角度位置であるので、第20図ではP1aで示
されている。この実施例ではカセット1の最終挿入位置
よりも僅かに前でカセットの挿入が停止するように第1
のカム面69の領域69cが設定されている。カム係合ピン
のP1からP1aまでの移動によってカセット1がカセット
最終挿入位置の少し前まで挿入されると、第27図(B)
に示すようにカセット挿入検出スイッチ112がオンにな
り、これに応答して第27図(E)に示すようにカムモー
タ73が回転を開始する。従って、カセット挿入検出スイ
ッチ112は、テープ走行装置25をハブ係合位置に移動さ
せることを指令するための移動指令手段としても機能す
る。カムモータ73によってカム67が第20図で反時計方向
(第21図で時計方向)に回されると、第2のカム従動ピ
ン109が第21図の第1の位置P1から第2の位置P2に移動
する。カムモータ73が回転し始めると第1の指標77aが
指標検出器80を通り過ぎるために、t3時点で指標検出器
80の出力は低レベルになる。その後t4時点から第27図
(C)に示すようにリール駆動軸29、30を含むテープ走
行装置25が上昇する。リール駆動軸29、30の上昇中にお
いてカセット1は最終位置に固定されていないので、ハ
ブ10、11にリール駆動軸29、30を挿入する際にハブ10、
11及びカセットが少し移動可能であり、比較的円滑に両
者の係合を成立させることができる。
t4時点で第2のカム従動ピン109が第21図の第2の位
置P2に至り、リール駆動軸29、30の上昇が完了すると、
第27図(D)に示すようにt5時点でハブ係合検出スイッ
チ113がオンになり、続いてt6時点で第2の指標77bが指
標検出器80で検出されてカムモータ73の回転が停止す
る。このt6時点では第1のカム従動ピン74が第20図の第
2の位置P2に至り、第1のカム面69の領域69cから外れ
るので、カム面69による制限が解除され、カセット移動
レバー44はカセット1の完全挿入位置に移動する。リー
ルモータ27、28はハブ係合スイッチ113がリール駆動軸2
9、30の上昇を検出した時点t5から回転を開始するの
で、カセット装填後にデータの記録再生を直ちに開始す
ることができる。
データの記録再生後のt7時点で第27図(G)に示すよ
うにイジェクトスイッチ81をオン操作すると、リールモ
ータ27、28が停止制御されると共に、第27図(E)に示
すようにカムモータ73が回転する。これにより、カム67
の第2のカム面70において第2の従動ピン109が第2の
位置P2から第3の位置P3に移動し、第2の従動ピン109
がカム67の中心方向に押圧され、リール駆動軸29、30を
含むテープ走行装置25が第27図(C)に示すように下降
する。カム67の回転がt7で開始すると、この直後のt8で
第2の指標77bの検出が終了し、またt9でハブ係合検出
器113の出力が低レベルになる。t7時点でカム67の回転
が開始してもカセット1のイジェクト動作は直ちに生じ
ない。即ち、リール駆動軸29、30の下降動作が開始して
ハブ係合検出器113がハブ非係合を検出するまでは、第2
0図に示すように第1の従動ピン74は第1のカム面69の
領域69gに位置し、イジェクト動作が制限されている。t
10時点で第1の従動ピン74が第1のカム面69の第4の位
置P4に至ると、第1の従動ピン74が徐々にカム中心方向
に押圧され、カセット移動レバー44が反時計方向に回動
しカセット1の排出動作が開始する。カセット1の排出
動作が開始すると、t11時点でカセット挿入検出スイッ
チ112がオフに転換し、その後、第27図(F)に示すよ
うにt12時点で第1の指標77aが検出され、これに応答し
てカムモータ73が停止制御される。
マイクロコンピュータを含む制御回路76におけるプロ
グラム動作を第29図、第30図、第31図のフローチャート
に従って説明する。
[電源オン時動作] 電源オン時には、第29図に示すような動作が生じる。
即ち、ブロック200で電源オン検出器75によって電源オ
ンが検出されると、ブロック201において第3の状態C
[1001]か否かが判定される。この出力がYESの時に
は、テープカセット1又は清掃用カセット150が未挿入
であるので、指標検出器80が第1の指標(イジェクト指
標)77aを検出しているものと推測し、カムモータ73を
駆動しないで、ブロック202のイジェクト終了を示す信
号を作成する。
一方、ブロック201の出力がNOの場合には、ブロック2
03において、第5の状態E[1111]か否かを判定する。
このブロック203の出力がYESの場合には、カセット1が
挿入され、且つハブ10、11にリール駆動軸29、30が挿入
されているので、ブロック204においてカセットローデ
ィング終了状態を示す信号を作成する。
ブロック203の出力がNOの場合には、ブロック205にお
いて、第4の状態D[1101]か否かが判定される。ブロ
ック205の出力がYESの場合には、カセット1が挿入され
ているにも拘らず、ハブ10、11にリール駆動軸29、30が
係合していないことを意味するので、ブロック206に示
すようにカムモータ73を回転させてリール駆動軸29、30
を上昇させてハブ10、11に係合させる。このカムモータ
73の回転は、第1のスイッチ164をオンするための信号
を第26図のライン161に与えることによって達成する。
次に、ブロック207に示すように指標検出器80から指
標が有ることを示す信号が発生しているか否かを判定す
る。ブロック207からYESの出力が発生したらブロック20
8でカムモータ73をオフ制御する。このカムモータ73の
オフ制御は、第1のスイッチ164をオフするための信号
をライン161に与え、且つ第2のスイッチ166を一定時間
T1だけオンするための信号をライン160に与えることに
よって達成する。第2のスイッチ166のオンによってカ
ムモータ73に逆向きの電圧が印加され、カムモータ73は
直ちに停止する。
次に、ブロック209に示すように第5の状態Eか否か
が判定される。この判定はブロック203と同一であり、Y
ES出力が得られた時にはブロック204のローディング終
了状態を示す信号が得られる。
ブロック209の出力がNOの時には、ブロック210で第3
の状態[1001]か否かが判定される。このブロック210
の出力がYESであれば、ブロック202に示すようにイジェ
クト終了を示す信号を出力する。ブロック210からYESの
出力が発生するということは、ブロック206でカムモー
タ73をオンにする直前において指標検出器80が第2の指
標(ローディング側指標)77bを検出していたことを意
味する。
ブロック210の出力がNOである場合には、ブロック211
に示すようにカムモータ73をオンしてブロック212で再
び第3の状態C[1001]を検出し、これがYESになった
らブロック213でカムモータ73をオフにしてイジェクト
終了とする。なお、清掃用カセット150が挿入されてい
る場合には、ブロック210でNOの出力が発生する。
ブロック205において第4の状態D[1101]が検出さ
れないために出力がNOの場合には、電源オン時に指標検
出器80が第1及び第2の指標77a、77bのいずれも検出し
ていないと判断し、ブロック214でカムモータ73をオン
にする。そして、第1及び第2の指標77a、77bの検出に
基づいてこれ等の相互間の時間長を判定し、第1の指標
77aを検出する。即ち、第1及び第2の指標77a、77bは
第21図に示すようにカム67の上に、第1の指標77aから
第2の指標77bまでの第1の角度間隔が、第2の指標77b
から第1の指標77aまでの第2の角度間隔よりも大き
い。従って、カム67を一定速度又は所定速度で回転させ
ることによって第1の指標77aの検出時点から第2の指
標77bの検出時点までの時間長と第2の指標77bの検出時
点から第1の指標77aの検出時点までの時間長と差によ
って両者を識別することができる。ブロック215で第1
の指標77aが指標検出器80で検出されたことが判明した
ら、ブロック216でカムモータ73をオフにして、イジェ
クト終了状態とする。この結果、カセット1のローディ
ングを迅速に開始させることが可能になる。
[ローディング動作] テープカセット1又は清掃用カセット150が非挿入
(イジェクト)状態においてテープカセット1又は清掃
用カセット150を挿入した時の動作は第30図のフローチ
ャートに従う。ブロック220のイジェクト状態において
テープカセット1又は清掃用カセット150が挿入される
と、ブロック221でカセット挿入検出器112の出力がカセ
ット挿入を示す高レベル(H)であるか否かが判定され
る。ブロック221の出力がYESの時にはブロック222でカ
ムモータ73をオンにする。次に、ブロック223で指標検
出器80の出力が指標検出を示す高レベル(H)になった
か否かを判定する。イジェクト状態でカムモータ73を回
転するのであるから、指標検出器223は第2の指標(ロ
ーディング指標)77bを検出し、ブロック223の出力がYE
Sになる。次に、ブロック224でカムモータ73をオフにす
る。この時、第29図のブロック208と同様に第26図の第
1のスイッチ164をオフ、第2のスイッチ167をオンにし
てカムモータ73に制動を加える。
次に、ブロック225に示すように、第5の状態E[111
1]であるか否かを判定する。テープカセット1が完全
にローディングされた場合にはブロック225からYESの出
力が発生し、ブロック226でテープカセット1のローデ
ィング終了を示す信号が得られる。ブロック225の出力
がNOの場合にはブロック227で第4の状態D[1101]か
否かが判定される。ブロック227の出力がYESであるとい
うことは、カセットを挿入してもリール駆動軸29、30が
ハブ10、11に係合するように上昇しないことを意味する
ので、ブロック228で清掃用カセット150のローディング
終了を示す信号が得られる。
なお、ブロック228で清掃用カセット150のローディン
グを示す信号が得られた時には、第26図の制御回路76は
ライン162に低レベルのリールモータ駆動阻止信号を送
出する。リールモータ27、28のための制御駆動回路140
は、端子241からの駆動信号に直接に応答せずに、ANDゲ
ート242の出力に応答する。ANDゲート242には駆動信号
端子241とライン162とが接続されているので、ライン16
2から阻止信号がANDゲート242に与えられている期間は
リールモータ27、28の駆動が禁止される。これにより、
清掃用カセット150のローディング中のリール駆動軸2
9、30の回転が禁止される。
ブロック227の出力がNOの場合には、ブロック229で示
すようにイジェクト動作にする。ブロック227でNOの出
力が得られる場合の多くは、テープカセット1又は清掃
用カセット150の裏面(B面)を上にして挿入した場合
である。
[イジェクト動作] テープカセット1又は清掃用カセット150のローディ
ング状態においてイジェクトスイッチ81を操作した場合
の動作は第31図のフローチャートに従う。ブロック230
でイジェクトスイッチ81を操作すると、ブロック231に
おいて、イジェクトスイッチ81の出力がイジェクト操作
を示す高レベル(H)であるか否かを判定する。このブ
ロック231の出力がYESになると、ブロック232でカムモ
ータ23がオンに制御される。次に、ブロック233で第2
の状態B[0101]か否かが判定される。このブロック23
3の出力がYESの時にはハブ係合検出器113の出力がハブ
非係合(離脱)を示す低レベルである。
次に、ブロック234で第1の状態A[0001]か否かが
判定される。このブロック234の出力がYESの時にはカセ
ット挿入検出器112の出力がカセット非挿入(イジェク
ト)を示す低レベル(L)である。次に、ブロック235
において第3の状態C[1001]か否かが判定される。即
ち、イジェクトを示す第1の指標77aが指標検出器80で
検出されたか否かが判定される。ブロック235の出力がY
ESになったらブロック236でカムモータ73をオフにす
る。ブロック236におけるカムモータ73のオフ制御も第2
9図のブロック208と同様に行う。これにより、ブロック
237に示すようにイジェクト終了信号を得ることができ
る。なお、第30図のブロック229におけるイジェクト動
作は、第31図のブロック232〜237のフローに従って実行
される。
本実施例の効果を要約すると次の通りである。
(1) テープカセット1又は清掃用カセット150のイ
ジェクトは第3の状態C[1001]によって判定されてい
る。即ち、カセット挿入検出器112の出力のみによって
イジェクトが判断せずに、第1の指標77aの検出を参照
して判断されている。従って、イジェクト状態の判定を
確実に行うことができる。
(2) テープカセット1のローディングは第5の状態
E[1111]によって判定されている。即ち、カセット挿
入検出器112及ハブ係合検出器113の出力のみに頼らない
で、第2の指標77bの検出にも頼ってローディングを判
定している。従って、テープカセット1のローディング
の判定を確実に行うことができる。
(3) 清掃用カセット150のローディングを第4の状
態D[1101]によって判定することによって、テープカ
セット1と区別した判定を容易に行うことができる。
(4) 第30図のブロック228に示すように清掃用カセ
ット150のローディグ状態が検出された時には、第26図
のANDゲート242によってリールモータ27、28の回転が阻
止されるので、清掃用カセット150の底面に当てている
リール駆動軸29、30が回転することによってこれ等が損
傷することを防ぐことができる。
(5) カム67の回転でローディング終了状態が検出さ
れた時、又はイジェクト終了状態が検出された時に、第
26図の第2のスイッチ166がオンになり、カムモータ73
が逆転付勢され、電気的制動で急に停止するので、不要
な動作の継続を阻止し、正確な制御が可能になる。
(6) 非使用時にカム67の不要な回転が生じ、電気オ
ン時に第1及び第2の指標77a、77bのいずれも検出され
ない事態が生じても、第29図のブロック215に示すよう
に第1の指標77a、77bの相互角度間隔の差に基づいて両
者を識別する機能を有するので、第1の指標77aを検出
した状態(イジェクト状態)を容易に得ることができ
る。
(7) カセット1の表裏判別のためのサイド検出器18
aをリール駆動軸29、30と同時に上下動するように配置
したので、カセット1の挿入、イジェクト時に誤まった
検出信号が発生しない。
[変形例] 本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例え
ば次の変形が可能なものである。
(1) キャプスタンとピンチローラとを有して磁気テ
ープ9を走行させる方式にも適用可能である。
(2) キャリッジ42をテープカセット1を収容する箱
型に形成してもよい。又、キャリッジ42をテープカセッ
ト1の下側に配置するように構成することもできる。
(3) カム67の一方の面にカセット1の移動を制御す
る第1のカム面69を設け、他方の面にテープ走行装置25
を移動(昇降)させるための第2のカム面70を設けるこ
とは、構成を簡単にするために有益であるが、必要に応
じて第1及び第2のカム面69、70を別々のカムに設けて
もよい。
(4) 第1、第2、第3、第4及び第5の状態A[00
01]、B[0101]、C[1001]、D[1101]、E[111
1]を論理ゲートで判定するようにしてもよい。要する
に、制御回路76をマイクロコンピュータで構成せずに、
第29図〜第31図の動作を可能にする個別回路で形成する
ことができる。
[発明の効果] 上述から明らかなように、請求項1の発明によれば、
イジェクト終了又はこの近傍時点及びローディング終了
又はこの近傍時点を正確に検出することが可能になる。
即ち、実施例で説明した効果(1)(2)を得ることが
できる。
請求項2によれば、カム手段を所望角度に正確に停止
させることが可能になる。
請求項3によれば、第1の指標の検出を単一の指標検
出器80によって容易に達成することが可能になる。
請求項4、5によれば、カセットの誤挿入を示す出力
を正確且つ容易に検出することができる。即ち、誤挿入
を示す出力がカセット挿入時に誤まって送出されない。
請求項5によれば、イジェクト終了又はこの近傍時点
を更に正確に検出することができる。
請求項6によれば、ローディング終了又はこの近傍時
点を更に正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係わる磁気テープ装置の一部
を省略して示す平面図、 第2図は第1図の磁気テープ装置で使用するテープカセ
ットの平面図、 第3図は第2図のテープカセットの左側面図、 第4図は第1図の磁気テープ装置の正面図、 第5図は第1図の磁気テープ装置からカセットキャリッ
ジを取外し更に基板の一部を切欠いた状態においてテー
プカセットの一部をケースの開口に挿入した状態を示す
平面図、 第6図はテープカセットの挿入が完了した状態の磁気テ
ープ装置を第5図と同様に示す平面図、 第7図は第1図の磁気テープ装置のVII−VII線の一部を
示す断面図、 第8図は第1図の磁気テープ装置のVIII−VIII線の一部
を示す断面図、 第9図は第1図の磁気テープ装置を基板から上の部分を
取外し、特にテープ走行装置及びこの昇降機構の一部を
示す平面図、 第10図は第1図の制御回動板を示す平面図、 第11図は第1図の摺動板を示す平面図、 第12図は第1図のカセット移動レバーを示す側面図、 第13図は第12図のカセット移動レバーの平面図、 第14図は第1図のカム及びこの駆動機構を概略的に示す
斜視図、 第15図は第9図のテープ走行装置の移動部材を示す斜視
図、 第16図は第9図の移動部材と下降用レバー及びこれ等に
上昇用レバーを連結した機構をテープ走行装置上昇状態
で示す平面図、 第17図は第16図と同一の機構をテープ走行装置下降状態
で示す平面図、 第18図は第9図の磁気テープ装置の一部をX VIII−X VI
II線から見た図、 第19図はテープ走行装置支持基板が上昇した状態を第18
図と同様に示す図、 第20図は第1図のカムを示す平面図、 第21図は第1図のカムの底面図、 第22図は第20図のカムのXX II−XX II線断面図、 第23図はカセット挿入検出装置部分を示す平面図、 第24図はカセット挿入状態のカセット挿入検出装置部分
を示す平面図、 第25図は第23図の摺動板を示す平面図、 第26図はカムモータ及びリールモータの制御回路図、 第27図は磁気テープ装置の各部の動作タイミングを示す
図、 第28図は清掃用カセットを示す斜視図、 第29図は電源オン時の動作を示す流れ図、 第30図はローディング動作を示す流れ図、 第31図はイジェクト動作を示す流れ図である。 1……テープカセット、9……磁気テープ、10,11……
ハブ、21……ケース、22……主基板、23……磁気ヘッ
ド、25……テープ走行装置、26……支持基板、27,28…
…リールモータ、29,30……リール駆動軸、34……カセ
ット着脱用開口、35……第1の仮想直線、37……第2の
仮想直線、42……キャリッジ、44……カセット移動レバ
ー、46……摺動板、47……カセット挿入用コイルバネ、
48……制御回動板、56……副基板、67……カム、69……
第1のカム面、70……第2のカム面、73……カムモー
タ、75……電源オン検出器、77a,77b……指標、80……
指標検出器、83……テープ走行装置移動部材、86……上
昇用バネ、112……カセット挿入検出器、113……ハブ係
合検出器。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープ(9)とこのテープ(9)が巻
    回された一対のハブ(10)(11)と前記テープ(9)及
    び前記一対のハブ(10)(11)を収容するカセットハー
    フ(8)とから成り、前記カセットハーフ(8)は一対
    の主面(2)(3)と前記磁気テープ(9)を露出させ
    るためのヘッド挿入用開口(17)を有する前面(4)と
    前記前面(4)に対向する背面(5)と一対の側面
    (6)(7)とを備えている磁気テープカセット(1)
    を使用して信号を変換するカセット型磁気テープ装置に
    おいて、 前記テープカセット(1)を挿入するための開口(34)
    を有するケース(21)と、 前記開口(34)を通る第1の仮想直線(35)に沿って前
    記テープカセット(1)を手動で前記開口(34)に挿入
    することによって前記ケース(21)の中の第1の位置に
    配置された前記テープカセット(1)を保持して前記第
    1の仮想直線(35)に直交する第2の仮想直線(37)に
    沿ってデータ変換可能な第2の位置まで移動させるため
    のカセットキャリッジ(42)と、 前記テープカセット(1)を前記第1の位置から前記第
    2の位置及びこの逆に移動させるためのものであって、 一端側に前記キャリッジ(42)に対する連結部(43)を
    有し且つ他端側に第1のカム従動部(74)を有し且つ前
    記ケース(21)に対して回動自在に支持されているカセ
    ット移動レバー(44)と、 前記カセット移動レバー(44)の他端側に連結され且つ
    前記第2の仮想直線(37)に平行な方向に移動自在に配
    置されているカセット移動用摺動板(46)と、 前記テープカセット(1)を前記第1の位置から前記第
    2の位置に移動させる方向の偏倚力を前記カセット移動
    用摺動板(46)に与えるための第1のバネ(47)と、 前記ケース(21)に対して回動自在に支持されており、
    且つ前記テープカセット(1)が前記第1の仮想直線
    (35)に沿って前記第1の位置まで挿入されたことに応
    動して前記カセット移動用摺動板(46)が前記第2の位
    置を得るための方向へ移動することを許し、前記テープ
    カセット(1)が前記第2の位置から前記第1の位置ま
    で移動したことに対応する前記カセット移動用摺動板
    (46)の移動に応動して前記テープカセット(1)を押
    圧して前記テープカセット(1)を前記第1の位置から
    イジェクト位置に排出するように前記カセット移動用摺
    動板(46)及び前記テープカセット(1)に関係付けら
    れた制御回動板(48)と、 前記制御回動板(48)に前記テープカセット(1)を前
    記第1の位置から前記イジェクト位置に移動させるため
    の偏倚力を与える第2のバネ(62)と、 前記第2の位置に配置された前記テープカセット(1)
    の前記ヘッド挿入用開口(17)を通して前記磁気テープ
    (9)に接触するように前記ケース(21)内に配置され
    た信号変換用磁気ヘッド(23)と、 前記第2の位置に置かれた前記テープカセット(1)の
    前記ハブ(10)(11)に係合させるための一対のリール
    駆動軸(29)(30)を含むテープ走行装置(25)と、 前記リール駆動軸(29)(30)が延びる方向に対して直
    交する方向に移動する直線移動部材(83)と、 前記直線移動部材(83)の前記直交する方向の直線運動
    を前記テープ走行装置(25)の前記リール駆動軸(29)
    (30)の軸方向運動に変換するように前記直線移動部材
    (83)と前記テープ走行装置との間に設けられた運動方
    向変換手段と、 前記直線移動部材(83)の直線移動に追従して回動し、
    逆にこの回動に追従して前記直線移動部材(83)が直線
    移動するように前記直線移動部材(83)に連結された一
    端部を有すると共に第2のカム従動子(109)が設けら
    れている他端部を有して前記ケース(21)に対して回動
    自在に支持されているテープ走行装置移動用レバー(8
    4)と、 前記リール駆動軸(29)(30)を前記テープカセット
    (1)の前記ハブ(10)(11)に係合させるハブ係合位
    置に移動させることができる方向の偏倚力を前記直線移
    動部材(83)に与えるためのテープ走行装置移動用バネ
    手段(86)と、 前記第1のカム従動子(74)が接触する第1のカム面
    (69)と、前記第2のカム従動子(109)が接触する第
    2のカム面(70)とを有し、前記第1のカム面(69)と
    前記第2のカム面(70)が同軸的に配置されており、前
    記第1のカム(69)は前記テープカセット(1)を前記
    第2の位置に移動させるように前記カセット移動レバー
    (44)が回動することを許すカセット挿入領域(69b)
    (69d)と前記テープカセット(1)を前記第2の位置
    から前記第1の位置まで移動させるように前記第1のバ
    ネ(47)に抗して前記カセット移動レバー(44)を回動
    させるためのイジェクト領域(69f)(69a)とを有し、
    前記第2のカム面(70)は前記リール駆動軸(29)(3
    0)を前記ハブ離間位置に保つように前記テープ走行装
    置移動用レバー(84)の回動を制限するためのハブ離間
    領域(70c)と、前記リール駆動軸(29)(30)を前記
    ハブ離間位置から前記ハブ係合位置に移動させるように
    前記テープ走行装置移動用レバー(84)が回動すること
    を許すローディング領域(70a)と、前記リール駆動軸
    (29)(30)を前記ハブ係合位置から前記ハブ離間位置
    に移動させるように前記テープ走行装置移動用バネ手段
    (86)の偏倚力に抗して前記テープ走行装置移動用レバ
    ー(84)を回動させる領域(70b)とを有しているカム
    手段(67)と、 前記第1のカム面(69)及び前記第2のカム面(70)を
    回転させるために前記カム手段(67)に結合されたカム
    回転駆動手段(73)と、 前記第1の従動子(74)が前記第1のカム面(69)にお
    けるイジェクト終了又はこの近傍に対応するカム半径方
    向位置にあり且つ前記第2の従動子(109)が前記第2
    のカム面(70)におけるハブ離間終了又はこの近傍に対
    応するカム半径方向位置にあることを検知するように前
    記カム手段(67)の第1の角度位置に設けられた第1の
    指標(77a)と、 前記第1の従動子(74)が前記第1のカム面(69)にお
    けるカセット挿入終了又はこの近傍に対応するカム半径
    方向位置にあり且つ前記第2の従動子(109)が前記第
    2のカム面(70)におけるローディング終了又はこの近
    傍に対応するカム半径方向位置にあることを検知するよ
    うに前記カム手段(67)の第2の角度位置に設けられた
    第2の指標(77b)と、 前記第1の指標(77a)及び前記第2の指標(77b)を検
    知するために前記ケース(21)に対して固定配置された
    指標検出器(80)と、 前記テープカセット(1)が前記第2の位置に挿入され
    たことを前記テープカセット(1)の変位に基づいて検
    出するためのカセット挿入検出器(112)と、 前記リール駆動軸(29)(30)が前記ハブ係合位置にあ
    ることを前記テープ走行装置と前記ケース(21)との相
    対的位置関係に基づいて検出するハブ係合検出器(11
    3)と、 前記テープカセット(1)のイジェクト指令を与えるた
    めのイジェクト指令装置と、 前記カセット挿入検出器(112)が送出する前記テープ
    カセット(1)の挿入を示さない信号と前記指標検出器
    (80)が送出する前記第1の指標(77a)を検出してい
    ることを示す信号とに基づいて前記テープカセット
    (1)のイジェクト終了又はこの近傍を示す信号を出力
    し、前記ハブ係合検出器(113)が送出するハブ係合を
    示す信号と前記指標検出器(80)が送出する前記第2の
    指標(77b)を検出していることを示す信号とに基づい
    て前記テープカセット(1)のローディング終了又はこ
    の近傍を示す信号を出力する信号形成回路と が設けられていることを特徴とするカセット型磁気テー
    プ装置。
  2. 【請求項2】前記カム回転駆動手段は、 前記カム手段(67)に結合された直流モータ(73)と、 前記ローディング終了又はこの近傍を示す信号及び/又
    は前記イジェクト終了又はこの近傍を示す信号に応答し
    て前記モータ(73)を逆転させる方向の電圧を前記モー
    タ(73)に印加して前記モータ(73)に制動を加えて停
    止させる停止制御回路と から成ることを特徴とする請求項1記載のカセット型磁
    気テープ装置。
  3. 【請求項3】前記第1の指標(77a)から前記第2の指
    標(77b)までの角度と前記第2の指標(77b)から前記
    第1の指標(77a)までの角度とが異なるように前記第
    1及び第2の指標(77a)(77b)が配置され、更に、 電源オン検出回路(75)と、 前記電源オン検出回路(75)と前記指標検出器(80)と
    に接続され、前記電源オン検出回路(75)から電源がオ
    フ状態からオン状態に転換したことを示す信号が送出さ
    れると共に前記指標検出器(80)から指標が検出されて
    いないことを示す信号が送出されていることに応答して
    前記モータ(73)による前記カム手段(67)の回転を開
    始させ、前記指標検出器(80)から得られる前記第1の
    指標(77a)の検出信号と前記第2の指標(77b)の検出
    信号との相互間の時間長の差によって前記第1の指標
    (77a)と前記第2の指標(77b)とを区別し、前記第1
    の指標(77a)が検出された時に、前記カム手段(67)
    の回転を停止させ、前記カセット挿入検出器(112)か
    ら得られるカセット挿入を示す信号に応答して前記モー
    タ(73)を駆動して前記カム手段(67)を回転させ、前
    記ローディング終了又はこの近傍を示す信号に応答して
    前記モータ(73)による前記カム手段(67)の回転を停
    止させ、前記イジェクト指令に応答して前記モータ(7
    3)による前記カム手段(67)の回転を開始させ、前記
    イジェクト終了又はこの近傍を示す信号に応答して前記
    モータ(73)による前記カム手段(67)の回転を停止さ
    せるカム制御回路と を備えた請求項1又は2記載のカセット型磁気テープ装
    置。
  4. 【請求項4】更に、前記テープカセット(1)は前記一
    対の主面(2)(3)の一方と他方とを判別するための
    凹部(18)を有するものであり、 前記凹部(18)を検出するために平面的に見て前記凹部
    (18)に一致する位置に配置され且つ前記リール駆動軸
    (29)(30)と共にこの軸方向に移動するように前記テ
    ープ走行装置に関係付けられたサイド検出器(18a)を
    有することを特徴とする請求項1又は2又は3記載のカ
    セット型磁気テープ装置。
  5. 【請求項5】前記指標検出器(80)が前記第1の指標
    (77a)を検出していることを示す信号を送出し、前記
    カセット挿入検出器(112)が前記テープカセット
    (1)の非挿入を示す信号を送出し、前記ハブ係合検出
    器(113)が前記リール駆動軸(29)(30)が前記ハブ
    係合位置まで移動していないことを示す信号を送出し、
    前記サイド検出器(18a)が前記一対の主面(2)
    (3)の一方を検出していることと同等な信号を送出し
    ていることに基づいて前記イジェクト終了又はこの近傍
    を示す信号を形成することを特徴とする請求項4記載の
    カセット型磁気テープ装置。
  6. 【請求項6】前記指標検出器(80)が前記第2の指標
    (77b)を検出していることを示す信号を送出し、前記
    カセット挿入検出器(112)が前記テープカセット
    (1)の挿入を示す信号を送出し、前記ハブ係合検出器
    (113)が前記リール駆動軸(29)(30)が前記ハブ係
    合位置まで移動していることを示す信号を送出し、前記
    サイド検出器(18a)が前記一対の主面(2)(3)の
    一方を検出していることを示す信号を送出していること
    に基づいて前記ローディング終了又はこの近傍を示す信
    号を形成することを特徴とする請求項4記載のカセット
    型磁気テープ装置。
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