JPH0758568B2 - カセット型磁気テープ装置 - Google Patents

カセット型磁気テープ装置

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JPH0758568B2
JPH0758568B2 JP63105262A JP10526288A JPH0758568B2 JP H0758568 B2 JPH0758568 B2 JP H0758568B2 JP 63105262 A JP63105262 A JP 63105262A JP 10526288 A JP10526288 A JP 10526288A JP H0758568 B2 JPH0758568 B2 JP H0758568B2
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cassette
tape cassette
tape
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moving
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孝雄 渡辺
卓 宮本
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ティアツク株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、情報を記録及び/又は再生するためのカセッ
ト型磁気テープ装置に関し、更に詳細には、ディジタル
信号の記録及び/又は再生に好適な磁気テープ装置に関
する。
[従来の技術] 磁気テープ装置において、磁気ヘッドと磁気テープとの
相対的位置関係は正確に設定されなければならない。一
般的な磁気テープ装置は、磁気テープカセットを所定位
置に運んだ後に、磁気ヘッドを移動して磁気テープに接
触させて、記録又は再生を開始するように構成されてい
る。つまり、従来の磁気テープ装置は、テープカセット
と磁気ヘッドとの両方を移動するように構成されてい
る。従って、磁気ヘッドと磁気テープとの相対的位置関
係を正確に設定しにくいという欠点があった。
この種の欠点を解決するために、磁気ヘッドを実質的に
固定し、テープカセットをこの着脱用開口から磁気ヘッ
ド対向位置(データ変換位置)まで一平面内で移動し、
リール軸をテープカセットのハブに係合させるように構
成した磁気テープ装置が特開昭60−85454号公報に開示
されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記公開公報に開示されている磁気テープ装
置においては、テープカセットを磁気テープ装置の開口
に挿入すると、バネの力でテープカセットがデータ変換
位置まで自動的に移動すると共に、リール軸がテープカ
セットのハブに自動的に係合するように構成されてい
る。従って使い勝手の点では優れている。しかし、テー
プカセットをデータ変換位置に装填した後に、リール軸
をハブに自動的に係合させるための機構が複雑になると
いう問題の他に、磁気ヘッド清掃用カセットを挿入する
時にリール軸が損傷する恐れがあった。即ち、磁気ヘッ
ドを清掃する時には、実開昭61−174012号公報に開示さ
れているように、ガイドピンが磁気ヘッドの両側に位置
することを防ぐために、磁気ヘッド清掃用カセットには
リール軸挿入孔を設けない。これにより、清掃用カセッ
トを挿入してもリール軸及びガイドピンがカセット内に
入り込むことが阻止され、ガイドピンに妨害されずに綿
棒等の清掃体で磁気ヘッドを清掃することができる。と
ころが、従来装置はテープカセット装填に連動してリー
ル軸が自動的に上昇するように構成されているため、リ
ール軸が清掃用カセットの底面に衝突し、リール軸が損
傷する恐れがあった。
そこで、本発明の目的は、構成を簡略化することができ
るのみでなく、磁気ヘッド清掃時におけるリール軸の損
傷を防止することができるカセット型磁気テープ装置を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、磁気テープとこの
テープが巻回された一対のハブと前記テープ及び前記一
対のハブを収容するカセットハーフとから成り、前記カ
セットハーフは一対の主面と前記磁気テープを露出させ
るためのヘッド挿入用開口を有する前面と前記前面に対
向する背面と一対の側面とを備えている磁気テープカセ
ットを使用して信号を変換するカセット型磁気テープ装
置において、前記テープカセットが1つの平面上の第1
の位置と第2の位置とをとることができるように構成さ
れ、且つ前記平面上にテープカセット着脱用開口を有し
ており、且つ前記第1の位置の中心は前記平面上の互い
に直交する第1及び第2の仮想直線の交点上に設定さ
れ、且つ前記第2の位置の中心は前記交点から少し離れ
た前記第2の仮想直線上に設定され、且つ前記テープカ
セット着脱用開口は前記第1の仮想直線上に設定されて
いるケースと、前記テープカセットが前記第2の位置に
置かれた時に前記ヘッド挿入用開口を通して前記磁気テ
ープに接触するように前記ケースに取り付けられた信号
変換用磁気ヘッドと、前記テープカセット着脱用開口を
通して前記第1の仮想直線に沿って前記第1の位置まで
挿入された前記テープカセットを前記第1の位置から前
記第2の位置まで移動し、且つ前記第2の位置の前記テ
ープカセットを前記第1の位置まで移動した後に前記テ
ープカセット着脱用開口の外に前記テープカセットの少
なくとも一部を排出するためのカセット移動機構と、前
記第2の位置に置かれた前記テープカセットの前記ハブ
に係合させるための一対のリール軸を含むテープ走行装
置と、前記リール軸をハブ離間位置から前記第2の位置
に置かれた前記テープカセットの前記ハブに係合させる
ハブ係合位置まで移動させると共に、前記ハブ係合位置
から前記ハブ離間位置まで移動させるためのリール軸移
動機構と、第1、第2及び第3の操作位置をとることが
できるように形成され、前記テープカセットの前記第1
の位置への挿入に応じて前記カセット移動機構が前記テ
ープカセットを前記第1の位置から第2の位置まで移動
させたことに基づいて前記第2の操作位置になるように
前記カセット移動機構に関係付けられており、且つ前記
第2の操作位置から前記第3の操作位置まで移動させる
ことによって前記リール軸を前記ハブ離間位置から前記
ハブ係合位置まで移動させ、また前記第3の操作位置か
ら前記第2の操作位置まで移動させることによって前記
リール軸を前記ハブ係合位置から前記ハブ離間位置に移
動させることができるように前記リール軸移動機構に関
係付けられ、且つ前記第2の操作位置から前記第1の操
作位置まで移動することによって前記第2の位置の前記
テープカセットを前記テープカセット着脱用開口から少
なくとも一部が排出される位置まで移動するように前記
カセット移動機構に関係付けられている単一の操作部材
とを備えていることを特徴とするカセット型磁気テープ
装置に係わるものである。
なお、請求項2に示すように、テープカセットの第1の
位置から第2の位置までの移動を操作部材の操作によっ
て行うように構成することができる。
上記発明におけるカセット移動機構は、例えば、実施例
におけるローディングレバー44、ピン43、摺動板46、バ
ネ47、制御回動板48、キャリッジ42、ガイド溝52を有す
る突出部51、ガイドピン53等で構成することができる。
実施例に示すようにカセット移動機構はバネ47の力で自
動的にテープカセット1を第1の位置から第2の位置に
移動させるように構成することが望ましいが、操作部材
の操作でテープカセットを第1の位置から第2の位置に
移動させるように構成することも可能である。テープカ
セットを第1の位置から第2の位置まで操作部材の操作
に基づいて移動させる場合には、例えば、実施例の操作
レバー68の第1の角度位置から第2の角度位置までの回
動による回転軸69の回動に基づいて制御回動板48に相当
するものを作動させ、摺動板46を右動させ、ローディン
グレバー44を実施例と同様に回動させればよい。なお、
この場合には、制御回動板48からカセット係合部61を取
り除き、制御回動板48がテープカセット1に係合しない
ようにする。
本発明のリール軸移動機構は、例えば、実施例に示すよ
うに、回転軸69、アーム70、連結杆71、傾斜溝87を有す
るスライダ72、リール軸等のための支持基板26、ピン75
等で構成することができる。実施例で示すように、リー
ル軸29、30、リールモータ27、28、ガイドピン31、32を
含むテープ走行装置25を同時に移動することが望ましい
が、場合によってはリール軸29、30のみをハブに相対的
に移動するように構成することも可能である。
本発明の操作部材は、実施例に示すように第1、第2及
び第3の操作位置として第1、第2及び第3の角度位置
をとることができる回動式の操作レバー68であることが
望ましいが、押釦型の直線的に移動する操作部材とする
こともできる。
[作 用] 本発明の磁気テープ装置の第1の位置までテープカセッ
トを挿入すると、テープカセット移動機構の働きでテー
プカセットは第1の位置から第2の位置に自動又は手動
で移される。その後、操作部材を第2の操作位置から第
3の操作位置に操作すると、リール軸がテープカセット
のハブに係合し、テープ走行可能状態になる。操作部材
を第3の操作位置から第2の操作位置に変位させると、
リール軸はハブ離間位置に移動し、更に第2の操作位置
から第1の操作位置に変位させると、テープカセットが
イジェクトされる。リール軸挿入孔を有さない清掃用カ
セットを挿入した時には、この清掃用カセットも第2の
位置に装填される。この場合には、リール軸を上昇させ
るように操作部材を操作せず、リール軸をハブ離間位置
に保つ。これにより、リール軸の損傷を防止することが
できる。
[実施例] 次に、図面を参照して本発明の実施例に係わるカセット
型磁気テープ装置について述べる。
[テープカセット] この磁気テープ装置で使用するテープカセット1は、第
16図及び第17図に示すように一方の主面(表面)2、こ
れに対向する他方の主面(裏面)3、前面4、これに対
向する背面5、第1の側面6、及びこれに対向する第2
の側面7を有するカセットハーフ(ケース)8の内に、
磁気テープ9と、第1及び第2のリール即ちハブ10、11
とを収容したものである。一対のハブ10、11は、ハーフ
8の表面2及び裏面3との間に回転自在に配置され、且
つ表面2及び裏面3には、リール軸挿入孔12、13、ガイ
ドピン挿入孔14、15、一般的なテープレコーダではキャ
プスタンが挿入されるが、本実施例ではこれに代ってテ
ープ始端(BOT)及びテープ終端(EOT)を検出するため
の発光素子が挿入される孔16を有する。カセットハーフ
8の前面4には、5つの開口17即ち窓が設けられ、カセ
ットハーフ8の背面5の中央から少しずれた位置にはカ
セット1のA面即ち表面2とB面即ち裏面3とを区別す
るための凹部18が設けられている。
[磁気ヘッド] カセット型磁気テープ装置20は、第1図に示すようにケ
ース(容器)21の基板22上に取り付けられた磁気ヘッド
23を有する。この磁気ヘッド23はテープカセット1の磁
気テープ9に接触してデータの記録及び再生を行うもの
である。なお、磁気ヘッド23は、この信号変換ギャップ
面24に直交する方向には移動不可能であるが、トラック
幅方向には図示されていないヘッド移動機構(トラック
切換機構)によって移動される。磁気ヘッド23のトラッ
ク切換機構は特開昭60−85454号公報に開示されている
ものと同一原理で構成されている。
[テープ走行装置] 磁気テープ装置20は、第9図に示すテープ走行装置25を
有する。このテープ走行装置25は、支持基板26上に一対
のリールモータ27、28、一対のリール軸29、30及び一対
のガイドピン31、32を配設することにより構成されてい
る。一対のリール軸29、30は一対のリールモータ27、28
に直結され、支持基板26に対して直交する方向に延びて
いる。一対のガイドピン31、32も支持基板26に対して直
交する方向に延びている。テープ走行装置25は、ケース
21に固定配置されておらず、第12図に示すようにリール
軸29、30がテープカセット1から離間している位置と第
14図に示すようにリール軸29、30がテープカセット1に
挿入される位置との間で移動するように構成されてい
る。テープ走行装置25の移動機構は後で詳しく説明す
る。なお、このテープ走行装置はキャプスタンとピンチ
ローラを含んでいない。このため、テープ速度検出ロー
ラ(図示せず)でテープ9の速度を検出し、リールモー
タ27、28を制御する。
[ケース] 各部を収容及び取り付けるためのケース21の前面板33に
は第4図、第5図及び第6図に示すようにカセット着脱
用開口34が設けられている。このカセット着脱用開口34
は、第2図から明らかなように、一対のハブ10、11を結
ぶ直線に一致する方向性を有してテープカセット1を挿
入するように形成されている。即ち、ケース21の基板22
上の一平面上に第2図に示すように書いた第1の仮想直
線35に沿ってテープカセット1を挿入するようにカセッ
ト着脱用開口34が設けられている。なお、テープカセッ
ト1はこの表面2及び裏面3が基板22に平行になるよう
に挿入され、テープカセット1は第2図で破線36で示す
第1の位置と、第3図に示す第2の位置とをとる。第2
の位置は、一平面上の第1の仮想直線35に直交する第2
図に示す第2の仮想直線37に沿ってテープカセット1を
移動した位置である。第2図においては、第1の仮想直
線35と第2の仮想直線37との交点38が第1の位置のテー
プカセット1の実質的中心(リールハブ10、11の中間
点)であり、第2の位置のテープカセット1の中心は交
点38から第2の仮想直線37に沿って左側に僅かに移動し
た点37aである。テープカセット1の第2の位置は、第
3図から明らかなように磁気ヘッド23がテープカセット
1の磁気テープ9に接触する位置(データ変換位置)で
ある。
テープカセット1が第1の位置及び第2の位置をとるこ
とを可能にするために、第1図に示すようにケース21の
基板22上にストッパ用突出部39、前面位置決め突出部4
0、背面ガイド突出部41が設けられている。手によって
テープカセット1を第2図の第1の仮想直線35に沿って
挿入し、テープカセット1の側面6がストッパ用突出部
39の近傍に至った時にテープカセット1は第1の位置を
とる。その後、カセット移動機構によって第2の仮想直
線37に沿うように移動され、第3図に示すように前面4
が前面位置決め突出部40に衝合し、第2の位置をとる。
なお、ストッパ用突出部39は第1の仮想直線35に沿って
テープカセット1が必要以上に挿入されることを阻止す
るために設けられている。
[カセット移動機構] カセット移動機構は、第1図、第10図及び第11図に示す
カセットガイド又はカセットホルダとも呼ぶことができ
るカセットキャリッジ42と、第10図及び第11図に示すよ
うにキャリッジ42の一端部に回転自在に連結されたカセ
ット押圧用ピン43と、第7図、第8図、第10図及び第11
図に示すようにピン43が植設されているカセットローデ
ィングレバー44と、第7図及び第8図に示すように回動
アーム構成のローディングレバー44にピン45によって連
結された摺動板46と、この摺動板46に第7図で右方向の
偏倚力を与えているローディング用コイルバネ47と、摺
動板46の動作を制御するための制御回動板48とを含む。
カセット移動機構の各部を更に詳しく説明すると、カセ
ット押圧用ピン43には第10図に示すように、逆円錘台状
の押圧部43aと、連結軸部43bとが設けられ、キャリッジ
42に設けられた貫通孔49に連結軸部43bが回動自在に挿
入されている。連結軸部43bのネジ孔にはネジ50が螺合
され、ネジ50の頭によってキャリッジ42の抜け止めが達
成されている。
キャリッジ42は第1図及び第10図において左右方向(第
2図の第2の仮想直線37の方向)のみに移動する。この
方向の移動を安定的に達成するためにキャリッジ42の第
1図左端側に2つの突出部51が設けられており、ここに
ガイド溝52がそれぞれ形成され、ガイド溝52にガイドピ
ン53が挿入されている。ピン53は、第1図に示すように
基板22に固着されたピン支持体54に支持されている。ガ
イド溝52は第2図の第2の仮想直線37に平行に延びてい
るので、キャリッジ42は第2の仮想直線37の方向に移動
する。
一端にカセット押圧用ピン43を有するローディングレバ
ー44は第11図に示すように主基板22にネジ55で固定され
ている副基板56に植設された軸57に回動自在に支持され
ている。このローディングレバー44の他端にはピン45が
植設され、このピン45が摺動板46の孔46aに挿入されて
いる。ピン45は孔46aに余裕を有して挿入されているの
で、ローディングレバー44の回動は自在である。
主基板22上を摺動する摺動板46には、第7図に示すよう
に第2の仮想直線37に平行に延びる2つのガイド用長孔
58a、58bが形成され、ここに主基板22に植設された固定
ピン59a、59bが挿入されている。従って、摺動板46は第
2の仮想直線37に平行な方向のみに摺動する。カセット
ローディング用コイルバネ47の一端は摺動板46に係止さ
れ、他端は基板22に設けられたバネ係止突起60に係止さ
れている。従って、摺動板46はバネ47によって第7図で
右方向に付勢されている。
制御回動板48は固定ピン59aに回動自在に支持されてい
る。この制御回動板48の一端にはカセット係合部61が設
けられ、この他端と係止突起60との間にコイルバネ62が
設けられ、制御回動板48には第7図で時計方向の偏倚力
が常に与えられている。制御回動板48のカム面を有する
孔63の中に摺動板46に植設されたピン64が挿入されてい
る。孔63は、ピン64の右動を阻止する面65とピン64の右
動を許す直線状部分66とを有する。扇状阻止面65はピン
59aを中心とした円弧面であるので、ここにピン64が当
接している間はピン64の右動を阻止する。
次に、カセット移動機構の動作を説明する。まず、第1
図、第2図及び第7図に示すカセットイジェクト状態に
おいて、テープカセット1を第1の仮想直線35に沿って
挿入すると、テープカセット1の側面6が制御回動板48
のカセット係合部61を押圧する。テープカセット1を更
に挿入すると、イジェクト用コイルバネ62に抗して制御
回動板48が第2図及び第7図で反時計方向に回動する。
テープカセット1の挿入によって制御回動板48の回動が
進むと、ピン64が阻止面65の端を通り過ぎ、ピン64の制
御回動板48による阻止が解除され、ピン64の右動が自在
になり、摺動板46はローディング用コイルバネ47の力で
第8図に示すように右に移動する。これにより、ローデ
ィングレバー44のピン45が摺動板46で押圧され、第8図
に示すように軸57を中心にして時計方向に回動し、カセ
ット押圧用ピン43の押圧部43aがテープカセット1の背
面5を押圧し、テープカセット1を第2の仮想直線37に
沿って左方向に移動させる。この結果、テープカセット
1は第3図に示す第2の位置に装填され、磁気テープ9
に磁気ヘッド23が接触する。また、テープカセット1の
前面4に位置決め突出部40が接触し、第2の仮想直線37
の方向の位置決めが達成される。テープカセット1は2
つのカセット押えバネ67の下に入り込み、基板22上に保
持される。なお、キャリッジ42はローディングレバー44
に連結されているので、第2の仮想直線37に沿ってテー
プカセット1と共に移動する。
[リール軸移動及びイジェクト機構] この磁気テープ装置は、テープカセット1を第2図に示
す第1の位置から第3図に示す第2の位置に移動して
も、一対のリール軸29、30が自動的に上昇しない。この
ため、手動でリール軸29、30を上昇させてハブ10、11に
係合させなければならない。この動作のために、ケース
21の前面板33の外側に操作レバー68が設けられている。
操作レバー68は、イジェクト状態の時に第4図の第1の
角度位置にあり、カセット装填状態の時に第5図の第2
の角度位置にあり、リール軸29、30を上昇させた時に第
6図の第3の角度位置にある。
操作レバー68とテープ走行装置25の支持基板26との連結
機構は、第9図及び第11図に示すように回動軸69と、一
対のリンクアーム70と、一対のリンク用連結杆(連結
板)71と、スライダ72と、第12図〜第14図に示すように
アーム70に連結杆71を回動自在に連結するピン73と、連
結杆71をスライダ72に連結させるための一対のピン74
と、スライダ72を支持基板26に係合させるための3本の
ピン75とから成る。
操作レバー68が一端に固着されている回転軸69は、副基
板56に取り付けられた一対の軸受76に回転自在に支持さ
れ、第1の仮想直線35に平行に延びている。
リンクを構成するアーム70は回転軸69に固着され、この
先端部に連結用ピン73を有する。ピン73によってアーム
70に回動自在に連結された連結杆71は、第12図に示すよ
うに長孔77を有し、スライダ72に植設されたピン74が長
孔77に挿入されている。
スライダ72は、第9図に示すように基板22に対して直角
な一対の側面板部78、79と基板22に対して平行な連結板
部80とから成り、ピン74は側面板部78、79に固着され、
回転軸69と同一方向に延びている。
支持基板26も主基板22に平行な主面部81の他に主基板22
に直角な側面部82、83を有し、係合ピン75は一方の側面
部82に2本、他方の側面部83に1本設けられている。
スライダ72の側面板部78、79には傾斜部84とこれに連続
する上下の水平部85、86とを有する溝87が設けられてい
る。又、スライダ72は第9図に示すように、第2図で示
した第2の仮想直線37と平行に延びる長孔88をそれぞれ
有する一対のガイド部89を備えている。長孔88には基板
22に植設されたピン90が挿入されている。従って、スラ
イダ72は、第2図に示す第2の仮想直線37の方向のみに
移動自在である。なお、スライダ72のスライダを助ける
ためにバネ92が設けられ、スライダ72は第9図で右方向
に偏倚されている。
テープ走行装置25の支持基板26を主基板22に対して垂直
な方向のみ移動させるために主基板22に対して垂直に延
びる一対のピン92が設けられ、このピン92が支持基板26
の貫通孔93に挿通されている。
回転軸69をローディングレバー44に関係付けるために、
第11図に示すようにローディングレバー44下面から突出
するピン94が回転軸69から突出しているアーム95のピン
96に係合するように構成されている。
操作レバー68の第6図に示す第3の角度位置を安定的に
保つために、第15図に示すようにアーム70の先端のピン
73が当接するストッパ97が設けられ、且つピン73をスト
ッパ97に押し当てるための弾性突片98が設けられてい
る。ストッパ97及び弾性突片98は副基板56の一部を加工
することによって形成されている。弾性突片98は回転時
69を中心にした円弧状部分から成り、この先端とストッ
パ97との間でピン73を挟持するように形成されている。
ストッパ97の位置は、回転軸69の中心とピン74の中心と
を結ぶ直線をピン73の中心が下側から上側に向って僅か
に越えた位置以上に移動することを阻止するように設定
されている。
次に、リール軸移動及びイジェクト機構の動作を説明す
る。テープカセット1を第2図の第1の仮想直線35に沿
って第1の位置まで挿入し、その後、テープカセット1
が第3図に示す第2の位置に移動することによってロー
ディングレバー44が第8図に示すように時計方向に回動
すると、ローディングレバー44から下方に突出している
ピン94が第13図に示すようにアーム95のピン96を押圧
し、アーム95、回転軸69、及びアーム70を反時計方向に
僅かに回動させる。これにより、操作レバー68は第4図
の第1の角度位置から第5図の第2の角度位置まで回動
する。装填したテープカセット1を何らかの都合で第5
図の状態でイジェクトしたい時には、操作レバー68を反
時計方向に回動することにより、イジェクトが達成され
る。
第3図及び第5図に示すようにテープカセット1が第2
の位置(データ変換位置)に装填されたら、次に、操作
レバー68を時計方向に回動し、第6図に示す第3の角度
位置に移す。操作レバー68を回動すると、これに伴なっ
て回転軸69、リンク用アーム70が第14図に示すように反
時計方向に回動し、リンク用連結杆71は時計方向に回動
しつつ右方向に変位する。この結果、スライダ72のピン
74が連結杆71によって右方向に押圧され、スライダ74が
右方向に移動し、操作レバー68の回転運動(角度変位)
がスライダ72の直線運動に変換される。この結果、溝87
の水平部85からピン75が抜け出て、ピン75は溝87の傾斜
部84によって押圧される。傾斜部84は第13図で右下りに
形成されているので、ピン75が傾斜部84で押圧される
と、ピン75を上方向に押し上げる成分が与えられ、ピン
75に一体化されている支持基板26が垂直ガイドピン92に
ガイドされて上昇する。リンク用アーム70のピン73がス
トッパ97に当るまで操作レバー68を回すと、第14図に示
す如く溝87の上側の水平部86にピン75に入り込み、支持
基板26の上昇が停止する。また、第14図及び第15図に示
す状態では、弾性突片98の僅かな弾性変形に基づいてピ
ン73が弾性突片98先端でストッパ97の方向に押圧され、
安定的に保持される。なお、弾性突片98の先端はピン73
をここから容易に離脱させるように曲率を有する面に形
成されている。
支持基板26のピン75が第14図の高さに移動すると、支持
基板26に支持されているモータ27、28、リール軸29、3
0、ガイドピン31、32も上昇し、リール軸29、30は基板2
2に形成された貫通孔99を介してテープカセット1のハ
ブ10、11に係合し、ガイドピン31、32は基板22の貫通孔
100を介してテープカセットの貫通孔14、15に入り込
む。これにより、テープ9を走行させることが可能な状
態になる。
テープカセット1をイジェクトする時には、まず、操作
レバー68を第6図の第3の角度位置から第5図の第2の
角度位置まで反時計方向に回動する。これにより、リー
ル軸29、30を上昇させた時とは反対の動作でリール軸2
9、30及びガイドピン31、32がテープカセット1から抜
け出て元の位置まで降下する。即ち、リンク用アーム70
が時計方向に回動し、リンク用連結杆71が反時計方向に
回動する。この結果、スライダ72の移動が自在になり、
第9図に示す復帰バネ91の力によってスライダ72が第9
図で右方向、第14図で左方向に移動する。これにより、
溝87の傾斜部84によってピン75が押し下げられ、ピン75
及びこれに一体の支持基板26が第13図の位置に戻る。
操作レバー68を第5図に示す第2の角度位置から第4図
に示す第1の角度位置まで回すと、回転軸69に取り付け
られているアーム95のピン96がローディングレバー44の
ピン94を第13図で右方向(第8図で左方向)に押圧す
る。これにより、ローディングレバー44は第8図で反時
計方向に回動し、第7図の位置に戻る。ローディングレ
バー44が第7図の位置になると、カセット押圧用ピン43
が右方向に変位し、テープカセット1の左方向への押圧
を解除する。また、ローディングレバー44にカセット押
圧用ピン43を介して連結されているキャリッジ42もカセ
ット押圧用ピン43と共に右方向に変位し、第10図に示す
ようにここに設けられている立下り部101によってテー
プカセット1を第3図の第2の位置から第2図で破線で
示す第1の位置まで運ぶ。操作レバー68を第5図の第2
の角度位置から第4図の第1の角度位置に回動させる操
作に伴うローディングレバー44の第8図での反時計方向
の回動に追従して摺動板46が第8図で左方向に移動し、
テープカセット1が第2図の破線で示す第1の位置に戻
った時に、摺動板46のピン64が制御回動板48の孔63の直
線状部分66から抜け出る。これにより、制御回動板48の
ピン64による回動阻止が解除され、制御回動板48はバネ
62の力で時計方向に回動し、カセット係合部61によって
テープカセット1を第2図の実線の位置まで排出する。
摺動板46はバネ47によって第7図で右方向に偏倚されて
いるが、ピン64が制御回動板48の阻止面65に阻止される
ので、操作レバー68の操作を第4図の位置で解除しても
摺動板46が右方向に移動しない。
[ファイルプロテクト機構] テープカセット1のテープ9上の記録を誤って消去する
ことを防ぐために、テープカセット1のファイルプロテ
クト(誤消去防止)用爪102の有無を検出する機構が設
けられている。このファイルプロテクト機構は、テープ
カセット1の装填に連動して動作するように構成され、
カセット移動用の摺動板46の上に重ねて配置された第1
図に示すファイルプロテクト用摺動板103と、この摺動
板103にピン104に回動自在に係合されたリセット用回動
アーム105とホトカプラ110とから成る。
ファイルプロテクト用摺動板103は長孔106を有し、ここ
に固定のピン59a、59bが挿入され、第2図の第2の仮想
直線37の方向のみに移動する。摺動板103は全体として
L字型に形成され、長孔106を有して第2の仮想直線37
に平行に延びる部分103aと第1の仮想直線35に平行に延
びる部分103bとを有する。部分103bは第1図〜第3図に
おいてはリセットアーム105の下にほとんど隠れている
が、第11図には明示されている。部分103bはテープカセ
ット1のファイルプロテクト用爪102の有無を検出する
ためにテープカセット1の方向に突出する先端103cを有
する。
ファイルプロテクト制御アーム105は第11図に示すよう
に側面形状コ字状に形成され、基板22に植設された軸10
7に回動自在に支持されている。このアーム105の上側ア
ーム105aの一端はU字状切欠部を有して摺動板103のピ
ン104に係合し、下側アーム105bの端部はローディング
レバー44に植設されたピン108に係合している。なお、
摺動板103はバネ109によって第1図で左方向に偏倚され
ている。
次に、ファイルプロテクト機構の動作を説明する。テー
プカセット1が第3図に示すデータ変換位置(第2の位
置)に装填されると、ローディングレバー44が軸57を中
心に第7図で時計方向に回動するために、ここに植設さ
れているピン108が第8図に示すように左方向に変位す
る。これにより、アーム105の反時計方向の回動が可能
になる。アーム105による摺動板103の阻止が解除され、
摺動板103はバネ109の偏倚力で左方向に移動し、部分10
3bの先端103cが第3図に示すようにテープカセット1の
背面5の孔の中に入り込み、ファイルプロテクト用爪10
2の有無を検出する。爪102が有る場合には部分103bの先
端103cの入り込みが少なく、爪102が無い場合には部分1
03bの先端103cの入り込みが多くなる。この結果、爪102
の有無に対応してファイルプロテクト用摺動板103の位
置が変化し、摺動板103の左端に配置されたホトカプラ1
10との関係も変化し、爪102の有無に対応した出力を得
ることができる。
[磁気ヘッドの清掃] この磁気ディスク装置の磁気ヘッド23を清掃する場合に
は、実開昭61−174012号公報に開示されているものと同
一の清掃用カセットをテープカセット1の代りに磁気デ
ィスク装置に装填する。清掃用カセットは、テープカセ
ット1に類似の外形を有するが、テープカセット1のリ
ール軸挿入孔12、13に相当する孔を有さない。清掃用カ
セットをテープカセット1と同様に装填すると、操作レ
バー68は第5図に示す第2の角度位置まで回動する。清
掃用カセットの装填時においても、テープカセット1の
装填時と同様に、リール軸29、30及びガイドピン31、32
が自動的に上昇しない。従って、リール軸29、30の先端
が清掃用カセットに衝突して損傷するという問題が発生
しない。磁気ヘッド23の両側にガイドピン31、32が突出
しないので、これに邪魔されることなく、クリーニング
棒で磁気ヘッド23のギャップ面を清掃することができ
る。なお、清掃用カセットにはクリーニング棒を磁気ヘ
ッド23に案内する通路が設けられている。磁気ヘッド清
掃終了後は、操作レバー68を第5図の第2の角度位置か
ら第4図の第1の角度位置に戻す。これにより、テープ
カセット1の場合と同様に清掃用カセットがイジェクト
される。
本実施例の磁気テープ装置は次の利点を有する。
(1) 第1の位置(カセット挿入位置)から第2の位
置(データ変換位置)までのテープカセット1の移動い
完了に応答してリール軸29、30が自動的に上昇しないよ
うに構成されているので、清掃用テープカセットを装填
した時にもリール軸29、30が自動的に上昇せず、リール
軸29、30の損傷が発生しない。
(2) テープカセット1の第1の位置から第2の位置
への移動完了に応じてリール軸29、30を自動的に上昇さ
せる必要がないので、リール軸29、30の昇降機構の構成
を簡略化することができる。また、従来装置ではバネの
力でリール軸を上昇させるように構成したので、リール
軸を下げてテープカセットをイジェクトするために大き
な操作力が必要であったが、本実施例によればこの操作
力が小さくなる。
(3) イジェクト操作釦を押し釦型とせずに操作レバ
ー68で構成したので、前面板33からの操作部の突出量を
少なくすることができるのみでなく、小さな操作力でイ
ジェクト、及びリール軸29、30等の昇降を行うことがで
きる。
(4) リール軸29、30の昇降及びテープカセット1の
イジェクトを単一の操作レバー68で行うように構成され
ているので、操作が容易であるのみでなく、操作部分を
簡略化することができる。また、リール軸29、30の昇降
とテープカセット1のイジェクトとの相互間のタイミン
グ調整が不要になる。
(5) 操作部材が角度位置が変化する操作レバー68で
構成されているので、操作レバー68の角度位置によって
操作状態を明白に知ることができる。
(6) 操作レバー68がテープカセット1の挿入用開口
34を横切るように回動するので、テープカセット1の不
完全挿入状態の時には、テープカセット1に操作レバー
68が当って回動不可能になる。従って、テープカセット
1の不完全挿入状態でのリール軸29、30の上昇を防ぐこ
とができる。またテープカセット1の不完全挿入を容易
に知ることができる。
(7) 単一のローディングレバー44に、カセット押圧
用ピン43、ファイルプロテクト機構制御用のピン108、
回転軸69に関連付けるためのピン94を設けたので、複数
の機構を簡略な構成で関連付けることができる。
(8) ファイルプロテクト用摺動板103をローディン
グ用摺動板46に重ね合せて配置したので、ガイドピン59
a、59bを共用できるのでなく、スペースの有効利用も達
成されている。
(9) カセット押圧用ピン43に逆円錘台状の押圧部分
43aを設け、ここでテープカセット1の表面2又は裏面
3と背面5と境界部を押圧するので、テープカセット1
を基板22に押し付ける方向の力の成分が得られ、テープ
カセット1を安定性良く保持することができる。
(10) キャリッジ42の端部に溝52を有する突出部51を
設け、ここにピン53を挿入してキャリッジ42を直線的に
ガイドするように構成したので、ガイド部分の構成の単
純化及び小型化が達成されている。
(11) 第14図及び第15図に示すように、回転軸69の中
心とスライダ72のピン74の中心とを結ぶ直線をピン73の
中心が少し越す位置までアーム70を回動させた位置にス
トッパ97が設けられているので、第9図に示すバネ91の
力がピン73をストッパ97に押し当てる方向に作用し、ア
ーム70及びこれに関連する各部の位置を安定的に保持す
ることができる。
(12) 第15図に示すように弾性突片98を設けたので、
この先端とストッパ97との間にピン73が入り込み、ピン
73が安定的に保持されると共に、操作レバー68の操作完
了を手の感触と音とで確実に知ることができる。
(13) 支持基板26の上にリールモータ27、28、リール
軸29、30、及びガイドピン31、32を載せてテープ走行装
置25を一体に構成し、これ等の全部を同様に昇降するよ
うに構成したので、テープ走行装置25の構成を簡単にす
ることができる。
[変形例] 本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば
次の変形が可能なものである。
(1) キャプスタンとピンチローラとを有して磁気テ
ープ9を走行させる方式にも適用可能である。
(2) 操作レバー68の突出量を少なくするために、前
面板33の凹部を設け、ここに操作レバー68の一部又は全
部を埋め込むようにしてもよい。
(3) キャリッジ42をテープカセット1を収容する箱
型に形成してもよい。又、キャリッジ42をテープカセッ
ト1の下側に配置するように構成することもできる。
[発明の効果] 上述から明らかなように、各請求項の発明によれば、操
作部材の操作によってリール軸をテープカセットのハブ
に係合させるようにしたので、リール軸の移動機構を簡
略化することができると共に、清掃用カセットを挿入し
た時のリール軸の移動動作の発生を防ぐことができる。
従って、リール軸が清掃用カセットに衝突して損傷する
ことが発生しない。また、操作部材が第1の操作位置を
基準にして第2及び第3の操作位置をとることができる
ので、リール軸の移動とテープカセットの移動とを容易
に区別して操作することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例の磁気テープ装置の主要部を
示す平面図、 第2図は第1図の磁気テープ装置からキャリッジを取り
除き、テープカセットの挿入を開始する状態を示す平面
図、 第3図は磁気テープ装置にテープカセットを装填した状
態を示す平面図、 第4図は第2図の状態の磁気テープ装置の正面図、 第5図は第3図の状態の磁気テープ装置の正面図、 第6図はリール軸を上昇させた後の磁気テープ装置の正
面図、 第7図は第2図からテープカセット、ファイルプロテク
タ機構を取り除き、且つ基板を一部切欠した状態を示す
平面図、 第8図は第3図からテープカセット、ファイルプロテク
タ機構を取り除き、且つ基板を一部切欠した状態を示す
平面図、 第9図は第1図の磁気テープ装置から基板及びこの上の
部分を取り外し、基板下側のテープ走行装置及びこの昇
降機構を示す平面図、 第10図は第1図のX−X線の一部を示す断面図、 第11図は第1図のXI−XI線の一部を示す断面図、 第12図は第9図のXII−XII線からテープ走行装置の昇降
機構部分を見たカセット装填前の状態を示す背面図、 第13図は第12図と同じ部分をカセット装填完了の状態で
示す背面図、 第14図は第12図と同じ部分をリール軸を上昇させた状態
で示す背面図、 第15図は第9図のXV−XV線の一部を示す断面図、 第16図はテープカセットの平面図、 第17図はテープカセットの正面図である。 1……テープカセット、9……磁気テープ、10,11……
ハブ、21……ケース、22……基板、23……磁気ヘッド、
25……テープ走行装置、26……支持基板、27,28……リ
ールモータ、29,30……リール軸、31,32……ガイドピ
ン、33……前面板、34……カセット着脱用開口、35……
第1の仮想直線、37……第2の仮想直線、42……キャリ
ッジ、43……カセット押圧用ピン、44……ローディング
レバー、46……摺動板、47……ローディング用コイルバ
ネ、48……制御回動板、56……副基板、68……操作レバ
ー、69……回転軸、70……アーム、71……連結杆、72…
…スライダ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープとこのテープが巻回された一対
    のハブと前記テープ及び前記一対のハブを収容するカセ
    ットハーフとから成り、前記カセットハーフは一対の主
    面と前記磁気テープを露出させるためのヘッド挿入用開
    口を有する前面と前記前面に対向する背面と一対の側面
    とを備えている磁気テープカセットを使用して信号を変
    換するカセット型磁気テープ装置において、 前記テープカセットが1つの平面上の第1の位置と第2
    の位置とをとることができるように構成され、且つ前記
    平面上にテープカセット着脱用開口を有しており、且つ
    前記第1の位置の中心は前記平面上の互いに直交する第
    1及び第2の仮想直線の交点上に設定され、且つ前記第
    2の位置の中心は前記交点から少し離れた前記第2の仮
    想直線上に設定され、且つ前記テープカセット着脱用開
    口は前記第1の仮想直線上に設定されているケースと、 前記テープカセットが前記第2の位置に置かれた時に前
    記ヘッド挿入用開口を通して前記磁気テープに接触する
    ように前記ケースに取り付けられた信号変換用磁気ヘッ
    ドと、 前記テープカセット着脱用開口を通して前記第1の仮想
    直線に沿って前記第1の位置まで挿入された前記テープ
    カセットを前記第1の位置から前記第2の位置まで移動
    し、且つ前記第2の位置の前記テープカセットを前記第
    1の位置まで移動した後に前記テープカセット着脱用開
    口の外に前記テープカセットの少なくとも一部を排出す
    るためのカセット移動機構と、 前記第2の位置に置かれた前記テープカセットの前記ハ
    ブに係合させるための一対のリール軸を含むテープ走行
    装置と、 前記リール軸をハブ離間位置から前記第2の位置に置か
    れた前記テープカセットの前記ハブに係合させるハブ係
    合位置まで移動させると共に、前記ハブ係合位置から前
    記ハブ離間位置まで移動させるためのリール軸移動機構
    と、 第1、第2及び第3の操作位置をとることができるよう
    に形成され、前記テープカセットの前記第1の位置への
    挿入に応じて前記カセット移動機構が前記テープカセッ
    トを前記第1の位置から前記第2の位置まで移動させた
    ことに基づいて前記第2の操作位置になるように前記カ
    セット移動機構に関係付けられており、且つ前記第2の
    操作位置から前記第3の操作位置まで移動させることに
    よって前記リール軸を前記ハブ離間位置から前記ハブ係
    合位置まで移動させ、また前記第3の操作位置から前記
    第2の操作位置まで移動させることによって前記リール
    軸を前記ハブ係合位置から前記ハブ離間位置に移動させ
    ることができるように前記リール軸移動機構に関係付け
    られ、且つ前記第2の操作位置から前記第1の操作位置
    まで移動することによって前記第2の位置の前記テープ
    カセットを前記テープカセット着脱用開口から少なくと
    も一部が排出される位置まで移動させるように前記カセ
    ット移動機構に関係付けられている単一の操作部材と を備えていることを特徴とするカセット型磁気テープ装
    置。
  2. 【請求項2】磁気テープとこのテープが巻回された一対
    のハブと前記テープ及び前記一対のハブを収容するカセ
    ットハーフとから成り、前記カセットハーフは一対の主
    面と前記磁気テープを露出させるためのヘッド挿入用開
    口を有する前面と前記前面に対向する背面と一対の側面
    とを備えている磁気テープカセットを使用して信号を変
    換するカセット型磁気テープ装置において、 前記テープカセットが1つの平面上の第1の位置と第2
    の位置とをとることができるように構成され、且つ前記
    平面上にテープカセット着脱用開口を有しており、且つ
    前記第1の位置の中心は前記平面上の互いに直交する第
    1及び第2の仮想直線の交点上に設定され、且つ前記第
    2の位置の中心は前記交点から少し離れた前記第2の仮
    想直線上に設定され、且つ前記テープカセット着脱用開
    口は前記第1の仮想直線上に設定されているケースと、 前記テープカセットが前記第2の位置に置かれた時に前
    記ヘッド挿入用開口を通して前記磁気テープに接触する
    ように前記ケースに取り付けられた信号変換用磁気ヘッ
    ドと、 前記テープカセット着脱用開口を通して前記第1の仮想
    直線に沿って前記第1の位置まで挿入された前記テープ
    カセットを前記第1の位置から前記第2の位置まで移動
    し、且つ前記第2の位置の前記テープカセットを前記第
    1の位置まで移動した後に前記テープカセット着脱用開
    口の外に前記テープカセットの少なくとも一部を排出す
    るためのカセット移動機構と、 前記第2の位置に置かれた前記テープカセットの前記ハ
    ブに係合させるための一対のリール軸を含むテープ走行
    装置と、 前記リール軸をハブ離間位置から前記第2の位置に置か
    れた前記テープカセットの前記ハブに係合させるハブ係
    合位置まで移動させると共に、前記ハブ係合位置から前
    記ハブ離間位置まで移動させるためのリール軸移動機構
    と、 第1、第2及び第3の操作位置をとることができるよう
    に形成され、前記第1の操作位置から前記第2の操作位
    置まで移動させることによって前記テープカセットを前
    記第1の位置から前記第2の位置まで移動させることが
    できるように前記カセット移動機構に関係付けられてお
    り、且つ前記第2の操作位置から前記第3の操作位置ま
    で移動させることによって前記リール軸を前記ハブ離間
    位置から前記ハブ係合位置まで移動させ、また前記第3
    の操作位置から前記第2の操作位置まで移動させること
    によって前記リール軸を前記ハブ係合位置から前記ハブ
    離間位置に移動させることができるように前記リール軸
    移動機構に関係付けられ、且つ前記第2の操作位置から
    前記第1の操作位置まで移動することによって前記第2
    の位置の前記テープカセットを前記テープカセット着脱
    用開口から少なくとも一部が排出される位置まで移動さ
    せるように前記カセット移動機構に関係付けられている
    単一の操作部材と を備えていることを特徴とするカセット型磁気テープ装
    置。
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