JP2560192Y2 - 自動二輪車のスイングアーム - Google Patents

自動二輪車のスイングアーム

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JP2560192Y2
JP2560192Y2 JP1992007262U JP726292U JP2560192Y2 JP 2560192 Y2 JP2560192 Y2 JP 2560192Y2 JP 1992007262 U JP1992007262 U JP 1992007262U JP 726292 U JP726292 U JP 726292U JP 2560192 Y2 JP2560192 Y2 JP 2560192Y2
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JP
Japan
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bridge piece
welded
swing arm
right fork
fork tubes
Prior art date
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JP1992007262U
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English (en)
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JPH0560997U (ja
Inventor
浩二 石原
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、後輪を懸架する自動
二輪車のスイングアームに関する。
【０００２】
【従来の技術】自動二輪車では、後輪を懸架するスイン
グアームを、軽合金のパイプ材を用いて軽量に作るよう
にしている。例えば、図４及び図５に示すように、左右
のホークチューブＡの前端に、フレームに軸着する軸筒
Ｂを溶着し、図５に示すように２つの縦リブを並列に設
けた引抜材を所望の長さに切断したブリッジ片Ｃを設け
て、前後の中央部を円弧状に切欠き、ブリッジ片Ｃの両
側を左右のホークチューブＡの前部内側面に合せて溶着
するようにしている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ブリッジ片Ｃは、左右
のホークチューブＡの捩れを防ぐ強度が必要である。そ
して、ブリッジ片Ｃを左右のホークチューブＡに溶着す
る端部Ｄに応力集中が発生する不都合がある。
【０００４】かかる点に鑑み、この考案は、ブリッジ片
が、断面長円形で、ホークチューブに溶着する端面の両
端が、上下に連続していて、応力集中を少くできて剛性
を高くできる自動二輪車のスイングアームを得ることを
目的とする。
【０００５】上記目的を達成するために、この考案は、
断面角形のパイプ材からなる左右ホークチューブが平坦
面同士を対向させた状態でかつ両内側面にそれらを繋ぐ
ようにブリッジ片両端部分を溶着したスイングアームで
あって、内側に二つの縦リブを設けかつ長軸が前後方向
に沿う外形断面が長円形の引き抜きパイプ材を切断して
ブリッジ片に形成し、該ブリッジ片の前後中央部に、上
記縦リブにかからない範囲であって両端部分を残して円
弧状切り欠き部を設け、ブリッジ片の両端部分の外側に
左右ホークチューブの前部内側面を合わせて溶着したこ
とを特徴とする自動二輪車のスイングアームの構成を有
する。
【０００６】ブリッジ片の両側のホークチューブ内側面
に溶着する前後の端部は、ブリッジ片にかからない範囲
であって両端部分を残して円弧状切り欠き部を設けるの
で、上面と下面が円弧状に連続しており、したがって、
突出開放した端部がなく、応力集中を防ぐことができ
る。
【０００７】
【実施例】以下、本考案の実施例を図１乃至図３によっ
て説明する。ブリッジ片１は、内側に二つの縦リブ２を
設けて、断面長円形の軽合金の引抜き又は押出しパイプ
材を、所望の長さに切断したもので、前後の中央部分
に、縦リブ２にかからない範囲で、円弧状切欠き部３を
設ける。左右のホークチューブ４は、断面長四角形の軽
合金パイプ材でできていて、ブリッジ片１の両側に左右
のホークチューブ４の前部内側面を合せて全周溶着す
る。
【０００８】左右のホークチューブ４の前端には、フレ
ームに揺動可能に軸着する軸筒５を溶着する。又、左右
のホークチューブ４の後端には、車軸金具６を溶着し、
車軸金具６に後輪７を回転自在に支承する車軸を横に通
して両端を締着する。
【０００９】ブリッジ片１の両側のホークチューブ４に
合せて溶着する面は、前後の上下面が、湾曲して連続し
ているので、全周をホークチューブ４に溶着でき、応力
集中する個所をなくすることができる。これによってス
イングアームの剛性が高くなる。
【００１０】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、ブリッジ片は内側に縦リブを有する外形断面が長円
形の引き抜き材であって、ブリッジ片の両側のホークチ
ューブ内側面に溶着する前後の端部は、ブリッジ片にか
からない範囲であって両端部分を残して円弧状切り欠き
部を設けるので、両端部分の上面と下面が円弧状に連続
しており、したがって、突出開放した端部がなく、応力
集中箇所を防ぐことができ剛性を高くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の実施例を示す平面図である。
【図２】本考案の実施例を示す要部の斜視図である。
【図３】本考案の実施例を示すブリッジ片の横断面図で
ある。
【図４】従来例を示す部分斜視図である。
【図５】従来例のブリッジ片の横断面図である。
【符号の説明】
１ ブリッジ片 ２ 縦リブ ３ 円弧状切欠き部 ４ ホークチューブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 断面角形のパイプ材からなる左右ホーク
    チューブが平坦面同士を対向させた状態でかつ両内側面
    にそれらを繋ぐようにブリッジ片両端部分を溶着したス
    イングアームであって、 内側に二つの縦リブを設けかつ長軸が前後方向に沿う外
    形断面が長円形の引き抜きパイプ材を切断してブリッジ
    片に形成し、 該ブリッジ片の前後中央部に、上記縦リブにかからない
    範囲であって両端部分を残して円弧状切り欠き部を設
    け、 ブリッジ片の両端部分の外側に左右ホークチューブの前
    部内側面を合わせて溶着したことを特徴とする自動二輪
    車のスイングアーム。
JP1992007262U 1992-01-27 1992-01-27 自動二輪車のスイングアーム Expired - Lifetime JP2560192Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61129385A (ja) * 1984-11-26 1986-06-17 川崎重工業株式会社 自動二輪車のスイングア−ム
JP2768942B2 (ja) * 1987-11-10 1998-06-25 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車のリヤアーム

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