JP2560097Y2 - 衣類用収納袋 - Google Patents

衣類用収納袋

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JP2560097Y2
JP2560097Y2 JP1990104187U JP10418790U JP2560097Y2 JP 2560097 Y2 JP2560097 Y2 JP 2560097Y2 JP 1990104187 U JP1990104187 U JP 1990104187U JP 10418790 U JP10418790 U JP 10418790U JP 2560097 Y2 JP2560097 Y2 JP 2560097Y2
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hook
bag
opening
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JP1990104187U
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Inventor
美和子 岸田
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トーケン商事株式会社
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、衣類を形崩れしない状態で収容する衣類
用収納袋に関するものである。
従来の技術 ブラウス、スーツ、パンツ、スカート、着物などの衣
類を携帯したり保管したりするときには、それら衣類を
保護するための収納袋が必要となる。この場合、衣類が
収納できれば最小限の目的は達せられるのであるが、収
納のしやすさ、収納された衣類の形崩れ防止、持ち運び
の容易さ、他の機能との組み合わせなどを考慮し、種々
の提案がなされている。
そのような提案として、たとえば、 袋の素材を十字形にするもの(実開昭61−125978号公
報)、 袋の素材として不織布を用いそれに柿シブを含浸させ
るもの(実開昭62−134475公報)、 密封構造の袋内にハンガーを付設するもの(実開昭62
−159378号公報)、 袋の開口部周辺にホットメルト層を形成するもの(実
開昭63−28687号公報、実開昭63−32146号公報)、 折り畳み式としたもの(実開昭63−82784号公報、実
開平1−63421号公報)、 袋内部に脱酸素剤を内封するもの(実開昭63−102683
号公報)、 袋内部に下端部を折り曲げた台紙を挿入するもの(実
開昭63−180572号公報)、 袋側腹部に手を入れる穴を開けたもの(実開平1−82
149号公報)、 プラスチックチューブを利用したもの(実開平1−13
2537号公報) などがある。
考案が解決しようとする課題 しかしながら上記いずれの袋にあっても、その製作に
はかなりの手間を要する上、衣類用の収納袋としては過
大装備の割にはそれによってもたらされる効果が充分で
はない。
すなわち、衣類用の収納袋の使用目的は、長期間保管
というよりも、購入時の持ち帰り、旅行時の携帯、長期
保管する前の一時的な仮保管が多く、そのためには袋へ
の出入操作が簡単であること、袋そのものの構成もシン
プルであること、さらには袋の中にエアーが封入されて
袋自体が膨らんだ状態になるとかさばって取り扱いが不
便になるので、エアー抜きが行いやすいことが要求され
るところ、従来の衣類用収納袋はこれらの要求に必ずし
も応えるものではなかった。
本考案は、そのような観点にたって案出されたもので
あり、その構成は極めてシンプルではあるが収納しやす
く、収納時のエアーの追い出しも円滑にでき、しかも収
容された衣類の形崩れを確実に防止することのできる衣
類用収納袋を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本考案の衣類用収納袋は、布または不織布に対し耐水
性樹脂によるコーティング処理層ないしラミネート層を
袋外面側となるように設けた防水ウエブで構成した袋で
あって、長さLの開口部(2)を有する平面視で矩形状
の柔軟な袋本体(1)の開口部(2)近くの内面両側
に、開口辺に沿って長さLaのテープ状の雌雄の面ファス
ナー(3)を相対向して設けると共に、前記開口部
(2)の両端側は面ファスナー(3)の付設されていな
い長さLb,Lcの面ファスナー非設置部(2a),(2a)と
し、かつLを100とするとき、Laを40〜90、Lb+Lcを10
〜60とし、さらにLbとLcを実質的に同程度の長さに設定
したことを特徴とするものである。
以下本考案を詳細に説明する。
袋本体(1)は、ウエブで作成され、その平面視は矩
形を呈している。袋の形成は、所定の大きさに裁断した
2枚のウエブを重ね合わせ、開口部(2)となる一縁部
を残して他の縁部を縫製する方法、縦長に裁断した1枚
の布を二つ折りにして両側縁を縫製する方法、ヒートシ
ール可能な場合には縫製に代えてヒートシールを採用す
る方法をはじめ、種々の方法が採用される。
ウエブとしては、天然繊維や合成繊維で作られた布や
不織布に対し、耐水性樹脂によるコーティング処理層な
いしラミネート層を袋外面側となるように設けた柔軟な
防水ウエブが用いられる。木綿布等の天然繊維製の布あ
るいはその外面側を耐水性樹脂層でコーティングしたり
ラミネートした防水布は好ましいものの一つである。不
織布に耐水性樹脂フィルムをラミネートした透視性を有
するウエブも好ましいものの一つである。
開口部(2)の内面には、その縁部に平行に相対向さ
せて雌雄の面ファスナー(3)を設ける。
面ファスナー(3)は、基材の表面に係止片が植設さ
れた接合部材であって、2条で1対が構成され、通常そ
の一方は釣針形の係止片が多数植設され、他方は円弧状
の係止片が多数植設されている。それら係止片の植設さ
れた面が互いに接触すると、釣針が円弧に引っ掛かるよ
うにして両者は固定される。この面ファスナー(3)
は、金属部材を含まずかつ可撓性に富んでいることか
ら、柔軟な袋本体(1)への適用に好都合である。
面ファスナー(3)の開口部(2)への設置は縫製な
どにより行う。
本考案においては、面ファスナー(3)の付設位置が
重要である。すなわち、開口部(2)の両端部には面フ
ァスナー(3)が取り付けられていない面ファスナー非
設置部(2a),(2a)を形成するように留意する。
この場合、開口部(2)の長さをL、面ファスナー
(3)の長さをLa、面ファスナー非設置部(2a),(2
a)の長さをそれぞれLb,Lcとし、Lを100とするとき、L
aを40〜90(好ましくは60〜80)、Lb+Lcを10〜60(好
ましくは20〜40)とし、さらにLbとLcを実質的に同じ長
さに設定する。
こうすることにより、袋本体(1)内に衣類(B)を
収納して面ファスナー(3)により開口部(2)を閉止
したとき、衣類(B)の確実な収納が図られると同時
に、上から軽く叩くか押さえるだけで、袋本体(1)内
のエアーが円滑に除かれる。
袋本体(1)の大きさは、ブラウスやワイシャツなど
の軽装品を対象とした場合を一例にとると、たとえば縦
40cm程度、横33cm程度とし、そのときの面ファスナー
(3)の長さは開口部から13cm〜30cmの範囲にわたって
設置すると具合がよい。衣類(B)は適宜折り畳み、縦
に収納する。衣類(B)が和服やコートである場合を例
にとると、上記よりも大きめの袋本体(1)が用いら
れ、袋本体(1)の寸法は、たとえば縦42cm程度、横57
cm程度とし、そのときの面ファスナー(3)の長さは開
口部から22cm〜51cmの範囲にわたって設置すると具合が
よい。この衣類(B)は折り畳んで横にして収納する。
本考案の衣類用収納袋に収容する衣類としては、ブラ
ウス、スーツ、パンツ、スカート、ドレス、礼服、コー
ト、セーター、下着、スカーフ、パジャマ、ネグリジ
ェ、スポーツウエア、和服、ワイシャツ、ネクタイをは
じめ、種々の衣類があげられる。
作用 衣類(B)を収納するに際しては、まず、衣類(B)
を形揃えするか所定の大きさに折り畳み、袋本体(1)
の開口部(2)より内部に挿入する。その後、面ファス
ナー(3)の雌雄のうちの一方と他方とを互いに当接さ
せると、それらは互いに接合して開口部(2)を閉止す
る。
開口部(2)の両端部は、面ファスナー(3)の付設
されていない面ファスナー非設置部(2a),(2a)を形
成しているので、衣類(B)収納の目的が確実に達せら
れる。
また、面ファスナー非設置部(2a),(2a)により、
袋本体(1)のエアーはこれを容易に押し出すことがで
きる。
袋からの衣類(B)の取り出しもワンタッチででき
る。
実施例 以下実施例をあげて本考案をさらに説明する。
実施例1 第1図は本考案の衣類用収納袋の斜視図であり、第3
図はその展開図である。
第2図は、衣類(B)の収納した状態の本考案の衣類
用収納袋の斜視図である。
(1)は袋本体であり、ウエブとしては厚手平織りの
木綿布の表面に防水処理を施してあるものを用いた。こ
の素材を第3図の展開図に示すように縦長に裁断して袋
本体(1)とした。
その表面側(防水処理を施してある側)の両遊端側に
巾方向に面ファスナー(3)を付設した。面ファスナー
(3)の一方は釣針状の係止片が付設された面ファスナ
ーであり、他方は円弧状の係止片が付設された面ファス
ナーである。それらの袋本体(1)への付設は縫製によ
って行った。この場合、面ファスナー(3)の長さは袋
本体(1)の巾より短くし、袋本体(1)が仕上がった
とき、面ファスナー(3)の付設のない面ファスナー非
設置部(2a),(2a)を形成するようにした。
その後、ウエブの中央部(一点鎖線により表示)を手
前に、遊端部分の面ファスナーが付設されている位置よ
り若干内側(二点鎖線により表示)を向う側に折り曲げ
て重ね合わせ、面ファスナー(3)の付設されていない
両側部を縫製した。
図中(4)はミシン目である。この場合、縫製されて
いない部分が開口部(2)を形成する。
これを裏返すことによって袋本体(1)が得られた。
袋本体(1)の寸法は、この実施例の場合ブラウス用
を対象としたので、縦40.5cm、横33cmの小型のものとし
た。また、面ファスナー(3)の長さは23cmとした。従
って、ファスナー非設置部(2a),(2a)の長さはそれ
ぞれ5cmとなる。
このようにして作られた衣類用収納袋に衣類(B)を
収納してから、面ファスナー(3)により開口部(2)
を閉止した。
この場合、面ファスナー非設置部(2a),(2a)の長
さは上記の通り各5cmが確保されているので、面ファス
ナー(3)同士の多少のずれにも対応して手早く確実に
衣類(B)収納の目的が達せられる。
また、面ファスナー(3)による閉止後も、面ファス
ナー非設置部(2a),(2a)を通して袋本体(1)内の
エアーは容易に押し出すことができる。
実施例2 ウエブとして、不織布にポリウレタンフィルムをラミ
ネートしたものを用いたほかは実施例1を繰り返した。
このようにして得た袋本体(1)は透視性を有するた
め、中に収容した衣類(B)を確認することができた。
考案の効果 本考案は、袋本体(1)の開口部(2)の両端部には
面ファスナー(3)を付設しないで面ファスナー非設置
部(2a),(2a)を形成させ、該面ファスナー非設置部
(2a),(2a)に挟まれた部分にのみ面ファスナー
(3)を付設するというシンプルな構成であることか
ら、煩雑な工程は必要とせず、生産性良く製造を行うこ
とができる。
また、製作は容易でありながら、面ファスナー(3)
によって確実に衣類(B)を収納でき、しかもエアーの
追い出しが極めて簡単にできる。
さらに、衣類(B)の取り出しも容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の衣類用収納袋の斜視図であり、第3図
はその展開図である。 第2図は、上記袋に衣類(B)を収納した状態を示す斜
視図である。 (1)…袋本体、(2)…開口部、(2a)…面ファスナ
ー非設置部、(3)…面ファスナー、(4)…ミシン
目、(B)…衣類

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】布または不織布に対し耐水性樹脂によるコ
    ーティング処理層ないしラミネート層を袋外面側となる
    ように設けた防水ウエブで構成した袋であって、長さL
    の開口部(2)を有する平面視で矩形状の柔軟な袋本体
    (1)の開口部(2)近くの内面両側に、開口辺に沿っ
    て長さLaのテープ状の雌雄の面ファスナー(3)を相対
    向して設けると共に、前記開口部(2)の両端側は面フ
    ァスナー(3)の付設されていない長さLb,Lcの面ファ
    スナー非設置部(2a),(2a)とし、かつLを100とす
    るとき、Laを40〜90、Lb+Lcを10〜60とし、さらにLbと
    Lcを実質的に同程度の長さに設定したことを特徴とする
    衣類用収納袋。
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JPH0459774U JPH0459774U (ja) 1992-05-22
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4554270B2 (ja) * 2004-05-14 2010-09-29 クラレファスニング株式会社 水切り機能を有する包装袋及び包装体
JP6445304B2 (ja) * 2014-10-29 2018-12-26 株式会社タキガワ・コーポレーション・ジャパン チャック付き包装袋

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JPS6449170U (ja) * 1987-09-21 1989-03-27
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