JP2559982Y2 - ハイルーフ車用ルーフラック - Google Patents
ハイルーフ車用ルーフラックInfo
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- JP2559982Y2 JP2559982Y2 JP1990129297U JP12929790U JP2559982Y2 JP 2559982 Y2 JP2559982 Y2 JP 2559982Y2 JP 1990129297 U JP1990129297 U JP 1990129297U JP 12929790 U JP12929790 U JP 12929790U JP 2559982 Y2 JP2559982 Y2 JP 2559982Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- back door
- side guide
- guide rail
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はワンボックスカー等のハイルーフ車用ルーフ
ラックに関するものである。
ラックに関するものである。
〔従来技術〕 従来のワンボックスカー等のハイルーフ車用ルーフラ
ックとしては例えば第16図に示すようなものがある(実
開昭63-101251号公報参照)。
ックとしては例えば第16図に示すようなものがある(実
開昭63-101251号公報参照)。
すなわち、この図において、1はワンボックスカー、
2はそのルーフ、3はこのルーフ2に装着されたスキー
4を取り付けるためのルーフラックとしてのスキーキャ
リアである。
2はそのルーフ、3はこのルーフ2に装着されたスキー
4を取り付けるためのルーフラックとしてのスキーキャ
リアである。
しかしながら、このような従来のワンボックスカー用
ルーフラックにあっては、スキーキャリア3の装着位置
が高いため、女性又は子供がスキー4をキャリア3に着
脱するには非常に困難であるばかりでなく、スキー4が
スキーキャリア3から取り外し易く盗まれる可能性があ
るという課題があった。
ルーフラックにあっては、スキーキャリア3の装着位置
が高いため、女性又は子供がスキー4をキャリア3に着
脱するには非常に困難であるばかりでなく、スキー4が
スキーキャリア3から取り外し易く盗まれる可能性があ
るという課題があった。
本考案はこのような従来の課題に着目してなされたも
ので、物品の着脱が容易であり、かつ防盗性の秀れたワ
ンボックスカー用ルーフラックを提供することを目的と
する。
ので、物品の着脱が容易であり、かつ防盗性の秀れたワ
ンボックスカー用ルーフラックを提供することを目的と
する。
かかる目的を達成するため、本考案はハイルーフ車の
ルーフに取り付けられ断面チャンネル状のレール部材か
ら成るルーフ側ガイドレールと、ガスステイにより開動
助成力が与えられたバックドアに取り付けられ該バック
ドアが全開し水平状態に保持されたとき端部が前記ルー
フ側ガイドレールの端部に突き合う断面チャンネル状の
レール部材から成るバックドア側ガイドレールと、ベー
スフレームとこのベースフレームにヒンジを介して開閉
自在に連結され該ベースフレームとで長尺扁平状物品を
挟持する押さえフレームとにより形成され、前記ルーフ
側ガイドレールおよびバックドア側ガイドレールに案内
されて該ルーフとバックドアとの間を移動可能な物品取
付用フレームと、を備えてなり、前記ルーフ側ガイドレ
ールにおけるレール部材の端部にバックドアを全開し水
平状態に保持したときレール部材の内部側にのみ開く一
方向蓋が設けられる一方、前記物品取付用フレームにお
ける押さえフレームの開放端にレール部材に係合するロ
ーラが軸支され、前記バックドア側ガイドレールのレー
ル部材に前記押さえフレームのローラーが位置したとき
のみ該押さえフレームが開成可能となる切欠部を形成し
たものである。
ルーフに取り付けられ断面チャンネル状のレール部材か
ら成るルーフ側ガイドレールと、ガスステイにより開動
助成力が与えられたバックドアに取り付けられ該バック
ドアが全開し水平状態に保持されたとき端部が前記ルー
フ側ガイドレールの端部に突き合う断面チャンネル状の
レール部材から成るバックドア側ガイドレールと、ベー
スフレームとこのベースフレームにヒンジを介して開閉
自在に連結され該ベースフレームとで長尺扁平状物品を
挟持する押さえフレームとにより形成され、前記ルーフ
側ガイドレールおよびバックドア側ガイドレールに案内
されて該ルーフとバックドアとの間を移動可能な物品取
付用フレームと、を備えてなり、前記ルーフ側ガイドレ
ールにおけるレール部材の端部にバックドアを全開し水
平状態に保持したときレール部材の内部側にのみ開く一
方向蓋が設けられる一方、前記物品取付用フレームにお
ける押さえフレームの開放端にレール部材に係合するロ
ーラが軸支され、前記バックドア側ガイドレールのレー
ル部材に前記押さえフレームのローラーが位置したとき
のみ該押さえフレームが開成可能となる切欠部を形成し
たものである。
長尺扁平状物品をルーフ上に取り付ける場合には物品
取付フレームをその開放端に有するローラーが切欠部に
対応する位置に持来した状態で、その押さえフレームを
開く。この状態でベースフレームの物品取付部に長尺扁
平状物品を押し付けながら、押さえフレームを閉じる。
かくして物品はベースフレームと押さえフレームとで挟
持される。次にこの状態でバックドアをステイの助成力
により全開状態に保持する。その後物品の取り付いた物
品取付フレームを前方に押圧すれば、該物品取付フレー
ムはバックドア側ガイドレールからルーフ側ガイドレー
ルに進入する。このようにして物品取付フレームに取り
付けた物品はルーフ上に持来させることができる。その
後バックドアを閉じれば、一方向蓋が閉じる。
取付フレームをその開放端に有するローラーが切欠部に
対応する位置に持来した状態で、その押さえフレームを
開く。この状態でベースフレームの物品取付部に長尺扁
平状物品を押し付けながら、押さえフレームを閉じる。
かくして物品はベースフレームと押さえフレームとで挟
持される。次にこの状態でバックドアをステイの助成力
により全開状態に保持する。その後物品の取り付いた物
品取付フレームを前方に押圧すれば、該物品取付フレー
ムはバックドア側ガイドレールからルーフ側ガイドレー
ルに進入する。このようにして物品取付フレームに取り
付けた物品はルーフ上に持来させることができる。その
後バックドアを閉じれば、一方向蓋が閉じる。
一方、取り付けた物品を取り外す場合には、バックド
アを全開し水平状態に保持させれば、一方向蓋が開くた
め、この状態で物品取付フレームを後方に移動させれ
ば、該物品取付フレームがバックドア側ガイドレールに
進入し、完全に進入した後、該バックドアを閉じる。そ
の後、物品取付フレームをその開放端に有するローラー
が切欠部に対応する位置に持来させ、この状態で押さえ
フレームを開き、物品を取り外すことができる。
アを全開し水平状態に保持させれば、一方向蓋が開くた
め、この状態で物品取付フレームを後方に移動させれ
ば、該物品取付フレームがバックドア側ガイドレールに
進入し、完全に進入した後、該バックドアを閉じる。そ
の後、物品取付フレームをその開放端に有するローラー
が切欠部に対応する位置に持来させ、この状態で押さえ
フレームを開き、物品を取り外すことができる。
以上のように、物品は低い位置で物品取付フレームに
取り付けることができ、その後ガスステイの助成力によ
りバックドアとともに、ルーフ上に移動すれば良く、ま
た物品を取り外す場合も略この逆の手順により行うこと
ができるため、物品の着脱が容易に行えることになる。
取り付けることができ、その後ガスステイの助成力によ
りバックドアとともに、ルーフ上に移動すれば良く、ま
た物品を取り外す場合も略この逆の手順により行うこと
ができるため、物品の着脱が容易に行えることになる。
また、ルーフ側ガイドレールおよびバックドア側ガイ
ドレールのレール部材が断面チャンネル状で物品取付フ
レームが外せず、かつバックドアを開けないと開かない
一方向蓋が設けられ、しかも物品取付フレームの押さえ
フレームを切欠部の位置に持来させないと、押さえフレ
ームを開き物品を取り外せないため、防盗性が非常に秀
れたものとなる。
ドレールのレール部材が断面チャンネル状で物品取付フ
レームが外せず、かつバックドアを開けないと開かない
一方向蓋が設けられ、しかも物品取付フレームの押さえ
フレームを切欠部の位置に持来させないと、押さえフレ
ームを開き物品を取り外せないため、防盗性が非常に秀
れたものとなる。
以下図面を参照して本考案の一実施例を従来例と同一
の部品、部位に同一の符号を付して説明する。
の部品、部位に同一の符号を付して説明する。
第1図において、ハイルーフ車例えばワンボックスカ
ー1のルーフ2およびバックドア6には夫々ガイドレー
ル7,8が取着されている。
ー1のルーフ2およびバックドア6には夫々ガイドレー
ル7,8が取着されている。
前記バックドア6は一対のガスステイ9,9により開動
助成力が与えられている。
助成力が与えられている。
前記ルーフ側ガイドレール7(第2図参照)およびバ
ックドア側ガイドレール8(第3図参照)は夫々ルーフ
2の長手方向およびバックドア6の高さ方向に延びる所
定間隔離間した断面チャンネル状の2本のレール部材7a
1,7a2および8a1,8a2と、これら各レール部材7a1と7a2お
よび8a1と8a2との間に橋架して取り付けられたルーフ2
およびバックドア6への取付部となる取付用ビーム7b1,
7b2,8b1,8b2とより成り、前記バックドア6が全開し、
水平状態に保持された時、レール部材7a1,7a2と8a1,8a2
の各端部が突き合うようになっている。
ックドア側ガイドレール8(第3図参照)は夫々ルーフ
2の長手方向およびバックドア6の高さ方向に延びる所
定間隔離間した断面チャンネル状の2本のレール部材7a
1,7a2および8a1,8a2と、これら各レール部材7a1と7a2お
よび8a1と8a2との間に橋架して取り付けられたルーフ2
およびバックドア6への取付部となる取付用ビーム7b1,
7b2,8b1,8b2とより成り、前記バックドア6が全開し、
水平状態に保持された時、レール部材7a1,7a2と8a1,8a2
の各端部が突き合うようになっている。
第4図において、10はスキー等の長尺扁平状物品11を
取り付けるための物品取付フレームで、前記両ガイドレ
ール7,8の各レール部材7a1,7a2および8a1,8a2の幅と合
致する間隔を有する一対のビーム10a1,10a2と、このビ
ーム10a1,10a2との間に橋架して取り付けた前記長尺扁
平状物品11を取り付けるための物品取付ビーム10b1,10b
2とより成る梯子状のベースフレーム10cと、前記方一方
のビーム10a1および物品取付ビーム10b1,10b2と重合し
て前記長尺扁平状物品11を挟持するコ字状の押さえフレ
ーム10dとにより形成されている。この押さえフレーム1
0dはその基端が前記他方のビーム10a2にヒンジ12,12を
介して回動自在に連結され、開閉自在となっている。
取り付けるための物品取付フレームで、前記両ガイドレ
ール7,8の各レール部材7a1,7a2および8a1,8a2の幅と合
致する間隔を有する一対のビーム10a1,10a2と、このビ
ーム10a1,10a2との間に橋架して取り付けた前記長尺扁
平状物品11を取り付けるための物品取付ビーム10b1,10b
2とより成る梯子状のベースフレーム10cと、前記方一方
のビーム10a1および物品取付ビーム10b1,10b2と重合し
て前記長尺扁平状物品11を挟持するコ字状の押さえフレ
ーム10dとにより形成されている。この押さえフレーム1
0dはその基端が前記他方のビーム10a2にヒンジ12,12を
介して回動自在に連結され、開閉自在となっている。
前記ビーム10a1,10a2の両端部には前記各レール部材7
a1,7a2に転動自在に係合する大ローラー13,13,13,13が
軸支され、もって物品取付フレーム10はガイドレール7,
8に案内されてルーフ2とバックドア6との間を移動可
能となっている。
a1,7a2に転動自在に係合する大ローラー13,13,13,13が
軸支され、もって物品取付フレーム10はガイドレール7,
8に案内されてルーフ2とバックドア6との間を移動可
能となっている。
14a1〜14a4および14b1〜14b4は前記ベースフレーム10
cの物品取付ビーム10b1,10b2および前記押さえフレーム
10dの車幅方向に延びる物品取付ビーム10d1,10d2に形成
した物品取付部である。
cの物品取付ビーム10b1,10b2および前記押さえフレーム
10dの車幅方向に延びる物品取付ビーム10d1,10d2に形成
した物品取付部である。
前記押さえフレーム10dの開放端となる縦ビーム10d3
には該押さえフレーム10dを開閉するためのレバー15
と、前記レール部材7a1,8a1のフランジ7′a1,8′a1に
係合する所定間隔離間した2個の小ローラー16,16が軸
支されている。
には該押さえフレーム10dを開閉するためのレバー15
と、前記レール部材7a1,8a1のフランジ7′a1,8′a1に
係合する所定間隔離間した2個の小ローラー16,16が軸
支されている。
前記ベースフレーム10cのビーム10a1には前記押さえ
フレーム10dが閉じた時前記小ローラー16,16と該ビーム
10a1との干渉を防止するための逃がし用切欠部17が形成
されている。
フレーム10dが閉じた時前記小ローラー16,16と該ビーム
10a1との干渉を防止するための逃がし用切欠部17が形成
されている。
前記ベースフレーム10cのビーム10a2には前記各レー
ル部材7a2,8a2のフランジ7′a2,8′a2に係合する前記
小ローラー16,16と同様所定間隔離間した小ローラー19,
19が転動自在に設けられている。なお、前記大ローラー
13および小ローラー19は一対一組の両輪式となってい
る。
ル部材7a2,8a2のフランジ7′a2,8′a2に係合する前記
小ローラー16,16と同様所定間隔離間した小ローラー19,
19が転動自在に設けられている。なお、前記大ローラー
13および小ローラー19は一対一組の両輪式となってい
る。
前記小ローラー19,19は第13図に示すように、基端が
ビーム10a2にピン24を介して回動自在に軸支されたアー
ム20の先端に固定したシャフト21に軸支され、前記フラ
ンジ7′a2,8′a2に弾撥的に係合するよう前記アーム20
とビーム10a2の底壁10a21との間に圧縮スプリング22が
挿設されており、もって大ローラー13,13と共同してガ
イドレール7,8に対する物品取付フレーム10のガタを吸
収するようにしている。
ビーム10a2にピン24を介して回動自在に軸支されたアー
ム20の先端に固定したシャフト21に軸支され、前記フラ
ンジ7′a2,8′a2に弾撥的に係合するよう前記アーム20
とビーム10a2の底壁10a21との間に圧縮スプリング22が
挿設されており、もって大ローラー13,13と共同してガ
イドレール7,8に対する物品取付フレーム10のガタを吸
収するようにしている。
なお、23,23は前記ビーム10a2に穿設した前記シャフ
ト21の逃がし用孔である。
ト21の逃がし用孔である。
前記ルーフ側ガイドレール7のレール部材7a1,7a2の
前記バックドア側ガイドレール8におけるレール部材8a
1,8a2の端部が突き合う後端部には第6,7,8図に示すよう
に、該レール部材7a1の内部側にのみ開く一方向蓋25が
設けられている。この一方向蓋25はその基端がシャフト
26を介して回動自在に軸支され、スプリング27により常
時閉じる方向に付勢されている。一方、前記バックドア
側ガイドレール8におけるレール部材8a1,8a2の端部に
は前記バックドア6が全開し水平状態に保持されたと
き、前記一方向蓋25を押圧して開く突起28,28が突設さ
れている(第9図参照)。
前記バックドア側ガイドレール8におけるレール部材8a
1,8a2の端部が突き合う後端部には第6,7,8図に示すよう
に、該レール部材7a1の内部側にのみ開く一方向蓋25が
設けられている。この一方向蓋25はその基端がシャフト
26を介して回動自在に軸支され、スプリング27により常
時閉じる方向に付勢されている。一方、前記バックドア
側ガイドレール8におけるレール部材8a1,8a2の端部に
は前記バックドア6が全開し水平状態に保持されたと
き、前記一方向蓋25を押圧して開く突起28,28が突設さ
れている(第9図参照)。
第10図に示すように、前記ルーフ側ガイドレール7の
レール部材7a1,7a2の車両前方側の閉じられた端部の内
側にはストッパ29が摺動自在に介挿され、このストッパ
29とレール部材7a1,7a2の端壁との間に圧縮スプリング3
0が介挿され、第11図に示すように前記物品取付フレー
ム10がルーフ側ガイドレール7に進入したとき、該圧縮
スプリング30の復元力により前記物品取付フレーム10が
ルーフ側ガイドレール7から退出する向きに付勢される
ようになっている。
レール部材7a1,7a2の車両前方側の閉じられた端部の内
側にはストッパ29が摺動自在に介挿され、このストッパ
29とレール部材7a1,7a2の端壁との間に圧縮スプリング3
0が介挿され、第11図に示すように前記物品取付フレー
ム10がルーフ側ガイドレール7に進入したとき、該圧縮
スプリング30の復元力により前記物品取付フレーム10が
ルーフ側ガイドレール7から退出する向きに付勢される
ようになっている。
また、前記物品取付フレーム10のビーム10a1,10a2の
後端にもストッパ31が形成されている。
後端にもストッパ31が形成されている。
一方、前記バックドア側ガイドレール8のレール部材
8a1の中央部に切欠部32が形成され、この切欠部32の位
置に小ローラー16,16があるときのみ前記押さえフレー
ム10dが開成可能となっている。また、この位置で小ロ
ーラー16,16が前記レール部材8a1に係合可能となってい
る。
8a1の中央部に切欠部32が形成され、この切欠部32の位
置に小ローラー16,16があるときのみ前記押さえフレー
ム10dが開成可能となっている。また、この位置で小ロ
ーラー16,16が前記レール部材8a1に係合可能となってい
る。
もって、この切欠部32と前記一方向蓋25を設けたこと
と、前記レール部材7a1,7a2,8a1,8a2がチャンネル状で
あることと相俟って長尺扁平状物品11の防盗機能を果た
している。
と、前記レール部材7a1,7a2,8a1,8a2がチャンネル状で
あることと相俟って長尺扁平状物品11の防盗機能を果た
している。
なお、33は前記物品取付フレーム10の物品取付面に張
設した緩衝用ゴムバンド、34は同じく前記押さえフレー
ム10dに張設した緩衝用スポンジである。
設した緩衝用ゴムバンド、34は同じく前記押さえフレー
ム10dに張設した緩衝用スポンジである。
次に作用を説明する。
スキー等の長尺扁平状物品11をワンボックスカー1の
ルーフ2に取り付ける場合には、第1図に示すように、
先ず物品取付フレーム10をその開放端に有する小ローラ
16,16がレール部材8a1の切欠部32に対応する位置に持来
した状態でその押さえフレーム10dを開く。この状態で
ベースフレーム10cの物品取付部14a,14cに長尺扁平状物
品(スキー)11を押し付けながら、レバー15により押さ
えフレーム10dを閉じる。
ルーフ2に取り付ける場合には、第1図に示すように、
先ず物品取付フレーム10をその開放端に有する小ローラ
16,16がレール部材8a1の切欠部32に対応する位置に持来
した状態でその押さえフレーム10dを開く。この状態で
ベースフレーム10cの物品取付部14a,14cに長尺扁平状物
品(スキー)11を押し付けながら、レバー15により押さ
えフレーム10dを閉じる。
かくして長尺扁平状物品11はベースフレーム10cと押
さえフレーム10dとで挟持される。
さえフレーム10dとで挟持される。
次にこの状態で第14図に示すように、バックドア6を
ガスステイ9,9の助成力により全開し、水平状態に保持
する。この場合バックドア側ガイドレール8のレール部
材8a1,8a2の端部がレール側ガイドレール7のレール部
材7a1,7a2に突き合うとともに、突起28が一方向蓋25を
押圧して該一方向蓋25が開く。
ガスステイ9,9の助成力により全開し、水平状態に保持
する。この場合バックドア側ガイドレール8のレール部
材8a1,8a2の端部がレール側ガイドレール7のレール部
材7a1,7a2に突き合うとともに、突起28が一方向蓋25を
押圧して該一方向蓋25が開く。
その後、長尺扁平状物品11の取り付いた物品取付フレ
ーム10を矢印aで示す車両前方に押圧させれば、該物品
取付フレーム10は大ローラー13、小ローラー16,19が転
動してバックドア側ガイドレール8からルーフ側ガイド
レール7に進入する。
ーム10を矢印aで示す車両前方に押圧させれば、該物品
取付フレーム10は大ローラー13、小ローラー16,19が転
動してバックドア側ガイドレール8からルーフ側ガイド
レール7に進入する。
かくして物品取付フレーム10に取り付けた長尺扁平状
物品11はルーフ2上に持来させることができる。その後
第15図に示すように、バックドア6を閉じれば、一方向
蓋25が突起28の束縛を解かれて閉じ、圧縮スプリング30
の復元力により物品取付フレーム10がルーフ側ガイドレ
ール7から退出する向きに移動され、その後端のストッ
パ31が一方向蓋25に当接する。この状態で、駐車又は走
行に適したものとなる。
物品11はルーフ2上に持来させることができる。その後
第15図に示すように、バックドア6を閉じれば、一方向
蓋25が突起28の束縛を解かれて閉じ、圧縮スプリング30
の復元力により物品取付フレーム10がルーフ側ガイドレ
ール7から退出する向きに移動され、その後端のストッ
パ31が一方向蓋25に当接する。この状態で、駐車又は走
行に適したものとなる。
一方、取り付けた長尺扁平状物品11を取り外す場合に
は、バックドア6を全開し水平状態に保持させれば、一
方向蓋25が開き、圧縮スプリング30の復元力により物品
取付フレーム10がルーフ側ガイドレール7から退出しバ
ックドア側ガイドレール8に進入する。したがってこの
状態でさらに物品取付フレーム10を後方に移動させ、完
全にバックドア側ガイドレール8に進入した後、バック
ドア6を閉じる。
は、バックドア6を全開し水平状態に保持させれば、一
方向蓋25が開き、圧縮スプリング30の復元力により物品
取付フレーム10がルーフ側ガイドレール7から退出しバ
ックドア側ガイドレール8に進入する。したがってこの
状態でさらに物品取付フレーム10を後方に移動させ、完
全にバックドア側ガイドレール8に進入した後、バック
ドア6を閉じる。
その後、物品取付フレーム10をその開放端に有する小
ローラー16,16がレール部材8a1の切欠部32に対応する位
置に持来させ、この状態で押さえフレーム10dを開き、
長尺扁平状物品11を取り外すことができる訳である。
ローラー16,16がレール部材8a1の切欠部32に対応する位
置に持来させ、この状態で押さえフレーム10dを開き、
長尺扁平状物品11を取り外すことができる訳である。
以上のように長尺扁平状物品11は低い位置で物品取付
フレーム10に取り付けることができ、その後ガスステイ
9,9の助成力によりバックドア6とともにルーフ2の高
さに持来させ、そのままルーフ2上に移動すれば良く、
また、長尺扁平状物品11を取り外す場合も略その逆の手
順により行うことができるため、女性や子供でも容易に
長尺扁平状物品11の着脱が行える訳である。
フレーム10に取り付けることができ、その後ガスステイ
9,9の助成力によりバックドア6とともにルーフ2の高
さに持来させ、そのままルーフ2上に移動すれば良く、
また、長尺扁平状物品11を取り外す場合も略その逆の手
順により行うことができるため、女性や子供でも容易に
長尺扁平状物品11の着脱が行える訳である。
また、ルーフ側ガイドレール7およびバックドア側ガ
イドレール8のレール部材7a1,7a2および8a1,8a2の断面
形状がチャンネル状であり、物品取付フレーム10が外せ
ずかつバックドア6を開錠し開けないと開かない一方向
蓋25が設けられ、しかも物品取付フレーム10の押さえフ
レーム10dを切欠部32の位置すなわちバックドア6側に
持来させないと、押さえフレーム10dを開き、長尺扁平
状物品11を取り外せないため、防盗性が非常に秀れたも
のとなる。
イドレール8のレール部材7a1,7a2および8a1,8a2の断面
形状がチャンネル状であり、物品取付フレーム10が外せ
ずかつバックドア6を開錠し開けないと開かない一方向
蓋25が設けられ、しかも物品取付フレーム10の押さえフ
レーム10dを切欠部32の位置すなわちバックドア6側に
持来させないと、押さえフレーム10dを開き、長尺扁平
状物品11を取り外せないため、防盗性が非常に秀れたも
のとなる。
以上説明してきたように、本考案によれば、ハイルー
フ車のルーフに取り付けられ断面チャンネル状のレール
部材から成るルーフ側ガイドレールと、ガスステイによ
り開動助成力が与えられたバックドアに取り付けられ該
バックドアが全開し水平状態に保持されたとき端部が前
記ルーフ側ガイドレールの端部に突き合う断面チャンネ
ル状のレール部材から成るバックドア側ガイドレール
と、ベースフレームとこのベースフレームにヒンジを介
して開閉自在に連結され該ベースフレームとで長尺扁平
状物品を挟持する押さえフレームとにより形成され、前
記ルーフ側ガイドレールおよびバックドア側ガイドレー
ルに案内されて該ルーフとバックドアとの間を移動可能
な物品取付用フレームと、を備えてなり、前記ルーフ側
ガイドレールにおけるレール部材の端部にバックドアを
全開し水平状態に保持したときレール部材の内部側にの
み開く一方向蓋が設けられる一方、前記物品取付用フレ
ームにおける押さえフレームの開放端にレール部材に係
合するローラが軸支され、前記バックドア側ガイドレー
ルのレール部材に前記押さえフレームのローラーが位置
したときのみ該押さえフレームが開成可能となる切欠部
を形成したため、バックドアが開かれた状態においては
スキー等の長尺扁平状物品をルーフ上に固定することが
極めて容易でありながら、バックドアが閉じられた状態
においては長尺扁平状物品をルーフから取外すことが不
可能となるので、防盗性の優れたハイルーフ車用ルーフ
ラックを提供することができるという効果が得られる。
フ車のルーフに取り付けられ断面チャンネル状のレール
部材から成るルーフ側ガイドレールと、ガスステイによ
り開動助成力が与えられたバックドアに取り付けられ該
バックドアが全開し水平状態に保持されたとき端部が前
記ルーフ側ガイドレールの端部に突き合う断面チャンネ
ル状のレール部材から成るバックドア側ガイドレール
と、ベースフレームとこのベースフレームにヒンジを介
して開閉自在に連結され該ベースフレームとで長尺扁平
状物品を挟持する押さえフレームとにより形成され、前
記ルーフ側ガイドレールおよびバックドア側ガイドレー
ルに案内されて該ルーフとバックドアとの間を移動可能
な物品取付用フレームと、を備えてなり、前記ルーフ側
ガイドレールにおけるレール部材の端部にバックドアを
全開し水平状態に保持したときレール部材の内部側にの
み開く一方向蓋が設けられる一方、前記物品取付用フレ
ームにおける押さえフレームの開放端にレール部材に係
合するローラが軸支され、前記バックドア側ガイドレー
ルのレール部材に前記押さえフレームのローラーが位置
したときのみ該押さえフレームが開成可能となる切欠部
を形成したため、バックドアが開かれた状態においては
スキー等の長尺扁平状物品をルーフ上に固定することが
極めて容易でありながら、バックドアが閉じられた状態
においては長尺扁平状物品をルーフから取外すことが不
可能となるので、防盗性の優れたハイルーフ車用ルーフ
ラックを提供することができるという効果が得られる。
第1図は本考案の一実施例を示すバックドア閉時の斜視
図、第2図はルーフ側ガイドレールの平面図、第3図は
バックドア側ガイドレールの正面図、第4図は物品取付
フレームの物品押さえフレームが開いた状態を示す正面
図、第5図は第2図のV−V線断面図、第6図は第2図
の丸VIで囲んだ部分の斜視図、第7図は第6図のVII-VI
I線断面図、第8図は一方向蓋が閉じた状態を示す第2
図のVIII-VIII線相当断面図、第9図は同じく一方向蓋
が開いた状態を示す第8図相当図、第10図は第2図のX
−X線断面図、第11図は同じく物品取付フレームがルー
フ側ガイドレールに進入した状態を示す第10図相当断面
図、第12図は長尺扁平状物品が挟持された状態を示す第
1図のXII-XII線相当断面図、第13図は第12図のXIII-XI
II線断面図、第14図はバックドア開時の状態を示すハイ
ルーフ車の側視図、第15図は同じく長尺扁平状物品をル
ーフ上に取り付けた状態を示すハイルーフ車の側視図、
第16図は従来例を示す斜視図である。 1……ワンボックスカー(ハイルーフ車)、2……ルー
フ、6……バックドア、7……ルーフ側ガイドレール、
7a1,7a2……レール部材、8……バッックドア側ガイド
レール、8a1,8a2……レール部材、9……ガスステイ、1
0……物品取付フレーム、10c……ベースフレーム、10d
……押さえフレーム、11……長尺扁平状物品、16……小
ローラー(ローラー)、25……一方向蓋、32……切欠
部。
図、第2図はルーフ側ガイドレールの平面図、第3図は
バックドア側ガイドレールの正面図、第4図は物品取付
フレームの物品押さえフレームが開いた状態を示す正面
図、第5図は第2図のV−V線断面図、第6図は第2図
の丸VIで囲んだ部分の斜視図、第7図は第6図のVII-VI
I線断面図、第8図は一方向蓋が閉じた状態を示す第2
図のVIII-VIII線相当断面図、第9図は同じく一方向蓋
が開いた状態を示す第8図相当図、第10図は第2図のX
−X線断面図、第11図は同じく物品取付フレームがルー
フ側ガイドレールに進入した状態を示す第10図相当断面
図、第12図は長尺扁平状物品が挟持された状態を示す第
1図のXII-XII線相当断面図、第13図は第12図のXIII-XI
II線断面図、第14図はバックドア開時の状態を示すハイ
ルーフ車の側視図、第15図は同じく長尺扁平状物品をル
ーフ上に取り付けた状態を示すハイルーフ車の側視図、
第16図は従来例を示す斜視図である。 1……ワンボックスカー(ハイルーフ車)、2……ルー
フ、6……バックドア、7……ルーフ側ガイドレール、
7a1,7a2……レール部材、8……バッックドア側ガイド
レール、8a1,8a2……レール部材、9……ガスステイ、1
0……物品取付フレーム、10c……ベースフレーム、10d
……押さえフレーム、11……長尺扁平状物品、16……小
ローラー(ローラー)、25……一方向蓋、32……切欠
部。
Claims (1)
- 【請求項1】ハイルーフ車のルーフに取り付けられ断面
チャンネル状のレール部材から成るルーフ側ガイドレー
ルと、 ガスステイにより開動助成力が与えられたバックドアに
取り付けられ該バックドアが全開し水平状態に保持され
たとき端部が前記ルーフ側ガイドレールの端部に突き合
う断面チャンネル状のレール部材からなるバックドア側
ガイドレールと、 ベースフレームとこのベースフレームにヒンジを介して
開閉自在に連結され該ベースフレームとで長尺扁平状物
品を挟持する押さえフレームとにより形成され、前記ル
ーフ側ガイドレールおよびバックドア側ガイドレールに
案内されて該ルーフとバックドアとの間を移動可能な物
品取付用フレームと、 を備えてなり、 前記ルーフ側ガイドレールにおけるレール部材の端部に
バックドアを全開し水平状態に保持したときレール部材
の内部側にのみ開く一方向蓋が設けられる一方、 前記物品取付用フレームにおける押さえフレームの開放
端にレール部材に係合するローラが軸支され、 前記バックドア側ガイドレールのレール部材に前記押さ
えフレームのローラーが位置したときのみ該押さえフレ
ームが開成可能となる切欠部が形成されたことを特徴と
するハイルーフ車用ルーフラック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990129297U JP2559982Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ハイルーフ車用ルーフラック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990129297U JP2559982Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ハイルーフ車用ルーフラック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0484056U JPH0484056U (ja) | 1992-07-22 |
JP2559982Y2 true JP2559982Y2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=31876704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990129297U Expired - Lifetime JP2559982Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ハイルーフ車用ルーフラック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559982Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6290246U (ja) * | 1985-11-26 | 1987-06-09 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP1990129297U patent/JP2559982Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0484056U (ja) | 1992-07-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040108 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060118 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060606 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061010 |