JP2559719Y2 - 冷却機構付き単電池集合体 - Google Patents
冷却機構付き単電池集合体Info
- Publication number
- JP2559719Y2 JP2559719Y2 JP1993014852U JP1485293U JP2559719Y2 JP 2559719 Y2 JP2559719 Y2 JP 2559719Y2 JP 1993014852 U JP1993014852 U JP 1993014852U JP 1485293 U JP1485293 U JP 1485293U JP 2559719 Y2 JP2559719 Y2 JP 2559719Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- cell assembly
- pipe
- heat insulating
- insulating container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y02E60/12—
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、内部冷却機構を有する
冷却機構付き単電池集合体に関するものである。
冷却機構付き単電池集合体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、ナトリウム−硫黄電池等の単
電池を複数個断熱容器内に収納した構造の単電池集合体
は種々の構成のものが知られており、そのうち断熱容器
内に冷却機構を備えた冷却機構付き単電池集合体は、例
えば電気自動車用のバッテリーとして使用されている。
電池を複数個断熱容器内に収納した構造の単電池集合体
は種々の構成のものが知られており、そのうち断熱容器
内に冷却機構を備えた冷却機構付き単電池集合体は、例
えば電気自動車用のバッテリーとして使用されている。
【０００３】図３は従来の冷却機構付き単電池集合体の
一例の構成を示す図である。図３に示す例において、２
１は断熱容器、２２は断熱容器２１内に複数個収納した
ナトリウム−硫黄電池等の単電池、２３は複数の単電池
２２の下部と断熱容器２１との間に設けられた冷却プレ
ート、２４は冷却プレート２３に冷却用のオイル等の媒
体を循環・供給するための冷却パイプ、２５は冷却パイ
プ２４を介して循環・供給される冷却用の媒体を冷却す
るための熱交換器、２６は冷却パイプ２４と熱交換器２
５とを接続するためのジョイント部である。
一例の構成を示す図である。図３に示す例において、２
１は断熱容器、２２は断熱容器２１内に複数個収納した
ナトリウム−硫黄電池等の単電池、２３は複数の単電池
２２の下部と断熱容器２１との間に設けられた冷却プレ
ート、２４は冷却プレート２３に冷却用のオイル等の媒
体を循環・供給するための冷却パイプ、２５は冷却パイ
プ２４を介して循環・供給される冷却用の媒体を冷却す
るための熱交換器、２６は冷却パイプ２４と熱交換器２
５とを接続するためのジョイント部である。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】上述した構造の従来の
冷却機構付き単電池集合体では、作製の容易さ等の理由
から、図３に示すように、冷却パイプ２４を単電池集合
体２２の下部と断熱容器２１との間に設けた冷却プレー
ト２３から上部まで引き回して外部へ取り出している
が、冷却パイプ２４に臨む単電池２２が部分的に冷えて
しまい、単電池集合体全体の熱分布が悪くなる問題があ
った。
冷却機構付き単電池集合体では、作製の容易さ等の理由
から、図３に示すように、冷却パイプ２４を単電池集合
体２２の下部と断熱容器２１との間に設けた冷却プレー
ト２３から上部まで引き回して外部へ取り出している
が、冷却パイプ２４に臨む単電池２２が部分的に冷えて
しまい、単電池集合体全体の熱分布が悪くなる問題があ
った。
【０００５】本考案の目的は上述した課題を解消して、
全体としての熱分布が良好な冷却機構付き単電池集合体
を提供しようとするものである。
全体としての熱分布が良好な冷却機構付き単電池集合体
を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案の冷却機構付き単
電池集合体は、断熱容器内に複数の単電池を収納し、収
納した単電池の下部と断熱容器との間に冷却プレートを
配し、冷却プレートに接続した冷却パイプにより外部の
熱交換器と接続する構造の冷却機構付き単電池集合体に
おいて、冷却プレートと接続した冷却パイプを断熱容器
の下部から外部へ取り出すよう構成したことを特徴とす
るものである。
電池集合体は、断熱容器内に複数の単電池を収納し、収
納した単電池の下部と断熱容器との間に冷却プレートを
配し、冷却プレートに接続した冷却パイプにより外部の
熱交換器と接続する構造の冷却機構付き単電池集合体に
おいて、冷却プレートと接続した冷却パイプを断熱容器
の下部から外部へ取り出すよう構成したことを特徴とす
るものである。
【０００７】
【作用】上述した構成において、単電池集合体の下部と
断熱容器との間に設けた冷却プレートと外部の熱交換器
とを接続する冷却パイプが、断熱容器の下部から外部へ
取り出されているため、冷却プレートと当接する部分以
外の場所で冷却パイプと単電池とが接近する所はなくな
り、単電池が部分的に冷却されることはなく、単電池集
合体全体の熱分布を良好にすることができる。
断熱容器との間に設けた冷却プレートと外部の熱交換器
とを接続する冷却パイプが、断熱容器の下部から外部へ
取り出されているため、冷却プレートと当接する部分以
外の場所で冷却パイプと単電池とが接近する所はなくな
り、単電池が部分的に冷却されることはなく、単電池集
合体全体の熱分布を良好にすることができる。
【０００８】
【実施例】図１は本考案の冷却機構付き単電池集合体の
一例の構成を示す図である。図１に示す例において、１
は断熱容器、２は断熱容器１内に複数収納したナトリウ
ム−硫黄電池等の単電池、３は複数の単電池２の下部と
断熱容器１との間に設けられた冷却プレート、４は冷却
プレート３に冷却用のオイル等の媒体を循環・供給する
ための冷却パイプ、５は冷却パイプ４を介して循環する
冷却用の媒体を冷却するための熱交換器、６は冷却パイ
プ４と熱交換器５とを接続するためのジョイント部であ
り、これらの各部材は従来と同様である。
一例の構成を示す図である。図１に示す例において、１
は断熱容器、２は断熱容器１内に複数収納したナトリウ
ム−硫黄電池等の単電池、３は複数の単電池２の下部と
断熱容器１との間に設けられた冷却プレート、４は冷却
プレート３に冷却用のオイル等の媒体を循環・供給する
ための冷却パイプ、５は冷却パイプ４を介して循環する
冷却用の媒体を冷却するための熱交換器、６は冷却パイ
プ４と熱交換器５とを接続するためのジョイント部であ
り、これらの各部材は従来と同様である。
【０００９】本実施例で重要なのは、冷却パイプ４を断
熱容器１の側面の下部から外部へ取り出して熱交換器５
と接続するよう構成した点である。このように構成する
ことにより、収納できる単電池２の数は図３に示す構造
の従来例と比較して若干少なくなるが、それにも増して
冷却パイプ４と単電池２との接触する部分が皆無になる
ため、全体としての熱分布が良好となり、単電池集合体
としては好ましい。
熱容器１の側面の下部から外部へ取り出して熱交換器５
と接続するよう構成した点である。このように構成する
ことにより、収納できる単電池２の数は図３に示す構造
の従来例と比較して若干少なくなるが、それにも増して
冷却パイプ４と単電池２との接触する部分が皆無になる
ため、全体としての熱分布が良好となり、単電池集合体
としては好ましい。
【００１０】図２は本考案の冷却機構付き単電池集合体
の冷却パイプ取り出し部の他の例の構成を示す図であ
る。図２に示す例においては断熱容器１内の冷却パイプ
４にもジョイント部７を設け、断熱容器１内はジャバラ
状のステンレス製のパイプ８を予め断熱容器１に接合部
９、１０を溶接して形成しているため、組立にあたって
は、パイプ８と冷却パイプ４とをジョイント部７で、パ
イプ８と熱交換器５とをジョイント部６で接続すること
により、本考案の断熱容器下部からの冷却パイプ４の取
り出しを行っている。
の冷却パイプ取り出し部の他の例の構成を示す図であ
る。図２に示す例においては断熱容器１内の冷却パイプ
４にもジョイント部７を設け、断熱容器１内はジャバラ
状のステンレス製のパイプ８を予め断熱容器１に接合部
９、１０を溶接して形成しているため、組立にあたって
は、パイプ８と冷却パイプ４とをジョイント部７で、パ
イプ８と熱交換器５とをジョイント部６で接続すること
により、本考案の断熱容器下部からの冷却パイプ４の取
り出しを行っている。
【００１１】本実施例では、ジョイント部が２つあるた
め、単電池集合体の組立作業性が向上するとともに、パ
イプ８の断熱容器１内の部分をジャバラ構造としたた
め、熱伝導を少なくすることができる。なお、上述した
いずれの実施例においても、熱交換器５は空冷式でも水
冷式でも従来から公知のものを使用できるとともに、そ
の他の構成部材も従来から公知のものを使用できること
はいうまでもない。
め、単電池集合体の組立作業性が向上するとともに、パ
イプ８の断熱容器１内の部分をジャバラ構造としたた
め、熱伝導を少なくすることができる。なお、上述した
いずれの実施例においても、熱交換器５は空冷式でも水
冷式でも従来から公知のものを使用できるとともに、そ
の他の構成部材も従来から公知のものを使用できること
はいうまでもない。
【００１２】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、単電池集合体の下部と断熱容器との間に設け
た冷却プレートと外部の熱交換器とを接続する冷却パイ
プを、断熱容器の下部から外部へ取り出すよう構成する
ことにより、冷却プレートと当接する部分以外の場所で
冷却パイプと単電池とが接近する所はなくなり、単電池
が部分的に冷却されることはなく、単電池集合体全体の
熱分布を良好にすることができる。
によれば、単電池集合体の下部と断熱容器との間に設け
た冷却プレートと外部の熱交換器とを接続する冷却パイ
プを、断熱容器の下部から外部へ取り出すよう構成する
ことにより、冷却プレートと当接する部分以外の場所で
冷却パイプと単電池とが接近する所はなくなり、単電池
が部分的に冷却されることはなく、単電池集合体全体の
熱分布を良好にすることができる。
【図１】本考案の冷却機構付き単電池集合体の一例の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図２】本考案の冷却機構付き単電池集合体の冷却パイ
プ取り出し部の他の例の構成を示す図である。
プ取り出し部の他の例の構成を示す図である。
【図３】従来の冷却機構付き単電池集合体の一例の構成
を示す図である。
を示す図である。
１ 断熱容器 ２ 単電池 ３ 冷却プレート ４ 冷却パイプ ５ 熱交換器 ６、７ ジョイント部 ８ パイプ ９、１０ 接合部
Claims (2)
- 【請求項１】断熱容器内に複数の単電池を収納し、収納
した単電池の下部と断熱容器との間に冷却プレートを配
し、冷却プレートに接続した冷却パイプにより外部の熱
交換器と接続する構造の冷却機構付き単電池集合体にお
いて、冷却プレートと接続した冷却パイプを断熱容器の
下部から外部へ取り出すよう構成したことを特徴とする
冷却機構付き単電池集合体。 - 【請求項２】前記冷却パイプの取り出し部を、予め断熱
容器内にジャバラ状のパイプを設け、断熱容器内におい
て、該パイプを前記冷却パイプとをジョイント部で接続
するとともに、断熱容器外において、該パイプと前記熱
交換器とをジョイント部で接続するよう構成した請求項
１記載の冷却機構付き単電池集合体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993014852U JP2559719Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 冷却機構付き単電池集合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993014852U JP2559719Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 冷却機構付き単電池集合体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0673864U JPH0673864U (ja) | 1994-10-18 |
| JP2559719Y2 true JP2559719Y2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=11872571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993014852U Expired - Lifetime JP2559719Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 冷却機構付き単電池集合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2559719Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009238389A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-15 | Sanyo Electric Co Ltd | 車両用の電源装置 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5137480B2 (ja) * | 2007-06-29 | 2013-02-06 | 三洋電機株式会社 | 車両用の電源装置 |
| JP2010040420A (ja) * | 2008-08-07 | 2010-02-18 | Sanyo Electric Co Ltd | 車両用の電源装置 |
| JP2010050000A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Sanyo Electric Co Ltd | 車両用の電源装置 |
| JP2012227164A (ja) * | 2012-07-20 | 2012-11-15 | Sanyo Electric Co Ltd | バッテリシステム |
| JP7348145B2 (ja) * | 2020-07-10 | 2023-09-20 | 三恵技研工業株式会社 | バッテリー熱交換構造 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63175355A (ja) * | 1987-01-14 | 1988-07-19 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | ナトリウム−イオウ電池 |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP1993014852U patent/JP2559719Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009238389A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-15 | Sanyo Electric Co Ltd | 車両用の電源装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0673864U (ja) | 1994-10-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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