JP2559660B2 - 巻取り紙ロールのテールシール方法 - Google Patents

巻取り紙ロールのテールシール方法

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JP2559660B2 JP4360694A JP36069492A JP2559660B2 JP 2559660 B2 JP2559660 B2 JP 2559660B2 JP 4360694 A JP4360694 A JP 4360694A JP 36069492 A JP36069492 A JP 36069492A JP 2559660 B2 JP2559660 B2 JP 2559660B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は巻き取り完了する巻取り
紙ロールのテールをシールするテールシール方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来において実開昭63−18433号
及び特開昭58−157666号が公知である。しかし
これらに示された巻取り紙ロールのテールシール方法は
巻取り紙ロールとその押し手段の接触点を両面接着テー
プに通過させてテールを接着シールするものではない。
すなわち巻取り紙ロールを押すアーム等の押し手段を利
用してテールの接着シールを達成するものではなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の従来の
問題を解決し巻取り紙ロールを押すアーム等の押し手段
を利用して巻取り紙ロールのテールをシールするテール
シール方法の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的達成
のために巻取り紙ロールにアーム等の押し手段が接触し
た状態で該巻取り紙ロールをその接触点の手前であって
両面接着テープの直後又はその後方部分でカットした後
両面接着テープに前記接触点を通過させてテールを接着
シールする巻取り紙ロールのテールシール方法を提案す
るものである。
【0005】
【実施例】以下本発明の巻き取り紙ロールのテールシー
ル方法を図面に示す実施例に従い説明する。ここで図面
には巻取り紙ロールのテールシール方法を具体化する装
置、コアへの紙端接着装置及び両面接着テープの貼り付
け装置が示される。本発明はこれらの全体のシステムの
中で理解されるべきであるから全体のシステムも含めて
本発明の巻取り紙ロールのテールシール方法を説明す
る。図1は本発明の巻き取り紙ロールのテールシール方
法を具体化する装置を示し、該テールシール装置はほぼ
巻き取り完了する状態の巻取り紙ロール(2)のテール
をシールするものである。巻取り紙ロール(2)は1対
のドラム(3)(4)上に載置されライダーロール
(7)で押えられた状態で回転されて紙(19)を巻き
取ったものである。前記ドラム(3)に接触及び退き可
能にタッチロール(8)が設けられる。該タッチロール
(8)は両面接着テープの貼り付け装置の一部を構成す
るものである。タッチロール(8)にはテープ貼りユニ
ット(9)により両面接着テープ(10)がその外周面
の軸方向に貼り付け可能にされる。すなわち巻取り紙ロ
ール(2)に紙(19)を巻き取る途中はタッチロール
(8)はドラム(3)から退いている。紙(19)の巻
き取りが完了に近付くとテープ貼りユニット(9)がタ
ッチロール(8)の外周面の軸方向に走行して両面接着
テープB、Eを貼り付ける。一方前記ドラム(3)の外
周から離れてカッター(6)がドラム(3)の軸方向に
紙(19)をカット可能に設けられる。該カッター
(6)及びその外側の押しロール(11)はアーム
(5)に取り付けられドラム(3)の外周の離れた位置
において巻取り紙ロール(2)に接触及び退き可能に設
けられる。次に他のドラム(4)の外周には取り出し路
(16)が密接して設けられる。該取り出し路(16)
の途中の開閉板(15)の下方にはアーム(12)に取
り付けられたコア保持器(13)が収められる。次に巻
取り紙ロール(2)が図1に示す様にほぼ巻き取り完了
に近付くとタッチロール(8)の外周面の軸方向にテー
プB、Eが貼り付けられる点は前述の通りである。次に
タッチロール(8)は図2に示す様にドラム(3)に接
触され従動により回転される。これにより両面接着テー
プB、Eはドラム(3)の外周面の紙(19)の表面に
貼り付く。両面接着テープB、Eが紙(19)に転移す
るのはタッチロール(8)の表面がゴム、合成樹脂材料
等の接着性が紙より悪い材料で作られているからであ
る。以上で両面接着テープの貼り付け装置の作動は完了
したことになる。ここから後は巻取り紙ロールのテール
シール装置の作動が中心となる。すなわち両面接着テー
プB、Eは紙(19)及びドラム(3)と共に進みドラ
ム(3)と巻取り紙ロール(2)の接点へと近付く。接
点に到達する前に図3に示す様にアーム(5)が巻取り
紙ロール(2)へと進み押しロール(11)が巻取り紙
ロール(2)に接触しこれをドラム(4)の方へ押す。
図3を見れば判る様に巻取り紙ロール(2)はドラム
(3)から離れることになる。この離れた部分にカッタ
ー(6)が作動し紙(19)の両面接着テープBの直後
又はその後方部分がカットされる。同時に紙押え(1
8)がドラム(3)に対して紙(19)を押え滑り落ち
を防止する。巻取り紙ロール(2)は更にアーム(5)
の押しロール(11)で押されていきその途中で両面接
着テープBは押しロール(11)を通過する。これによ
り両面接着テープBで巻取り紙ロール(2)のテールは
シールされる。シールされた巻取り紙ロール(2)はド
ラム(4)を乗り越えて取り出し路(16)を転がって
いく。以上で巻取り紙ロールのテールシール装置の作動
は完了したことになる。ここから後はコアへの紙端接着
装置の作動が中心となる。すなわち図3に示す位置から
図4に示す位置へと巻取り紙ロール(2)が転がってい
くと取り出し路(16)に設けられた開閉板(15)が
開かれる。次にアーム(12)によりコア保持器(1
3)が持ち上げられてドラム(3)とドラム(4)の間
に新しい空のコア(14)を送り込むことになる。すな
わち新しいコア(14)はコア保持器(13)内に予め
保持されておりドラム(3)とドラム(4)の間に投入
されるのである。新しいコア(14)を投入し必要に応
じてドラム(3)を逆転させて両面接着テープEをコア
(14)に貼り付ける。これにより紙(15)は滑り落
ちる心配がなくなるため同時に図3に示されていた紙押
え(18)は退く。次にアーム(12)及びコア保持器
(13)はコア(14)を残して開閉板(15)内へと
戻り開閉板(15)は図5に示す様に閉じられる。一方
再びライダーロール(7)が下降してドラム(3)
(4)との間にコア(14)を挟持しこれと同時にドラ
ム(3)(4)及びライダーロール(7)が回転する。
この結果紙(19)は両面接着テープEによりコア(1
4)に巻き取られていく。以上でコアへの紙端接着装置
の作動は完了したことになる。次に以上の実施例に示し
た構成以外に次の変形が考えられる。すなわち両面接着
テープB,Eを切断前の紙(19)の表面に貼り付ける
方法として前述の実施例はタッチロール(8)を用い
た。しかしこの方法以外に切断前の紙(19)に(巻取
り紙ロール(2)側の紙に又はドラム(3)側の紙(1
9)に)線状部材の表面に予め貼り付けられた両面接着
テープB,Eを当接させ転移させてもよい。前記線状部
材の表面はゴム、合成樹脂材料等の接着性が紙より悪い
材料で作られる。次に図3の紙押え(18)であるがこ
の代りにドラム(3)の外周面に多数の孔を設けてドラ
ム(3)内を負圧にし紙(19)をドラム(3)に吸着
させて紙(19)の滑り落ちを防止してもよい。一方図
4に示される様に紙端(20)が両面接着テープEから
長めに存在する場合には紙端(20)が図5に示す様に
2重になって巻き始めの段差が生じる。この段差は紙
(19)が薄い場合にはそのままでよいがそうでない場
合にはなくすことが好ましい。この方法としては例えば
両面接着テープEを前方の両面接着テープBの後端に近
接して貼り付ければよい。その場合ドラム(3)を逆転
させ両面接着テープEをコア(14)に貼り付ければよ
い。次に前述の実施例では紙(19)に2列の両面接着
テープB、Eを貼り付けていたが後方の両面接着テープ
Eはタッチロール(8)から供給せず新しいコア(1
4)に予め貼り付けておいてもよい。
【0006】
【発明の効果】本発明の巻取り紙ロールのテールシール
方法は以上の通りでありその効果を次に列記する。 (1)本発明の巻取り紙ロールのテールシール方法は特
に巻取り紙ロールを押すアーム等の押し手段を利用して
テールの接着シールを達成するため構造が単純になる。 (2)本発明の巻取り紙ロールのテールシール方法は特
に巻取り紙ロールを押す押し手段との接触点を両面接着
テープに通過させて接着シールするため確実な接着シー
ルが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻取り紙ロールのテールシール方法の
概念図
【図2】本発明の巻取り紙ロールのテールシール方法を
説明する概念図
【図3】本発明の巻取り紙ロールのテールシール方法を
説明する概念図
【図4】本発明の巻取り紙ロールのテールシール方法を
説明する概念図
【図5】本発明の巻取り紙ロールのテールシール方法を
説明する概念図
【符号の説明】
1 コア 2 巻取り紙ロール 3 ドラム 4 ドラム 5 アーム 6 カッター 7 ライダーロール 8 タッチロール 9 テープ貼りユニット 10 両面接着テープ 11 押しロール 12 アーム 13 コア保持器 14 コア 15 開閉板 16 取り出し路 17 ストッパー 18 紙押え 19 紙 20 紙端

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項】巻取り紙ロールにアーム等の押し手段が接触
    した状態で該巻取り紙ロールをその接触点の手前であっ
    て両面接着テープの直後又はその後方部分でカットした
    後両面接着テープに前記接触点を通過させてテールを接
    着シールする巻取り紙ロールのテールシール方法
JP4360694A 1992-12-11 1992-12-11 巻取り紙ロールのテールシール方法 Expired - Fee Related JP2559660B2 (ja)

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