JP2559348Y2 - 超小型パワショベルのボンネットカバー - Google Patents

超小型パワショベルのボンネットカバー

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JP2559348Y2
JP2559348Y2 JP10243491U JP10243491U JP2559348Y2 JP 2559348 Y2 JP2559348 Y2 JP 2559348Y2 JP 10243491 U JP10243491 U JP 10243491U JP 10243491 U JP10243491 U JP 10243491U JP 2559348 Y2 JP2559348 Y2 JP 2559348Y2
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bonnet
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bonnet cover
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豊 清水
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は一体構造のボンネット
カバーを採用した超小型パワショベルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来狭小地での作業を容易にした超小型
パワショベルは、下部走行体上に上部旋回体が旋回自在
に設けられていて、この上部旋回体の前部に作業機が装
置されている。また上部旋回体にはエンジン室が設けら
れていて、このエンジン室内に動力用のエンジンが収容
されていると共に、エンジン室はボンネットカバーによ
り覆われている。一方従来のボンネットカバーは図1に
示すようにカバー本体aと後部カバーb、側部カバーc
などに複数分割されていて、上部旋回体dのエンジン室
eを覆うように取付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のボンネットカバ
ーは、複数分割されていて、各部品毎に製作し、組立工
程で各部品を組立てることにより一体化している。この
ため製作や組立てに多くの工数を要して生産性が悪いと
共に、エンジンなどを整備する場合は、カバー本体より
各部品を取外す必要があるため整備性も悪いなどの不具
合がある。また各部品の継目部分に隙間や段差が生じ
て、密閉性や外観が悪いなどの不具合もあった。この考
案は上記不具合を改善する目的でなされたもので、製作
が容易で、かつ密閉性及び外観の良好な一体構造のボン
ネットカバーを採用した超小型パワショベルを提供しよ
うとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するために、上部旋回体に設けられたエンジン室をボ
ンネットカバーにより覆った超小型パワショベルにおい
て、上記ボンネットカバーを左右の部材に分割してそれ
ぞれ樹脂により一体成形すると共に、上記各部材を接着
などの手段で一体化したものである。
【0005】
【作用】上記構成により、少ない部品点数でボンネット
カバーが構成できると共に、部品間に隙間や段差が生じ
ないので外観も向上する。
【0006】
【実施例】この考案の一実施例を図2ないし図8に示す
図面を参照して詳述する。図は超小形パワショベルの
側面図を示すもので、この図で1は下部走行体を示す。
上記下部走行体1は前部に設けられたアイドラ2と後部
に設けられたスプロケット3の間に捲装された無端状の
履帯4を回転させて自走自在となっており、この下部走
行体1上に上部旋回体5が旋回自在に設けられている。
上記上部旋回体5は前部に作業機6が装着されていると
共に、上部にはボンネットカバー本体7により覆われた
エンジン室8が設けられ、このエンジン室8内に図示し
ない動力用のエンジンが収容されている。上記ボンネッ
トカバー本体7は図3以下に示すように、中心線Aより
左右の部材7a、7bに2分割されていて、それぞれ
により一体成形されていて、接着などの手段で左右の
部材7a、7bが接合一体化されている。
【0007】また接着強度を上げるために、接合部7c
のコーナ部7dは図7に示すように予め厚肉に形成され
ていると共に、ボンネット本体7の後部には、オペレー
タシート8を係止するほぼコ字形の係止金具9が設けら
れている。上記係止金具9は図8に示すように取付け板
9aを有していて、この取付け板9aを左右部材7a、
7bの厚肉なコーナ部7d間に固着具10により取付け
ることにより、係止金具9によって左右部材7a、7b
の接合強度の増大を図っている。
【0008】一方上記ボンネット本体7の上面にはエン
ジン室8内を整備点検するための開口部7eが前後方向
に細長く開口されていると共に、後面にはエンジン室8
内より冷却風を排出するための排気口7fが横方向に複
数個所開口されている。
【0009】そしてボンネット本体7の上部開口部7e
は、着脱自在なオペレータシート12により閉鎖できる
ようになっている。上記オペレータシート12は図2に
示すように前下りとなったほぼ鞍状をなしていて、オペ
レータは跨って着席するようになっており、ボンネット
本体7の両側には、オペレータシート12に着席したオ
ペレータが足を乗せたり、乗降する際に使用するステッ
プ7gが左右部材7a、7bと一体成形されている。ま
たボンネット本体7の前部にはダッシュボード13が設
置されていて、このダッシュボード13に走行を制御し
たり、作業機6を操縦する操作レバー群14が設けられ
ている。
【0010】次に上記構成されたボンネットの作用を説
明すると、ボンネット本体7は上述したように左右の部
材7a、7bが分割されて成形された後接着などの手段
で一体化されており、上部に形成された開口部7eにオ
ペレータシート12が図2に示すように取付けられて使
用される。また作業時にはオペレータがオペレータシー
ト12に跨って着席し、オペレータシート12前方の操
作レバー群14を操作して下部走行体1の走行や上部旋
回体5の旋回及び作業機6の操縦を行うもので、上部旋
回体5に搭乗して作業できるため、オペレータの疲労も
少ない。
【0011】
【考案の効果】この考案は以上詳述したように、上部旋
回体のエンジン室を覆うボンネット本体を左右の部材に
分割してそれぞれ樹脂により一体成形し、成形後接着な
どの手段で一体化するようにしたことから、従来のボン
ネットカバーに比べて部品点数が大幅に少なくできる。
これによって製作及び組立てが容易になるため生産性が
向上すると共に、各部品間に隙間や段差が生じることも
ないので、外観も向上する。またエンジン室内を点検し
たり整備する場合も従来のようにボンネットカバーを構
成する部品を取外さずに上部開口より作業ができるた
め、整備や点検が短時間で容易に行えるようになる。さ
らにボンネット本体を構成する左右部材の接合部のコー
ナ部を厚肉としたことにより、接合部の強度が増すた
め、剛性の高いボンネットカバーが容易に得られるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のボンネットカバーの分解斜視図である。
【図2】この考案の一実施例になるボンネットカバーを
使用したパワショベルの側面図である。
【図3】この考案の一実施例になるボンネットカバーの
平面図である。
【図4】この考案の一実施例になるボンネットカバーの
側面図である。
【図5】この考案の一実施例になるボンネットカバーの
正面図である。
【図6】この考案の一実施例になるボンネットカバーの
後面図である。
【図7】図3のX−X線に沿う断面図である。
【図8】図4のY−Y線に沿う断面図である。
【符号の説明】 5 上部旋回体 7 ボンネットカバー本体 7a 部材 7b 部材 7d コーナ部 7e 開口部 8 エンジン室 12 オペレータシート

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体5に設けられたエンジン室8
    をボンネットカバー本体7により覆った超小型パワショ
    ベルにおいて、上記ボンネットカバー本体7を左右の部
    材7a、7bに分割して、それぞれ樹脂により一体成形
    すると共に、上記各部材7a、7bを接着などの手段で
    一体化してなる超小型パワショベルのボンネットカバ
    ー。
  2. 【請求項2】 ボンネットカバー本体7の上面に点検整
    備用の開口部7eを設けて、この開口部7eを着脱自在
    なオペレータシート12により覆ってなる請求項1記載
    のボンネットカバー。
  3. 【請求項3】 左右部材7a、7bの接合部のコーナ部
    7dを厚肉に形成してなる請求項1記載のボンネットカ
    バー。
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