JP2559334B2 - 電動油圧式作動工具における往復作動部材の作動機構 - Google Patents

電動油圧式作動工具における往復作動部材の作動機構

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JP2559334B2
JP2559334B2 JP6032941A JP3294194A JP2559334B2 JP 2559334 B2 JP2559334 B2 JP 2559334B2 JP 6032941 A JP6032941 A JP 6032941A JP 3294194 A JP3294194 A JP 3294194A JP 2559334 B2 JP2559334 B2 JP 2559334B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電動油圧式の切
断工具、穿孔工具、端子圧着工具などの電動油圧式作動
工具における往復作動部材の作動機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リターニングスプリングにより後
方に向って付勢されたオイルピストンを内装したシリン
ダと、モータの回転によりオイルタンク内のオイルをシ
リンダ内に供給するように構成されたオイル供給機構
と、オイル供給機構とシリンダの間に連通配設されたシ
リンダ内へのオイル供給流路と、シリンダとオイルタン
クの間に連通配設されたシリンダ内のオイル還流々路
と、オイルピストンの中空部内に進退可能に配設された
オイル還流々路の開閉弁と、オイルピストンの前端側に
連設された往復作動部材とから成る電動油圧式作動工具
における往復作動部材の作動機構において、オイルピス
トンに後方を開口した中空部を設け、この中空部内に上
記オイル還流々路の開閉弁を挿入すると共に、往復作動
部材の往動終了時に、オイル還流々路を開いてシリンダ
内のオイルをオイルタンク内に還流させる手段として、
開閉弁の周側に設けた単一のスプリング(キックスプリ
ング)によって該開閉弁を前進付勢させるように構成し
た電動油圧式作動工具における往復作動部材の作動機構
としては、例えば実公平1−15464号公報に開示さ
れている油圧作動型カッターなどが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上記従来例の
場合は、開閉弁の作動用スプリングが単一であるため次
のような作動上の問題がある。即ち、このスプリングが
強過ぎると、シリンダ内のオイルピストンを油圧により
更に前進させる必要があるのに拘らず、スプリングの強
いバネ付勢により開閉弁が不測に前進してオイル還流々
路を開放し、シリンダ内のオイルを還流してオイルピス
トンをリターニングスプリングにより後退させてしま
い、往復作動部材による所期の機能、例えば切断機能を
確実に発揮できない事態を生じる重大な問題があり、ま
た、このスプリングが弱過ぎると、弁座に対する開閉弁
の接離動作が不安定且つ不確実になって、例えばオイル
ピストンの前進動作が所定の位置まで行なわれて往復作
動部材による所期の機能を達成した際においても、開閉
弁を完全に弁座から隔離できない場合があり、従ってオ
イルピストンの円滑な復動に支障をもたらすといった重
大な問題がある。
【0004】本発明は、上記の問題を解決することを課
題として研究開発されたもので、独自の配置構成のもと
に、開閉弁の作動用スプリングに強弱二種のスプリング
を使用することにより、弁座に対する開閉弁の接離動作
を確実に安定して達成できるように構成された電動油圧
式作動工具における往復作動部材の作動機構を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を達成する手段として、本発明は、リターニング
スプリングにより後方に向って付勢されたオイルピスト
ンを内装したシリンダと、モータの回転によりオイルタ
ンク内のオイルを該シリンダ内に供給するように構成さ
れたオイル供給機構と、オイル供給機構とシリンダの間
に連通配設されたシリンダ内へのオイル供給流路と、シ
リンダとオイルタンクの間に連通配設されたシリンダ内
のオイル還流々路と、オイルピストンの中空部内に進退
可能に配設されたオイル還流々路の開閉弁と、オイルピ
ストンの前端側に連設された往復作動部材とから成る電
動油圧式作動工具における往復作動部材の作動機構にお
いて、オイルピストンの中空部の後方開口部の内側に有
孔のガイド部材を取付けると共に、このガイド部材に開
閉弁の弁軸部を挿通し、この弁軸部と上記ガイド部材と
の間に少なくとも強弱二種類のスプリングを直列に介在
配設すると共に、弁軸部の前端部にスプリングの抜け止
め部材を設けて構成したことを特徴とする電動油圧式作
動工具における往復作動部材の作動機構を提供するもの
である。
【0006】
【作用】上記の構成において、シリンダ内にオイルが供
給されると、図7及び図8に示すように、その油圧はオ
イルピストン及び開閉弁の双方に作用し、開閉弁のガイ
ド部材を介して、まづ開閉弁の作動用スプリングの中の
弱い方のスプリングを圧縮しつつオイルピストンを前進
させると共に、開閉弁を弁座に押接してオイル還流々路
を閉じた状態を保っている。
【0007】次に、油圧によりオイルピストンが更に前
進して、図9に示すように弱い方のスプリングが死点ま
で圧縮されると、オイルピストンはガイド部材を介して
強い方のスプリングを圧縮しつつ前進を続け、往復作動
部材を所定の位置まで前進させて所要の仕事を達成した
後、図10に示すようにガイド部材の前端がスプリング
の抜け止め部材に衝接する。
【0008】ガイド部材の前端がスプリングの抜け止め
部材に衝接すると、開閉弁はオイルピストンと共に前進
し、図11に示すように弁座から離れてオイル還流々路
を開くので、図12に示すようにリターニングスプリン
グによりオイルピストンは後退してシリンダ内のオイル
をオイルタンク側に還流すると共に、開閉弁は強弱二つ
のスプリングのリターニング作用により前進し、弁座か
ら更に離隔してオイル還流々路を確実に開き、電動油圧
式作動工具における往復作動部材の往復作動のワンサイ
クルを完了するものである。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面に示す電
動油圧式切断工具の切断刃の往復作動機構に基づいて説
明すると、本発明に係る電動油圧式作動工具における往
復作動部材の作動機構は、大別して駆動モータ1と、オ
イルタンク2と、該オイルタンク内のオイルをシリンダ
側に供給するオイル供給機構3と、オイルピストンを内
装したシリンダ4と、オイルピストンに内装したオイル
還流々路の開閉弁5と、オイル還流々路6と、オイルピ
ストンの前端側に連設した往復作動部材7とから構成さ
れている。
【0010】而して、上記モータ1は、この実施例で
は、工具本体の後部側に設けたモータボックス8内に配
設され、また上記オイルタンク2は中間フレーム9の外
側に配設されており、該モータボックス8とオイルタン
ク2に跨って、モータ1のスイッチ10を備えたハンド
ル11が設けてある。
【0011】また、上記オイル供給機構3は、中間フレ
ーム9に配設されてモータ1の回転軸12に噛合わせた
伝動歯車群13a、13b、13cと、該伝動歯車群に
よって伝動回転される回転シャフト14と、該回転シャ
フトの先端に一体的に設けた偏心回転カム15と、該偏
心回転カムにより作動されるオイル供給ポンプ16と、
該オイル供給ポンプの後側において中間フレーム9側に
貫設連通させた、前記オイルタンク2と連通するオイル
吸入口17と、オイル供給ポンプ16の前側においてシ
リンダ4側に貫設連通させたオイル供給流路18と、該
オイル供給流路18内に配設した、球弁19とリターニ
ングスプリング20を備えたオイル供給弁21とから構
成されている。
【0012】さらに、上記オイル供給ポンプ16は、シ
リンダ4の基部側に設けた穿孔内に摺動自在に嵌挿した
プランジャー16aの下端部を前記偏心回転カム15の
カム面に当接すると共に、該プランジャー16aに設け
た穿孔内に押圧スプリング16bを圧入し、該押圧スプ
リング16bの基部を穿孔のシールキャップ16cに固
定して構成されており、したがって偏心回転カム15の
偏心回転により該プランジャー16aを昇降させ、図6
に示すようにプランジャー16aの下降時に、前記オイ
ル吸入口17とオイル供給流路18を連通させて、オイ
ルタンク2側のオイルをシリンダ4側に吐出供給するも
のである。
【0013】また、上記シリンダ4は、その基端部を中
間フレーム9の前端部に連結して配置されており、前方
を開放したシリンダ4内に、リターニングスプリング2
2により後退するように付勢されているオイルピストン
23を進退自在に収容しており、このオイルピストン2
3は後方に開口部24を設けた中空部25を備えてい
る。
【0014】さらに、上記開閉弁5は弁軸部5aの後端
に弁子5bを備えて構成されており、オイルピストン2
3に設けた中空部25の後方開口部24の内側に嵌挿係
着した有孔(この実施例では筒状)のガイド部材26に該
開閉弁5の弁軸部5aを後部から挿通し、この実施例で
は、該弁軸部5aに弾力の強いコイルスプリングS1
嵌挿して、ガイド部材26の後端に設けた内向きフラン
ジ26aにより受止させることにより、該スプリングS
1をガイド部材26と弁軸部5aとの間に介在配設する
と共に、スプリングS1の前方部に位置して弁軸部5a
にカラー27を嵌挿した後、さらに弁軸部5aに弾力の
弱いコイルスプリングS2を嵌挿してカラー27により
受止させることにより、該スプリングS2をガイド部材
26と弁軸部5aとの間に介在配設してあり、従って強
弱二種類のコイルスプリングS1、S2を直列に二段階に
配設したものであって、更に弁軸部5aの前端部にナッ
トから成るスプリングS1、S2の抜け止め部材28を螺
着してある。
【0015】また、上記オイル還流々路6は、シリンダ
4の底部に開口したオイル流出口6aと、図13に略示
するように該流出口6aとオイルタンク2とを結ぶ流路
6bとから構成されており、従ってオイルタンク2内の
オイルは、オイル吸入口17、オイル供給流路18、シ
リンダ4、オイル還流々路6を経て循環するものであ
る。
【0016】さらに、上記往復作動部材7は、この実施
例では、可動切断刃として構成されており、この可動切
断刃をオイルピストン23の前端側に連設したものであ
り、図1〜図3において、29はシリンダ4の前方寄り
外側に回動自在に被嵌したフレームヘッド、30は被切
断物である鉄筋31の支持部材、32は、固定切断刃を
それぞれ示している。
【0017】次に、上記のように構成された実施例に基
づいて、往復作動部材7である鉄筋カッターの切断刃の
往復作動を説明すれば、まづ、図2に示すように被切断
物31である鉄筋をフレームヘッド29の載置部に載
せ、支持部材30により挾持する。
【0018】次に、スイッチ10を入れてモータ1を回
転させると、伝動歯車群13a〜13c、回転シャフト
14、偏心回転カム15を介してオイル供給ポンプ16
のプランジャー16aは往復動し、押圧スプリング16
bにより図6に示す位置にプランジャー16aが押圧下
降されると、オイル吸入口17とオイル供給流路18が
開通し、オイルタンク2内のオイルをオイル供給弁21
を押し開いてシリンダ4内に供給する。
【0019】シリンダ4内に次々にオイルが供給される
と、シリンダ4内の油圧は上昇して、図7及び図8に示
すようにオイルピストン23及び開閉弁5の弁子5bを
加圧し、オイルピストン23を前進すると共に、開閉弁
5の弁子5bを弁座に押しつけてオイル還流々路6のオ
イル流出口6aを閉塞し、オイルピストン23が前進す
ると、開閉弁5のガイド部材26を介して先づ開閉弁5
に設けた弱い方の作動用スプリングS2を圧縮する。
【0020】そして、引続き油圧によりオイルピストン
23が前進して、図9に示すように弱い方のスプリング
2を収容しているカラー27の前端がスプリングS1
2の抜け止め部材(ナット)28に衝接し、該スプリ
ングS2が死点まで圧縮される。この時点で、強い方の
スプリングS1の圧縮反力に抗して開閉弁5を後方へ押
しつける(弁子5bを弁座へ押しつける)のに十分な程
度にシリンダ4内の圧力は上昇している。次にオイルピ
ストン23はガイド部材26を介して強い方のスプリン
グS1を圧縮しつつ前進を続け、往復作動部材(可動切
断刃)7を所定の位置まで前進させて所要の仕事(鉄筋
等の被切断物の切断)を行なうと共に、図10に示すよ
うにガイド部材26の前端がスプリングS1、S2の抜け
止め部材28に衝接する。
【0021】ガイド部材26の前端がスプリングS1
2の抜け止め部材28に衝接すると、開閉弁5はオイ
ルピストン23と共に前進し、この時点において往復作
動部材7(例えば可動切断刃)による仕事を終えると共
に、図11に示すように開閉弁5の弁子5bが弁座から
離れてオイル還流々路6のオイル流出口6aを開くの
で、図12に示すようにオイルピストン23はリターニ
ングスプリング22により後退して往復作動部材7を後
退させ、シリンダ4内のオイルをオイル流出口6a及び
流路6bから成るオイル還流々路6を経てオイルタンク
2側に還流する。この時、開閉弁5は、先ず主に強い方
のスプリングS1のリターニング作用により、弁子5b
がオイル還流の影響をうけて弁座を閉じてしまわない程
度まで、確実に前進する。そして、最終的には開閉弁5
は二つのスプリングS1、S2の作用により、弁子5bと
ガイド部材26が当接するまで前進し、弁子5bを弁座
から一層確実に離隔してオイル還流々路6を完全に開放
し、シリンダ4内のオイルを円滑、確実にオイルタンク
2内に還流して電動油圧式作動工具における往復作動部
材(可動切断刃)の往復作動のワンサイクルを完了する
ものである。
【0022】この実施例にしたがえば、開閉弁5の作動
用スプリングとして強弱二種のコイルスプリングS1
2を使用し、上述した独自の配置手段によって開閉弁
5の弁軸部5aに直列に二段階に配設し、而もカラー2
7を使用して両スプリングS1、S2を区画して、先づ弱
い方のスプリングS2を圧縮させた後に、強い方のスプ
リングS1を圧縮するように構成したので、この強弱二
種のスプリングの協動作用により、既述した従来の強弱
のいづれか一方のスプリングのみを使用した際に生じる
欠点を解消し得て、特設したガイド部材26、スプリン
グS1、S2の抜け止め部材28、カラー27の存在及び
夫々の機能と相俟って、弁座に対する開閉弁の接離動作
を確実に安定して達成でき、従って電動油圧式作動工具
における往復作動部材7、即ち、この実施例における電
動油圧式カッター工具の切断刃を正しく往復動させ得
て、その切断機能を著しく向上できるものである。
【0023】以上、本発明の主要な実施例について詳述
したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、例えば強弱二種のスプリングS1、S2は上記実施例
の場合と逆に配置してもよく、また、その作動機構は、
カッターにおける切断刃の往復作動のみに適用されるも
のではなく、穿孔工具における穿孔部材の往復作動、端
子圧着工具におけるダイスの往復作動などにも広く適用
できるものであって、要するに本発明の目的を達成でき
且つ本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の設計変
更を行ない得るものである。
【0024】
【発明の効果】本発明は、リターニングスプリングによ
り後方に向って付勢されたオイルピストンを内装したシ
リンダと、モータの回転によりオイルタンク内のオイル
をシリンダ内に供給するように構成されたオイル供給機
構と、オイル供給機構とシリンダの間に連通配設された
シリンダ内へのオイル供給流路と、シリンダとオイルタ
ンクの間に連通配設されたシリンダ内のオイル還流々路
と、オイルピストンの中空部内に進退可能に配設された
オイル還流々路の開閉弁と、オイルピストンの前端側に
連設された往復作動部材とから成る電動油圧式作動工具
における往復作動部材の作動機構において、オイルピス
トンの中空部の後方開口部の内側に有孔のガイド部材を
取付けると共に、このガイド部材に開閉弁の弁軸部を挿
通し、この弁軸部と上記ガイド部材との間に少なくとも
強弱二種類のスプリングを直列に介在配設すると共に、
弁軸部の前端部にスプリングの抜け止め部材を設けて構
成したことを特徴とする電動油圧式作動工具における往
復作動部材の作動機構に係り、上記の工程にしたがって
往復作動部材を作動するものであるから、次の優れた効
果を奏するものである。
【0025】(1) シリンダ内の油圧の上昇によりオ
イルピストンが前進し始めると、まづ、強弱二種の開閉
弁作動用のスプリングのうちの弱い方のスプリグから圧
縮し始めてオイルピストンが所定の位置まで前進し、弱
い方のスプリングが圧縮死点に達するまで、即ち、強い
方のスプリングの圧縮反力に抗して開閉弁を後方へ押し
つける(弁子を弁座へ押しつける)のに十分な程度に、
シリンダ内の内圧が上昇するまでの間は、専ら弱い方の
スプリングの方が開閉弁に作用するので、該スプリング
は油圧に負けて開閉弁を弁座に圧接した状態を保ち、従
ってオイルピストンを円滑に前進させて往復作動部材に
よる所期の仕事を確実に達成できる。
【0026】(2) また、スプリングが圧縮死点に達
すると、オイルピストンはガイド部材を介して油圧によ
り開閉弁を伴って前進するので、開閉弁は弁座から離れ
てオイル還流々路を開放し、従ってオイルピストンはリ
ターニングスプリングにより後退してシリンダ内のオイ
ルを流出還流させるが、この時、強い方のスプリングの
強い弾撥作用により開閉弁を弁座から確実に離隔して、
リターニングスプリングによりオイルピストンを円滑に
後退させて往復作動部材による所期の仕事のワンサイク
ルを確実に完了できる。
【0027】(3) 従って、一つの開閉弁作動用のス
プリングのみを用いていた従来のものと較べて開閉弁の
開閉動作を安定した状態で確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部の縦断正面図であ
る。
【図2】フレームヘッドを90度回動して、押圧挾持部
材により被切断物を挾持した状態における要部の縦断正
面図である。
【図3】被切断物を切断した状態における要部の縦断正
面図である。
【図4】オイル供給ポンプのプランジャーが上昇してオ
イル吸入口とオイル供給流路が遮断されている状態の説
明図である。
【図5】オイル供給ポンプのプランジャーが下降し始め
た状態の説明図である。
【図6】オイル供給ポンプのプランジャーが下降してオ
イル吸入口とオイル供給流路が開通されている状態の説
明図である。
【図7】シリンダ内部に供給されたオイルの油圧による
オイルピストン及び開閉弁の第1段階における作動説明
図である。
【図8】シリンダ内部に供給されたオイルの油圧による
オイルピストン及び開閉弁の第2段階における作動説明
図である。
【図9】シリンダ内部に供給されたオイルの油圧による
オイルピストン及び開閉弁の第3段階における作動説明
図である。
【図10】シリンダ内部に供給されたオイルの油圧によ
るオイルピストン及び開閉弁の第4段階における作動説
明図である。
【図11】シリンダ内部に供給されたオイルの油圧によ
るオイルピストン及び開閉弁の第5段階における作動説
明図である。
【図12】シリンダ内部に供給されたオイルの排出還流
時におけるオイルピストン及び開閉弁の作動説明図であ
る。
【図13】オイルの循環流路を略示した説明図である。
【符号の説明】
1 駆動モータ 2 オイルタンク 3 オイル供給機構 4 シリンダ 5 オイル還流々路の開閉弁 5a 弁軸部 5b 弁子 6 オイル還流々路 6a オイル流出口 6b 流路 7 往復作動部材(可動切断刃) 8 モータボックス 9 中間フレーム 10 スイッチ 11 ハンドル 12 回転軸 13a、13b、13c 伝動歯車群 14 回転シャフト 15 偏心カム 16 オイル供給ポンプ 16a プランジャー 16b 押圧スプリング 16c シールキャップ 17 オイル吸入口 18 オイル供給流路 19 球弁 20 リターニングスプリング 21 オイル供給弁 22 リターニングスプリング 23 オイルピストン 24 後方開口部 25 中空部 26 有孔のガイド部材 26a 内向きフランジ 27 カラー 28 スプリングの抜け止め部材 29 フレームヘッド 30 押圧挾持部材 31 被切断物(鉄筋) 32 固定切断刃 S1 弾力の強いコイルスプリング S2 弾力の弱いコイルスプリング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リターニングスプリングにより後方に向
    って付勢されたオイルピストンを内装したシリンダと、
    モータの回転によりオイルタンク内のオイルをシリンダ
    内に供給するように構成されたオイル供給機構と、オイ
    ル供給機構とシリンダの間に連通配設されたシリンダ内
    へのオイル供給流路と、シリンダとオイルタンクの間に
    連通配設されたシリンダ内のオイル還流々路と、オイル
    ピストンの中空部内に進退可能に配設されたオイル還流
    々路の開閉弁と、オイルピストンの前端側に連設された
    往復作動部材とから成る電動油圧式作動工具における往
    復作動部材の作動機構において、オイルピストンの中空
    部の後方開口部の内側に有孔のガイド部材を取付けると
    共に、このガイド部材に開閉弁の弁軸部を挿通し、この
    弁軸部と上記ガイド部材との間に少なくとも強弱二種類
    のスプリングを直列に介在配設すると共に、弁軸部の前
    端部にスプリングの抜け止め部材を設けて構成したこと
    を特徴とする電動油圧式作動工具における往復作動部材
    の作動機構。
  2. 【請求項2】 往復作動部材が切断刃である請求項1に
    記載の電動油圧式作動工具における往復作動部材の作動
    機構。
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