JP2542824Y2 - 油圧作動機 - Google Patents

油圧作動機

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JP2542824Y2 JP1991036601U JP3660191U JP2542824Y2 JP 2542824 Y2 JP2542824 Y2 JP 2542824Y2 JP 1991036601 U JP1991036601 U JP 1991036601U JP 3660191 U JP3660191 U JP 3660191U JP 2542824 Y2 JP2542824 Y2 JP 2542824Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は油圧パンチャや油圧ベン
ダなどの油圧作動機における組立構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧作動機は、ポンプで作動油を
圧送してピストンを作動させ、このピストンの先端部に
種々の用途に応じた工具を取付け可能とし、これら構成
要素をケーシングに組み込んで、小型軽量に構成されて
いる。斯る油圧作動機は、ポンプで作動油をピストンに
圧送して高圧を発生させる性質上、そのケーシング、特
にピストンのシリンダ室を構成する部分には高耐圧並び
に高気密性が要求されるが、そのために各種機能部品を
組み込むケーシングの分割数を少なくすると組立作業性
やメインテナンスの作業性が悪くなるため、ある程度ケ
ーシングを分割することが必要になる。例えば実公昭6
3−46069号記載の電動油圧カッターにおいては油
槽、油圧ポンプ、及び油圧シリンダを構成する部分のケ
ーシングを3分割している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ケーシ
ングを分割した油圧作動機の従来の組立構造は、上記公
告公報の内容からも明らかにように、ポンプやシリンダ
装置の機能部品をケーシングと順番に一体的に組み立て
て初めて各部を組み込み可能な構造になっており、内蔵
機能毎にケーシングを分割してユニット化する思想は皆
無であった。例えばモータを外すとその軸に直接嵌合さ
れているポンプの機能部品がばらばらになり、また、ピ
ストンを外すと同ピストンの復帰動作弁がピストンから
離脱してしまう。このため、組立てに際しては各部の小
さな部品や大きな部品を渾然一体として順番に組立てな
ければならず、その組立作業が煩わしく、また、メイン
テナンスを行うためにケーシングを分離すると内蔵機能
部品が全体的にばらばらになり、その作業も面倒にな
る。さらに、本考案者は、油圧作動機を、駆動モータ、
ポンプ、及び作動部にユニット化し、駆動力や用途とい
った要求仕様に応じて各ユニットを選択的に組み合わせ
て品種展開することを検討したが、内蔵機能毎にケーシ
ングを分割してユニット化する思想が無ければこれも不
可能であることを見い出した。
【0004】本考案は、組立やメインテナンスの作業性
が良好であり、しかも、駆動力や用途といった要求仕様
に応じて品種展開することも容易な油圧作動機を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上記課題を
解決するための手段として、一端に作業用工具を取付け
るピストンをケーシングの開口からその筒内に摺動自在
に嵌入したシリンダ装置組立体、一端に開口を有しその
内部に作動油を蓄えるための油漕ケーシングと当該油漕
ケーシングから前記ピストンに作動油を圧送するための
ポンプを内蔵するポンプブロックとを分離可能に結合し
て成るポンプ部組立体、及び前記ポンプを作動するため
の駆動軸を持った動力部組立体を備え、前記各々の組立
体は個別に組立てられ、それら組立体は、前記シリンダ
装置組立体のケーシングの開口に臨むポンプブロックの
一端面が前記ピストンを収容するシリンダ室の壁部とさ
れ、前記油漕ケーシングの開口に臨むポンプブロックの
他端面が前記油漕ケーシングによって構成される油漕の
隔壁とされて、一体的に、且つ、個別に分離可能に、組
立てられて成る構造を、油圧作動機に採用するものであ
る。
【0006】
【作用】油圧作動機を組み立てるときは、動力部組立
体、ポンプ部組立体、及びシリンダ装置組立体を夫々単
独に組立てておき、その後で所要の組立体を合体して油
圧作動機を構成する。このとき、動力部組立体の駆動力
や用途といった要求仕様に応じて所望の組立体を選択す
ることにより油圧作動機の品種展開が可能になる。メイ
ンテナンスに際しては全部又は一部の組立体を分離し、
所要の組立体の分解や交換を行う。動力部組立体とポン
プ部組立体を分離したとき双方の組立体は駆動軸と入力
軸との嵌合状態が解除されて分離され、個々の機能部品
は組み立て状態を維持する。シリンダ装置組立体をメイ
ンテナンスするときはシリンダ装置組立体とポンプ部組
立体のポンプブロックを分離してシリンダ装置組立体の
内部を露出させ、また、ポンプブロック組立体をメイン
テナンスするときはポンプブロックの油槽ケーシングを
ポンプブロックから分離してポンプ部組立体の内部を露
出させる。
【0007】
【実施例】図1において1は本考案に係る油圧作動機の
一実施例としての電動油圧パンチャである。この電動油
圧パンチャ1は、ケーシング3に電動モータなどを内蔵
して構成される動力部組立体5、ポンプブロック7と油
槽ケーシング9で構成されるポンプ部組立体11、及び
ケーシング13に各種機能部品を内蔵したシリンダ装置
組立体15から成り、前記油槽ケーシング9はその一方
のフランジ部9Aを介してポンプブロック7に図示しな
いねじなどの適宜の手段で着脱自在に固定され、そのポ
ンプブロック7の外端面側には前記シリンダ装置組立体
15がそのフランジ部15Aを介して複数本のねじ19
で着脱自在に固定され、油槽ケーシング9はその他方の
フランジ部9Bを介して複数本のねじ21で動力部組立
体5のケーシング3に着脱自在に固定されている。
【0008】動力部組立体5は、ケーシング3に内蔵す
る電動モータの駆動軸23をベアリング25で支持して
外部に突出させ、ケーシング3に突設した把握ハンドル
27に備えられている起動スイッチ29の操作で電動モ
ータを起動並びに停止させるようになっている。
【0009】前記ポンプ部組立体11は、ポンプブロッ
ク7に形成した複数個のポンプ31を有し、同ポンプ3
1が吸入するための作動油を液密に保有する第1油槽3
3をポンプブロック7と油槽ケーシング9で覆われた気
密の空間に形成してある。即ち、前記第1油槽33の中
央部には動力部組立体5のモータ軸23をキー35を介
して嵌入することで連結可能な偏心軸37を有し、同偏
心軸37はベアリング39,41で支持され、且つ作動
油が充填された前記第1油槽33内に延出されている。
この偏心軸37の外周にはカムとして機能するニードル
ベアリング43が嵌着され、その外周面には放射状に配
列された相互に同一の複数個のポンプ31の内端面が当
接される。各ポンプ31は、第1油槽33内に吸入路4
5を介して開口するようにポンプブロック7に放射状に
穿設された嵌合孔47に摺動自在に嵌挿される有底筒型
のプランジャピストン49と、このプランジャピストン
49を前記ニードルベアリング43の外周面に向けて付
勢する圧縮コイルスプリング51と、前記偏心軸37の
回転でプランジャピストン49が上昇するとき前記圧縮
コイルスプリング51を介して押し上げられ、前記吸入
路45及び圧送路53を介して第1油槽33内の作動油
をシリンダ装置組立体15に圧送する逆止め弁55によ
って構成される。尚、逆止め弁55は圧縮コイルスプリ
ング56で求心方向に弾発されている。
【0010】前記シリンダ装置組立体15は、前記ケー
シング13から突出するピストンロッド57と一体のピ
ストン59を圧縮コイルスプリング61の弾発力に抗し
て同ケーシング13の筒内に嵌入し、そのケーシング1
3の開口部に当接固定される前記ポンプブロック7の端
面を一端壁部としてシリンダ室65を構成する。前記ピ
ストン59には復帰動作弁67が設けてある。この復帰
動作弁67は、ピストンに形成される装着孔69の開口
部に固定したホルダ71に軸方向に摺動自在に貫通さ
れ、ホルダ71の裏側には復帰動作弁67に挿通した圧
縮コイルスプリング73が介装され、同圧縮コイルスプ
リング73はストッパ75により復帰動作弁67からの
離脱が阻止されている。復帰動作弁67の突出端は弁体
67Aを構成し、同弁体67Aが当接可能ポンプブロッ
ク7の壁面には比較的ばね力の弱い圧縮コイルスプリン
グ77が設けられ、且つ、シリンダ室65を前記第1油
槽33に連通させる作動油の帰還路79が形成されてい
る。尚、前記圧縮コイルスプリング73の自然長はホル
ダ71の端面からストッパ75までの距離よりも短い。
前記圧送路53からシリンダ室65に作動油が供給され
てシリンダ室65の圧力が前記圧縮コイルスプリング6
1の付勢力に勝ると、ピストン59が図の矢印A方向に
押圧移動される。このとき、復帰動作弁67の弁体67
Aには作動油の圧力によって帰還路79を閉塞する向き
(矢印A方向とは反対方向)の力が作用され、その力は
作動油の圧力が増すに従って大きくなり、その一方で、
ピストン59が矢印A方向に徐々に移動することにより
ホルダ71が復帰動作弁67の外周を摺動しながら圧縮
コイルスプリング73を圧縮変形させ、作動油による復
帰動作弁67の押圧方向とは逆向き(矢印A方向)の力
を徐々に増していく。そして、ピストン59と共にホル
ダ71が所定距離だけ進出して、ホルダ71の先端部7
1Aがストッパ75に当接すると、復帰動作弁が矢印A
方向に押されて弁体67Aがポンプブロック7の壁面か
ら離脱して、シリンダ室65の作動油を帰還路79を通
して第1油槽33に向けて解放し、ピストン59が圧縮
コイルスプリング61に押されて復動し、シリンダ室6
5の圧力が初期値に戻される。
【0011】前記ピストンロッド57の先端部及びこれ
に対向するアーム部81には例えば剪断穿孔工具とし
て、ポンチ83がチャック84を介してピストンロッド
57の先端に取り付けられ、アーム部81には前記ポン
チ83が嵌入可能なダイス85が取付けられる。このア
ーム部81には前記第1油槽33に連通する第2油槽8
7が形成されている。即ち、アーム部81に形成した収
容孔89の内部に、大気圧に解放された空気袋91を配
置し、同袋91の開口端を、貫通孔を有するストッパ9
3で固定して、当該空気袋91の奥部を第2油槽87と
して構成する。前記空気袋91は例えば可撓性を有する
合成樹脂製の袋であり、第1及び第2油槽33,87並
びにシリンダ室65には作動油が液密に充填され、この
状態において空気袋91は作動油により押圧されて収縮
変形されている。ポンプ31により作動油がシリンダ室
65に圧送されたり、圧送された作動油が第1油槽33
に戻されたりすると、それに応じて作動油の体積が増減
するが、斯る作動油の体積変化に応じて空気袋91の大
気圧連通側が膨張収縮するので、油槽33,87などの
中への空気の混入が防止される。
【0012】次に本実施例の電動油圧パンチャ1の動作
を説明する。起動スイッチ39を投入してモータを駆動
すると、偏心軸37が回転し、この偏心軸37の周囲に
放射状に配置したポンプ31が作動して第1油槽33内
の作動油をシリンダ室65に圧送する。シリンダ室65
に圧送された作動油はピストン59を進出移動させ、ピ
ストンロッド57の先端部に取り付けたポンチ83がダ
イス85に接近し、両者によって挟まれるワークが剪断
穿孔される。ピストン59の進出移動時には復帰動作弁
67は帰還路79を閉塞しているから、ポンプ31から
圧送される圧油は有効にピストン59を押圧して進出移
動させる。
【0013】ピストン59が所定の距離だけ進出してポ
ンチ83とダイス85とによる共同作用で剪断穿孔が終
わる位置までピストン59が進出すると、ホルダ71の
先端部71Aがストッパ75に当接して復帰動作弁67
を矢印A方向に押し、これにより、弁体67Aが帰還路
79から離脱してシリンダ室65の作動油を帰還路79
を介して第1油槽33に流入させる。こうして、第1油
槽33とシリンダ室65が同圧になる過程において、復
帰動作弁67は圧縮コイルスプリング73の弾発力によ
ってその弁体67Aを帰還路79の開口部から充分に離
し、これにより、帰還路79を介して作動油が速やかに
流動される。尚、剪断穿孔が終了する位置までピストン
59を進出させたときに起動スイッチ39を切ればポン
プ31による作動油の圧送は停止される。
【0014】前記圧油の帰還動作に伴ってシリンダ室6
5の圧力が低下すると、これに従ってピストン59は圧
縮コイルスプリング61に弾発されて後退する。ピスト
ン59が全行程を後退した状態において復帰動作弁67
の弁体67Aは帰還路79を閉塞してシリンダ装置組立
体15を初期状態に戻す。その後は、必要に応じてワー
クの加工位置を変更し、或いはワークを交換して同様の
操作を繰り返す。
【0015】以上のように構成される電動油圧パンチャ
1を組み立てるときは、動力部組立体5、ポンプ部組立
体11、及びシリンダ装置組立体15を予め夫々単独に
組立てておき、その後で所要の組立体を合体して電動油
圧パンチャ1を構成する。すなわち、前記油槽ケーシン
グ9とポンプブロック7とを固定したポンプ部組立体1
1に対して、シリンダ装置組立体15のケーシング13
をそのフランジ部15Aを介して複数本のねじ19で固
定すると共に、油槽ケーシング9をその他方のフランジ
部9Bを介して複数本のねじ21で動力部組立体5のケ
ーシング3に固定する。このとき、シリンダ装置組立体
15とポンプ部組立体11とを結合するときはオイルシ
ールやスプリングなどの数点の部品を間に介在させて両
者をねじで固定すればよく、動力部組立体5とポンプ部
組立体11とに対しては何等新たな部品を取付けること
無く両者をねじで固定すればよい。さらに、動力部組立
体5の駆動力やシリンダ装置組立体15のストロークな
どの要求仕様に応じて所望の組立体を予め用意しておく
ことにより、顧客仕様に応じた油圧パンチャを即座に組
み立てて完成させることができる。
【0016】メインテナンスに際しては全部又は一部の
組立体を分離し、所要の組立体の分解や交換を行う。例
えば、動力部組立体5を交換したり修理するときはねじ
21を外す。これにより、双方の組立体はモータ軸23
と偏心軸37との嵌合状態が解除されて分離され、個々
の機能部品は組み立て状態を維持して、組立体単位で分
離される。また、シリンダ装置組立体15をメインテナ
ンスするときはシリンダ装置組立体15とポンプ部組立
体11のポンプブロック7を分離してシリンダ装置組立
体15の内部を露出させ、また、ポンプブロック7組立
体をメインテナンスするときはポンプブロック7の油槽
ケーシング9をポンプブロック7から分離してポンプ部
組立体11の内部を露出させる。斯る状態においてその
他の組立体は組み立て状態を維持しているから、各組立
体を分離しても夫々の部品が渾然一体になってばらばら
に混じり合わず、能率的にメインテナンス作業を行うこ
とができる。尚、高い内圧がかかる部分で分離可能とさ
れる部分は動力部組立体5とポンプ部組立体11との境
目だけであるから油洩れも減少する。
【0017】本考案は上記実施例に限定されずその要旨
を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば
作動端に取付けられる工具は剪断穿孔用のダイスやポン
チに限定されず、直線的に剪断するためのカッタ、曲げ
加工用の工具、かしめ加工用の工具などを利用する各種
油圧作動機に適用することができる。また、駆動部組立
体は電動モータを駆動源とするものに限らず、空気モー
タ等であってもよい。さらに、前記各組立体の結合はケ
ーシングのフランジ部にボルトを挿通して行う構造に限
定されず、ねじ嵌合等の適宜の手段により結合してもよ
い。例えば、シリンダ装置組立体のケーシングの筒内
に、ピストンに作動油を圧送するための圧送路とポンプ
を形成したポンプブロックを、同ブロックの外周雄ねじ
を介してケーシングの筒内にねじ嵌合固定して、シリン
ダ室を形成し、更に、前記ポンプが吸入するための作動
油の油槽を前記ポンプブロックに隣接配置する構造を採
用してもよい。また、前記復帰動作弁とは別に、シリン
ダ室の圧力が所定圧力以上になったときに同シリンダ室
を油槽に連通させるリリーフバルブ、さらにケーシング
の外側に突出する操作レバーの操作に連動して強制的に
シリンダ室の圧油を油槽に帰還させてピストンの進出移
動を緊急的に戻すためのリターンバルブなどを追加して
もよい。
【0018】
【考案の効果】 本考案の油圧作動機は、動力部組立体
と、ポンプ部組立体と、シリンダ装置組立体とを、夫々
独立して分離可能に結合した構造を有するから、夫々の
組立体を予じめ個々独立に組立てることができ、その後
で所要の組立体を合体して油圧作動機を容易に完成させ
ることができるという効果がある。しかも、そのように
して予じめ用意した組立体を、駆動力や作業用途といっ
た要求仕様に応じて選択的に組み合わせることにより、
油圧作動機を、切断、曲げ、穿孔、硬質材料の加工など
種々の用途に応じて品種展開することも容易になるとい
う効果がある。更に、メインテナンスに際しては全部又
は一部の組立体を分離し、所要の組立体の分解や交換を
行うことができる。このとき、動力部組立体とポンプ部
組立体を分離したとき双方の組立体は駆動軸と入力軸と
の嵌合状態が解除されて組立体単位で分離することがで
き、シリンダ装置組立体をメインテナンスするときはシ
リンダ装置組立体とポンプ部組立体のポンプブロックを
分離してシリンダ装置組立体の内部を露出させ、また、
ポンプブロック組立体をメインテナンスするときはポン
プブロックの油漕ケーシングをポンプブロックから分離
してポンプ部組立体の内部を露出させることができ、組
立体を相互に分離しても個々の組立体の部品が渾然一体
となってばらばらに混じり合わず、メインテナンスの作
業能率を向上させることができるという効果がある。そ
の上、前記シリンダ装置組立体のケーシングの開口に臨
むポンプブロックの一端面がシリンダ室の壁部とされ、
前記油漕ケーシングの開口に臨むポンプブロックの他端
面が油漕の隔壁とされて、一体的に組立てられるので、
ポンプブロックの両方の端面をシリンダ室や油漕の形成
に利用でき、油圧作動機の部品点数の低減、そして構成
の簡素化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案に係る油圧作動機の一実施例であ
る油圧パンチャの一部切断した正面図である。
【図2】図2はポンプブロックとピストンの構造を示す
部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 電動油圧パンチャ 3 ケーシング 5 動力部組立体 7 ポンプブロック 9 油槽ケーシング 11 ポンプ部組立体 13 ケーシング 15 シリンダ装置組立体 19,21 ねじ 23 駆動軸 31 ポンプ 33 第1油槽 37 偏心軸 45 吸入路 53 圧送路 57 ピストンロッド 59 ピストン 83 ポンチ 85 ダイス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に作業用工具を取付けるピストンを
    ケーシングの開口からその筒内に摺動自在に嵌入したシ
    リンダ装置組立体、一端に開口を有しその内部に作動油
    を蓄えるための油漕ケーシングと当該油漕ケーシングか
    ら前記ピストンに作動油を圧送するためのポンプを内蔵
    するポンプブロックとを分離可能に結合して成るポンプ
    部組立体、及び前記ポンプを作動するための駆動軸を持
    った動力部組立体を備え、前記各々の組立体は個別に組
    立てられ、それら組立体は、前記シリンダ装置組立体の
    ケーシングの開口に臨むポンプブロックの一端面が前記
    ピストンを収容するシリンダ室の壁部とされ、前記油漕
    ケーシングの開口に臨むポンプブロックの他端面が前記
    油漕ケーシングによって構成される油漕の隔壁とされ
    て、一体的に、且つ、個別に分離可能に、組立られて成
    る油圧作動機。
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