JP2559183B2 - ゼラチン塗膜用硬化剤および硬化方法 - Google Patents

ゼラチン塗膜用硬化剤および硬化方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明の対象は新規な1,3−ビス−カル
バモイルイミダゾリウム化合物とゼラチン塗膜、特に写
真用記録材料塗膜の硬化方法におけるその使用に関する
ものである。
【0002】
【背景技術】ゼラチン塗膜は各種の技術分野、例えば物
体の保護被膜としてあるいは分析用または診断用の材料
中の試薬のバインダー被膜として、もしくは感光性材料
好ましくはハロゲン化銀の写真用記録材料などにおいて
使用されている。実際の利用のため、これらの塗膜は硬
化剤の添加により硬化されている。既知の各硬化剤は、
ゼラチンの遊離のアミノ、イミノ、またはヒドロキシル
基との反応の結果、これを架橋結合するように作用す
る。
【0003】この目的のため、硬化反応は層の形成後短
期間で完了することが望ましい。すなわち、塗膜は製造
直後に硬化に関するその機能の完了を達成する。特に写
真用記録材料において、製造後長期間いわゆる「後硬
化」の結果として写真特性が変化することは忌避され
る。
【0004】いわゆる即効性硬化剤は、例えばReif氏の
米国特許第5,034,249号;Liebe氏のドイツ国特
許第3,819,082号(欧州特許出願第345,51
4号);Himmelmann氏の米国特許第4,063,952号
(ドイツ国特許第2,439,551号);およびHimmel
mann氏の米国特許第3,880,665号(ドイツ国特許
第2,317,677号と同第2,225,230号)など
で述べられている。これらの硬化剤においては、窒素に
2重置換したカルバモイル基が一般にピリジン環である
複素環の4級化された窒素に結合している。
【0005】しかしながら、この既知の即効性硬化剤は
水性溶液中でわずかに安定なだけである。そこで実用に
するためこれら化合物の水性溶液の補給液を作ること
は、保存中に反応性材料の含有量が減少するにつれ時と
ともに硬化作用が低下するため不可能である。その上、
ピリジニウム硬化剤により作られた溶液と塗膜は使用に
際し不快なピリジン臭を有している。
【0006】従って、本発明の課題は水性溶液中で安定
でありかつ実用に際して無臭の硬化塗膜が得られる即効
性硬化剤を提供することである。
【0007】
【発明の要点】この課題はつぎの一般式をもつ1,3−
ビス−カルバモイルイミダゾリウム化合物により解決さ
れた。
【0008】
【化2】
【0009】この式中R1、R2、R3、およびR4は同じ
ものでもまた異なるものであっても良く、それぞれC
1-3を有するアルキル基、フェニル基、またはベンジル
基を示し;R1とR2および/またはR3とR4は連結して
酸素原子またはメチル、エチル、もしくはプロピル基に
より置換された別の窒素原子を含んでいても良い5員ま
たは6員の飽和環となることができる。イミダゾール環
はC1-3のアルキル基により置換することができ、そし
てX-はアニオンである。
【0010】カルバモイル基の窒素原子を共有しR1
2および/またはR3とR4により任意的に形成される
5員または6員環は、例えばオキサゾリジン、3−メチ
ルイミダゾラジン、モルホリン、ピペリジン、4−メチ
ルピペラジン、または3−メチルテトラヒドロピリミジ
ン環などでありうる。
【0011】アニオンX-はハライド(例:塩化物)、無
機錯イオン(例:パークロレート)、通常の有機イオン
(例:テトラフルオロボレート)、または強酸のアニオン
(例:トルエンスルホネート)などとすることができ
る。
【0012】〔発明の具体的説明〕本発明の化合物の実
例は以下のとおりである。
【0013】
【化3】
【0014】本発明の各化合物は各種の合成法により作
ることができる。そこで、特定の化合物を作るため最適
の方法を選定することができる。
【0015】合成は通常イミダゾール化合物から出発
し、イミダゾールをまず1当量のカルバモイルクロライ
ドと反応させ、そして得られた中間生成物をつぎに同一
または別個のカルバモイルクロライドの1当量と反応さ
せる2工程で行われる。かくして、対称または非対称の
化合物を得ることができる。
【0016】1つの実例として、イミダゾールを酸スカ
ベンジャー、例えばトリエチルアミンの存在下に1当量
のN,N−ジアルキルカルバモイルクロライドと反応さ
せることができる。このために好ましい溶媒はアセトン
およびテトラヒドロフランである。トリエチルアンモニ
ウムクロライド塩が沈殿し、分離した溶液中の中間生成
物は別の1当量のジアルキルカルバモイルクロライドと
反応させて、ビス−カルバモイル化合物を得ることがで
きる。このものは使用するために充分純粋な形で晶出
し、容易に濾別することができる。
【0017】中間生成物はまたイミダゾールナトリウム
を極性の溶媒、例えばテトラヒドロフラン中で当量のカ
ルバモイルクロライドと反応させ、沈殿した塩化ナトリ
ウムを分離し、そして前記のようにさらに溶液中で処理
してビス−カルバモイル化合物を得ることができる。
【0018】中間生成物モノカルバモイルイミダゾール
を作るためのいま1つの可能性は、カルボニルジイミダ
ゾールと当量の第2級アミンとの反応である。さらに反
応を進める前に、中間生成物は分離して第1工程で生成
したイミダゾールを除くために再結晶をしなければなら
ない。
【0019】この新規の1,3−ビス−カルバモイルイ
ミダゾリウム化合物は単独であるいは既知の硬化剤、例
えばトリアジン化合物または2,3−ジヒドロキシ−1,
4−ジオキサンと混合して使用することができる。
【0020】使用される硬化剤の分量は所望の結果に関
連する。写真用塗膜の硬化のためにはゼラチンの1g当
たり0.02〜0.3ミリモルの範囲が好ましい。
【0021】ゼラチン塗膜の硬化は、水性のゼラチン塗
布液を塗布前に硬化剤の水性溶液と混合することにより
好ましく行われる。
【0022】特に好ましいのは、この混合を塗布直前
に、例えば、塗布装置において塗布液の流れの中に硬化
剤溶液を注入することにより行われる。
【0023】本発明によるゼラチン塗膜の硬化方法は、
写真用記録材料の構成要素であるゼラチン含有塗膜の硬
化のため好ましく用いられる。これらには、例えば未増
感乳剤、オルソクロマチック、パンクロマチック、また
は赤外−増感の各乳剤、カラーカプラーを含む乳剤、X
−線用乳剤、リプログラフ用の超硬調乳剤などを含む感
光性ハロゲン化銀乳剤塗膜、保護用塗膜、フィルター塗
膜、ハレーション防止塗膜、アンチカール塗膜、または
一般的な写真用補助塗膜などである。写真用記録材料、
特にカラー写真用のものは通常複数のこのような塗膜を
含んでいる。
【0024】写真用記録材料において、支持体の一方の
面上でお互いに重なりあっている複数の塗膜を硬化する
ために、硬化剤は1つの層にだけ、例えばそれ自体ゼラ
チンなしとすることもできるが下塗りまたは上塗り層に
対して好ましく添加される。これはまた、例えばReif氏
による米国特許第5,034,249号の方法における補
助層であることもできる。またゼラチンを含有する層の
上に、特定な処理法で硬化剤を含む溶液を引き続いて塗
布することもできる。
【0025】本発明化合物のいま1つの好ましい用途
は、例えばポリペプチドの合成に際してのペプチドカッ
プリング剤またはゼラチンのようなポリペプチドをカル
ボン酸官能基を含む表面または可溶性ポリマーへ固定す
る、ペプチドカップリング剤としてのものである。
【0026】この新規の1,3−ビス−カルバモイルイ
ミダゾリウム化合物は簡単にかつ容易に入手できる出発
材料から作ることができる。これらは既知の即効性硬化
剤のように迅速な硬化をし、しかも固体でも水性溶液中
でも実質上はるかに安定である。固体、その溶液、およ
びこれで硬化されたゼラチン塗膜は不快なかつ有害な臭
気を有しない。
【0027】本発明の方法で硬化した塗膜は後硬化を示
さない。そこで、写真用記録材料の写真的諸特性、特に
感光度と最高濃度とは塗布・乾燥後短期間にその最終値
に到達し長期の保存に際しても変化しない。
【0028】〔産業上の利用性〕本発明はあらゆる形式
のゼラチン塗膜、例えば物体上の保護被膜、分析用また
は診断用の反応性材料を含有する被膜の調製に際して、
しかも特に写真用記録材料上の感光性塗膜および補助塗
膜の硬化に使用することができる。
【0029】実施例1 1,3−ビス−(ジメチルカルバモイル)−イミダゾリ
ウムクロライド(化合物I−1)の調製: ジメチルカルバモイルクロライド(10.75g;0.1
モル)を、乾燥アセトン70ml中のトリエチルアミン1
1gとイミダゾール6.8g(0.1モル)の溶液に撹拌
しながら滴下して加えた。溶液が温かくなるにつれてト
リエチルアンモニウムクロライドが沈殿した。室温に5
時間放置後、反応混合物を濾過し、ジメチルカルバモイ
ルクロライド10.75gをこの濾液に対して添加し
た。室温で2日後、結晶性の生成物を濾別し、アセトン
で洗いそして真空乾燥した。収率:1,3−ビス−(ジ
メチルカルバモイル)−イミダゾリウムクロライド2
0.2g(理論値の77%)、融点115℃。分析: 計算値:C 43.8%、H 6.08%、N 22.7
% 実測値:C 43.7%、H 6.2%、 N 22.8
【0030】実施例2 1,3−ビス−(モルホリノカルボニル)−イミダゾリ
ウムクロライド(化合物I−3)の調製: モルホリノ−4−カルボニルクロライド(7.5g;0.
05モル)を、乾燥テトラヒドロフラン60ml中のトリ
エチルアミン5.5gとイミダゾール3.4g(0.05
モル)の溶液に加えた。混合物は50℃で30分間撹拌
した。沈殿したトリエチルアンモニウムクロライドを濾
別した。この濾液に対して追加のモルホリノ−4−カル
ボニルクロライド7.5gを加えた。室温で2日間静置
後、分離した1,3−ビス−(モルホリノ−カルボニ
ル)−イミダゾリウムクロライドの結晶を濾別し、エー
テルで洗い真空乾燥した。収量:9.6g(理論値の5
8%)、融点116℃。分析: 計算値:C 48.1%、H 6.9%、N 20.4% 実測値:C 48.0%、H 7.0%、N 20.6%
【0031】以下の実施例3〜5において、次の比較用
化合物を使用した: V−1:ジメチルカルバモイルピリジニウムクロライド V−2:モルホリノカルバモイルピリジニウムクロライ
ド V−3:1−ジメチルカルバモイル−3−メチルイミダ
ゾリウムクロライド V−4:1−モルホリノカルボニル−(ピリジニウム−
4−エタンスルホネート)NaCl。
【0032】実施例3 写真用ゼラチンの5%水性溶液に陰イオン界面活性剤と
1重量%(ゼラチンに対して)の銅フタロシアニンピグ
メント分散物を添加した。この溶液の各部を約5重量%
の新たに調製した溶液の形で、表1中に示した各硬化剤
(いずれの場合もゼラチン1g当たり0.1ミリモル)
と混合し、ポリエチレンテレフタレート上に約60μm
厚みの塗膜となるようにドクターブレードで塗布した。
【0033】室温で1時間乾燥した後、得られたフィル
ムの試料を60℃の水中に浸し臭気をテストした。別の
試料は25℃の0.5N水酸化ナトリウム溶液中につる
した。この水酸化ナトリウム溶液を毎分1°Kで温め、
ゼラチン層が溶け始める温度を記録した。フィルムを2
日と10日間保存した後にこのテストをくり返し行っ
た。
【0034】
【表1】
【0035】結果は本発明の各化合物と比較化合物V−
1およびV−2が即効性硬化剤として作用することを示
し、すなわち、溶け始める温度は1時間後にはその最終
値の近くにまで増加し、そして硬化は2日後にはほぼ完
了している。しかしながら、比較化合物V−3はこの使
用法では即効性硬化剤ではない。
【0036】実施例4 ゼラチン/ハロゲン化銀乳剤とゼラチン上塗り液とを支
持体上に同時塗布した。乳剤と上塗り中のゼラチン量は
4:1である。表2中に示した硬化剤水性液を塗布の5
分前に上塗り液に対して添加した。硬化剤の量はいずれ
の場合も乳剤と上塗り中の全ゼラチンのg当たり0.1
ミリモルである。テストは新たに調製した硬化剤溶液と
室温で2日間保存した溶液について行った。
【0037】塗布後1時間に、フィルムは市販の現像機
中で以下に示した組成をもつ現像液で36℃、現像時間
40秒に処理しそしてアルミニウム塩を含有する市販の
定着浴中で定着した。
【0038】 現像液組成 水 600ml 水酸化カリウム 30gm 重亜硫酸カリウム 66gm EDTA 3gm 臭化カリウム 3gm ベンゾトリアゾール 0.5gm フェニルメルカプトテトラゾール 0.05gm ハイドロキノン 25gm N−メチル−p−アミノフェノールスルホネート 1.5gm 炭酸ナトリウム1水塩 48gm ジエチルアミノプロパンジオール 25gm pH調整 20℃で10.9 水を加えて 1リットル
【0039】テストフィルムの現像処理適性は以下のよ
うにして判断した: 適:定着し乾燥したフィルムが透明でかつ平滑なつやの
ある表面をもつとき; 不適:フィルムがマット面をもつようにくもり、または
乳剤層が全部もしくは一部溶解し去ったとき。
【0040】
【表2】
【0041】これらの各結果は、比較材料V−2とV−
4の老化液は、フィルムの現像処理適性を確保するため
の満足な硬化作用を有しないことを示している。予期さ
れたように、V−3は即効性硬化剤として作用していな
い。これに反して、本発明の材料I−1の老化液はもっ
とも良かった比較材料V−1と同様に良好である。
【0042】実施例5 表3中に示した各硬化剤の0.25モル水性溶液を調製
し、そしてこの溶液を20℃で各期間貯蔵した後活性成
分の含有量をうすめた試料についてUV−測光により測
定した。結果は本発明の化合物I−1の安定性が、もっ
とも安定な比較材料V−1と比べたときでさえより優れ
ていることを示している。
【表3】
【0043】本発明の要旨およびその実施態様を以下に
要約して示す。 1. 次の一般式の1,3−ビス−カルバモイルイミダ
ゾリウム化合物。
【化4】 式中、R、R、R、およびRはそれぞれ独立的
にC1−3のアルキル、フェニル、またはベンジル基で
あり;RとR同様にRとRは、連結して酸素原
子またはメチル、エチルもしくはプロピル基で置換され
ている別の窒素原子を含んでいても良い、5員または6
員の飽和環となることができ;イミダゾール環はC
1−3のアルキルで置換することができ;そしてX
アニオンである。 2. 前項1の1,3−ビス−カルバモイルイミダゾリ
ウム化合物によりゼラチン−含有塗膜を硬化することか
らなる、ゼラチン塗膜の硬化方法。 3. 前記の1,3−ビス−カルバモイルイミダゾリウ
ム化合物が以下のものからなる群より選ばれるものであ
る、前項2に記載の方法。
【化5】 4. 硬化剤が支持体上に塗布される直前に塗布液に対
して添加されるものである、前項2または3に記載の方
法。 5. 塗膜が写真記録材料の構成要素である、前項4に
記載の方法。 6. 硬化剤が添加される塗膜は写真記録材料の多層塗
膜のうちの1層のみである、前項5に記載の方法。 7・ ペプチドカップリング剤としての前項1による
1,3−ビス−カルバモイルイミダゾリウム化合物の使
用。 8. その上に少なくとも1つのゼラチン含有塗膜を有
する支持体と、前記の少なくとも1つのゼラチン含有塗
膜用の硬化剤とからなり、そして前記の硬化剤が次の一
般式をもつ1,3−ビス−カルバモイルイミダゾリウム
化合物からなるものである写真記録材料。
【化6】 式中、R、R、R、およびRはそれぞれ独立的
にC1−3のアルキル、フェニル、またはベンジル基で
あり;RとR同様にRとRは、連結して酸素原
子またはメチル、エチルもしくはプロピル基で置換され
ている別の窒素原子を含んでいても良い、5員または6
員の飽和環となることができ;イミダゾール環はC
1−3のアルキル基で置換することができ;そしてX
はアニオンである。 9. 前記の1,3−ビス−カルバモイルイミダゾリウ
ム化合物が以下のものからなる群より選ばれるものであ
る、前項8に記載の写真材料。
【化7】 10. 前記の1,3−ビス−カルバモイルイミダゾリ
ウム化合物がゼラチンの1g当たり0.02〜0.3ミ
リモルの範囲で存在するものである、前項8または9に
記載の写真記録材料。 11. 前記の1,3−ビス−カルバモイルイミダゾリ
ウム化合物が前記支持体上のいくつかの塗膜の1つにだ
け存在するものである、前項8または9に記載の写真記
録材料。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式 【化1】 (式中、R、R、R、およびRはそれぞれ独立
    的にC1−3のアルキル、フェニル、またはベンジル基
    であり;RとR同様にRとRは、連結して酸素
    原子またはメチル、エチルもしくはプロピル基で置換さ
    れている別の窒素原子を含んでいても良い、5員または
    6員の飽和環となることができ;イミダゾール環はC
    1−3のアルキルで置換することができ;そしてX
    アニオンである)で表される1,3−ビス−カルバモイ
    ルイミダゾリウム化合物からなる写真記録材料のゼラチ
    ン含有塗膜用硬化剤。
  2. 【請求項2】 なくとも1つのゼラチン含有塗膜をそ
    の上に有する支持体と、少なくとも1つのゼラチン含有
    塗膜用の硬化剤とからなり、そして該硬化剤が請求項1
    記載の化合物からなるものである写真記録材料。
JP4157139A 1991-06-18 1992-06-17 ゼラチン塗膜用硬化剤および硬化方法 Expired - Lifetime JP2559183B2 (ja)

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JPH05186428A JPH05186428A (ja) 1993-07-27
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