JP2558863Y2 - 切除装置 - Google Patents

切除装置

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JP2558863Y2
JP2558863Y2 JP1992070078U JP7007892U JP2558863Y2 JP 2558863 Y2 JP2558863 Y2 JP 2558863Y2 JP 1992070078 U JP1992070078 U JP 1992070078U JP 7007892 U JP7007892 U JP 7007892U JP 2558863 Y2 JP2558863 Y2 JP 2558863Y2
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Inventor
順一 石橋
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しげる工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、発泡樹脂からなる成形
品のバリ取り等に用いるのに好適な切除装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、発泡樹脂からなる成形品におい
ては、成形時に樹脂の一部が型締め面間に入り込み、比
較的大きくかつ長いバリが発生する。従来、このような
バリは、作業者が鋏で切り取るようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、鋏によ
るバリの除去作業はかなり苛酷なものであり、作業者の
疲労が大きいという問題があった。また、鋏によるバリ
取りでは、切り取り量が一定しないという問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記の問題
を解決するためになされたもので、その要旨は、装置本
体と、この装置本体に回転自在にかつ互いに前後に離れ
て配置された少なくとも2つの車輪と、これら2つの車
輪間に、一側部外周が2つの車輪に接する仮想平面の近
傍に位置するようにして回転可能に配置された薄い円板
状の回転刃と、この回転刃を回転駆動するために前記装
置本体に設けられた回転駆動源とを備え、前記回転刃の
回転軸線が前記仮想平面に対して0°〜45°の範囲で
傾斜させられていることを特徴とする切除装置にある。
【0005】
【作用】切除箇所を有する物品に各車輪を接触させ、切
除装置を切除箇所に沿って移動させる。このとき、回転
刃については、車輪に接する仮想平面近傍に位置する一
側部外周が切除箇所に当たるように位置させる。そし
て、回転刃を回転させつつ装置本体を移動させると、切
除装置の移動に伴って回転刃が切除箇所を切除する。
【0006】
【実施例】以下、この考案の一実施例について図1〜図
5を参照して説明する。なお、図1はこの考案に係る切
除装置の一実施例を側方から見た斜視図であり、図2は
図1の一部省略A矢視図であり、図3は回転刃の平面図
である。図1において符号1は装置本体である。この装
置本体1は、両端に底部を有する筒状をなすもので、そ
の先端部外周には、筒体2が装置本体1の長手方向へ沿
って移動可能に嵌合され、ビス等の固定手段(図示せ
ず)によって固定されている。
【0007】上記筒体2の上側部には、支持アーム3の
基端部が固定されている。この支持アーム3の先端部
は、装置本体1の中心線にほぼ沿って装置本体1から前
方に延び出しており、その先端部には一対の前輪(車
輪)4,4が回転自在に支持されている。一方、筒体2
の下側部には、支持アーム5の基端部が固定されてい
る。この支持アーム5の先端部は、装置本体1の先端部
の若干前方まで延びており、そこには一対の後輪(車
輪)6,6が回転自在に支持されている。
【0008】前輪4,4および後輪6,6は、1つの仮
想平面Hに接するように配置されている。この仮想平面
Hは、装置本体1の中心線と所定の角度αをもって斜交
するようになっている。角度αは、0°≦α≦45°と
するのが望ましい。この点については後述する。
【0009】装置本体1の先端部には、その中心線上に
駆動軸7が回転自在に支持されている。この駆動軸7の
基端部は、装置本体1の内部に設けられたモータ等の回
転駆動源(図示せず)に連結され、これによって回転駆
動されるようになっている。また、駆動軸7の先端部
は、装置本体1から前方へ延び出しており、そこには支
持筒8の基端部が着脱自在に固定されている。この支持
筒8の先端部は、前輪4,4と後輪6,6とのほぼ中間
位置まで延びており、その先端面には回転刃9がビス1
0によって着脱自在に固定されている。なお、装置本体
1には、図示しないスイッチが設けられており、このス
イッチをON操作すると駆動源が起動して回転刃9が回
転させられるようになっている。
【0010】回転刃9は、図3に示すように、金属製の
薄い円板状をなすものであり、その外周部には多数の鋸
刃9aが形成されている。この回転刃9の下側の外周部
は、仮想平面Hの近傍に位置している。この実施例で
は、仮想平面Hより若干上側に位置している。回転刃9
の下側の外周部と仮想平面Hとの位置関係は、筒体2の
位置、支持筒8の長さまたは回転刃9の直径によって変
えることができる。すなわち、筒体2を装置本体1の先
端側に移動させるか、長さの長い支持筒8を用いるか、
あるいは直径の大きい回転刃9を用いることにより、回
転刃9の下側の外周部を仮想平面Hに対して相対的に下
方へ移動させることができる。逆に、筒体2を装置本体
1の後端側へ移動させるか、長さの短い支持筒8を用い
るか、あるいは直径の小さい回転刃を用いることによ
り、回転刃9の下側の外周部を仮想平面Hに対して相対
的に上方へ移動させることができる。なお、回転刃9と
仮想平面Hとのなす角度θは、回転刃9の回転中心たる
駆動軸7が装置本体1の中心線上に設けられていること
から、θ=90°−αになっている。
【0011】また、上記筒体2の左右の両側部には、指
カバー11,11が設けられている。この指カバー11
は、回転刃9によって切除されたバリ等から指を保護す
るためのものであり、略U字状をなし、その基端部が筒
体2に固定されている。
【0012】次に、上記構成の切除装置を用いて、樹脂
からなる成形品のバリを切除する場合について説明す
る。この切除装置は、装置本体1の後端部を把持して用
いる。そして、第4図および第5図に示すように、成形
品Gの表面に前輪4,4および後輪6,6を接触させ
る。この場合、成形品GのバリGbが前輪4,4の間お
よび後輪6,6の間を通るように位置決めする。そし
て、回転刃9を回転させつつ装置全体を装置本体の1先
端側から後端側へ移動させる。すると、移動に伴って回
転刃9がバリGbを切除する。このとき、回転刃9が高
速で回転しており、回転刃9の1回転当たりの装置の移
動量は非常に小さい。したがって、回転刃9は薄いもの
であるにも拘わらずバリGbを残すことなく、しかも奇
麗に切除することができる。また、回転刃9が薄いので
装置全体を軽量化することができ、作業者の負担を軽減
することができる。
【0013】また、図4、図5にそれぞれ示す例では、
回転刃9でバリGbのみならず成形品Gの一部をも切除
しているが、回転刃9の下側の外周部が成形品Gの表面
に接するように位置調節することにより、バリGbのみ
を切除することも可能である。いずれにしても、回転刃
9の成形品Gに対する切り込み深さは、前輪4,4およ
び後輪6,6を成形品Gに接触させることによって一定
に維持される。したがって、予め設定した一定の量を切
除することができる。
【0014】次に、図1を参照して回転刃9と仮想平面
Hとのなす角度θ、および回転刃9の回転軸線(駆動軸
7)と仮想平面Hとのなす角度αについて説明する。い
ま、仮想平面に立てた垂線と回転刃9とのなす角度をβ
とすると、 β=90°−θ であり、この角度βは切削工具のすくい角をなすもので
ある。したがって、角度βについては、切削抵抗を軽減
するために、β≧0°とするのがよい。よって、 θ≦90° にするのがよい。 また、α=90°−θ=βであるから、 α≦0° にするのがよい。その一方、回転刃9の切り込み深さh
(図4参照)を一定にした場合には、角度θを小さくす
るのに伴って回転刃9と成形品Gとの接触面積が増大
し、それらの間に発生する摩擦熱によって回転刃9が熱
せられる。このため、成形品Gの切除面およびその近傍
が溶融されることがある。また、回転刃9と成形品Gと
の間の接触面積が増大すると、それらの間の摩擦抵抗が
増大するため、回転刃9の円滑な回転が阻害され。この
結果、切除面が粗くなるおそれがある。これらの問題を
回避するためには、 θ≧45° とするのがよく、角度αについては、 α≦45° とするのがよい。結局、角度θおよび角度αは、 45°≦θ≦90° 0°≦α≦45° にするのがよいのである。
【0015】なお、この考案は、上記の実施例に限定さ
れることなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜
変更可能である。例えば、上記の実施例においては、装
置本体1を筒状に形成しているが、その形状は任意であ
る。
【0016】また、車輪として前輪4,4と後輪6,6
との4個設けているが、前輪と後輪とを1個宛設けても
よい。ただし、この実施例のように両輪を2個宛設けた
場合には、各車輪4,4,6,6がバリGbに接するこ
とがないので、そのようにするのが望ましい。特に、図
5に示すように成形品Gのコーナー部に沿ってバリGb
が形成される場合には、前輪4,4と後輪6,6とがコ
ーナーの両側に接して案内するので、回転刃9がバリG
bの形成箇所からずれることがないので、特に好都合で
ある。
【0017】さらに、外周部に多数の鋸刃9aを有する
回転刃9を用いているが、単なる円板状のものを用いて
もよい。ただし、そのようにする場合には、回転刃の外
周縁を鋭利な切刃状に形成する。また、回転刃9には、
通常の切削工具における横すくい角に相当する角度を付
与していないが、回転刃9の回転軸線を装置本体1の中
心線に対し図2において若干傾斜させることにより、横
すくい角度に相当する角度を付与するようにしてもよ
い。
【0018】さらにまた、この考案の切除装置は、バリ
Gbを切除するのに用いられるのみならず、角部の面取
りにも用いることができる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、この考案の切除装
置によれば、前後に離れた車輪の間に回転刃を配置し、
この回転刃の一側部外周を両車輪に接する仮想平面近傍
に位置させたものであるから、作業者の疲労を軽減する
ことができ、またバリ等の切除を一定量をもって行うこ
とができ、さらに回転刃の回転軸線を仮想平面に対して
0°〜45°の範囲で傾斜させているので、成形品の切
除箇所およびその近傍が溶融されたり、あるいは切除面
が粗くなるのを防止することができる等の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す一部省略側面図であ
る。
【図2】図1の一部省略A矢視図である。
【図3】回転刃の一例を示す平面図である。
【図4】図1に示す実施例によるバリ取りの一例を示す
図である。
【図5】図1に示す実施例によるバリ取りの他の例を示
す図である。
【符号の説明】
1 装置本体 4 車輪 6 車輪 9 回転刃 H 仮想平面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体と、この装置本体に回転自在に
    かつ互いに前後に離れて配置された少なくとも2つの車
    輪と、これら2つの車輪間に、一側部外周が2つの車輪
    に接する仮想平面の近傍に位置するようにして回転可能
    に配置された薄い円板状の回転刃と、この回転刃を回転
    駆動するために前記装置本体に設けられた回転駆動源と
    を備え、前記回転刃の回転軸線が前記仮想平面に対して
    0°〜45°の範囲で傾斜させられていることを特徴と
    する切除装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5789609A (en) * 1980-11-20 1982-06-04 Teijin Ltd Unit for producing bundles of conjugate filament fiber
JPS6368353A (ja) * 1986-09-10 1988-03-28 Dainippon Toryo Co Ltd 研磨ツ−ル

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