JP2558784B2 - カード式自動販売機の精算装置 - Google Patents

カード式自動販売機の精算装置

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JP2558784B2
JP2558784B2 JP63027073A JP2707388A JP2558784B2 JP 2558784 B2 JP2558784 B2 JP 2558784B2 JP 63027073 A JP63027073 A JP 63027073A JP 2707388 A JP2707388 A JP 2707388A JP 2558784 B2 JP2558784 B2 JP 2558784B2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カードを用いて、例えば缶飲料等を販売す
るカード式自動阪売機の精算装置に関するものである。
従来の技術 近年、特定地域内または特定職域内において、カード
を用いて商品を販売するカード式自動阪売機が提唱され
て来ている。このカード式自動販売機は、再記録可能な
カードを用い、カード使用者が予め一定金額を記録した
カードを購入し、自動販売機側で商品販売時に、カード
に記録されている金額から商品価格を減算し、残額をカ
ードに再記録して販売を行うものである(特公昭47−42
360号公報「自動販売設備」,特公昭45−3992号公報
「カードの価格を変更する方法及び装置」)。
従来、このようなカード式自動販売機において、カー
ド発行業者と自動販売機設置業者が同一である場合は何
ら問題はなかった。すなわち、カード発行業者が現金と
交換にカードを発行し、自動販売機でカードを用いて商
品を販売するため、最終的に同一業者内で現金と商品が
交換されることとなる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、カード発行業者と自動販売機設置業者
が異なっており、特定地域内において、単一のカード発
行業者に対して、複数の自動販売機設置業者が存在する
場合においては、カード発行業者は現金と交換にカード
を発行し、自動販売機でカードを用いて商品を販売した
時に、単一のカード発行業者に集まった現金を、複数の
自動販売機設置業者に分配する方法がないため、最終的
な精算が不可能となってしまうのである。
本発明は上述した問題点を鑑みてなされ、カード発行
業者と自動販売機設置業者が異なっており、特定地域内
において、単一のカード発行業者に対して、複数の自動
販売機設置業者が存在する場合においても、最終的な精
算を円滑に行うことを可能とするカード式自動販売機の
精算装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明のカード式自動販
売機の精算装置は、一定金額を記憶し、かつ金額を変更
して再記録可能なカードと、前記カードに記録してある
金額を読み取るカード読取手段と、金額を変更して、前
記カードに再記録するカード書込手段と、商品選択を行
う選択スイッチと、商品搬出を行う商品搬出手段と、売
上げを合計した金額を記憶する売上合計記憶手段と、前
記カード読取手段が前記カードから金額を読み取った場
合に、前記選択スイッチの信号を受けて、記憶している
商品価格の中から選択された商品の商品価格を出力する
価格記憶手段と、前記カード読取手段で読み取った金額
と前記価格記憶手段からの商品価格を比較し、比較結果
を前記商品搬出手段に出力する比較手段と、前記比較手
段の比較結果を受けて、前記カード読取手段で読み取っ
た金額から、前記価格記憶手段からの商品価格を減算
し、残額を前記カード書込手段に出力する減算手段と、
前記比較手段の比較結果を受けて、前記売上合計記憶手
段が記憶している売上合計金額と、前記価格記憶手段か
らの商品価格を加算し、加算結果を新たな売上合計金額
として、前記売上合計記憶手段に出力する加算手段と、
自動販売機毎の設置業者コードを記憶する設置業者コー
ド記憶手段と、前記売上合計記憶手段が記憶している売
上合計金額と、前記設置業者コード記憶手段が記憶して
いる設置業者コードとを着脱可能に取り付けた収集記憶
手段へ出力する出力手段とを備えたものである。
作用 本発明は上記した構成により、カード発行業者または
自動販売機設置業者のオペレータが、適時、自動販売機
の出力手段に、設置業者コードと売上合計金額を収集し
記憶する収集記憶手段を接続し、出力手段から出力され
る設置業者コードと売上合計金額を収集し、同様の手順
にて、複数台の自動販売機の出力手段から、設置業者コ
ードと売上合計金額を収集した後、収集記憶手段を持ち
帰り、集計機を用いて、自動販売機設置業者毎の売上合
計金額を集計し、プリンター等を用いて出力し、これに
基づいて、カード発行業者に集まった現金を、複数の自
動販売機設置業者に分配することにより、カード発行業
者と自動販売機設置業者が異なっており、特定地域内に
おいて、単一のカード発行業者に対して、複数の自動販
売機設置者が存在する場合の最終的な精算を行うもので
ある。
実 施 例 以下本発明の一実施例のカード式自動販売機の精算装
置について、図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例におけるカード式自動販売
機のブロック図である。第1図において、1はカードで
あり、一定金額を磁気記録し、かつ金額を変更して再記
録可能なものである。2はカードリード/ライト手段で
あり、前記カード1が挿入されると、カード1をカード
リード/ライト手段2内に引き込み、カード1に記録し
てある金額を読み取るカード読取手段3と、金額を変更
して、前記カード1に再記録するカード書込手段4とよ
りなる。5は選択スイッチであり、所望の商品の選択信
号を、価格記憶手段6に出力する。7は商品搬出手段で
あり、比較手段8からの出力を受けて、商品を搬出す
る。9は売上合計記憶手段であり、売上げを合計した金
額を記憶する。前記価格記憶手段6は、前記選択スイッ
チ5の信号を受けて、記憶している商品価格の中から選
択された商品の商品価格を、前記比較手段8と減算手段
10と加算手段11に出力するものである。前記比較手段8
は、前記カード読取手段3で読み取った金額と前記価格
記憶手段6からの商品価格を比較し、比較結果を前記商
品搬出手段7に出力するものである。前記減算手段10
は、前記比較手段8の比較結果を受けて、前記カード読
取手段3で読み取った金額から、前記価格記憶手段6か
らの商品価格を減算し、残額を前記カード書込手段4に
出力するものである。そして、前記カード書込手段4は
残額をカード1に再記録するものである。前記加算手段
11は、前記比較手段8の比較結果を受けて、前記売上合
計記憶手段9が記憶している売上合計金額と、前記価格
記憶手段6からの商品価格を加算し、加算結果を新たな
売上合計金額として、前記売上合計記憶手段9に出力す
るものである。12は設置業者コード記憶手段であり、自
動販売機毎の設置業者コードを記憶するものである。13
は出力手段であり、前記売上合計記憶手段9が記憶して
いる売上合計金額と、前記設置業者コード記憶手段12が
記憶している設置業者コードとを、出力スイッチ14から
の出力指示信号を受けて出力する。15は収集記憶手段
で、適時、出力手段13と接続され、出力手段13が出力す
る設置業者コードと売上合計金額を記憶するものであ
る。16は返却スイッチであり、返却信号を前記カードリ
ード/ライト手段2に出力するものである。
次に動作を第2図に従って説明する。
先づ、自動販売機のカードリード/ライト手段2にカ
ード1が挿入されると(step1)、カードリード/ライ
ト手段2内にカード1を引き込み(step2)、カード読
取手段3は、カード1から金額を読み取る(step3)。
次に商品が選択され、選択スイッチ5が押され、商品の
選択信号が価格記憶手段6に出力される(step4)。そ
して価格記憶手段6は、記憶している商品価格の中から
選択された商品の商品価格を比較手段8と減算手段10と
加算手段11に出力する(step5)。次に、比較手段8
は、カード読取手段3がカード1から読み取った金額
と、価格記憶手段6から受け取った商品価格との比較を
行う(step6)。そして販売可能の場合は選択された商
品の搬出信号を商品搬出手段7に出力し、商品搬出手段
7は商品を搬出する(step7)。次に、減算手段10は、
比較手段8からの商品搬出信号を受けて、カード読取手
段3がカード1から読み取った金額から、価格記憶手段
6から受け取った商品価格を減算し、残額を算出し、カ
ード書込手段4に出力する(step8)。そして、カード
書込手段4は残額をカード1に再記録する(step9)。
次に、加算手段11は、比較手段8からの商品搬出信号を
受けて、売上合計記憶手段9が記憶している売上合計金
額と、価格記憶手段6から受け取った商品価格を加算
し、加算結果を新たな売上合計金額として、売上合計記
憶手段9に出力し、売上合計を行う(step10)。その
後、カードリード/ライト手段2はカード1を返却する
(step11)。このように上述した一連の動作(step1)
〜(step11)にて、カードによる商品の販売を行う。ま
た、カード1がカードリード/ライト手段2内に引き込
まれた状態で、返却スイッチ16が操作されることにより
(step12)、カードリード/ライト手段2はカード1を
返却する(step11)。
そして、待機状態において、カード発行業者または自
動販売機設置業者のオペレータが出力手段13に収集記憶
手段15を接続し、出力スイッチ14を操作することにより
(step13)、出力手段13は、売上合計記憶手段9が記憶
している売上合計金額と、設置業者コード記憶手段が記
憶している設置業者コードとを出力する(step14)。そ
して、売上合計記憶手段9は売上合計金額を零とし(st
ep15)、新しく合計を開始する。そして収集記憶手段15
は設置業者コードと売上合計金額を記憶する。
そして、カード発行業者または自動販売機設置業者の
オペレータは、収集記憶手段15を出力手段13から取りは
ずし、別の自動阪売機にても、同様の手順にて、設置業
者コードと売上合計金額を収集する。
こうして複数台の自動販売機から業者コードと売上合
計金額を収集した後、収集記憶手段15を持ち帰り、集計
機を用いて、自動販売機毎の売上合計金額を集計し、プ
リンター等を用いて出力する。
前記実施例に示すカード式自動販売機の精算装置によ
れば、一定金額を記録し、かつ金額を変更して再記録可
能なカード1を用いる。そして、前記カード1に記録し
てある金額を読み取るカード読取手段3と、金額を変更
して、前記カード1に再記録するカード書込手段4とを
備える。そして、商品選択を行う選択スイッチ5と、商
品搬出を行う商品搬出手段7と、売上げを合計した金額
を記憶する売上合計記憶手段9とを備える。そして、前
記カード読取手段3が前記カードから金額を読み取った
場合に、前記選択スイッチ5の信号を受けて、記憶して
いる商品価格の中から選択された商品の商品価格を出力
する価格記憶手段6を備える。そして、前記カード読取
手段3で読み取った金額と前記価格記憶手段6からの商
品価格を比較し、比較結果を前記商品搬出手段7に出力
する比較手段8を備える。そして、前記比較手段8の比
較結果を受けて、前記カード読取手段3で読み取った金
額から、前記価格記憶手段6からの商品価格を減算し、
残額を前記カード書込手段4に出力する減算手段10を備
える。そして、前記比較手段8の比較結果を受けて、前
記売上合計記憶手段9が記憶している売上合計金額と、
前記価格記憶手段6からの商品価格を加算し、加算結果
を新たな売上合計金額として、前記売上合計記憶手段9
に出力する加算手段11を備える。そして、自動販売機毎
の設置業者コードを記憶する設置業者コード記憶手段12
と、前記売上合計記憶手段9が記憶している売上合計金
額と、前記設置業者コード記憶手段12が記憶している設
置業者コードとを出力する出力手段13とを備えている。
これらの構成により、カード発行業者または自動販売機
設置業者のオペレータが、適時、自動販売機の出力手段
13に、設置業者コードと売上合計金額を収集し記憶する
収集記憶手段15を接続し、出力手段から出力される設置
業者コードと売上合計金額を収集する。次に、同様の手
順にて、複数台の自動販売機の出力手段から、設置業者
コードと売上合計金額を収集する。その後、収集記憶手
段15を持ち帰り、集計機を用いて、自動販売機設置業者
毎の売上合計金額を集計し、プリンター等を用いて出力
する。そして、これに基づいて、カード発行業者は集ま
った現金を、複数の自動販売機設置業者に分配する。以
上により、カード発行業者と自動販売機設置業者が異な
っており、特定地域内において、単一のカード発行業者
に対して、複数の自動販売機設置業者が存在する場合に
おいても、最終的な精算を円滑に行うことを可能にする
ものである。
また、カードリード/ライト手段2はカード1が挿入
されると、カードリード/ライト手段の中に引き込み、
再記録の後、カード1を返却するものであるから、再記
録前にカード1が引き抜かれたり、再記録中にカード1
が引き抜かれて記録データがこわれる等の事故を防止す
るものである。
尚、本実施例では、カード1は磁気記録としたが、こ
れにこだわることなく、例えば半導体メモリーを内蔵し
たカード等を用いて記録してもよいものである。
尚、本実施例における、自動販売機毎の設置業者コー
ドは、同一の自動販売機設置業者が複数の自動販売機を
所有していた場合、設置業者毎の統一コードであっても
よいし、自動販売機毎に異なるコードであってもよいも
のである。
発明の効果 以上述べたように、本発明は、一定金額を記録し、か
つ金額を変更して再記録可能なカードと、前記カードに
記録してある金額を読み取るカード読取手段と、金額を
変更して、前記カードに再記録するカード書込手段と、
商品選択を行う選択スイッチと、商品搬出を行う商品搬
出手段と、売上げを合計した金額を記憶する売上合計記
憶手段と、前記カード読取手段が前記カードから金額を
読み取った場合に、前記選択スイッチの信号を受けて、
記憶している商品価格の中から選択された商品の商品価
格を出力する価格記憶手段と、前記カード読取手段で読
み取った金額と前記価格記憶手段からの商品価格を比較
し、比較結果を前記商品搬出手段に出力する比較手段
と、前記比較手段の比較結果を受けて、前記カード読取
手段で読み取った金額から、前記価格記憶手段からの商
品価格を減算し、残額を前記カード書込手段に出力する
減算手段と、前記比較手段の比較結果を受けて、前記売
上合計記憶手段が記憶している売上合計金額と、前記価
格記憶手段からの商品価格を加算し、加算結果を新たな
売上合計金額として、前記売上合計記憶手段に出力する
加算手段と、自動販売機毎の設置業者コードを記憶する
設置業者コード記憶手段と、前記売上合計記憶手段が記
憶している売上合計金額と、前記設置業者コード記憶手
段が記憶している設置業者コードとを出力する出力手段
とを備えており、カード発行業者または自動販売機設置
業者のオペレータが、適時、自動販売機の出力手段に、
設置業者コードと売上合計金額を収集し記憶する収集記
憶手段を接続し、出力手段から出力される設置業者コー
ドと売上合計金額を収集し、同様の手順にて、複数台の
自動販売機の出力手段から、設置業者コードと売上合計
金額を収集した後、収集記憶手段を持ち帰り、集計機を
用いて、自動販売機設置業者毎の売上合計金額を集計
し、プリンター等を用いて出力し、これに基づいて、カ
ード発行業者に集まった現金を、複数の自動販売機設置
業者に分配することにより、カード発行業者と自動販売
機設置業者が異なっており、特定地域内において、単一
のカード発行業者に対して、複数の自動販売機設置業者
が存在する場合において、最終的な精算を円滑に行うこ
とを申能にするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す自動販売機のブロック
図、第2図は本発明の一実施例の動作を示すフローチャ
ートである。 1……カード、2……カードリード/ライト手段、5…
…選択スイッチ、6……価格記憶手段、7……商品搬出
手段、8……比較手段、9……売上合計記憶手段、10…
…減算手段、11……加算手段、12……設置業者コード記
憶手段、13……出力手段、14……出力スイッチ、15……
収集記憶手段、16……返却スイッチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定金額を記憶し、かつ金額を変更して再
    記録可能なカードと、前記カードに記録してある金額を
    読み取るカード読取手段と、金額を変更して、前記カー
    ドに再記録するカード書込手段と、商品選択を行う選択
    スイッチと、商品搬出を行う商品搬出手段と、売上げを
    合計した金額を記憶する売上合計記憶手段と、前記カー
    ド読取手段が前記カードから金額を読み取った場合に、
    前記選択スイッチの信号を受けて、記憶している商品価
    格の中から選択された商品の商品価格を出力する価格記
    憶手段と、前記カード読取手段で読み取った金額と前記
    価格記憶手段からの商品価格を比較し、比較結果を前記
    商品搬出手段に出力する比較手段と、前記比較手段の比
    較結果を受けて、前記カード読取手段で読み取った金額
    から、前記価格記憶手段からの商品価格を減算し、残額
    を前記カード書込手段に出力する減算手段と、前記比較
    手段の比較結果を受けて、前記売上合計記憶手段が記憶
    している売上合計金額と、前記価格記憶手段からの商品
    価格を加算し、加算結果を新たな売上合計金額として、
    前記売上合計記憶手段に出力する加算手段と、自動販売
    機毎の設置業者コードを記憶する設置業者コード記憶手
    段と、前記売上合計記憶手段が記憶している売上合計金
    額と、前記設置業者コード記憶手段が記憶している設置
    業者コードとを着脱可能に取り付けた収集記憶手段へ出
    力する出力手段とを備えてなるカード式自動販売機の精
    算装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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