JP2558655B2 - ディジタルfm復調器 - Google Patents

ディジタルfm復調器

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JP2558655B2 JP61248675A JP24867586A JP2558655B2 JP 2558655 B2 JP2558655 B2 JP 2558655B2 JP 61248675 A JP61248675 A JP 61248675A JP 24867586 A JP24867586 A JP 24867586A JP 2558655 B2 JP2558655 B2 JP 2558655B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、2進数値に量子化されたディジタルの加
算,減算,絶対値などの演算だけで掛算器を必要としな
い周波数復調を行うディジタルFM復調器に関するもので
ある。
従来の技術 従来の復調器について第5図を用いて大略を説明する
(特公昭51−15392号参照)。
第5図において、2次巡回型ディジタルフィルタ9,10
は掛算器14を使用してフィルタ係数K1,K2,K3,K4を適当
に選ぶ事によって従来のアナログ回路によって構成され
た共振器と同等の動作をする。すなわち、2次巡回型デ
ィジタルフィルタ9,10の出力信号をディジタル−アナロ
グ変換したアナログ信号の周波数特性を求めると第6図
aの如くすることができる。そこで、2次巡回型ディジ
タルフィルタ9,10の共振周波数C1,C2を異なるよう
に選ぶ。そして、2次巡回型ディジタルフィルタ9,10に
接続された演算器5によって絶対値をとり、その差をと
れば、その出力信号と2次巡回型ディジタルフィルタ9
および10の入力信号との間の伝達関数は第6図bの如く
なり、これは周波数復調回路として公知のS字型の弁別
特性を有する周波数弁別回路にほかならない。したがっ
て、この周波数弁別回路の出力を2次巡回型ディジタル
フィルタで構成される低域ろ波器(LPF)7に通せば得
られる出力信号Y(nT)は周波数復調された信号の標本
値である。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来例の方式は復調演算が複雑で、加
算,掛算の回数が多く、1出力標本値Y(nT)を得るの
に演算時間が長くなり、かつ構成する演算回路が複雑な
為、コストが増加するという問題点がある。
本発明は上記問題点に鑑み、簡単な構成で、しかも掛
算器を必要とせず、演算時間が短かく、かつコストも低
下できるディジタルFM復調器を提供することを目的とす
るものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明のディジタルFM
復調器は、入力となるディジタルFM信号をサンプル期間
遅延する遅延器に入力し、その遅延器の段数は入力FM信
号の中心周波数をとし、サンプリング周波数をFとし
た時に4m=F(m:正の整数)を満すmとし、一方上記
入力ディジタルFM信号と遅延器の出力との和をとり、他
方は上記入力ディジタルFM信号と遅延器の出力の差をと
り、その後両方の絶対値の差をとり、ディジタルローパ
スフィルターに通して出力するという構成を備えたもの
である。
作用 かかる本発明では、演算回路構成が非常に簡単で、掛
算器を必要としないために、演算時間の短縮化とコスト
低減が一挙にはかれる、掛算器を必要としないFM復調器
を得ることができる。
実 施 例 第1図に本発明の一実施例の基本型を示す。1は入力
ディジタルFM信号でX(nT)と表わされる。2は遅延器
で、4mFM=F(FM:FM信号の中心周波数,F:サンプリ
グ周波数,m=正の整数)を満たす。FMとFの時、mは
単位時間(1/F)の個数を示すもので、m=1の時は、
FM=Fの関係を満たす為、遅延器2の遅延量は(1/
F)となり、8FM=Fの関係を満たす時は、m=2よ
り遅延器2の遅延量は2(1/F)となる。次に上記の遅
延された信号を減算器3と加算器4に入力し、入力ディ
ジタルFM信号X(nT)との演算を行ない減算器3の出力
と、加算器4の出力の絶対値を絶対値回路5でとり、そ
の各々の出力の差を別の減算器3で演算を行ない、その
出力をLPF(ディジタルローパスフィルター)7に入力
し、フィルタリングして出力信号Y(nT)を得る。
以下、m=1とm=2についてFM復調動作について説
明を行なう。
第2図に本発明のさらに具体的な一実施例を示す。
まず、サンプリング周波数をFとして、ディジタルFM
信号の中心周波数をFMとした時、4mFM=F(m:正の
整数)において、m=1の例が第2図aである。
第2図aのブロック16の伝達関数における周波数特性
を調べれは、上記で述べた様にm=1より遅延段数は1
段となり、1サンプリング期間の遅延である為、Z変換
で表示すれば H1(Z)=1−Z-1 ……(1) となる。ここで周波数特性を調べる為に Z-1=e-jwT,w=2π(:入力周波数、T=1/F:サン
プリング期間)を(1)式に代入すれば、 H(Z)1|Z-1=e-jwT=1−e-jwT =1−coswT−jsinwT ……(2) ここで、H1(Z)|Z-1=e-jwTの利得を求める為に絶対
値をとれば となる。
次に、第2図aのブロック17の伝達関数における周波
数特性は、 H2(Z)=1+Z-1 ……(4) より、利得は上記と同等の計算により、 となる。
ここで、(3)式,(5)式における利得と周波数の
関係を示したのが第3図a,bである。
ここで第2図aのブロック16,17で得られたフィルタ
出力8,11絶対値を絶対値回路5で演算する事により検波
を行ない、両方の検波電圧の差を減算器3で求めれば、
第3図cの様に動作する為、その出力をディジタルLPF7
を通すことにより、その出力端には復調出力信号Y(n
T)が得られる。
次に、m=2の時についても第2図bに示す様に、遅
延器(Z-1)15が2個直列になった構成となっており、
m=1の時と同様に H1 2(Z)=2sinwT H1 2(Z)=2coswT が得られ、第4図a,b,cに示す様にS字形の弁別特性が
得られる。よって同様にm=3,……k(kは正の整数)
になる様にディジタルFM信号の中心周波数と、サンプ
リング周波数Fとの関係を満たせば、それにともなうm
の変化段数分の遅延器Z-1直列に接続するだけで、FM復
調が行なえる事になる。
発明の効果 以上の様に本発明は、非常に簡単な構成により、FM復
調が行なえる為に、従来例と比較すればわかる様に構成
部分が少ない為、演算時間の短縮化が図れるだけでな
く、掛算器を使用しない為、非常にコストを安くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるディジタルFM復調器
の基本ブロック図、第2図は本発明の一実施例でm=の
時とm=2のときのブロック図、第3図はm=1の時の
coswT/2の利得対周波数特性図、m=1の時のsinwT/2の
利得対周波数特性図、およびm=1の時の の利得対周波数特性図、第4図はm=2の時のcoswTの
利得対周波数特性図、m=2の時のsinwTの利得対周波
数特性図、およびm=2の時の(sinwT−coswT)の利得
対周波数特性図、第5図,第6図は従来例のブロック図
およびその動作説明のための特性図である。 2……遅延器、3……減算器、4……加算器、5……絶
対値回路(整流)、7……LPF(ディジタルローパスフ
ィルター)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタルFM信号をサンプル期間だけ遅延
    する遅延器に入力し、その遅延器の段数mは、入力FM信
    号の中心周波数をfとしサンプリング周波数をFとした
    時に4mf=F(m:正の正数)を満すmとし、上記入力デ
    ィジタルFM信号と遅延器の出力信号との和と上記入力デ
    ィジタルFM信号と遅延器の出力信号の差をそれぞれ作成
    し、その両者の絶縁値の差を検出し、この差成分をディ
    ジタローパスフィルターに通して出力するようにしたこ
    とを特徴とするディジタルFM復調器。
JP61248675A 1986-10-20 1986-10-20 ディジタルfm復調器 Expired - Fee Related JP2558655B2 (ja)

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US3803501A (en) * 1972-11-17 1974-04-09 Ibm Frequency discriminator using digital non-recursive filters

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