JP2558324B2 - 生物学的物質採取用デバイス - Google Patents

生物学的物質採取用デバイス

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JP2558324B2 JP63116786A JP11678688A JP2558324B2 JP 2558324 B2 JP2558324 B2 JP 2558324B2 JP 63116786 A JP63116786 A JP 63116786A JP 11678688 A JP11678688 A JP 11678688A JP 2558324 B2 JP2558324 B2 JP 2558324B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明は生物学的サンプルの採取用デバイスに関す
る。このデバイスは、とくに子宮頚管内からの滲出液、
流体および円柱上皮を採取するのに適している。
咽喉、尿道、膣、頚部、直腸および皮膚等の標本を採
取するためには、従来、荒い織布の表面を有するスワツ
ブが用いられてきた。スワツブには、通常、木綿、レー
ヨン、ダクロンおよびナイロンのような材料が用いられ
ていた。それらが、かなりの容量の液体を吸収し、また
ある程度は掻き集める作用をもつからである。
しかしながら、スワツブは溶出法および直接塗抹の調
製には不適当である。スワツブの吸収および保持作用と
スワツブの放出作用はたがいに相容れない。液体を容易
に吸収する材料から作つたスワツブは一般に放出性が悪
い。したがつて、このようなスワツブからガラススライ
ド上に移された材料では著しく貧弱な定量感度しか期待
できない。さらに、吸収された材料をスワツブから溶出
させる試みでは、界面活性剤、塩等の溶出補助剤を加え
ても、スワツブによつて吸収された生物学的材料の放出
は難しいことがわかつている。溶出を化学的に促進する
試薬の使用も、分析対象の本来の抗原性の喪失、培養試
験における指示細胞系に対する毒性、バツクグランドノ
イズや定量妨害の増大等の問題が生じてくる。
第2の問題は、試験材料が各時点でスワツブによつて
いかにして吸収されているかに関する標本の質的な事柄
である。たとえば、スワツブを頸管内に挿入すると、接
触した物質の粘度および容量に応じて、まず内腔内の物
質が吸収され始める。ついで、細胞性物質や頸管内部の
表面を覆う物質がスワツブによつて吸収され、また吸収
されない。低粘度の内腔物質の方が表層の上皮細胞や粘
着性の分析対象よりもスワツブの内部に存在する。採集
された物質を直接ガラススライドに移したのでは、スワ
ツブの外側についた標本の部分のみが移されるにすぎな
い。一方、溶出を用いた場合も、スワツブの内部からの
内腔物質の抽出は十分行われない。内腔の粘度が粘稠な
場合は、物質がスワツブの内部に到達するのは遮げら
れ、吸収は早くに停止してしまう。しかも、粘液のクツ
シヨンで被覆されると、スワツブの外側は効果的に標本
を掻き集める能力を失う。すなわち、スワツブの働き
は、サンプリング時の標本の定性的および定量的内容に
著しく依存する。たとえばクラミジアのような疾患の段
階、他の生理的因子が、その部位の標本の定性的内容に
著しく影響する可能性がある。
性行為感染症を試験するために泌尿器サンプルを得る
には、スワツブの代わりに金属またはプラスチツクの細
菌ループがしばしば用いられる。金属ループは最初ヨー
ロツパで使用されたが、安全性の理由で米国では一般に
受け入れられていない。米国で使用されているプラスチ
ツクループは、豊富な滲出液がない場合には、スワツブ
のようにあるいはある程度まで金属ループと同様に、十
分な物質を集め、掻き取り作用を示すことは期待できな
い。
非妊娠患者の頸管内サンプルの採取には、スワツブの
代わりに、細胞ブラシと呼ばれるデバイスが使用されて
いる。このデバイスは小型の瓶の洗浄ブラシに類似して
いて、各種の長さの毛がついている。採取時には、円柱
細胞を含めた生物学的材料が毛に付着する。
したがつて、物質を採取するために表面を切断するこ
となく掻き取ることができ、しかも内腔物質も掻き取ら
れた物質も含めてサンプル物質を、採取時、採取後とも
保持できる採取用デバイスが必要とされている。さら
に、このようなデバイスには、一定の定性的サンプリン
グと、溶出時における完全な定量的放出が要求される。
(2) 従来技術の説明 米国特許第4,020,847号には、血管の非落屑性内皮細
胞表面に沿つた異常突出のみを切断でき、無傷の正常表
面はサンプリングしないように配置された直線の切断エ
ツジを有する回転カツターカテーテルが開示されてい
る。米国特許第2,437,329号には、チユーブの壁部に縦
長の開口が形成されている外科用掻爬装置が開示されて
いる。縦長の開口の一方の縁は外転されて掻爬部を形成
する。米国特許第2,495,794号には直腸スクレーパーが
開示されている。米国特許第3,626,470号には、細胞学
的サンプルを採取するための診断デバイスが開示されて
いる。このデバイスは、スポンジ様の当て板と柔軟に結
合させたプラツトホームを有する細長い取つ手からな
る。切断具は生検用パンチは、それぞれ米国特許第2,87
6,777号および第2,778,357号に開示されている。接種用
デバイスは米国特許第3,850,754号、第3,455,788号およ
び第3,234,109号に開示されている。
掻爬器は米国特許Des.275,127号および219,252号に開
示されている。接種ループは米国特許Des.274,464号お
よび271,519号に開示される。また、外科用吸引カテー
テルおよび使い捨てループが、それぞれ米国特許Des.26
4,246号および251,012号に開示されている。
発明の要約 本発明は生物学的物質の採取用デバイスである。この
採取デバイスはその末端の一方にループ様採取手段を有
するシヤフトからなる。この採取手段は非切断性の掻き
取り末端を提供する。
本発明の採取デバイスは、解剖学的次元領域での至適
サンプリングを可能にするように形成されている利点が
ある。さらに、このデバイスは切断しないで掻き取るこ
とを可能にし、大きなサンプルの採取と保持に適した内
部容量を有する。このデバイスの全体的次元配置は採取
時および採取後におけるサンプルの有効な保持を可能に
し、適当な溶媒により溶出しながらまたは溶出を行わな
いでシヤフトを回転することによつて採取した物質すべ
てを放出することができる。
図面の簡単な記述 第1図は本発明の一態様によるデバイスの透視図であ
る。
第2図は第1図のデバイスの側面図である。
第2A図は第3図の2A−2A線に沿つて観察したデバイス
の部分の拡大側面図である。
第3図は第2図の3−3線に沿つて観察したデバイス
の拡大上部平面図である。
第4A図は第2図の4A−4A線に沿つて観察したデバイス
の正面図である。
第4B図は第2A図の4B−4B線に沿つて観察したデバイス
の断面図である。
第4C図は第2A図の4C−4C線に沿つて観察したデバイス
の断面図である。
第5図は第2図の5−5線に沿つて観察したデバイス
の背面図である。
第6図は本発明の他の態様の透視図である。
第6A図は第7図の6A−6A線に沿つて観察したデバイス
の拡大側面図である。
第7図は第6A図の7−7線に沿つて観察した拡大上部
平面図である。
第8図は第6図の8−8線に沿つて観察したデバイス
の正面図である。
第9A図は第6図の9A−9A線に沿つて観察したデバイス
の断面図である。
第9B図は第6図の9B−9B線に沿つて観察したデバイス
の断面図である。
第10図は第6図の10−10線に沿つて観察したデバイス
の背面図である。
第11図は本発明の採取デバイスの他の態様の遠位端の
拡大側面図である。
第11A図は第11図の11A−11A線に沿つて観察したデバ
イスの上部平面図である。
第12図は本発明の採取デバイスのさらに他の態様の遠
位端の拡大側面図である。
第12A図は第12図のデバイスの12A−12A線に沿つて観
察した上部平面図である。
第13図は本発明の採取デバイスの他の態様の遠位端の
拡大側面図である。
第13A図は第13図のデバイスの13A−13A線に沿つて観
察した上部平面図である。
第14図は本発明の採取デバイスのさらに他の態様の遠
位端の拡大側面図である。
第14A図は第14図のデバイスの14A−14A線に沿つて観
察した上部平面図である。
第15図は本発明のデバイスの他の態様の遠位端の拡大
側面図、第15A図は第15図のデバイスの15A−15A線に沿
つて観察した上部平面図である。第16図は本発明のデバ
イスの他の態様の遠位端の拡大側面図、第16A図は第16
図のデバイスの16A−16A線に沿つて観察した上部平面図
である。
特異的態様の説明 本発明のデバイスは生物学的物質の採取および分配に
有用である。その最も広い態様において、本発明の採取
デバイスは、一端にループ用採取手段を有するシヤフト
からなる。この採取手段は、非切断性の掻き取り縁部を
提供する。
本発明のデバイスはとくに頚管内の標本の採取および
分配に適している。しかしながら、たとえば滲出液、流
液、細胞等のような任意の生物学的物質が、本発明のデ
バイスの使用により採取、分配できる。このような物質
は様々な解剖学的部位、たとえば咽喉、尿道、膣、直
腸、皮膚等から採取されるが、必ずしもこれらに限定さ
れるものではない。
本発明の一態様においては、デバイスは一端にループ
様採取手段を有するシヤフトからなる。採取手段が位置
する末端は、一般に、シヤフトの遠位端と呼ばれる。採
取手段は非切断性のエツジを有し、これが生物学的物質
を掻き取り、それを採取手段の内部に転じることにより
それを保持する。ループ様採取手段は様々な形状とする
ことができる。ループ様採取手段は、それに限定される
ものではないが一例を示せば、円形、卵形、楕円形また
は細長い形状とすることができる。ループ様採取手段は
細長い形状とすることが好ましい。一般に、ループ様採
取手段は2つの区画、第一の区画および第二の区画を有
する。第一および第二の区画は採取手段の遠位端と採取
手段の周辺を通る基準面によつて定められる。各区画は
外部表面と内部表面を有する。外部表面は弓形とするこ
ともできる。少なくとも一方の分画はスプーン様とす
る。少なくとも一方の分画は非切断性の掻き取り縁部を
有する。非切断性の掻き取り縁部は、一般に、採取手段
の弓状表面とそれに相対する内部表面の接合点によつて
定められる。本明細書において用いられる「ループ様」
の語は、閉じたまたは一部開いた曲面をそれ自体の内部
に形成し、それを目的物が通過するように曲げられた三
次元構造を意味する。閉じていても開いていてもよいル
ープ様採取手段の末端は円形で鈍いことが好ましい。
本発明のシヤフトは細長く、剛性であることが好まし
い。シヤフトは中がつまつていても中空でもよい。シヤ
フトの中がつまつている場合、デバイスは受動サンプリ
ングに有用である。シヤフトが中空の場合には、デバイ
スは能動サンプリングに有用で、シヤフトの近位末端ま
たはその付近に潅注または吸引源を付着適用できる。シ
ヤフトにはその近位端またはその付近にデバイスを握る
ための手段を設けることができる。近位末端は採取手段
と逆のシヤフトの末端である。それに限定されるもので
はないが、このような握るための手段の例を示せば、シ
ヤフトの外部表面上に設けた少なくとも1個のうねもし
くは隆起、織布を付した面、またはシヤフトの外部表面
上に設けた少なくとも1本の溝である。
本発明の掻き取り縁部は、採取すべき物質を周囲組織
を切断することなく掻き取る。一態様においては、掻き
取り縁部は少なくとも1個の前縁部からなる。本明細書
においては「前縁部」の語は、他の縁部(後縁部または
非掻き取り縁部という)以上に突出している1個または
2個以上の縁部を意味し、これがシヤフトを回転した場
合、生物学的物質を採取手段の内部に反転させるのを助
ける。デバイスに2個の前縁部を設ける場合には、それ
らを平行もしくは対称に配置させ、デバイスを時計廻り
または反時計廻り方向に回転したとき生物学的物質の採
取が可能なようにする。また、時計廻りまたは反時計廻
りの回転が好ましい場合、デバイスには、平行にも対称
に配置しない2個の前縁部を設けることもできる。本明
細書における「後縁部」の語は、前縁部ではなく、突出
していない1個または2個以上の縁部を指して用いられ
る。
本発明のループ様採取手段の先端は、切断を避けるた
めに球形にされる。その末端は閉じていても開いていて
もよい。好ましくはその末端は開いているか、または閉
じていても物質の流動および採取が容易なように実用的
なせまい間隔を設ける。
さらに、デバイスは、採取手段内に設けられたサンプ
ル保持手段を包含する。保持手段は採取手段の少なくと
も一つの区画の内部表面に付着させることができる。保
持手段は、それに限定されるものではないが一例を示せ
ば、格子様構造、網状構造、ひれ状構状、歯状または傘
状手段、隆起構造、あるいは採取手段の少なくともひと
つの内部表面から突出した隔壁等であり、採取手段の内
部表面の相対する側部の間にわたる少なくとも1個の要
素をもつていてもよい。
本発明の採取手段の外部表面はまた掻き取り手段を包
含してもよい。このような掻き取り手段はそれに限定さ
れるものではないが、たとえば鋸歯状の形体で、少くと
も1個の隆起部と少なくとも1個の溝をもつ織布様表面
とすることができる。掻き取り手段はデバイスのシヤフ
トの中心軸に平行もしくは垂直な軸をもつように形成す
ることができる。一方、掻き取り部の形体はたとえば方
向が一定しない織布様表面とすることもできる。掻き取
り手段は採取手段の外部表面のすべてまたは一部を覆う
ように設けられる。
本発明のデバイスには、所望により空気溝を設けるこ
とができる。本明細書においては「空気溝」の語は、生
物学的物質の採取時に採取手段の内部部分または空間か
ら空気を放出させるための手段を意味する。空気溝は、
シヤフトの遠位端またはその付近の長さの一部に及ぶ少
なくとも1個の溝で、採取手段の内部空間またはその部
位と連絡するものであることが好ましい。
本発明のデバイスは、患者の内腔物を包み込んで採取
するのに適用される。本明細書において用いられる「内
腔物を包み込む」の語は、内腔内容物を変質させること
なく効率的に捕獲または包囲することを意味する。
一態様においては、本発明のデバイスは、ループの内
部部分から採取した物質すべての放出が可能なように作
成される。デバイスは採取した物質を変質させることな
く放出させるように作成されるのが好ましい。これは、
採取された物質がその元の形を全体的に維持したまま放
出されることを意味する。採取された物質は、デバイス
のシヤフトを回転させることにより、変質させることな
く放出させることができる。採取された物質は溶出を行
わないで放出させることが好ましい。ある場合には、採
取手段を液体中に置いてシヤフトを回転させることによ
り採取物質を放出させてもよい。採取物質の取り出しを
容易にするために、本発明のデバイスは可逆的に湿潤可
能なプラスチツク材料で製造することもできるし、また
表面処理を施してもよい。このような表面処理技術とし
ては、それに限定されるものではないが、プラズマ表面
処理、火災処理、コロナ放電、または化学浴を挙げるこ
とができる。好ましい態様においては、採取手段の内部
表面をプラズマ表面処理に付す。プラズマ表面処理に関
するの情報は、Plastics Technology,28:23〜26(198
2)に記載されている。この記載は参考として本明細書
に導入する。
デバイスは様々な材料から製造できる。たとえば金属
およびプラスチツクス、ポリマーたとえばポリカルポネ
ート、ポリエチレン、ナイロンおよびそれらのコポリマ
ーから製造できる。好ましい材料は、可逆的に湿潤可能
なプラスチツクスである。選ばれる材料は医学的に許容
されるものであり、また採取される生物学的材料に悪影
響を与えないものでなければならない。
本発明の採取手段を、以下に図面を参照しながら、さ
らに詳細に例示する。
第1図〜第5図は、本発明の採取手段の一態様を例示
したものである。第1図〜第5図を参照しながら説明す
ると、シヤフト10は好ましくは剛性で、全体的に均一な
断面を有する。シヤフトには遠位端22と近位端23があ
る。シヤフトは図に示すように内部が中空でない。した
がつて、この採取デバイスは生物学的物質の受動採取に
適している。シヤフトには採取デバイスを握るための手
段17が設けられてもよい。例示されたデバイスには所望
により、採取デバイスを握るための溝または隆起が設け
られる。
さらに第1図〜第5図を参照しながら説明すると、シ
ヤフト10はその遠位端22に採取手段11を設ける。採取手
段11には、生物学的物質を採取手段の内部20に反転させ
るようにした少なくとも1個の非切断性掻き取り部と少
なくとも1個の非掻き取り部もしくは後縁部13を包含す
る。本態様に示すように、採取手段は第一の区画25、第
二の区画26および閉じた末端18からなり、内部空間もし
くは部分20を定める細長いループ様手段である。第一の
区画25と第二の区画26は採取手段11の近位端21および遠
位端18を通る基準面28によつて決定される。各区画は内
部表面27と外部表面24を有する。少なくとも一方の外部
表面は弓状の形状とし、弓状表面とそれに相対する内部
表面の接合部が非切断性縁部12を作る。例示されている
ように、第一および第二の区画はスプーン様である。
採取手段の大きさは、サンプルを採取する解剖学的部
位および試験を完了するために必要な物質の量に依存す
る。しかしながら、一般的には、採取手段の内部容量は
10μ〜1,000μ、好ましくは10μ〜500μであ
る。頸管内標本の採取に適用される本発明デバイスのこ
れらの態様の場合、採取手段の内部容量は75μ〜500
μ、好ましくは100μ〜150μである。遠位端18は
例示されたように閉じていて、丸く、鈍く作られてい
る。閉じた遠位端18または採取手段の先端の幅は、サン
プルの性質および標本を採取する解剖学的部位によつて
変化する。しかしながら一般には、閉じた末端の幅は0.
25mm〜2.5mm、このましくは0.5mm〜1mmである。末端が
閉じている態様の場合、末端は物質がその周囲を容易に
流れることができるように実際的なせまい間隔にする。
以下に述べるように、遠位端18は開いていても閉じてい
てもよい。末端の大きさおよび形状は、それが開いてい
るか閉じているかを含めて、様々の因子たとえば採取す
る物質の量、採取する物質の種類および物質を採取する
解剖学的部位に適合するように選択される。
第1図〜第5図に例示されるように、好ましい態様に
おいては、採取手段11には2個の前縁部または掻き取り
縁部12が平行に並んで配置され、シヤフトを時計方向ま
たは反時計方向のいずれかに回転した場合、生物学的物
質が採取される。図に示されたように、採取デバイスに
は2個の非掻き取り縁部または後縁部13が設けられる。
このような態様においては、2個の掻き取り縁部12が2
個の非掻き取り縁部よりも突出していて、採取手段11の
第一区画25の表面積25は採取手段11の第二区画の表面積
26より大きい。
さらに第1図〜第5図を参照しながら説明すると、デ
バイスのシヤフト10は空気溝15を包含することが好まし
い。空気溝は、サンプリング時に空気溝中に捕集された
空気を受け、採取手段から排出する手段である。本態様
のデバイスに示された空気溝15はシヤフト10の長さ方向
部分にわたつて設けられた溝であつて、採取手段11の内
部空間20と連結する。
さらに、採取手段11の内部には所望によりサンプル保
持手段14を設けることができる。このデバイスのサンプ
ル保持手段14は採取手段の内部に設置され、採取手段11
の少なくとも一区画の一内部表面に付着または一体に形
成され、採取手段11の内部部分20内に突出している。サ
ンプル保持手段14は、採取手段の相対する側部の間にわ
たる少なくとも1個の構成要素を包含する。第1図〜第
5図に例示された態様にみられるように、保持手段14は
格子状としてもよい。第6A図に例示したように、保持手
段34は、採取手段31の少なくとも一方の分画45または46
の内部表面47に設置された1個または2個以上の隆起部
またはひれ状構造とすることができる。第11図に示した
ように、保持手段54は採取手段51内に設けた壁部または
中隔であつてもよく、また第12図に示したように、保持
手段74はシヤフトの遠位端と採取手段71の周辺を通る基
準面に平行に設けてもよい。第15図に示すように、保持
手段154は網状構造であつてもよい。また、第16図に示
すように、保持手段134は歯状構造とし、採取手段140の
内部に突出しているが採取手段140の相対する側部の間
を架橋していない構造でもよい。図に示した保持手段は
単に例を示したものであつて、本技術分野の熟練者であ
れば容易に想到するであろう採取物質の他の保持手段を
排除するものではない。
さらに、1個もしくは2個以上の掻き取り手段16を、
採取手段11の少なくとも一方の区画25または26の外部表
面24に設けることができる。このような掻き取り手段の
例としては織布表面、隆起部、溝部等がある。掻き取り
手段16はシヤフトの縦軸に対して平行でも垂直でもよ
い。掻き取り手段16は一定方向に配列しないでもよい。
第4A図および4B図に示すように、好ましい掻き取り手段
16は、採取手段11の織布様外表面24である。第12図にお
ける好ましい掻き取り手段は鋸歯状要素76である。その
他の非切断性掻き取り手段は本技術分野における熟練者
には容易に想到する通りである。
本発明の他の好ましい態様を第6図〜第10図に示す。
第6図〜第10図に用いた数字の符号は、第1図〜第5図
に示した採取デバイスの相当する要素の数字符号とそれ
ぞれの第2桁目が同じになるように設定した。第6図〜
第10図を参照しながら説明すると、シヤフト30は遠位端
42と近位端43を有する。シヤフト30は通路39を有し、近
位端43またはその付近に、吸引または潅注デバイス(図
には示していない)を装着することができる。すなわ
ち、このデバイスは物質の受動および能動採取の両者に
使用することができる。
シヤフト30の遠位端42には採取手段31を設ける。採取
手段31は採取手段の周辺を二分するシヤフトの中心縦軸
によつて定められる第一の区画45と第二の区画46を有す
る。各区画は内部表面47と外部表面44を有する。例示さ
れたデバイスは、2個の前縁部または掻き取り縁部32と
2個の後縁部または非掻き取り縁部33を有する。例示し
たような好ましい態様においては、シヤフト30を時計方
向に回転したとき物質が採取できるように、前縁部は平
行に並ばないように配置されている。デバイスを反時計
方向に回転したときに物質が採取されるように掻き取り
縁部を設け、前縁部32を非平行に配置した場合も本発明
の範囲内に含まれることは当然である。
上述のように、第6図〜第10図に例示した態様のデバ
イスは、1個のひれ様構造が隆起し、採取手段31の一区
画45または46の少なくとも一方の内部表面47に設けられ
たサンプル保持手段34を有する。
先に説明したように、掻き取り手段は採取手段の一方
または両外部表面上に設けられる。図に示すように、掻
き取り手段36は、採取手段の区画45または46の外部表面
44の少なくとも一方の外部表面44上に包含される。先に
示唆したように、掻き取り手段は、任意の非切断性の掻
き取り構造、それに限定されるものではないが、たとえ
ば隆起部、溝部、織布様表面等とすることができる。
採取デバイスのその他の態様を第11図〜第16A図に例
示する。第11図〜第16A図に用いた数字符号は最後の桁
の数字が、第1図〜第5図に示したデバイスの相当する
要素の数字符号の第2桁と同じになるように設定した。
第11図および第11A図を参照しながら説明すると、本
発明のデバイスはその一端に採取手段51を設けたシヤフ
ト50からなる。採取手段51は前縁部52と後縁部53を有す
る。第11図に例示されているように、採取手段51の遠位
端58は物質の採取を容易にするように開口している。採
取手段51は、採取手段の相対する側部の内部表面間にわ
たされた保持手段54を有する。第11図には、採取手段51
内に捕集された空気を受けるための任意の空気溝55を例
示する。空気溝55は採取手段51の内部空間60に連絡し、
サンプリング時における採取手段51の内部からの空気を
排出を容易にする。
第12図および第12A図を参照しながら説明すると、本
発明のデバイスは、シヤフト70と採取手段71を有する。
採取手段71の末端は閉鎖されている。図に示すように、
採取手段71は前縁部または掻き取り縁部72と後縁部73を
有する。採取手段71の外部表面84には、任意の掻き取り
手段76が設けられている。掻き取り手段76は例示された
ように鋸歯状の形状を有し、採取手段の区画の一方また
は両者の外部表面上に設置される。さらに、デバイス
は、そのシヤフト70に平行な保持手段74を有する。
第13図および第13A図に示すように、本発明のデバイ
スは採取手段91を有するシヤフト90からなる。シヤフト
は通路99を有し、したがつて、このデバイスはたとえば
吸引および/または潅注用のデバイスを装着して能動サ
ンプリングにも使用できる。採取手段91は、物質を保持
するための第一の区画105および第二の区画106、掻き取
り縁部92および後縁部または非掻き取り縁部93を有す
る。採取手段91の遠位端98は物質の採取を容易にするた
め開口している。遠位端98の先端は、切断することなく
物質を採取できるように円形になつている。
第14図および第14A図を参照しながら説明すると、本
発明のデバイスは、シヤフト110と採取手段111を有す
る。採取手段111には掻き取り縁部112と後縁部または非
掻き取り縁部113がある。採取手段111の遠位端118は円
形になつている。さらに、シヤフトの遠位端には任意の
空気溝が示されている。これは採取手段の内部120に連
絡している。
第15図および第15A図に例示したデバイスは、採取手
段151の遠位端158は閉鎖されていて、1個の前縁部また
は掻き取り縁部152と3個の非掻き取り縁部153が設けら
れている。掻き取り縁部はシヤフトを時計廻りの方向に
回転したとき物質を採取できるように配置されている。
前縁部152はデバイスを反時計廻りの方向に回転したと
き採取が行われるように配置することもできる。上述の
ように、本発明の保持手段154は網状構造とすることも
できる。
第16図および第16A図に例示した本発明のデバイス
は、採取手段131を有するシヤフト130からなる。採取手
段131は第一区画145と第二区画146を有する。各区画は
内部表面147と外部表面144を有する。採取手段131は前
縁部132と後縁部133を有し、その遠位端138は生物学的
物質の採取を容易にするため開口している。遠位端138
の先端は、切断することなく物質の採取が行われるよう
に円形になつている。採取手段131は、その内部表面に
装着されその内部部分に突出している保持手段134を有
する。図に例示されているように、保持手段134は、採
取手段の相対する側面を架橋してはいない。
本発明の採取デバイスは、適当な材料から製造するこ
とができる。適当な材料を選択するにあたつて考慮すべ
きことを例示すれば、(a)採取すべき物質と反応せ
ず、それに溶解しない、(b)物質の採取ついで放出が
可能な物理的性質を有する、(c)本発明によるデバイ
スの操作およびサンプルの採取が可能な十分の剛性を有
することである。
前述したように、適当な材料としては、金属たとえば
アルミニウム、スチール、ニツケル合金、およびプラス
チツクスたとえばポリカルボネート、ポリエチレン、ナ
イロン等およびそれらのコポリマーを挙げることができ
る。デバイスの1個または2個以上の表面を処理して、
物質の保持を促進し、同時にあるいは物質の取り出しを
容易にするような物理的性質を表面に付与することも考
慮されてよい。これも本発明の範囲に包含される。この
ような処理の例としては、それに限定されるものではな
いが、プラズマ表面処理、火炎処理、コロナ放電、化学
浴を挙げることができる。
すでに述べたように、本発明の採取デバイスは、患者
の体腔部から生物学的物質を採取するのにとくに適して
いる。このような物質の採取が望ましい場合は多くあ
る。たとえば、性行為感染症を検出するための診断方法
では内腔物質のサンプルが必要である。本発明のデバイ
スは、定量を行うためのサンプルの採取に関連して使用
するのにとくに適している。また、本発明のサンプリン
グデバイスは診断用免疫化学的装置またはデバイスとと
もに使用するのに適している。
したがつて、本発明のデバイスは、本発明のデバイス
と所望の分析対象を検出するための試薬とを組合わせて
包装したキツトとして提供するのが便利である。このキ
ツトには免疫化学的装置またはデバイスを包有させるこ
ともできる。
以上、本発明を、とくに上述の態様を参照しながら詳
細に説明した。しかしながら、本発明の精神および範囲
から逸脱することなく改変および改良が可能であること
を理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一態様によるデバイスの透視図であ
る。第2図は第1図のデバイスの側面図である。第2A図
は第3図の2A−2A線に沿つて観察したデバイスの部分の
拡大側面図である。第3図は第2図の3−3線に沿つて
観察したデバイスの拡大上部平面図である。第4A図は第
2図の4A−4A線に沿つて観察したデバイスの正面図であ
る。第4B図は第2A図の4B−4B線に沿つて観察したデバイ
スの断面図である。第4C図は第2A図の4C−4C線に沿つて
観察したデバイスの断面図である。第5図は第2図の5
−5線に沿つて観察したデバイスの背面図である。第6
図は本発明の他の態様のデバイスの透視図である。第6A
図は第7図の6A−6A線に沿つて観察したデバイスの拡大
側面図である。第7図は第6A図の7−7線に沿つて観察
した拡大上部平面図である。第8図は第6図の8−8線
に沿つて観察したデバイスの正面図である。第9A図は第
6図の9A−9A線に沿つて観察したデバイスの断面図であ
る。第9B図は第6図の9B−9B線に沿つて観察したデバイ
スの断面図である。第10図は第6図の10−10線に沿つて
観察したデバイスの背面図である。第11図は本発明の採
取デバイスの他の態様の遠位端の拡大側面図である。第
11A図は第11図の11A−11A線に沿つて観察したデバイス
の上部平面図である。第12図は本発明の採取デバイスの
さらに別の態様の遠位端の拡大側面図である。第12A図
は第12図のデバイスを12A−12A線に沿つて観察した上部
平面図である。第13図は本発明の採取デバイスの他の態
様の遠位端の拡大側面図である。第13A図は第13図のデ
バイスを13A−13A線に沿つて観察した上部平面図であ
る。第14図は本発明の採取デバイスのさらに他の態様の
遠位端の拡大側面図である。第14A図は第14図のデバイ
スを14A−14A線に沿つて観察した上部平面図である。第
15図は本発明のデバイスの他の態様の遠位端の拡大側面
図である。第15A図は第15図のデバイスを15A−15A線に
沿つて観察した上部平面図である。第16図は本発明の採
取デバイスの他の態様の遠位端の拡大側面図である。第
16A図は第16図のデバイスを16A−16A線に沿つて観察し
た上部平面図である。

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その一端に非切断性の掻き取り縁部を与え
    るループ様採取手段を有するシヤフトからなる生物学的
    物質採取用デバイス
  2. 【請求項2】シヤフトはその一端にループ様採取手段を
    含有し、その手段は生物学的物質を掻き取りその物質を
    その手段の内部に反転させることによりその物質を保持
    する非切断性縁部を与える特許請求の範囲第1項に記載
    のデバイス
  3. 【請求項3】ループ様手段は、非切断性縁部を与えるス
    プーン様区画を含有する特許請求の範囲第2項に記載の
    デバイス
  4. 【請求項4】ループ様手段は開いた末端を有する特許請
    求の範囲第2項に記載のデバイス
  5. 【請求項5】ループ様手段は閉じた末端を有する特許請
    求の範囲第2項に記載のデバイス
  6. 【請求項6】ループ様手段は球形の末端を有する特許請
    求の範囲第2項に記載のデバイス
  7. 【請求項7】採取すべき生物学的物質を変質させること
    なく採取するために患者の体内開口部に挿入して使用さ
    れる特許請求の範囲第2項に記載のデバイス
  8. 【請求項8】内腔部物質を取り込むことにより生物学的
    物質の採取に使用される特許請求の範囲第7項に記載の
    デバイス
  9. 【請求項9】採取後、ループ様手段の内部からシヤフト
    を回転することによつてすべての生物学的物質を放出さ
    せることができる特許請求の範囲第2項に記載のデバイ
  10. 【請求項10】掻き取り手段は、シヤフトを回転したと
    きループ様手段の内部に生物学的物質を反転させるため
    の前縁部である特許請求の範囲第2項に記載のデバイス
  11. 【請求項11】シヤフトにはループ様手段内に捕集され
    た空気を受け、その空気をループ様手段から排出する手
    段が含有された特許請求の範囲第2項に記載のデバイス
  12. 【請求項12】ループ様手段内にサンプル保持手段が設
    けられた特許請求の範囲第2項に記載のデバイス
  13. 【請求項13】サンプル保持手段はループ様手段の相対
    する側部間にわたした少なくとも1個の構成要素である
    特許請求の範囲第12項に記載のデバイス
  14. 【請求項14】シヤフトは遠位端と近位端を有し、ルー
    プ様手段を有する遠位端はその遠位端とループ様手段の
    周辺を通る基準面によつて定められる第一の区画と第二
    の区画からなり、各区画は内部表面と外部表面を有し、
    少なくとも一方の区画はその外部表面の弓形によつて定
    められる非切断性掻き取り縁部を形成する特許請求の範
    囲第1項に記載のデバイス
  15. 【請求項15】ループ様手段内に設けられたサンプル保
    持手段を包含する特許請求の範囲第14項に記載のデバイ
  16. 【請求項16】シヤフトは中空で、そのシヤフトは吸引
    または潅流源に接続された特許請求の範囲第14項に記載
    のデバイス
  17. 【請求項17】ループ様手段が内部空間を定め、シヤフ
    トがその縦方向部分に及ぶ少なくとも1個の縦の溝を定
    め、上記内部空間と連絡する外部表面を有する特許請求
    の範囲第14項に記載のデバイス
  18. 【請求項18】第一の分画の表面積は第二の分画の表面
    積より大きい特許請求の範囲第14項に記載のデバイス
  19. 【請求項19】ループ様手段の内部表面はプラズマ表面
    処理に付す特許請求の範囲第14項に記載のデバイス
  20. 【請求項20】シヤフトには遠位端と近位端があり、遠
    位端には、ループの周辺を二分するシヤフトの中心縦軸
    によつて定められる第一の分画と第二の分画を含む先端
    が細くなつたループを有し、各分画は内部表面と外部表
    面をもつていて少なくとも一方の外部表面は弓状に形成
    され、弓状表面と相対する内部表面との接合部が非切断
    性掻き取り縁部となつていて、ループ内にはサンプル保
    持手段が設けられた特許請求の範囲第1項に記載のデバ
    イス
  21. 【請求項21】細長い内部はつまつたシヤフト部は遠位
    端、近位端および外部表面を有し、シヤフトの遠位端に
    は楕円形のループがあり、これがこのループの周辺を二
    分するシヤフトの中心縦軸によつて定められる第一の分
    画と第二の分画を含む内部空間を定め、各分画は内部表
    面と外部表面をもつていて少なくとも一方の外部表面は
    弓状に形成され、弓状表面と相対する内部表面との接合
    部がシヤフトを回転した場合に前縁部ともなる掻き取り
    縁部となつていて、シヤフトにはその縦方向に及びその
    内部空間と連絡する少なくとも1個の縦の溝を有し、ル
    ープ内にはサンプル保持手段が設けられた患者の体内開
    口部から生物学的物質を採取するために用いられる特許
    請求の範囲第1項に記載の生物学的物質採取用のデバイ
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