JP2558230B2 - 球状野菜の裁刻方法及び装置 - Google Patents
球状野菜の裁刻方法及び装置Info
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- JP2558230B2 JP2558230B2 JP6302669A JP30266994A JP2558230B2 JP 2558230 B2 JP2558230 B2 JP 2558230B2 JP 6302669 A JP6302669 A JP 6302669A JP 30266994 A JP30266994 A JP 30266994A JP 2558230 B2 JP2558230 B2 JP 2558230B2
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- cutting
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- center
- divided
- parallel
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- Expired - Lifetime
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- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、玉葱等の球状野菜の裁
刻方法及び装置に関するものである。
刻方法及び装置に関するものである。
【０００２】＜従来の技術＞業務用等でかき揚天ぷらの
具材の玉葱をスライスする場合、図１０で示すように、
玉葱Ｗを中央より切断線Ｃにより２つのブロックＷ１，
Ｗ２に２等分割し、図１１で示すように、２等分割した
ブロックＷ１（及びブロックＷ２）を切断線Ｃの面を下
面にして切断線Ｃに直角な方向に所要のピッチで並列切
断Ｓして細断している。
具材の玉葱をスライスする場合、図１０で示すように、
玉葱Ｗを中央より切断線Ｃにより２つのブロックＷ１，
Ｗ２に２等分割し、図１１で示すように、２等分割した
ブロックＷ１（及びブロックＷ２）を切断線Ｃの面を下
面にして切断線Ｃに直角な方向に所要のピッチで並列切
断Ｓして細断している。
【０００３】＜発明が解決しようとする課題＞上記のよ
うなスライスでは、２等分割したブロックＷ１，Ｗ２の
両側面の端末ＥＡは図１２で示すように、半月状の切断
片となり、他の切断片の薄い半円リング状の切断片に比
較して肉厚の大きな形態となる。
うなスライスでは、２等分割したブロックＷ１，Ｗ２の
両側面の端末ＥＡは図１２で示すように、半月状の切断
片となり、他の切断片の薄い半円リング状の切断片に比
較して肉厚の大きな形態となる。
【０００４】このような、肉厚の大きな形態の半月状の
切断片が他の切断片の薄い半円リング上の切断片に混在
すると、かき揚天ぷらの具材としたときに、半月状の切
断片によってかき揚天ぷらの形態を悪くし、食感を阻害
すると共に、肉厚の大きな形態の半月状の切断片の熱の
通りが他の切断片の薄い半円リング状の切断片より悪な
り、油揚時間を他の切断片の薄い半円リング状の切断片
に合わせると、半月状の切断片は油揚時間が不足して不
均一な熱処理仕上がりとなり、また、油揚時間を半月状
の切断片に合わせると、他の切断片の薄い半円リング状
の切断片は過熱により焦げ付きが生じ、いずれにおいて
も品質を劣化するため、玉葱を具材の一つとしたかき揚
天ぷらの油揚管理には細心の注意と技量を要していた。
切断片が他の切断片の薄い半円リング上の切断片に混在
すると、かき揚天ぷらの具材としたときに、半月状の切
断片によってかき揚天ぷらの形態を悪くし、食感を阻害
すると共に、肉厚の大きな形態の半月状の切断片の熱の
通りが他の切断片の薄い半円リング状の切断片より悪な
り、油揚時間を他の切断片の薄い半円リング状の切断片
に合わせると、半月状の切断片は油揚時間が不足して不
均一な熱処理仕上がりとなり、また、油揚時間を半月状
の切断片に合わせると、他の切断片の薄い半円リング状
の切断片は過熱により焦げ付きが生じ、いずれにおいて
も品質を劣化するため、玉葱を具材の一つとしたかき揚
天ぷらの油揚管理には細心の注意と技量を要していた。
【０００５】本発明の目的は、簡単な方法及び装置によ
って玉葱等の球状野菜を万遍なく裁刻することを可能に
したことである。
って玉葱等の球状野菜を万遍なく裁刻することを可能に
したことである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の球状野菜の裁刻方法は、球状野菜を、その
中心から放射線状に少なくとも３分割以上の複数のブロ
ックに切断分割する工程と、前記各ブロックを、その左
右２辺の分割切断線の内角中央を通る軸線と平行する軸
線方向に所要のピッチで並列切断する工程との結合を特
徴とするものである。
めの本発明の球状野菜の裁刻方法は、球状野菜を、その
中心から放射線状に少なくとも３分割以上の複数のブロ
ックに切断分割する工程と、前記各ブロックを、その左
右２辺の分割切断線の内角中央を通る軸線と平行する軸
線方向に所要のピッチで並列切断する工程との結合を特
徴とするものである。
【０００７】また、上記の目的を達成するための本発明
の球状野菜の裁刻装置は、球状野菜を、その中心から放
射線状に少なくとも３分割以上の複数のブロックに切断
分割する分割切断刃と、前記各ブロックを、その左右２
辺の分割切断線の内角中央を通る軸線と平行する軸線方
向に所要のピッチで並列切断する細断回転刃とから構成
したものである。
の球状野菜の裁刻装置は、球状野菜を、その中心から放
射線状に少なくとも３分割以上の複数のブロックに切断
分割する分割切断刃と、前記各ブロックを、その左右２
辺の分割切断線の内角中央を通る軸線と平行する軸線方
向に所要のピッチで並列切断する細断回転刃とから構成
したものである。
【０００８】さらに、上記の目的を達成するための本発
明の球状野菜の裁刻装置は、球状野菜を、その中心から
放射線状に少なくとも３分割以上の複数のブロックに切
断分割する分割切断固定刃と、前記各ブロックを、その
左右２辺の分割切断線の内角中央を通る軸線と平行する
軸線方向に所要のピッチで並列切断する細断固定刃とか
ら構成したものである。
明の球状野菜の裁刻装置は、球状野菜を、その中心から
放射線状に少なくとも３分割以上の複数のブロックに切
断分割する分割切断固定刃と、前記各ブロックを、その
左右２辺の分割切断線の内角中央を通る軸線と平行する
軸線方向に所要のピッチで並列切断する細断固定刃とか
ら構成したものである。
【０００９】
【作用】上記の構成により、球状野菜を、その中心から
放射線状に少なくとも３分割以上の複数のブロックに切
断分割することにより、各ブロックの左右２辺の分割切
断線は所要の角度を持って切断され、これを左右２辺の
分割切断線の内角中央を通る軸線と平行する軸線方向に
所要のピッチで並列切断することにより、ブロックの両
側面の端末を含めて細片に裁刻するものである。
放射線状に少なくとも３分割以上の複数のブロックに切
断分割することにより、各ブロックの左右２辺の分割切
断線は所要の角度を持って切断され、これを左右２辺の
分割切断線の内角中央を通る軸線と平行する軸線方向に
所要のピッチで並列切断することにより、ブロックの両
側面の端末を含めて細片に裁刻するものである。
【００１０】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。本発明方法は、図１で示すように、玉葱Ｗを、その
中心Ｏから放射線状の切断線Ｃ１，Ｃ２，Ｃ３によって
３分割の複数のブロックＷ１，Ｗ２，Ｗ３に切断分割
し、同時または時間差を以て、前記各ブロックＷ１，Ｗ
２，Ｗ３を、その左右２辺の分割切断線Ｃ１とＣ２，Ｃ
２とＣ３，Ｃ３とＣ１の内角αの中央を通る軸線０１，
０２，０３と平行する軸線方向に、図２で示すように、
所要のピッチで並列切断Ｓするものである。これによ
り、各ブロックのＷ１，Ｗ２，Ｗ３両側面の端末ＥＢを
含めて細片に裁刻することができるのである。
る。本発明方法は、図１で示すように、玉葱Ｗを、その
中心Ｏから放射線状の切断線Ｃ１，Ｃ２，Ｃ３によって
３分割の複数のブロックＷ１，Ｗ２，Ｗ３に切断分割
し、同時または時間差を以て、前記各ブロックＷ１，Ｗ
２，Ｗ３を、その左右２辺の分割切断線Ｃ１とＣ２，Ｃ
２とＣ３，Ｃ３とＣ１の内角αの中央を通る軸線０１，
０２，０３と平行する軸線方向に、図２で示すように、
所要のピッチで並列切断Ｓするものである。これによ
り、各ブロックのＷ１，Ｗ２，Ｗ３両側面の端末ＥＢを
含めて細片に裁刻することができるのである。
【００１１】次に本発明の装置について図３乃至図９に
よって説明する。図３乃至図７は第１実施例であり図３
において、Ｗは玉葱を示す。１は前記玉葱Ｗを、前記図
１で示すように、中心Ｏから放射線状の切断線Ｃ１，Ｃ
２，Ｃ３によって３分割の複数のブロックＷ１，Ｗ２，
Ｗ３に切断分割する分割切断刃である。この分割切断刃
１は図４にも示すように、図略の駆動機構によって回転
駆動する回転軸２に固定された薄い円形状の刃具でもよ
いし、また、図７で示すように、上下方向に傾斜刃先を
有する固定分割切断刃１ａでもよい。
よって説明する。図３乃至図７は第１実施例であり図３
において、Ｗは玉葱を示す。１は前記玉葱Ｗを、前記図
１で示すように、中心Ｏから放射線状の切断線Ｃ１，Ｃ
２，Ｃ３によって３分割の複数のブロックＷ１，Ｗ２，
Ｗ３に切断分割する分割切断刃である。この分割切断刃
１は図４にも示すように、図略の駆動機構によって回転
駆動する回転軸２に固定された薄い円形状の刃具でもよ
いし、また、図７で示すように、上下方向に傾斜刃先を
有する固定分割切断刃１ａでもよい。
【００１２】３は前記分割切断刃１または固定分割切断
刃１ａによって分割切断した各ブロックＷ１，Ｗ２，Ｗ
３を、図１で示す左右２辺の分割切断線Ｃ１とＣ２，Ｃ
２とＣ３，Ｃ３とＣ１の内角αの中央を通る軸線０１，
０２，０３と平行する軸線方向に、図２で示すように、
所要のピッチで並列切断Ｓする細断回転刃である。
刃１ａによって分割切断した各ブロックＷ１，Ｗ２，Ｗ
３を、図１で示す左右２辺の分割切断線Ｃ１とＣ２，Ｃ
２とＣ３，Ｃ３とＣ１の内角αの中央を通る軸線０１，
０２，０３と平行する軸線方向に、図２で示すように、
所要のピッチで並列切断Ｓする細断回転刃である。
【００１３】この細断回転刃３は図５及び図６にも示す
ように、図略の駆動機構によって回転駆動する回転軸４
に、回転軸４の中央から左右に従って径を大径から小径
に径寸法を異にした薄い円形状の刃具を所要のピッチで
並列して固定した構造のものである。
ように、図略の駆動機構によって回転駆動する回転軸４
に、回転軸４の中央から左右に従って径を大径から小径
に径寸法を異にした薄い円形状の刃具を所要のピッチで
並列して固定した構造のものである。
【００１４】図８および図９は第２実施例である。この
第２実施例は、前記固定分割切断刃１ａに相当する固定
分割切断刃１ｂと、前記細断回転刃３に相当する固定細
断刃３ａとを組み合わせて定置した固定の刃具である。
第２実施例は、前記固定分割切断刃１ａに相当する固定
分割切断刃１ｂと、前記細断回転刃３に相当する固定細
断刃３ａとを組み合わせて定置した固定の刃具である。
【００１５】上記第１実施例では、図３で示すように、
回転している分割切断刃１または図７で示す固定分割切
断刃１ａと、回転している細断回転刃３に対し玉葱Ｗを
落とし込むことにより、玉葱Ｗは、前記図１で示すよう
に、分割切断刃１または固定分割切断刃１ａにより中心
Ｏから放射線状の切断線Ｃ１，Ｃ２，Ｃ３によって３分
割の複数のブロックＷ１，Ｗ２，Ｗ３に切断分割され、
かつ、細断回転刃３によって図２で示すように、所要の
ピッチで並列切断Ｓし、これにより、各ブロックのＷ
１，Ｗ２，Ｗ３両側面の端末ＥＢを含めて細片に裁刻さ
れるのである。
回転している分割切断刃１または図７で示す固定分割切
断刃１ａと、回転している細断回転刃３に対し玉葱Ｗを
落とし込むことにより、玉葱Ｗは、前記図１で示すよう
に、分割切断刃１または固定分割切断刃１ａにより中心
Ｏから放射線状の切断線Ｃ１，Ｃ２，Ｃ３によって３分
割の複数のブロックＷ１，Ｗ２，Ｗ３に切断分割され、
かつ、細断回転刃３によって図２で示すように、所要の
ピッチで並列切断Ｓし、これにより、各ブロックのＷ
１，Ｗ２，Ｗ３両側面の端末ＥＢを含めて細片に裁刻さ
れるのである。
【００１６】上記第２実施例においては図８で示すよう
に、固定分割切断刃１ｂ及びこれと組み合わされている
細断固定刃３ａ上に玉葱Ｗを載置し、押圧することによ
り前記と同様に分割切断刃１ｂにより中心Ｏから放射線
状の切断線Ｃ１，Ｃ２，Ｃ３によって３分割の複数のブ
ロックＷ１，Ｗ２，Ｗ３に切断分割され、かつ、細断回
転刃３ａによって図２で示すように、所要のピッチで並
列切断Ｓし、各ブロックのＷ１，Ｗ２，Ｗ３両側面の端
末ＥＢを含めて細片に裁刻される。
に、固定分割切断刃１ｂ及びこれと組み合わされている
細断固定刃３ａ上に玉葱Ｗを載置し、押圧することによ
り前記と同様に分割切断刃１ｂにより中心Ｏから放射線
状の切断線Ｃ１，Ｃ２，Ｃ３によって３分割の複数のブ
ロックＷ１，Ｗ２，Ｗ３に切断分割され、かつ、細断回
転刃３ａによって図２で示すように、所要のピッチで並
列切断Ｓし、各ブロックのＷ１，Ｗ２，Ｗ３両側面の端
末ＥＢを含めて細片に裁刻される。
【００１７】上記の実施例では、玉葱Ｗを３分割した例
で説明したが、３分割以上の複数のブロックに分割し、
その分割数に対応した数の細断回転刃３あるいは細断固
定回転刃３ａを配設して細片に裁刻することも可能であ
り、玉葱Ｗ以外のキャベツ，カボチャ，馬鈴薯等の球状
野菜の細片裁刻にも適用することができる。
で説明したが、３分割以上の複数のブロックに分割し、
その分割数に対応した数の細断回転刃３あるいは細断固
定回転刃３ａを配設して細片に裁刻することも可能であ
り、玉葱Ｗ以外のキャベツ，カボチャ，馬鈴薯等の球状
野菜の細片裁刻にも適用することができる。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明によると、球状野菜
を、その中心から放射線状に少なくとも３分割以上の複
数のブロックに切断分割することにより、各ブロック
を、その左右２辺の分割切断線の内角中央を通る軸線と
平行する軸線方向に所要のピッチで並列切断することに
より、ブロックの両側面の端末を含めて肉厚部分の存在
しない細片に裁刻することができ、見栄えや食感の良好
な調理が得られると共に、構造も簡単であり、実用的な
効果を有している。
を、その中心から放射線状に少なくとも３分割以上の複
数のブロックに切断分割することにより、各ブロック
を、その左右２辺の分割切断線の内角中央を通る軸線と
平行する軸線方向に所要のピッチで並列切断することに
より、ブロックの両側面の端末を含めて肉厚部分の存在
しない細片に裁刻することができ、見栄えや食感の良好
な調理が得られると共に、構造も簡単であり、実用的な
効果を有している。
【図１】本発明方法の説明図
【図２】本発明方法の説明図
【図３】本発明装置の第１実施例の要部平面図
【図４】本発明装置の分割切断刃の平面図
【図５】本発明装置の細断回転刃平面図
【図６】図５のＡ矢視図
【図７】本発明装置の第１実施例の変形例を示す側面図
【図８】本発明装置の第２実施例の平面図
【図９】図８のＢ矢視図
【図１０】従来方法の説明図
【図１１】従来方法の説明図
【図１２】従来方法により発生する球状野菜の両側面の
端末形状を示す斜視図
端末形状を示す斜視図
１ 分割切断刃 １ａ 固定分割切断刃 １ｂ 固定分割切断刃 ２ 回転軸 ３ 細断回転刃 ４ 回転軸 Ｃ１ 切断線 Ｃ２ 切断線 Ｃ３ 切断線 Ｓ 並列切断 Ｗ１ ブロック Ｗ２ ブロック Ｗ３ ブロック ８ 尾扇 Ｄ１ 幅広 Ｄ２ 幅狭
Claims (3)
- 【請求項１】 球状野菜を、その中心から放射線状に少
なくとも３分割以上の複数のブロックに切断分割する工
程と、前記各ブロックを、その左右２辺の分割切断線の
内角中央を通る軸線と平行する軸線方向に所要のピッチ
で並列切断する工程との結合を特徴とする球状野菜の裁
刻方法。 - 【請求項２】 球状野菜を、その中心から放射線状に少
なくとも３分割以上の複数のブロックに切断分割する分
割切断刃と、前記各ブロックを、その左右２辺の分割切
断線の内角中央を通る軸線と平行する軸線方向に所要の
ピッチで並列切断する細断回転刃とから構成したことを
特徴とする球状野菜の裁刻装置。 - 【請求項３】 球状野菜を、その中心から放射線状に少
なくとも３分割以上の複数のブロックに切断分割する分
割切断固定刃と、前記各ブロックを、その左右２辺の分
割切断線の内角中央を通る軸線と平行する軸線方向に所
要のピッチで並列切断する細断固定刃とから構成したこ
とを特徴とする球状野菜の裁刻装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6302669A JP2558230B2 (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 球状野菜の裁刻方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6302669A JP2558230B2 (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 球状野菜の裁刻方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08141984A JPH08141984A (ja) | 1996-06-04 |
| JP2558230B2 true JP2558230B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=17911767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6302669A Expired - Lifetime JP2558230B2 (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 球状野菜の裁刻方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2558230B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5253435B2 (ja) * | 2010-02-22 | 2013-07-31 | カルビー株式会社 | カッタ |
-
1994
- 1994-11-14 JP JP6302669A patent/JP2558230B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08141984A (ja) | 1996-06-04 |
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