JP2558089Y2 - 容器の係止装置 - Google Patents

容器の係止装置

Info

Publication number
JP2558089Y2
JP2558089Y2 JP6653091U JP6653091U JP2558089Y2 JP 2558089 Y2 JP2558089 Y2 JP 2558089Y2 JP 6653091 U JP6653091 U JP 6653091U JP 6653091 U JP6653091 U JP 6653091U JP 2558089 Y2 JP2558089 Y2 JP 2558089Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latch
shaft
container
locking device
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6653091U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0511823U (ja
Inventor
義典 本橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Co Ltd filed Critical Kyoraku Co Ltd
Priority to JP6653091U priority Critical patent/JP2558089Y2/ja
Publication of JPH0511823U publication Critical patent/JPH0511823U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2558089Y2 publication Critical patent/JP2558089Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、本体と開閉自在の蓋体
のように一対の半体からなる容器において、容器を閉じ
た状態に保持する係止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本体と蓋体からなる開閉自在の容器にお
いて、容器を閉じた状態に保持する係止装置としては、
実公昭53―11129号公報に示されているものが知
られている。この従来の容器の係止装置は、容器の蓋体
にラッチを軸ピンで軸着し、ラッチを本体の係止段部に
係脱する構成のものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の容器の係止
装置においては、ラッチが蓋体に軸ピンで軸着されてい
るので、ラッチの蓋体に対する取付構造の強度が大であ
り、ラッチの係止状態が確実に保持されて不用意に外れ
る虞は少ないが、この構成のものでは、ラッチを蓋体に
取付ける際に、軸ピンを内側からかなり深く挿入しなけ
ればならないので、その作業が容易でなく、相当の熟練
を要し、また作業が煩雑であるという問題があった。
【0004】そこで、本考案は、上記従来のものの問題
点に鑑み、一方の半体に凹部を形成し、この凹部を一方
の半体に嵌合固着するラッチ取付片で覆う構成として、
ラッチを軸着したうえ、ラッチ取付片を一方の半体に嵌
合固着することにより、ラッチの軸着が容易にでき、し
かも、ラッチの軸部をその両端部および中間部で支持し
てラッチの軸着精度とその部分の強度の向上を図って、
ラッチに過度の荷重が作用しても軸部の破損が生ぜず、
しかもラッチの係脱操作が円滑にできるうえ、容器を開
いた状態でも、ラッチの軸部はラッチ取付片で完全に覆
われていて外れる虞がない容器の係止装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係る容器の係止装置は、一対の半体からな
る開閉自在の容器の一方の半体に対して他方の半体を閉
じた状態に保持する係止装置であって、一方の半体に凹
部を形成し、この凹部にラッチの軸部を嵌合するととも
に、上記一方の半体にその凹部を覆うラッチ取付片を嵌
合固着して、ラッチをその軸部を中心にして他方の半体
に係脱自在とした構成としている。
【0006】
【作用】本考案に係る容器の係止装置によれば、先ず、
一方の半体の凹部にラッチの軸部を嵌合する。次いで、
一方の半体に、その凹部を覆うようにラッチ取付片を嵌
合固着すれば、一方の半体にラッチが軸着される。この
ラッチは、一方の半体の軸着部を中心に回動自在であ
り、かつ他方の半体に対して係脱自在である。上記のよ
うに一方の半体に軸着されたラッチは、その軸部が一方
の半体の凹部に支持されるので、軸着精度が高く、しか
も、係止時にラッチが引張られる方向の過度な応力に対
して凹部、すなわち、一方の半体の壁面で軸部が支承さ
れるので軸着強度が高い。また、ラッチを軸着している
凹部はラッチ取付片で覆われているので、容器を開いた
状態でもラッチが外れることはない。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1ないし図4に示すように、容器は一方の半体である
蓋体1および他方の半体である本体1からなり、本体2
に対して蓋体1がヒンジによって開閉自在に連結されて
いる。この容器は熱可塑性樹脂をブロー成形して構成さ
れるものであり、本体2と蓋体1は、ブロー成形時に圧
縮薄肉化されたヒンジを介して一連に形成されている。
上記容器の本体2と蓋体1の開き側の外壁には、係止装
置3が備えられており、この係止装置3は、次のように
構成されている。4はラッチであって、このラッチ4
は、一端に軸部5を有し、他端に係止突部6を有するも
のである。軸部5は軸7を両端の軸取付部8,8に連設
した構成となっており、他端には指掛け平面部9が形成
されている。上記蓋体2の開き側の外壁には凹部10が
形成されており、この凹部10は、ラッチ4の軸部5を
嵌合して、その軸部5の両端部、すなわち、軸取付部
8,8と軸7の側部7a,7aを収容する窪み部11,
11と軸7の中間部7bを収容する切欠部12を有して
いる。ラッチ取付片13は、逆L状をなしていて、その
水平面側の先端に係止突起14を有し、屈曲部にラッチ
4の軸7の側部7a,7aに係合させる軸受部15,1
5を有し、さらに垂直面の下端に係止突起16を有する
形状のものであって、蓋体1の凹部10より内方にはラ
ッチ取付片13の係止突起14を係止する係合溝17
が、蓋体2の開き側合わせ面側には係止突起16を係止
する係合溝18がそれぞれ形成されている。本体2の開
き側には凹部19とラッチ4の係止突部6を係止する係
合段部20が形成されている。
【0008】図5に詳細を示すように、上記ラッチ4の
軸7の少なくとも一方側部7aには凸部21を有してお
り、ラッチ取付片13の軸受部15で囲まれた部分は凸
部22を有している。そして、凸部21はラッチ4を本
体1の係合段部20に係止させた状態で軸7を押し上げ
てラッチ4の係止状態を緊締状態とし、凸部22はラッ
チ4を外した一定角度で軸7の凸部21が乗り越えて、
ラッチ4を外した一定角度で仮止め保持する作用をさせ
るためのものである。
【0009】本体2および蓋体1からなる容器に係止装
置3を備えるには、先ず、蓋体1の凹部10にラッチ4
の軸部5を嵌合する。凹部10に嵌合したラッチ4の軸
部5は、その両端の軸取付部8,8が窪み部11,11
に、軸7の中間部7bが切欠部12に支持された状態と
なる。次いで、ラッチ取付片13の係止突起14を係合
溝17に係合し、軸受部15,15をラッチ4の軸7の
側部7a,7aに係合したうえ、さらに係止突起16を
係合溝18に係止すれば、ラッチ4の軸部5は、蓋体2
の凹部10に嵌合された状態でラッチ取付片13で覆わ
れる。なお、取付手段として、ラッチ取付片13に予め
ラッチ4を取付けた後、次いでラッチ取付片13を蓋体
1に取付けてもよい。このように、ラッチ4は、その軸
7の側部7a,7aがラッチ取付片13の軸受部15,
15、および軸7の中間部7bが容器を構成する一方の
半体である蓋体1の切欠部12にそれぞれ支持されるの
で、ラッチ4の軸着精度は高く、しかもその軸部5の多
くの部分が凹部10内に収容支持されることによって軸
着強度が高くなる。また、ラッチ4を軸着している凹部
10はラッチ取付片13で覆われているので、ラッチ4
の軸部5が蓋体1を開いた状態でも外れることはない。
【0010】図6には他の実施例が示されている。この
実施例では、ラッチ取付片13を軸7方向に少しだけス
ライド移動自在とし、ラッチ4に対して、ラッチ4の嵌
合凹部23とラッチ取付片13の嵌合凸部24との係脱
操作によるラッチ4のロック機構を構成している。な
お、係止突起14,16のスライド方向の長さが係合溝
17,18の長さより短く形成されている以外の構成
は、図1ないし図5に示した実施例と同構成である。
【0011】図7および図8にはさらに他の実施例が示
されている。図1ないし図5に示した実施例と、図7お
よび図8に示した実施例との相違点は、ラッチの軸支持
構造にある。すなわち、図1ないし図5の実施例では、
ラッチ4の軸の側部7a,7aをラッチ取付片13の軸
受部15,15で支持し、かつ、ラッチ4の軸の中間部
7bを蓋体1の切欠部12に収容している。これに対
し、図7および図8の実施例では、ラッチ4の軸7は、
蓋体1の軸受切欠部32で支持し、ラッチ取付片13に
は図1ないし図5の実施例で示した軸受部15を構成上
省略している。そして、図7および図8の実施例は、ラ
ッチ4の軸支持構造の以外の構成が図1ないし図5の実
施例と基本的に同じであるので、同構成部分には同じ符
号を付してその構成の説明は省略する。
【0012】以上、図1ないし図8に示した実施例の容
器の係止装置にあっては、以下のような効果を有する。 (1)孔あけ加工、またビスやリベットの取付加工が不
要であり、ラッチ4はラッチ取付片13を嵌合するだけ
で固着が可能である。 (2)ラッチ4およびラッチ取付片13は一方の半体の
凹部10に取付けられるので、係止装置が容器外方に突
出せず、外的衝撃によって係止状態が解除されることが
なく、また、外観性に優れる。 (3)ラッチ4の軸7は容器の合わせ面より離れた位置
で支持され、かつ、ラッチ4の指掛け平面9は凹部19
に位置するので、回動するラッチ4のスパンが長くな
り、係止作業、解除作業が円滑で確実となる。 (4)一般にブロー成形性中空二重壁容器は、特開昭6
3―296922号公報、実開昭64―4623号公報
などに開示されているように、押出されたパリスンを分
解形式の金具の閉鎖によって挟持した後、パリスン内に
加圧流体を吹込んでブロー成形される。よって、容器の
合わせ面には、金型のピンチオフ部によって挟まれた樹
脂のバリを除去した後のパーティングラインが必然的に
発生し、特に係止装置を設ける容器の合わせ面部分は、
そのパーティングラインが凹部を形成することによって
曲折した状態となっているので、バリ除去の跡が目立
ち、外観を損なう。本実施例にあっては、バリ除去跡で
あるパーティングラインPLをラッチ取付片13によっ
てカバーするので、外観を損なうことがなく、また、凹
部10の両側に面取部33を形成することによって、バ
リ除去作業が容易となり、外観の優れた係止装置を提供
できる。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、一方の半体にラッチの
軸部を嵌合する凹部を形成し、この凹部を一方の半体に
嵌合固着するラッチ取付片で覆う構成として、ラッチを
軸着したうえ、ラッチ取付片を一方の半体に嵌合固着す
ることにより、ラッチの軸着が容易にでき、しかも、ラ
ッチの軸部をその両端部および中間部で支持してラッチ
の軸着精度とその部分の強度の向上を図って、ラッチに
過度の荷重が作用しても軸部の破損が生ぜず、しかもラ
ッチの係脱操作が円滑にできるうえ、容器を開いた状態
でも、ラッチの軸部はラッチ取付片で覆われていて外れ
る虞がない容器の係止装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す容器の全体斜視図であ
る。
【図2】容器の一部とその係止装置の部分を分解して示
す斜視図である。
【図3】図1におけるA―A線拡大断面図である。
【図4】図3において蓋体を開いた状態を示す断面図で
ある。
【図5】図2のB―B線拡大断面図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す容器の全体斜視図で
ある。
【図7】本考案のさらに他の実施例である容器の一部と
その係止装置の部分を分解して示す斜視図である。
【図8】図7におけるC―C線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 蓋体 2 本体 3 係止装置 4 ラッチ 5 軸部 6 係止突部 7 軸 8,8 軸取付部 9 指掛け平面図 10 凹部 11,11 窪み部 12 切欠部 13 ラッチ取付片 14 係止突起 15,15 軸受部 16,16 係止突起 17 係合溝 18 係合溝 20 係合段部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の半体からなる開閉自在の容器の一
    方の半体に対して他方の半体を閉じた状態に保持する係
    止装置であって、一方の半体に凹部を形成し、この凹部
    にラッチの軸部を嵌合するとともに、上記一方の半体に
    その凹部を覆うラッチ取付片を嵌合固着して、ラッチを
    その軸部を中心にして他方の半体に係脱自在としたこと
    を特徴とする容器の係止装置。
JP6653091U 1991-07-29 1991-07-29 容器の係止装置 Expired - Fee Related JP2558089Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6653091U JP2558089Y2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 容器の係止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6653091U JP2558089Y2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 容器の係止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0511823U JPH0511823U (ja) 1993-02-19
JP2558089Y2 true JP2558089Y2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=13318533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6653091U Expired - Fee Related JP2558089Y2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 容器の係止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2558089Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0511823U (ja) 1993-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2196684A1 (en) Differential pressure formed luggage with molded integrated frame
US6325962B1 (en) Method of manufacturing a blow molded hinge assembly
US4343412A (en) Hinge for carrying case
JP2007091277A (ja) 折り畳み式コンテナ
JP4305624B2 (ja) 保冷箱のラッチ装置
JP2558089Y2 (ja) 容器の係止装置
JP2020530539A (ja) 車両のドアハンドルアセンブリ及びその組立方法
JP2541759Y2 (ja) 容器の係止装置
JP2557075Y2 (ja) 開口部を有するルーフモール用カバー
JP4738650B2 (ja) 車両用ドアハンドル装置
JP2604299Y2 (ja) 容器の係止装置
JPH08198402A (ja) 袋係止具付容器
JP2967799B2 (ja) 保冷箱
JP2000006965A (ja) 把手部を有するコンテナ
US20240117657A1 (en) Vehicle hood stay support structure
JP3076136U (ja) 容 器
JP2002019808A (ja) 容 器
JP2590904Y2 (ja) シガレットケース
JP2004142286A (ja) 湾曲物の射出成形金型及びその離型方法
JP2001191972A (ja) 自転車用全面チエーンケース
JP2585773Y2 (ja) 電気機器のドアロック機構
JPS6038540Y2 (ja) 磁気テ−プカ−トリツジの収納ケ−ス
KR910008628Y1 (ko) 콤팩트 케이스의 조립구조
JP2918055B2 (ja) 持運びグリップ用の固定装置
JP2586803Y2 (ja) 把手付き合成樹脂製壜体

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees