JP2557802B2 - コンクリート躯体面の不陸計測方法及び装置 - Google Patents

コンクリート躯体面の不陸計測方法及び装置

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JP2557802B2
JP2557802B2 JP6115889A JP11588994A JP2557802B2 JP 2557802 B2 JP2557802 B2 JP 2557802B2 JP 6115889 A JP6115889 A JP 6115889A JP 11588994 A JP11588994 A JP 11588994A JP 2557802 B2 JP2557802 B2 JP 2557802B2
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智巳 後藤
幸治 大井
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下式貯槽のコンクリ
ート躯体面に保冷材,メンブレン材を張設するに先だっ
て、コンクリート躯体面の不陸を計測するための計測方
法と装置に関するものである。
【0002】
【従来技術とその課題】従来知られているコンクリート
躯体面の不陸を計測する手段は、図5に示すように、コ
ンクリート躯体面に、基準点から次の基準点までの間に
鉄筋棒を当て一定の高さで結着した糸を張り、それぞれ
の計測点について糸の位置からコンクリート躯体面まで
の寸法をメジャーなどにより計測を行い記録していた。
また、これらの作業は作業床の上で、作業者の上向き、
横向き、あるいは、下向き姿勢で行われていた。このよ
うな従来の手段では、不陸計測個所が多大で、かつ、煩
雑な作業であるため、多くの労力と時間を要し、また計
測精度が人間による手作業であることから計測誤差が多
いという不都合があった。
【0003】このような技術的課題を解決する手段とし
て、例えば、特開昭63−238507号公報に示すよ
うな、主旨は異るが、非接触変位形を装架した走行台車
を被測定物体の被測定面にそって移動させながら、前記
非接触変位形によって被測定面の凹凸を連続的に測定す
る方法が提案されている。このような方法を実施する装
置を使用しても、コンクリート躯体面を平行に一定間隔
をおいて走査させる場合に(特開昭63−238507
号の第3図〜第6図)、レールを各列ごとに手作業でほ
ぼ平行に移動させ、レールの高さをそのたび毎に調整し
て揃えるなど操作上の煩雑さがあった。また、上向,横
向作業では装置を固定させるうえで難点があった。さら
に、調整材をどの位置にどの厚さで張設するかを割り出
す場合には、得られるデータが展開図であるため、いち
いち数値に置き換え距離を算出し、コンクリート面に前
記距離を計測して位置出しを行い、数値をマーキングす
るという煩雑な作業が要求されるという課題が依然とし
て残されている。
【0004】本発明の目的は、従来技術の課題を一挙に
解決し、計測精度の向上と計測時間の短縮化と大巾な省
力化が図れる不陸計測方法と装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来技術の課題を解決す
る本発明の構成は、コンクリート躯体面に近接して碁盤
目状に不陸計測用の孔を形成した型板を仮固定し、該型
板の外側に一定の間隔を保つようすきま計測器を移動さ
せながら前記孔列毎に走査し、各孔毎に得られたコンク
リート躯体面とすきま計測器間の距離計測値を操作盤に
表示するとともに、自動的にプリントアップせしめるこ
と、一側面にコンクリート躯体面に対する仮固定手段を
設けるとともに、略全域に碁盤目状に不陸計測用の孔を
形成した型板に、この型板の板面と一定間隔をもって前
記孔列群を順次移動走査するすきま計測器を備えた枠体
を移動可能に付設したこと、および、地下式貯槽を構成
するコンクリート屋根内面での作業の目的で設置せる平
面形状が円形をした作業床の上面に、同心円状に設けら
れる案内手段及び半径方向にそって設置される案内手段
にそって移動可能な昇降台車上に、前記型板を乗載した
ものである。
【0006】
【作用】コンクリート躯体面に、碁盤目状に不陸計測用
の孔を形成した型板を仮固定し、この孔列群を各列毎に
すきま計測器で走査することにより、一度の操作で多数
個所の不陸計測が可能となる。このように、すきま計測
器と計測器の横行走査機構を使用することにより、計測
誤差の発生がなく、計測時間が短縮され大巾な省力化が
図れる。また前記型板を使用することによって、各孔に
ナンバーリングしておくだけで、得られるデータとの照
合はひと目でわかり、実際のコンクリート躯体面への位
置出しも、型板を取りはずす際にその孔位置をなぞって
おけば簡単に得られる。このように計測作業のみなら
ず、調整材の張設作業及びコンクリート躯体面の修正作
業においても、大巾な省力化が可能となる。
【0007】
【実施例】次に、図面について本発明実施例の詳細を説
明する。図1は多面体屋根部形状を示す一部の斜視図、
図2はコンクリート躯体面へ保冷材,メンブレン材を張
設した状態を示す一部の断面図、図3は本発明装置の使
用状態を示す側面図、図4は図3の平面図である。
【0008】図3のAは、図1に示す形状のような屋根
内面1を形成したコンクリート屋根2をもつ地下式貯槽
であって、このコンクリート屋根2の内面に保冷材,メ
ンブレン材を張設するに当り、この作業の目的のため平
面形状が円形をした作業床3が設けられ、この作業床3
を作業足場として保冷材,メンブレン材の張設が行われ
るが、その張設作業に先立ち、屋根内面1の不陸計測を
行う。保冷材,メンブレン材の張設作業,屋根内面1の
不陸計測作業を行うため前記作業床3の上面には、適当
の間隔毎に2条一組からなる複数組の平行なレール4が
同心円状に配設されている。前記各組のレール4間に、
作業床3の半径方向にそった平行2条のレール5をもつ
台車枠6の車輪7を橋架的に乗載するとともに、この台
車枠6を構成するレール5に台車8の車輪9を乗載せし
め、前記台車枠6がレール4にそって周方向に、又前記
台車8がレール5にそって半径方向に移動できるように
する。前記台車8昇降機構10を介してテーブル11を
搭載する。図中12はクッション部材である。
【0009】13は、平面形状が長方形状で板面全域に
わたり不陸計測用の孔14を碁盤目状に形成した型板で
あって、この型板13は、半径方向にそった平行2条の
レール15と、このレール15を連結する連結杆16と
からなる枠体17上に乗載固定せしめられている。一
方、該枠体17の下方に、この枠体17の長手軸線方向
と直交する軸線をもつ細長方形状の計測器用台車18を
配設し、この計測器用台車18の両端部上に設けたステ
ー19の上端に軸支せる車輪20を、前記枠体17のレ
ール15に嵌合的に乗載し、このレール15に対して計
測器用台車18を移動可能とするとともに、前記車輪2
0を介して枠体17と計測器用台車18とを連結する。
図中21は型板13をコンクリート屋根2に仮固定する
アンカーボルト,22はバキュームパッドである。ま
た、前記計測器用台車18の一側端上部にモータ23を
とりつけ、このモータ23によって正逆回転駆動される
軸24を前記ステー19間に軸架せしめ、この軸24と
前記車輪20の軸とを伝動機構25にて接続し、計測器
用台車18が枠体17のレール15をガイドとして自走
しうるようにしたものである。また、前記計測器用台車
18の長手軸線方向にそった上面には、少くとも前記型
板13の横巾より長尺の横移動装置26を設け、この横
移動装置26にすきま計測器27をとりつけ、前記型板
13に設けた孔14列のビームによる走査を可能とし、
このすきま計測器27と屋根内面1との距離を計測し凹
凸変形が連続的に測定しうるようにしたもので、その距
離計測値を表示し自動的にプリントアップする操作盤2
8を前記計測器用台車18に設ける。尚、図2に示す2
9はコンクリート躯体面,30は保冷材,31はメンブ
レン材,32は調整材(ベニヤ板)である。
【0010】
【作用の説明】次に、前記実施例に基づいて不陸計測手
段を説明する。降下姿勢のテーブル11上に型板13の
略中央部を載せた台車8を、レール4上を移動させると
ともに、台車8を台車枠6に対しても移動調整して前記
型板13を不陸計測しようとするコンクリート屋根2面
に誘導設置する。昇降機構10を作動して型板13をリ
フトアップして図2に示すように、型板13をコンクリ
ート屋根2の内面に押しつけ、バキュームパッド22の
吸着作用とアンカーボルト21により型板13をコンク
リート屋根2の内面に固定する。この型板13の仮固定
が済んだら、前記台車枠6と台車8は作業の邪魔になら
ない位置に移動させておく。このように、型板13の仮
固定セットによりこれに連結されている枠体17も同時
にセットされる。この枠体17のレール15に嵌合乗載
されている計測器用台車18の車輪20をモータ23で
駆動して計測用台車18をレール15にそって移動さ
せ、例えば、図4の紙面上側端より6列目の孔14列ま
で移動せしめて、型板13に設けた最右翼の孔14列の
下部列外にすきま計測器27を位置させる。この状態で
横移動装置26によりすきま計測器27を孔14列の軸
線にそって移動走査せしめ、すきま計測器27から発せ
られるビームを孔14を介してコンクリート屋根2面に
照射してすきま計測器27とコンクリート屋根2面の距
離を自動的に計測するとともに、この計測値を操作盤2
8に表示すると同時にプリントアップせしめる。この作
業を図4の紙面上側端の孔14列から順次下方の孔14
列へ計測用台車18を移動させ、前記と同様な操作で下
端の最終孔14列までの走査計測が終了したら、前記ア
ンカーボルト21とバキュームパッド22による仮固定
を解き、自由となった型板13を上昇姿勢の台車8のテ
ーブル11上に支持したのち昇降機構10を縮めてテー
ブル11を下降させ、次いで台車枠6をレール4にそっ
て周方向に移動させて次の不陸計測位置に移動し、前記
と同様な操作で不陸計測を行う。
【0011】前記実施例はコンクリート屋根内壁面の不
陸計測手段,装置について説明したが、例えば、ゴンド
ラを使用することにより貯槽のコンクリート躯体内壁面
の不陸計測も可能である。また、この手段は貯槽以外の
他の構造物の凹凸を計測する手段にも応用可能である。
【0012】
【発明の効果】上述のように本発明の構成によれば、次
のような効果が得られる。 (a)コンクリート躯体面に、碁盤目状に不陸計測用の
孔を形成した型板を仮固定し、この孔列群を各列毎にす
きま計測器で走査することにより、一度の操作で広範囲
をカバーする多数個所の不陸計測と自動記録が自動的に
なし得られ、従来技術に比べ計測時間の大巾な短縮と、
大巾な省力化が図れる。 (b)機器による計測方法であるため、計測精度が著し
く向上する。 (c)調整材を張設する場合及びコンクリート躯体面を
修正する場合に、位置出しが簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】多面体屋根部形状を示す一部の斜視図である。
【図2】コンクリート躯体面へ保冷材,メンブレン材を
張設した状態を示す一部の断面図である。
【図3】本発明装置の使用状態を示す側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】従来の不陸計測手段を示す説明図である。
【符号の説明】
1 屋根内面 2 コンクリート屋根 3 作業床 4 レール 5 レール 6 台車枠 7 車輪 8 台車 9 車輪 10 昇降機構 11 テーブル 12 クッション部材 13 型板 14 孔 15 レール 16 連結杆 17 枠体 18 計測器用台車 19 ステー 20 車輪 21 アンカーボルト 22 バキュームパッド 23 モータ 24 軸 25 伝動機構 26 横移動装置 27 すきま計測器 28 操作盤 29 コンクリート躯体面 30 保冷材 31 メンブレン材 32 調整材(ベニヤ板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 強 千葉県野田市二ツ塚118番地 川崎重工 業株式会社野田工場内

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート躯体面に近接して碁盤目状
    に不陸計測用の孔を形成した型板を仮固定し、該型板の
    外側に一定の間隔を保つようすきま計測器を移動させな
    がら前記孔列毎に走査し、各孔毎に得られたコンクリー
    ト躯体面とすきま計測器間の距離計測値を操作盤に表示
    するとともに、自動的にプリントアップせしめることを
    特徴とするコンクリート躯体面の不陸計測方法。
  2. 【請求項2】 一側面にコンクリート躯体面に対する仮
    固定手段を設けるとともに、略全域に碁盤目状に不陸計
    測用の孔を形成した型板に、この型板の板面と一定間隔
    をもって前記孔列群を順次移動走査するすきま計測器を
    備えた枠体を移動可能に付設したことを特徴とするコン
    クリート躯体面の不陸計測装置。
  3. 【請求項3】 地下式貯槽を構成するコンクリート屋根
    内面での作業の目的で設置せる平面形状が円形をした作
    業床の上面に、同心円状に設けられる案内手段及び半径
    方向にそって設置される案内手段にそって移動可能な昇
    降台車上に、前記型板を乗載した請求項2記載のコンク
    リート躯体面の不陸計測装置。
JP6115889A 1994-05-02 1994-05-02 コンクリート躯体面の不陸計測方法及び装置 Expired - Lifetime JP2557802B2 (ja)

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