JP3025966U - 折板成形機用移動台車 - Google Patents

折板成形機用移動台車

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JP3025966U JP1995013388U JP1338895U JP3025966U JP 3025966 U JP3025966 U JP 3025966U JP 1995013388 U JP1995013388 U JP 1995013388U JP 1338895 U JP1338895 U JP 1338895U JP 3025966 U JP3025966 U JP 3025966U
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carriage
folding plate
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plate forming
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Inventor
富雄 福本
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シンコユニ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 4つ(4箇所)の車輪を接地させた移動台車
では、1つの車輪が地面の凹凸部に対応した状態で移動
台車の重心が変わると揺動する(グラつく)。又、平面
視が四角形の台車本体を使用したものでは、占有面積が
広くなる。 【解決手段】 屋根葺き用の折板9を成形するための折
板成形機7を搭載する折板成形機用移動台車において、
台車本体1の下面における三角形の各頂点部に位置する
3つの部位にそれぞれ車輪2A〜2Cを設け、該各車輪
2A〜2Cで台車本体1を3点支持することにより、1
つの車輪が地面上の凹凸部上に対応した状態で移動台車
の重心が変わっても、移動台車が揺動しない(クラつか
ない)ようにした。又、台車本体1を平面視において三
角形状に形成することにより、移動台車の占有面積を小
さくした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、屋根葺き用の折板を成形するための折板成形機を搭載する折板成 形機用移動台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
大面積建造物の屋根に折板を葺く場合に、従来では、図4及び図5に示すよう に折板成形機7を搭載した移動台車Yを使用して行うことが多い。この図4及び 図5に示す折板成形機用移動台車Yは、複数のフレームを立体形状に組付けてな る台車本体1の下面4隅にそれぞれ車輪2A〜2Dを取付けて構成している。尚 、各車輪(2A〜2D)は、図示しないモータによって駆動されるようになって いる。台車本体1は、それぞれ平面視四角形(例えば正方形)の下部枠組11と 上部枠組12間の4隅にそれぞれ支柱13,13・・を介設して、四角形の立体 形状に形成している。又、台車本体1の上部枠組12上には、折板成形機7を載 置するための載置台17が取付けられており、該載置台17上に折板成形機7を 設置している。この折板成形機7は、移動台車Y上において板金ロール8から所 定長さの屋根葺き用折板9を順次成形するものである。台車本体1は、平面視に おける一辺の長さが例えば10〜15m、高さが10〜15m程度のかなり大き なものである。そして、台車本体1上の折板成形機7は、折板9を取付けるべき 建造物5の屋根より高所に位置するようになっている。尚、この移動台車Yの重 心は、平面視においてほぼ中央部にある。
【0003】 図4及び図5に示す従来の折板成形機用移動台車Yは、次のようにして使用さ れる。まず、この移動台車Yを、折板成形機7の折板取出方向が建造物5の屋根 傾斜方向に対向する姿勢で建造物5の側面における屋根葺きをすべき部分の一端 側に近接配置させる。次に、折板成形機7により板金ロール8から所定長さの折 板9を成形し、その折板9を屋根上に送り出して梁6上に固定する。同様の作業 を数回繰り返して、定位置に停めている移動台車Yの近傍位置の屋根葺きを行う 。それが終われば、移動台車Yを建造物側面に沿って所定小距離だけ移動させ、 そこで同様に折板9の成形、その折板9の梁6上への固定等の作業を行って、当 該場所での屋根葺き作業を行う。そして、順次同様にして建造物5の必要面積部 分の屋根葺きを行う。
【0004】 ところで、図4及び図5に示す従来の折板成形機用移動台車Yでは、台車本体 1が平面視において四角形(正方形)となっており、又、車輪2A〜2Dはそれ ぞれ台車本体1の下面4隅に取付けられている。従って、この従来例の移動台車 Yでは、各車輪2A〜2Dで4点支持されている。このように移動台車Yの4隅 をそれぞれ車輪2A〜2Dで支持したものでは、該4つの車輪2A〜2Dが同時 に地面10上に接地している状態では安定性が良好であるが、建築現場では地面 10に凹凸があり、例えば図5に示すように4つの車輪2A〜2Dのうちの1つ が地面10の凹み部10a上に対応することがある。このように、車輪の1つ( 図5の例では符号2Aの車輪)が凹み部10a上に対応すると、4つの車輪2A 〜2Dのうち、3つの車輪(例えば符号2B,2C,2Dの各車輪)が接地し、 1つの車輪(2A)が地面から浮き上がるようになる。尚、このような車輪の浮 き上がり現象は、車輪が地面10の隆起部に乗り上げたときにも発生する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このように4つの車輪のうちの1つ(例えば2Aの車輪)が浮き上 がっている状態で、例えば作業員が移動台車Y上で移動したときのように、移動 台車の重心が符号2Bと2Dの各車輪を結ぶ線を越えて浮き上がり車輪2A側に 変位すると、その重心移動によって浮き上がっていた車輪2Aが接地する一方、 その対角位置にある車輪2Cが浮き上がるようになり、移動台車の重心が上記両 車輪2B,2Dを結ぶ線を越える度にシーソー現象が発生するようになる。この ように、移動台車Yが揺動する(クラつく)と、移動台車上の作業員の足元が不 安定になり、危険であるという問題があった。又、このように台車本体1を平面 視において四角形にしたものでは、移動台車が大型化し、該移動台車による占有 面積が広くなるという問題もあった。
【0006】 本願考案は、上記した従来の折板成形機用移動台車の問題点に鑑み、地面の凹 凸部分に車輪が乗り上げても、移動台車が揺動する(グラつく)ことがないよう にするとともに、移動台車による占有面積を小さくできるようにすることを目的 としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願考案は、屋根葺き用の折板を成形するための折板成形機を搭載する折板成 形機用移動台車において、台車本体の下面における三角形の各頂点部に位置する 3つの部位にそれぞれ車輪を設け、該各車輪で台車本体を3点支持している。
【0008】 又、本願考案では、台車本体を平面視において三角形状に形成し、台車本体の 下部における三角形の各頂点部にそれぞれ車輪を設けるようにしてもよい。
【0009】
【考案の実施の形態】
図1〜図3を参照して、本願考案の実施形態を説明すると、この実施形態の折 板成形機用移動台車は、主として大面積建造物の屋根に折板を葺く場合に使用さ れるものである。
【0010】 図1〜図3に示す実施形態の折板成形機用移動台車Zは、各フレームを平面視 において三角形(正三角形)の立体形状に組付けてなる台車本体1の下面3隅に それぞれ車輪2A〜2Cを取付けて、該3つの車輪2A〜2Cで台車本体1を3 点支持している。
【0011】 台車本体1は、それぞれ平面視正三角形の下部枠組11と上部枠組12間の3 隅にそれぞれ支柱13,13,13を介設して、平面視三角形の立体形状に形成 している。台車本体1には、複数本の補強桟14,14・・が縦横に取付けられ ている。この実施形態の台車本体1は、平面視三角形の一辺が14m、高さも1 4m程度のかなりの大型に形成されている。
【0012】 台車本体1の上部枠組12上には、折板成形機7を載置するための載置台17 が取付けられている。この載置台17は、上部枠組12の1つの角部付近から対 向する辺に向けて延設されている。又、この載置台17上には、折板成形機7を 設置している。この折板成形機7は、移動台車Z上において板金ロール8から順 次所定長さの屋根葺き用折板9を成形するものである。尚、板金ロール8は、成 形すべき折板9の展開幅に見合った所定幅で平板状の帯状板金をロール状に巻回 したものである。尚、台車本体1上に取付けられた折板成形機7は、折板9を取 付けるべき建造物5の屋根より高所に位置するようになっている。
【0013】 各車輪2A〜2Cは、この実施形態ではそれぞれモータ3,3,3によって駆 動されるようになっている。尚、他の実施形態では、駆動される車輪は1つだけ でもよい。
【0014】 又、この実施形態では、台車本体1の下面の3隅部分にそれぞれジャッキ(ア ウトリガ)4,4,4を取付けている。このジャッキ4,4,4は、それぞれ伸 長させることによって、各車輪2A〜2Cを地面10から浮き上がらせた状態で 支持するものである。又、使用現場の地面10が傾斜地である場合には、各ジャ ッキ4,4,4の伸長量を調整することによって台車本体1を水平姿勢に保持さ せることもできる。
【0015】 図1〜図3に示す折板成形機用移動台車Zは、次のようにして使用される。ま ず、この移動台車Zを、折板成形機7の折板取出方向が建造物5の屋根傾斜方向 と対向する姿勢で建造物5の側面における屋根葺きをすべき部分の一端側に近接 配置させる。このとき、台車本体1は、3つの車輪2A〜2Cで3点支持されて いる。又、この状態では、台車本体1の1つの側面が建造物5の側面と平行にな る。
【0016】 次に、折板成形機7により板金ロール8から所定長さの折板9を成形し(樋状 に成形される)、その折板9を屋根上に送り出して梁6上に固定する。同様の作 業を数回繰り返して、定位置に停めている移動台車Zの近傍位置の屋根葺きを行 う。それが終われば、移動台車Zを建造物側面に沿って所定小距離だけ移動させ 、そこで同様に折板9の成形、その折板9の梁6上への固定等の作業を行って、 当該場所での屋根葺き作業を行う。そして、順次同様にして建造物5の必要面積 部分の屋根葺きを行う。尚、作業中において、必要に応じてジャッキ4を接地さ せて行うこともできる。
【0017】 ところで、建築現場では地面10に凹凸があり、例えば3つの車輪2A〜2C のうちの1つが地面10の凹み部10a(あるいは隆起部)上に対応することが ある。ところが、このように車輪の1つ(図3の例では符号2Aの車輪)が凹み 部10a上に対応しても、移動台車Zが3点支持されたものであるので、全部の 車輪2A〜2Cがそれぞれ地面10の形状に追従するようになり、3つの車輪2 A〜2Cは地面10の凹凸形状に拘わりなく常時同時に接地するようになる。こ のように、全車輪2A〜2Cが常に地面10に接地していると、該車輪2A〜2 Cの一部が地面10の凹み部10a(又は隆起部)上に対応した状態で移動台車 の重心が変位しても、該移動台車が揺動することがなく、安定した(グラつかな い)状態に維持させることができる。従って、移動台車上での作業を安全に行え る。
【0018】 尚、各車輪2A〜2Cのうちの一部の車輪が凹み部10aや隆起部上に対応す ると、移動台車全体が僅かに傾くようになるが、その傾きが作業に影響するほど 大きい場合には、ジャッキ4,4,4で水平姿勢に補正すればよい。
【0019】 又、台車本体1を平面視において三角形にすると、従来のように四角形にした 場合に比して移動台車による占有面積が約半分となり、コンパクトになる。尚、 この場合、占有面積が小さくなっても、移動台車の重心が平面視のほぼ中心に位 置しているので、安定性には何ら問題が生じない。
【0020】
【考案の効果】
本願考案の折板成形機用移動台車によれば、移動台車全体を3つの車輪2A〜 2Cで3点支持しているので、作業場所の地面10に凹み部10aや隆起部があ っても、各車輪2A〜2Cを常時同時に接地させることができる。従って、移動 台車を常時安定姿勢に維持でき、移動台車上での作業がしにくくならないという 効果がある。
【0021】 又、台車本体1を平面視において三角形にすると、従来の四角形にした場合よ り移動台車による占有面積が小さくなって、余剰スペースを広くできるという効 果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の実施形態にかかる折板成形機用移動
台車の斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】従来の折板成形機用移動台車の斜視図である。
【図5】図4の折板成形機用移動台車の作用説明図であ
る。
【符号の説明】
1は台車本体、2A〜2Cは車輪、3はモータ、4はジ
ャッキ、7は折板成形機、9は折板である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根葺き用の折板(9)を成形するため
    の折板成形機(7)を搭載する折板成形機用移動台車で
    あって、台車本体(1)の下面における三角形の各頂点
    部に位置する3つの部位にそれぞれ車輪(2A〜2C)
    を設け、該各車輪(2A〜2C)で台車本体(1)を3
    点支持したことを特徴とする折板成形機用移動台車。
  2. 【請求項2】 台車本体(1)を平面視において三角形
    状に形成し、台車本体(1)の下部における三角形の各
    頂点部にそれぞれ車輪(2A〜2C)を設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の折板成形機用移動台車。
JP1995013388U 1995-12-18 1995-12-18 折板成形機用移動台車 Expired - Lifetime JP3025966U (ja)

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