JPH083604Y2 - ジャッキ移動装置 - Google Patents
ジャッキ移動装置Info
- Publication number
- JPH083604Y2 JPH083604Y2 JP6936889U JP6936889U JPH083604Y2 JP H083604 Y2 JPH083604 Y2 JP H083604Y2 JP 6936889 U JP6936889 U JP 6936889U JP 6936889 U JP6936889 U JP 6936889U JP H083604 Y2 JPH083604 Y2 JP H083604Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jack
- guide rail
- moving device
- truck
- building
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、建造物の不同沈下の修正等に使用されるジ
ャッキの移動手段に関する。
ャッキの移動手段に関する。
(従来の技術) 建物の不同沈下をジャッキアップで修正する不同沈下
の修正方法が近年知られている。これは、建屋の不同沈
下に応じて、建屋の沈下部と基礎の間にジャッキを介装
し、沈下部を所定の高さまでジャッキアップした後、別
の支持部材で支持するものである。ジャッキは可搬式
で、ジャッキアップの必要が生じるごとに、その場所に
運んで使用する。
の修正方法が近年知られている。これは、建屋の不同沈
下に応じて、建屋の沈下部と基礎の間にジャッキを介装
し、沈下部を所定の高さまでジャッキアップした後、別
の支持部材で支持するものである。ジャッキは可搬式
で、ジャッキアップの必要が生じるごとに、その場所に
運んで使用する。
(考案の課題) しかしながら、建屋の規模が大きくなると要求される
ジャッキの推力が大きくなり、結果としてジャッキの重
量も重くなるので、このようなジャッキを人力で移動さ
せることは段々と困難になっていた。
ジャッキの推力が大きくなり、結果としてジャッキの重
量も重くなるので、このようなジャッキを人力で移動さ
せることは段々と困難になっていた。
本考案は、このような問題点を解決すべく、ジャッキ
の移動を簡単に行うことのできる移動装置を提供するこ
とを目的とする。
の移動を簡単に行うことのできる移動装置を提供するこ
とを目的とする。
(課題を達成するための手段) 本考案は、建造物の上部構造物と下部構造物との間に
介装して上部構造物を持ち上げるジャッキを運搬する台
車と、この台車に搭載してジャッキを昇降させるリフト
とを備える一方、上昇したジャッキに係合してジャッキ
を懸垂走行させるガイドレールを、上部構造物の下面に
水平に固設している。
介装して上部構造物を持ち上げるジャッキを運搬する台
車と、この台車に搭載してジャッキを昇降させるリフト
とを備える一方、上昇したジャッキに係合してジャッキ
を懸垂走行させるガイドレールを、上部構造物の下面に
水平に固設している。
(作用) ジャッキを使用する時はジャッキを台車により上部構
造物の下面に固設したガイドレールの下へと運搬し、リ
フトを上昇させてジャッキを持ち上げ、台車を動かして
ジャッキをガイドレールに係合させた後、懸垂走行させ
ることにより、ジャッキを所定の介装位置に配置する。
また、ジャッキの撤去は逆の順序で行い、撤去したジャ
ッキは台車により他の場所へ運搬する。
造物の下面に固設したガイドレールの下へと運搬し、リ
フトを上昇させてジャッキを持ち上げ、台車を動かして
ジャッキをガイドレールに係合させた後、懸垂走行させ
ることにより、ジャッキを所定の介装位置に配置する。
また、ジャッキの撤去は逆の順序で行い、撤去したジャ
ッキは台車により他の場所へ運搬する。
(実施例) 第1図〜第5図に本考案の実施例を示す。
第1図において、1は建屋(上部構造物)の一部を構
成する梁、2は基礎(下部構造物)であり、この基礎2
と梁1の間にジャッキ3が介装される。
成する梁、2は基礎(下部構造物)であり、この基礎2
と梁1の間にジャッキ3が介装される。
ジャッキ3は伸縮シリンダで構成されたジャッキ本体
3Aと、ジャッキ本体3Aに油圧を供給して駆動するパワー
ユニット3Bとをフレーム4に一体に組み付けたもので、
フレーム4の両側面にはローラ5が回転自在に取り付け
られる。
3Aと、ジャッキ本体3Aに油圧を供給して駆動するパワー
ユニット3Bとをフレーム4に一体に組み付けたもので、
フレーム4の両側面にはローラ5が回転自在に取り付け
られる。
ジャッキ3はシザースリフト8を搭載した手押し式の
台車7により運搬される。シザースリフト8は台車7の
上に構成されたシザースリンク8Aとシザースリンク8Aの
上端に水平に支持されたテーブル8Bからなり、台車7に
備えた図示されない足踏みポンプから供給される油圧に
よりシザースリンク8Aが上下に屈伸し、テーブル8Bを水
平に保ったまま昇降させる。ジャッキ3は運搬時にはこ
のテーブル8Bの上に載置される。
台車7により運搬される。シザースリフト8は台車7の
上に構成されたシザースリンク8Aとシザースリンク8Aの
上端に水平に支持されたテーブル8Bからなり、台車7に
備えた図示されない足踏みポンプから供給される油圧に
よりシザースリンク8Aが上下に屈伸し、テーブル8Bを水
平に保ったまま昇降させる。ジャッキ3は運搬時にはこ
のテーブル8Bの上に載置される。
一方、梁1の下面にはローラ5を転動自由に案内する
ガイドレール6が第5図に示すように相対して水平に固
設される。なお、ローラ5を介してガイドレール6に係
合したジャッキ3が、ジャッキ本体3Aの底部を基礎2と
干渉することなく、ガイドレール6に沿って懸垂走行で
きるように、ジャッキ3の収縮時の高さはあらかじめ梁
1と基礎2の間隔より低く設定される。
ガイドレール6が第5図に示すように相対して水平に固
設される。なお、ローラ5を介してガイドレール6に係
合したジャッキ3が、ジャッキ本体3Aの底部を基礎2と
干渉することなく、ガイドレール6に沿って懸垂走行で
きるように、ジャッキ3の収縮時の高さはあらかじめ梁
1と基礎2の間隔より低く設定される。
次に作用を説明する。
ジャッキ3は非使用時にあっては、台車7のシザース
リフト8のテーブル8B上に格納されている。ジャッキ3
を使用する場合は、この状態のまま台車7を手で押して
動かし、ジャッキアップを必要とする場所へ運搬する。
リフト8のテーブル8B上に格納されている。ジャッキ3
を使用する場合は、この状態のまま台車7を手で押して
動かし、ジャッキアップを必要とする場所へ運搬する。
台車7が第1図に示すように、梁1の下方に到達した
ら台車7を停止させ、足踏みポンプを動かしてシザース
リンク8Aを伸張駆動し、ジャッキ3を載せたテーブル8B
を上昇させる。
ら台車7を停止させ、足踏みポンプを動かしてシザース
リンク8Aを伸張駆動し、ジャッキ3を載せたテーブル8B
を上昇させる。
フレーム4に取り付けたローラ5が、第2図に示すよ
うにガイドレール6と同じ高さになるまでジャッキ3が
上昇したら、足踏みポンプの操作を中止してテーブル8B
の上昇を停止させる。
うにガイドレール6と同じ高さになるまでジャッキ3が
上昇したら、足踏みポンプの操作を中止してテーブル8B
の上昇を停止させる。
次に、台車7を押し出し、フレーム4に取り付けたロ
ーラ5を第3図及び第5図に示すようにガイドレール6
の内側に侵入させる。この状態でシザースリンク8Aを収
縮させると、ジャッキ3はローラ5を介してガイドレー
ル6に懸垂状態となるので、ジャッキ3を手で押せば、
ジャッキ3はローラ5を転動させつつ、梁1と基礎2の
間に向かって移動する。
ーラ5を第3図及び第5図に示すようにガイドレール6
の内側に侵入させる。この状態でシザースリンク8Aを収
縮させると、ジャッキ3はローラ5を介してガイドレー
ル6に懸垂状態となるので、ジャッキ3を手で押せば、
ジャッキ3はローラ5を転動させつつ、梁1と基礎2の
間に向かって移動する。
第4図に示すようにジャッキ3が所定の介装位置に達
したら、ジャッキ3を押すのを止め、パワーユニット3B
の操作によりジャッキ本体3Aを伸張駆動すれば、ジャッ
キ本体3Aの底部が基礎2に当接し、ジャッキ3の設置は
完了する。そのままジャッキ本体3Aを伸張駆動すれば、
梁1がジャッキ本体3Aにより持ち上げられる。
したら、ジャッキ3を押すのを止め、パワーユニット3B
の操作によりジャッキ本体3Aを伸張駆動すれば、ジャッ
キ本体3Aの底部が基礎2に当接し、ジャッキ3の設置は
完了する。そのままジャッキ本体3Aを伸張駆動すれば、
梁1がジャッキ本体3Aにより持ち上げられる。
一方、ジャッキ3の撤去は上記と逆の順序で行なわれ
る。すなわち、ジャッキ本体3Aを底部が基礎2から浮き
上がるまで収縮させた後、懸垂状態でガイドレール6に
沿って手前に引き寄せ、第3図の位置に達したら、シザ
ースリンク8Aを伸張駆動してジャッキ3を下方からテー
ブル8Bを介して支持し、台車7を手前に引いてジャッキ
3をガイドレール6から取り外した後、シザースリンク
8Aを収縮させてテーブル8Bを下降させる。
る。すなわち、ジャッキ本体3Aを底部が基礎2から浮き
上がるまで収縮させた後、懸垂状態でガイドレール6に
沿って手前に引き寄せ、第3図の位置に達したら、シザ
ースリンク8Aを伸張駆動してジャッキ3を下方からテー
ブル8Bを介して支持し、台車7を手前に引いてジャッキ
3をガイドレール6から取り外した後、シザースリンク
8Aを収縮させてテーブル8Bを下降させる。
このようにして、数百kgの重量の大型のジャッキ3も
容易に移動することができる。
容易に移動することができる。
(考案の効果) 以上のように、本考案はリフトを備えた台車を用いて
ジャッキを運搬する一方、このジャッキを懸垂走行させ
るガイドレールを上部構造物の下面に固設し、運搬した
ジャッキをリフトで持ち上げてガイドレールに係合させ
た後に、介装位置へと懸垂走行させるようにしたので、
人間が直接ジャッキを持ち上げる必要がなく、重量のあ
るジャッキでも容易に移動させることができる。
ジャッキを運搬する一方、このジャッキを懸垂走行させ
るガイドレールを上部構造物の下面に固設し、運搬した
ジャッキをリフトで持ち上げてガイドレールに係合させ
た後に、介装位置へと懸垂走行させるようにしたので、
人間が直接ジャッキを持ち上げる必要がなく、重量のあ
るジャッキでも容易に移動させることができる。
したがって、建造物の不同沈下の修正を大型ジャッキ
を使用して効率良く行うことができ、修正に必要なジャ
ッキの本数も減らすことができる。
を使用して効率良く行うことができ、修正に必要なジャ
ッキの本数も減らすことができる。
また、動力を使用しないので、メンテナンスが容易で
ランニングコストが安く、容易に使用することができ
る。
ランニングコストが安く、容易に使用することができ
る。
第1図は本考案の実施例を示すジャッキ移動装置の側面
図、第2図及び第3図は稼動中のジャッキ移動装置の側
面図、第4図は所定位置に配置されたジャッキの側面
図、第5図は第4図中のA−A矢視図である。 1……梁、2……基礎、3……ジャッキ、4……フレー
ム、5……ローラ、6……ガイドレール、7……台車、
8……シザースリフト。
図、第2図及び第3図は稼動中のジャッキ移動装置の側
面図、第4図は所定位置に配置されたジャッキの側面
図、第5図は第4図中のA−A矢視図である。 1……梁、2……基礎、3……ジャッキ、4……フレー
ム、5……ローラ、6……ガイドレール、7……台車、
8……シザースリフト。
Claims (1)
- 【請求項1】建造物の上部構造物と下部構造物との間に
介装して上部構造物を持ち上げるジャッキの移動装置で
あって、ジャッキを運搬する台車と、この台車に搭載し
てジャッキを昇降させるリフトと、上昇したジャッキに
係合してジャッキを懸垂走行させる、上部構造物の下面
に固設したガイドレールとからなるジャッキ移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6936889U JPH083604Y2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | ジャッキ移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6936889U JPH083604Y2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | ジャッキ移動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH038262U JPH038262U (ja) | 1991-01-25 |
JPH083604Y2 true JPH083604Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=31604612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6936889U Expired - Lifetime JPH083604Y2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | ジャッキ移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083604Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58151008U (ja) * | 1982-04-05 | 1983-10-11 | 株式会社日晃製作所 | コンクリ−トブロツク型枠締装置 |
-
1989
- 1989-06-14 JP JP6936889U patent/JPH083604Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH038262U (ja) | 1991-01-25 |
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