JP2557790B2 - 高曲靭性pc杭用籠の組立て方法 - Google Patents

高曲靭性pc杭用籠の組立て方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として高曲靭性PC
杭に使用する補強筋籠であって、螺旋筋、螺旋筋用支持
筋及び緊張筋からなる高曲靭性PC杭用籠の組立て方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PC杭、即ち、縦方向にPC鋼材
を埋設し、全体に縦方向のプレストレスを付与したプレ
ストレストコンクリート杭が使用されている。また近年
において、螺旋筋(横拘束筋)を配することによって曲
靭性を高めた高曲靭性PC杭が開発されている。
【0003】この高曲靭性PC杭の螺旋筋は、PC鋼材
からなる緊張筋から離れたPC杭の表面近くに配置する
ことが好ましく、このため、本発明者は、図7に示すよ
うに螺旋筋支持用の支持筋1を円筒状に配置し、その外
側に螺旋筋2を固定して円筒籠状に組み立て、支持筋1
に型枠3内で張力を与えることにより螺旋筋2が所定位
置に配置されるようにしたPC杭の製造を開発した(特
公平5−17009号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のPC
杭の製造においては、支持筋1と螺旋筋2による円筒籠
内に主筋であるPC鋼材からなる緊張筋を挿通する必要
があり、しかもこの緊張筋4は、プレストレスを導入す
るために緊張するものであるため、平行に配置されなけ
ればならない。しかも、緊張筋は十数メートルあり、太
さが約7〜14ミリメートルのものを多数使用するた
め、その挿通作業及び各緊張筋の両端の位置決め作業を
手作業で行うと多大の労力と時間を要するという問題が
あった。
【0005】本発明は、このような問題にかんがみ、緊
張筋の挿通及び位置決めが、螺旋筋を含む補強筋組み立
ての際に適格になされる高曲靭性PC杭用籠の組立て方
法を提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的を達成す
るための本発明の要旨とするところは、円形配置に螺旋
筋支持用の支持筋を貫通させる支持筋挿通孔を有すると
ともに、該支持筋挿通孔の円形配置の中心側に同心配置
にPC鋼材からなる緊張筋を貫通させる緊張筋挿通孔と
を有する前後端側の一対の端板を使用し、該両端板の内
の後端側端板を固定台側に固定するとともに、前端側端
板を引き出し装置側に固定し、前記両端板を接近させた
状態で後端側端板の各孔に支持筋及び緊張筋を挿通し、
その先端を前端側端板に通して抜け止めするとともに、
前記両端板に通された支持筋の外周側にコイルバネ状に
成形した螺旋筋を嵌め合わせ、然る後、前記引き出し装
置により前端側端板を固定台から離れる方向に移動させ
るとともに、前記螺旋筋を軸方向に引き伸ばして支持筋
の外周側に所望のピッチに巻き付けた状態となした後、
該螺旋筋と支持筋とを固定することを特徴としてなる高
曲靭性PC杭用籠の組立て方法に存する。
【0007】
【作用】この高曲靭性PC杭用籠の組立て方法によれ
ば、両端板に支持筋及び緊張筋を挿通させ、前端側端板
を移動させることにより両端板にガイドされて支持筋及
び緊張筋は同心円筒状配置に位置決めされる。この支持
筋外に嵌め合わされている螺旋筋を支持筋の必要長さ間
に引き伸ばすことにより、螺旋筋は自らの弾性によりピ
ッチが予めコイルバネ状に製作された際のピッチ間比率
に拡張されて支持筋外に巻き付けられた状態になる。こ
れを結束機等によって支持筋との交差位置を固定するこ
とにより、両端に端板が配された円筒籠の中に、緊張筋
がその両端が両端板によって位置決めされた状態で挿入
された籠が組み立てられる。尚両端板はPC杭の端板と
して使用できる。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施の一例を図1〜図6につい
て説明する。
【0009】図1は本発明により組み立てられた籠を型
枠内に収容し、コンクリートを打設して遠心成形した状
態を示したおり、図において、10は円筒形の成形型
枠、11はコンクリート、12a,12bは端板、13
は端板12a,12bに固着した袴金具である。籠は、
PC鋼材からなる緊張筋14と、同材料の螺旋筋15、
普通鉄筋からなる螺旋筋保持用の支持筋16及び両端板
12a,12bから構成され、緊張筋14と支持筋16
とは両端が両端板12a,12bを貫通して緊張支圧金
具17a,17bにねじ止めされている。一方の緊張支
圧金具17aは型枠10の端部に当接して支持され、他
方の緊張支圧金具17bは型枠10内に挿入され、引張
ロッド18を介して定着板19に支持されており、この
定着板19が型枠10の端面に当接されている。そし
て、引張ロッド18をジャッキ20によって緊張するこ
とにより、緊張筋14が緊張されると同時に支持筋16
が直線状に張られ、これによって螺旋筋15が型枠内の
所定位置に位置決めされるようになっている。
【0010】また一定の緊張力付与後にナット19aを
回転させて定着板19を移動させ、型枠端面に当接させ
ることによってジャッキを取り外しても緊張状態が維持
されるようになっている。
【0011】このようにPC杭内に埋設される籠の組立
てには、図2,図3に示す装置を使用する。この装置
は、固定支持台21に対して片持式に支持された円筒状
のガイド筒22、ガイド筒22の後端側に固定された穴
あきガイド板23、支持筋16と緊張筋14を長手方向
に引き出す引き出し装置24、及び巻き付けられた螺旋
筋15を支持筋16に固定する固定装置25とからなっ
ている。
【0012】ガイド筒22は、図4に示すように外周面
に軸心方向に向けて支持筋が嵌り合うガイド凹溝22
a,22a……が必要数だけ形成されているとともに、
先端面に後端側端板12bが取り外し自在にねじ止めさ
れるようになっている。
【0013】引き出し装置24は、ガイドレール30上
を移動する引張用台車31と、これを移動させるための
ウインチにより巻き取られる引張ロープ32とからなっ
ている。
【0014】固定装置25は、引き出された円筒配置の
支持筋16の長手方向に移動する移動台33に、該支持
筋16,16の外周側に配置した円形のガイド34を設
け、このガイド34に沿って円周方向に移動できるよう
に支持させた結束機35から構成されている。
【0015】次にこのように構成される装置を使用した
籠の組立て作業について説明する。
【0016】まず、ガイド筒22の外周に予めピッチの
小さいコイルバネ状に成形した螺旋筋15を嵌め付けて
支持させるとともに、該ガイド筒22の先端に後端側端
板12bを、また台車31の筋固定金具31aの後面に
先端側端板12aをそれぞれ固定する。
【0017】この両端板12a,12bは図5示すよう
に中央部分に開口があるドーナツ状に成形され、外周部
分には支持筋挿通孔38,38……が形成されていると
ともに、その中心側に緊張筋挿通孔39,39……が円
形配置に開口されている。
【0018】この状態で、緊張筋14,14……及び支
持筋16,16……を穴あきガイド板23の所定のガイ
ド穴に通し、緊張筋14はガイド筒22内より後端側端
板12bに通し、その先端を先端側端板12aに通して
ナット14aを螺嵌して抜け止めする。また支持筋16
はガイド筒22の外周のガイド凹溝22a内より後端側
端板12bに通し、その先端を先端側端板12aに通
し、ナット16aを螺嵌して抜け止めする。
【0019】次いで、螺旋筋15の先端側をいずれかの
支持筋16の所望位置にワイヤーで結え付けて仮止め
し、台車31を移動させ、緊張筋14及び支持筋16を
引き出す。
【0020】これによって各筋14,16は穴あきガイ
ド板23及び両端板12a,12bにガイドされ、所定
の配置で引き出される。そして螺旋筋15の後端がガイ
ド筒22の先端部まで引き出されたとき、その後端をガ
イド筒22に仮止めし、更に各筋14,16を引き出さ
せる。これによって螺旋筋15は軸方向に延ばされて支
持筋16,16……の円周配置の外側に巻き付けられ
る。尚このとき、緊張筋は自らの弾性により製作時のピ
ッチ配分と同率のピッチで拡がる。
【0021】このようにして順次引き出し、各筋14,
16の後端近くまで引き出されたとき、螺旋筋15の後
端を支持筋16に仮止めし、ガイド筒22に対する仮止
めを解いて更に引き出させ、緊張筋14、及び支持筋1
6の後端のナット14b,16bを後端側端板12bに
当接させて各筋14,16を引張状態となし、その状態
で停止させ、固定装置25を順次動作させて螺旋筋15
と支持筋16との交差位置を結束機35により固定す
る。
【0022】この固定作業が終了した後、前後端側端板
12a,12bを台車31、及びガイド筒22から外
し、籠の組立てを完了する。
【0023】尚、上述の実施例では一本の螺旋筋を全長
にわたって巻き付けた例を示しているが、複数の螺旋筋
束を軸方向に連続もしくは一部をオーバーラップさせて
巻き付けてもく、股支持筋にPC鋼線を使用してもよ
い。更に支持筋の抜け止めはナットによる他、ヘディン
グ加工によって頭部を形成したものであってもよい。
【0024】
【発明の効果】上述したように本発明においては、螺旋
筋を支持筋に支持させて円筒籠状に組み立てる際に、そ
の両端に端板を配し、これに緊張筋を貫通させて円筒籠
の組み立てと同時にその中に緊張筋を引き入れるように
したことにより、後の緊張筋の挿入作業が不要になると
ともに、緊張筋は、その両端が端板に貫通されているた
め、型枠内において緊張のための端部選別及び固定作業
が容易に行い得ることとなったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により組立てられた補強筋を使用し
たPC杭製造工程を示す断面図である。
【図2】本発明方法を実施する装置の一例の断面図であ
る。
【図3】同動作状態の断面図である。
【図4】ガイト筒の断面図である。
【図5】本発明方法に使用する端板の正面図である。
【図6】本発明方法によって組立てられる補強筋の一例
の切断端面図である。
【図7】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
10 成形型枠 11 コンクリート 12a,12b 端板 13 袴金具 14 緊張筋 14a,14b,16a,16b,19a ナット 15 螺旋筋 16 支持筋 17 緊張支圧金具 18 引張ロッド 19 定着板 21 固定台 22 ガイド筒 22a ガイド凹溝 23 ガイド板 24 引き出し装置 25 固定装置 30 ガイドレール 31 引張用台車 31a 筋固定金具 32 引張ロープ 33 移動台 34 ガイド 35 結束機 38 支持筋挿通孔 39 緊張筋挿通孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形配置に螺旋筋支持用の支持筋を貫通
    させる支持筋挿通孔を有するとともに、該支持筋挿通孔
    の円形配置の中心側に同心配置にPC鋼材からなる緊張
    筋を貫通させる緊張筋挿通孔とを有する前後端側の一対
    の端板を使用し、該両端板の内の後端側端板を固定台側
    に固定するとともに、前端側端板を引き出し装置側に固
    定し、前記両端板を接近させた状態で後端側端板の各孔
    に支持筋及び緊張筋を挿通し、その先端を前端側端板に
    通して抜け止めするとともに、前記両端板に通された支
    持筋の外周側にコイルバネ状に成形した螺旋筋を嵌め合
    わせ、然る後、前記引き出し装置により前端側端板を固
    定台から離れる方向に移動させるとともに、前記螺旋筋
    を軸方向に引き伸ばして支持筋の外周側に所望のピッチ
    に巻き付けた状態となした後、該螺旋筋と支持筋とを固
    定することを特徴としてなる高曲靭性PC杭用籠の組立
    て方法。
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