JP3437561B2 - 炭素繊維均等緊張装置 - Google Patents

炭素繊維均等緊張装置

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JP3437561B2 JP2001244066A JP2001244066A JP3437561B2 JP 3437561 B2 JP3437561 B2 JP 3437561B2 JP 2001244066 A JP2001244066 A JP 2001244066A JP 2001244066 A JP2001244066 A JP 2001244066A JP 3437561 B2 JP3437561 B2 JP 3437561B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭素繊維均等緊張
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーヨン、アクリル繊維など合成樹脂の
糸を酸素のないところで蒸し焼きにし、炭化させること
によって作られる炭素繊維(カーボンファイバ)は、低
比重・高強度・高弾性率・耐アルカリ性といった多くの
利点を有するため、ゴルフシャフトやNOMST(NOve
l Material Shield-cuttable Tunnel-wall System)と
呼ばれる、炭素繊維を補強材として用いる工法などに利
用されている。炭素繊維は製造過程で、非常に細い糸束
として数百から数千m単位でボビンなどに巻き取られて
いる。その為、各種の許容強度や形状を持つ炭素繊維製
品は、その非常に細い糸束を数十本単位で束ねて接着剤
等により棒状・板状等に硬化成形させることにより作ら
れている。一般的な炭素繊維の成形方法として引き出し
成形と呼ばれるものがある。これは、数十〜数百単位の
炭素繊維を束ねて作った炭素繊維の束の端部を一定強度
で引っ張りながら接着剤の中を通過させ、その後成形用
型枠を通して、棒状・板状に成形するものである。な
お、炭素繊維の製造方法の一般的な成形方法は、例えば
特開平08−158163号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、炭素繊維自
体は安価であるが成形加工費用が高価な為、一般的に鉄
などの代用品として広く使用されることがなく、NOM
ST工法や、病院など鉄の影響を受ける医療機器がある
ために鉄が使用できない場合など、特別な場合に限られ
ていた。
【0004】そこで、高価な成形加工を行わずに、成形
加工した場合と同様な強度を有する炭素繊維を費用をか
けずに提供する方法が求められた。炭素繊維は、細い糸
を数十本単位で束ねることにより所定の引っ張り強度を
有する。そのため、成形加工されたものとは異なり、糸
一本一本が均等に緊張していることが重要となる。例え
ば、束ねた糸一本一本の緊張がバラバラだと、先に緊張
した糸から切れ始め、糸一本一本を均等に緊張させて束
ねたときの所定引っ張り強度の数割程度しか期待できな
い。そこで、均等に緊張を行う方法として高価な自動緊
張ロボットの開発などが進められた。しかし、このロボ
ットは非常に高価であるにも関わらず、ロボットが定尺
定規上を動くため、通常1〜2m(限界4m)の長さし
か製造できなかった。
【0005】本発明の課題は、必要とされる強度を有す
る炭素繊維製品を製造できる炭素繊維均等緊張装置を、
安価に提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、炭素繊維の細糸束(1
4)を巻き取った複数のボビン(8)を有する炭素繊維
供給部(支持部材25)と、炭素繊維供給部の各ボビン
から引き出された複数の細糸束を束ねて太糸束とする束
ね部(シーブ13c)と、該束ね部で束ねられた太糸束
をさらに引き出し、引き出された太糸束を、少なくとも
両端部が接着剤等により固められた炭素繊維製品として
切り出す際に、太糸束の炭素繊維製品となる部分を張っ
た状態に保持する保持部(テーブル部9、62)と、前
記炭素繊維供給部と前記束ね部との間に設けられ、束ね
られる前の各細糸束においてそれぞれ等しい張力をかけ
ることにより、前記保持部に保持された前記炭素繊維製
品となる太糸束内の各細糸束を均等に緊張させる張力付
加部(シーブ13b)とを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、複数の炭
素繊維の細糸束それぞれに等しい張力をかけることによ
って均等に緊張させることができるため、細糸束を束ね
ることにより、容易に強度の高い太糸束の炭素繊維製品
を得ることができる。つまり、束ねた各細糸束に緊張差
があると、先に緊張した糸から切れ始めるため高い引っ
張り強度を期待できないが、本発明においては、各細糸
束に緊張差が無いため、このようなことがない。例え
ば、太糸束の両端部のみを接着剤等により固めた場合
は、太糸束を構成する各細糸束はそれぞれ同じ長さを有
しているため、炭素繊維製品として使用した際に張力が
かけられても、各細糸束が同じように緊張するため、ど
れか一本の細糸束が先に切れることはない。また、太糸
束の端部だけでなく全てを固めた場合には、均等に緊張
した状態を保持できるので強度の高い炭素繊維製品を得
ることができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
炭素繊維均等緊張装置(11、60)において、前記炭
素繊維製品となる太糸束の先端部側に設けられ、太糸束
の位置を固定する第一の固定部(押さえ治具1)と、前
記太糸束の先端部より束ね部側で、束ね部側の太糸束か
ら切り離される炭素繊維製品の切断側端部となる部分の
位置を固定する第二の固定部(押さえ治具2)と、前記
張力付加部より前記炭素繊維供給部側において、各細糸
束の位置を固定する第三の固定部(押さえジャッキ部
4)とを備え、前記張力付加部において張力を付加する
際に、第一の固定部において太糸束の先端側を固定する
とともに第三の固定部において各細糸束を固定し、か
つ、第二の固定部による固定を解除した状態とすること
を特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、まず、第
一の固定部と第三の固定部で炭素繊維の各細糸束の位置
を固定し、この二つの固定部の間の細糸束を均等に緊張
させる。そして、緊張が完了した後に第一の固定部と第
三の固定部の間の細糸束を第二の固定部で固定する為、
第一の固定部と第二の固定部の間には均等に緊張した細
糸束からなる太糸束ができ、これを切り出すことにより
強度の高い炭素繊維製品を得ることができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の炭素繊維均等緊張装置において、前記張力付加
部は、各細糸束にそれぞれぶら下げられて荷重をかける
錘(重垂式おもり5)を有し、各錘が互いに等しい重さ
とされていることを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、等しい重
さの錘を炭素繊維の各細糸束にぶら下げるという簡単な
構造で、各細糸束を均等に引張ることができ、この細糸
束をさらに束ねれば請求項2と同様の効果が得られる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2記載の炭素繊維均等緊張装置において、前記張力付加
部は、各細糸束をそれぞれ同じ張力で引張るためのシリ
ンダ装置(シリンダー36)を有することを特徴とす
る。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、シリンダ
装置により炭素繊維の各細糸束を引張るため操作が簡単
であり、また、引張る力を制御しやすい。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか一つに記載の炭素繊維均等緊張装置において、
前記保持部は、前記太糸束の炭素繊維製品となる部分の
少なくとも両端部が接着剤等により固められるまでの
間、前記太糸束の炭素繊維製品となる部分を張った状態
に保持する複数のテーブル(テーブル板15a)を有
し、これら複数のテーブルが全体として概略円筒状とな
るように、周方向に並んで配置され、かつ、これらテー
ブルが周方向に沿って一体に回転自在とされることによ
り、前記束ね部側から前記太糸束を引き出してテーブル
上に保持する作業を行うテーブルを回転させて交換可能
となっていることを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、太糸束の
炭素繊維製品となる部分の少なくとも両端部が接着剤等
により固められるまでの間、張力をかけた状態で複数の
テーブルのうちの一つのテーブル上に保持できる。従っ
て、保持している間に全体が概略円筒状のテーブルを順
次回転させれば、新たなテーブル上で炭素繊維の細糸束
を束ねて張力をかけ、接着剤等により固めるという一連
の作業を次々と繰り返すことができるので、連続して太
糸束の炭素繊維製品を作ることができ、時間の無駄にな
らない。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項5記載の
炭素繊維均等緊張装置において、前記複数のテーブルに
それぞれ太糸束から切り離された炭素繊維製品となる部
分が保持されるとともに、これらテーブルを回転させた
状態で、全体として概略円筒状の複数のテーブルの回り
に周方向に沿って炭素繊維の糸束を巻き付ける横糸巻付
け手段を備え、テーブルに沿った縦方向の太糸束と前記
横糸巻付け手段(シーブ34a、34b、34c、52
a、52b、52c)に巻き付けられた横方向の糸束と
を接合して網状でかつ全体として概略円筒状の炭素繊維
製品を製造することを特徴とする。
【0017】請求項6に記載の発明によれば、テーブル
に沿った縦方向の炭素繊維の太糸束に、横方向の糸束を
巻き付けることができるので、テーブルの形に沿った概
略円筒状でかつ網状の炭素繊維製品を製造することがで
きる。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項6記載の
炭素繊維均等緊張装置において、全体として概略円筒状
の前記複数のテーブルのうちの少なくとも一部のテーブ
ルが円筒の中心に向って移動自在とされていることを特
徴とする。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、概略円筒
状の複数のテーブルのうちの少なくとも一部のテーブル
が円筒の中心に向って移動できる。つまり、概略円筒状
のテーブルの外径を小さくすることが出来るため、テー
ブルの形に沿って作られた炭素繊維製品でも、容易に抜
き出すことができる。
【0020】
〔第1の実施の形態〕
【0021】図1は本発明の一例としての炭素繊維均等
緊張装置11の平面図、図2は図1の矢印A−A線に沿
った断面図、図3は図1の矢印B−B線に沿った断面図
である。ここで、図1の左右を炭素繊維均等緊張装置1
1の左右、図1の上下を炭素繊維均等緊張装置11の
後、前とする。
【0022】図1、図2、図3に示すように均等緊張装
置11は、糸緊張部10とテーブル部9から概略構成さ
れる。糸緊張部10は、複数の炭素繊維の細糸束14、
14・・・を所定長さ有するテーブル部9に誘導して、
各々の炭素繊維の細糸束14、14・・・にそれぞれ等
しい荷重をかけることにより均等に緊張させるものであ
る。糸緊張部10は、底部24の後端部から立設する左
右2つ(図3では一方のみ図示)の支持部材25(炭素
繊維供給部)にそれぞれ5個ずつ回転可能に取り付けら
れ、かつ炭素繊維の細糸束14、14・・・がそれぞれ
巻かれているボビン8、8・・・、ベアリングローラに
より転がるため抵抗がほとんどないシーブ7、7・・
・、このシーブ7、7・・・を介してボビン8、8・・
・から引き出された炭素繊維の細糸束14、14・・・
を上から押さえる押さえジャッキ部4(第三の固定
部)、炭素繊維の細糸束14、14・・・に荷重をかけ
緊張させるための重垂式おもり5、5・・・等からな
る。前記シーブ7、7・・・は、高さの異なる複数のボ
ビン8、8・・・より引き出される炭素繊維の細糸束1
4、14・・・を同じ所定高さにそれぞれ揃えると共
に、後述する張力付加部の各細糸束用の部分にそれぞれ
振り分けるようになっている。底部24の中央から立設
する支持部材21の上面には、シリンダー等により駆動
される押さえジャッキ部4の門型状の枠4dが立設して
おり、枠4dの梁の上部4bから下方に延出した押さえ
ジャッキ4a、4aの先端には、支持部材21の上面を
炭素繊維の細糸束14、14・・・を挟んだ状態で押圧
する押圧部4cが上下動可能に取り付けられている。
【0023】支持部材21の一方の側面21aからは、
シーブ7、7・・・を支えるための支持台20が側面2
1aに対して直角に設けられている。支持部材25から
は、シーブ7、7・・・、押さえジャッキ部4、ボビン
8、8・・・から引き出された炭素繊維の細糸束14、
14・・・を取り囲む枠23が伸びており、一方の側部
23aの先端には炭素繊維の細糸束14、14・・・を
固定する押さえ治具3が取り付けられている。
【0024】枠23の前部23cには、炭素繊維の細糸
束14、14・・・が引き出された方向に沿って回転す
るようにシーブ13a、13a・・・が設けられてお
り、シーブ13a、13a・・・よりも前方にシーブ1
3c、13c・・・(束ね部)が設けられている(図2
では、紙面手前側が炭素繊維均等緊張装置11の前方で
ある)。シーブ13c、13c・・・は、シーブ13
a、13a・・・と同じ高さで、かつ直角な向きになる
ように設けられている。さらに、これらのシーブ13
a、13a・・・、シーブ13c、13c・・・を介し
て引き出された炭素繊維の細糸束14、14・・・に張
力をかけるためのシーブ13b、13b・・・が、シー
ブ13a、13a・・・、シーブ13c、13c・・・
間にかけわたされた炭素繊維の各細糸束14、14・・
・に、かけられた状態に取り付けられている。このシー
ブ13b、13b・・・の下方には重垂式おもり5、5
・・・がぶら下がった状態で取り付けられている。重垂
式おもり5、5・・・(錘)は、それぞれシリンダー等
により上下動可能な重垂式おもり固定ジャッキ12によ
り支えられているので、固定ジャッキ12を下げない限
り炭素繊維の細糸束14、14・・・に荷重がかかるこ
とがない。ボビン8、8・・・から引き出された炭素繊
維の細糸束14、14・・・は、それぞれ一本ずつシー
ブ13a、13c、13bを順に介してテーブル部9へ
導かれる。なお、シーブ13a、13b、13c・・
・、重垂式おもり5、5・・・、固定ジャッキ12等か
ら、束ねられる前の部分で各細糸束14、14・・・に
張力を付加する張力付加部が構成される。
【0025】円筒形のテーブル部9(保持部)は長手方
向の長さが約10mであり、複数の細長い矩形状のテー
ブル板15a、15a・・・(テーブル)が周方向に等
間隔に配置されることにより構成されている。各テーブ
ル板15a、15a・・・は、周方向に沿って一体に回
転自在となるように、複数のつなぎ部材15b、15b
・・・によってつながれている。各テーブル板15a、
15a・・・のそれぞれの左端には、引き出された炭素
繊維の細糸束14、14・・・の先端を押さえる押さえ
治具1(第一の固定部)が、右端には炭素繊維の細糸束
14、14・・・を固定する押さえ治具2(第二の固定
部)が設けられている(図2では、一枚のテーブル板1
5aに設けられた1組の押さえ治具1、2についてのみ
図示)。テーブル部9の中心には、テーブル板15a、
15a・・・と平行にテーブル軸18が設けられてい
る。テーブル軸18の両端部18a、18bは、テーブ
ル部9の下方に位置している底部16の左右両端部から
立設している軸受け部材16a、16aに、回転可能に
接続されている。テーブル軸18の一方の端部18aに
は、図示しない電動モータ等によって回転駆動される回
転体17が取り付けられている。そして、前記テーブル
板15a、15a・・・の左右両端には円形状の軸固定
板18c、18cが取り付けられており、軸固定板18
c、18cの中央にはテーブル軸18が固定されてい
る。よって、回転体17の回転に伴って回転するテーブ
ル軸18と共にテーブル部9が回転する。なお、シーブ
13c、13c・・・からテーブル部9に炭素繊維の細
糸束14、14・・・が引き出される際に、各シーブ1
3c、13c・・・から引き出される炭素繊維の細糸束
14、14・・・がほぼ同じ位置に引き出されて炭素繊
維の太糸束とされ、このシーブ13c、13c・・・の
部分が炭素繊維の細糸束14、14・・・を束ねる束ね
部となる。
【0026】糸緊張部10とテーブル部9は、テーブル
板15a、15a・・・に炭素繊維の細糸束14、14
・・・が束ねられたときに、この炭素繊維の太糸束とボ
ビン8、8・・・から引き出された炭素繊維の細糸束1
4、14・・・がほぼ直角をなすような位置関係になっ
ている。
【0027】以下、上記構成の均等緊張装置11による
炭素繊維の細糸束14、14・・・の緊張方法につい
て、図4を用いて説明する。まず、炭素繊維を束ねたい
数と同数のボビンを用意する。例えば、10本の炭素繊
維の細糸束14、14・・・を束ねるには、炭素繊維の
細糸束14、14・・・が巻かれた10個のボビン8、
8・・・を用意する。ところで、図4には説明を簡略化
するために一本の炭素繊維の細糸束14のみの緊張方法
を示し、以後も一本の炭素繊維の細糸束14について説
明するが、実際には図1に示すとおり10本全ての炭素
繊維の細糸束14、14・・・それぞれについて、同様
の作業が行われるものとする。また、図1に示すとお
り、実際にはボビン8からシーブ13aまでの炭素繊維
の細糸束14と、シーブ13cから押さえ治具1までの
炭素繊維の細糸束14は約90度の角度をなしている
が、図4では説明を簡略化するため、引き出された炭素
繊維の細糸束14は真っ直ぐなものとした。
【0028】図3のステップAに示すとおり、ボビン8
から引き出した炭素繊維の細糸束14を、シーブ7およ
びシーブ13a、13b、さらにシーブ13cを介して
テーブル部9の端まで引き出し、その先端を押さえ治具
1により固定する。次のステップBでは、押さえジャッ
キ部4で炭素繊維の細糸束14を押さえ、重垂式おもり
5を支えていた重垂式おもり固定ジャッキ12を下げ
る。重垂式おもり5の重力によりシーブ13bが下が
り、炭素繊維の細糸束14に荷重がかかると共に緊張す
る。これにより、テーブル部9上の炭素繊維の細糸束1
4が束ねられた太糸束において、太糸束を構成する各炭
素繊維の細糸束14が互いに均等に緊張した状態とな
る。ステップCに示すとおり、緊張が完了した時点でテ
ーブル部9の右端に設けられた押さえ治具2と、押さえ
治具2よりも右側に設けられ、かつ隣接した押さえ治具
3を用いて炭素繊維の細糸束14を固定し、押さえ治具
2、3の間で炭素繊維の細糸束14を切断する。押さえ
治具1と押さえ治具2では、切断終了後、接着剤により
太糸束の端部を固める端部処理を行う。
【0029】上述の通り、実際には10本の炭素繊維の
細糸束14、14・・・について同様の作業を同時に行
っているため、各シーブ7、7・・・を介して引き出さ
れた炭素繊維の細糸束14、14・・・それぞれを、等
しい重量の重垂式おもり5、5・・・によって均一に緊
張させることにより、テーブル部9の所定のテーブル板
15aの上には、10本の炭素繊維の細糸束14、14
・・・を束ねた太さの炭素繊維の太糸束ができる。この
時、シーブ13c、13c・・・は炭素繊維の細糸束1
4、14・・・を束ねる方向に沿って一直線上に並んで
いるので、各炭素繊維の細糸束14、14・・・はテー
ブル部9のほぼ同じ位置に引き出される。従って、炭素
繊維の細糸束14、14・・・は、例えば円形等の断面
を有するように均一に束ねられる。
【0030】また、テーブル部9は複数のテーブル板1
5a、15a・・・から構成されているため、円筒形の
テーブル部9を順次回転させ、上記作業(引き出し・固
定・緊張・固定・切断)を繰り返すことにより、テーブ
ル板15a、15a・・・の数と同数の炭素繊維製品を
連続して生産することができる。つまり、炭素繊維の太
糸束の端部の接着剤が硬化するまで、押さえ治具1、2
で端部を保持したままテーブル部9を回転できるので、
接着剤が硬化する間に次の炭素繊維の太糸束を作ること
ができ、時間の無駄が無い。
【0031】第1の実施の形態における均等緊張装置1
1によれば、ボビン8、8・・・から引き出された10
本の炭素繊維の細糸束14、14・・・は、等しい重さ
の重垂式おもり5、5・・・によって、それぞれに均等
に緊張するため、この10本の炭素繊維の細糸束14、
14・・・を束ねることにより高い引っ張り強度が得ら
れる。従って、高価な成形加工を行わなくても、容易に
強度の高い炭素繊維の束が得られるため、非常に経済的
である。
【0032】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施の形態におけるボビ
ン8、8・・・の数は10個であるが、希望する炭素繊
維の束の太さによって適宜変更可能であり、10個以下
でも以上でもよい。また、上記実施の形態における電動
モータ等によって回転駆動される回転体17は、テーブ
ル軸18の一方の端部18aに取り付けられているが、
もう一方の端部18bに取り付けられてもよい。さら
に、上記実施の形態におけるテーブル部9の長さは約1
0mであるが、これに限るものではなく自由に変更で
き、10m以上の長さでも10m以下の長さでもよい。
加えて、約10mの長さを有するテーブル部9において
も、テーブル板15a、15a・・・の各所に押さえ治
具1を取り付けることにより、10m以下の長さの製品
も自由に製造できる。加えて、重垂式おもり5、5・・
・の重量も製品長さに合わせて適宜変更可能である。
【0033】〔第2の実施の形態〕図5、6は本発明の
第2の実施の形態としての炭素繊維均等緊張装置60の
断面図である。なお、第1の実施の形態と同様の構成要
素については同一符号を付し、その説明は省略する。ま
た、糸緊張部40とテーブル部62(保持部)の位置関
係についても第1の実施の形態と同様であるので、省略
する。
【0034】第2の実施の形態における炭素繊維均等緊
張装置60の糸緊張部40は、第1の実施の形態におけ
る炭素繊維均等緊張装置11の糸緊張部10の重垂式お
もり5、5・・・の代わりに、エアーや油圧により駆動
されるシリンダー36、36・・・(シリンダ装置)を
用いたものである。第2の実施の形態における炭素繊維
均等緊張装置60全体の概略図は、第1の実施の形態に
おける炭素繊維均等緊張装置11とほぼ同様であるの
で、平面図は省略する。そこで図5は、図1を炭素繊維
均等緊張装置60の平面図であると見なした場合の矢印
A−A線に沿った断面図であり、図6は図1の矢印B−
B線に沿った断面図である。
【0035】第1の実施の形態と同様に、シーブ7、7
・・・、押さえジャッキ部4、ボビン8、8・・・から
引き出された炭素繊維の細糸束14、14・・・を取り
囲む枠23の前部23cにはシーブ13a、13a・・
・が設けられており、シーブ13a、13a・・・の下
方にはシーブ13b、13b・・・が設けられている。
シーブ13b、13b・・・には、シーブ13b、13
b・・・が回転可能なように、エアーや油圧によって駆
動されるシリンダー36、36・・・のロッドが取り付
けられており、シリンダー36、36・・・の上下動に
伴ってシーブ13b、13b・・・も上下動するように
なっている。
【0036】炭素繊維の細糸束14、14・・・が束ね
られるテーブル部62は、複数のテーブル板15a、1
5a・・・から構成される回転部50と、回転部50の
下方に位置する底部35と、回転部50を収容する枠4
9等からなる。枠49には横糸14aをかけるためのシ
ーブ34a、34b、34c、52a、52b、52c
(横糸巻付け手段)が取り付けられている。図7は、円
筒形の回転部50の軸固定板47を示したものである
(一方のみ図示)。軸固定板47は、9枚のテーブル板
15a、15a・・・を保持する固定部材44と、3枚
のテーブル板15a、15a、15aを保持する可動部
材32とが組み合わせられることにより円をなしてい
る。固定部材44には、エアーや油圧によって駆動され
るシリンダー33、33が設けられており、そのロッド
の先端は、可動部材32の底部32aの両端に取り付け
られている。固定部材44は、可動部材32に設けられ
た係合溝42、42に係合する係合ピン43、43を一
体に有しており、可動部材32はシリンダー33、33
の動きに伴い、回転部50の中心に向かって軸固定板4
7の外径が小さくなるように摺動する。
【0037】テーブル部62の底部35の左右両端部か
らは、テーブル軸18の端部18a、18bが係合する
係合孔41aが設けられた軸受け部材41が、軸固定板
47と重なるように立設している(図7では一方のみ図
示)。このとき、軸受け部材41の方が軸固定板47よ
りも外側に設けられており、枠49に取り付けられた軸
受け部材41の足部41b、41cのうちの一方の足部
41bは、図5に示すように取り外し可能であり、他方
の足部41cは回転可能に底部35に取り付けられてい
る。底部35の一方の端部には、一定トルクで回転する
定トルクモータ31が設置されている。定トルクモータ
31の駆動軸上に設けられた駆動プーリー31aと、軸
固定板47と同軸上に設けられたプーリー45とが、無
端ベルト46により伝動されている。また、底部35の
中央には、回転部50を下から持ち上げる引き抜き用ジ
ャッキ30が設けられている。
【0038】第1の実施の形態と同様に、10個のボビ
ン8、8・・・それぞれから引き出された炭素繊維の細
糸束14、14・・・を、シリンダー36、36・・・
により均等に一本一本緊張させる。緊張完了後、押さえ
治具2、3の間で炭素繊維の太糸束を切断することによ
り、所定のテーブル板15a上には10本の炭素繊維の
細糸束14、14・・・が束ねられた太さの炭素繊維製
品が出来上がる。回転部50を順次回転させ同様の作業
を繰り返すことにより、テーブル板15a、15a・・
・と同数の炭素繊維製品ができる。つまり、図7に示す
ようにテーブル板15a、15a・・・は12枚なの
で、12本の棒状の炭素繊維製品ができる。
【0039】次に、ボビン8、8・・・から複数の炭素
繊維の細糸束14、14・・・を横糸14a、14a、
14aとして引き出し、押さえ治具2を通さずにシーブ
52a〜52cを介して、それぞれシーブ34a〜34
cにかける。定トルクモータ31によって回転部50が
回転し、横糸14a、14a、14aが巻き付けられた
後、各炭素繊維の太糸束と接触する部分を接着剤で固定
すると共に切断する。すると、図8(a)に示すような
回転部50の形に沿って生じた円筒状で網状の炭素繊維
製品61ができる。図8(b)は、回転部50の軸固定
板47を模式的に表したものである。接着剤が完全に硬
化したのち、回転部50の軸固定板47の固定部材44
に設けられたシリンダー33、33によって可動部材3
2が下がると回転部50の外径が小さくなるので、引き
抜き用ジャッキ30によって回転部50が持ち上げられ
ると、図8(b)の左方から製品を抜き出すことができ
る。
【0040】第2の実施の形態における炭素繊維均等緊
張装置60によれば、ボビン8、8・・・から引き出さ
れた10本の炭素繊維の細糸束14、14・・・を均等
に緊張させ、これを束ね、切断と共に端部処理を行うと
いう一連の作業を、回転部50を回転させることにより
順次繰り返し、12本の棒状の炭素繊維の太糸束ができ
る。さらに、これら棒状の炭素繊維の太糸束に例えば数
本ずつの炭素繊維の太糸束からなる横糸14a、14
a、14aを交差させることにより、回転部50の形に
沿って生じた円筒状で網状の炭素繊維製品61ができ
る。また、回転部50は外径を小さくすることが出来る
ので、容易に網状の製品61を抜き出すことができる。
【0041】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施の形態における横糸
14aの数は3本であるが、適宜変更可能であり、3本
以下でも以上でもよい。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、複数の
炭素繊維の細糸束それぞれに等しい張力をかけることに
よって均等に緊張させることができるため、細糸束を束
ねることにより、容易に強度の高い太糸束の炭素繊維製
品を得ることができる。つまり、束ねた各細糸束に緊張
差があると、先に緊張した糸から切れ始めるため高い引
っ張り強度を期待できないが、本発明においては、各細
糸束に緊張差が無いため、このようなことがない。例え
ば、太糸束の両端部のみを接着剤等により固めた場合
は、太糸束を構成する各細糸束はそれぞれ同じ長さを有
しているため、炭素繊維製品として使用した際に張力が
かけられても、各細糸束が同じように緊張するため、ど
れか一本の細糸束が先に切れることはない。また、太糸
束の端部だけでなく全てを固めた場合には、均等に緊張
した状態を保持できるので強度の高い炭素繊維製品を得
ることができる。従って、従来のように非常に高価な成
形加工を行わなくても、各炭素繊維の細束を均一に緊張
させるだけで同様の強度が得られるため、コストダウン
につながる。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、まず、第
一の固定部と第三の固定部で炭素繊維の各細糸束の位置
を固定し、この二つの固定部の間の細糸束を均等に緊張
させる。そして、緊張が完了した後に第一の固定部と第
三の固定部の間の細糸束を第二の固定部で固定する為、
第一の固定部と第二の固定部の間には均等に緊張した細
糸束からなる太糸束ができ、これを切り出すことにより
強度の高い炭素繊維製品が得られる。
【0044】請求項3に記載の発明によれば、等しい重
さの錘を炭素繊維の各細糸束にぶら下げるという簡単な
構造で、各細糸束を均等に引張ることができ、この細糸
束を束ねれば請求項2と同様の効果が得られる。
【0045】請求項4に記載の発明によれば、シリンダ
装置により炭素繊維の各細糸束を引張るため操作が簡単
であり、また、引張る力を制御しやすい。
【0046】請求項5に記載の発明によれば、太糸束の
炭素繊維製品となる部分の少なくとも両端部が接着剤等
により固められるまでの間、張力をかけた状態で複数の
テーブルのうちの一つのテーブル上に保持できるため、
確実に均一な張力がかけられた炭素繊維製品が得られ
る。さらに接着剤等が固まるまで間に、全体が概略円筒
状のテーブルを順次回転させれば、新たなテーブル上で
炭素繊維の細糸束に張力をかけて束ね、接着剤等により
固めるという一連の作業を次々と繰り返すことができる
ので、連続して太糸束の炭素繊維製品を作ることがで
き、時間の無駄にならない。
【0047】請求項6に記載の発明によれば、テーブル
に沿った縦方向の太糸束に、横方向の糸束を巻き付ける
ことができるので、テーブルの形に沿った概略円筒状で
かつ網状の炭素繊維製品を製造することができる。
【0048】請求項7に記載の発明によれば、概略円筒
状の複数のテーブルのうちの少なくとも一部のテーブル
が円筒の中心に向って移動できる。つまり、概略円筒状
のテーブルの外径を小さくすることが出来るため、テー
ブルの形に沿って作られた炭素繊維製品でも、容易に抜
き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例としての炭素繊維均等緊張装置の
平面図である。
【図2】図1の矢印A−A線に沿った断面図である。
【図3】図1の矢印B−B線に沿った断面図である。
【図4】炭素繊維均等緊張装置における作業の手順を示
す図である。
【図5】本発明の他の例としての炭素繊維均等緊張装置
の、矢印A−A線に沿った断面図である。
【図6】本発明の他の例としての炭素繊維均等緊張装置
の、矢印B−B線に沿った断面図である。
【図7】回転部の軸固定板を示す図である。
【図8】(a)は円筒状で網状の製品を示す図であり、
(b)は回転部の軸固定板の模式図である。
【符号の説明】
1、2、3 押さえ治具(第一の固定部、第二の固
定部) 4 押さえジャッキ部(第三の固定部) 5 重垂式おもり(錘) 8 ボビン 9、62 テーブル部(保持部) 10、40 糸緊張部 11、60 炭素繊維均等緊張装置 14 細糸束 15a テーブル板(テーブル) 25 支持部材(炭素繊維供給部) 30 引き抜き用ジャッキ 34a、34b、34c、52a、52b、52c
シーブ(横糸巻付け手段) 36 シリンダー(シリンダ装置) 50 回転部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02J 1/22

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素繊維の細糸束を巻き取った複数のボビ
    ンを有する炭素繊維供給部と、 炭素繊維供給部の各ボビンから引き出された複数の細糸
    束を束ねて太糸束とする束ね部と、 該束ね部で束ねられた太糸束をさらに引き出し、引き出
    された太糸束を、少なくとも両端部が接着剤等により固
    められた炭素繊維製品として切り出す際に、太糸束の炭
    素繊維製品となる部分を張った状態に保持する保持部
    と、 前記炭素繊維供給部と前記束ね部との間に設けられ、束
    ねられる前の各細糸束においてそれぞれ等しい張力をか
    けることにより、前記保持部に保持された前記炭素繊維
    製品となる太糸束内の各細糸束を均等に緊張させる張力
    付加部とを備えたことを特徴とする炭素繊維均等緊張装
    置。
  2. 【請求項2】前記炭素繊維製品となる太糸束の先端部側
    に設けられ、太糸束の位置を固定する第一の固定部と、 前記太糸束の先端部より束ね部側で、束ね部側の太糸束
    から切り離される炭素繊維製品の切断側端部となる部分
    の位置を固定する第二の固定部と、 前記張力付加部より前記炭素繊維供給部側において、各
    細糸束の位置を固定する第三の固定部とを備え、 前記張力付加部において張力を付加する際に、第一の固
    定部において太糸束の先端側を固定するとともに第三の
    固定部において各細糸束を固定し、かつ、第二の固定部
    による固定を解除した状態とすることを特徴とする請求
    項1記載の炭素繊維均等緊張装置。
  3. 【請求項3】前記張力付加部は、各細糸束にそれぞれぶ
    ら下げられて荷重をかける錘を有し、各錘が互いに等し
    い重さとされていることを特徴とする請求項1または2
    記載の炭素繊維均等緊張装置。
  4. 【請求項4】前記張力付加部は、各細糸束をそれぞれ同
    じ張力で引張るためのシリンダ装置を有することを特徴
    とする請求項1または2記載の炭素繊維均等緊張装置。
  5. 【請求項5】前記保持部は、前記太糸束の炭素繊維製品
    となる部分の少なくとも両端部が接着剤等により固めら
    れるまでの間、前記太糸束の炭素繊維製品となる部分を
    張った状態に保持する複数のテーブルを有し、 これら複数のテーブルが全体として概略円筒状となるよ
    うに、周方向に並んで配置され、かつ、これらテーブル
    が周方向に沿って一体に回転自在とされることにより、
    前記束ね部側から前記太糸束を引き出してテーブル上に
    保持する作業を行うテーブルを回転させて交換可能とな
    っていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つ
    に記載の炭素繊維均等緊張装置。
  6. 【請求項6】前記複数のテーブルにそれぞれ太糸束から
    切り離された炭素繊維製品となる部分が保持されるとと
    もに、これらテーブルを回転させた状態で、全体として
    概略円筒状の複数のテーブルの回りに周方向に沿って炭
    素繊維の糸束を巻き付ける横糸巻付け手段を備え、 テーブルに沿った縦方向の太糸束と前記横糸巻付け手段
    に巻き付けられた横方向の糸束とを接合して網状でかつ
    全体として概略円筒状の炭素繊維製品を製造することを
    特徴とする請求項5記載の炭素繊維均等緊張装置。
  7. 【請求項7】全体として概略円筒状の前記複数のテーブ
    ルのうちの少なくとも一部のテーブルが円筒の中心に向
    って移動自在とされていることを特徴とする請求項6記
    載の炭素繊維均等緊張装置。
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