JPS623258B2 - - Google Patents

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JPS623258B2
JPS623258B2 JP58120928A JP12092883A JPS623258B2 JP S623258 B2 JPS623258 B2 JP S623258B2 JP 58120928 A JP58120928 A JP 58120928A JP 12092883 A JP12092883 A JP 12092883A JP S623258 B2 JPS623258 B2 JP S623258B2
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JP
Japan
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linear
reinforcing structure
linear objects
axis
lattice
Prior art date
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Application number
JP58120928A
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JPS5971457A (ja
Inventor
Jan Josefu Koozatsuku Joruju
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AEROSUPACHIARU SOC NASHIONARU IND
Original Assignee
AEROSUPACHIARU SOC NASHIONARU IND
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Filing date
Publication date
Application filed by AEROSUPACHIARU SOC NASHIONARU IND filed Critical AEROSUPACHIARU SOC NASHIONARU IND
Publication of JPS5971457A publication Critical patent/JPS5971457A/ja
Publication of JPS623258B2 publication Critical patent/JPS623258B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D41/00Looms not otherwise provided for, e.g. for weaving chenille yarn; Details peculiar to these looms
    • D03D41/004Looms for three-dimensional fabrics

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は三次元編成によつて回転中空物品を作
ることに関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
この種の編成物品は適当なバインダを用いて含
浸した後に精密加工によつて所望中空体を作る場
合の円筒状、円錐状または円筒円錐状中空物品の
製作時に用いられる補強構造物として用いられ
る。これら中空物品は特に排気コーン、熱絶縁体
あるいは推進装置のベツドプレートのようなロケ
ツトや弾道用エンジン用航空分野で利用される。
一般には、機械的応力と断熱性に優れかつ耐衝撃
性と耐摩耗性に優れた特性が要求される工業分野
でこの種の物品を用いることができる。中空回転
物品あるいは中空シリンダを作る方法は種々公知
である。
米国特許第3904464号に記載されている回転中
空体の作成法は、中空物品の内側形状を有する特
殊な治具上で繊維と重合ポリマを放射方向にさせ
て補強体を作つている。通路を形成するさし針の
内部に樹脂を含浸した繊維を巻き付け、次いで重
合し、加工する。この材料の機械特性および熱特
性を向上させるためには同じ操作をくり返すこと
になる。この方法の欠点は、補強用構造物の製作
に時間がかかりかつ複雑であり、製作作業が繁雑
で全ての繊維に適用できない点にある。
フランス特許第73/14956号(本出願人名儀)
には三次元編成により回転中空物品を作る装置が
記載されている。縫製ヘツドを用いることによつ
て繊維と重合樹脂の縦方向線状格子を周方向およ
び放射方向に横切つて繊維を同時に配置してい
る。この方法を用いると円筒物品やその他任意の
物品を作ることができるが、複雑な形状の物品は
作れない。
以上説明した2つの製作法は製造された物品の
品質に影響する他の欠点があり、これは物品の繊
維含有量によつて決まる。この品質は、製作中に
規則的に圧縮して調節されるが、この圧縮は一般
に手作業で、しかも各層を形成した後には行なわ
れない。従つて、厚い物品では得られた製品が不
均一となり、機械特性および熱特性に影響が出
る。
これを改良した方法は本出願人によるフランス
特許第77/18831号に記載されている。この方法
では円筒、円錐あるいは円筒円錐形の中空物品を
作るに当つて、垂直に保持された金属棒の間に線
状物の螺旋層を物品の高さ方向全体に周方向およ
び放射方向に挿入していく。この方法の特徴は周
方向線状物にわずかに張力を加え、鎖縫い位置で
放射方向の編成を行う点にある。この編成作業
中、各層が均一に編成される。次いで金属棒を除
去し、フランス特許第80/17666号に記載の自動
結線法によつて金属棒を線状物に交替する。
この方法を用いると機械特性と熱特性に優れた
円筒形または複雑な物品を作ることができるが、
これに使われる装置はかなり複雑であり、編成作
業によつて物品の最終形状が決まつてしまう。ま
た、編成材料は作るべき形状の種類に合わせる必
要がある。
〔発明の目的〕
従つて、本発明の目的は特殊構造にすることに
よつて変形自在な中空シリンダを三次元編成し、
簡単な変形加工によつて所望の複雑形状の物品に
することができるようにすることにある。
〔発明の要旨〕
従つて、本発明の第1の目的は互いに直交する
三方向に沿つてほぼ交叉する3つの線状物の系の
三次元編成によつて作製した回転中空円筒物品す
なわち補強構造物を提供することにあり、第1次
の系の線は補強構造物の軸線に平行でかつ一定距
離の同心円状の層に等間隔で配置され、第2次お
よび第3次の系の線は上記軸線に直角な面内にほ
ぼ包含されて積層体を形成し、第1次の系の線に
よつて形成される2組の通路中に挿入される。本
発明では第1次の系の線を一つの層とその次の層
では互いに千鳥状にずらし、第1次の系の間に形
成される2組の交叉通路が補強構造物を斜め、す
なわち放射方向以外の方向で横切るようになつて
いる。この横造にすると、周方向と放射方向の線
状物が編成中空物品の局部的直径変化を許す変形
に抵抗しない斜めの線状物に置き換えられている
ため、基本的に変形自在な構造となる(物品の厚
さ方向の変形が可能)。この2組の通路はそれら
の交点の放射方向に対して同じ傾きでかつ反対方
向にするのが好ましい。すなわち、互いに交叉す
る任意の2つの通路はその交点を通る放射方向面
に対して対称である。従つて、この線状物は四角
形を形成し、その対角線の一つは放射方向であ
り、容易に菱形に変形する。
好ましい実施例では、第2次と第3次の系の線
状物は第1次の系の線状物の格子中に蛇行して編
み進んで、全体に螺旋状の巻線に形成された夫々
2つの各鎖編みのループによつて形成される。
本発明は、さらに公知のような3次元系の構成
線状物を編成して作る補強構造物を作る方法にも
関するものであり、この方法では先ず第1次系の
線状物を構成する軸線と平行な糸状要素で構成さ
れる格子を上記軸線の囲りに形成し、この糸状要
素は一連の同心円上に層状に配置し、この格子に
よつて作られる2組の交叉通路中に第2次と第3
次の系を積層して挿入する。本発明では、前記糸
状要素が一つの層と他の層とでは互いに千鳥状に
ずれて配置され、第2次と第3次の線状物が千鳥
状配置によつて糸状要素の格子を横切つて斜めに
形成された通路中に交叉して斜めに2方向から挿
入される。これらの線状物は明確に見分けられる
2本の線状物を蛇行して編み進み、外周格子を介
して鎖編みの編成によつて螺旋状層の外周を形成
するのが好ましく、こうして形成された2つの鎖
編みの各輪が上記の交叉通路に挿入された第2次
と第3次の系と共に螺旋状層外周を各々形成す
る。積層配置された線状物はそれを格子に挿入す
るにつれて圧縮するようにするのが好ましい。
前記の糸状要素は張力のかかつた線状物(第1
次の系の糸を直接構成するもの)にすることがで
きる。あるいは編成後に線状物と交換可能な仮の
棒にすることもできる。さらに、中空の仮の棒に
し、その内部に予め線状物を入れておき、編成後
その棒の中の線状物はそのままにしておいて、仮
の棒を除去するようにすることもできる。
さらに、本発明は以上説明した方法(並びに仮
の棒の使用を含む方法)を実施するための機械に
関するものでもある。この機械は公知のように、
垂直な軸線と同心な回転要素組立体を支持した固
定フレームを有し、このフレームは上記軸線囲り
で回転駆動しかつ同心状の層の規則的格子におけ
る第1次系の線状物を組立てる金属棒を保持しか
つ金属棒の縦方向を保持しかつそれを前記軸線囲
りで上記格子を回転させかつ金属棒の格子中で編
成済み線状物の層を圧縮するようになつており、
さらに、この機械は補強構造物の編成を行うレベ
ルにおける固定位置で前記フレーム上に取付けた
編成装置を有し、前記の回転要素は前記軸線と同
心でかつ前記金属棒が挿通されている円に沿つて
規則的に配置された孔を有するプレートで構成さ
れ、このプレートの一つは回転運動の他に補強構
造体の編成中に指示された継続的下降運動して補
強構造体を金属棒に沿つて常に下降させることに
よりこれを支持している。本発明では前記プレー
トの孔が前記一連の円上で互いに千鳥状になつて
おり、編成装置には回転軸に対して一つは右側、
他方は左側の各方向に斜めに傾いた縦方向に前進
後退する2本の摺動針が設けられており、これら
の針はその前進後退時に金属棒の格子によつて形
成される斜めの通路に挿入され、あるいはそこか
ら後退し、一方の針は一方の通路中を、他方の針
は他方の通路中に夫々挿入され若しくは後退し、
各針は各線状物を捕えて鎖縫いを行い、金属棒の
格子の回転中にこうして形成された2つの鎖縫い
の輪が最外周の金属棒を介して保持されかつ第2
次と第3次の線状物を各々形成するようになつて
いる。
実際には、斜め通路はわずかに彎曲させ、従つ
て針も彎曲させ、同じく彎曲させたガイドレール
によつて前進後退運動を案内することができる。
金属棒の格子中で編成済み物品を圧縮するため
に、本機械には金属棒の格子の頂部にわずかに傾
斜した固定支持体によつて取付けられた有孔プレ
ートを設け、編成装置の針をこの有孔プレートの
上側部分のわずか下側にかつこの上側部分に隣接
して配置することが好ましく、他方、下側部分は
前記の針によつて金属棒の格子中を蛇行して編成
された鎖編みループの螺旋層の外周に当接して編
成済み補強構造の形成中にそれを確実に圧縮する
のが好ましい。さらに、金属棒の格子の下側に孔
の明いていない固定プレートを設け、このプレー
トに金属棒の縦方向を一定平均高さを確実に維持
するための振動片を取付け、これら金属棒が前記
固定プレートに対し絶えず位置付けされかつ擦れ
させておくのが好ましい。
〔発明の好的な実施例〕
以下、本発明をいかに実施するかの理解を助け
るために、例を添付図面を用いて以下説明する。
先ず、予め説明するが、各図において、製作中
の物品の金属棒の同心状層の数が異つているが、
これは単に図を簡単にするための理由にすぎな
い。実際には、この層の数は被製作物品の寸法に
よつて選択する。
第1図に示す機械は形状を大巾に変えることが
可能な構造を有する回転中空円筒形物品、すなわ
ち補強構造物の三次元編成を行うためのものであ
る。
この機械は基本的に2又フオーク状の3本の水
平支持体3,4,5を備えた垂直フレーム2を有
する基台1によつて構成されている。上部支持体
3は垂直フレーム2に固定されている。この中の
中間支持体4は上下に可動になつており、フレー
ム2に固定された一対の垂直ガイドレール68に
よつて案内される。この支持体4はそれと一体に
なつているネジ付きブロツク58と螺合した垂直
ネジ棒55を回転することによつて上昇下降でき
るようになつている。下側支持体5はこの機械の
作動中は固定位置に静止されているが、図示して
いない装置を用いて前記ガイドレール68に沿つ
て摺動自在に調節(すなわち被製作物品の高さに
合せて調節)できるようになつている。各支持体
3,4,5は円形フレームを支持している。これ
らの円形フレーム8,9,10は製作される骨組
構造体の軸線と一致した垂直軸線11に沿つて整
合しており、その各々には回転リングが同心状に
支持されている。各回転リング12,13,14
には対応するリングとフレームと同一平面内に設
けられた同心状環状プレートが固着されている。
これらの環状プレート52,53,54には前記
軸線11と平行な金属棒18の格子を一定位置に
保持するための孔が形成されている。これら環状
プレートは溝付きベルト19によつて前記軸線の
囲りで回転される。この溝付きベルト19は回転
リング12,13,14とモータ22によつて回
転駆動される垂直シヤフト21に取付けられた駆
動プーリ20とにわたつて掛けわたされている。
モータ22は伝動装置に接続され、その出力端に
は溝付きベルト23とプーリ24が設けられてい
る。中間支持体4と下側支持体5は垂直方向に移
動可能になつており、シヤフト21には溝が付け
てあり、対応するプーリ20はこのシヤフト21
と噛み合つた状態で縦方向に摺動できるようにな
つている。孔明き環状プレート53,54の間に
はチエーン63によつて支持された補助的有孔環
状プレート62を設けることができる。上側の円
形フレーム8は図示するように、以下で明らかに
なる理由のために、水平方向に対してわずかに傾
斜している。そのためこの回転フレームに対応す
るベルト19は中間プーリ25上に掛けられてい
る。
各環状プレート52,53,54には同心円上
に等距離互いに隔てられた孔30(第2図)が規
則的に形成されている。各円上には等距離に同じ
数の孔が形成されている。一つの円上の孔は隣り
の円上の孔に対して千鳥状(サイコロの五の目の
ように)にずれている。すなわち、一つの円上の
孔を通る半径は隣りの円の孔と孔との間の距離を
2分割している。孔の配置をこのようにすること
によつて、各金属棒18は環状プレート52,5
3,54を貫通してそれと係合し、同心状の網で
構成される規則的格子65の形に保持される。こ
の格子65はわずかに彎曲した2組の斜めな金属
棒列26,27(第5図)の形をしており、これ
ら金属棒列26,27は両方の組の列の交点にあ
る金属棒を通る放射方向面(例えば31)に対し
て対称に交叉する方向にのびている。これら斜め
の金属棒列によつて2組の通路36,37(第6
図)が形成される。すなわち、これら通路36,
37は放射方向ではなくほぼ直角に交叉して線状
物46(一方の通路群に対して)と47(他方の
通路群に対して)とを収容するようになつてい
る。これらの線状物46,47は軸線11に直角
な平面内に包含されておりかつ金属棒格子18の
厚さ方向全体にわたつて前記の2つのほぼ直交す
る方向に沿つて斜めに延在している(第2図、5
図、6図)。
前記の斜めの線状物16,17は前記通路の
夫々から傾斜した通路36,37中に順々に案内
される鉤針6,7(第2図)を用いて2つの供給
管66,67から現れる線状物46,47による
2つの鎖編み56,57によつて金属棒18の格
子中に挿入される。上記鉤針は支持体3に固着さ
れた編成機32(第1図)の一部を成している。
この編成機は第4図に示してあるが、この図では
明瞭にするために一方の鉤針すなわち鉤針6とそ
の適当な機構しか示しておらず、他方の鉤針は図
示していない。この他方の鉤針は放射方向面に対
して上記のものと対称である。鉤針6は対応する
格子の通路36中に完全に挿入できるように彎曲
しており、縦方向に前後運動しかつ支持体3の一
部分34に固着された同じく彎曲したガイドレー
ル33中に案内される。このガイドレール33に
形成された側部開口43からは鉤針駆動用脚部3
5が突出しており、この脚部35は関節ロツド3
8を介してT形ラダー39の一方のアームに連結
されている。このT形ラダー39はモータ22に
よつて駆動される駆動ケーブル41の作用によつ
て前記部材34と一体な垂直回動軸40の囲りを
回動するようになつている。T形ラダー39の他
方のアームには他方の鉤針7の駆動用関節ロツド
が対称に取付けられている。従つて、2つの鉤針
6,7が金属棒18の格子の各斜め通路36,3
7中に交互に挿入される。鉤針6(鉤針7も同
じ)は溝を有し、この溝はステム42(第2図)
の端縁部より構成され、このステム42は鉤針の
めど(穴)を開閉するように鉤針内部を縦方向に
摺動できるようになつている。このステム42は
切欠部51を介して鉤針体から突出しかつスロツ
ト43を介してガイドレール33から突出した脚
部44を有しており、この脚部44には固定ガセ
ツト49に取付けた部材48中を摺動するロツド
45が関節結合しており、このロツド45は摩擦
板50によつて制動されている。
鉤針6がめどを開いた状態で金属棒18の格子
を横切つて前進して第4図に示す位置までくる
と、鉤針6が線状物46を引つ掛け、次いでこの
線状物の輪を引張りながら鉤針が挿入されている
通路36中を後退して、第2図の鉤針7用に示し
た他方の端部位置まで戻る。この後退運動中、前
記ステム42は(前記摩擦板50の制動力によつ
て)先ず静止され、その先端で鉤針のめどを閉
じ、次いで鉤針と一緒に後退し、その脚部44が
切欠き51の先端に当接する。鉤針は金属棒の格
子の外側で停止して線状物に輪を作る。ステム4
2が反対運動すると、鉤針のめどが開き、線状物
が鉤針から開放され、今作つたばかりの線状物の
輪を通つて次の金属棒の格子中に挿入される。他
方の鉤針7も同じ操作を行うが、この鉤針7は鉤
針6より高さが少し上で、方向は逆である(第2
図)。
作動時には、この機械のモータ22によつて金
属棒18の格子を連続回転する。従つてこの格子
は固定された編成装置32の前を常に通過し、そ
こで編成装置の鉤針6,7は上記格子中に螺旋状
層に重さなつた2つのループ56,57中に挿入
する。これらの輪は斜めの金属棒列26,27の
囲りに形成されて互いにかつ金属棒18と交叉し
た斜めの線状物16,17で構成される。すなわ
ち線状物16,17は金属棒18の一次系と交叉
する第2次および第3次の線状物系を形成する。
この金属棒18は(本出願人の特許願第80/
17666号記載の方法に従つて)上記第2次および
第3次系の線状物と同じ性質の線状物と後で交替
される。編成物15が金属棒格子18中に形成さ
れるにつれて、当初上側支持体3に接近していた
有孔プレート53を高さの増して来る編成体を支
持しながらしだいに降下させる。この編成体15
は上側有孔プレート52に設けた傾斜(この角度
は被製作物の直径によつて決まり、一般には15゜
かそれ以下である)によつて上側有孔プレート5
2により連続的に圧縮される。すなわち、第3図
に示すように(有孔プレート52の上部側面に隣
接して設けた)編成装置32によつて作られたル
ープ56,57は有孔プレート52の下面によつ
て下方へ押され、圧縮される。前記有孔プレート
53が連続下降運動すると、編成体15と金属棒
18が下方へ移動する。この金属棒18はガセツ
ト61によつて下側支持体5に連結された円板6
0に取付けられた振動片59上を通過する際に周
期的に持ち上げられる。従つて、金属棒18は高
さ方向に於いて不変な平均位置を維持している。
第7図乃至第9図は、所望する形状に応じて編
成された補強構造物の一部を収縮または拡大して
所望形状の編成補強構造体を作ることができると
いうことを示している。これらの変形は線状物1
6,17の交叉角度を変えることによつて行うこ
とができる。第7図に示す円錐形補強構造物62
は2点鎖線で示す円筒形補強構造物の片側を拡大
し、反対側を収縮することによつて作ることがで
きる。第8図に示す補強構造物63は収束部と、
スロート部と、拡大部とを有する排気ノズル用の
ものである。第9図に示す編成物64では肩部付
き座金の形状を与えてある。こうして所望形状に
変形後、この部材を含浸し、次いで最終形状に焼
成する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による三次元編成機の斜視図、
第2図は編成区域に対応する上記機械の一部を上
方から見た時の単純化した斜視図、第3図は第1
図の矢印方向から見た上記編成機中で形成中の
物品の一部の概念図、第4図は上記編成機の編成
装置の一方の鉤針の駆動機構の斜視図、第5図お
よび第6図は製作中の物品の一部の横断面図と斜
視図で物品の内部構造を示し、第7図乃至第9図
は本発明によつて作られた円筒形物品を変形して
得られる複雑な形状の物品の3つの例を示す説明
図である。 2……垂直フレーム、3,4,5……支持体、
6,7……鉤針、16,17……線状物、18…
…金属棒、32……編成装置、52,53,54
……有孔プレート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 3つの系の線状物の3次元編成によつて作ら
    れ、1つの軸線に関する中空円筒回転体形状から
    成る補強構造物において、補強構造物の軸線と平
    行でかつ等距離な同心状の複数の層に等距離に配
    置された線状物から成りこの線状物の間に2組の
    互いに交叉する通路群を画成する第1次系と、前
    記2組の通路群中に挿入されかつ重複層を形成す
    る前記軸線に対して直角な平面内に実質的に包含
    される第2次および第3次の系とから成り、第1
    次系の線状物が1つの層と次の層とでは千鳥状に
    ずれており、1次系の線状物の間に画成される2
    組の交叉通路が放射方向ではなく斜めに補強構造
    物の厚さ方向に貫通し前記重複層の端部を鎖編み
    ループで作成して補強構造物の外周が形成されて
    成ることを特徴とする補強構造物。 2 前記2組の通路が交叉部の放射方向に対して
    同一値だけ斜めになりかつ互いに反対方向を向い
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の補強構造物。 3 第2次および第3次系の線状物が第1次系の
    線状物の格子中に蛇行して編み進み、全体として
    螺旋層の積層を形成し、かつ最外部格子を介して
    前記鎖編みのループによつて螺旋層の外周が螺旋
    状のコイルに形成されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第2項に記載の補強構
    造物。 4 3つの系の線状物の3次元編成によつて作ら
    れ、1つの軸線に関する中空円筒回転体、即ち、
    補強構造物の軸線と平行でかつ等距離な同心状の
    複数の層に等距離に配置された線状物から成りこ
    の線状物の間に2組の互いに交叉する通路群を画
    成する第1次系と、前記2組の通路群中に挿入さ
    れかつ重複層を形成する前記軸線に対して直角な
    平面内に実質的に包含される第2次および第3次
    の系とから成る編成補強構造物を製造する方法に
    おいて、軸線の囲りにかつこれに平行に第1次系
    の線状物を形成する糸状要素を配列して格子を形
    成し、前記第1次系の線状物は一連の同心円層状
    に規則的に配置されて夫々2組の交叉通路を画成
    し、前記2組の交叉通路中に第2次および第3次
    系の線状物を積層状に挿入し、前記線状要素18
    が1つの層65と他の層とにおいて千鳥状にずれ
    て配置され、第2次系の線状物16と第3次系の
    線状物17は前記線状要素が千鳥状に配置されて
    いることによつてこの線状要素18の格子を介し
    て画成される前記交叉通路36,37中に2つの
    斜め交叉方向に挿入されると共に所定角に従つて
    第2次、第3次系の線状物16,17の交叉角を
    変化させ、かつ補強構造物の外周で夫々鎖編みの
    ループを形成して、回転中空円筒体の変形体を形
    成することを特徴とする補強構造物の製造方法。 5 第2次と第3次の系の線状物16,17が異
    なつた2つの線状物46,47により格子中に蛇
    行して編み進んで導入され、全体として螺旋状層
    を形成し、こうして形成された螺旋状層の外周
    は、前記の交叉通路36,37中に挿入された第
    2次と第3次系の前記線状物16,17により外
    周格子を介して2つの鎖編みのループ56,57
    により形成されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第4項に記載の補強構造物の製造方法。 6 前記線状物16,17が格子中に挿入される
    につれて圧縮されることを特徴とする特許請求の
    範囲第4項又は第5項に記載の補強構造物の製造
    方法。 7 前記線状要素が緊張された線状物であること
    を特徴とする特許請求の範囲第4項〜第6項のい
    ずれか1項に記載の補強構造物の製造方法。 8 前記線状要素が金属棒であり、この金属棒は
    編成後に線状物と交換されることを特徴とする特
    許請求の範囲第4項〜第6項のいずれか1項に記
    載の補強構造物の製造方法。 9 前記線状物が中空金属棒であり、この中空金
    属棒中には予め線状物が挿入されており、編成後
    に金属棒が除去されることを特徴とする特許請求
    の範囲第4項〜第6項のいずれか1項に記載の補
    強構造物の製造方法。 10 3つの系の線状物の3次元編成によつて作
    られ、1つの軸線に関する中空円筒回転体、即
    ち、補強構造物の軸線と平行でかつ等距離な同心
    状の複数の層に等距離に配置された線状物から成
    りこの線状物の間に2組の互いに交叉する通路群
    を画成する第1次系と、前記2組の通路群中に挿
    入されかつ重複層を形成する前記軸線に対して直
    角な平面内に実質的に包含される第2次および第
    3次の系とから成る編成補強構造物を製造する機
    械において、固定フレームと;全体的な垂直軸線
    に同心でかつフレームによつて支持される回転要
    素組立体と;前記軸線の囲りで回転する回転要素
    の駆動手段と;同心状の複数層の規則的格子中に
    前記回転要素により支持される前記第1次系の線
    状物を形成する棒と;棒の縦方向を保持しかつ前
    記格子を前記軸線の囲りで回転させかつ棒格子中
    に編成された線状物の層を圧縮する回転要素と;
    前記回転要素は前記棒が貫通しかつ前記軸線と同
    心な複数の円に沿つて規則的に配置された孔を有
    するプレートによつて構成され、この有孔プレー
    トの1つに補強構造物の編成中回転運動の他に制
    御されかつ少しづつ下降運動を与えて補強構造物
    が棒に沿つて下降できる状態でそれを支持する手
    段と;前記有孔プレートの孔30が前記の一連の
    円上に千鳥状に配置されており、前記編成装置3
    2には各々1つの溝を有する2つの鈎針6,7が
    設けられており、これら鈎針に回転軸11に対し
    て斜めに合わせられた通路中に夫々の縦の前後運
    動を与える手段とから成り;鈎針の1つの通路は
    この回転軸の右側方向、他の鈎針の通路は左側方
    向を向いており、これらの鈎針6,7はそれらが
    前後運動した時に棒18の格子によつて画成され
    る斜め通路36,37中に挿入されかつ移動し、
    一方の針は一方の通路群中にまた他方の針は他方
    の通路群中に移動し、各針は各線状物46,47
    を捕持して鎖編みループ56,57に編成し、棒
    18の格子の回転中にかくして作られる2つの鎖
    編みループ56,57が最外周の棒18を介して
    保持されかつ第2次系の線状物16と第3次系の
    線状物17とを各々形成するよう前記鈎針が配置
    されて構成されて成ることを特徴とする補強構造
    物編成用の機械。 11 前記の斜め通路36,37がわずかに彎曲
    しており、前記の針6,7もそれに対応して彎曲
    しておりかつ同じく彎曲したガイドレール33に
    よつて前後運動中案内されることを特徴とする特
    許請求の範囲第10項に記載の補強構造物編成用
    の機械。 12 棒18の格子の頂部にわずかに傾斜した固
    定支持体3によつて取付けられた有孔プレート5
    2を備えており、編成装置32の針6,7はこの
    有孔プレート52の上側部分のわずか下側にかつ
    この上側部分に隣接して配置されており、一方こ
    れと反対側の有孔プレート下側部分は針6,7に
    よつて棒18の格子中を蛇行して編成された鎖編
    みループ56,57の、螺旋層の外周と当接して
    それを確実に圧縮するようになつていることを特
    徴とする特許請求の範囲第10項または第11項
    に記載の補強構造物編成用の機械。 13 棒18の格子の下に棒18の縦方向を一定
    の平均高さに維持する振動片59を備えた固定プ
    レート60が配置されて成ることを特徴とする特
    許請求の範囲第10項または第12項に記載の補
    強構造物編成用の機械。
JP58120928A 1982-07-02 1983-07-02 三次元編成により製造される回転中空補強構造物およびこの補強構造物の製造方法並びに機械 Granted JPS5971457A (ja)

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JPS5971457A JPS5971457A (ja) 1984-04-23
JPS623258B2 true JPS623258B2 (ja) 1987-01-23

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EP0098762B1 (fr) 1985-05-08
FR2529589B1 (ja) 1984-12-28
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