JP2557714Y2 - 加圧雰囲気炉 - Google Patents

加圧雰囲気炉

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JP2557714Y2
JP2557714Y2 JP5949591U JP5949591U JP2557714Y2 JP 2557714 Y2 JP2557714 Y2 JP 2557714Y2 JP 5949591 U JP5949591 U JP 5949591U JP 5949591 U JP5949591 U JP 5949591U JP 2557714 Y2 JP2557714 Y2 JP 2557714Y2
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pressurized
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JP5949591U
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晶 鈴木
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、炉体内に加圧ガスを供
給して加圧雰囲気下で熱処理を行なう加圧雰囲気炉に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の加圧雰囲気炉には、処理に先立
って炉体内に加圧ガスを導入するためのガス導入管が設
けられているとともに、炉体内から真空引きを行なうた
めの真空排気管と、処理後に加圧ガスを放出するための
ガス放出管が備えられており、それら真空排気管とガス
放出管には処理中の加圧ガスの漏出を防止するための高
圧遮断弁が取り付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来の加圧
雰囲気炉においては、上記の高圧遮断弁にごみ等が詰ま
ることがあり、それによって加圧ガスが漏出してしまう
ことがあったが、漏出量が微少である場合には遮断弁か
らのガス漏出を発見し難く、高温かつ高圧の加圧ガスが
多量に漏出する事態となって初めてガス漏出を発見でき
るものであった。そして、ガス漏洩が発見されたときに
は、高温ガスの噴出により周囲の諸設備に既に被害が及
んでしまっていることがあった。
【0004】本考案は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、遮断弁からのガス漏出を早期に発見し得て、ガス漏
出による被害を未然に防止することのできる加圧雰囲気
炉を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、炉体内に加圧
ガスを供給して加圧雰囲気下で熱処理を行なう加圧雰囲
気炉において、前記炉体に接続されている排気管の途中
に取り付けられている遮断弁からのガス漏出の有無を検
出するための検出手段を備えたことを特徴とするもので
ある。前記検出手段としては、前記排気管の温度を検出
する温度センサや、前記遮断弁とその下流側に設けられ
た他の遮断弁との間のガス圧を検出するガス圧センサ、
あるいは、前記遮断弁の下流側の管内における加圧ガス
の有無を検出するガスセンサを採用できる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1を参照して説明
する。 図1は本実施例の加圧雰囲気炉の概略構成図で
あって、図中符号1は炉体、2はその内部に設けられた
加熱室、3は加熱室2内に設けられたヒータ、4は被処
理物、5は炉体1の安全弁である。また、符号6は炉体
1内に加圧ガスを導入するためのガス導入管、7はその
途中に取り付けられているガス遮断弁、8は処理に先立
って炉体1内を真空ポンプ9により排気するための真空
排気管、10は処理後に加圧ガスを放出するためのガス
放出管である。
【0007】上記の真空排気管8の途中には2つの遮断
弁すなわち高圧遮断弁11とその下流側の他の遮断弁1
2が設けられている。そして、高圧遮断弁11のさらに
上流側には、この真空排気管8の表面温度を測定するた
めの温度センサ13が設けられ、また、両遮断弁11、
12間には、この真空排気管8内のガス圧を検出するガ
ス圧センサ14と、加圧ガスの有無を検出するガスセン
サ15とがそれぞれ設けられている。それら温度センサ
13、ガス圧センサ14、ガスセンサ15はいずれも高
圧遮断弁11からの加圧ガスの漏出を検出するための検
出手段である。また、符号16は管路保護用の安全弁で
ある。
【0008】また、同様に、上記のガス放出管10にも
高圧遮断弁16と他の遮断弁17とが設けられていて、
高圧遮断弁16の上流側にはこのガス放出管10の表面
温度を測定するための温度センサ18が設けられ、ま
た、両遮断弁16、17間には、このガス放出管10内
のガス圧を検出するガス圧センサ19と、加圧ガスの有
無を検出するガスセンサ20とがそれぞれ設けられてい
る。符号21は管路保護用の安全弁である。
【0009】そして、上記の各センサ13、14、1
5、18、19、20の検出信号は制御装置22に入力
され、その制御装置22は、各センサの入力信号に基づ
いて警報器23に対して警報信号を出力するとともに、
上記のガス導入管6に取り付けられているガス遮断弁7
とヒータ3に対して制御信号を出力してそれらの作動を
制御するようになっている。
【0010】すなわち、高圧遮断弁11、16が閉じら
れた状態でガス導入管6から加圧ガスを炉体1内に供給
されつつあるときに、上記のガス圧センサ14、19の
検出値が予め設定されている設定値を越えたとき、もし
くは、上記のガスセンサ15、20により加圧ガスの存
在が検出されたときには、高圧遮断弁11、16から加
圧ガスが漏出したことになるので、その際には、制御装
置22は警報信号を出力するとともに、ガス遮断弁7を
強制的に閉じて加圧ガスの炉体1への供給を緊急停止
し、ヒータ3が通電されている場合にはそれを強制停止
させるようにされている。
【0011】また、高温の加圧ガスが高圧遮断弁11、
16を漏出した際には、真空排気管8やガス放出管10
の温度が上昇するので、上記の温度センサ13、18が
所定の設定値を越えたときにも、制御装置22が警報を
発するとともに、ヒータ3を強制的に停止させて加熱を
中止させ、加圧ガスが供給されている場合には同時にガ
ス遮断弁7を強制的に閉じるようにされている。
【0012】上記構成の加圧雰囲気炉によれば、温度セ
ンサ13、18、ガス圧センサ14、19、ガスセンサ
15、20のいずれかにより高圧遮断弁11、16から
の加圧ガスの漏出が速やかに検出されるので、ガス漏出
の早期発見が可能であり、かつ、その際には、制御装置
22により加圧ガスの供給停止やヒータ3の加熱中止が
自動的になされるので、高温の加圧ガスが噴出すること
により周囲の諸設備が損傷を受けてしまうような事態を
未然に防止することができる。
【0013】なお、上記実施例では検出手段として3種
のセンサの全てを備えるようにしたが、それらセンサの
うちの少なくともいずれか1つを備えることでも同様の
効果を得ることができる。また、制御装置22を省略
し、ガス漏出が生じた際にはその表示と警報を発するに
とどめてガス遮断弁7とヒータ3とを手動操作するよう
に構成しても良い。
【0014】
【考案の効果】以上で詳細に説明したように、本考案の
加圧雰囲気炉は、遮断弁からのガス漏出の有無を検出す
る検出手段を備えたものであるので、ガス漏出の早期発
見が可能であり、したがって、高温の加圧ガスが噴出す
ることにより周囲の諸設備が損傷を受けてしまうような
事態を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例である加圧雰囲気炉の概略構成
図である。
【符号の説明】
1 炉体 3 ヒータ 6 ガス導入管 7 ガス遮断弁 8 真空排気管(排気管) 10 ガス放出管(排気管) 11、16 遮断弁 12、17 他の遮断弁 13、18 温度センサ(検出手段) 14、19 ガス圧センサ(検出手段) 15、20 ガスセンサ(検出手段)。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉体内に加圧ガスを供給して加圧雰囲気
    下で熱処理を行なう加圧雰囲気炉において、前記炉体に
    接続されている排気管の途中に取り付けられている遮断
    弁からのガス漏出の有無を検出する検出手段が備えられ
    ていることを特徴とする加圧雰囲気炉。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記排気管の温度を検
    出する温度センサであることを特徴とする請求項1に記
    載の加圧雰囲気炉。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記遮断弁とその下流
    側に設けられた他の遮断弁との間のガス圧を検出するガ
    ス圧センサであることを特徴とする請求項1に記載の加
    圧雰囲気炉。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記遮断弁の下流側の
    管内における加圧ガスの有無を検出するガスセンサであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の加圧雰囲気炉。
JP5949591U 1991-07-29 1991-07-29 加圧雰囲気炉 Expired - Lifetime JP2557714Y2 (ja)

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JPH0517500U JPH0517500U (ja) 1993-03-05
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