JP2505055Y2 - 真空炉 - Google Patents

真空炉

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JP2505055Y2
JP2505055Y2 JP1990075689U JP7568990U JP2505055Y2 JP 2505055 Y2 JP2505055 Y2 JP 2505055Y2 JP 1990075689 U JP1990075689 U JP 1990075689U JP 7568990 U JP7568990 U JP 7568990U JP 2505055 Y2 JP2505055 Y2 JP 2505055Y2
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Japan
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valve
furnace
water
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sensors
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JP1990075689U
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忍 犬塚
雅知 中村
真 荻原
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は真空状態で被処理物の熱処理、焼結、溶解
等の加熱処理をおこなう真空炉に関し、特に加圧操業時
の漏水に対する安全装置をそなえた真空炉に関する。
〔従来の技術〕
一般に真空炉においては、炉体やその真空シール部、
被処理物搬送用ローラ等を冷却水により水冷しており、
この水冷部からの漏水が加圧操業時炉内に溜りやすい。
この炉内に溜つた漏水の水面が電気ヒータなどの加熱
源、あるいは被処理物を包囲する高温の断熱壁材などま
で達すると、水の急激な蒸気化により炉内圧が異常上昇
して危険である。これに対して従来は、炉内点検時など
に漏水があつた場合、布などで吸い取つたり拭きとる以
外に手段がなかつたため、手間がかかるうえ炉休転間隔
の長い場合は危険であつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案は上記従来の問題点を解決するもので、加圧
操業時自動的に漏水の排出をおこなえ、保守の手間が少
なくてすみ、安全性も高い真空炉を提供しようとするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するためにこの考案の真空炉は、炉体
の炉底部に漏水水位が所定レベル位置に達したことを検
知するセンサを設け、このセンサの検知信号により動作
して炉底に接続した排水管路を開く開閉弁であつて、空
気圧シリンダにより排水管路の上流側へ向かう方向に弁
体を押圧して弁座を閉鎖する形式の空気圧操作式の開閉
弁を具備したことを特徴とする。
〔作用〕
この考案の真空炉においては、水冷部等から漏出して
炉底部に溜つた漏水の水位がセンサ位置に達すると、セ
ンサが検知信号を発し、この検知信号により開閉弁が開
動作して排水管路を開くので、漏水は炉外へ排出され、
所定レベル以上に水面が上昇するのが防止される。
センサとして2個のセンサを用い、各センサを異なる
レベル(水位)位置に、かつ開閉弁よりも上側の位置に
設けて、両センサの検知信号により開閉弁を開き、両セ
ンサの検知信号停止により開閉弁を閉じるように制御す
れば、水面は下側のセンサ位置よりも下降することが防
止され、開閉弁は常に水面下にあるため、開閉弁部から
炉外の空気が炉内に逆流侵入するのが防止され、好まし
い。
また、空気圧シリンダにより排水管路の上流側へ向う
方向に弁体を押圧して弁座を閉鎖する形式の空気圧操作
式の開閉弁は、炉内圧が停電その他の原因で異常上昇し
た場合、弁体がこの炉内圧により押開かれて炉内圧を放
出する緊急放出弁(安全弁)として作用し、爆発事故が
防止される。
〔実施例〕
以下第1図によりこの考案の第1実施例を説明する。
図中、1は真空炉の炉体、2はその炉底、3はこの炉
底2に接続した排水管路であり、末端は排水溝4上に開
口している。5および6は排水管路3に設けた水位検知
用のセンサである。また7は排水管路3のセンサ6の下
流側位置に設けた空気圧操作式L型弁から成る開閉弁
で、弁体8はエアシリンダ9により矢印Xで示す排水管
路上流側方向に押圧され、弁座10を閉鎖する構造となつ
ている。11は図示しない圧縮空気供給源に接続されたエ
ア配管、12はソレノイド駆動式の方向切換弁である。13
は各センサ5,6の検知信号に応じて方向切換弁12のソレ
ノイド12aの給断電をおこなう制御回路である。
上記構成の真空炉14においては、通常は方向切換弁12
のソレノイド12aは断電され、開閉弁7は閉鎖状態にあ
る。炉操業により炉体1内で冷却水の漏出が続くと漏水
は炉底2部から排水管路3内に流れ込んで溜まり、先ず
センサ6が水面を検知して検知信号を発するが、制御回
路13は出力を発しない。貯溜水の水面がセンサ5設置位
置まで上昇するとセンサ5が検知信号を発し、これによ
り制御回路13は出力を発してソレノイド12aに給電し、
方向切換弁12が切換えられ、弁体8は矢印Xの反対方向
に駆動されて開閉弁7が開き、漏水が排水管路3を経て
炉外へ排出される。排水管路3内の水面がセンサ5の不
感位置まで降下すると、センサ5の検知信号停止により
制御回路13はソレノイド12aを断電し、開閉弁7は閉じ
る。以下上記動作を繰返し、貯溜水レベルがセンサ5位
置よりも上昇しないように制御される。
停電などの事故により炉体1内の圧力が異常上昇する
と、この炉内圧は貯溜水を介して圧縮空気の駆動力に打
勝つて弁体8を矢印Xと反対方向に駆動して開閉弁7を
開き、貯溜水および炉内ガスを排出管路3を経て炉外へ
排出するので、炉体1内の圧力が過度に上昇することは
なく安全である。
なお上記動作において、センサ5によるレベル検知
後、タイマで設定した所定時限の間、ソレノイド12aに
給電して開閉弁7を開くようにしてもよい。
次に第2図はこの考案の第2実施例を示し、下側のセ
ンサ6を開閉弁7よりも上側位置に設けた点、および制
御回路13の出力動作を変えた点のみが第1実施例と異な
る。
この実施例においては、センサ5とセンサ6のレベル
検知信号により制御回路13が出力を発してソレノイド12
aに給電し、開閉弁7を開いて漏水の排出をおこなう点
は前記実施例と同じであるが、漏水の排出により水面が
センサ6位置まで降下するまで開閉弁7は開いておく。
すなわち、水面の降下に伴いセンサ5の検知信号および
センサ6の検知信号が共に停止した時点で、制御回路13
はソレノイド12aを断電し、開閉弁7が閉じ排水が終わ
る。この時点でも開閉弁7は水面下にあるので、開閉弁
7を長時間開きすぎて貯溜水がなくなり炉外の空気が弁
座10部から炉体1内に逆流侵入する事故は、確実に阻止
されるのである。そして開閉弁7の1回の開放動作によ
り第1実施例よりも多量の漏水を排出でき、開閉弁7の
動作回数は大巾に減少させることができる。
この考案は上記各実施例に限定されるものではなく、
たとえば開閉弁7としては電磁弁等他形式のものを使用
してもよい。またセンサ5,6は、排水管路3ではなく炉
底2に直接取付けてもよい。さらに第1実施例における
下側のセンサ6は、貯溜水の存在を確認するために設け
るのが好ましいが、省略することも可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、加圧操業時炉
底部(排水管路を含む)に貯溜した漏水は、開閉弁によ
つて自動的に排出され、その水面はセンサ設置位置に応
じた所定のレベル位置以上には上昇せず、水面の過度の
上昇による炉内圧の異常上昇事故が防止されるので安全
性が高く保守の手間がかからない。またこの考案の真空
炉は、被処理物から水分が出る場合にも、好適な炉とし
て支障なく安全に操業できる。
また開閉弁として、空気圧シリンダにより排水管路の
上流側へ向う方向に弁体を押圧して弁座を閉鎖する形式
の空気圧操作式の開閉弁を用いているので、炉内圧が停
電その他の原因で異常上昇した場合、弁体がこの炉内圧
により押開かれて炉内圧を放出する緊急放出弁(安全
弁)として作用し、爆発事故が防止されるので安全性が
高い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示す真空炉の機器系統
図、第2図は同じく第2実施例を示す真空炉の機器系統
図である。 1……炉体、2……炉底、3……排水管路、5……セン
サ、6……センサ、7……開閉弁、8……弁体、9……
エアシリンダ、10……弁座、11……エア配管、12……方
向切換弁、13……制御回路、14……真空炉。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉体の炉底部に漏水水位が所定レベル位置
    に達したことを検知するセンサを設け、このセンサの検
    知信号により動作して炉底に接続した排水管路を開く開
    閉弁であつて、空気圧シリンダにより排水管路の上流側
    へ向かう方向に弁体を押圧して弁座を閉鎖する形式の空
    気圧操作式の開閉弁を具備したことを特徴とする真空
    炉。
  2. 【請求項2】2個のセンサが異なるレベル位置でかつ開
    閉弁よりも上側位置に設けられており、両センサの検知
    信号により開閉弁を開き、両センサの検知信号停止によ
    り開閉弁を閉じるようにした請求項1記載の真空炉。
JP1990075689U 1990-07-16 1990-07-16 真空炉 Expired - Lifetime JP2505055Y2 (ja)

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JPH0432493U JPH0432493U (ja) 1992-03-17
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JP5285983B2 (ja) * 2008-07-11 2013-09-11 株式会社神戸製鋼所 真空度昇降中の停電時対応方法
JP5285982B2 (ja) * 2008-07-11 2013-09-11 株式会社神戸製鋼所 真空脱ガス精錬処理中の停電対応方法

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JPH0432493U (ja) 1992-03-17

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