JP2557625Y2 - シートスイッチ - Google Patents

シートスイッチ

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JP2557625Y2
JP2557625Y2 JP40635990U JP40635990U JP2557625Y2 JP 2557625 Y2 JP2557625 Y2 JP 2557625Y2 JP 40635990 U JP40635990 U JP 40635990U JP 40635990 U JP40635990 U JP 40635990U JP 2557625 Y2 JP2557625 Y2 JP 2557625Y2
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sheet
switch
movable contact
electronic
switches
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JP40635990U
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JPH0494227U (ja
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▲博▼行 園田
俊二 南
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、小型電子機器で使用
されるシートスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】電子腕時計等の小型電子機器では、電池
交換後の電源供給開始時には、電子回路のメモリ或いは
フリップフロップに記憶されるデータは不定なので、こ
のままの状態で動作させても、正常に動作させることが
できず、このため電池交換後にスイッチ操作で電子回路
を初期化するようにしている。
【0003】一方、最近の電子腕時計等の小型電子機器
では、構成の簡素化や機器の薄型化等を図るために、入
力装置としてシートスイッチと呼ばれるものが使用され
ている。このようなシートスイッチは、固定接点シート
の上側にスペーサを介在させて可動接点シートを重ね合
わせ、可動接点シートの上面に印刷等によってマトリッ
クス状に設けられたテンキー、ファンクションキー、モ
ードキー等のスイッチの位置を示す複数の操作部を押圧
操作することにより、計算モード、電話番号モード、メ
モモード等の各モードを択一的に実行することができる
ようになっている。
【0004】このような構造の小型電子機器では、電子
回路を初期化するするためのスイッチをシートスイッチ
の特定の1つのスイッチで構成すると、通常の使用時に
誤操作される危険率が極めて高く、従ってこのような方
法を採用することはできない。
【0005】そこで、電子回路を初期化するするための
スイッチをシートスイッチとは別にして機器ケースの内
部に設けたり、あるいはこのようなスイッチの操作子を
機器ケースの表面に形成した操作子操作用孔内に設けた
りしたものがある。
【0006】しかしながら、このような構造の小型電子
機器では、通常の使用時に誤操作される危険率は低くな
るが、シートスイッチとは別の専用のスイッチを用いる
ことになるので、構成が複雑になり、また機器が大型化
してしまうという問題があった。
【0007】そこで、シートスイッチを備えた小型電子
機器の場合には、電子回路を初期化するするためのスイ
ッチをシートスイッチの特定の2つのスイッチで構成
し、この特定の2つのスイッチが同時に押圧操作された
とき、電子回路が初期化されるようにしたものがある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような構造の小型電子機器では、構成の簡素化や機
器の小型化等を図ることができるが、電子回路を初期化
するするためのスイッチを構成するシートスイッチの特
定の2つのスイッチが単独ではテンキー、ファンクショ
ンキー、モードキー等の専用の機能を有しているので、
通常の使用時に同時に押圧操作されるおそれがあるとい
う問題があった。この考案の目的は、電子回路を初期化
するための特定の複数のスイッチが通常の使用時に同時
に押圧操作される可能性を皆無に近い状態とすることの
できるシートスイッチを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案は、操作シート
の上面に複数の操作部がマトリックス状に設けられ、こ
れらの操作部に対応して操作シートの下側に可動接点と
固定接点がそれぞれ設けられたシートスイッチにおい
て、複数の操作部の各境界のうち所定の2つ以上の個所
に対応する操作シートの下側に可動接点と固定接点をそ
れぞれ設けたものである。
【0010】
【実施例】以下、この考案を電子腕時計に適用した場合
の一実施例につき説明する。図1及び図2は開閉自在な
上部ケースを備えた電子腕時計において上部ケースを閉
じた通常の状態を示したものである。
【0011】この電子腕時計では、下部ケース1の12
時側に上部ケース2がヒンジピン3を介して開閉自在に
取り付けられ、上部ケース2の6時側に出没自在に設け
られた係合ピン4が下部ケース1の6時側に設けられた
係合孔5(図3参照)に係脱可能に係合されることによ
り、上部ケース2を閉じた状態にロックすることができ
るようになっている。
【0012】上部ケース2の下面にはパッキン11及び
後述するフレキシブルシート23に一体形成されたリン
グ状のシール部材12(図5〜図7参照)を介して中蓋
13が設けられている。上部ケース2及び中蓋13の内
部には時計モジュール14が抑えリング15によって抑
え付けられた状態で収納されている。時計モジュール1
4は、図示していないが、回路基板を備え、かつ回路基
板の上面側にアナログ表示部が下面側にデジタル表示部
がそれぞれ設けられた構造となっている。
【0013】このうち、回路基板は、時計機能、計算機
能、記憶機能等に必要な水晶振動子、LSI等の電子部
品を備え、下部ケース1内に収納された電池16から電
源の供給を受けて動作し、アナログ表示部及びデジタル
表示部の各動作を制御するようになっている。アナログ
表示部は、回路基板から駆動信号の供給を受けてステッ
プモータが駆動すると、輪列機構を介して指針が運針さ
れ、これにより時刻をアナログ的に表示するようになっ
ている。デジタル表示部は、回路基板から駆動信号の供
給を受けると、液晶表示パネルが表示動作することによ
り、時刻、演算結果、電話番号、メモ等の各種のデータ
を電気光学的に表示するようになっている。上部ケース
2の上面には、アナログ表示部を保護するためのガラス
17が設けられている。中蓋13の下面にはデジタル表
示部を保護するためのガラス18が設けられている。
【0014】下部ケース1の上面にはシートスイッチ2
1が設けられている。すなわち、下部ケース1の上面に
図示しない両面接着テーブを介して補強板22が取り付
けられ、この補強板22の上面に同じく図示しない両面
接着テーブを介してシートスイッチ21が取り付けられ
ている。シートスイッチ21の具体的な構造については
後で説明するが、複数のキースイッチをマトリックス状
に並べた入力装置であり、テンキー、ファンクションキ
ー、モードキー等を備えた構造となっている。このうち
モードキーは、押圧操作されるごとに、時計モジュール
14のデジタル表示部の実行モードを時刻表示モード、
計算モード、電話番号モード、メモモード等とサイクリ
ックに切り換えるためのものである。シートスイッチ2
1の12時側は、後でも説明するが、フレキシブルシー
ト23を介して時計モジュール14の回路基板と電気的
に接続されている。下部ケース1の下面にはパツキン2
4を介して裏蓋25が設けられている。電池16は裏蓋
25と補強板22との間に収納されている。
【0015】この電子腕時計では、上部ケース2が閉じ
られた通常の場合、図1及び図2に示すように、時計モ
ジュール14の上面側のアナログ表示部のみが目視さ
れ、一方、上部ケース2が12時側に開けられると、図
3に示すように、時計モジュール14の下面側のデジタ
ル表示部が目視されると共にシートスイッチ21が露出
されることになる。
【0016】次に、図4はこの電子腕時計におけるシー
トスイッチ21の一部の断面を示したものである。シー
トスイッチ21は、上から順に、操作兼可動接点シート
31、スペーサ32、固定接点シート33及び保護シー
ト34を重ね合わせて接着した構造となっている。これ
らの外形形状は、例えば図5に示すように、円板形状で
あるが、その各12時側にはフレキシブルシート23を
構成する部分が一体的に形成され、さらにフレキシブル
シート23を構成する部分の各先端側には既に説明した
リング状のシール部材12を構成する部分が一体的に形
成されている。なお、固定接点シート33に一体的に形
成されたフレキシブルシート23を構成する部分のみ
は、図7に示すように、リング状のシール部材12を構
成する部分の内側にある程度突出され、この突出された
部分が時計モジュール14の回路基板と接続されるよう
になっている。
【0017】操作兼可動接点シート31の上面には、図
5に示すように、テンキー、ファンクションキー、モー
ドキー等の各スイッチの位置を示す複数の操作部41が
印刷等によってほぼマトリックス状に設けられている。
これらの操作部41に対応して操作兼可動接点シート3
1の下面には、図4及び図6に示すように、可動接点4
2がそれぞれ設けられている。また、これらの可動接点
42に対応して固定接点シート33の上面には、図4及
び図7に示すように、各一対のくし歯状の固定接点43
がそれぞれ設けられている。
【0018】また、図5に示すように、マトリックス状
に並べられた16個の操作部41の各境界のうち所定の
2個所、具体的には、右上側の4個の操作部41の中心
部及び左下側の4個の操作部41の中心部には、この電
子腕時計の電子回路を初期化するための特定の2つのス
イッチの各位置を示す黒丸44が印刷等によってそれぞ
れ設けられている。これらの黒丸44に対応して操作兼
可動接点シート31の下面には、図6に示すように、可
動接点45がそれぞれ設けられている。また、これらの
可動接点45に対応して固定接点シート33の上面に
は、図7に示すように、各一対のくし歯状の固定接点4
6がそれぞれ設けられている。
【0019】次に、この電子腕時計で電池交換を行った
後に電子回路を初期化する場合について説明する。この
場合には、まず、図3に示すように、上部ケース2を開
けてシートスイッチ21が露出する状態とする。そし
て、この露出したシートスイッチ21の操作兼可動接点
シート31の2つの黒丸44の部分を同時に押圧操作す
る。すると、操作兼可動接点シート31の2つの黒丸4
4の部分が同時に弾性変形し、2つの黒丸44の部分に
対応する2つの可動接点45が同時に下降して相対応す
る各一対の固定接点46にそれぞれ接触し、電子回路を
初期化するための特定の2つのスイッチが同時にスイッ
チングする。これにより出力される特定の2つのスイッ
チング信号はフレキシブルシート23を介して時計モジ
ュール14の回路基板に供給されるが、回路基板側では
アンド回路等によって特定の2つのスイッチング信号が
同時に供給されたときのみ、所定の1つのスイッチング
信号が供給されたと判断し、この判断結果に基づいて電
子回路を初期化することになる。
【0020】このように、この電子腕時計では、マトリ
ックス状に並べられた16個の操作部41の各境界のう
ち所定の2個所、つまり、右上側の4個の操作部41の
中心部及び左下側の4個の操作部41の中心部に電子回
路を初期化するための特定の2つのスイッチを設けてい
るので、通常使用するテンキー、ファンクションキー、
モードキー等の各スイッチの位置を示す複数の操作部4
1を押圧操作するとき、特定の2つのスイッチを押圧操
作することがなく、また通常の使用時に特定の2つのス
イッチのいずれか1つが誤操作されても電子回路を初期
化するための所定の1つのスイッチング信号を得ること
ができず、従って特定の2つのスイッチが通常の使用時
に同時に押圧操作される可能性を皆無に近い状態とする
ことができる。
【0021】なお、上記実施例では、シートスイッチ2
1の操作兼可動接点シート31として単なるシート状の
ものを用いているが、これに限定されるものではない。
例えば、図8及び図9に示すように、各操作部41の周
囲に上方に突出する突出部51が形成されてなるものを
用いるようにしてもよい。
【0022】また、上記実施例では、操作兼可動接点シ
ート31の上面に電子回路を初期化するための特定の2
つのスイッチの各位置を示す黒丸44を印刷等によって
設けているが、これに限らず、凹部や凸部等であっても
よく、また何ら設けずに使用説明書等でただ単に指示す
るようにしてもよい。また、電子回路を初期化するため
のスイッチは、4つの操作部41の中心部でなく、2つ
の操作部41の間に設けるようにしてもよい。さらに、
電子回路を初期化するための特定のスイッチは、2つで
なく、3つ以上であってもよい。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、複数の操作部の各境界のうち所定の2つ以上の個所
に対応する操作シートの下側に可動接点と固定接点をそ
れぞれ設けているので、通常使用するスイッチの位置を
示す複数の操作部を押圧操作するとき、特定の複数のス
イッチを押圧操作することがなく、また通常の使用時に
特定の複数のスイッチのいずれか1つが誤操作されても
電子回路を初期化するための所定の1つのスイッチング
信号を得ることができず、従って特定の複数のスイッチ
が通常の使用時に同時に押圧操作される可能性を皆無に
近い状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を適用した電子腕時計にお
いて上部ケースを閉じた通常の状態の平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】同電子腕時計において上部ケースを開けた状態
の図2同様の断面図である。
【図4】同電子腕時計におけるシートスイッチの一部の
断面図である。
【図5】シートスイッチの操作兼可動接点シートの平面
図である。
【図6】シートスイッチの操作兼可動接点シートの底面
図である。
【図7】シートスイッチの固定接点シートの平面図であ
る。
【図8】変形例におけるシートスイッチの操作兼可動接
点シートの平面図である。
【図9】図8のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
21 シートスイッチ 31 操作兼可動接点シート 33 固定接点シート 41 操作部 42 可動接点 43 固定接点 44 特定のスイッチの位置を示す黒丸 45 可動接点 46 固定接点

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作シートの上面に複数の操作部がマト
    リックス状に設けられ、これらの操作部に対応して前記
    操作シートの下側に可動接点と固定接点がそれぞれ設け
    られ、前記複数の操作部のいずれかが押圧操作される
    と、この押圧操作された操作部に対応する前記可動接点
    が前記固定接点と接触してスイッチングが行われるよう
    にしたシートスイッチにおいて、前記複数の操作部の各
    境界のうち所定の2つ以上の個所に対応する前記操作シ
    ートの下側に可動接点と固定接点をそれぞれ設けたこと
    を特徴とするシートスイッチ。
JP40635990U 1990-12-29 1990-12-29 シートスイッチ Expired - Lifetime JP2557625Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP40635990U JP2557625Y2 (ja) 1990-12-29 1990-12-29 シートスイッチ

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JPH0494227U JPH0494227U (ja) 1992-08-17
JP2557625Y2 true JP2557625Y2 (ja) 1997-12-10

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