JP2557257B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

Info

Publication number
JP2557257B2
JP2557257B2 JP63173402A JP17340288A JP2557257B2 JP 2557257 B2 JP2557257 B2 JP 2557257B2 JP 63173402 A JP63173402 A JP 63173402A JP 17340288 A JP17340288 A JP 17340288A JP 2557257 B2 JP2557257 B2 JP 2557257B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
floating gate
memory cell
transistor
tunnel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63173402A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0222865A (ja
Inventor
盛義 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP63173402A priority Critical patent/JP2557257B2/ja
Publication of JPH0222865A publication Critical patent/JPH0222865A/ja
Priority to US07/905,191 priority patent/US5295096A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2557257B2 publication Critical patent/JP2557257B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は電気的に消去可能でプログラム可能な読出
専用メモリ(以下EEPROMと略す)に関するもので、特に
微細化と高集積化の可能な半導体記憶装置に関するもの
である。
[従来の技術] 第12図は一般に知られている従来の電気的情報の書込
み消去が可能なEEPROMを示すブロック図である。
第12図を参照して、このEEPROMは、EEROMセルを含む
メモリアレイ50と、外部からロウアドレス信号を受取る
ロウアドレスバッファ51と、コラムアドレス信号を受取
るコラムアドレスバッファ52と、これらのアドレス信号
をデコードし特定のメモリセルに接続されたワード線お
よびビット線に電圧を与えるロウデコーダ53およびコラ
ムデコーダ54と、2つのデコーダにより指定されたメモ
リセルにストアされた信号をYゲート55を介して読出す
センスアンプ56と、読出された信号を出力するための出
力バッファ57と、外部から制御信号を受けて各部に与え
る制御信号入力バッファ58とを含む。
動作において、センスアンプ56はメモリセルにストア
された信号を検出し、それを増幅して出力バッファ57に
与える。第13図は、第12図に示されているメモリアレイ
50およびYゲート55の例を示す回路図である。
第13図は参照して、Yゲート55は、I/O線59とビット
線31との間に接続されたトランジスタ60と、CG線61とコ
ントロールゲート線62との間に接続されたトランジスタ
63とを含む。トランジスタ60および63のゲートにYゲー
ト信号Y2が与えられる。Yゲート信号Y1が与えられるト
ランジスタも同様に接続されている。
メモリアレイ50では4ビットのメモリセルが示されて
いる。1つのメモリセルはフローティングゲートを有す
るメモリトランジスタ6と、ゲートがワード線32に接続
され、メモリトランジスタ6にストアされた信号をビッ
ト線31に与える選択トランジスタ3とを含む。また、他
の選択トランジスタ3aはゲートがワード線32に接続さ
れ、コントロールゲート線62の信号のメモリトランジス
タ6のゲートに与えるよう接続される。
動作において、メモリトランジスタ6はそのフローテ
ィングゲートに電子が蓄えられているか否かによって2
値の信号を記憶する。電子が蓄えられているとき、メモ
リトランジスタ6のしきい値電圧が高くなる。これによ
りメモリトランジスタ6は読出動作においてオフする。
電子が蓄えられていないとき、メモリトランジスタ6の
しきい値電圧は負となる。これにより、メモリトランジ
スタ6は読出動作においてオンする。
センスアンプからの読出しのための電圧はトランジス
タ60を介してビット線31に与えられ、この電圧がさらに
選択トランジスタ3を介してメモリトランジスタ6に与
えられる。これにより、センスアンプにおいてメモリト
ランジスタ6に電流が流れるか否かを検出することがで
き、したがってメモリトランジスタ6にストアされた信
号を読出すことができる。
第14A図は従来のフローティングゲートを有するEEPRO
Mの平面図である。第14B図は第14A図のXIV B−XIV B線
における断面構造を示す図である。第14A図および第14B
図を参照して、EEPROMの構造を説明する。
EEPROMは、P型シリコン半導体基板20の主主面上に形
成されたメモリトランジスタ6と、選択トランジスタ3
とを含む。メモリトランジスタ6は半導体基板20の主表
面上に形成されたドレイン領域となるトンネル不純物拡
散層9と、ソース領域2と、トンネル不純物拡散層9上
の所定の領域に形成された薄い膜厚のトンネル絶縁膜16
と、少なくともトンネル絶縁膜16を含む領域で半導体基
板20上に絶縁膜を介して形成されるポリシリコンからな
るフローティングゲート14と、フローティングゲート14
上に層間酸化シリコン膜15を介して形成されるコントロ
ールゲート7とを含む。コントロールゲート7とフロー
ティングゲート14とはその間の層間酸化シリコン膜15を
誘電物質として互いに重なりあった領域において容量を
形成する。またフローティングゲート14と接続用不純物
拡散層5に接続されたトンネル不純物拡散層9は、トン
ネル絶縁膜16の形成領域においてトンネル絶縁膜16を誘
電物質として容量を形成する。さらに、トンネル絶縁膜
16を除いた領域において、フローティングゲート14と半
導体基板20とが形成する容量も存在する。フローティン
グゲート14は電荷を蓄積する。コントロールゲート7と
接続用不純物拡散層5との間に印加される電圧に応じて
トンネル絶縁膜16を介してフローティングゲート14とト
ンネル不純物拡散層9との間で電荷の放出/注入が行な
われる。選択トランジスタ3は、半導体基板20の主表面
上に間隔を隔てて形成された接続不純物拡散層5および
ドレイン領域1と、その間に形成されたワードラインと
な選択ゲート電極4とを含む。選択ゲート電極4と半導
体基板20の主表面との間には選択ゲート酸化シリコン膜
13が形成されている。ドレイン領域1はコンタクト孔を
介してビット線31に接続される。
選択トランジスタ3は選択ゲート電極4を介して与え
られる信号に応答してオン、オフする。それによって、
選択トランジスタ3に接続されるメモリトランジスタ6
が有する情報をビットライン31に読出す。
次にEEPROMの動作を説明する。EEPROMは読出し、消
去、書込みの3つの基本的動作モードを有する。
以下の表はフローティングゲート14に情報電荷を書込
んだり消去したり読出したりするときに各要素に印加さ
れる電圧を示したものである。
ここでVPPはプログラム電圧であり、VFはフローティ
ング時の電位であり、VW、VEは各動作時のフローティン
グゲート14の電位を示す。
上記表に示したように読出時には5Vが選択ゲート電極
4に印加され、2Vがビットライン31に印加され、コント
ロールゲート7とソースライン12が接地される。メモリ
セルの消去時には、VPPが選択ゲート電極4に印加さ
れ、ビットライン31およびソースライン12が接地され
る。この消去サイクルにおいてフローティングゲート14
上に正の電荷が印加される。書込時にはVPPが選択ゲー
ト電極4とビットライン31に印加され、コントロールゲ
ート7が接地されソースライン12がフローティング状態
にされる。これによってフローティングゲート14上に負
の電荷が注入される。
第15A図、第15B図は第14A図、第14B図に示すEEPROMの
等価回路図である。ここでC1はトンネル領域に形成され
るトンネルキャパシタンスである。C2はフローティング
ゲート14と、コントロールゲート7とその間に挟まれた
層間酸化膜シリコン膜15とで形成された容量である。C3
は寄生容量でトンネル領域外にフローティングゲート14
とその下部に形成されたトンネル不純物拡散層9とその
間に挟まれたトンネル絶縁膜16とから形成される。たと
えば消去モード時の等価回路が第15B図で示される。こ
のとき、Fの電位VFは次式で表される。
ここで のことを容量結合比といい、通常ほぼ0.7である。また
トンネル絶縁膜の電場の大きさおよびトンネル絶縁膜を
流れる電流の大きさは次式で表わされる。
J=AEOX 2exp(B/EOX) ……(3) ここで、EOXは電場の大きさ、 TOXはトンネル絶縁膜の厚さ、 Jは電流値 A、Bは定数を表す。
容量結合比を0.7、TOXを10nmとして、式(2)を
(1)に代入すると、 EOX=14MV/cmとなる。この値を(3)に代入してJは
十分大きな値となる。この電界値を用いて、電子がトン
ネル絶縁膜を介してフローティングゲートと基板上の不
純物領域との間で放出/注入される。
以上が従来のEEPROMの概要である。
従来のEEPROMは以上のように構成されていた。1メモ
リセルには必ず1つのメモリトランジスタと1つの選択
トランジスタおよび1組のソース、ドレイン電極が必要
となり微細化しにくいなどの問題点があった。
従来のこれら欠点を解消したEEPROMの1つの例がたと
えば“A New NAND Cell for Ultra High Densi
ty 5V−Only EEPROMs" R.Shirota et al. Digest
of Technical Papers for Symposium on VLSI
Techologyに記載されている。
第16図はその中で示された改良されたNAND型EEPROMの
1バイト分のメモリセルを示す平面図である。第17図は
第16図に示したメモリセルのXVII−XVII線で示す部分の
断面図である。第16図、第17図を参照して、改良された
NAND型EEPROMは、P型半導体基板20と、その主表面上に
直列に接続して形成された1バイト分の複数のメモリト
ランジスタ6と、メモリトランジスタ6の一方端に形成
された1バイト分の複数のメモリトランジス全体を選択
するための選択トランジスタ3と、メモリトランジスタ
6の他方端に形成され、1バイト分のメモリトランジス
タに一定の電位を与えるための第2の選択トランジスタ
33とを含む。メモリトランジスタ6は、半導体基板20の
主表面上に間隔を隔てて形成されたソース、ドレインと
なるN+型不純物領域34と、ソース、ドレイン領域に挟ま
れたチャネル領域上にゲート絶縁膜35を介して形成され
たフローティングゲート14と、フローティングゲート14
の上に層間酸化シリコン膜15を介して形成されたコント
ロールゲート7とを含む。ゲート絶縁膜35は、ファウラ
ーノルドハイムトンネル減少(以下F−Nトンネル現象
と略す)を起こすためのトンネル領域8を含む。第2の
選択トランジスタ33は1バイト分のメモリセルをソース
ライン12を介して接地している。
第18図は第16図に示した改良されたEEPROMの等価回路
図である。1バイトを構成する8ビットのメモリトラン
ジスタ6が1つの選択トランジスタ3によって選択され
る。選択トランジスタ3のドレインは、ビットライン31
に接続されている。個々のメモリトランジスタ6のコン
トロールゲート7は相互に独立しており、データの書込
み、読出しに対応して種々の電圧が印加される。各ビッ
トは第16図の平面図と対応しており、図中に矢印で対応
関係の一例が示されている。
第19図は第18図に示した等価回路において、各メモリ
トランジスタへのデータの書込み、消去、読出しモード
時の各メモリトランジスタ6のコントロールゲート7、
1バイトのメモリに接続されたビットライン31、選択ト
ランジスタ3、第2の選択トランジスタ33への印加電圧
を示す図である。第19図を参照して、改良されたEEPROM
の動作が説明される。なお、図中矢印Aで示したメモリ
トランジスタは選択されていると仮定する。1バイト内
のすべてのビットの信号を消去するには、すべてのコン
トロールゲート7に13Vが印加されて、ビットライン31
に0Vが印加される。NAND列が1バイトの直列接続された
順に消去される。ディプレッション書込時には、20Vが
選択されたビットラインと非選択のメモリトランジスタ
との間にあるコントロールゲート7に印加される。選択
されたメモリトランジスタのコントロールゲートと選択
されたメモリトランジスタとソース領域との間にある非
選択のメモリトランジスタのコントロールゲートに0Vが
印加される。その結果、選択されたビットのみにディプ
レッション書込みが行なわれる。読出時には、すべての
非選択コントロールゲートに5Vが印加される。選択され
たビットがディプレッション書込みされていたとき、そ
の部分が導通する。その結果信号の有無が判断される。
第20図は第18図に示したBit8からBit1へシーケンシャ
ルに書込みを行なったときの各メモリトランジスタ6の
しきい値の変化を示した図である。書込みがシーケンシ
ャルに行なわれるため、Bit8からBit1へ行くに従ってし
きい値が深くなっていく。
次に第21図、第22図を参照して、従来の直列バイト構
成のNAND型EEPRON(1バイトが直列に接続された8つの
メモリセルで構成されているEEPROM)のデータ読出動作
を説明する。複数のストリングSTがマトリックス状に配
列されている。縦方向に配列された各ストリングSTの列
ごとに1つのセンスアンプが設けられている。各ストリ
ングSTが1バイトのデータを記憶する。たとえばで囲ま
れたストリングST11は、D0〜D7の8ビットのデータを記
憶する。
従来型の直列バイト構成のNAND型EEPROMにおいては、
先に説明したとおり、書込/消去がビットライン方向に
直列に接続された8つのセルでシーケンシャルに行なわ
れる。したがって、1バイトが1ストリング中に直列に
配置されなければならない。
直列に配置された1バイトのデータは、第22図に示す
とおりシーケンシャルにしか読むことができない。この
ため、読出時間は1ビット分のデータの読出時間の8倍
以上かかる。
[発明が解決しようとする課題] 改良されたEEPROMは以上のように構成されていた。そ
のため、次のような問題点を有していた。
まず改良されたEEPROMは第17図に示すようにトンネル
領域がチャンネル領域上に形成されている。したがって
ソースに近いメモリトランジスタに印加されるプログラ
ム電圧VPPは他のメモリトランジスタのチャネル抵抗分
およびしきい値分だけ下がる。その結果、十分な書込み
ができず、1つのNAND型メモリセルの中の個々のメモリ
トランジスタ間でしきい値が異なってくる。このことは
第20図からもわかる。第20図を参照して、たとえばBit8
のしきい値は−2Vであるのに対し、Bit1のしきい値は−
6Vである。1バイト中で約4Vの差が生じている。このこ
とは、メモリセルの製造時において、1バイト中の全メ
モリセルのしきい値がBit8のしきい値によって影響され
ることを意味し、製造されたメモリセルの信頼性が低下
するおそれがあるということを示す。またしきい値が必
要以上に深くなると、トンネル酸化膜の劣化が促進さ
れ、EEPROMの寿命が短くなるという問題点が生じる。
第19図に示すように、書込時にドレインから選択され
たメモリトランジスタまでの非選択トランジスタのコン
トロールゲート、すなわちワード線に20Vが印加され
る。このとき、この20Vが印加されたメモリトランジス
タに隣接するメモリセルなどに影響が生じる。すなわ
ち、プログラム電圧VPP=20Vが印加された非選択のワー
ドラインの隣の列の選択してないトランジスタのゲート
にも20Vが印加される。異なる低レベルにある非選択ビ
ットラインと交差するメモリトランジスタにおいても誤
書込みが生じるおそれがある。非選択のワードラインに
高電圧を印加して、かつこれを防ぐには、非選択のビッ
トラインすべてに中電位を与える必要がある。
さらにチャネル上にトンネル領域を形成するには、チ
ャネル両側の拡散層の形成が困難となり、自己整合的に
チャネル長さが形成できないという問題点がある。マス
ク合わせの重み合わせなどのプロセス上の工夫が必要と
なる。
この発明は、上記のような問題点を解消するためにな
されたもので、微細化できるとともに容易に高集積化が
でき、かつ高速動作が可能なEEPROMを提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る半導体記憶装置は、1つの選択ゲート
電極および1組のソース、ドレイン電極を複数のメモリ
トランジスタに共有し、複数の個々のメモリトランジス
タの信号電荷の書込、消去用のトンネル領域と信号電荷
の有無を読出すためのメモリトランジスタ領域とを設け
るとともに、トンネル不純物拡散層には窓領域を設ける
ことなく、トンネル不純物拡散層はフィールド酸化膜を
挟むことなく、接続不純物拡散層を挟んで連続して設け
られるよう構成したものである。
[作用] この発明における半導体記憶装置は、1つの選択ゲー
ト電極および1組のソース、ドレイン電極を複数のメモ
リトランジスタの共有するとともに、トンネル不純物拡
散層が窓領域を設けずかつトンネル不純物拡散層はフィ
ード酸化膜を挟むことなく、接続不純物層を挟んで連続
して設けられているため、メモリセル自体を小さくでき
ると同時に、高速動作が可能になる。
[発明の実施例] I NAND型EEPROMの構成 以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。第1A図はこの発明の一実施例を示す平面図であり、
第1B図は第1A図のI B−I B線で示す部分の断面図であ
り、第1C図は第1A図のI C−I C線で示された部分の断面
図であり、第1D図は第1A図のI D−I D線で示された部分
の断面図である。
第1A図等を参照して、この発明に係るNAND型EEPROM
は、P型半導体基板20の主表面上に直列に形成された8
ビットのメモリトランジスタ6と、メモリトランジスタ
6の一方端に形成された8ビットのメモリトランジスタ
をドレイン電極11と接続するための選択トランジスタ3
と、メモリトランジスタ6の他端に接続されたソース電
極12とを含む。個々のメモリトランジスタ6は、リード
トランジスタ領域10と、N型トンネル不純物拡散層9と
を含み、ソース、ドレイン方向には半導体基板20の主表
面上に形成されたN型メモリ接続不純物拡散層22によっ
て分離され、その直交方向が素子分離フィールド酸化膜
23によって分離されている。なお、リードトランジスタ
領域10と、トンネル不純物拡散層9とは領域分離フィー
ルド酸化シリコン膜21で分離されている。
各メモリトランジスタ6は第1ゲート酸化シリコン膜
17を介して主表面上に形成されたフローティングゲート
14と、フローティングゲート14の上に層間酸化シリコン
膜15を介して形成されたコントロールゲート7とを含
む。トンネル不純物核酸層9とフローティングゲート14
との間にはF−Nトンネルをおこさせるためのトンネル
絶縁膜16が存在する。なお、図中1から20までは、第14
A図、第14Bに示した従来技術によるEEPROMの説明に用い
たものと同じである。
従来例では1組のドレイン領域1とソース領域2の間
に配置されていたメモリトランジスタ6は1個であった
が、この発明においては複数のメモリトランジスタ6が
配置されているため同一部分が複数存在する。この発明
におけるEEPROMは1つのメモリトランジスタ6のトンネ
ル領域8とリードトランジスタ領域10とを分離するため
の領域分離フィールド酸化シリコン膜21と、隣り合うメ
モリトランジスタ6を電気的に接続するためのメモリ接
続不純物拡散層22と、コントロールゲート7および選択
ゲート電極4の延在方向にある隣り合うメモリトランジ
スタ6を分離するための素子分離フィールド酸化膜23を
含み、1組のドレイン領域1とソース領域2の間に配置
された複数のメモリトランジスタ6と1組のドレイン領
域およびソース領域によって構成された複数のメモリセ
ルが1つのメモリブロック24を構成する。
第2図は第1A図に示される1つのメモリブロック24を
含むEEPROMの等価回路図であり、第3図は複数のメモリ
ブロックが並列に配置された場合の並列等価回路図であ
る。第4図はEEPROMの動作を説明するためのタイミング
チャートである。
II NAND型EEPROMの動作 (1) 単一EEPROMメモリセルおよび4ストリングを含
む並列回路の動作 第4図において、矢印Eで示す部分は、第3図に示す
C11方向のメモリトランジスタ(M111,M112…)をすべて
1にするエンハンスメント書込(消去)モードに対応
し、矢印Pで示す部分はメモリトランジスタM111のみに
「0」を書込むディプレッション書込モードに対応し、
矢印Rで示す部分はC11コントロールゲートを共有する
メモリトランジスタにストアされているデータを読出す
読出モードに対応する。図中Hは高レベルの、Lは低レ
ベルの、Mは中レベルの電位に対応する。
第3図と第4図を参照して、この発明に係るEEPROMの
動作が説明される。複数のストリングST11〜ST22が第3
図に示すように配列されているとする。ここでW1,W2
ワード線、C11,C12…C18は各メモリセルブロックを構成
する8つのメモリトランジスタのコントロールゲート
線、C21…C28は他のメモリトランジスタに属するC11…C
18に相当するコントロールゲート線であり、B1,B2はビ
ット線、S1,S2はソース線、M111,M211,…は個々のメモ
リトランジスタを示す。
今メモリトランジスタM111〜M181を含む第3図の左上
のメモリブロックに属するメモリトランジスタM111につ
いての動作について説明する。
この発明に係るNAND型のEEPROMは、第1A図〜第1D図に
示したように構成されている。リードトランジスタ領域
10と、トンネル領域8とが分離されている。したがって
トンネル電圧が直列に形成された各トランジスタのしき
い値による影響を受けない。したがって、メモリブロッ
ク内の複数のメモリトランジスタのしきい値は等しい。
その結果、EEPROMの動作特性が安定する。
またトンネル領域が別に設けられているため、従来の
改良されたNAND型EEPROMのようにトンネル領域の製造に
あたってその困難さを伴うことはない。したがって製造
方法の容易なEEPROMが提供できる。
第1A図〜第1D図および第3図、第4図を参照して、次
の本発明の一実施例の動作について説明する。メモリト
ランジスタM111にディプレッション書込みを行なうと
き、ドレイン領域1にビットラインB1から、また選択ゲ
ート電極4にワードラインW1を介して20V程度の高電圧
が印加され、選択トランジスタ3が導通され、接続用不
純物拡散層5、トンネル不純物拡散層9、トンネル領域
のメモリ接続不純物拡散層22に19V程度の電位が与えら
れる。またソース領域には電気的に解放され、フローテ
ィング状態になっている。このとき、同一メモリブロッ
ク24内のディプレッション書込みを行なうメモリトラン
ジスタM111のコントロールゲール7は接地され(第3図
のC11)、ディプレッション書込みを行なわないメモリ
トランジスタ6のコントロールゲート7には0Vより高い
中間電圧、たとえば10Vが与えられる(第3図のC12〜C
18)。ディプレッション書込みを行なうメモリトランジ
スタ6のトンネル領域8では、選択ゲート電極4に係る
接地電位すなわち0Vとトンネル不純物拡散層9に係る19
Vの電位の容量分割作用により、トンネル不純物拡散層
9からトンネル絶縁膜16を通してフローティングゲート
14に向けてたとえば約+14MV/cmの電界がかかる。その
結果、F−Nトンネリング現象によりトンネル不純物拡
散層9からフローティングゲート14へ微小電流が流れ、
フローティングゲート14の中の電子がトンネル不純物拡
散層9へ注入され、フローティングゲート14は正に帯電
する。また同一メモリブロック24内のディプレッション
書込みを行なわないメモリトランジスタ6ではコントロ
ールゲート7の電位すなわち+10Vとトンネル不純物拡
散層9にかかる19Vの電位の容量分割作用により、たと
えば8MV/cm程度の電界がフローティングゲート14からト
ンネル不純物拡散層9に向けてかかる。しかしこの電界
はF−Nトンネリングが効果的に起こるほど強くない。
すなわち、フローティングゲート14中の電子を十分に引
抜き、状態を「1」から「0」にするほど強く電界では
ないため、データの状態は変化しない。また、メモリブ
ロック24内のすべてのコントロールゲート7を一斉に接
地することもできる。すなわち、同一メモリブロック24
内のすべてのメモリトランジスタ6のすべてのフローテ
ィングゲート14からF−Nトンネリング現象により同時
に電子を引抜き、メモリブロック24内のすべてのメモリ
トランジスタ6を同時に「0」状態にすることもでき
る。
この発明に係るEEPROMでは、ディプレッション書込み
のときに非選択のコントロールゲート線に印加される電
圧は中間電位であり、従来の改良されたEEPROMのように
20Vは印加されない。その結果、非選択メモリトランジ
スタに隣接したメモリトランジスタにおいて、誤書込み
が行なわれるようなことはない。その結果、安定した動
作が得られるEEPROMが提供できる。
次にエンハンスメント書込みを行なうときには、シリ
コン半導体基板20およびドレイン領域1、ソース領域2
は接地状態、すなわち0V状態にされる。選択ゲート電極
4に選択トランジスタ3のしきい値電圧以上の電圧を与
え、接続用不純物拡散層5、メモリ接続不純物拡散層2
2、トンネル不純物拡散層9を0V状態にする。メモリブ
ロック24内のエンハンスメント書込みを行ない、「1」
状態にしたいメモリトランジスタ6のコントロールゲー
ト7に19V程度の電圧を与える。
一方エンハンスメント書込み動作を行なわないメモリ
トランジスタ6のコントロールゲート7は0V電位にされ
る。コントロールゲート7に19V程度の電位が与えられ
たメモリトランジスタ6では、コントロールゲート7、
フローティングゲート14、シリコン半導体基板20、トン
ネル不純物拡散層9によって形成された複数個のコンデ
ンサの結合容量の容量分割作用により、フローティング
ゲート14からトンネル不純物拡散層9へ向けて13MV/cm
程度の電界が生じる。この電界によって、トンネル不純
物拡散層9からフローティングゲート14へ電子が注入さ
れる。その結果メモリトランジスタ6のしきい値が上
り、「1」状態になる。一方コントロールゲート7に0V
の電位が与えられたメモリトランジスタ6では、フロー
ティングゲート14とトンネル不純物拡散層9の間には電
界が生じないため電子の注入が行なわれない。したがっ
てしきい値は変化しない。
選択トランジスタ3のしきい値電圧より高い電圧を与
えられた選択ゲート電極4と、20V程度の電位が与えら
れたコントロールゲート7の延在方向にある他のメモリ
ブロック24の非選択のメモリトランジスタ6において
は、エンハンスメント書込みを防ぐ必要がある。このた
め、該非選択メモリトランジスタ6が入っているメモリ
ブロック24のドレイン領域1の電位は0Vより高い中間電
位、たとえば10V程度にされる。その結果、該非選択メ
モリトランジスタ6のトンネル領域8で起こるF−Nト
ンネリング現象が抑制され、該エンハンスメント書込み
が防止される。他のメモリブロック24のメモリトランジ
スタ6でもエンハンスメント書込みを同時に行なう場合
には、次のようにする。すなわち当該他のメモリブロッ
ク24のドレイン領域1の電位が0Vにされる。当該他のメ
モリブロック24のメモリトランジスタ6のフローティン
グゲート14からトンネル不純物拡散層9へ向けて13MV/c
m程度の電界が印加される。その結果、エンハンスメン
ト書込みが行なわれる。
一方、データの読出しは、メモリブロック24の選択ト
ランジスタ3の選択ゲート電極4に、選択されるべき選
択トランジスタ3のしきい値電圧より高い電圧たとえば
5Vが印加される。ドレイン領域1に1Vから5V程度の電圧
が印加される。たとえばM111トランジスタのデータを読
出すには、データを読出したい選択されたメモリトラン
ジスタ6M111のコントロールゲート電極7C11を0V状態に
し、該メモリブロック24内の非選択のメモリトランジス
タ6のコントロールゲート7C12〜C18にはメモリトラン
ジスタ6のエンハンスメント状態でのしきい値電圧より
高いゲート電圧、たとえば5V程度の電位が印加される。
その結果非選択の複数のメモリトランジスタ6が一斉に
導通状態にされる。選択されたメモリトランジスタ6が
エンハンスメント状態であれば、コントロールゲート7
の電位が0であると導通しない。したがってドレイン領
域1とソース領域2との間には電流が流れず選択された
メモリトランジスタM111が「1」状態であることがわか
る。選択されたメモリトランジスタがディプレッション
状態であれば、コントロールゲート電位が0Vでも導通す
る。したがって、ドレイン領域1とソース領域2の間に
電流が流れ、選択されたトランジスタが「0」状態であ
ることがわかる。
第3図に示すC11方向のメモリトランジスタM111,
M112,などをすべて「1」に消去するには、次にように
する。ワードラインW1に高電圧を印加して、選択トラン
ジスタS11などをオンさせる。C11のコントロールゲート
7に高電圧が印加され、C11方向のメモリトランジスタ
をオンさせる。その結果、電子がフローティングゲート
14に入り、C11方向のすべてのメモリトランジスタが同
時に「1」にされる。
以上のようにこの発明によるEEPROMは、1メモリブロ
ック内でなく、それに直交した並列方向に配置されたメ
モリトランジスタを同時に消去したり書込んだりするこ
とができる。その結果、1バイトのメモリセルが1メモ
リブロックでない方向の複数のメモリトランジスタから
構成されることができる。
したがって従来の改良されたEEPROMのようにシーケン
シャルに全ビット情報を読出す必要がない。その結果ア
クセスタイムの短いEEPROMが提供できる。
なお上記実施例では、1つのメモリブロック24内に1
つの選択ゲート電極4で構成された1つの選択トランジ
スタ3を設けたものを示した。選択ゲート電極4を2つ
に分割し、チャネル選択トランジスタとトンネル選択ト
ランジスタに分離してもよい。上記実施例では1つのド
レイン電極11が書込みと読出しに共用された例について
示した。リードトランジスタ領域10とトンネル領域8用
に分離したドレイン電極が設けられてもよい。また、上
記実施例は、1つのメモリブロック24に8個のメモリト
ランジスタ6が構成されたものを示したが、2個の以上
の複数個のメモリトランジスタであってもよい。
(2) 並列バイト構成を有する回路の動作 次にこの発明に係るEEPROMを用いて並列バイト(1バ
イトがNAND型の形成されない方法に形成されたメモリセ
ル)構成の回路の動作を第5図〜第8A図および第8B図を
参照して説明する。
第5図は本願発明によるEEPROMメモリセル回路のブロ
ックダイヤグラムであり、第6図は第5図の矢印VI−VI
で示した部分の拡大回路図であり、第7図は第5図に示
したEEPROMの各モードにおける印加される電位を示す図
であり、第8A図および第8B図は第5図に示したEEPROMの
それぞれのモードにおけるタイミングチャートである。
ストリングMB111〜MB118のうち各々1ビットを用いて
1バイトを構成する。今MB111〜MB118のM1トランジスタ
が1バイトを構成するとして動作を説明する。
(i) 消去動作の説明 M1によって構成された1バイトの各々のメモリセルの
データはまずすべてが「0」の状態にされる。これは、
アドレス線A1にのみ電位「H」が与えられることにより
達成される。バイト選択トランジスタBS0のゲートに繋
がるワードラインW1および選択線Y1にHレベルが印加さ
れる。ストリングMB111〜MB118の8つのM1トランジスタ
のゲートにアドレス線A1の電位「H」が印加される。ビ
ットラインB11〜B18の電位が「L」レベルにされ、ワー
ド線W1の電位が[H」レベルにされるため、ストリング
MB111〜MB118のトンネル不純物拡散層9のレベルが
[H」レベルにされる。したがって、8つのM1トランジ
スタのフローティングゲートにF−Nトンネリングによ
り電子が注入される。
その結果、1バイトのデータが一括して消去される。
選択されないメモリトランジスタのゲート電極には
「H」レベルの電位が印加されないため、誤書込は起こ
らない。
(ii) 書込動作の説明 次に1バイトを構成するMB111〜MB118の8つのM1トラ
ンジスタにたとえば「10011010」のデータを一度に書込
む場合を説明する。これはビットラインB11〜B18に「LH
HLLHLH」の電位を与えることにより達成される。アドレ
ス線A1のLレベルの電位が印加され、ワード線W1と選択
線Y1にHレベルの電位が印加されることにより、選択さ
れた8つのM1メモリトランジスタのコントロールゲート
がLレベルに固定される。トンネル不純物拡散層9へH
レベルの電位が印加されている選択されたメモリトラン
ジスタのフローティングゲートから電子が過剰に引き抜
かれる。その結果、メモリセルに「0」が書込まれる。
一方、トンネル不純物拡散層へLレベルの電位が印加
されている選択されたメモリトランジスタでは、電子の
移動が起こらない。したがって、メモリセルは「1」状
態に維持される。この結果MB111〜MB118の8つのM1トラ
ンジスタには「10011010」が書込まれる。
ここで、選択されたストリングMB111〜MB118の中の非
選択のトランジスタM2〜M8のコントロールゲートライン
にはアドレス線A2〜A8を介してMレベル(10V程度)の
電圧が印加される。選択線Y1はHレベル、ワード線W1
はHレベルが印加されることにより、バイト選択トラン
ジスタBS2〜BS8を介してMレベルの電位が与えられる。
トンネル不純物拡散層9がH,Lレベルのどちらに対して
も効果的なF−Nトンネリングを起こらず、誤書込みは
生じない。また、非選択のすべてのストリングはバイト
選択トランジスタBS0またはストリング選択トランジス
タSTrがオフするため誤書込みは生じない。
(iii) 読出動作の説明 次に読出モードについて説明する。トランジスタM1
よって1バイトが構成されている各メモリセルのデータ
を読出すものとする。
選択されたビットラインB11〜B18のすべてに1V程度の
電位が印加される。このとき、非選択のアドレス線には
5Vが与えられる。ワードラインW1に5V、選択線Y1に5Vが
印加されることにより、バイト選択トランジスタBS2〜B
S8を通して選択されたストリング中の非選択のメモリト
ランジスタM2〜M8はデータの状態に関わらずすべてオン
する。
このとき、選択されたアドレス線A1を介して0Vが選択
された8つのメモリトランジスタM1のゲートに印加され
る。したがってメモリトランジスタM1の状態(「0」ま
たは「1」)によりビット線に電流が流れるか否かが決
まる。その結果データの読出が行なわれる。すべての非
選択ストリングにおいては、ワード線W2〜W12に「L」
レベルの電圧が印加されることにより、ストリング選択
トランジスタSTrがすべてオフする。その結果、誤読出
を起こさない。
(3) 並列バイト構成における読出動作の説明 第9図は並列バイト構造を有するEEPROMメモリセル回
路のブロック図であり、第10図は第9図に示したメモリ
セル回路の読出モードのタイミングチャートであり、第
11図は並列バイト構造を有するメモリセル回路の変更さ
れた場合を示す図である。
第9図を参照して、で囲まれた部分が1バイト(D0,D
1〜D7)を構成する。1バイト(D0〜D7)に[1001101
0]のデータが入力されていると仮定する。
1バイトを構成している各々のビットは8つの各NAND
ストリングSTに含まれている。各ストリングSTに直列に
センスアンプが配置されており、かつ8つのセンスアン
プ群(8ストリング)を1つの入出力バッファに接続す
れば、1バイトのデータ(D0,D1〜D7)が1回の読出動
作により読出される。この様子が第10図に示される。第
10図を参照して、第22図に示した直列バイト構成に比べ
て読出時間は1/8に減少される。この理由は、先に述べ
たように、データの書込/消去がストリング構成方向と
は直交した方向(すなわちワードライン方向)に一括し
て行なうことができるためである。
さらに、1ビット単独のデータの書込、消去が可能で
あることより、第11図に示したように異なったワードラ
イン上に配置されている8つのストリングがそれぞれ1
バイトを構成する1ビットのメモリセルを含んでもよ
い。この場合は、図中で囲まれた部分が1バイトを構成
し、D0〜D7に「10011010」のデータが入力されている。
この場合の読出モードのタイミングは第10図の場合と同
じである。
[発明の効果] 以上のように、この発明による半導体記憶装置は1つ
の選択ゲート電極と1組のソース、ドレイン電極を複数
のメモリトランジスタに共有するとともに、複数の個々
のメモリトランジスタの信号電荷の書込、消去用のトン
ネル領域と信号電荷の有無を読出すためのメモリトラン
ジスタ領域とを分けるように構成するとともに、トンネ
ル不純物拡散層には窓領域を設けず、複数のトンネル不
純物拡散層は、間にフィールド酸化膜を挟むことなく、
接続不純物拡散層は挟んで連続して設けられるよう構成
した。その結果、メモリセル自体を小さくできるととも
に、高速動作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1A図はこの発明の一実施例を示す平面図であり、第1B
図は第1A図のI B−I B線で示された部分の断面図であ
り、第1C図は第1A図のI C−I C線で示された部分の断面
図であり、第1D図は第1A図のI D−I D線で示された部分
の断面図であり、第2図は第1A図で示されたEEPROMを示
す回路図である。第3図はこの発明に係るEEPROMを複数
個配列したときの並列等価回路図であり、第4図はこの
発明に係るEEPROMのタイミングチャートである。 第5図は本願発明によるEEPROMメモリセル回路のブロッ
クダイヤグラムであり、第6図は第5図の矢印VI−VIで
示した部分の拡大回路図であり、第7図は第5図に示し
たEEPROMの各モードにおける印加される電位を示す図で
あり、第8A図および第8B図は第5図に示したEEPROMのそ
れぞれのモードにおけるタイミングチャートであり、第
9図は並列バイト構造を有するEEPROMメモリセル回路の
ブロック図であり、第10図は第9図に示したメモリセル
回路の読出モードのタイミングチャートであり、第11図
は並列バイト構造を有するメモリセル回路の変更された
場合を示す図である。 第12図は従来のEEPROMを示すブロック図であり、第13図
は第12図に示したメモリセルアレイの例を示す回路図で
あり、第14A図は従来のEEPROMの平面図であり、第14B図
は第14A図のXIV B−XIV B線で示す部分の断面図であ
り、第15A図、第15B図は第14A図、第14B図に示されたEE
PROMの等価回路図である。 第16図は改良されたNAND型EEPROMの1バイト分のメモリ
セルを示す平面図であり、第17図は第16図に示したメモ
リセルの断面図であり、第18図は改良されたEEPROMの等
価回路図であり、第19図は改良されたEEPROMの動作電圧
を示す図であり、第20図は改良されたEEPROMの各メモリ
トランジスタのしきい値変化を示す図であり、第21図お
よび第22図は従来の直列バイト構成のNAND型EEPROMのデ
ータ読出し動作を説明するための図である。 図において1はドレイン領域、2はソース領域、3は選
択トランジスタ、4は選択ゲート電極、5は接続用不純
物拡散層、6はメモリトランジスタ、7はコントロール
ゲート、8はトンネル領域、9はトンネル不純物拡散
層、10はリードトランジスタ領域、11はドレイン電極、
12はソース電極、13は選択ゲート酸化シリコン膜、14は
フローティングゲート、15は層間酸化シリコン膜、16は
トンネル絶縁膜、17は第1ゲート酸化シリコン膜、20は
P型シリコン半導体基板、21は領域分離フィールド酸化
シリコン膜、22はメモリ接続不純物拡散層、23は素子分
離フィールド酸化膜、24はメモリブロックである。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主表面を有する半導体基板(20)と、 前記半導体基板(20)の主表面上に第1の方向に直列接
    続された情報電荷をストアするためのフローティングゲ
    ート(14)を有する複数のメモリセル手段(6)と、 前記複数のメモリセル手段(6)を一括して選択するた
    めの選択手段(3)とを含み、 前記複数のメモリセル手段(6)と選択手段(3)とで
    1つのメモリセルユニットを構成し、前記1つのメモリ
    セルユニットはそれぞれ専用のドレイン電極とソース電
    極とを有し、 前記各々のメモリセル手段(6)は、前記第1の方向と
    交わる第2の方向に絶縁層(21)を挟んで形成された前
    記フローティングゲート(14)を前記情報電荷が蓄積さ
    れた第1の状態と前記情報電荷が蓄積されない第2の状
    態との間で変化させるためのフローティングゲート状態
    変化手段(7,9,14,15,16)と、前記フローティングゲー
    ト(14)が前記第1の状態または第2の状態のいずれに
    あるかを判別するためのフローティングゲート状態判別
    手段(10)とを含み、 前記フローティングゲート状態変化手段(7,9,14,15,1
    6)は、前記半導体基板(20)の主表面上に形成された
    窓領域なしのトンネル不純物拡散層(9)と、前記トン
    ネル不純物拡散層(9)と前記フローティングゲート
    (14)との間に形成されたトンネル絶縁膜(16)と、前
    記フローティングゲート(14)の上に絶縁膜を介して形
    成されたコントロールゲート(7)とを含み、前記複数
    のメモリセル手段(6)の複数のトンネル不純物拡散層
    (9)は、間にフィールド酸化膜に挟むことなく、接続
    不純物拡散層を挟んで連続して設けられる、半導体記憶
    装置。
  2. 【請求項2】前記各メモリセル手段(6)はビット線を
    共有し、 前記複数のメモリセルのうちの特定のメモリセルのフロ
    ーティングゲートが前記フローティングゲート状態変化
    手段(7,9,14,15,16)によって変化されるとき、前記複
    数のメモリセルのうちの前記特定のメモリセルを除いた
    メモリセルのコントロールゲートおよびビット線にそれ
    ぞれ5V以上の電圧を印加する、請求項1記載の半導体記
    憶装置。
JP63173402A 1988-07-11 1988-07-11 半導体記憶装置 Expired - Fee Related JP2557257B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63173402A JP2557257B2 (ja) 1988-07-11 1988-07-11 半導体記憶装置
US07/905,191 US5295096A (en) 1988-07-11 1992-06-26 NAND type EEPROM and operating method therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63173402A JP2557257B2 (ja) 1988-07-11 1988-07-11 半導体記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0222865A JPH0222865A (ja) 1990-01-25
JP2557257B2 true JP2557257B2 (ja) 1996-11-27

Family

ID=15959754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63173402A Expired - Fee Related JP2557257B2 (ja) 1988-07-11 1988-07-11 半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2557257B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3289363B2 (ja) * 1993-02-23 2002-06-04 ソニー株式会社 不揮発性半導体メモリ装置の製造方法
JP4703669B2 (ja) * 2008-02-18 2011-06-15 株式会社東芝 半導体記憶装置及びその製造方法
JP5467761B2 (ja) * 2008-12-01 2014-04-09 ローム株式会社 Eeprom

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62155568A (ja) * 1985-12-27 1987-07-10 Nec Corp 不揮発性半導体記憶装置
JPH01273350A (ja) * 1988-04-25 1989-11-01 Nec Corp 不揮発性半導体記憶装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0222865A (ja) 1990-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6870773B2 (en) Data writing method for semiconductor memory device and semiconductor memory device
US5126808A (en) Flash EEPROM array with paged erase architecture
JP3954301B2 (ja) ナンド型フラッシュメモリ素子及びその駆動方法
JP4966472B2 (ja) 小ページサイズの書込みと消去を有する電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ
US8315100B2 (en) Memory array of floating gate-based non-volatile memory cells
US5483484A (en) Electrically erasable programmable read-only memory with an array of one-transistor memory cells
US8345488B2 (en) Flash memory array of floating gate-based non-volatile memory cells
EP0042964B1 (en) Memory matrix using one-transistor floating gate mos cells
US6570787B1 (en) Programming with floating source for low power, low leakage and high density flash memory devices
KR19980017439A (ko) 플래쉬 메모리장치 및 그 구동방법
US5295096A (en) NAND type EEPROM and operating method therefor
US6420753B1 (en) Electrically selectable and alterable memory cells
CN108110009B (zh) 电介质界面中具有电荷俘获的紧凑型非易失性存储器器件
WO1983003166A1 (en) An electrically alterable, nonvolatile floating-gate memory device
JP2557257B2 (ja) 半導体記憶装置
JPS62154786A (ja) 不揮発性半導体メモリ
KR100204804B1 (ko) 플래시 메모리 장치의 구동방법
JP3692664B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US6654285B1 (en) Method of matching core cell and reference cell source resistances
JP3383429B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびデータ書き込み方法
JPH11163173A (ja) 不揮発性半導体記憶装置と、その読み出し方法、及び書き込み方法
JPH05275659A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2885413B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
JPH06326277A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH01173398A (ja) 不揮発性半導体メモリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees