JP2557152Y2 - グロメット - Google Patents

グロメット

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Publication number
JP2557152Y2
JP2557152Y2 JP8168091U JP8168091U JP2557152Y2 JP 2557152 Y2 JP2557152 Y2 JP 2557152Y2 JP 8168091 U JP8168091 U JP 8168091U JP 8168091 U JP8168091 U JP 8168091U JP 2557152 Y2 JP2557152 Y2 JP 2557152Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
grommet
wall
bellows
present
linear body
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP8168091U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0533415U (ja
Inventor
晴啓 中務
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0533415U publication Critical patent/JPH0533415U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車などの乗物のエ
ンジンルームを隔てる壁部或いは家屋の外壁部など、騒
音を遮断するため或いは熱を遮断するために配された壁
部に支持されたグロメットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の技術としては、例えば図6(実
開昭53−55800号公報参照)に示すように、グロ
メット1は、ハーネスやホース等の線状体2を支持し得
る貫通孔3・4が両端部5・6に形成され且つ該両端部
5・6間は複数の蛇腹状部7をなす中空状8に形成さ
れ、その一端部5側の途中部5aにはエンジンルームE
Rと室内PRとを隔てる壁部9に嵌合可能なる凹部10
が形成され、その他端部6には前記壁部9の室内PR側
に支持された遮音部材11を壁部9に挟持し得る鍔部1
2が形成されてなる。前記遮音部材11は、フェルト材
などの吸音部材13と、コールタール等の含浸された遮
断部材14とよりなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、仕様に
より遮音部材11の厚さが異なる場合には、同一のグロ
メット1を利用できず、途中部5aと鍔部12との寸法
が合致した別のグロメットを用意する必要があり、結局
形状を異にする多くのグロメット1を用意せねばなら
ず、原価高騰の原因になる。また、形状の異なるグロメ
ット1を無理遣り採用すると、隙間が生ずるなどして、
通過音を防止することが出来ず、騒音レベルが下がらな
いことになる。
【0004】本考案は、以上のような点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、ひとつのグロメッ
トで壁部と支持部材との厚さの異なる多仕様にも応じれ
るようにすることで原価の低減を図り、隙間が生じない
ことで、遮音・遮熱性能を向上させることが出来ること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のグロメットとし
ては、線状体を支持し得る貫通孔が両端部に形成され且
つ該両端部間は長尺方向に伸縮自在なる複数の蛇腹状部
をなす中空状に形成され、その一端部には壁部に嵌合可
能なる凹部が形成され、前記蛇腹状部の相対向する突出
部には夫々前記壁部に支持された支持部材を挟持し得る
突起が形成されてなることを特徴とする。
【0006】
【作 用】この構造によると、壁部と支持部材との厚さ
が異なっても、複数の蛇腹状部の何れかの突出部でもっ
て支持部材を挟持するので、ひとつのグロメットでよ
く、遮音・遮熱性能を損なわないから、原価低減及び遮
音・遮熱性能の向上が図れることになる。
【0007】
【実施例】図1は、本考案の第1実施例に係るグロメッ
トの壁部及び支持部材への組立後の断面図、図2は図1
のグロメット単品の一部断面図である。図6と同一部材
は同一符号を用い、重複する説明を省略する。
【0008】図中、20は本考案のグロメットで、該グ
ロメット20は、ハーネスやホースなどの線状体2を支
持し得る貫通孔3・4が両端部5・6に形成され且つ該
両端部5・6間は長尺方向(図1に矢印で示した方向)
に伸縮自在なる複数の蛇腹状部7をなす中空状8に形成
され、その一端部5には壁部9に嵌合可能なる凹部10
が形成され、前記蛇腹状部7の相対向する突出部21・
21には夫々前記壁部9に支持された支持部材としての
遮音部材11を挟持し得る突起22・23が形成されて
なる。
【0009】従って、図1に示すように、遮音部材11
の遮断部材14を、グロメット20の突起22と突起2
3とで挟持している。このため、凹部10で壁部9を係
合させて遮音すると共に突起22、23が円周を形成し
ているので、遮断部材14との隙間が無く、二重の遮音
が可能になる。この図1に示した例の板厚より厚い場合
には、隣の突起22、23が遮断部材14を挟持するこ
とになる。
【0010】図3は、本考案の第2実施例に係るグロメ
ットで、このグロメット30は、前記グロメット20に
対して主に異なる点は、他端部6の貫通孔4側に更に保
持部31が延在形成されて、線状体2に押し付けている
ようにした点である。かかる構成にしたことにより、線
状体2を取り外すべく引き出す時、一緒にグロメット2
0も引き出されてくるので作業性が向上する。また、常
時は、この保持部31によって第1実施例に対して更に
遮音し、三重のシールが可能である。
【0011】図4は、本考案の第3実施例に係るグロメ
ットで、このグロメット40は、前記グロメット30に
対して主に異なる点は、他端部6の貫通孔4側に形成さ
れた保持部31より更に室内側PR側にグロメット40
と同等の板厚のエクステンション部41を形成した点で
ある。かかる構成にしたことにより、線状体2と共に同
時にこのエクステンション部41を手でつまんで引き出
せる。このエクステンション部41の自由端部には、前
記保持部31と同じような第2保持部42が形成されて
いる。
【0012】図5は本考案の第4実施例に係るグロメッ
トで、このグロメット50は、前記グロメット30に対
して主に異なる点は、他端部6の貫通孔4側に形成され
た保持部31と同じような第3保持部51、第4保持部
52が突出部21・21間の谷部53・53の下辺に夫
々形成した点である。かかる構成にしたことにより、線
状体2との密着性を向上すると共に多層壁化し、更に遮
音性能を向上したものである。尚、上記各実施例では支
持部材として遮音部材を用いた例を示したが、本考案は
これに限られず、支持部材として遮熱部材等を用いても
よい。
【0013】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、グロメッ
トとしては、線状体を支持し得る貫通孔が両端部に形成
され且つ該両端部間は長尺方向に伸縮自在なる複数の蛇
腹状部をなす中空状に形成され、その一端部には壁部に
嵌合可能なる凹部が形成され、前記蛇腹状部の相対向す
る突出部には夫々前記壁部に支持された支持部材を挟持
し得る突起が形成されてなることを特徴とするものであ
るから、壁部と支持部材との厚さが異なっても、複数の
蛇腹状部の何れかの突出部でもって支持部材を挟持する
ので、ひとつのグロメットで壁部と支持部材との厚さの
異なる多仕様にも応じれるようにすることで原価の低減
を図り、隙間が生じないことで、遮音・遮熱性能を向上
させることが出来ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るグロメットの壁部及
び支持部材への組立後の断面図である。
【図2】図1のグロメット単品の一部断面図である。
【図3】本考案の第2実施例に係るグロメット単品の一
部断面図である。
【図4】本考案の第3実施例に係るグロメット単品の一
部断面図である。
【図5】本考案の第4実施例に係るグロメット単品の一
部断面図である。
【図6】従来のグロメットの壁部及び遮音部材への組立
後の断面図である。
【符号の説明】
1 グロメット 20 グロメット 30 グロメット 40 グロメット 50 グロメット 2 線状体 3 貫通孔 4 貫通孔 5 端部 6 端部 7 蛇腹状部 8 中空部 9 壁部 10 凹部 11 遮音部材(支持部材) 21 突出部 22 突起 23 突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状体を支持し得る貫通孔が両端部に形
    成され且つ該両端部間は長尺方向に伸縮自在なる複数の
    蛇腹状部をなす中空状に形成され、その一端部には壁部
    に嵌合可能なる凹部が形成され、前記蛇腹状部の相対向
    する突出部には夫々前記壁部に支持された支持部材を挟
    持し得る突起が形成されてなることを特徴とするグロメ
    ット。
JP8168091U 1991-10-08 1991-10-08 グロメット Expired - Lifetime JP2557152Y2 (ja)

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JP8168091U JP2557152Y2 (ja) 1991-10-08 1991-10-08 グロメット

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JP8168091U JP2557152Y2 (ja) 1991-10-08 1991-10-08 グロメット

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Publication Number Publication Date
JPH0533415U JPH0533415U (ja) 1993-04-30
JP2557152Y2 true JP2557152Y2 (ja) 1997-12-08

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JP8168091U Expired - Lifetime JP2557152Y2 (ja) 1991-10-08 1991-10-08 グロメット

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JPH08308067A (ja) * 1995-04-26 1996-11-22 Toyota Auto Body Co Ltd グロメット

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JPH0533415U (ja) 1993-04-30

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