JP2557122B2 - 折曲げ可能なpc型枠およびその製造方法 - Google Patents
折曲げ可能なpc型枠およびその製造方法Info
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- JP2557122B2 JP2557122B2 JP2110343A JP11034390A JP2557122B2 JP 2557122 B2 JP2557122 B2 JP 2557122B2 JP 2110343 A JP2110343 A JP 2110343A JP 11034390 A JP11034390 A JP 11034390A JP 2557122 B2 JP2557122 B2 JP 2557122B2
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Description
【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、折曲げ可能なPC型枠およびその製造方法に
関し、特に、品質が安定で、製造時間が短く、しかも狭
隘なスペースで大量の保管や運搬が可能で、かつ建設現
場での使用が容易な上記PC型枠およびこれを製造する方
法に関する。
関し、特に、品質が安定で、製造時間が短く、しかも狭
隘なスペースで大量の保管や運搬が可能で、かつ建設現
場での使用が容易な上記PC型枠およびこれを製造する方
法に関する。
《従来の技術》 梁や柱部等へのコンクリート打設は、従来、梁や柱用
等の鉄骨や鉄筋を施工した後、その鉄骨等の周囲に型枠
板を取付け、この型枠板内にコンクリートを打設するこ
とにより行われていた。
等の鉄骨や鉄筋を施工した後、その鉄骨等の周囲に型枠
板を取付け、この型枠板内にコンクリートを打設するこ
とにより行われていた。
しかし、このような工法では、型枠板の取付け及びコ
ンクリート乾燥硬化後の取外し作業を必要とする。特
に、隅部の梁や柱等のように作業環境の悪い箇所での上
記型枠板の取付け及び取外しは、作業が煩雑で、長時間
を要する。
ンクリート乾燥硬化後の取外し作業を必要とする。特
に、隅部の梁や柱等のように作業環境の悪い箇所での上
記型枠板の取付け及び取外しは、作業が煩雑で、長時間
を要する。
そこで、近年、上記の型枠板の取付け及び取外し作業
を省略すべく、梁や柱等の外周形状に合わせて、例えば
第5図(A),(B)に示すようなU字形等のプレキャ
ストコンクリート製型枠01を予め工場等で製造しておき
(以下、この型枠をPC型枠と言う)、このPC型枠01を所
定の梁や柱等に取付け、PC型枠01内にコンクリートを打
設する工法が開発され、実用に供されている。
を省略すべく、梁や柱等の外周形状に合わせて、例えば
第5図(A),(B)に示すようなU字形等のプレキャ
ストコンクリート製型枠01を予め工場等で製造しておき
(以下、この型枠をPC型枠と言う)、このPC型枠01を所
定の梁や柱等に取付け、PC型枠01内にコンクリートを打
設する工法が開発され、実用に供されている。
この工法によれば、PC型枠01自体が梁や柱等の外周の
構成部材となるため、PC型枠01内へのコンクリート打設
の後、PC型枠01を取外す等作業が不要となり、作業が簡
略化されると共に、工期も大幅に短縮する。
構成部材となるため、PC型枠01内へのコンクリート打設
の後、PC型枠01を取外す等作業が不要となり、作業が簡
略化されると共に、工期も大幅に短縮する。
《発明が解決しようとする課題》 しかし、従来のPC型枠01の製造方法には、次のような
問題があった。
問題があった。
すなわち、第5図(A)に示すPC型枠01は、先ず、U
字形の底面となる型枠板02a上にコンクリート03aを打設
し、コンクリート03aが硬化した後に、U字形の側面と
なる4枚の型枠板02bを組立て、この4枚の型枠板02bの
間にコンクリート03bを打設し、最後に型枠板02a,02bを
取外すことにより製造していた。
字形の底面となる型枠板02a上にコンクリート03aを打設
し、コンクリート03aが硬化した後に、U字形の側面と
なる4枚の型枠板02bを組立て、この4枚の型枠板02bの
間にコンクリート03bを打設し、最後に型枠板02a,02bを
取外すことにより製造していた。
この製造方法によれば、U字形底面のコンクリート03
aを打設し、硬化した後、U字形側面のコンクリート03b
を打設することになるので、コンクリートの打ち継ぎ部
04が生じるのみならず、コンクリートの打設を2度行な
う煩わしさを伴う。また、側面のコンクリートの調合は
ワーカビリティの関係で水セメント比を大きくしなけれ
ばならず、コンクリートの品質が低下する。従って、製
品の品質にバラツキが生じ、歩留りが悪く、製造コスト
の高騰を招いていた。加えて、コンクリート03aの硬化
を持って、型枠板02bの組立やコンクリート03bの打設を
行わねばならず、製造時間が長時間化していた。
aを打設し、硬化した後、U字形側面のコンクリート03b
を打設することになるので、コンクリートの打ち継ぎ部
04が生じるのみならず、コンクリートの打設を2度行な
う煩わしさを伴う。また、側面のコンクリートの調合は
ワーカビリティの関係で水セメント比を大きくしなけれ
ばならず、コンクリートの品質が低下する。従って、製
品の品質にバラツキが生じ、歩留りが悪く、製造コスト
の高騰を招いていた。加えて、コンクリート03aの硬化
を持って、型枠板02bの組立やコンクリート03bの打設を
行わねばならず、製造時間が長時間化していた。
また、第5図(B)に示すPC型枠01は、先ず、6枚の
型枠板02でU字形を枠組し、次いで、これら6枚の型枠
板02間にコンクリート03を一体的に打設し、最後に型枠
板02を取り外すことにより製造していた。
型枠板02でU字形を枠組し、次いで、これら6枚の型枠
板02間にコンクリート03を一体的に打設し、最後に型枠
板02を取り外すことにより製造していた。
この製造方法では、上記の第5図(A)に示すPC型枠
01のようなコンクリートの打ち継ぎ部04は生じないし、
またコンクリート03の悪化を持って次のコンクリートを
打設すると言った不都合もない。しかし、U字形の立ち
上がり部αへのコンクリート打設が容易ではなく、とき
にはα部へのコンクリートの回り込み不良が生じ、歩留
りが悪く、製造コストの高騰を招いていた。
01のようなコンクリートの打ち継ぎ部04は生じないし、
またコンクリート03の悪化を持って次のコンクリートを
打設すると言った不都合もない。しかし、U字形の立ち
上がり部αへのコンクリート打設が容易ではなく、とき
にはα部へのコンクリートの回り込み不良が生じ、歩留
りが悪く、製造コストの高騰を招いていた。
特に、薄型のU字形PC型枠01を製造する場合には、立
ち上がり部αにおいて、上記の不良が発生し易いばかり
でなく、型枠02の取外し(すなわち、脱型)の際に破損
事故が発生することもあった。
ち上がり部αにおいて、上記の不良が発生し易いばかり
でなく、型枠02の取外し(すなわち、脱型)の際に破損
事故が発生することもあった。
そのうえ、PC型枠のサイズを変更する場合や、立ち上
がり部に貫通スリーブを設置するにも不便であった。
がり部に貫通スリーブを設置するにも不便であった。
更に、薄型、厚型いずれのPC型枠01においても、かさ
ばるため保管や運搬の際に広大なスペースを要し、保管
及び輸送コストも高額である等の問題も提起されてい
た。
ばるため保管や運搬の際に広大なスペースを要し、保管
及び輸送コストも高額である等の問題も提起されてい
た。
本発明は、以上の諸点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは、薄型,厚型のものであっ
ても製品品質にバラツキを生じることなく、容易にかつ
短時間で製造することができると共に、狭小なスペース
でも大量の保管や運搬が可能であり、かつ建設現場での
使用も容易な折曲げ可能なPC型枠とこれを製造する方法
を提案するにある。
て、その目的とするところは、薄型,厚型のものであっ
ても製品品質にバラツキを生じることなく、容易にかつ
短時間で製造することができると共に、狭小なスペース
でも大量の保管や運搬が可能であり、かつ建設現場での
使用も容易な折曲げ可能なPC型枠とこれを製造する方法
を提案するにある。
《課題を解決するための手段》 本発明は、上記目的を達成するために、折り曲げ部分
を構成すべき直線状の折り曲げ可能な部材を、PC板を形
成すべく打設されるコンクリートに、該コンクリートの
硬化によって固着させ、該コンクリートが硬化して形成
された該PC板に該折り曲げ可能な部材を組み込んで形成
したPC型枠とするとともに、具体的製造法として、水平
板状型枠内に折り曲げ可能な部材を適宜の間隔を置いて
配置し、該折り曲げ可能な部材間にコンクリートを打設
して該折り曲げ可能な部材とコンクリートとを固着させ
た後、脱型することを特徴とする。
を構成すべき直線状の折り曲げ可能な部材を、PC板を形
成すべく打設されるコンクリートに、該コンクリートの
硬化によって固着させ、該コンクリートが硬化して形成
された該PC板に該折り曲げ可能な部材を組み込んで形成
したPC型枠とするとともに、具体的製造法として、水平
板状型枠内に折り曲げ可能な部材を適宜の間隔を置いて
配置し、該折り曲げ可能な部材間にコンクリートを打設
して該折り曲げ可能な部材とコンクリートとを固着させ
た後、脱型することを特徴とする。
また、好ましくは上記の折り曲げ可能な部材として、
蝶番または可撓性を有する目地材を使用することであ
る。
蝶番または可撓性を有する目地材を使用することであ
る。
《作 用》 本発明に係る製造方法では、水平板状型枠内に予め蝶
番又はゴムやプラスチック等の可撓性を有する目地材等
からなる折り曲げ部材を適宜の間隔を置いて配置し、こ
の折り曲げ部材の間にコンクリートを打設する。
番又はゴムやプラスチック等の可撓性を有する目地材等
からなる折り曲げ部材を適宜の間隔を置いて配置し、こ
の折り曲げ部材の間にコンクリートを打設する。
このコンクリートが乾燥硬化した後、脱型すると、適
宜の間隔毎に、上記の折り曲げ部材が固着された平板状
のPC型枠が製造される。
宜の間隔毎に、上記の折り曲げ部材が固着された平板状
のPC型枠が製造される。
このPC型枠は、コンクリートに固着された折曲げ部材
部において折り曲げ可能であり、可撓を備えたものとな
る。
部において折り曲げ可能であり、可撓を備えたものとな
る。
このような折り曲げ可能なPC型枠は、予め、工場等に
おいて大量に製造し、平板状で積み上げ保管される。
おいて大量に製造し、平板状で積み上げ保管される。
そして、平板状のままで所要数が建築現場等に運搬さ
れ、所要の梁や柱等の形状に応じて上記の折り曲げ部材
の部位において折り曲げられ、固定されて梁や柱等の型
枠となる。
れ、所要の梁や柱等の形状に応じて上記の折り曲げ部材
の部位において折り曲げられ、固定されて梁や柱等の型
枠となる。
この後、この型枠内にコンクリートが打設される。コ
ンクリートが乾燥硬化すれば、上記のPC型枠を取外すこ
となく、このPC型枠を外周材とする梁や柱等が完成す
る。
ンクリートが乾燥硬化すれば、上記のPC型枠を取外すこ
となく、このPC型枠を外周材とする梁や柱等が完成す
る。
《実 施 例》 第1図は、本発明に係るPC型枠とこれの製造方法の一
実施例をコンクリート打設直後の状態で示したもので、
本例では折り曲げ部材として蝶番を使用している。
実施例をコンクリート打設直後の状態で示したもので、
本例では折り曲げ部材として蝶番を使用している。
同図に示すように、先ず、型枠板2を組み合わせて水
平板状の型枠を構成し、この型枠内に所望の間隔(すな
わち、梁や柱等の寸法に合わせた間隔、本例では梁の幅
に合わせた間隔)を置いて所定数(本例では2本)の蝶
番5を平行に配置する。
平板状の型枠を構成し、この型枠内に所望の間隔(すな
わち、梁や柱等の寸法に合わせた間隔、本例では梁の幅
に合わせた間隔)を置いて所定数(本例では2本)の蝶
番5を平行に配置する。
次いで、これら2本の蝶番5間にコンクリート3を打
設し、コンクリート3が乾燥硬化したなら、脱型する。
設し、コンクリート3が乾燥硬化したなら、脱型する。
すると、3枚の平板状のコンクリート31,32,33が各コ
ンクリート板間に固着された2本の蝶番で連結された平
板状のPC型枠1が完成する。
ンクリート板間に固着された2本の蝶番で連結された平
板状のPC型枠1が完成する。
この平板状のPC型枠1は、蝶番5の部分で3枚のコン
クリート板31,32,33を容易に折り曲げることができるも
のである。
クリート板31,32,33を容易に折り曲げることができるも
のである。
第2図は、以上のようにして製造された折曲げ可能な
PC型枠1の使用態様を示したものである。
PC型枠1の使用態様を示したものである。
すなわち、両端のコンクリート板31,33を、蝶番5,5で
折り曲げ、中のコンクリート板32に対して直角にし、概
略U字形状とする。
折り曲げ、中のコンクリート板32に対して直角にし、概
略U字形状とする。
このU字形状のものを、図示はしないが、梁や柱等
(本例では梁)の部分に取付け、補強材(支保工)で固
定すれば、梁型枠が形成される。
(本例では梁)の部分に取付け、補強材(支保工)で固
定すれば、梁型枠が形成される。
そして、この梁型枠内にコンクリートを打設する。こ
のコンクリートが乾燥硬化すれば、上記の梁型枠と一体
化し、上記のPC型枠1を外周材とする梁が建造される。
のコンクリートが乾燥硬化すれば、上記の梁型枠と一体
化し、上記のPC型枠1を外周材とする梁が建造される。
第3図は、本発明に係るPC型枠とこれの製造方法の他
の実施例をコンクリート打設直後の状態で示したもの
で、本例では折り曲げ部材としてゴム,プラスチック製
等の可撓性の有る目地材6を使用している。
の実施例をコンクリート打設直後の状態で示したもの
で、本例では折り曲げ部材としてゴム,プラスチック製
等の可撓性の有る目地材6を使用している。
同図においては、先ず、第1図の場合と同様に、型枠
板2を組み合わせて平板状の型枠を構成し、この型枠内
に所望の間隔(本例では、第1図の場合と同様に、梁の
幅に合わせた間隔)を置いて所定数(本例では2本)の
目地材6を平行に配置する。
板2を組み合わせて平板状の型枠を構成し、この型枠内
に所望の間隔(本例では、第1図の場合と同様に、梁の
幅に合わせた間隔)を置いて所定数(本例では2本)の
目地材6を平行に配置する。
次いで、これら2本の目地材6間にコンクリート3を
打設し、コンクリート3が乾燥硬化したなら、脱型す
る。
打設し、コンクリート3が乾燥硬化したなら、脱型す
る。
すると、3枚の平板状のコンクリート31,32,33が各コ
ンクリート板間に固着された2本の目地材6で連結され
た平板状のPC型枠1が完成する。
ンクリート板間に固着された2本の目地材6で連結され
た平板状のPC型枠1が完成する。
この平板状のPC型枠1は、目地材6の部分で3枚のコ
ンクリート板31,32,33を容易に折り曲げることができる
ものである。
ンクリート板31,32,33を容易に折り曲げることができる
ものである。
第4図は、以上のようにして製造された折曲げ可能な
PC型枠1の使用態様を示したものである。
PC型枠1の使用態様を示したものである。
すなわち、第2図の場合と同様に、両端のコンクリー
ト板31,33を、目地材6,6で折り曲げ、中のコンクリート
板32に対して直角にし、概略U字形状とする。
ト板31,33を、目地材6,6で折り曲げ、中のコンクリート
板32に対して直角にし、概略U字形状とする。
このU字形状のものを、第2図の場合と同様に、図示
はしないが、梁や柱等(本例では梁)の部分に取付け、
補強材(支保工)で固定し、梁型枠を形成する。
はしないが、梁や柱等(本例では梁)の部分に取付け、
補強材(支保工)で固定し、梁型枠を形成する。
そして、第2図の場合と同様、この梁型枠内にコンク
リートを打設し、このコンクリートが乾燥硬化すれば、
上記の梁型枠と一体化し、上記のPC型枠1を外周材とす
る梁が建造される。
リートを打設し、このコンクリートが乾燥硬化すれば、
上記の梁型枠と一体化し、上記のPC型枠1を外周材とす
る梁が建造される。
なお、第1図及び第3図の場合において、蝶番5又は
可撓性の有る目地材6を3本,4本……使用してPC型枠1
を製造することにより、第2図及び第4図のU字形状の
梁のPC型枠以外の4角形状,5角形状……の梁や柱等のコ
ンクリート打設用型枠として使用することができる。
可撓性の有る目地材6を3本,4本……使用してPC型枠1
を製造することにより、第2図及び第4図のU字形状の
梁のPC型枠以外の4角形状,5角形状……の梁や柱等のコ
ンクリート打設用型枠として使用することができる。
《発明の効果》 以上詳述したように、本発明に係る製造方法によれ
ば、コンクリートの打ち継ぎがないので、打設作業が一
工程ですみ、また水平な型枠板の上にコンクリートを打
設するいわゆる平場打ちであるため脱型作業が容易であ
り、厚型から薄型のPC型枠を、極めて容易に、かつ短時
間に製造することができる。
ば、コンクリートの打ち継ぎがないので、打設作業が一
工程ですみ、また水平な型枠板の上にコンクリートを打
設するいわゆる平場打ちであるため脱型作業が容易であ
り、厚型から薄型のPC型枠を、極めて容易に、かつ短時
間に製造することができる。
また、上記のようにコンクリートの打設が平場打ちで
あるからコンクリートの調合は硬練りでよく、このた
め、コンクリートの品質に悪影響を及ぼすブリード水の
発生がない。加えて、ジャンカ等を生じる恐れもなく、
コンクリートの打設を均一に行うことができる。これら
の結果として、本発明に係る製造方法によれば、安定し
た、しかも高品質のPC型枠を製造することができ、歩留
りが向上し、製造コストを大幅に低減することができ
る。
あるからコンクリートの調合は硬練りでよく、このた
め、コンクリートの品質に悪影響を及ぼすブリード水の
発生がない。加えて、ジャンカ等を生じる恐れもなく、
コンクリートの打設を均一に行うことができる。これら
の結果として、本発明に係る製造方法によれば、安定し
た、しかも高品質のPC型枠を製造することができ、歩留
りが向上し、製造コストを大幅に低減することができ
る。
そして、本発明に係るPC型枠は、平板状のまま運搬す
ることができるため、大量のPC型枠の保管及び運搬を狭
小なスペースで行うことができ、保管及び輸送コストも
大幅に減少する。
ることができるため、大量のPC型枠の保管及び運搬を狭
小なスペースで行うことができ、保管及び輸送コストも
大幅に減少する。
しかも、本発明に係るPC型枠は、容易に折り曲げるこ
とができ、現場での使用が極めて容易である。
とができ、現場での使用が極めて容易である。
第1図は本発明に係るPC型枠とこれの製造方法の一実施
例を示す図、第2図は第1図の方法で製造された本発明
に係るPC型枠の使用態様を説明するための図、第3図は
本発明に係るPC型枠とこれの製造方法の他の実施例を示
す図、第4図は第2図の方法で製造された本発明に係る
PC型枠の使用態様を説明するための図、第5図(A),
(B)は従来のPC型枠の製造方法を示す図である。 1……PC型枠、2……型枠板 3……コンクリート、5……蝶番 6……可撓性の有る目地材
例を示す図、第2図は第1図の方法で製造された本発明
に係るPC型枠の使用態様を説明するための図、第3図は
本発明に係るPC型枠とこれの製造方法の他の実施例を示
す図、第4図は第2図の方法で製造された本発明に係る
PC型枠の使用態様を説明するための図、第5図(A),
(B)は従来のPC型枠の製造方法を示す図である。 1……PC型枠、2……型枠板 3……コンクリート、5……蝶番 6……可撓性の有る目地材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 脇坂 達也 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (56)参考文献 特公 昭51−46962(JP,B2) 実公 昭60−28565(JP,Y2) 実公 昭60−30011(JP,Y2)
Claims (3)
- 【請求項1】折り曲げ部分を構成すべき直線状の折り曲
げ可能な部材を、PC板を形成すべく打設されるコンクリ
ートに、該コンクリートの硬化によって固着させ、該コ
ンクリートが硬化して形成された該PC板に該折り曲げ可
能な部材を組み込んで形成したことを特徴とする折曲げ
可能なPC型枠。 - 【請求項2】水平板状型枠内に折り曲げ可能な部材を適
宜の間隔を置いて配置し、該折り曲げ可能な部材間にコ
ンクリートを打設して該折り曲げ可能な部材とコンクリ
ートとを固着させた後、脱型することを特徴とする折曲
げ可能なPC型枠の製造方法。 - 【請求項3】前記折り曲げ可能な部材として、蝶番また
は可撓性を有する目地材を使用することを特徴とする請
求項2記載のPC型枠の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2110343A JP2557122B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 折曲げ可能なpc型枠およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2110343A JP2557122B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 折曲げ可能なpc型枠およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH048505A JPH048505A (ja) | 1992-01-13 |
JP2557122B2 true JP2557122B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=14533353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2110343A Expired - Lifetime JP2557122B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 折曲げ可能なpc型枠およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557122B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110485677A (zh) * | 2019-09-26 | 2019-11-22 | 福建首聪世豪实业有限公司 | 楼层管道及其制备装置与制备方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2440958C2 (de) * | 1974-08-27 | 1984-03-01 | J.D. Möller Optische Werke GmbH, 2000 Wedel | Mikroskop für die Mikrochirurgie |
JPS6030011U (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-28 | カルソニックカンセイ株式会社 | センサ位置制御装置 |
JPS6028565U (ja) * | 1983-08-03 | 1985-02-26 | 株式会社クボタ | ブレ−キ操作装置 |
-
1990
- 1990-04-27 JP JP2110343A patent/JP2557122B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH048505A (ja) | 1992-01-13 |
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