JP2557040Y2 - 融雪道路の舗装構造 - Google Patents

融雪道路の舗装構造

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JP2557040Y2
JP2557040Y2 JP1990053357U JP5335790U JP2557040Y2 JP 2557040 Y2 JP2557040 Y2 JP 2557040Y2 JP 1990053357 U JP1990053357 U JP 1990053357U JP 5335790 U JP5335790 U JP 5335790U JP 2557040 Y2 JP2557040 Y2 JP 2557040Y2
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雅彦 伊藤
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、舗装道路の表層近くに加熱手段を設け、
舗装体を加熱することによって路面の積雪を融解する形
式の融雪道路の舗装構造に関するものである。
従来の技術 道路の舗装体に温水配管あるいは電気ヒータ等からな
る加熱式融雪装置を埋設し、この融雪装置によって内部
から舗装体を加熱して路面の融雪を行う形式の融雪道路
においては、融雪効率を高めるために、舗装体の表面に
近い場所に融雪装置が埋設されている場合が多い。
このように、融雪装置が道路の比較的浅い所に埋設さ
れていると、車両の通行により舗装体の摩耗が一定以上
に進行すると、通行する車両により融雪装置が損傷を受
け易くなるため、舗装体の摩耗がある程度進行した時点
で補修して、融雪装置上の舗装厚さを復元するようにし
ている。
考案が解決しようとする課題 しかし、上述した従来の融雪装置の場合には、融雪装
置の損傷を防ぐために行う、舗装の補修時期を的確に検
知するのが困難であった。そのため、舗装が過度に摩耗
して、埋設されている融雪装置の一部が露出しているの
を発見して、補修が必要であることを初めて知ることが
多く、したがって、融雪装置は既に損傷を受けている場
合が多かった。そして、この場合の融雪装置の修理作業
は、装置の一部が損傷を受けた場合にも、広い範囲を掘
り起こして大掛りな作業となることが多い。
この考案は、上記事情に鑑みなされたもので、施工に
要する期間が短く、摩耗が進行する舗装の補修時期を的
確に検知することのできる融雪道路の舗装構造を提供す
ることを目的としている。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するための手段としてこの考案は、道
路のコンクリート舗装層中に融雪装置が埋め込まれてい
る融雪道路の舗装構造において、前記コンクリート舗装
層中の所定高さに位置するようその下面側から支持され
た支持鉄筋上に、前記融雪装置が配設されるとともに、
この融雪装置の上側に、該融雪装置より長尺でかつ前記
コンクリート舗装層を補強する鉄筋が埋設され、前記コ
ンクリート舗装層が削られた際にその長尺な鉄筋が前記
融雪装置に先行して露出するよう構成されていることを
特徴としている。
作用 上記のように構成することによりこの考案は、融雪装
置が、道路のコンクリート舗装層中の支持鉄筋上に配設
されるとともに、その上側に、長尺な鉄筋を設けた構造
となっているので、道路舗装の施工時には、先ず支持鉄
筋を所定の高さに組み、その上に融雪装置を配置してこ
れを支持し、その融雪装置上に長尺な鉄筋を配設した状
態でコンクリート打設できるため、このコンクリート打
設作業は一回で完了する。したがって、前記コンクリー
ト舗装層の上にアスファルト等によって道路表面層を形
成したとしても、融雪装置を設置する高さまで一旦コン
クリートを打設して硬化させ、その上に融雪装置を敷設
した後、再びコンクリートを打設して路面下に装置を埋
設する場合に比べて、作業工程が少なく、またコンクリ
ートの養生期間等も短くて済むため、車両等を通行止め
にして行う工事期間が短縮する。
また道路完成後においては、舗装の摩耗が進行して融
雪装置の直上まで削られると現れるように長尺な鉄筋が
配設されているため、舗装の表面が摩耗して前記鉄筋が
現出した時点で、舗装の補修工事を速やかに行うことに
よって、融雪装置の損傷が未然に防止される。
また、鉄筋が長尺であるため、道路のどの位置が摩耗
しても、摩耗が融雪装置まで達する前に必ず鉄筋が現出
して、その直下に融雪装置が存在していること、すなわ
ち、道路の補修時期が到来したことを知らせる。また、
鉄筋は道路を造る材料の一つであるため、指標板等の別
途部材を調達する必要がない。
実施例 以下、この考案の融雪道路の舗装構造を、配管内に温
水を流通させて融雪を行う融雪装置を用いた場合に適用
した一実施例を第1図に基づいて説明する。
融雪道路の舗装体1は、路盤B上に打設されるコンク
リート層2と、融雪装置の温水を流通させるように同一
平面上に九十九折り状に形成された一連の配管Pと、こ
の配管Pをその上に載置して、コンクリート層2内の所
定の高さに配置されるように形成された支持鉄筋3と、
この支持鉄筋3上に配置された一連の配管Pの上に所定
の間隔で並べられた多数の上部鉄筋4とからなり、前記
支持鉄筋3、融雪装置の配管Pおよび上部鉄筋4を所定
の位置に固定した状態で、上部鉄筋4の上側にコンクリ
ート摩耗層2aが所定の厚さに形成されるようにコンクリ
ートを打設して一体に凝固させてある。
したがって、路盤B上に形成する舗装体1を上記構造
とすることにより、道路舗装時には、融雪装置の配管P
を支持鉄筋3上に支持するとともに、この配管Pの上に
長尺な上部鉄筋4を配設した状態でコンクリート打設が
可能なため、このコンクリート打設作業を一回で完了さ
せることができる。そのため、融雪装置を設置する高さ
までと、その上側との2回に分けてコンクリートを打設
する必要がなく、そのため、道路を通行止めにして行う
工事期間を短縮することができる。
また、路面となるコンクリート摩耗層2aが、車両の通
行によりある程度摩耗して補修時期が近づくと、摩耗し
た道路の表面に、上部鉄筋4が先ず露出することによ
り、舗装の補修時期の到来を知ることができる。したが
って、舗装が過度に摩耗して融雪装置の配管Pを損傷さ
せる前に補修時期を検知することができる。
考案の効果 この考案の融雪道路の舗装構造は、道路のコンクリー
ト舗装中に融雪装置が埋め込まれている融雪道路の舗装
構造において、コンクリートを1回で打設可能なため工
期を短縮できるとともに、前記コンクリート舗装が所定
量摩耗した際には、先ず鉄筋が露出し、この露出した鉄
筋から舗装の補修時期の到来を知ることができるため、
融雪装置の損傷を未然に防ぐことができる。また、コン
クリートを数回に分けて打設する必要がなく、1回で打
設できるため、工期を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の融雪道路の舗装構造の一実施例を示
す断面図である。 1…舗装体、2…コンクリート層、2a…コンクリート摩
耗層、3…支持鉄筋、4…上部鉄筋、P…融雪装置の配
管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 望月 正孝 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (56)参考文献 特公 昭53−40817(JP,B2) 実公 昭58−17765(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路のコンクリート舗装層中に融雪装置が
    埋め込まれている融雪道路の舗装構造において、 前記コンクリート舗装層中の所定高さに位置するようそ
    の下面側から支持された支持鉄筋上に、前記融雪装置が
    配設されるとともに、この融雪装置の上側に、該融雪装
    置より長尺でかつ前記コンクリート舗装層を補強する鉄
    筋が埋設され、前記コンクリート舗装層が削られた際に
    その長尺な鉄筋が前記融雪装置に先行して露出するよう
    構成されていることを特徴とする融雪道路の舗装構造。
JP1990053357U 1990-05-22 1990-05-22 融雪道路の舗装構造 Expired - Fee Related JP2557040Y2 (ja)

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